JP2011252272A - 窓施解錠システム、及びそれを備えた集合住宅 - Google Patents

窓施解錠システム、及びそれを備えた集合住宅 Download PDF

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Abstract

【課題】一階部分の住戸に関し、駐車スペースへの移動距離を短くして利便性を高めることができ、併せて防犯性も同時に確保できること。
【解決手段】集合住宅12の一階住戸15には、その道路R側に掃き出し窓23が設置されている。住人は、この掃き出し窓23を通じて、駐車スペース17と住戸内との間で出入りすることが可能となっている。掃き出し窓23は、電気錠により施開錠される。屋外側からその電気錠を解錠させる場合、コントローラは、屋外操作盤43の無線通信部と住人が所持する電子キーとの通信により、固有の識別情報及び車両Sの走行駆動源が停止された時刻情報を取得する。そして、コントローラは、住人として認証され、かつ走行駆動源停止より所定時間内に限り、屋外側からの解錠を許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅の一階住戸に設けられた掃き出し窓について、その施解錠を制御する窓施解錠システム、及びそれを備えた集合住宅に関する。
一般に、複数の住戸が並設された集合住宅では、限られた建築面積の中で住戸数を確保すべく、一つの住戸の間口は狭く設定される。そして、このような間口の狭い住戸では、日射の取り入れ側(例えば、南側)に居室が配置されるように間取り設定されるのが通常である。そうすると、各住戸の玄関は、その反対側に設置されることが多い。ワンルームタイプの住戸を有する集合住宅は、その代表例である(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−225273号公報
ところで、前述した間取りの住戸を有する集合住宅において、車両を駐車する駐車スペースが敷地内に付属して設けられる場合がある。その場合、駐車スペースは道路に面して設けられることになる。
このため、集合住宅が建てられた敷地の道路側に玄関が設けられている場合であれば、玄関を出たその前方に駐車スペースが存在することになる。しかしながら、そうでない場合、つまり、玄関の反対側に駐車スペースが設けられた場合には、玄関から駐車スペースまでの移動距離は比較的長くなる。建物を迂回しなければならないためで、その分、各住戸の住人にとっては不便となる。
その上、一階住戸に関していえば、玄関の反対側に存在する駐車スペースは、居室から見ればその前方に存在することになる。そうすると、一階住戸の住人にとっては、居室の目前に存在する駐車スペースと住戸内との間を行き来するのに、駐車スペースとは反対側にある玄関から出て移動しなければならない点で、不便さは顕著なものとなる。
そこで、本発明は、一階住戸に関し、駐車スペースへの移動距離を短くして利便性を高めることができ、併せて防犯性も同時に確保できる窓施解錠システムを提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の発明では、一階部分に複数の住戸が並設され、それら一階住戸ごとに、該住戸の屋外側に駐車スペースが設けられるとともに、その駐車スペースに面した掃き出し窓が設置され、前記掃き出し窓を通じて一階住戸内と前記駐車スペースとの間で人の出入りを可能する集合住宅において、前記一階住戸に設けられ、前記掃き出し窓の施解錠を制御する窓施解錠システムであり、前記掃き出し窓に設置され、その掃き出し窓を電気的に施解錠する電気錠と、前記一階住戸の住人により所持され、固有の識別情報を無線送信する機能と、住人が所有する車両の車両キーとしての機能とを併せて有する電子キーと、前記電子キーより無線受信した識別情報と、前記駐車スペースに駐車された車両の駐車情報とに基づいて、屋外側からの前記電気錠の解錠許否を判断する判断手段と、前記判断手段により解錠許可判断がなされた場合に、前記電気錠を解錠可能な状態とし又は前記電気錠を解錠動作させる制御手段と、を備えた。
この第1の発明によれば、掃き出し窓を利用して各一階住戸と駐車スペースとの間を行き来すれば、その間の移動に関して利便性が高まる。特に、駐車スペースの反対側に玄関が設けられている場合には、その玄関から駐車スペースまで移動するのに比べて移動距離(動線)が大幅に短くなるため、便利さはより顕著なものとなる。
ただ、このように利便性が高まる一方で、駐車スペースに車両が存在することにより道路からの死角ができる等、防犯性の問題が生じ得ることが懸念される。その点、第1の発明では、電子キーによる認証だけでなく、駐車スペースに駐車された車両の駐車情報に基づいて解錠許可判断がなされた場合に限り、屋外側から電気錠が解錠されることになる。つまり、住人であるだけでは足りない限定された条件の下でのみ、屋外側からの解錠が可能となっている。これにより、防犯性の低下を抑制しつつ、駐車スペースへの移動距離を短くして利便性を高めることができ、防犯性と利便性との両立を図れる。
なお、ここでいう一階住戸には、例えば、一階建て又は複数階建てであって、各階に住戸が設けられた集合住宅において、その一階部分に設けられた住戸が含まれる。その他にも、一の住戸が一階部分と上階部分とで構成される、いわゆるメゾネットタイプの集合住宅において、各住戸の一階部分もこれに含まれる。
第2の発明では、前記駐車スペースに駐車された車両を検知する車両検知手段をさらに備え、前記車両の駐車情報には、前記車両検知手段の検知情報に基づく車両入庫の有無、及び当該車両の走行駆動源の駆動状況が含まれており、前記判断手段は、前記識別情報が住戸の住人として予め登録された識別情報であるとともに、前記車両が入庫した場合であって、かつその車両の走行駆動源が駆動停止されてから所定時間内である場合に、解錠許可判断するようにした。
この第2の発明によれば、電気錠を屋外側から解錠できるのは、一階住戸の住人が車両に乗車して帰宅し、駐車スペースに車両を入庫した後の所定時間内に限られる。このように、屋外側からの解錠は、住人であってもごく限られた時間内でしか許されないとすることで、防犯性の両立を図っている。
なお、車両非検知状態から車両検知状態となった後の所定時間内である場合に、車両が入庫したとの判断がなされる。
第3の発明では、前記車両の駐車情報には、前記車両検知手段の検知情報に基づく車両出庫の有無が含まれており、前記制御手段は、前記車両が出庫し、その出庫から所定時間を経過した場合に、前記電気錠が解錠状態にあればその電気錠を施錠動作させるようにした。
この第3の発明によれば、車両が出庫してから所定時間を経過した場合に、解錠状態にある電気錠が施錠動作される。これにより、住人が電気錠を施錠し忘れたまま、車両に乗車して外出した場合であっても、自動的に電気錠が施錠されるため、防犯性を高めることができる。特に、本発明では、解錠認証用の識別情報を送信する電子キーが車両キーとしての機能を有しており、車両に乗車して外出した住人はこの電子キーを必ず所持している。このため、自動的に施錠がなされた場合でも、帰宅時に、屋外側から解錠させることができるため、住人が締め出されてしまうことはない。
第4の発明では、前記電子キーには、該電子キーを所持する住人について前記掃き出し窓を通じての出入りを許可することに関する属性が予め登録されて、その属性情報を前記識別情報と併せて無線送信するようにし、前記判断手段は、前記識別情報及び前記駐車情報に加えて、前記電子キーより受信した前記属性情報に基づいて、屋外側からの解錠の許否を判断するようにした。
この第4の発明によれば、解錠許可の条件として、さらに所定属性、つまり掃き出し窓を通じた出入りが許可される属性を有することが要求されるため、防犯性をより強化させることができる。この所定属性としては、性別や年齢等によって区分される属性(子供、大人、高齢者等)が考えられる。例として、一階住戸に、両親と子供とで構成された家族が居住している場合、18歳以上の年齢属性情報を受信した場合に限って解錠要求を受け付ける。そうすれば、子供のいたずら等により、不用意に電気錠が解錠されてしまうといったことを防止できる。
第5の発明では、前記掃き出し窓の屋外側で人を検知する人検知手段を備え、前記制御手段は、屋内側からの解錠要求について、前記人検知手段が非検知状態である場合に、その要求を受け付けて前記電気錠を解錠動作させるようにした。
この第5の発明によれば、住人が掃き出し窓を通じて住戸内から駐車スペースに出るべく、屋内側で電気錠の解錠要求すると、掃き出し窓の外に人が存在しないことを条件として解錠動作がなされる。駐車スペースに車両が存在することによって道路からの死角ができるため、侵入者がその死角に隠れている場合もあり得る。そのような場合に電気錠を解錠してしまえば、防犯上の問題が生じる。そこで、この発明のように、外に人がいない場合に限って解錠されることにより、防犯性を高めることができる。
なお、この場合、外に人が存在する旨を屋内側で報知する報知手段を備えていることが好ましい。これにより、住人は解錠要求が受け付けられない理由を把握することが可能となり、外部に通報する等の必要な措置を講ずることができる。
第6の発明では、前記掃き出し窓は複数の窓戸が引き違い式に設けられて構成されており、その各窓戸にそれぞれ前記電気錠が設置されて窓戸ごとに施解錠がなされるようにし、前記制御手段は、前記駐車スペースに駐車された車両のハンドル位置と同じ側にある前記電気錠を解錠動作させるようにした。
この第6の発明によれば、車両の運転席側にある電気錠が解錠されるため、その運転席側の窓戸を通じて住戸内に立ち入ることができる。これにより、運転席から降りた後、住戸内へ移動する場合に、その移動距離をより短くして、利便性をさらに高めることができる。
第7の発明では、前記掃き出し窓は複数の窓戸が引き違い式に設けられて構成されており、その各窓戸にそれぞれ前記電気錠が設置されて窓戸ごとに施解錠がなされるようにし、前記駐車スペースには、車両充電用の充電ケーブルを備えた充電装置が設けられ、前記充電ケーブルに対する被接続部を有する車両が前記駐車スペースに駐車された場合、前記制御手段は、前記被接続部の左右位置と同じ側にある前記電気錠を解錠動作させるようにした。
この第7の発明によれば、充電ケーブルに対する被接続部が設けられた側にある電気錠が解錠されるため、その被接続部側の窓戸を通じて住戸内に立ち入ることができる。これにより、充電ケーブルを車両の被接続部に接続させた後、住戸内へ移動する場合に、その移動距離をより短くして、利便性をさらに高めることができる。
第8の発明では、車両警戒モードと非警戒モードとを切り替えるモード切替手段と、前記駐車スペースに駐車された車両に対してリクエスト信号を所定のタイミングで送信するとともに、その応答信号を車両から受信する無線送受信手段と、前記一階住戸の住戸内に設置され、前記車両警戒モードにおいて、前記応答信号の受信状態から非受信状態になると車両盗難を報知する盗難報知手段と、を備えた。
この第8の発明によれば、車両より応答信号を受信すれば、その車両が駐車スペースに駐車中であることが把握され、それが非受信状態になれば、車両が駐車スペースより外に出たことが把握される。このため、車両警戒モードに切替設定されている場合に、受信状態から非受信状態になれば、勝手に車両が駐車スペースより外に出されたこととなる。この場合に、車両盗難が報知されるため、住人は、外部に通報する等、即座に必要な措置を講ずることができる。
第9の発明では、一階部分に複数の住戸が並設され、それら一階住戸ごとに、該住戸の屋外側に駐車スペースが設けられるとともに、その駐車スペースに面して掃き出し窓が設置され、前記掃き出し窓を通じて一階住戸内と前記駐車スペースとの間で人の出入りを可能する集合住宅であって、前記各一階住戸には、それぞれの掃き出し窓の施解錠を制御すべく、上記第1乃至第8のいずれか一に記載の窓施解錠システムを備えた。
この第9の発明によれば、各一階住戸の掃き出し窓が窓施解錠システムによって制御されるため、全ての一階住戸について、防犯性の低下を抑制しつつ、駐車スペースへの移動距離を短くして利便性を高め、防犯性と利便性との両立を図ることができる。これにより、集合住宅が複数階建てであれば、その一階住戸に付加価値がもたらされ、そこへの入居を促すことができる。
集合住宅の一階部分を含む全体見取り図。 掃き出し窓を屋外側から見た場合の一部正面図。 屋外操作盤を拡大して示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図。 窓施解錠システムの電気的構成を示すブロック図。 屋内制御盤の正面図。 窓施解錠処理を示すフローチャート。 第2実施形態における窓施解錠システムの概略を示す図。 第3実施形態における統合管理システムの概略を示す図。
[第1実施形態]
以下、窓施解錠システムの一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。この窓施解錠システムは、複数の住戸を有する集合住宅のうち、一階部分に設けられた一の住戸が備える窓についてその施解錠を実施するシステムである。
はじめに、集合住宅及びその周辺部分の全体的な概要について、図1を参照しながら説明する。なお、図1は、集合住宅の一階部分を含む全体見取り図である。
図1に示されているように、東西方向に延びる道路Rの北側に、集合住宅の敷地11が設定されている。この敷地11は、境界線Lによって他の土地と区画されている。
敷地11には、集合住宅12が建てられている。集合住宅12は複数階建ての建物であり、各階部分に居住部13と共用部14とを有して構成されている。そのうち、居住部13では、複数(この実施形態では一の階に5つ)の住戸15が設けられている。図1では、一階部分の住戸15が図示されている。各住戸15は、床面積や間取り等がほぼ統一され、道路Rに沿う方向に並設されている。いずれの住戸15も、単身者を対象とするワンルームタイプのものとなっている。
一階部分の住戸15(以下、一階住戸15という)について、その具体的な間取りを説明する。各一階住戸15には、居室、玄関、キッチン、収納部、浴室やトイレ等の部屋が設けられている。図1では、代表して、住戸並設方向の中央部にあたる一階住戸15について、その簡単な間取りが示されている。
図示のように、まず、日当たりのよい南側に居室21が設けられている。一階住戸15については、居室21と屋外(集合住宅12の南側、つまり道路側の屋外)とを区画する南側外壁部22に、掃き出し窓23が設置されている。掃き出し窓23の屋外側には地面に踏み石等が設置され、住人は、この掃き出し窓23を通じて居室21と屋外との間の出入りが可能となっている。一方、居室21の北側には、玄関24を初めとする居室21以外の他の部屋が設けられている。玄関24に通ずる玄関ドア25は、北側外壁部26に設置されている。
前記共用部14としては、廊下部31と階段部32とがある。なお、集合住宅12が多層階となっている場合等には、エレベータが共用部14の一つとして設置されることもある。廊下部31は、前記北側外壁部26を隔てた玄関24の北側において、一階住戸15の並設方向に延びるように形成されている。図示されている一階部分の廊下部31については、集合住宅12への出入り口33につながっている。出入り口33は廊下部31の延びる方向の一端側(図では東端)に設けられており、集合住宅12へはこの出入り口33を通じて出入りする。また、廊下部31は階段部32にも通じており、その階段部32によって各階部分の廊下部31同士がつながっている。階段部32は前記出入り口33近くで、居住部13の側方へ張り出すようにして設けられている。
前記敷地11には、このような構成をなす集合住宅12の他、通路スペース16及び駐車スペース17が併せて設けられている。通路スペース16は、集合住宅12の側方に設けられ、道路Rから集合住宅12への前記出入り口33につながる通路が形成されている。そのため、一階住戸15の住人が、それぞれの居住する一階住戸15と道路Rとの間を行き来する場合には、通常であれば、廊下部31、その出入り口33及び通路スペース16を通じた経路Aをたどることになる。また、上階部分における住戸15の住人が、同様に道路Rとの間を行き来する場合には、図示されてない上階部分の廊下部31、階段部32、出入り口33及び通路スペース16を通じた経路をたどることになる。
一方、駐車スペース17は、集合住宅12の道路側(南側)に設けられている。集合住宅12の建築スペースが道路Rから奥まった位置に設定され、集合住宅12の道路側にできたフロントスペースが一階住戸15ごとに区画されて、各駐車スペース17が形成されている。つまり、各一階住戸15には、掃き出し窓23の道路側に、住人専用の駐車スペース17が付属して設けられている。各駐車スペース17では、少なくとも車両1台分を駐車可能なスペースと、道路Rと掃き出し窓23との間を行き来する通路分のスペースが確保されている。したがって、一階住戸15に居住する住人は、同人が所有する車両Sを、自らが居住する一階住戸15の前に設けられた専用の駐車スペース17に駐車させる。
一階部分の住人が自己の駐車スペース17と一階住戸15との間を行き来する場合、通常であれば、前記経路Aと道路R上の経路Bとをたどることになる。ただ、この集合住宅12における各一階住戸15には、駐車スペース17に面して掃き出し窓23が設置されており、この掃き出し窓23を利用して、一階住戸15内と駐車スペース17との間を行き来することができるようになっている。
次に、上記集合住宅12では、各一階住戸15において、前記掃き出し窓23についての窓施解錠システムが設けられていることを特徴とする。各一階住戸15の窓施解錠システムは、いずれも同一のものとなっている。そこで、一の一階住戸15に設けられた窓施解錠システムについて、図2乃至図5を適宜参照しながら説明する。
まず、窓施解錠システムの機械的要素について説明する。図2は、掃き出し窓23を屋外側から見た場合の一部正面図である。図2に示されているように、掃き出し窓23は、窓枠内に複数の窓戸としてのガラス戸23aが引き違い式で設けられてなる。各ガラス戸23aの上方位置には、電気錠41が南側外壁部22に内蔵された状態で設置されている。電気錠41はデッドボルト42を有しており、このデッドボルト42に対応する受孔部23bがガラス戸23aの上端縁に設けられている。電気錠41よりデッドボルト42を出没させて、受孔部23bに挿入又は抜き出すことにより、ガラス戸23aの移動が許容又は規制される。これにより、掃き出し窓23が施解錠される。
南側外壁部22の外壁面には、掃き出し窓23の側方に屋外操作盤43が設置されている。この屋外操作盤43は一階住戸15の住人が前記電気錠41の施解錠操作を屋外側から行うための装置であり、その操作のしやすい高さ位置に設置されている。その一方で、前記図1に示されているように、一階住戸15の屋内には、居室21の壁面等に屋内操作盤44が設置されている。この屋内操作盤44は、電気錠41の施解錠操作を室内側から行うための装置である。
図3を参照して、前記屋外操作盤43についてもう少し詳しく説明する。図3は屋外操作盤43を拡大して示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。屋外操作盤43には、電気錠41を施錠動作させる施錠ボタン45、及び解錠動作させる解錠ボタン46が設けられている。これら両ボタン45,46は、ボタンカバー47によって覆われている。ボタンカバー47は、そのカバー上端部がカバーロック機構48によりロックされており、そのロックによって両ボタン45,46を覆った状態が保持されている。そして、カバー開ボタン49が操作されると、ロックが解除され、ボタンカバー47はその下端縁に沿って設けられた回動軸47aを中心として回動可能となる。図3(b)に示されているように、ボタンカバー47を開放させれば、各ボタン45,46が露出し、それらの操作が可能となる。
なお、いったん開けられたボタンカバー47を、その回動軸47aを中心として回動させて再度閉じれば、カバーロック機構48により再びロックされる。これにより、ボタンカバー47によって両ボタン45,46が覆われた状態に戻される。
続いて、窓施解錠システムの電気的な構成を説明する。図4はこの電気的構成を示すブロック図である。この図4に示されているように、窓施解錠システムはコントローラ51を備え、このコントローラ51により制御される。コントローラ51は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを有しており、例えば前記屋内操作盤44に内蔵される等、一階住戸15の室内に設置されている。なお、このコントローラ51は、判断手段及び制御手段に相当する。
コントローラ51は、前記各ガラス戸23aに対応する電気錠41と接続され、コントローラ51からの制御信号により、前記デッドボルト42の出没動作(つまり、施解錠)が制御される。そして、コントローラ51は、その制御信号の出力履歴に基づいて、電気錠41が施錠又は解錠のいずれの状態にあるかを把握する。
コントローラ51は、前記屋外操作盤43に設けられた、施錠ボタン45、解錠ボタン46、カバーロック機構48とそれぞれ接続されている。コントローラ51による前記電気錠41の動作制御は、この施錠ボタン45及び解錠ボタン46の操作に基づいて行われる。また、カバーロック機構48も、このコントローラ51によって制御される。すなわち、コントローラ51は、住人認証を始めとする所定の条件が満たされた場合に限って、カバーロック機構48のロック解除を一時的に許可し、また、ボタンカバー47が再び閉じられた場合にはロック解除を自動的に不能な状態にする。
その所定条件の判断は、住人によって所持される電子キーKより取得する各種の情報に基づいて行われる。電子キーKは、常に携帯することが可能な小型の携帯機器であり、窓施解錠用の認証キーとしての機能と、自己が所有する車両Sの車両キーとしての機能とを併せ持っている。電子キーKのメモリには、車両所有者としての識別情報等、車両Sを駆動させるのに必要な各種情報が予め記憶されている。この車両所有者としての識別情報が、住人としての識別情報として利用される。また、車両Sが有する車両制御ユニット(ECU)により、エンジンや電気モータ等の走行駆動源を停止させた時刻等、適宜必要な情報がこの電子キーKのメモリに書き込まれる。
コントローラ51には、この電子キーKとの間で無線情報通信を行う無線通信部52が接続されている。無線通信部52は、前記図3にも示されているように、屋外操作盤43に設けられている。コントローラ51は、この無線通信部52より、近接した範囲でリクエスト信号を定期的に送信する。そして、図3に示されているように、電子キーKを無線通信部52にかざすと、電子キーKはリクエスト信号に応答し、その有する情報を無線通信部52との間で送受信する。コントローラ51のメモリには、電子キーKより取得した情報に基づいて、その所持者が住人である旨を判断すべく、予め住人に関する識別情報(これは、住人専用の駐車スペース17に駐車する車両Sの所有者情報でもある。)が記憶されている。
また、コントローラ51には、車両検知手段としての車両検知センサ53が接続されている。車両検知センサ53は、一階住戸15の北側外壁部26においてその屋外面に設置され(図1参照)、駐車スペース17に駐車された車両Sを検知する。その検知情報はコントローラ51に出力され、その情報に基づいて、コントローラ51は駐車スペース17における車両Sの駐車状況(入出庫や駐車中である等)を把握する。なお、この車両検知センサ53による車両Sの検知情報や、前記電子キーKに記憶された走行駆動源の停止時刻情報等が、駐車スペース17における車両Sの駐車情報にあたる。
さらに、コントローラ51には、屋内側の構成要素として、施解錠ボタン54、閉ランプ55、開ランプ56及びスピーカ57がそれぞれ接続されている。図5は、屋内操作盤44の正面図である。この図5に示されているように、これら各構成要素は前記屋内操作盤44に設けられている。
施解錠ボタン54は、屋内側から電気錠41を施解錠操作する操作ボタンであり、一階住戸15内の住人がそれを操作することにより、コントローラ51は電気錠41を施解錠動作させる。施解錠ボタン54は、施錠と解錠とで異なるボタン45,46を有する前記屋外側のものと異なり、一つの操作ボタンとされている。このため、コントローラ51は、電気錠41が施錠状態にある場合にこの施解錠ボタン54が操作されると解錠し、逆に、解錠状態にある場合に操作されると施錠する。
かかる操作を行う上では、電気錠41の窓施解錠状態を住人が把握できることが好ましい。このため、電気錠41が施錠又は解錠のいずれの状態にあるのか、閉ランプ55及び開ランプ56の点灯状態によって示されるようになっている。コントローラ51は電気錠41を施錠動作させた場合に閉ランプ55を点灯させ、次に解錠動作が行われるまでその点灯状態を継続する。また、電気錠41を解錠動作させた場合に開ランプ56を点灯させ、次に施錠動作が行われるまでその点灯状態を継続する。そして、施錠又は解錠動作がなされて施解錠状態の変更がある場合には、コントローラ51は、スピーカ57より動作がなされた旨の報知がなされる。これにより、一階住戸15内の住人は、電気錠41の施解錠状態を把握することができる。
続いて、コントローラ51により実行される窓施解錠制御処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。この窓施解錠処理は、屋外側から電気錠41を施解錠動作させる場合を想定している。
なお、屋内側から施解錠動作させる場合については、前述した通りである。つまり、施解錠ボタン54の操作により電気錠41を解錠又は施錠動作させ、それに併せてランプ55,56の点灯状態、スピーカ57からの報知を実行する。
図6において、ステップS101では、リクエスト信号の送信処理を実施する。続くステップS102では、このリクエスト信号に応答して、電子キーKより住人の識別情報を受信したか否かを判定する。応答がある場合、すなわち住人が電子キーKを無線通信部52にかざすことにより、その電子キーKより識別情報を受信した場合、ステップS103に進み、その受信した識別情報に基づいてユーザ認証を実施する。つまり、受信した識別情報が、予めメモリに記憶されている住人の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、認証NGであれば、ステップS104を否定してそのまま本処理を終了する。逆に、認証OKであれば、ステップS104を肯定してステップS105に進む。
ステップS105では、車両検知センサ53から入力される検知情報に基づいて、車両Sが入庫したか否か、つまり車両Sが外出先から戻って駐車スペース17に駐車されたか否かを判定する。この場合、車両検知センサ53が車両Sを検知してから所定時間(例えば、10分程度)は車両Sが入庫したものとして判断される。車両Sが入庫した場合には判定を肯定してステップS106に進む。これに対し、車両Sがすでに駐車スペース17に駐車中である場合や出庫中である場合には、車両Sが入庫した場合でないとして判定を否定し、ステップS107に進む。
ステップS106では、車両Sの走行駆動源を停止させてから所定時間(例えば、10分程度)内か否かを判定する。その判定は、電子キーKより受信した、走行駆動源の停止時刻情報に基づいて行われる。電子キーKには、車両Sの走行駆動源を停止させた時刻が書き込まれており、この停止時刻情報を前記識別情報と併せて、前記リクエスト信号に応答した電子キーKより受信する。そして、その停止時刻情報を受信しない場合や、すでに所定時間を経過している場合には、このステップS106の判定を否定して本処理を終了する。一方、いまだ所定時間内であれば、判定を肯定してステップS108に進む。
一方、ステップS107では、掃き出し窓23の電気錠41が解錠状態にあるか否かを判定する。施錠状態である場合は判定を否定して本処理を終了し、解錠状態である場合は判定を肯定してステップS108に進む。
ステップS108では、カバーロック機構48によるボタンカバー47のロック解除を一時的に許可する。屋外操作盤43にスピーカ等を設けて、ロック解除が許可された旨を報知するようにすれば、住人は現状を把握することが可能となって利便性が高まる。この一時的な許可状態にある場合のみ、カバー開ボタン49が操作されれば、カバーロック機構48によるロックが解除されてボタンカバー47が開けられる。露出した施錠ボタン45及び解錠ボタン46が操作されれば、コントローラ51はその操作に伴って電気錠41を施解錠動作させる。
以上の制御内容を、住人の行動と併せてより具体的にみてみる。車両入庫時であれば、車両Sから降車した住人が、走行駆動源停止後の所定時間内に電子キーKを屋内操作盤44の無線通信部52にかざすと、カバー開ボタン49を操作してボタンカバー47を開けることが許可される。解錠ボタン46を操作して電気錠41を解錠動作させれば、住人は、掃き出し窓23を開けて駐車スペース17から屋内の居室21に入ることができる。なお、解錠ボタン46を操作した後には、住人がボタンカバー47を再び閉じる操作を行う必要がある。一方、住人であっても、走行駆動源停止後の所定時間を経過すれば、電子キーKをかざしても、カバー開ボタン49の操作は受け付けられない。このため、住人は玄関24側に回り、その玄関24から入室することになる。
また、住人が車両Sに乗車して外出する場合であれば、まず、屋内操作盤44の施解錠ボタン54を操作して電気錠41を解錠させ、掃き出し窓23を開けて駐車スペース17に出る。その後、電子キーKを無線通信部52にかざすと、その時点では、車両Sが駐車状態にあるとともに電気錠41は解錠状態にあるため、カバー開ボタン49を操作してボタンカバー47を開けることが許可される。施錠ボタン45を操作して電気錠41を施錠動作させれば、住人は、屋外側から掃き出し窓23を施錠できる。なお、この場合も、解錠ボタン46を操作した後には、住人がボタンカバー47を再び閉じる操作を行う必要がある。
次に、前述したステップS102において、リクエスト信号に対する応答がなかった場合には、次の処理を実行する。この場合、ステップS102の判定を否定して、ステップS109に進む。そこでは、車両検知センサ53から入力される検知情報に基づいて、車両Sが出庫したか否か、つまり駐車スペース17に駐車されていた車両Sがそのスペース外に出たか否かを判定する。この場合、車両検知センサ53により車両非検知となってから所定時間(例えば、数分程度)は車両Sが出庫したものとして判断される。車両Sが出庫した場合でなければ、判定を否定してそのまま本処理を終了する。一方、車両Sが出庫した場合には、判定を肯定してステップS110に進む。
ステップS110では、掃き出し窓23の電気錠41が解錠状態にあるか否かを判定する。つまり、ここでは、住人が電気錠41の施錠動作をし忘れたまま、車両Sに乗車して外出してしまったか否かを判断している。施錠状態にある場合には判定を否定して本処理を終了し、解錠状態にある場合には判定を肯定してステップS111に進む。そのステップS111では、車両出庫から所定時間(例えば、数分程度)が経過したか否かを判定する。いまだ所定時間を経過していない場合は、判定を否定して本処理を終了する一方、すでに所定時間を経過した場合には、次のステップS112に進み、電気錠41を自動的に施錠動作させる。
このように電気錠41が自動的に施錠動作されることにより、住人が施錠し忘れた場合であっても、掃き出し窓23の施錠を行える。この場合、屋外側から施解錠動作を行うための認証キーとなる電子キーKは車両キーとしての機能も有しているため、車両Sに乗車して外出した住人はこの電子キーKを必ず所持している。このため、自動的に施錠動作がなされた場合でも、帰宅時に、屋外側から解錠動作を行うことができるため、住人が締め出されてしまうことはない。
以上をまとめると、本実施の形態によれば、以下に示す有利な効果が得られる。
(1)一階住戸15には、駐車スペース17に面して掃き出し窓23が設けられたため、この掃き出し窓23を利用して住戸内と駐車スペース17との間を行き来することができる。その移動距離は、経路Aをたどって玄関24から駐車スペース17まで移動するのに比べて大幅に短くなるため、その移動に関する利便性が高まる。
(2)掃き出し窓23の電気錠41について、所定条件の下でのみ、屋外側のカバー開ボタン49を操作して、解錠ボタン46を覆うボタンカバー47の開放が許可されるようにした。これにより、防犯性の低下を抑制しつつ、駐車スペース17への移動距離を短くして利便性を高めることができ、防犯性と利便性との両立を図ることができる。
(3)ボタンカバー47の開放が許可される所定条件として、電子キーKによる認証だけでなく、車両Sが入庫し、かつその車両Sの走行駆動源が駆動停止されてから所定時間内であることが設定されている。これにより、屋外側から電気錠41を解錠できるのは、一階住戸15の住人が車両Sに乗車して帰宅し、駐車スペース17に車両Sを入庫した後の所定時間内に限られる。このように、住人であってもごく限られた時間内でしか解錠が許されないとすることで、防犯性が向上する。
(4)掃き出し窓23の施解錠装置として、一般的なクレセント錠ではなく、ガラス戸23aの上方に設置された電気錠41が用いられている。これにより、屋外側から施錠部分が発見されず、また、施錠部分が手の届きにくい高さ位置にある点で、その施錠部分が破壊される等の不正行為を防止でき、防犯性を高めることができる。
(5)車両Sが出庫し、その出庫から所定時間を経過した場合、電気錠41が解錠状態にあればその電気錠41を施錠動作させるようにした。これにより、住人が電気錠41を施錠し忘れたまま、車両Sに乗車して外出した場合でも、自動的に電気錠41が施錠され、防犯性を高めることができる。特に、ボタンカバー47の開放認証用の識別情報を送信する電子キーKは車両キーとしての機能も有しているため、住人が締め出されてしまうことはない。
(6)集合住宅12の各一階住戸15は、それぞれの掃き出し窓23に設置された電気錠41の施解錠を制御すべく、窓施解錠システムを備えている。これにより、全ての一階住戸15について、防犯性の低下を抑制しつつ、駐車スペース17への移動距離を短くして利便性を高めることができ、防犯性と利便性との両立を図れる。これにより、複数階建ての集合住宅12について、その一階住戸15に付加価値がもたらされ、そこへの入居を促すことができる。
[第2実施形態]
次に、窓施解錠システムに関する第2実施形態について説明する。この第2の実施形態は、前記電気錠41を別々に施解錠動作させるようにしたものである。こうすることで、駐車スペース17から住戸内への移動距離をより短くして利便性をさらに高めることができる。図8は、それを説明する窓施解錠システムの概略を示す図である。
上記第1実施形態と異なる点を中心に説明すると、まず、屋外操作盤43の無線通信部52と電子キーKとの間の通信範囲はより広いものとされ、電子キーKを所持したまま掃き出し窓23に近づけば、識別信号の送受信が行われるようになっている。
図8に示されているように、一階住戸15の屋外側において、南側外壁部22の屋外面には、掃き出し窓23の上方に人感センサ61が設けられている。人感センサ61はコントローラ51に接続され、掃き出し窓23の屋外側となる検知領域Dで人が検知されると、その検知信号をコントローラ51に出力する。また、車両Sに搭載された電子制御ユニット(ECU)71には、ハンドル72の左右位置、充電用接続コンセント73を有する場合はその左右位置、車両入庫時におけるシフトレバーの位置情報等を含む車両情報が記録されている。コントローラ51は、無線通信部52を通じてこれら車両情報を取得し、その情報からハンドル72の位置、被接続部としての接続コンセント73の位置、車両Sの向き等を把握する。
その他、一階住戸15の屋外側には、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両Sへ電力を供給するための充電装置62が設置されている。充電装置62には充電ケーブル63が内蔵されており、車両Sへの充電時にはその充電ケーブル63を引き出して、車両Sに設けられた接続コンセント73に接続されるようになっている。なお、盗電を防止すべく、充電ケーブル63の引き出しは、充電装置62が有する認証装置により、電子キーKの識別情報に基づいて認証処理が実行され、認証OKな場合に限り許可される。
ガソリン車等の充電不要な車両Sを入庫させた場合であれば、コントローラ51は、車両Sの入庫とともに、ハンドル72の位置と車両Sの向きとから、ハンドル72が存在する側(運転席側)を把握する。その後、住人が車両Sより降車して掃き出し窓23へ向かって進むと、人感センサ61により人検知され、無線通信部52と電子キーKとの間で無線通信が行われる。電子キーKより受信した識別信号が認証されると、コントローラ51は、ハンドル72が存在する側の電気錠41a,41bを解錠動作させる。図8では、ハンドル72の位置は右で、かつ正面を道路R側に向けて駐車しているため、紙面左側にハンドル72が存在している。このため、コントローラ51は、それと同じ左側の電気錠41aを解錠させている。
また、充電作業の必要な車両Sを入庫させた場合には、コントローラ51は、車両Sの入庫とともに、接続コンセント73の位置と車両Sの向きとから、接続コンセント73が存在する側を把握する。その後、住人が充電装置62より充電ケーブル63を引き出して接続コンセント73に接続し、車載バッテリに対する充電を開始する。その際、人感センサ61により人検知され、無線通信部52と電子キーKとの間で無線通信が行われる。電子キーKより受信した識別信号が認証されると、コントローラ51は、接続コンセント73が存在する側の電気錠41a,41bを解錠させる。図8では、接続コンセント73の位置は右で、かつ正面を道路R側に向けて駐車しているため、紙面左側に接続コンセント73が存在している。このため、コントローラ51は、それと同じ左側の電気錠41aを解錠させている。
このように、車両Sの入庫や充電作業後に住人が存在する側に合わせて、電気錠41a,41bを解錠させることにより、住人が住戸内へ移動するその移動距離がより短くなり、利便性を高めることができる。
ちなみに、この第2の実施形態では、ハンドル72が存在する側の電気錠41a,41bを解錠させる制御と、接続コンセント73が存在する側の電気錠41a,41bを解錠させる制御との、いずれかの制御が少なくとも実施される構成であればよい。
また、この第2の実施形態のように、人検知手段としての前記人感センサ61が屋外側に設置されている構成では、屋内側から電気錠41を解錠させる場合に、人感センサ61が人非検知状態であることを条件とする制御を実施してもよい。つまり、住人が屋内操作盤44の施解錠ボタン54を操作して解錠させようとした場合、掃き出し窓23の外に人が存在しない場合に限り、コントローラ51はその解錠要求を受け付ける。
これにより、次のような効果が得られる。すなわち、駐車スペース17に車両Sが存在することによって道路Rからの死角ができるため、侵入者がその死角に隠れている場合もあり得る。そのような場合に電気錠41を解錠してしまえば、防犯上の問題が生じる。そこで、このように、外に人がいない場合に限って解錠することにより、防犯性を高めることができる。
なお、この場合、コントローラ51は、屋内操作盤44のスピーカ57を用いて、外に人が存在する旨を報知する。これにより、住人は解錠要求が受け付けられない理由を把握することが可能となり、外部に通報する等の必要な措置を講ずることができる。
[第3実施形態]
次に、上記各実施形態の窓施解錠システムを利用して構成される第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、各一階住戸15にそれぞれ設置された窓施解錠システムを用いて、その全体を統合管理するシステムとして構築されたものである。図7は、この統合管理システムの概略を示す図である。
図7に示されているように、統合管理システムは、例えば集合住宅12の共用部14に設置された管理サーバ81を備えている。この管理サーバ81には、各窓施解錠システムのコントローラ51が接続されている。管理サーバ81は、インターネット等の通信ネットワーク82を介して、管理会社に設置された管理装置83と接続されている。管理装置83は、住人が所持する携帯電話等の携帯端末Cとの間で双方向に通信可能とされており、両者の間で必要な情報が送受信される。
なお、この統合管理システムでは、一階住戸15の玄関ドア25も電気錠84により施解錠されるようになっている。このため、コントローラ51には、掃き出し窓23の電気錠41の他、玄関ドア25の電気錠84も接続されており、この電気錠84の施解錠動作もコントローラ51によって制御される。
かかる統合管理システムを利用すれば、次のような制御を行うことができる。
・住人の携帯端末Cから出された指示を受け、電気錠41,84を施解錠動作させる。また、電気錠41,84の施錠状況を、携帯端末Cに送信する。その他、シャッタ装置が掃き出し窓23の屋外側に設置された構成では、そのシャッタ装置に関しても同様の制御を行える。これにより、住人は、外出先から掃き出し窓23や玄関ドア25の施錠状況やシャッタ装置の開閉状況を確認したり、電気錠41,84やシャッタ装置の動作を指示したりできる。特に、帰宅が遅くなってしまった場合などに、自宅の施錠状況を確認して安心感を得ることができる点でメリットがある。
・認証なく電気錠41,84の解錠操作がなされた場合には、その旨を携帯端末Cに報知する。これにより、管理会社や住人は一階住戸15に対する異常状態を把握することができ、それぞれが必要とする措置を速やかに講ずることができる。
・管理サーバ81と集合住宅12に設置された自動火災報知器とを接続し、火災発生が検知された場合には、自動的に電気錠41,84を解錠させるようにしてもよい。
・屋内操作盤44の施解錠ボタン54の操作により、掃き出し窓23の電気錠41が解錠されたことを管理サーバ81で把握し、それに基づいて、住人が掃き出し窓23より屋外に出たことの履歴を作成するようにしてもよい。管理会社は、その履歴から、住人の在宅状況を把握したり、予測したりして、住人の管理に役立てることができる。
[その他の実施形態]
以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
(a)屋外操作盤43に、電気錠41を操作するボタン45,46の他、他の操作ボタンや屋外コンセント等が設けられた構成を採用してもよい。例えば、掃き出し窓23の屋外側に電動シャッタ装置が設けられた構成では、その開閉を屋外側から操作するボタンが設置されるとよい。また、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両Sの車載バッテリに対し、家庭用商用電力(AC100V)による充電を行うべく、充電ケーブルのプラグが接続される屋外コンセントが設けられるとよい。これにより、充電ケーブルを通じて、建物側から家庭用商用電力が供給されて、車載バッテリの充電を行える。
なお、これらシャッタ開閉ボタンや屋外コンセントも、施錠ボタン45や解錠ボタン46と同様に、ボタンカバー47によって覆われた構成とし、上記実施形態で説明したように、所定条件の下でのみ開放が許可されるようにすることが好ましい。また、ボタンカバー47が開放された後、所定時間内にシャッタ開閉のボタン操作や充電ケーブルのプラグ接続がなされた場合のみ、シャッタ開閉動作や充電用の電力供給が行われるようにしてもよい。これらの制御により、盗電や、非住人によって勝手にシャッタが開閉されることが防止され、防犯性を高めることができる。
(b)車両Sの盗難を報知する構成を付加してもよい。この場合、屋内操作盤44に設けられたモード切替ボタンの操作により、コントローラ51は車両警戒モード又は非警戒モードに切り替える。そして、車両警戒モードにおいて、コントローラ51は、屋外操作盤43の無線通信部52を通じ、駐車スペース17に駐車された車両Sとの間で、リクエスト信号の送信とその応答信号との送受信を行う。この信号送受信により、コントローラ51は車両Sの存在状況を把握できる。
そして、車両警戒モードにおいて、応答信号が受信状態から非受信状態となれば、勝手に車両Sが駐車スペース17より外に出されたこととなる。この場合に、コントローラ51は、屋内操作盤44のスピーカ57より車両盗難を報知すれば、住人は、外部に通報する等、即座に必要な措置を講ずることができる。
なお、この構成では、モード切替ボタンがモード切替手段に、無線通信部52が無線送受信手段に、スピーカ57が盗難報知手段に相当する。また、コントローラ51は、これらいずれの手段にも相当する。
(c)上記実施の形態では、ボタンカバー47によってボタン45,46が覆われているが、各ボタン45,46を露出させた状態としてもよいし、第2実施形態のように、そもそもボタン操作なく解錠動作させるようにしてもよい。その場合でも、コントローラ51が、前述した所定条件(住人認証と走行駆動源停止より所定時間内)を満たした場合のみ解錠を許可すれば、防犯性を確保できる。ボタンカバー47が設けられた構成の場合、そのカバー閉め忘れが懸念されるが、この別形態の構成によればそのような懸念がなくなる点でメリットがある。
また、ボタンカバー47が設けられた構成において、そのボタンカバー47が開放された後、所定時間内にボタン操作された場合にのみ、電気錠41を解錠動作させるようにしてもよい。その他、少なくとも解錠ボタン46がボタンカバー47によって覆われていれば足りる。非住人による電気錠41の勝手な解錠を防止できれば、防犯性が確保されるからである。
(d)上記実施の形態では、電子キーKより受信した識別情報が住人として予め登録された識別情報と一致すれば認証OKとしていたが、所定の属性を有することもさらなる認証の条件としてもよい。その所定属性とは、住人について掃き出し窓23を通じた出入りを許可することに関する属性であり、例えば、性別や年齢等によって区分されるものである。例として、一階住戸15に、両親と子供とで構成された家族が居住している場合、18歳以上の年齢属性情報を受信したことを認証条件に加える。そうすれば、子供のいたずら等により、不用意に電気錠41が解錠されてしまうことを防止し、防犯性をより強化できる。この場合、電子キーKには住人の操作よって出入りを許可する属性情報が予め登録され、その属性情報が識別情報と併せて無線送信される。
(e)上記実施の形態では、ガラス戸23aの上方に電気錠41が設置されているが、電気錠41の設置位置は任意であり、例えば、ガラス戸23aの下方に設置された構成を採用してもよい。この場合、デッドボルト42に対応する受孔部23bは、ガラス戸23aの下端縁に設けられ、施錠時にはガラス戸23aの下方からデッドボルト42が上に突出して、受孔部23bに挿入される。
(f)上記実施の形態では、全ての一階住戸15に窓施解錠システムを設置して、掃き出し窓23の施解錠を制御するようにしたが、任意の一階住戸15に窓施解錠システムが設置されるようにしてもよい。もっとも、全ての一階住戸15に掃き出し窓23が設置されている場合には、その全てに窓施解錠システムを設置した方が、防犯性を両立させることができる点で好ましい。
(g)上記実施の形態では、複数階建てであって各階部分に複数の住戸15が設けられた集合住宅12を例として説明したが、一階建ての集合住宅であってもよい。また、一の住戸が一階部分と上階部分とで構成される、いわゆるメゾネットタイプの集合住宅であってもよい。後者の場合、各住戸の一階部分が、上記実施形態における一階住戸15に相当する。
(h)上記実施の形態では、集合住宅12の各住戸15は床面積や間取り等がほぼ統一されているが、それらが異なった住戸15が存在していてもよい。
(i)上記実施の形態では、東西方向に延びる道路Rの北側に敷地11が存在し、そこの南向きで集合住宅12が建てられているが、これら道路R、敷地11及び集合住宅12の配置は、その方角が特定されるわけではない。例えば、集合住宅12は、南東・北西方向等、他の方角を向いて建てられていてもよい。
12…集合住宅、15…住戸、17…駐車スペース、23…掃き出し窓、23a…ガラス戸(窓戸)、41…電気錠、51…コントローラ(判断手段、制御手段、モード切替手段、無線送受信手段、盗難報知手段)、52…無線通信部(無線送受信手段)、53…車両検知センサ(車両検知手段)、57…スピーカ(盗難報知手段)、61…人感センサ(人検知手段)、62…充電装置、63…充電ケーブル、72…ハンドル、73…接続コンセント(被接続部)、K…電子キー、R…道路、S…車両。

Claims (9)

  1. 一階部分に複数の住戸が並設され、それら一階住戸ごとに、該住戸の屋外側に駐車スペースが設けられるとともに、その駐車スペースに面した掃き出し窓が設置され、該掃き出し窓を通じて一階住戸内と前記駐車スペースとの間で人の出入りを可能する集合住宅において、前記一階住戸に設けられ、前記掃き出し窓の施解錠を制御する窓施解錠システムであり、
    前記掃き出し窓に設置され、その掃き出し窓を電気的に施解錠する電気錠と、
    前記一階住戸の住人により所持され、固有の識別情報を無線送信する機能と、住人が所有する車両の車両キーとしての機能とを併せて有する電子キーと、
    前記電子キーより無線受信した識別情報と、前記駐車スペースに駐車された車両の駐車情報とに基づいて、屋外側からの前記電気錠の解錠許否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により解錠許可判断がなされた場合に、前記電気錠を解錠可能な状態とし又は前記電気錠を解錠動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする窓施解錠システム。
  2. 前記駐車スペースに駐車された車両を検知する車両検知手段をさらに備え、
    前記車両の駐車情報には、前記車両検知手段の検知情報に基づく車両入庫の有無、及び当該車両の走行駆動源の駆動状況が含まれており、
    前記判断手段は、前記識別情報が住戸の住人として予め登録された識別情報であるとともに、前記車両が入庫した場合であって、かつその車両の走行駆動源が駆動停止されてから所定時間内である場合に、解錠許可判断すること特徴とする請求項1に記載の窓施解錠システム。
  3. 前記車両の駐車情報には、前記車両検知手段の検知情報に基づく車両出庫の有無が含まれており、
    前記制御手段は、前記車両が出庫し、その出庫から所定時間を経過した場合に、前記電気錠が解錠状態にあればその電気錠を施錠動作させることを特徴とする請求項2に記載の窓施解錠システム。
  4. 前記電子キーには、該電子キーを所持する住人について前記掃き出し窓を通じての出入りを許可することに関する属性が予め登録され、その属性情報を前記識別情報と併せて無線送信するようにし、
    前記判断手段は、前記識別情報及び前記駐車情報に加えて、前記電子キーより受信した前記属性情報に基づいて、屋外側からの解錠の許否を判断するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の窓施解錠システム。
  5. 前記掃き出し窓の屋外側で人を検知する人検知手段を備え、
    前記制御手段は、屋内側からの解錠要求について、前記人検知手段が非検知状態である場合に、その要求を受け付けて前記電気錠を解錠動作させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の窓施解錠システム。
  6. 前記掃き出し窓は複数の窓戸が引き違い式に設けられて構成されており、その各窓戸にそれぞれ前記電気錠が設置されて窓戸ごとに施解錠がなされるようにし、
    前記制御手段は、前記駐車スペースに駐車された車両のハンドル位置と同じ側にある前記電気錠を解錠動作させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窓施解錠システム。
  7. 前記掃き出し窓は複数の窓戸が引き違い式に設けられて構成されており、その各窓戸にそれぞれ前記電気錠が設置されて窓戸ごとに施解錠がなされるようにし、
    前記駐車スペースには、車両充電用の充電ケーブルを備えた充電装置が設けられ、
    前記充電ケーブルに対する被接続部を有する車両が前記駐車スペースに駐車された場合、前記制御手段は、前記被接続部の左右位置と同じ側にある前記電気錠を解錠動作させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窓施解錠システム。
  8. 車両警戒モードと非警戒モードとを切り替えるモード切替手段と、
    前記駐車スペースに駐車された車両に対してリクエスト信号を所定のタイミングで送信するとともに、その応答信号を車両から受信する無線送受信手段と、
    前記一階住戸の住戸内に設置され、前記車両警戒モードにある場合に、前記応答信号の受信状態から非受信状態になると車両盗難を報知する盗難報知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の窓施解錠システム。
  9. 一階部分に複数の住戸が並設され、それら一階住戸ごとに、該住戸の屋外側に駐車スペースが設けられるとともに、その駐車スペースに面して掃き出し窓が設置され、前記掃き出し窓を通じて一階住戸内と前記駐車スペースとの間で人の出入りを可能する集合住宅であって、
    前記各一階住戸には、それぞれの掃き出し窓の施解錠を制御すべく、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の窓施解錠システムを備えたことを特徴とする集合住宅。
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