JP2011252513A - 部材締結構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボス部に割れが生じた場合にも、ボス部の係合穴と締結部材の係合が緩んだり、ボス部の係合穴から締結部材が脱落したりするのを抑制し、部材の締結を安定して維持することを可能とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置1は、端面37に係合穴38が形成された樹脂材製のボス部40を備えた第1部材24と、第1部材24の端面37に当接可能な当接面44を備え、当接面44に貫通穴45が穿設された第2部材25と、第2部材25の前記貫通穴45を介して第1部材24の係合穴38に係合する締結部材54とを備えた部材締結構造23であって、第2部材25の当接面44には、貫通穴45の外周部分に、第1部材24のボス部40の端面37を当接させるための当接間隔を介して、ボス部40の周面41の少なくとも先端部を把持するリブ46が突設されていることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネジや釘等の締結部材を用いて複数の部材を締結するための部材締結構造及びこの部材締結構造を用いた画像形成装置に関する。
従来、ネジや釘等の締結部材を用いて複数の部材を締結するためのものとして、図10に示すような部材締結構造が知られている。この部材締結構造61は、端面62に係合穴63が形成された樹脂材製のボス部64を備えた第1部材65と、この第1部材65の端面62に当接可能な当接面66を備え、この当接面66に貫通穴67が穿設された第2部材68と、この第2部材68の貫通穴67を介して第1部材65の係合穴63に係合することにより、第1部材65と第2部材68とを締結させる締結部材69とを備えている。
ところで、このような樹脂材製のボス部64を備えた部材締結構造61においては、前記ボス部64を射出成形によって形成するのが一般的である。このような射出成形品には、射出成形において金型内で溶融樹脂の流れが合流して融着した部分に、強度的に他の部分よりも脆弱な「ウェルドライン」が不可避的に発生する。そのため、図10に示すような部材締結構造61を採用した場合、ボス部64の上記ウェルドライン付近に割れが生じてボス部64が破断し、ボス部64の係合穴63と締結部材69の係合が緩んだり、ボス部64の係合穴63から締結部材69が脱落したりするといった不具合が生じる。
そこで、このような不具合を防止するために、ボス部のウェルドライン発生部分の周辺にリブを突設することにより当該部分を補強した部材締結構造が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−192562
ところが、ウェルドラインの発生位置は成形時に変化することがあり、特許文献1に開示された部材締結装置において、ボス部におけるウェルドラインの発生予定位置(即ち、補強を行った位置)と現実にウェルドラインが発生する位置にずれが生じることがある。この場合には、ウェルドライン発生部分の強度は、図10に記載の従来技術と同程度に低くなり、当該部分の割れに起因するボス部の破断が生じて、ボス部の係合穴と締結部材の係合が緩んだり、ボス部の係合穴から締結部材が脱落したりするといった不具合が、依然として生じやすかった。また、例えばPETのような樹脂材料の中でも特に割れが生じやすい材料を用いてボス部を形成する場合には、ウェルドライン発生部分にリブを設けて補強を行っても、十分な強度を得ることは困難であった。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、ボス部に割れが生じた場合にも、ボス部の係合穴と締結部材の係合が緩んだり、ボス部の係合穴から締結部材が脱落したりするのを抑制し、複数部材の締結状態を安定して維持することを目的とする。
本発明に係る部材締結構造は、端面に係合穴が形成された樹脂材製のボス部を備えた第1部材と、該第1部材の前記端面に当接可能な当接面を備え、該当接面に貫通穴が穿設された第2部材と、該第2部材の前記貫通穴を介して前記第1部材の前記係合穴に係合することにより、前記第1部材と前記第2部材とを締結させる締結部材と、を備えた部材締結構造であって、前記第2部材の前記当接面には、前記貫通穴の外周部分に、前記第1部材の前記ボス部の前記端面を当接させるための当接間隔を介して、前記ボス部の周面の少なくとも先端部を把持するリブが突設されていることを特徴とする。
また、前記リブの内面に、先端部を基端部よりも拡径させたテーパ面が形成されているのが好ましい。
更に、前記リブは、前記ボス部の周面の少なくとも先端部を、180度以上にわたって囲繞するのが好ましい。
更にまた、本発明は上記した何れかの構成からなる部材締結構造を採用した画像形成装置とすることができる。
本発明の部材締結構造及び画像形成装置は、ボス部に割れが生じた場合にも、ボス部の係合穴と締結部材の係合が緩んだり、ボス部の係合穴から締結部材が脱落したりするのを抑制し、部材の締結を安定して維持することを可能とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る加圧ローラ保持部材の内面側(加熱ローラ保持部材との連結側)からの斜視図である。 図3の一部拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る加熱ローラ保持部材の内面側(加圧ローラ保持部材との連結側)からの斜視図である。 図5の一部拡大斜視図である。 (a)は本発明の一実施形態に係るリブを示す平面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る部材締結構造の締結過程を示す一部拡大斜視図である。 (a)はボス部をリブのテーパ面に当接させた状態を示す端面図、(b)はボス部をリブに強嵌合させた状態を示す端面図、(c)は締結部材により加圧ローラ保持部材と加熱ローラ保持部材を締結させた状態を示す端面図である。 従来例に係る部材締結構造の端面図である。
まず、図1を用いて、本発明の画像形成装置の全体の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1は、図1に示す如く、プリンタ本体2の内部に、転写紙(図示せず)を収納した給紙カセット3と、給紙カセット3又は手差しトレイ4にセットされた転写紙が搬送される搬送経路5と、給紙カセット3にセットされた転写紙を搬送経路5に供給する給紙部6と、手差しトレイ4にセットされた転写紙を搬送経路5に供給する手差し給紙部7と、給紙部6と手差し給紙部7の合流部よりも搬送経路5の下流側に配置された一対のレジストローラ8と、この一対のレジストローラ8よりも搬送経路5の下流側に配置された像担持体としての感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を所定の電圧に帯電させる帯電器11と、感光体ドラム10の表面にビーム光束(図1において矢印Pで示す)を出射して所定の静電潜像を形成する露光器12と、露光器12が形成した静電潜像を感光体ドラム10の表面にトナー像として現像する現像器13と、そのトナー像を転写ニップ9において転写紙に転写する転写装置14と、感光体ドラム10の表面に残留したトナーを除去するクリーニングデバイス15と、感光体ドラム10の電荷を除去する除電デバイス16と、転写装置14において転写紙に転写されたトナー像を定着ニップ17において転写紙に定着させる定着装置18と、トナー像を定着させた転写紙を搬送経路5の下流端から排紙トレイ20に排出させる排出口21と、定着済みの転写紙を両面印刷のために搬送経路5の上流側へと反転搬送する反転経路22と、を備えている。
上記の構成において、画像形成動作は以下のようにして行われる。まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器12により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、トナーにより現像器13が対応する色のトナー像に現像する。このように現像器13によって感光体ドラム10に現像されたトナー像は、搬送経路5に沿って転写装置14に搬送されてきた転写紙に、転写ニップ9において転写される。トナー像を転写された転写紙は搬送経路5の下流側に移送され、定着装置18の定着ニップ17に進入する。そして、定着装置18の定着ニップ17において、トナー像が溶融及び加圧され、転写紙に定着される。トナー像が定着した転写紙は、排出口21から排紙トレイ20に排出される。
以下に、図2〜図9を用いて、本発明の定着装置18が備える部材締結構造23について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る加圧ローラ保持部材の内面側(加熱ローラ保持部材との連結側)からの斜視図である。図4は、図3の一部拡大斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係る加熱ローラ保持部材の内面側(加圧ローラ保持部材との連結側)からの斜視図である。図6は、図5の一部拡大斜視図である。図7(a)図は本発明の一実施形態に係るリブの平面図であり、図7(b)は図7(a)図のA−A線断面図である。図8は、本発明の一実施形態に係る部材締結構造の締結過程を示す一部拡大斜視図である。図9は、本発明の一実施形態に係る部材締結構造の締結過程を示す端面図であり、(a)はボス部をリブのテーパ面に当接させた状態を示す端面図、(b)はボス部をリブに強嵌合させた状態を示す端面図、(c)は締結部材により加圧ローラ保持部材と加熱ローラ保持部材を締結させた状態を示す端面図である。
図2に示す如く、本実施例の定着装置18は、第1部材としての加圧ローラ保持部材24と、第2部材としての加熱ローラ保持部材25とを備えており、加圧ローラ保持部材24及び加熱ローラ保持部材25は、いずれも耐熱性樹脂(本実施例ではPET)により成形されている。
図3に示す如く、加圧ローラ保持部材24の内面側(図3において上側)には、長手方向に加圧ローラ26が配置されている。この加圧ローラ26は、例えば、合成樹脂、金属等から構成される円筒形状の基材層と、この基材層の表面に形成されるシリコンゴム製の弾性層と、この弾性層の表面を被覆するフッ素樹脂製のコーティング層と、により構成される。
加圧ローラ26は、加圧ローラ保持部材24の両端に配置されたU字型の軸受27に、回動可能に装着されている。また、加圧ローラ26は、付勢部材28によって加圧ローラ保持部材24の内面側に付勢されている。図4に示す如く、付勢部材28は、軸受27を装着するための装着部30を中間部に設けるとともに、一端部31を支点として他端部32を揺動可能とする略クランク形状の付勢板33と、加圧ローラ保持部材24と加熱ローラ保持部材25の間に介装され、付勢板33の他端部32と接続する弾性体としての加圧スプリング34と、により構成されている。付勢板33の揺動可能な他端部32は、加圧スプリング34によって加熱ローラ保持部材25の内面側(図4において上側)に付勢されており、これにより、付勢板33に軸受27を介して装着された加圧ローラ26も、加熱ローラ保持部材25の内面側に付勢されている。
図3に示す如く、加圧ローラ保持部材24の長手方向には、回動可能な係合杆35が加圧ローラ26と略平行に架設されており、この係合杆35には、定着装置18に搬送されてきた転写紙を搬送方向の下流側へと搬送するための複数個(本実施例では4個)の搬送ローラ36が、所定の間隔をおいて配置されている。
加圧ローラ保持部材24の内面側の四隅には、端面37に係合穴38が形成された円筒状のボス部40a〜40dが突出して形成されている。各ボス部40a〜40dは、加圧ローラ保持部材24と同一の樹脂(本実施例ではPC)により、加圧ローラ保持部材24と一体に形成されている。また、図4に示す如く、ボス部40aの周面41の一側には、互いに略平行に配置された一対の支持板42a、42bが連結され、この一対の支持板42a、42bによりボス部40aが支持されている。
図5に示す如く、加熱ローラ保持部材25の内面側(図5において上側)には、長手方向に加熱ローラ43が配置されている。この加熱ローラ43は、加圧ローラ保持部材24と加熱ローラ保持部材25との連結状態において、加熱ローラ保持部材25の内面側に加圧ローラ26と互いの周面を接触させた状態で配置される。そして、加圧ローラ26が付勢部材28により加熱ローラ保持部材25の内面側に付勢されることにより、加圧ローラ26が加熱ローラ43に対して所定の接触圧で接触し、加圧ローラ26と加熱ローラ43の間に定着ニップ17が形成されている。
また、加熱ローラ43は、熱伝導性に優れたアルミニウムや鉄等の金属で形成された円筒状部材と、この円筒状部材の表面を被覆するコーティング層(例えば、フッ素樹脂層)と、円筒状部材の内部空間に収容されたヒータとを備えている。この加熱ローラ43は、加熱ローラ保持部材25の両端に設けられた軸支部49に回動可能に軸支されている。
加熱ローラ保持部材25の内面側の4隅には、加圧ローラ保持部材24の各ボス部40と対応する位置に当接面44a〜44dが形成されており、各当接面44a〜44dには各ボス部40a〜40dの係合穴38に対応する位置にそれぞれ貫通穴45が穿設されている。また、図6に示す如く、ボス部40aと対応する当接面44aには、リブ46が突設されている。図7(a)に示す如く、このリブ46は、貫通穴45の外周部分に、ボス部40aの端面37を当接させるための当接間隔(図7(a)の矢印X参照)を介して円弧状に突設されており、貫通穴45の外周を180度以上連続して囲繞する第1リブ47と、この第1リブ47に対向して配置された第2リブ48と、を備えている。
リブ46の一側(図7(a)において上側)には、第1リブ47と第2リブ48の間隔に一対の切欠部50a、50bが切欠されている。図8に示す如く、この一対の切欠部50a、50bは、加圧ローラ保持部材24のボス部40aと連結する一対の支持板42a、42bと対応する位置に形成されており、加圧ローラ保持部材24の係合穴38と加熱ローラ43支持部材の貫通穴45を同一軸線状に配置した状態で、一方の切欠部50aに一方の支持板42aが対向し、他方の切欠部50bに他方の支持板42bが対向するように、各部材の形成位置が調整されている。
また、図7(b)に示す如く、リブ46の内面51の先端側には、先端部を基端部よりも拡径させたテーパ面52が形成されており、リブ46の内面51の基端側には、先端部と基端部を略同一径とする鉛直面53が形成されている。また、この鉛直面53の内径(図7(b)の矢印Y参照)は、鉛直面53がボス部40の周面41に強嵌合可能となるように調整されている。
上述の如く構成されたものにおいて、加圧ローラ保持部材24と加熱ローラ保持部材25を締結する部材締結構造23の作用について以下に説明する。まず、図8に二点鎖線矢印で示す如く、加熱ローラ保持部材25の内面側を加圧ローラ保持部材24の内面側に接近させ、図9(a)に示す如く、リブ46のテーパ面52をボス部40aの端面37の外周縁に当接させる。なお、ボス部40aには一対の支持板42a、42bが連結されているが、リブ46には一対の支持板42a、42bと対向する位置に切欠部50a、50bが形成されているため、支持板42a、42bとリブ46の干渉によりボス部40aとリブ46の係合が阻害される虞はない。
次に、図9(b)に示す如く、加圧ローラ保持部材24を加熱ローラ保持部材25の方向に押圧し、ボス部40aの周面41をリブ46の鉛直面53に強嵌合させて、ボス部40aの端面37と加熱ローラ保持部材25の当接面44aを当接させる。このように、リブ46の鉛直面53とボス部40aの周面41を強嵌合させることにより、リブ46の鉛直面53とボス部40aの周面41が相互に密着するため、リブ46とボス部40aの係合を安定させることが可能となるとともに、ボス部40aの割れの進行を抑制することも可能となる。
また、本実施例においては、リブ46の内面51の先端側に先端部を基端部よりも拡径させたテーパ面52が形成されているため、リブ46をボス部40aの先端部に当接させる際の位置決めを、容易に行うことが可能となる。また、テーパ面52にボス部40aの端面37の外周縁を一旦当接させてから、ボス部40aの周面41とリブ46の鉛直面53の強嵌合を行うことが可能となるため、組み立て作業の作業性を高めることが可能となる。
次に、図9(c)に示す如く、雄ネジを外周面に設けた締結部材としてのビス54(小ネジ)を、加熱ローラ保持部材25の貫通穴45を介して、加圧ローラ保持部材24のボス部40aの係合穴38に締め込み、加圧ローラ保持部材24と加熱ローラ保持部材25を締結する。このように、樹脂材製のボス部40aに対してビス54を締め込むと、ボス部40aのウェルドライン(射出成形において金型内で溶融樹脂の流れが合流して融着した部分に生じる、強度的に他の部分よりも脆弱な部分)に割れが生じやすくなる。
しかしながら、本発明の部材締結構造23においては上述の如く、加熱ローラ保持部材25の当接面44aには、貫通穴45の外周部分に、加圧ローラ保持部材24のボス部40aの端面37を当接させるための当接間隔を介してリブ46が突出形成されており、ボス部40aの端面37と当接面44aを当接させた際に、リブ46によってボス部40aの周面41が把持される。そのため、たとえボス部40aに割れが生じたとしても、その割れの進行が抑制され、ボス部40aの係合穴38とビス54の係合が緩んだり、ボス部40aの係合穴38からビス54が脱落したりするのを抑制することが可能となる。そのため、加圧ローラ保持部材24と加熱ローラ保持部材25の締結状態を安定して維持することが可能となる。更に、本実施例においては、第1リブ47と第2リブ48が、前記ボス部40aの周面41の先端部を180度以上にわたって囲繞している。そのため、リブ46によってボス部40aの外周をより安定して保持することが可能となる。
なお、本実施例においては、ボス部40aに対応する当接面44aにのみリブ46を突出形成した。これは、ボス部40a〜40dの中で、ボス部40aとボス部40dは加圧スプリング34の近傍に配置されており、ボス部40b、40cに比較して応力が集中しやすいこと、及び、ボス部40aとボス部40dとでは、ボス部40aの方が他の部分からの独立性が高く、応力に対して強度的に弱いこと、の2つの理由により、ボス部40a〜40dの中でボス部aに最も割れが生じやすいからである。一方で、他の異なる実施例においては、加圧スプリング34の近傍に配置されたボス部40a、40dの両方にリブ46を設けたり、すべてのボス部40a〜40dにリブ46を設けたりすることももちろん可能である。
また、本実施例においては、ボス部40aのうち、割れが最も開始されやすい先端部のみをリブ46で把持したが、他の異なる実施例においては、ボス部40aの先端部から軸方向中央までをリブ46で把持したり、ボス部40aの先端部から基端部までをリブ46で把持したりしてもよい。
また、本実施例においては、ボス部40aに支持板42a、42bを固定したこととの兼ね合いでリブ46に一対の切欠部50a、50bを設けたが、他の実施例においてボス部40aに支持板42a、42bを固定しない場合には、切欠部50a、50bを設けずにリブ46を円環状としても良い。この場合には、ボス部40aのいずれの部分にウェルドラインが生じた場合であっても、リブ46によりボス部40aの外周を確実に保持することが可能となる。また、切欠部50の数は、2個に限られず、等間隔で3個又は4個以上を設けてもよい。また、リブ46の形状は、上述した円弧状又は円環状には限定されず、係合穴38の形状に対応して、正方形状、正六角形状等、任意の形状とすることが可能である。
また、本実施例においては、締結部材として雄ネジを外周面に設けたビス54(小ネジ)を用いたが、締結部材はこれに限られず、例えば、雄ネジを外周面に設けない釘状の締結部材を用いても良い。また、本実施例においては、部材締結構造23を画像形成装置の転写装置14に使用する場合について説明したが、他の異なる実施例においては、画像形成装置内の他の部材に、本発明の部材締結構造23を使用することもできる。また、本発明の部材締結構造23は、画像形成装置以外のあらゆる技術分野において使用することができる。
1 プリンタ(画像形成装置)
23 部材締結構造
24 加圧ローラ保持部材(第1部材)
25 加熱ローラ保持部材(第2部材)
37 端面
38 係合穴
40 ボス部
41 周面
44 当接面
45 貫通穴
46 リブ
52 テーパ面
54 ビス(締結部材)



Claims (4)

  1. 端面に係合穴が形成された樹脂材製のボス部を備えた第1部材と、
    該第1部材の前記端面に当接可能な当接面を備え、該当接面に貫通穴が穿設された第2部材と、
    該第2部材の前記貫通穴を介して前記第1部材の前記係合穴に係合することにより、前記第1部材と前記第2部材とを締結させる締結部材と、
    を備えた部材締結構造であって、
    前記第2部材の前記当接面には、前記貫通穴の外周部分に、前記第1部材の前記ボス部の前記端面を当接させるための当接間隔を介して、前記ボス部の周面の少なくとも先端部を把持するリブが突設されていることを特徴とする部材締結構造。
  2. 前記リブの内面に、先端部を基端部よりも拡径させたテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の部材締結構造。
  3. 前記リブは、前記ボス部の周面の少なくとも先端部を、180度以上にわたって囲繞することを特徴とする請求項1又は2に記載の部材締結構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の部材締結構造を備えていることを特徴とする画像形成装置。

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