JP2011253347A - 搬入計画立案支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建設作業全体の効率化を実現すべく、利用者による搬入計画の立案を支援するシステムを提供する。
【解決手段】建設作業全体の効率化を実現させるため、搬入期間算出手段111が、搬入対象機器の現場への到着のスケジュールを示す現場到着工程や、到着した搬入対象機器を一時的に配置しておくスケジュールを示す仮置き工程、また搬入対象機器の搬入先となる建屋の建築工程にもとづいて、搬入作業が実施可能な期間、すなわち搬入可能期間の候補を算出し、出力手段112に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、プラント建設においてクレーンなどの重機を用いた機器(以下、「搬入対象機器」と呼ぶ場合もある。)の搬入計画の立案、更新を効率化するために、搬入作業時期の策定を支援する技術に関するものである。
近年、電力需要の増大にもとづき、原子力発電所の建設に対する要求が全世界的に高まってきている。このため、発電所建設の作業は国内外を問わず行われるようになっており、件数も増大している。発電所等プラントの建設においては、予定地の地盤整備、建屋の建築、機器の搬入、据付、配管など様々な種類の作業が並行して行われる。またこれらの作業は、建築、土木、製造など異なる事業主体が同意を形成し、それぞれの指揮のもとに実施している。
建設作業を実施するまでには、大別して三種類の作業段階を経ることが想定される。すなわち、設計、調達、及び建設である。
まず設計の段階においては、事業主体間での検討にもとづいて、プラント建屋及び内部の設計の他、建屋内部に据え付ける機器のレイアウト、搬入手順、スケジュール設定、搬入前の仮置き場所設定、搬入用重機の種別設定や稼働範囲設定などを行う。
次に調達の段階では、設計の段階で要求された資材、機材等を調達する。この際、定められたスケジュールに従って建設場所に資材類が搬入されるよう作業を行う。
最後に建設の段階においては、設計の段階で定められた搬入手順をもとに、重機類を用いて作業を行う。この際、重機等は、他の事業主体との干渉が発生しないように、設計段階で定められた稼働範囲内で稼働させるものとする。
このように、各段階での手戻りを減らし全体の作業実施を円滑化させるには、効率的で精度の高い作業計画を、設計の段階にて実現することが重要となる。なお、このような作業計画を設計の段階にて実現する場合、通常は熟練者が担当することが多かった。しかし近年のプラント建設への要求増大に伴い、設計の件数が増加しているため、熟練者以外でも効率的な作業計画を作成できることが要求されてきている。
設計の段階において、原子力発電所などのプラント建設計画を作成するに当たり、計画者(利用者)は、クレーンなどの重機による建屋への機器の搬入手順や、搬入対象機器が現場に到着するスケジュールを示す現場到着工程、到着した機器を一時的に配置しておくスケジュールを示す仮置き工程、機器の搬入先となる建屋の建築のスケジュールを示す建築工程といった関連する他のスケジュールなど複数の条件を調整する。この調整によって、全体的な効率を実現する上で最も適した計画を作成する。
プラント建設において、クレーンを用いて機器を建屋の内部に搬入する作業は、建設作業全体に対して大きな影響を与える場合がある。特に原子力プラントでは、使用する機器が大型である場合があり、これを搬入するために大型のクレーンを用いる。これにより、作業を実施するのに必要な建屋周囲の領域(「ヤード」と呼ぶ場合もある。)がより広く要求され、また作業を完了するのにより長い時間がかかる可能性がある。よって、大型クレーンによる機器の搬入作業の計画を立案することはプラント建設計画の中でも重要である。
クレーンによる搬入作業を計画する際には、他の複数の作業工程と連携をとる必要がある。搬入対象機器はヤード外部から搬送され、現場到着工程に定められた現場到着時期にヤード内部へ持ち込まれる。ヤード内部では、搬入作業を開始するまで一時的に搬入対象機器を配置しておく。この配置を行う領域を「仮置き領域」と呼ぶ。ヤードでは他にも複数の作業が並行して行われているため、仮置き領域は期間を区切って確保され、それ以外の期間では同じ場所で他の作業が実施される。仮置き領域の確保は仮置き工程によって定められる。
クレーンを用いて搬入対象機器を建屋内部に搬入する際、作業を遂行するには、搬入先位置(単に、「搬入先」と呼ぶ場合がある。)の床が建築済みで、かつその上空に何も建築されていない状態(これを「開口状態」と呼ぶ)である必要がある。このため、計画者は建築工程を参照し、搬入先位置が開口状態である期間を取得して、その期間内に搬入作業の実行を計画する。なお、一つのプラントにおいて大型クレーンが搬入対象とする機器は数十個に及ぶ場合がある。計画者は、これらの機器について個別に搬入計画を立案する。
搬入計画を立案する際、第一の従来技術では、機器類を表す3次元モデルと、機器に対して作業を行う場合の工程を示す施工手順とにより、特定の作業時期において作業対象とする機器及び施工手順を定めている。ここで、3次元モデルと施工手順とを独立させることにより、いずれか一方が更新された場合でも、更新の影響が他の部分に及ばないようにする。これにより、例えば施工手順において工程の更新が発生した場合でも、他の施工手順における工程への影響を軽減し、更新によって発生する作業量を削減することが可能となる。
また、第二の従来技術では、CADに格納された建物躯体に配置される設備データと、建物の建設工程データにもとづいて、建設工程に対応した設備状態データを作成し、画面等に表示を行う。この表示を用いることで、建設工程に即した建設状態及び工事状態の状況を時系列的に確認できる。これにより、利用者は特定の工程時期における建設状態を容易に把握することが可能である。
ここで、上述した第一の従来技術では、機器類を表す3次元モデルと機器に対して作業を行う場合の施工手順とを独立させることで、一方の変更が他方に影響を及ぼさないようにしている。しかしながらこの手法では、複数の作業の施工手順を適用することで一つの機器の作業を完了させる場合に、ある施工手順に変更が発生しても他の施工手順に変更の影響を反映させることが難しく、効率的な作業を行えない可能性がある。
また、上述した第二の従来技術では、時間の推移に伴う建設状態の変化を容易に把握することは可能である。しかしながら例えば、特定の時期においてクレーンによる搬入作業が可能であるかどうかを確認するためには、その時期における建設状態を表示させた上で、機器が現場に到着しているか、仮置きのための領域が用意されているか、建屋内の搬入先位置に搬入可能であるかどうかを利用者が改めて手作業で確認する必要がある。このため建設計画の効率化を図るのは困難である。
特開2001−249985号公報 特開2002−266498号公報
このように、クレーンによる搬入作業が他の複数の作業と連携しているため、他の作業における工程の状況によっては搬入作業の実施が困難になり、従来の技術では、建設作業全体の効率化を実現できない可能性がある。
そこで、このような事情を鑑みて、本発明では、建設作業全体の効率化を実現すべく、利用者による搬入計画の立案を支援することを目的とする。
本発明は、建設作業全体の効率化を実現させるため、搬入対象機器の現場到着工程や仮置き工程、また建屋の建築工程にもとづいて搬入作業が実施可能な期間、すなわち搬入可能期間の候補を算出、表示することを最も主要な特徴とする。
詳細は、後記する。
本発明によれば、建設作業全体の効率化を実現すべく、利用者による搬入計画の立案を支援することができる。
搬入計画立案支援システムの構成を示すブロック図である。 搬入計画立案支援システムにおける処理の流れを示した図である。 搬入計画の立案の対象とするヤードのレイアウトを示した図である。 搬入計画の立案の対象とする建屋内部の工区割りを示した図である。 機器の現場到着工程と機器リストを示した図である。 現場到着工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の現場到着時期を示した図である。 仮置き工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の仮置き期間を示した図である。 建築工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の開口期間を示した図である。 搬入可能期間を算出する処理の流れを示した図である。 搬入可能期間が存在する場合における出力手段の備える画面の様子を示した図である。 搬入可能期間が存在しない場合における出力手段の備える画面の様子を示した図である。 現場到着時期が仮置き期間内に存在しない例を示した図である。 仮置き期間を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。 仮置き期間を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。 仮置き期間と開口期間とが交差する期間が存在しない例を示した図である。 開口期間を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。 開口期間を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。 仮置き期間と開口期間とが交差する期間が現場到着時期よりも前にある例を示した図である。 現場到着時期を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。 現場到着時期を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。 利用者の入力により現場到着時期と仮置き期間と開口期間の内一部あるいはすべてを更新し搬入可能期間を算出する例を示した図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、利用者が現場到着工程や仮置き工程、建築工程といった複数の工程を用いて、クレーンによる機器の搬入作業を実施する時期を定めたり、搬入作業を行えるよう他の工程の更新を検討したりするという目的を、現場到着時期抽出手段と仮置き期間抽出手段と開口期間抽出手段と搬入期間算出手段を設けることによって、搬入可能期間の候補を取得可能となるように実現した。
≪構成≫
図1は、本実施形態における搬入計画立案支援システムの構成を示すブロック図である。説明の便宜上、搬入計画立案支援システムを、単に、「システム」と略称する場合がある。このシステムは、入力手段101、機器リスト作成手段102、機器選択手段103、現場到着工程保持手段104、仮置き工程保持手段105、建築工程保持手段106、表示選択手段107、現場到着時期抽出手段108、仮置き期間抽出手段109、開口期間抽出手段110、搬入期間算出手段111、及び出力手段112を備えたコンピュータである。このシステムは、入力部(入力手段101)、出力部(出力手段112)、制御部(例:CPU(Central Processing Unit))、記憶部(例:HDD(Hard Disk Drive)、補助記憶装置、記憶媒体となるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))といったハードウェア構成を備える。制御部は、記憶部に記憶されているプログラムを読み出して処理を実行することにより、前記した機器リスト作成手段102、機器選択手段103、現場到着工程保持手段104、仮置き工程保持手段105、建築工程保持手段106、表示選択手段107、現場到着時期抽出手段108、仮置き期間抽出手段109、開口期間抽出手段110、搬入期間算出手段111といったソフトウェア構成による機能を実現する。
入力手段101は、例えば、キーボードやマウスであり、これらを通して利用者からの入力を受け付けて、システムの制御部に指示入力を機器選択手段103及び表示選択手段107に送出する。
機器リスト作成手段102は、現場到着工程保持手段104に記してある機器名から、搬入計画立案の際に用いる搬入対象機器のリストを作成し、作成結果、つまり機器リストを機器選択手段103に送出する。
機器選択手段103は、入力手段101からの指示入力と、機器リスト作成手段102から入力した機器リストにもとづいて、指示入力の示す搬入対象機器を1個選択し、選択結果を搬入期間算出手段111に送出する。
現場到着工程保持手段104は、少なくとも、搬入対象機器がヤード外部からヤード内部へ到着する時期である現場到着時期を機器ごとに記述したものを現場到着工程として一括して保持し、要求に応じてこれらを要求元に送出する。前記要求元は、例えば、機器リスト作成手段102、表示選択手段107、現場到着時期抽出手段108である。保持する現場到着工程を示す情報は、例えば、プラントの建設に携わる各業者から寄せられた書類などを参考にして利用者が事前に入力したものである。
仮置き工程保持手段105は、少なくとも、搬入対象機器を搬入する前に、ヤード内部に一時的に配置しておく期間である仮置き期間を機器ごとに記述したものを仮置き工程として一括して保持し、要求に応じてこれらを要求元に送出する。前記要求元は、例えば、表示選択手段107、仮置き期間抽出手段109である。保持する仮置き工程を示す情報は、例えば、プラントの建設に携わる各業者から寄せられた書類などを参考にして利用者が事前に入力したものである。
建築工程保持手段106は、例えば、搬入対象機器が搬入される建屋について、すべての搬入対象機器の搬入先位置と建築作業を行う時期と建築作業の対象となる箇所(例:床、側壁や内壁などの壁)とを建築工程として一括して保持し、要求に応じてこれらを要求元に送出する。前記要求元は、例えば、表示選択手段107、開口期間抽出手段110である。保持する建築工程を示す情報は、例えば、プラントの建設に携わる各業者から寄せられた書類などを参考にして利用者が事前に入力したものである。
表示選択手段107は、入力手段101からの指示入力にもとづき、現場到着工程、仮置き工程、建築工程、搬入可能期間のいずれか1個または複数を表示対象として選択し、選択した結果を出力手段112に送出する。複数の表示対象を選択した場合は、時間軸を合わせた状態で複数の時期や期間を重ね合わせて表示することが可能である。
現場到着時期抽出手段108は、機器選択手段103において選択した搬入対象機器の現場到着時期を、現場到着工程保持手段104の保持する現場到着工程から抽出し、搬入期間算出手段111に送出する。
仮置き期間抽出手段109は、機器選択手段103において選択した搬入対象機器の仮置き期間を、仮置き工程保持手段105の保持する仮置き工程から抽出し、搬入期間算出手段111に送出する。
開口期間抽出手段110は、機器選択手段103において選択した搬入対象機器の搬入先位置を建築工程保持手段106から取得し、搬入先位置の床が建築されていて、かつ搬入先位置の上空部分に何も建築されない状態となっている期間を、建築作業を行う時期と建築作業の対象となる場所より算出し、これを開口期間として搬入期間算出手段111に送出する。
搬入期間算出手段111は、機器選択手段103において選択した搬入対象機器の現場到着時期、仮置き期間、開口期間を、それぞれ現場到着時期抽出手段108、仮置き期間抽出手段109、開口期間抽出手段110から取得し、これらより、搬入対象機器を搬入可能な期間、つまり搬入可能期間が存在するか否かを判定し、存在する場合はその期間を、存在しない場合は存在しない理由を表示選択手段107に送出する。
出力手段112は、例えば、ディスプレイやプリンタであり、表示選択手段107から入力した現場到着工程、仮置き工程、建築工程、搬入可能期間を利用者に対して出力する。
≪搬入可能期間の取得≫
上述の搬入計画立案支援システムを用いて、搬入可能期間の取得を行う例を、図2〜図11を用いて示す。本実施形態における搬入計画立案支援システムの処理の流れを図2に示す。また、この例におけるヤードのレイアウトを図3に、建屋内部の工区割りを図4に示す。
図3に示すように、ヤード内にはプラント建設の対象である建屋の建屋領域305が存在する。建屋領域305は建築作業を効率化するために複数の工区に分けられている。この例では、工区を4個に分割し、それぞれ工区1領域301、工区2領域302、工区3領域303、工区4領域304と呼ぶ。
この他、外部から搬送した搬入対象機器は、建屋領域305への搬入の前に、ヤード内で組み立て作業を行う場合と行わない場合とがある。そのため、組み立て作業を行う場合の作業領域として組み立て領域306を設ける。さらに、搬入対象機器を、建屋領域305へ搬入する前に、一時的に配置しておく領域として仮置き領域307を設ける。搬入作業を行う際にクレーンが稼働する領域としてクレーン稼働領域308を設ける。
なお、建屋領域305は複数の階層からなる場合があり、この例では地下1階から地上2階までの3階層構成とする。この様子を図4に示す。各工区1〜4は、水平方向で同じ位置にある別階層の間で共通とする。例えば、工区1領域301は、同じ位置で地下1階から地上2階までの領域を指す。階層を個別に示す場合は、工区1領域301の地上2階(工区1−2F)、といった示し方を行う。
図2に示すように、本実施形態における搬入計画立案支援システムの動作を開始すると、最初にステップS201の処理を行う。ステップS201では、機器リスト作成手段102において、現場到着工程保持手段104から現場到着工程を取得し、現場到着工程に含まれる機器を搬入対象機器としてリスト化する。このリスト化により、機器リストを作成し、例えば、出力部としてのディスプレイに表示する。
この例を図5に示す。現場到着工程保持手段104の保持する現場到着工程501は、機器ごとに(「機器名」)、機器の搬入先位置(「搬入先」)とヤード外部からヤード内へ機器が到着する時期(▽で示す)とを記述している。この例では搬入先位置として工区を示している。機器リスト作成手段102は、この内機器の名称と搬入先位置とを抽出し、機器リスト502を作成する。この後、処理をステップS202に移す。
ステップS202では、入力手段101から利用者の入力を読み取り、処理をステップS203に移す。
ステップS203では、利用者からの入力が本実施形態における搬入計画立案支援システムの処理全体を終了させる要求かどうかを判定する。処理全体を終了させる要求であった場合は(ステップS203で“Yes”)、処理を終了し、それ以外の場合は(ステップS203で“No”)、処理をステップS204に移す。
ステップS204では、入力手段101からの利用者による入力をもとに、機器リスト作成手段102にて作成した機器リスト502から搬入可能期間を取得する対象とする搬入対象機器を機器選択手段103にて選択し、処理をステップS205に移す。
ステップS205では、ステップS204で選択した搬入対象機器に関連する時期および期間を取得する。この例を図6、図7及び図8を用いて示す。ここでは搬入対象機器としてステップS204において利用者が“機器2”を選択しているものとする。図6は、現場到着工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の現場到着時期を示した図である。図7は、仮置き工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の仮置き期間を示した図である。図8は、建築工程の中で搬入計画立案の対象とする機器の開口期間を示した図である。
図6における現場到着工程保持手段104の保持する現場到着工程501では、機器2の現場到着時期は2010年7月である。現場到着時期抽出手段108はこの値を抽出し、搬入期間算出手段111に送出する。なお、現場到着時期は、▽で示す。
次に、図7における仮置き期間保持手段105の保持する仮置き工程701では、機器2をヤード上に仮置きしている期間は2010年7月から2010年10月までである。仮置き期間抽出手段109はこの値を抽出し、搬入期間算出手段111に送出する。なお、仮置き期間は、黒帯で示す。また、組み立て領域306(図3参照)における機器の組み立て作業は、仮置き工程701の一部として扱うものとする。しかし、例えば、組み立て作業の終了時期を現場到着時期として扱うことも可能である。
さらに図8における建築工程保持手段106の保持する建築工程801では、機器リスト502に示している機器2の搬入先である工区3領域303の1Fにおいて、開口状態、すなわち1Fの床が建築済みで、かつ2Fの床の建築が開始されておらず、開口している状態である期間、つまり開口期間は2010年10月から2010年11月までである。開口期間抽出手段110はこの値を抽出し、搬入期間算出手段111に送出する。その後処理をステップS206に移す。なお、図8では、建築される箇所を「分類」という項目で管理し、「分類」には、「床」及び「壁」が示されているが、他の建築の箇所を採り上げてもよい。床の建築が行われている期間は、各工区の上側の黒帯で示されている。また、壁の建築が行われている期間は、各工区の下側の黒帯で示されている。開口期間は、各階の床の建築が行われている期間に挟まれた期間を意味するが、この期間は、一般的に、壁の建築が行われている期間に等しい。そこで、説明の便宜上、この壁の建築が行われている期間を開口期間として取り扱う場合があることとする。なお、一般的に、建屋の建設は、最下層の床の建築→最下層の壁(例:側壁、内壁)の建築および搬入対象機器の搬入→最下層の1つ上の層の床の建築→・・・、といった手順で進行する。
ステップS206では、ステップS205にて入力した現場到着時期、仮置き期間、及び開口期間をもとに、搬入可能期間を算出する。この例を、図9を用いて示す。
図9は、搬入可能期間を算出する処理の流れを示した図であり、図9に示す処理の流れは、図2におけるステップS206の処理を詳しく述べたものである。この処理の流れでは、最初にステップS901の処理を行う。
ステップS901では、現場到着時期抽出手段108から取得した現場到着時期と、仮置き期間抽出手段109から取得した仮置き期間とについて、現場到着時期が仮置き期間内かどうか比較を行って、処理をステップS902に移す。
ステップS902では、ステップS901にて比較を行った結果を判定し、現場到着時期が仮置き期間内である場合は(ステップS902で“Yes”)、処理をステップS903に移し、それ以外の場合は(ステップS902で“No”)、処理をステップS908に移す。
ステップS903では、仮置き期間と、開口期間抽出手段110から取得した開口期間とについて、仮置き期間と開口期間が時間的に重複する交差期間を算出し、処理をステップS904に移す。
ステップS904では、ステップS903にて算出した結果を判定し、交差期間が存在する場合は(ステップS904で“Yes”)、処理をステップS905に移し、それ以外の場合は(ステップS904で“No”)、処理をステップS909に移す。
ステップS905では、ステップS903において算出した交差期間が、現場到着時期以後に存在するかどうか比較を行って、処理をステップS906に移す。
ステップS906では、ステップS905にて比較を行った結果を判定し、交差期間が現場到着時期以後に存在する場合は(ステップS906で“Yes”)、処理をステップS907に移し、それ以外の場合は(ステップS906で“No”)、処理をステップS910に移す。
ステップS907では、交差期間の内、現場到着時期以後の期間を搬入可能期間として表示選択手段107に送出し、処理を終了する。
ステップS908では、搬入可能期間が存在しない理由として、例えば“搬入対象機器の現場到着時に仮置き領域が存在しない”といった、現場到着時仮置き不可を示すメッセージを設定して表示選択手段107に送出し、処理を終了する。
ステップS909では、搬入可能期間が存在しない理由として“開口期間内に搬入対象機器を配置する仮置き領域が存在しない”といった、開口時搬入不可を示すメッセージを設定して表示選択手段107に送出し、処理を終了する。
ステップS910では、搬入可能期間が存在しない理由として“搬入対象機器の現場到着以後に搬入可能な状態が存在しない”といった、現場到着後搬入不可を示すメッセージを設定して表示選択手段107に送出し、処理を終了する。ステップS206では、図9に示すこれらの処理を行った後、処理をステップS207に移す。
図2に戻り、説明を続ける。ステップS207では、表示選択手段107に入力した情報を、入力手段101から入力する利用者の選択内容に応じて切り換え、出力手段112に送出することで、搬入可能期間の算出結果を画面上に表示する。この例を、図10を用いて説明する。
図10は、搬入可能期間が存在する場合における出力手段の備える画面の様子を示した図である。利用者は入力手段101を用いて、出力手段112における画面上に表示している算出対象機器選択リスト1001及び表示対象期間リスト1002を操作することにより、結果として表示する内容を設定する。この例では、算出対象機器選択リスト1001にて“機器2”を選択し、表示対象期間リスト1002にて“搬入可能期間”を選択しているものとする。この設定内容は、表示選択手段107に送出される。また、出力手段112における画面上には、現場到着時期抽出手段108から入力した“機器2”の現場到着時期1003、仮置き期間抽出手段109から入力した“機器2”の仮置き期間1004、並びに開口期間抽出手段110から入力した“機器2”の建屋内搬入先位置の開口期間1005を表示している。
本実施形態における処理は上述の図2及び図9による手順で実行され、搬入可能期間を算出する。この例では、搬入対象機器の現場到着時期である2010年7月以降で、かつ仮置き期間である2010年7月から2010年10月までの期間と、開口期間である2010年10月から2010年11月までの期間とが重複する交差期間が2010年10月に存在する。搬入期間算出手段111はこの期間、すなわち搬入可能期間を表示選択手段107に送出する。表示選択手段107では、搬入可能期間が表示対象となっているため、入力した搬入可能期間1006を出力手段112における画面上に表示する。
また、別の例を、図11を用いて説明する。図11は、搬入可能期間が存在しない場合における出力手段の備える画面の様子を示した図である。この例では、建築工程801の更新により、工区3領域303の1F床部分の建築作業が延長され、同時に1F壁部分以降の建築作業が延期されている。この状況で上述の処理を行った場合、ステップS903において交差期間が存在しないものと算出され、ステップS904における判定の結果、処理をステップS909に移す。ステップS909において、搬入可能期間が存在しない理由として“開口期間内に搬入対象機器を配置する仮置き領域が存在しない”とのメッセージを表示選択手段107に送出することにより、その後の処理にもとづいて結果的に出力手段112の画面上に期間不在理由メッセージ1101を表示する。なお、利用者がこの期間不在理由メッセージ1101を見た場合、現在の各工程の組み合わせでは、図10に示すような搬入可能期間1006は存在しないことになる。よって搬入計画を立案するためには、利用者は現場到着工程501、仮置き工程701、建築工程801のいずれかを別途更新する作業に着手する。
≪搬入可能期間の更新;仮置き期間の移動≫
搬入可能期間1006が存在しない場合に、仮置き期間1004を移動させてから搬入可能期間1006を再び算出する例を、図12、図13及び図14を用いて示す。図12は、現場到着時期が仮置き期間内に存在しない例を示した図である。図13は、仮置き期間を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。図14は、仮置き期間を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。なお、図12に示す仮置き期間1004を移動させることにより、仮置き期間1004は、仮置き工程701に記載されている値とは異なるものとなるため、これを仮置き期間の候補1301と呼んで区別する。利用者は、この例に示す処理を終えた後、仮置き期間の候補1301を実際の計画の仮置き期間1004として利用する場合には、仮置き工程701を更新する。
この例における搬入可能期間1006を算出するには、図9に示した処理を一部変更する。変更する部分を図14に示す。図14では、算出手順の内、ステップS901、ステップS902、ステップS903及びステップS908のみを表示している。なお、この例では、ステップS908の処理内容及び移動先を更新している。
ステップS901における比較の結果、この例では現場到着時期1003が仮置き期間1004内に存在しないため(図12参照)、ステップS902における判定結果は“No”となる。
次に、処理はステップS908に移り、ここで仮置き期間1004を移動させて、これを仮置き期間の候補1301とする。その後、処理をステップS903に移す。この手順に従って処理を行った場合、現場到着時期1003は仮置き期間の候補1301の内部に存在するため、ステップS902において“Yes”と判定された場合と同じ状態でステップS903の処理を行う事になる。
仮置き期間1004を移動させて仮置き期間の候補1301とした状態における出力手段112の画面表示の例を図13に示す。この状態で図9による処理を行うことにより、搬入可能期間1006を取得する。なお、仮置き期間の移動とは、それらの期間の長さを変更しないものも含み、変更するものも含む。また、搬入可能期間1006を取得するために、仮置き期間1004だけを移動させるのではなく、仮置き期間1004、現場到着時期1003の少なくとも一つを移動させ、現場到着時期1003が仮置き期間の候補1301の内部に存在するようにしてもよい。
≪搬入可能期間の更新;開口期間の移動≫
搬入可能期間1006が存在しない場合に、開口期間1005を移動させてから搬入可能期間1006を再び算出する例を、図15、図16及び図17を用いて示す。図15は、仮置き期間と開口期間とが交差する期間が存在しない例を示した図である。図16は、開口期間を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。図17は、開口期間を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。なお、図15に示す開口期間1005を移動させることにより、開口期間1005は、建築工程801に記載されている値とは異なるものとなるため、これを開口期間の候補1601と呼んで区別する。利用者は、この例に示す処理を終えた後、開口期間の候補1601を実際の計画の開口期間1005として利用する場合には、建築工程801を更新する。
この例における搬入可能期間1006を算出するには、図9に示した処理を一部変更する。変更する部分を図17に示す。図17では、算出手順の内、ステップS903、ステップS904、ステップS905及びステップS909のみを表示している。なお、この例では、ステップS909の処理内容及び移動先を更新している。
ステップS903における比較の結果、この例では仮置き期間1004と開口期間1005が交差しないため(図15参照)、ステップS904における判定結果は“No”となる。
次に、処理はステップS909に移り、ここで開口期間1005を移動させて、これを開口期間の候補1601とする。その後、処理をステップS905に移す。この手順に従って処理を行った場合、仮置き期間1004と開口期間1005との重なりによる交差期間は存在するため、ステップS904において“Yes”と判定された場合と同じ状態でステップS905の処理を行う事になる。
開口期間1005を移動させて開口期間の候補1601とした状態における出力手段112の画面表示の例を図16に示す。この状態で図9による処理を行うことにより、搬入可能期間1006を取得する。なお、開口期間の移動とは、それらの期間の長さを変更しないものも含み、変更するものも含む。また、搬入可能期間1006を取得するために、開口期間1005だけを移動させるのではなく、開口期間1005、仮置き期間1004の少なくとも一つを移動させ、交差期間を生成するようにしてもよい。
≪搬入可能期間の更新;現場到着時期の移動≫
搬入可能期間1006が存在しない場合に、現場到着時期1003を移動させてから搬入可能期間1006を再び算出する例を、図18、図19及び図20を用いて示す。図18は、仮置き期間と開口期間とが交差する期間が現場到着時期よりも前にある例を示した図である。図19は、現場到着時期を移動させることにより搬入可能期間を生成させる例を示した図である。図20は、現場到着時期を移動させるための処理の流れの一部を示した図である。なお、図18に示す現場到着時期1003を移動させることにより、現場到着時期1003は、現場到着工程501に記載されている値とは異なるものとなるため、これを現場到着時期の候補1901と呼んで区別する。利用者は、この例に示す処理を終えた後、現場到着時期の候補1901を実際の計画の現場到着時期1003として利用する場合には、現場到着工程501を更新する。
この例における搬入可能期間1006を算出するには、図9に示した処理を一部変更する。変更する部分を図20に示す。図20では、算出手順の内、ステップS905、ステップS906、ステップS907及びステップS910のみを表示している。なお、この例では、ステップS910の処理内容及び移動先を更新している。
ステップS905における比較の結果、この例では仮置き期間1004と開口期間1005との交差期間が現場到着時期1003より前であるため(図18参照)、ステップS906における判定結果は“No”となる。
次に、処理はステップS910に移り、ここで現場到着時期1003を移動させて、これを現場到着時期の候補1901とする。その後、処理をステップS907に移す。この手順に従って処理を行った場合、仮置き期間1004と開口期間1005との重なりによる交差期間は現場到着時期1003より後であるため、ステップS906において“Yes”と判定された場合と同じ状態でステップS907の処理を行う事になる。
現場到着時期1003を移動させて現場到着時期の候補1901とした状態における出力手段112の画面表示の例を図19に示す。この状態で図9による処理を行うことにより、搬入可能期間1006を取得する。なお、搬入可能期間1006を取得するために、現場到着時期1003だけを移動させるのではなく、現場到着時期1003、仮置き期間1004、開口期間1005の少なくとも一つを移動させ、現場到着時期1003が交差期間よりも前になるようにしてもよい。
≪搬入可能期間の再算出≫
入力手段101から読み取った利用者の指示内容をもとに、現場到着時期1003、仮置き期間1004、開口期間1005の内の一部あるいはすべてを更新し、搬入可能期間1006を再び算出する例を、図21を用いて示す。図21では、出力手段112における画面上の表示が表されている。
利用者は入力手段101の備えるマウス等を用いて、出力手段112の画面上にあるマウスカーソル(白の矢印形状)を移動させる。手動操作チェックボックス2101を、マウスを用いてチェック状態とすることにより、工程や時期、期間を操作可能とする。
例えば現場到着時期1003を示している図形にマウスカーソルを合わせ、ドラッグ操作することにより、現場到着時期1003を時間的に前後へ移動させる。
また仮置き期間1004や開口期間1005のような一定の期間を示す図形の場合は、図形の左端でドラッグ操作をすることにより期間を過去に向かって延ばし、右端でドラッグ操作をすることにより期間を未来に向かって延ばす。
さらに図形の中央部分においてドラッグ操作をすることにより、期間の長さを変えずに時間的に前後へ移動させる。
このような操作を行って時期や期間を更新した後、算出ボタン2102を押すことにより、図9を用いて説明した手順を実行して搬入可能期間1006を算出する。搬入可能期間1006が存在する場合は、結果を出力手段112の画面上に表示し、存在しない場合は、その理由を表示する。なお、算出ボタン2102自体を設けず、時期や期間を更新がなされたら自動的に、搬入可能期間1006を算出するようにしてもよい。
≪まとめ≫
本実施形態により、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態の搬入計画立案支援システムは、複数の工程において時期や期間を抽出しこれらを連携させて搬入可能期間の候補を算出するため、利用者による各工程の未確認を原因とする搬入計画立案作業の手戻りを防ぐという利点がある。また、複数の工程のいずれかが更新された場合でも、搬入対象機器の搬入可能期間を取得する際に必要な時期や期間を該当する工程から抽出して算出を行うため、搬入計画立案作業の効率化を図ることができる利点がある。
≪その他≫
前記実施形態は、本発明を実施するために好適のものであるが、その実施形式はこれらに限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において種々変形することが可能である。
例えば、本実施形態における搬入計画立案支援システムの備える搬入期間算出手段111を用いて、他者の作成した搬入計画を取り込み、機器リスト502の示す各機器において搬入可能期間1006が存在するかどうかを判定し、搬入計画の有効性を検証する用途にも適用できる。
また、本実施形態では、搬入可能期間が存在しない場合に、現場到着時期、仮置き期間、または開口期間を移動することで、搬入可能期間を生成するようにした。この場合、現場到着時期、仮置き期間、または開口期間のいずれから移動させるか、という移動の優先順位を定めるように処理を実行してもよい。例えば、開口期間よりも仮置き期間の方から移動するように処理を実行した方が好ましい。開口期間の移動には建築工程の変更が伴うが、一般的に建築工程は、現場到着工程や仮置き工程よりも建設作業全体に及ぼす影響が大きいからである。
また、本実施形態では、主に、クレーンなどの重機を用いた機器の搬入に関する搬入計画の作成について説明した。しかし、重機を用いない機器の搬入に関する搬入計画、仮置きしない機器の搬入に関する搬入計画などについても作成することができる。仮置きしない機器の搬入については、仮置き期間が無いものとして取り扱えばよい。
また、本実施形態の搬入計画立案支援システムが備えるハードウェア構成の全部または一部をソフトウェア構成にしてもよいし、搬入計画立案支援システムが備えるソフトウェア構成の全部または一部をハードウェア構成にしてもよい。
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、各フローチャート等の具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
101 入力手段(入力部)
102 機器リスト作成手段
103 機器選択手段
104 現場到着工程保持手段
105 仮置き工程保持手段
106 建築工程保持手段
107 表示選択手段
108 現場到着時期抽出手段
109 仮置き期間抽出手段
110 開口期間抽出手段
111 搬入期間算出手段
112 出力手段
301 工区1領域
302 工区2領域
303 工区3領域
304 工区4領域
305 建屋領域
306 組み立て領域
307 仮置き領域
308 クレーン稼働領域
501 現場到着工程
502 機器リスト
701 仮置き工程
801 建築工程
1001 算出対象機器選択リスト
1002 表示対象期間リスト
1003 現場到着時期
1004 仮置き期間
1005 開口期間
1006 搬入可能期間
1101 期間不在理由メッセージ
1301 仮置き期間の候補
1601 開口期間の候補
1901 現場到着時期の候補
2101 手動操作チェックボックス
2102 算出ボタン

Claims (5)

  1. 建屋の建築に必要な搬入対象機器を前記建屋に搬入するための搬入計画の立案を支援する搬入計画立案支援システムであって、
    建築の現場に前記搬入対象機器が到着する時期である現場到着時期、及び前記建屋における前記搬入対象機器の搬入先を、前記搬入対象機器ごとに定める情報と、
    前記搬入対象機器を仮置きする期間である仮置き期間を、前記搬入対象機器ごとに定める情報と、
    前記建屋における前記搬入対象機器の搬入先の床が建築され、かつ開口状態にある期間である開口期間を、前記搬入先ごとに定める情報と、を記憶する記憶部、及び、
    入力部からの入力により指定された搬入対象機器について、前記現場到着時期、前記仮置き期間、及び前記開口期間を前記記憶部から取得する制御と、
    前記指定された搬入対象機器について、前記現場到着時期が前記仮置き期間に含まれ、前記仮置き期間と前記開口期間とが重複する交差期間が存在し、かつ、前記現場到着時期が前記交差期間よりも前にあるとき、前記交差期間を、前記指定された搬入対象機器を前記建屋に搬入することが可能である期間である搬入可能期間とする制御と、を実行する制御部、を有する
    ことを特徴とする搬入計画立案支援システム。
  2. 前記制御部は、
    前記指定された搬入対象機器について、前記現場到着時期が前記仮置き期間に含まれないとき、前記現場到着時期が前記仮置き期間に含まれるように前記現場到着時期、前記仮置き期間の少なくとも一つを変更し、前記搬入可能期間を生成する制御、を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬入計画立案支援システム。
  3. 前記制御部は、
    前記指定された搬入対象機器について、前記交差期間が存在しないとき、前記交差期間が存在するように前記仮置き期間、前記開口期間の少なくとも一つを変更し、前記搬入可能期間を生成する制御、を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬入計画立案支援システム。
  4. 前記制御部は、
    前記指定された搬入対象機器について、前記現場到着時期が前記交差期間よりも前にはないとき、前記現場到着時期が前記交差期間よりも前になるように前記現場到着時期、前記仮置き期間、前記開口期間の少なくとも一つを変更し、前記搬入可能期間を生成する制御、を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬入計画立案支援システム。
  5. 前記制御部は、
    前記入力部からの入力により、前記現場到着時期、前記仮置き期間、前記開口期間の少なくとも一つを変更する制御と、
    前記変更後の前記現場到着時期、前記仮置き期間、前記開口期間に基づいて、前記搬入可能期間を算出する制御と、を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬入計画立案支援システム。
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