JP2011251071A - 口腔内カメラ - Google Patents

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満将 白田
Mitsuhiro Iwata
光弘 岩田
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Abstract

【課題】口腔内カメラを用いた撮像において、患者への不快感を無くす。
【解決手段】本体ケースと、本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた高輝度LED9と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部14と、焦点レンズと、撮像装置と、制御器17と、制御器17に接続された電源スイッチ1Aとを備え、制御器17には、口腔内判定部26と、照明制御部27とを設け、口腔内判定部26が、高輝度LED9により照明された撮像部位を口腔内であると判断し、その後、口腔内判定部26が撮像部位を口腔外であると判断した時には、照明制御部27が高輝度LED9を消灯する。
【選択図】図6

Description

本発明は、口腔内カメラに関するものである。
従来の口腔内カメラの構成は、以下のような構成となっていた。
すなわち、本体ケースと、この本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、この口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた照明素子と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部と、この絞り駆動部に光学的に接続された焦点レンズと、この焦点レンズの後方側に光学的に接続された撮像部と、この撮像部の画像データを受け取る制御器と、この制御器に接続された電源スイッチとを備えていた。
そして、この制御器が受け取った画像データを、表示部に表示する構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
特開2005−80734号公報
上記従来例における課題は、患者に不快感を与えてしまうことであった。
すなわち、上記従来の口腔内カメラを用いた撮像においては、歯医者は、まず電源スイッチを入れて、口腔内挿入部の前方下方側に設けられた照明素子を点灯させ、口腔内挿入部を患者の口腔内に進入させた後、撮像をおこなう。そして、撮像が終了すると、電源スイッチを切って照明素子を消灯させ、その後、本体ケースを、保持ホルダに入れて次の撮像に備えることになっていた。
このとき、すぐに次の撮像が予想される場合には、電源スイッチを入れたままで、次の撮像まで保持してしまうことがある。すると、口腔内に挿入させるために、その先端を閉口としている口腔内挿入部の内部で、照明素子が点灯されたままの状態となり、そのため、この照明素子が発する熱が、口腔内挿入部の内部に蓄熱されることとなり、この熱が口腔内挿入部の外面に伝わってしまうこととなる。
そして、歯医者が次の撮影を開始しようとして、口腔内挿入部を患者の口腔内に差し込むと、この口腔内挿入部の外面が患者の口腔に触れた際に、患者は熱さを感じてしまうこととなり、その結果として、患者に不快感に与えてしまう時があった。
そこで本発明は、患者への不快感を無くすことを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、本体ケースと、この本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、この口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた照明素子と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部と、この絞り駆動部に光学的に接続された焦点レンズと、この焦点レンズの後方側に光学的に接続された撮像部と、この撮像部の画像データを受け取る制御器と、この制御器に接続された電源スイッチとを備え、前記制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設け、前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断し、その後、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断した時には、前記照明制御部が前記照明素子を消灯する構成とし、これにより所期の目的を達成する物である。
以上のように本発明は、本体ケースと、この本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、この口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた照明素子と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部と、この絞り駆動部に光学的に接続された焦点レンズと、この焦点レンズの後方側に光学的に接続された撮像部と、この撮像部の画像データを受け取る制御器と、この制御器に接続された電源スイッチとを備え、前記制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設け、前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断し、その後、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断した時には、前記照明制御部が前記照明素子を消灯する構成としたものであるので、その結果として、患者への不快感を無くすことができる。
すなわち、本発明の口腔内カメラにおいては、その制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設けた構成としている。そのため、口腔内撮像時においては、歯医者が、口腔内挿入部を口腔内に進入させると、前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断するものとなっている。
その後、歯医者が口腔内の撮像を終了し、口腔内挿入部を口腔内から抜き出すと、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断し、前記照明素子を消灯するようにしたものである。そのため、口腔内の撮像が終了した時には、確実に照明素子を消灯することができるものとなる。
その結果として、本発明の口腔内カメラは、次の撮影時まで、照明素子が消灯された状態で保持されることとなり、この照明素子が発する熱によって口腔内挿入部が熱くなることもなくなるので、次の撮影の開始時に、患者が熱さを感じることもなくなり、患者への不快感を無くすことができる。
本発明の一実施形態の斜視図 その断面図 その分解斜視図 その口腔内挿入部の下面図 その使用例を示す図 その電気的なブロック図 そのホルダへの装着例を示す図 その口腔内挿入部の先端部の断面図 その先端部の温度上昇を表す図 その動作フローチャート その動作時の横方向から見た要部拡大図 その動作フローチャート
以下、本発明の一実施形態を添付図面を用いて説明する。
図1において、1は、ほぼ円筒状の本体ケースで、この本体ケース1の後端側には電源および信号用のコード2が接続されている。また、この本体ケース1の前方側には、口腔内挿入部3が装着され、この口腔内挿入部3内には、図2、図3で示す真鍮製の鏡筒4が設けられている。この鏡筒4内において、4群のレンズG1からG4が、スペーサ筒5、6、7を介在し、配置されている。
また、前記鏡筒4の前方側開口4aには、図2に示すごとく、光学的に対応する口腔内挿入部3の下面部分に撮像窓3aを設けており、この撮像窓3aと鏡筒4の前方側開口4aの間には、プリズム8が設けられている。
また、撮像窓3aは、図4に示すごとく、四角形をしており、撮像窓3aの対向する前、後辺には、照明素子の一例として、高輝度LED9が、それぞれ2個づつ配置されている。なお、この高輝度LED9は、たとえばハロゲンランプに比べて、指向性をもった光を発するものである。
また、高輝度LED9は、1個が0.1Wの明るさであり、照明時においては、4個の合計、つまり、0.4Wの明るさで歯を照明することができ、治療中の虫歯の奥まで照明できるものとなっている。
一方、図3に示すごとく、前記鏡筒4の後方側開口4bには、撮像装置10が光学的に連結され、配置されている。この撮像装置10内には、レンズ群G5、G6が配置されており、このレンズ群G5、G6は、2枚で1組に接合した焦点レンズ11となっている。
そして、この焦点レンズ11を通過した映像は、撮像装置10内のさらに後方の撮像部12に送られることとなる。
なお、この焦点レンズ11は、オートフォーカス駆動部13によって保持されており、焦点レンズ11を保持したオートフォーカス駆動部13が、駆動モーター13Aによって、光軸方向に2本のガイドポール11A上を摺動することにより、焦点レンズ11は被写体との距離に対して、焦点位置を自動調整でき、オートフォーカスができるものとなっている。
このオートフォーカス制御は、本実施形態においては、コントラストの山を探す方式、つまり一般的な山登り方式で構成している。そのため、詳細な説明は省略するが、オートフォーカス枠(図5の16A)内の画像データのコントラストの山を見つけて、そこにフォーカスを制御するものとなっている。なお、図5のオートフォーカス枠16Aは、本来は非表示としており、表示されることは無いのであるが、ここでは、発明の理解を容易にするため、表示した状態としている。
さて、2本のガイドポール11Aは、明るさを調節する絞り駆動部14とともに、焦点レンズ前カバー11Bと焦点レンズ後ろカバー11Cの間に挟持、固定されており、焦点レンズ11を通過した映像は、さらに後方の撮像部12に送られることとなる。
そして、口腔内の画像を取得する場合は、図5に示すごとく、歯医者は、まず電源スイッチ1Aを入れて、口腔内挿入部の前方下方側に設けられた図4の高輝度LED9を点灯させた後、口腔内挿入部3を患者の口腔内に挿入させ、その状態で、高輝度LED9により撮像部位を照明し、撮像を行う。
この時、撮像窓3aから得られる映像は、図3の、プリズム8、レンズ群G1、G2、G3、G4および、焦点レンズ11を介して、撮像装置10内の撮像部12へと送られ、その後、撮像部12によって撮像された画像データが、図5に示すごとく、コード2および電源部15を介して、表示部16に映し出される。
その後、この表示部16を見て、希望する撮像部位を見つけ出したときには、撮像ボタン1Bを押せば、その時の画像は静止画として表示部16内のメモリに記録されることとなる。
また、図6は、本実施形態の、電気的な接続を示すブロック図であり、電源スイッチ1A、絞り駆動部14、オートフォーカス駆動部13、撮像部12、高輝度LED9が、制御器17内の制御部18に接続されており、この制御部18には、表示部16と、オートフォーカス駆動部13を制御するオートフォーカス制御部19が接続されている。このオートフォーカス制御部19の指示により、オートフォーカス駆動部13が、図3の焦点レンズ11を駆動し、フォーカスを実施する構成となっている。
また、制御部18で実行されるプログラムが、ROM20に格納されている。
なお、撮像が終了すると、電源スイッチ1Aを切って、高輝度LED9を消灯させた後、本体ケース1を、図7の保持ホルダ21a、あるいは保持ホルダ21bに入れて保持し、次の撮像にそなえることになる。
なお、図7(a)においては、本体ケース1を、保持ホルダ21aに設けた保持溝22に差し込み、直立した状態にて、次の使用時まで保持することになる。なお、図7(a)に示すごとく、保持ホルダ21aには、歯医者が、歯の治療に使用する器具23a、23bも保持されている。
一方、図7(b)は、専用の保持ホルダ21bとなっており、本体ケース1の先端が斜め上方を向いた状態で保持される。
さて、ここで、図8は、本発明が解決しようとする課題について説明するための図で、口腔内挿入部3の先端側の拡大断面図を示している。
図8に示すごとく、口腔内挿入部3は、口腔内に挿入させるために、その先端を壁面3bで閉口させており、口腔内の湿気が口腔内挿入部3の内部に侵入することを防止している。この口腔内挿入部3の内部には、高輝度LED9が、LEDフレキ24上に実装されており、このLEDフレキ24は、銅製の熱伝導フレーム25によって保持された状態となっている。
そして、この熱伝導フレーム25は、真鍮製の鏡筒4に接続されており、高輝度LED9の点灯時の熱を、熱伝導フレーム25、鏡筒4を介して、本体ケース1の後方に放熱する構成となっている。
なお、口腔内挿入部3の先端部は、口腔内に挿入させるために、できるだけ小さく構成する必要がある。そのため、口腔内挿入部3の先端内部においては、狭い空間に、プリズム8、高輝度LED9、LEDフレキ24、熱伝導フレーム25が押し込められて構成されている。
そして、この狭い空間で、高輝度LED9が点灯された状態が持続されると、上述した放熱構成だけでは熱を逃がしきることができず、高輝度LED9の発する熱が、口腔内挿入部3の先端内部に蓄熱され、この熱が、口腔内挿入部3の外面に伝わることとなる。
図9は、口腔内挿入部3の先端内部が蓄熱し、口腔内挿入部3の外面に伝熱される状態を、時系列に表したもので、高輝度LED9を連続点灯させたときの、先端側の高輝度LED9の真下の壁外面(図8のP1)、後方側の高輝度LED9の真下の壁外面(図8のP2)、および口腔内挿入部の先端外面(図8のP3)の温度変化を表している。
図9からも理解されるごとく、高輝度LED9の発する熱が、口腔内挿入部3の先端内部に蓄熱された後、先端側の高輝度LED9の真下の壁外面(図8のP1)、および後方側の高輝度LED9の真下の壁外面(図8のP2)に伝わり、その結果として、それぞれの温度は、数分で急激に立ち上がり、8〜10分後には飽和した状態で安定する。
また、口腔内挿入部の先端外面(図8のP3)においても、高輝度LED9の真下の壁外面P1、P2と同様に、数分で急激に立ち上がり、8〜10分後には、高輝度LED9の真下の壁外面P1、P2よりも少し低い温度にて、飽和した状態で安定する。
すなわち、従来の口腔内カメラを用いた撮像においては、歯医者は、口腔内挿入部3を患者の口腔内に進入させて撮像をおこなった後は、電源スイッチ1Aを切って、高輝度LED9を消灯させた後、本体ケース1を、それを保持する保持ホルダ21a、あるいは21bに入れて次の撮像にそなえることになるのであるが、このとき、すぐに次の撮像が予想される場合には、電源スイッチ1Aを入れたままで、つまり、高輝度LED9を点灯させたままで、次の撮像まで保持してしまうことがある。
すると、高輝度LED9が発する熱が、口腔内挿入部3先端側の内部に蓄熱され、口腔内挿入部3の外面(図8のP1、P2、P3)に伝わり、その温度が急激に上昇することとなる。
特に、本体ケース1の保持時においては、図7の保持ホルダ21a、21bに示すごとく、口腔内挿入部3先端側が直立、あるいは上方を向いた状態で保持されることとなり、口腔内挿入部3の先端内部の狭い空間に、蓄熱されやすい状態となっている。
そのため、歯医者が次の撮影を開始しようとして、口腔内挿入部3を患者の口腔内に差し込むと、口腔内挿入部3の先端側外面(図8のP1、P2、P3)が患者の口腔に触れた際に、患者は熱さを感じてしまうこととなり、その結果として、患者が不快感を覚える時があったのである。
上記説明により、本実施形態の基本的な構成、動作、および従来の課題が理解された所で、以下、本実施形態における特徴点について詳細に説明を行う。
本実施形態においては、図6に示すごとく、制御器17の内部には、口腔内判定部26と、照明制御部27とを設けた構成としている。そのため、口腔内撮像時においては、まず、口腔内判定部26が、高輝度LED9により照明された撮像部位を口腔内であると判断する、つまり、歯医者が口腔内の撮像を行っていると判断する。
その後、口腔内判定部26が撮像部位を口腔外であると判断した時、つまり、歯医者が口腔内の撮像を終了した時には、照明制御部27が高輝度LED9を消灯するようにしたものである。そのため、口腔内の撮像が終了した時には、確実に高輝度LED9を消灯することができるものとなる。
その結果として、次の撮影時まで、高輝度LED9が消灯された状態で保持されることとなり、口腔内挿入部3の先端側外面(図8のP1、P2、P3)が熱くなることもなくなるので、次の撮影の開始時においては、患者が熱さを感じることもなくなり、患者の不快感を解消することができるものとなる。
なお、詳細は後述するが、この消灯動作を適切におこなうために、図6に示すごとく、ケース1の動きを判断する動き判定部28を制御器17内に設け、この動き判定部28を制御部18に接続している。
以下に、その動作を、図6、図10、図11、図12を用いて説明する。
まず、図10のS1でスタートする。この時は、歯医者によって電源スイッチ1Aが押され、照明制御部27によって、高輝度LED9は点灯された状態となっている。そして、歯医者が口腔内挿入部3を患者の口腔内に進入させ、口腔内の撮像が開始される。
つぎにS2において、図6の口腔内判定部26が、現在の撮像位置は口腔内か否かを判断する。具体的には、口腔内判定部26が、絞り駆動部14の絞り値を読み取り、この絞り値が、あらかじめ設定しておいた口腔内判断値よりも大きいときには、撮像部位を口腔内であると判断する。なお、この口腔内判断値は、あらかじめ、実際に口腔内において近接撮像を行い、その絞り値を参考にして設定したものであり、本実施形態においては、実際に口腔内において近接撮像した時の絞り値がF14〜F16であったので、口腔内判断値は余裕を持たせて、たとえばF8としている。
この撮像部位の判断について、もう少し、詳細に説明する。
まず、口腔内の撮像において、図11に示すごとく、撮像窓3aで、歯29を撮像している状態であるとする。
この時、撮像窓3aの近傍では、治療中の虫歯の奥まで照明できるような4個の高輝度LED9が、撮像窓3aの直下にある歯29を、強烈な明るさで照明している状態となる。
この状態において、高輝度LED9の照明光は、歯29の白い上面で反射されて撮像窓3aへの反射光となるが、この反射光というのは、指向性を持った高輝度LED9の照明光が至近距離にある歯29の白い面によって反射された光であるため、非常に明るいものとなっている。つまり、口腔内の撮像における明るさは、通常の口腔外撮像ではありえないほどの、異常に明るい状態となっており、この時、絞り駆動部14の絞り値はこの明るさを大きく絞った状態となっている。
したがって、この状態を検知することにより、歯29の口腔内撮像を実施しているかどうかを判断するのである。具体的には、口腔内判定部26は、口腔内判断値よりも絞り駆動部14の絞り値が大きい(明るい)ときには、口腔内の撮像であると判断して、撮像部位は口腔内であると判断するのである。
今回の場合では、絞り駆動部14の絞り値が、口腔内判断値(F8)よりも大きくなり、撮像部位は口腔内であると判断される。
図10のS2で、口腔内判定部26が現在の撮像部位を口腔内であると判断した時には、制御部18は、口腔内判定部26より、その情報を受け取り、口腔内挿入部3によって口腔内の撮像が開始されたことを認識し、記憶する(S3)。
つぎに、図6、図12を用いて、撮影終了時に、口腔内挿入部3が口腔内から抜き出されたときの高輝度LED9の消灯動作について説明する。
図12のT1でスタートする。この時は、歯医者によって、口腔内挿入部3が口腔内に進入し、高輝度LED9が点灯した状態で、口腔内が撮影されている。つまり、上述したごとく、S3で、制御部18が撮像が開始されたことを認識し、記憶している状態である。
つぎにT2において、歯医者が口腔内の撮像を終了し、口腔内挿入部3を口腔内から抜き出すと、口腔内判定部26が撮像部位を口腔外であると判断する。
具体的には、口腔内判定部26が、絞り駆動部14の絞り値を読み取り、この絞り値が、あらかじめ設定しておいた抜き出し判断値よりも小さいときには、口腔内から抜き出されたと判断する。なお、この抜き出し判断値は、上述した口腔内判断値よりも小さく設定しており、抜き出し判定を厳しく行うことで、不適切な抜き出し判断がなされないようにしている。
この判断について、さらに説明を行う。
口腔内の撮像においては、高輝度LED9の光が歯29によって反射するため、通常の口腔外の撮像ではありえないほどの、異常に明るい撮像環境となっている。一方、口腔内挿入部3が、口腔内から抜き出された時には、高輝度LED9の光が歯29に反射することが無くなるため、通常の明るさの口腔外撮像環境となり、そのため、絞り駆動部14の絞り値は、明かりを取り込むために、大きく開放された状態となっている。なお、本実施形態においては、通常の撮像環境での絞り値はF4(本実施形態における、絞り駆動部14の最大の開放値)となる。
したがって、この状態を検知することにより、口腔内挿入部3が、口腔内から抜き出されたか否かを判断するのである。
本実施形態における抜き出し判断値は、たとえば、絞り駆動部14の最大の開放値であるF4を使用している。
そして、今回の場合では、絞り駆動部14の絞り値が、通常の撮像環境で使用する絞り値(F4)となり、抜き出し判断値と同じになるので、口腔内挿入部3が、口腔内から抜き出されたと判断される。
本実施形態においては、抜き出し判定を厳しく行うために、抜き出し判断値を、開放値であるF4に設定したが、口腔内の撮像を判断する口腔内判断値以下に設定しておればよく、その場合、適切な感度で口腔内からの抜き出しを判断できるものとなる。
T2において、口腔内判定部26にて、口腔内挿入部3が、口腔内から抜き出されたと判断されたときには、T3において、高輝度LED9を5秒間点灯させる。その5秒間の間に、口腔内挿入部3が、口腔内に、再挿入された時は、高輝度LED9の光が歯29によって反射するため、異常に明るい撮像環境となり、上述したごとく、口腔内判定部26が、絞り駆動部14の絞り値を読み取り、この絞り値が、あらかじめ設定しておいた口腔内判断値(F8)よりも大きいときには、撮像部位を口腔内であると判断する。
撮像部位が口腔内であると判断されたときには、T2に戻って、口腔内挿入部3が、口腔内から、再び抜き出されるのを監視することとなる。
さて、5秒間、口腔内挿入部3が、口腔内に、再挿入されなかった時には、T4、T5、T6のステップで、本体ケース1の動きを監視し、所定時間、本体ケース1の動きが停止したと判断したときには、図7の保持ホルダ21a、21bに保持されたとして、T7で高輝度LED9を消灯するようにしている。
まず、T4においては、撮像部12で撮像される画像データを、制御部18が解析し、明るさを表すAE評価値と、コントラストを表すAF評価値を、それぞれ算出する。
このAE評価値と、AF評価値を5秒間の間に、それぞれ50回算出し、それらの平均値をAE1、AF1として求め、これらの値を制御部18が記憶する。
次に、T5において、このAE評価値と、AF評価値を1秒間の間に、それぞれ10回算出し、それらの平均値をAE2、AF2として求め、これらの値を制御部18が記憶する。
最後に、T6において、図6の動き判定部28が、本体ケース1の動きが停止しているか否かを判断する。具体的には、動き判定部28は、T4で求めた明るさの平均値AE1、コントラストの平均値AF1と、T5で求めた明るさの平均値AE2、コントラストの平均値AF2とをそれぞれ比較し、それぞれの差が、いずれも所定の閾値よりも小さい時には、本体ケース1の動きが停止したと判断し、つまり、図7の保持ホルダ21a、21bに保持されたとして、T7で、照明制御部27が、高輝度LED9を消灯し、制御が終了する(T8)。
その結果として、歯医者が口腔内の撮像を終了し、口腔内挿入部3を口腔内から抜き出すと、口腔内判定部26が撮像部位を口腔外であると判断し、高輝度LED9を消灯することができるので、この高輝度LED9が発する熱によって口腔内挿入部3が熱くなることもなくなり、次の撮影の開始時に、患者が熱さを感じることもなくなり、患者への不快感を無くすことができるものとなる。
なお、T6において、図6の動き判定部28が、本体ケース1の動きが停止していないと判定したときには、T2に戻って制御を続けることになる。
また、歯医者が次の撮影を行うときには、図7の保持ホルダ21a、または21bから本体ケース1を取り出した後に、図5のLED点灯/消灯スイッチ1Cを押して、高輝度LED9を点灯し、口腔内の撮像を行うこととなる。この撮像時には、高輝度LED9が、それまで消灯された状態であったので、口腔内挿入部3が蓄熱することもなく、そのため、患者が熱さを感じることもなくなり、患者への不快感を無くすことができるものとなる。
以上のように本発明は、本体ケースと、この本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、この口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた照明素子と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部と、この絞り駆動部に光学的に接続された焦点レンズと、この焦点レンズの後方側に光学的に接続された撮像部と、この撮像部の画像データを受け取る制御器と、この制御器に接続された電源スイッチとを備え、前記制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設け、前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断し、その後、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断した時には、前記照明制御部が前記照明素子を消灯する構成としたものであるので、その結果として、患者への不快感を無くすことを目的とすることができる。
すなわち、本発明の口腔内カメラにおいては、その制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設けた構成としている。そのため、口腔内撮像時においては、歯医者が、口腔内挿入部を口腔内に進入させると、前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断するものとなっている。
その後、歯医者が口腔内の撮像を終了し、口腔内挿入部を口腔内から抜き出すと、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断し、前記照明素子を消灯するようにしたものである。そのため、口腔内の撮像が終了した時には、確実に照明素子を消灯することができるものとなる。
その結果として、本発明の口腔内カメラは、次の撮影時まで、照明素子が消灯された状態で保持されることとなり、この照明素子が発する熱によって口腔内挿入部が熱くなることもなくなるので、次の撮影の開始時に、患者が熱さを感じることもなくなり、患者への不快感を無くすことができる。
したがって、口腔内カメラとして、広く活用が期待されるものである。
1 本体ケース
1A 電源スイッチ
1B 撮像ボタン
1C LED点灯/消灯スイッチ
2 コード
3 口腔内挿入部
3a 撮像窓
3b 外壁面
4 鏡筒
4a 前方側開口
4b 方側開口
5、6、7 スペーサ筒
8 プリズム
9 高輝度LED
10 撮像装置
11 焦点レンズ
11A ガイドポール
11B 焦点レンズ前カバー
11C 焦点レンズ後ろカバー
12 撮像部
13 オートフォーカス駆動部
13A 駆動モーター
14 絞り駆動部
15 電源部
16 表示部
16A オートフォーカス枠
17 制御器
18 制御部
19 オートフォーカス制御部
20 ROM
21a、21b 保持ホルダ
22 保持溝
23a、23b 器具
24 LEDフレキ
25 熱伝導フレーム
26 口腔内判定部
27 照明制御部
28 動き判定部
29 歯
P1、P2、P3 外面
G1 レンズ群
G2 レンズ群
G3 レンズ群
G4 レンズ群
G5 レンズ群
G6 レンズ群

Claims (4)

  1. 本体ケースと、この本体ケースの前方側に装着された口腔内挿入部と、この口腔内挿入部の前方下方側に設けられた撮像窓と、この撮像窓周辺に設けられた照明素子と、前記撮像窓に光学的に接続された絞り駆動部と、この絞り駆動部に光学的に接続された焦点レンズと、この焦点レンズの後方側に光学的に接続された撮像部と、この撮像部の画像データを受け取る制御器と、この制御器に接続された電源スイッチとを備え、
    前記制御器には、口腔内判定部と、照明制御部とを設け、
    前記口腔内判定部が、前記照明素子により照明された撮像部位を口腔内であると判断し、その後、前記口腔内判定部が撮像部位を口腔外であると判断した時には、前記照明制御部が前記照明素子を消灯する構成とした口腔内カメラ。
  2. 口腔内判定部は、絞り駆動部の絞り値が第1の設定値よりも大きい時には、撮像部位を口腔内と判断する請求項1に記載の口腔内カメラ。
  3. 口腔内判定部は、絞り駆動部の絞り値が第2の設定値よりも小さい時には、撮像部位を口腔外と判断する請求項1または2に記載の口腔内カメラ。
  4. 制御器には、動き判定部を設け、この動き判定部は、撮像部の画像データの明るさおよびコントラストが所定時間一定である、と判断した時には、前記照明制御部により前記照明素子を消灯する構成とした請求項1から3のいずれか一つに記載の口腔内カメラ。
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