JP2011252285A - 免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置 - Google Patents

免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来、太陽パネルを支持する屋根構造物架台は、屋根地に設けた複数本の支持金具を介して、屋根瓦に架承する構造である。支持金具は、地面に対して鉛直方向に立設する構造でなく、架台に掛かる荷重は、建屋を支持する柱等の躯体に掛からず、架台の軒先に掛かる状況と成る。太陽パネルの支持に対して安定性を欠くこと、又は地震等の衝撃があった際に、太陽パネルが、架台とともに落下する虞があり、改良の余地がある。
【解決手段】 本発明は、屋根地に複数本設けた支持杆の杆部を、地面に対して鉛直方向に立設し、各杆部には、免震装置を具備した複数本の中間支持具を夫々設け、かつ複数本の中間支持具は、地面に対して鉛直方向に立設するとともに、屋根地の流れ方向に多数列に設けた中間支持具間には、太陽パネル用の各縦棧を固止し、縦棧間に、縦棧と直交する屋根地の流れ方向に適宜間隔で多数列の横棧を固止して太陽パネル用の架台を構成する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置に関する。
従来、太陽パネル(ソーラーパネル)、温水器、クーラー等の屋根に設置される構造物(屋根構造物)は、例えば、この屋根構造物を支持する屋根構造物架台(架台とする)は、屋根地(野地板)に設けた複数本の支持金具を介して、この屋根瓦(屋根葺材)に架承する。そして、この架承した架台に、目的とする屋根構造物を取付ける構造である。
そして、従来の架台の支持金具は、地面に対して鉛直方向に立設する構造となっていないので、この架台に掛かる荷重は、建屋を支持する柱等の躯体に掛からず、架台の軒先に(下り傾斜方向)掛かる状況と成る。従って、架台の構造では、屋根構造物の支持に対して安定性を欠くこと、又は地震等の衝撃があった際に、屋根構造物が、架台とともに落下する虞があり、改良の余地がある。
また、従来の支持金具は、免震に対する配慮が十分でないことから、例えば、地震の際に、躯体の震動が、ストレートに屋根構造物に掛かり、その衝撃が大きいこと、又は落下の危険性があり、二次災害の要因となることが考えられる。
上記した状況を踏まえて、これに類する先行文献を、以下に概述する。
文献(1)は、実用新案登録第3084621号の「太陽熱利用機器取付架台支持装置」であり、この考案は、屋根地に棟方向に長い基盤板を、この屋根の流れ方向に並設して設け、基盤板の適所に複数本の支持ボルトを立設し、この各支持ボルトの上部を瓦の表面に貫設し、この貫設して各支持ボルトの上部で、かつ並設した支持ボルト間に、ソーラーパネル架台を構成する縦棧を螺着する構造である。この文献(1)は、基盤板に立設した各支持ボルトの上部で、かつ並設した支持ボルト間で、縦棧を架承する構造に留まっている。従って、本発明が意図する、鉛直方向への荷重の付与と、免震効果を期待することはできず、改良の余地が考えられない。
また、文献(2)は、実開平1−154711号の「屋根瓦、タイル等の表面部材を用いた構造物固定部材」であり、この考案は、屋根地を貫通して設けた通しボルトを設け、弾性材料でなる複数のパッキンを利用して、この通しボルトに設けた瓦を弾性的に支持することを特徴とする。この考案は、押しボルトに弾性材料で、構造物に対する免震効果を図るものである。しかし、この考案は、通しボルト自体の免震でないことから、躯体と構造物との間の免震には、十分に機能しないことが考えられる。
文献(3)は、特開平8−284351号の「太陽電池の屋根上設置方法」であり、この発明は、屋根瓦にベース支持架台を取付ける際に、シリコーンゴムの接着剤で、固止する構造であって、このシリコーンゴムの免震効果を利用して、太陽電池の破損回避を図ることを意図する。しかしながら、接着剤の弾性による免震効果であり、十分に機能しないことが考えられる。
さらに、文献(4)は、特開平8−288533号の「太陽電池の屋根上設置用アンカーボルト」であり、この発明は、屋根上設置用アンカーボルトを構成する支柱部に、ねじ曲げ形状の振動吸収部を設けた構造である。しかしながら、ねじ曲げ形状の振動吸収部による免震効果であり、十分に機能しないことが考えられる。
実用新案登録第3084621号 実開平1−154711号 特開平8−284351号 特開平8−288533号
以上で説明した文献(1)〜(4)においては、免震効果を期待できる一面を有するが、実際に役立つ免震効果を図るには、更なる改良と、他の機能を付加することが必要となる。そこで、本発明は、支持杆に設ける中間支持具に免震効果を付与することと、この支持杆及び中間支持具を、鉛直方向に設ける構造とし、架台に掛かる荷重を、躯体の鉛直方向に導き、この荷重が地震の際に、落下方向に向かわない構造とすることを目的とする。また、本発明は、前記中間支持具を、上下部ユニットとし、この上下部ユニットが、それぞれ個別に移動することで、さらに免震効果を達成できる特徴がある。
請求項1の発明では、支持杆に設ける中間支持具に免震効果を付与することと、この支持杆及び中間支持具を、鉛直方向に設ける構造とし、架台に掛かる荷重を、躯体の鉛直方向に導き、そして、この荷重が、地震の際に、軒先の落下方向に向かわない構造とすることを目的とする。また、この請求項1の発明では、中間支持具を、上下部ユニットとし、この上下部ユニットが、それぞれ個別に移動することで、さらに免震効果を達成することを意図する。
請求項1は、屋根地に複数本設けた支持杆は、その各杆部が、地面に対して鉛直方向に立設するように、その基板部を、前記屋根地に設けた構成であって、
この支持杆は、前記屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数個設けるとともに、この支持杆は、前記屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数列設ける構成であり、
また、この各支持杆の各杆部には、免震装置を具備した複数本の中間支持具をそれぞれ設け、かつこの複数本の中間支持具は、前記地面に対して鉛直方向に立設する構成であり、
この鉛直方向に立設した複数本の中間支持具は、前記屋根地の流れ方向に多数列に設けるとともに、この各列の少なくとも対となった中間支持具間には、太陽パネル用の各縦棧を固止し、かつ他の列の少なくとも対となった中間支持具間には、他の太陽パネル用の各縦棧を固止する構成とし、
この固止した縦棧間に、この縦棧と直交する前記屋根地の流れ方向に適宜間隔で多数列の横棧を固止して太陽パネル用の架台を構成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成し、また、この支持杆を、屋根地に安定して取付け、この支持杆の立設の確実性と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、この杆部の可動を利用し、屋根地、又はこの屋根地に葺設した瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を調整可能とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成し、また、この中間支持具の免震装置の最適な構造の提案と、この中間支持具に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
前記免震装置は、前記支持杆に支持される下部ユニットと、この下部ユニットに積層される上部ユニットと、この上部ユニットに立設した取付杆とで構成し、この上下部ユニットの空間に、免震ゴムを収容するとともに、この上下ユニットの間に、上下方向の移動隙間を形成し、また、この下部ユニットと前記取付杆との間に水平方向の移動隙間を形成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成し、また、この支持杆の杆部の傾斜角度を任意に調整可能とすること、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、この杆部は、その下方が、ベースに設けたガイド部に収容されるとともに、この杆部の基端を、ベースに設けた枢支部に枢支し、かつ前記ガイド部に、前記杆部の傾き位置を固定する係止部を設ける構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成し、また、この支持杆に設ける免震装置の最も簡単で、低コストの構造の提案と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、このベースと、杆部との間に防振ゴムを介設する構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成し、また、この支持杆の傾斜角度を自由に変更できる構造の提案と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達することを意図する。
請求項6は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、このベースを、防振ゴムでなる台形状の基材を介して、屋根地に設け、この杆部に、瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を付与することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
請求項1の発明は、屋根地に複数本設けた支持杆は、各杆部が、地面に対して鉛直方向に立設するように、基板部を、屋根地に設けた構成であって、
支持杆は、屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数個設けるとともに、支持杆は、屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数列設ける構成であり、
また、各支持杆の各杆部には、免震装置を具備した複数本の中間支持具をそれぞれ設け、かつ複数本の中間支持具は、地面に対して鉛直方向に立設する構成であり、
鉛直方向に立設した複数本の中間支持具は、屋根地の流れ方向に多数列に設けるとともに、各列の少なくとも対となった中間支持具間には、太陽パネル用の各縦棧を固止し、かつ他の列の少なくとも対となった中間支持具間には、他の太陽パネル用の各縦棧を固止する構成とし、
固止した縦棧間に、縦棧と直交する屋根地の流れ方向に適宜間隔で多数列の横棧を固止して太陽パネル用の架台を構成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項1では、支持杆に設ける中間支持具に免震効果を付与することと、この支持杆及び中間支持具を、鉛直方向に設ける構造とし、架台に掛かる荷重を、躯体の鉛直方向に導き、そして、この荷重が、地震の際に、軒先の落下方向に向かわない構造と提供できる。また、この請求項1では、中間支持具を、上下部ユニットとし、この上下部ユニットが、それぞれ個別に移動することで、さらに免震効果を達成できることが期待できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
支持杆は、屋根地に設けるベースと、ベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、この杆部の可動を利用し、屋根地、又は屋根地に葺設した瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を調整可能とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、また、この支持杆を、屋根地に安定して取付け、この支持杆の立設の確実性と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達できること、等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
免震装置は、支持杆に支持される下部ユニットと、下部ユニットに積層される上部ユニットと、上部ユニットに立設した取付杆とで構成し、上下部ユニットの空間に、免震ゴムを収容するとともに、上下ユニットの間に、上下方向の移動隙間を形成し、また、下部ユニットと取付杆との間に水平方向の移動隙間を形成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、また、この中間支持具の免震装置の最適な構造の提案と、この中間支持具に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達できること、等の特徴がある。
請求項4の発明は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
支持杆は、屋根地に設けるベースと、ベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、杆部は、その下方が、ベースに設けたガイド部に収容されるとともに、杆部の基端を、ベースに設けた枢支部に枢支し、かつガイド部に、杆部の傾き位置を固定する係止部を設ける構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、また、この支持杆の杆部の傾斜角度を任意に調整可能となること、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達できること、等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
支持杆は、屋根地に設けるベースと、ベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、ベースと、杆部との間に防振ゴムを介設する構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、また、この支持杆に設ける免震装置の最も簡単で、低コストの構造の提案と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達できること、等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
支持杆は、屋根地に設けるベースと、ベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、ベースを、防振ゴムでなる台形状の基材を介して、屋根地に設け、杆部に、瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を付与することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置である。
従って、請求項6は、請求項1の目的を達成できること、また、この支持杆の傾斜角度を自由に変更できる構造の提案と、この支持杆に掛かる荷重を、確実に躯体に伝達できること、等の特徴を有する。
太陽パネルを屋根に設置する状態の概念を示した俯瞰図 瓦を複数枚取外した状態の俯瞰図 図2−1の瓦を複数枚取外した後に、接着剤を塗布した状態の俯瞰図 図2−2の接着剤を塗布した後に、その上にモルタルを塗布した状態の俯瞰図 図2−3のモルタルを塗布した後に、その上に接着剤を塗布した状態の俯瞰図 図2−4の接着剤を塗布した後に、支持杆のベースを接着する状態の俯瞰図 図2−5の支持杆をベースに接着した後に、瓦を葺設して屋根地を隠蔽した状態の俯瞰図 支持杆の好ましい一例を示した拡大斜視図 図2−6の支持杆を、屋根地に設けたモルタル等を介して設け、かつ瓦の表面に上方が貫設した状態の拡大断面図 第一実施例の中間支持具を示した拡大斜視図 図5の一部欠截の断面図 第一実施例の中間支持具を利用し、縦棧を瓦の上方に固止した(取付けた)状態の俯瞰図 屋上、又は屋根に設けた支持杆に、第一実施例の中間支持具を被嵌した(取付けた)状態の俯瞰図 第一実施例の中間支持具を利用し、太陽パネルを取付けた状態の側面模式図 第二実施例の中間支持具を示した拡大斜視図 図10の一部欠截の断面図 第二実施例の中間支持具を利用し、縦棧を固止できる(取付けできる)状態とした俯瞰図 第二実施例の支持杆を示した拡大断面図 第二実施例の支持杆の屋根地への設置の一例を示した拡大断面図 第三実施例の支持杆を示した断面図 第四実施例の支持杆を示した俯瞰図 図15−1の要部の拡大俯瞰図 スペーサを介して、第五実施例の支持金具を取付けた状態の拡大俯瞰図 スペーサを介して、第六実施例の支持金具を取付けた状態の拡大俯瞰図 図17−1の使用状態を示した縮尺俯瞰図
以下、本発明の好ましい、一例を説明する。
1は支持杆で、この支持杆1は、方形状のベース100と、このベース100に所定の角度2で立設した杆部101とで構成する。そして、このベース100には、ベース固定用の釘(固定具)の差込用、又はモルタルM挿入用として利用できる孔102を無複数開設する。尚、この杆部101は、図示の如く、長方形の軒先方向に対して、例えば、屋根勾配4寸5分の例では、17°の傾斜、また、某社用の屋根勾配6寸154分の例では、25°の傾斜とする。また、図面中に軒先方向を示している。
そして、この支持杆1を屋根地Gに設ける一例を、図2−1〜図2−6を、主体に説明すると、図2−1の如く、屋根地Gの瓦G1、G2を複数枚取外した状態において、図2−2の如く、瓦G1を複数枚取外した後に、接着剤G3を塗布する。この複数枚とする目的は、支持杆1を固定するに十分なエリアーを確保し、同時に、この支持杆1が差込まれる瓦G1の周辺の瓦ジー2を屋根地Gに安定して葺設し、例えば、台風、又は地震等の際に、崩壊、破壊又は剥離(落下)をできる限り回避し、又は飛散(煽り)等をできる限り回避することで、主体となる瓦G1を保護することにある。続いて、図2−3の如く、屋根地Gに接着剤G3を塗布した後に、その上にモルタルMを塗布する。そして、図2−4の如く、モルタルMを塗布した後に、その上に接着剤G3を塗布する。その後、図2−5の如く、この接着剤G3の上に、支持杆1のベース100を接着する。この接着状態が固化した状態で、取外した瓦G1、G2を所定の処に葺設し、ベース100を複数枚の瓦G1、G2で隠蔽する。尚、ベース100を隠蔽する瓦G1には、杆部101が差込める孔G4と、図示しない、止水用のパッキン、又は凸部等を有する。尚、図4は、図2−6に示した状態の拡大断面図である。
図中2は中間支持具で、この中間支持具2は、下部ユニット3と、この下部ユニット3に移動可能に積層された上部ユニット4とで構成されている。そして、図5、図6に示した、第一実施例の中間支持具2は、下部ユニット3を、下部に螺子300aを備えた管体300と、この管体300の上方に設けられ、かつ環状で、底部302を備えた部屋301a、及び部屋301aの一部を塞ぐドーナツ形状の鍔片301b、並びにこの鍔片301bに設けた孔301cでなる環状の筒体301と、で構成する。そして、この筒体301の部屋301aには防振ゴム5(免震効果が期待できる弾性素材の一例である。以下、同じ)を積層して設ける。また、上部ユニット4を、前記鍔片301bの筒片301b1に内嵌めで設けられる裾部400aを有する覆体400と、この覆体400の中心に設けた筒体401とで構成し、この覆体400と前記鍔片301bの上面との間に防震ゴム6を積層する。これらの防振ゴム5、6を介して、一部の免震効果を達成する。また、この上下部ユニット3、4には、取付杆7が設けられるが、この一例では、その頭部700が下部ユニット3の部屋301aで、かつ防振ゴム5の上に設けられる。また、その杆部701が上部ユニット4の螺子部を備えた筒体401に螺入され、かつ自由端702が上部ユニット4の覆体400の上方に突出するように設けられる。尚、この上下部ユニット4、5の移動(上下動)は、筒片301b1と裾部400aのクリアランスで行い、また、上下部ユニット4、5の移動(左右動)は、例えば、鍔片301bに設けた緩衝用の差込み式の移動機構(図示せず)で行う構造とする。従って、前記防振ゴム5、6の素材による免震効果と、前記構造的な免震効果との併用ができ重宝する。
そして、この中間支持具2の上部ユニット4を構成する取付杆7には、取付金具8を介して、縦棧Aを架承する(図7を参照)。そして、この一例では、図1の如く、支持金具8を、屋根の流れ方向に、適宜間隔で設け、この各支持金具8に、縦棧Aの流れ方向X(屋根の流れ方向も同じ)の両端部、又は中間部を固止することで、この縦棧Aの屋根の取付が終了する。そこで、この縦棧Aの直交する方向(桁方向Y)に、複数の横棧Bをそれぞれ固止することで、本発明の架台が形成される。
尚、図9の例では、架台10を屋上に設置する一例であり、前記取付金具8を介して、架台10を傾斜状態に設ける。この架台10の傾斜は、差渡し脚1000を介して確保する。
また、図10、図11に示した、第二実施例の中間支持具2は、前記支持杆1の代替構造であり、屋根地Gに前述の例と同様に、モルタルMと接着剤G3を使用して取付けられ、かつ瓦G1の開口部より突出する側面視して略下駄形状を呈する支持瓦ベース1aと、この支持瓦ベース1aに設けられた長手方向の両側に溝部を備えた溝形鋼でなる取付ベース1bに設けられる構造であり、その好ましい一例を説明する。この中間支持具2は、下部ユニット3を、取付ベース1bに架承される脚部300aと底部302を備えた方形状の部屋301a、及びこの部屋301aの鍔片301b、並びにこの鍔片301bに設けた孔301cでなる角形の筒体301と、で構成する。そして、この筒体301の部屋301aの底部302と、後述する支持板402、及び垂下片403を利用して防振ゴム5を積層等して設ける。また、上部ユニット4を、前記鍔片301bの孔301cに貫設され、かつ底部302に設けた防振ゴム5の上に設けた筒体401、及びこの筒体401の上下端に設け、かつ前記孔301cを跨いで設けた対の支持板402、402、並びにこの対の支持板402、402の両端にそれぞれ設けた、上下方向を向く垂下片403、403、403、403とで構成する。そして、前記筒片301b1と垂下片403、及び支持板402で囲まれた部分に防振ゴム6を開設する。このこれらの防振ゴム5、6を介して、一部の免震効果を達成する。また、この上下部ユニット4、5の移動(上下動)は、鍔片301bと、底部302との間に、垂下片403を、間隔をおいて設けることで達成する。また、この上下部ユニット4、5の移動(左右動)は、例えば、前記底部302に設けた緩衝用の差込み式の移動機構(図示せず)で行う構造とする。尚、この例では、上部ユニット4の螺子部を備えた筒体401に、取付杆7を螺入して所定位置で固定し、かつこの取付杆7には、必要により、スペーサ11を介して、抱込片800を備えた取付金具8を傾斜状態に取付ける。そして、この取付金具8は、前記の如く、例えば、スペーサ11を介して、取付けることで、屋根勾配に合致する傾斜角度で設けられる。そして、この一例では、図1の如く、支持金具8を、屋根の流れ方向Xに、適宜間隔で設け、この各支持金具8に、縦棧Aの両端部、又は中間部を固止することで、この縦棧Aの屋根の取付が終了する。そこで、続いて、この縦棧Aの直交する方向に、複数の横棧Bをそれぞれ固止することで、本発明の架台が形成される。尚、図示しないが、支持瓦ベース1aを、スペーサ11等の適宜手段で、屋根勾配に合致する傾斜角度で設けることもできる。
図中12は緊締具、13は屋上に設けたブロックを、14は太陽パネル、それぞれ示している。
尚、図13−1、図13−2と、図14は、前記支持杆1の他の各例を示しており、ベース100と杆部101との間に防振ゴム15を設けた構造であり、この一例では、ベース100に中間支持部100aを設け、この中間支持部100aと、杆部101の基部101aとの間に防振ゴム15を介設する構造とし、この支持杆1に免震効果を持たせる構造である。従って、中間支持具2が免震効果を持っている前述の構造では、この支持杆1を組合せることで、その免震効果は極めて優れている。尚、この支持杆1が、ベース100と杆部101との間に防振ゴム15を設けた構造では、前記中間支持具2を、免震機構を持っていない構造を採用することは可能である。そして、図13−2において、屋根地Gへの設置の一例を示した拡大断面図において、ベース100の一方側の側面板を長くし、屋根地Gの勾配(屋根勾配とする)に即した状態とするとともに、屋根地Gの表面と、ベース100とで形成される空間に、発泡ウレタン樹脂Q(発泡ウレタン樹脂Qは、接着性を備える構造であり、簡便性が図れる)を現場で施工し、図示の如く、勾配傾斜を確保することも可能である。また、この発泡ウレタン樹脂Qを現場で施工し、図示の如く、勾配傾斜を確保する設置は、図示しないが、図14の例においても同様できる。
そして、図15−1と、図15−2においては、支持杆1に設けた杆部101の角度を自由に選択できる構造を提案する一例である。この一例では、ベース100に設けた対のガイド板103と、このガイド板103に誘導され、かつベース100に枢支部104を介して可動自在に設けた杆部101とで構成する。そして、このガイド板103に、抜差し自在に設けた支持棒105を利用して、屋根勾配に対応した傾斜位置を決定する構造である。即ち、支持棒105を外し、杆部101を、枢支部104を利用して可動する。この可動した位置を支持棒105で固定することで、この杆部101の傾斜角度が確保される。また、ガイド板103には、屋根勾配に対応した目盛106を設けることが有効である。この目盛106の採用は、他の屋根勾配の表示にも採用できる。
図16と、図17−1、図17−2は、支持金具8、又は支持瓦ベース1aの他の実施例を示しており、スペーサ11を介して、この支持金具8を所定の屋根勾配に設置する構造を示している。図16の例は、支持金具ベース801に、旋回方向を変更できる支持ブラケット802を設ける構造であり、この支持ブラケット802に縦棧Aを取付ける。また、図17−1と図17−2の例は、支持金具ベース801を側面視してコ字形折曲げ鋼材で構成し、この折曲げ角度を変更して、屋根勾配に対応するか、又は前記スペーサ11を利用して屋根勾配に対応するか、等の方法を採用する。そして、この図16と、図17−1、図17−2に示した支持金具8は、屋根地G(モルタルM)、又は屋根地Gに設けたスペーサ11に直接支持される。また、図17−1、図17−2に示した支持金具8は、瓦G1の頭側を跨ぐように取付けられ、その支持ブラケット802に設けた螺子803を介して、例えば、図7に示した支持金具8を取付けて、縦棧Aを支持する。
続いて、太陽パネル20の架台10を設置する一例を説明すると、瓦G1、G2を複数枚取外し、屋根地Gに、接着剤G3とモルタルMを、それぞれ前述の如く、施工した後、釘、又は接着剤G3で、複数個の支持杆1(直接、支持金具8を取付ける例等もあり得る)を取付ける。その後、瓦G1、G2を葺設し、この各支持杆1の杆部101を瓦G1の上に傾斜状態で突設する。また、この各杆部101は、地面GLに対して鉛直方向Zに立設する。この各支持杆1の杆部101に免震装置を具備した中間支持具2を、それぞれ装着した後、この各中間支持具2に支持杆具8を、それぞれ固止する。また、この各中間支持具8は、地面GLに対して鉛直方向Zに立設する。
そして、この中間支持具8を、前述の如く、屋根の流れ方向Xに、適宜間隔で設け、この各支持金具8に、縦棧Aの両端部、又は中間部を固止することで、この縦棧Aの屋根の取付が終了する。そこで、この縦棧Aの直交する方向に、複数の横棧Bをそれぞれ固止することで、本発明の架台が形成される。また、前記支持金具8の場合には、同様に、屋根の流れ方向Xに、適宜間隔で設け、この各支持金具8の支持ブラケット802に、縦棧Aの両端部、又は中間部を固止する。その他は前述の例に準ずる。
尚、前記モルタルMと接着剤G3を利用して、支持杆1、又は支持瓦ベース1a、取付金具8等を設ける例を説明した。しかし、一部で説明した如く、発泡ウレタン樹脂Qに代替し、前記支持杆1、又は支持瓦ベース1a等を設けることも可能である。
また、支持金具8等に設ける縦棧Aは、前述の例に限定されず、横棧Bも可能である。従って、この縦棧Aと横棧Bの上下関係は、限定されない。
1 支持杆
100 ベース
100a 中間支持部
101 杆部
101a 基部
102 孔
103 ガイド板
104 枢支部
105 支持棒
106 目盛
2 中間支持具
3 下部ユニット
300 管体
301 筒部
301a 部屋
301b 鍔片
301b1 筒片
301c 孔
4 上部ユニット
400 覆体
400a 裾部
401 筒体
402 支持板
403 垂下片
5 防振ゴム
6 防振ゴム
7 取付杆
700 頭部
701 杆部
702 自由端
8 取付金具
800 抱込片
801 支持金具ベース
802 支持ブラケット
10 架台
1000 脚
11 スペーサ
12 緊締具
13 ブロック
20 太陽パネル
A 縦棧
B 横棧
G 屋根地
G1 瓦
G2 瓦
G3 接着剤
G4 孔
M モルタル
X 流れ方向
Y 桁方向
Z 鉛直方向
Q 発泡ウレタン樹脂
GL 地面

Claims (6)

  1. 屋根地に複数本設けた支持杆は、その各杆部が、地面に対して鉛直方向に立設するように、その基板部を、前記屋根地に設けた構成であって、
    この支持杆は、前記屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数個設けるとともに、この支持杆は、前記屋根地の流れ方向に、間隔をおいて複数列設ける構成であり、
    また、この各支持杆の各杆部には、免震装置を具備した複数本の中間支持具をそれぞれ設け、かつこの複数本の中間支持具は、前記地面に対して鉛直方向に立設する構成であり、
    この鉛直方向に立設した複数本の中間支持具は、前記屋根地の流れ方向に多数列に設けるとともに、この各列の少なくとも対となった中間支持具間には、太陽パネル用の各縦棧を固止し、かつ他の列の少なくとも対となった中間支持具間には、他の太陽パネル用の各縦棧を固止する構成とし、
    この固止した縦棧間に、この縦棧と直交する前記屋根地の流れ方向に適宜間隔で多数列の横棧を固止して太陽パネル用の架台を構成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
  2. 請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
    前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、この杆部の可動を利用し、屋根地、又はこの屋根地に葺設した瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を調整可能とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
  3. 請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
    前記免震装置は、前記支持杆に支持される下部ユニットと、この下部ユニットに積層される上部ユニットと、この上部ユニットに立設した取付杆とで構成し、この上下部ユニットの空間に、免震ゴムを収容するとともに、この上下ユニットの間に、上下方向の移動隙間を形成し、また、この下部ユニットと前記取付杆との間に水平方向の移動隙間を形成することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
  4. 請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
    前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、この杆部は、その下方が、ベースに設けたガイド部に収容されるとともに、この杆部の基端を、ベースに設けた枢支部に枢支し、かつ前記ガイド部に、前記杆部の傾き位置を固定する係止部を設ける構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
  5. 請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
    前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、このベースと、杆部との間に防振ゴムを介設する構成とすることを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
  6. 請求項1に記載の免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置であって、
    前記支持杆は、屋根地に設けるベースと、このベースに可動自在に枢支した杆部とで構成し、このベースを、防振ゴムでなる台形状の基材を介して、屋根地に設け、この杆部に、瓦の葺き勾配に対応して、傾き角度を付与することを特徴とした免震機構を備えた太陽パネル架台の取付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013142264A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Marugo Rubber Ind Co Ltd 屋外パネル取付け用緩衝装置及びそれを用いた屋外パネルの支持構造

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