JP2011250624A - 静電アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子の両面において移動子を動作させて、視認性を向上することが可能な静電アクチュエータを提供する。
【解決手段】静電アクチュエータ100は、一端102aと他端102bとを有する帯状の基板102と、基板102の一面102x上に設けられた電極1a〜1dと、電極1a〜1dを覆うように基板102の一面102x上に設けられた帯状のカバー層103と、を有する固定子1と、固定子1上に配置される移動子2と、を備える。固定子1は、基板102の一端を180°で奇数回ひねり、他端に連結することにより構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、静電アクチュエータに関する。
従来、電極が設けられた固定子と、この固定子上に配置されるとともに、樹脂基板と、樹脂基板上に設けられた抵抗体膜とを有する移動子と、を備えた静電アクチュエータが知られている。
このような従来の静電アクチュエータには、例えば、無限軌道体(固定子)の一面(外面)上にのみに配置された表示シート(移動子)が、該無限軌道体(固定子)の該一面上を移動するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の従来の静電アクチュエータには、例えば、円筒形状の固定子と、該固定子の外側に配置され同じく円筒形状の移動子とを備え、これら固定子と移動子とが同軸上に配置されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。該移動子は、該固定子の周方向に沿って回転する。
しかし、上記2つの従来の静電アクチュエータは、固定子の一面上のみを移動子が移動するものである。
したがって、上記2つの従来の静電アクチュエータは、例えば、移動子の一面を意図的に見せる広告などの用途において、視認される部分は固定子の一面側のみであり、広告としての視認性が低い問題がある。
特開平11−249598 特開平7−203689
本発明は、このような点を考慮してなされるものであり、固定子の両面において移動子を動作させて、視認性を向上することが可能な静電アクチュエータを提供する。
本発明の一態様に係る静電アクチュエータは、
一端と他端とを有する帯状の第1の基板と、前記第1の基板の一面上に設けられた電極と、前記電極を覆うように前記第1の基板の前記一面上に設けられたカバー層と、を有する固定子と、
前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
前記固定子は、前記第1の基板の前記一端を180°で奇数回ひねり、前記他端に連結することにより、構成されている
ことを特徴とする静電アクチュエータである。
また、上記静電アクチュエータにおいて、
前記移動子は、第2の基板と、帯電層と、を有する一対の移動子を含み、
一方の移動子は、前記カバー層の一面上に配置され、
他方の移動子は、前記第1の基板の他面上に配置され、
前記一方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離と、前記他方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離とが略同一であってもよい。
本発明の他の態様に係る静電アクチュエータは、
一端と他端とを有する帯状の第1の基板と、前記第1の基板の一面上に設けられた電極と、前記電極を覆うように前記第1の基板の前記一面上に設けられたカバー層と、を有する固定子と、
前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
前記第1の基板の他面から前記電極までの距離と前記カバー層の前記移動子が配置される側の面から前記電極までの距離とが同一である
ことを特徴とする静電アクチュエータである。
また、上記静電アクチュエータにおいて、
前記移動子は、第2の基板と、帯電層と、を有する一対の移動子を含み、
一方の移動子は、前記カバー層の一面上に配置され、
他方の移動子は、前記第1の基板の他面上に配置され、
前記一方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離と、前記他方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離とが略同一であってもよい。
また、上記静電アクチュエータにおいて、
前記固定子は、前記第1の基板の前記一端を180°で奇数回ひねり、前記第1の基板の前記他端に連結することにより、構成されていてもよい。
本発明のさらに他の態様に係る静電アクチュエータは、
環状の基板と、前記基板中に設けられた電極と、を有する固定子と、
前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
前記固定子において、前記基板がねじれて前記基板の一面が前記基板の他面に連続していることを特徴とする静電アクチュエータである。
本発明に係る静電アクチュエータは、一端と他端とを有する帯状の基板と、この基板の一面上に設けられた電極と、この電極を覆うように基板の一面上に設けられたカバー層と、を有する固定子と、この固定子上に配置される移動子と、を備える。
また、固定子は、基板102の一端を180°で奇数回ひねり、他端に連結することにより、構成されている。また、基板とカバー層の厚みは、略同一であり、移動子は、基板およびカバー層の何れの平面上も移動自在になっている。
これにより、移動子は、固定子の両面において、メビウスの輪状に移動することができる。すなわち、静電アクチュエータは、固定子の両面上で移動子を動作させて、視認性を向上することができる。
本発明による静電アクチュエータの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す静電アクチュエータを模式的に示す上面図である。 図2のA−A線に沿った静電アクチュエータの断面を示す断面図である。 基板がメビウスの輪状に接続された静電アクチュエータの構成の一例を示す図である。 線状電極に印加される信号の波形の一例を示す波形図である。
以下、本発明による静電アクチュエータの実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による静電アクチュエータ100の構成の一例を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す静電アクチュエータ100を模式的に示す上面図である。また、図3は、図2のA−A線に沿った静電アクチュエータ100の断面を示す断面図である。
なお、簡単のため、図2おいては、カバーフィルム103、摺動構造膜104、105、および基板102の表面に配置される移動子2を、省略している。
図1ないし図3に示すように、静電アクチュエータ100は、一面102xと他面102yとを有し、且つ、一端102aと他端102bとを有する帯状の基板102と、基板102の一面102x上に各々独立して設けられ、且つ、互いに平行に等間隔で配置された複数の線状電極1a〜1dと、複数の線状電極1a〜1dを覆うように基板102の一面102x上に設けられた帯状のカバーフィルム(カバー層)103と、摺動構造膜104、105と、を有する固定子1と、固定子1の線状電極1a〜1d上に移動自在に配置され、且つ、樹脂基板2aと、抵抗体膜(帯電層)2bと、を有する一対の移動子2と、を備える。
なお、移動子2を駆動するための信号a〜dは、図示しない駆動回路から4線式静電アクチュエータ100に入力される。このとき、各信号a〜dは、バスライン101a〜101d、スルーホール配線1b2、1d2、および、パッド電極1b1、1d1を介して、線状電極1a〜1dに、それぞれ印加される。
以下、固定子1について、さらに詳述する。上述のように、固定子1は、基板102と、この基板102の一面102xに設けられた導電性を有する複数の線状電極1a〜1dと、複数の線状電極1a〜1dを覆うように基板102の一面102x上に設けられた帯状のカバーフィルム(カバー層)103と、を備えている。
さらに、複数の線状電極1a〜1dの一側に(図2の左側)、複数の線状電極1a〜1dに直交する方向に延設するとともに、線状電極1aと線状電極1bに各々接続される第1のバスライン101aと第2のバスライン101bが互いに平行に設けられている。
さらに、複数の線状電極1a〜1dの他側に(図2の右側)、複数の線状電極1a〜1dに直交する方向に延設するとともに線状電極1cと線状電極1dに各々接続される第3のバスライン101cと第4のバスライン101dとが互いに平行に設けられている。
また、基板102の一面102x上に設けられた複数の線状電極1a〜1dを覆ってカバーフィルム103が設けられ、さらにカバーフィルム103を覆って摺動構造膜104が設けられている。
ところで、基板102は、例えば、25μmの厚さを有する。この基板102に用いられる素材としては、例えば、ポリイミド、ガラスエポキシ樹脂、フェノール樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、PEN(ポリエチレンナフレタート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルフイド)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリウレタン等が、選択される。特にポリイミドやPENは高耐熱性、高強度であり好ましい。
また、上述のように、複数の線状電極1a〜1dは、基板102の一面102x上に各々独立して設けられ、互いに平行に等間隔で櫛歯状に繰り返し配置されているが、この線状電極1a〜1dは、例えば、配線ピッチが0.3mm以下に設定され、また、この線状電極1a〜1dは、その厚さは、例えばポリイミド基板上に電極材としてCuを使用する場合は18μm程度、PET基板上に電極材としてITO(酸化インジウムスズ)を形成する場合では1,500Å程度を有する(図2および図3参照)。
また、2本の第1、第2のバスライン101a、101bは、各々帯状をなし、上述のように線状電極1a〜1dの一側(図2の左側)に、設けられている。
このうち第1のバスライン101aは、基板102の一面(上面)102xに設けられ、この第1のバスライン101aは、線状電極1aに電気的に接続されている。
また、第2のバスライン101bは、基板102の他面(下面)102yに設けられ、線状電極1bに電気的に接続されている。また、基板102には、基板102を貫通し、基板102の他面102yに設けられた第2のバスライン101bに接続されるスルーホール配線1b2が設けられている。さらに、基板102の一面102xに、線状電極1bの一側とスルーホール配線1b2とを接続するパッド電極1b1が設けられている。
これにより、第2のバスライン101bは、線状電極1bに電気的に接続される。
また、2本の第3、第4のバスライン101c、101dは、各々帯状をなし、上述のように線状電極1a〜1dの他側(図2の右側)に、設けられている。
また、第3のバスライン101cは、基板102の一面(上面)102xに設けられ、線状電極1cに電気的に接続されている。
また、第4のバスライン101dは、基板102の他面(下面)102yに設けられ、線状電極1dに電気的に接続されている。ここで、基板102には、基板102を貫通し、基板102の他面102yに設けられた第4のバスライン101dと接続されるスルーホール配線1d2が設けられている。そして、基板102の一面(上面)102xに、線状電極1dの一側とスルーホール配線1d2とを接続するパッド電極1d1が設けられている。
これにより、第4のバスライン101dは、線状電極1dに電気的に接続されている。
次に、図3により、固定子1のカバーフィルム103および摺動構造膜104、105について詳述する。図3に示すように、カバーフィルム103は、基板102上に複数の線状電極1a〜1dを覆うように設けられている。このカバーフィルム103は、例えば、12.5μmの厚さを有する。このカバーフィルム103に用いられる素材としては、例えば、ポリイミドが選択される。
また、摺動構造膜104は、カバーフィルム103上に設けられている。この摺動構造膜104は、該一方の移動子2(後述の樹脂基板2a)に対して摺動性を有する。この摺動構造膜104は、例えば、数nmの厚さを有する。この摺動構造膜104に用いられる素材としては、例えば、シリコンが選択される。
また、摺動構造膜105は、基板102の他面102yに設けられている。この摺動構造膜105は、該他方の移動子2(後述の樹脂基板2a)に対して摺動性を有する。この摺動構造膜105は、例えば、数nmの厚さを有する。この摺動構造膜105に用いられる素材としては、例えば、シリコンが選択される。
なお、線状電極(駆動電極)1a〜1dから抵抗体膜2bの帯電面までの距離D1、D2は、例えば、30μm以上、150μm以下に設定される。
また、基板102の他面102yから線状電極1a〜1dまでの距離とカバーフィルム(カバー層)103の一面103xから線状電極1a〜1dまでの距離とが同一である場合には、固定子1の表裏が対称的な構造であるため、固定子1の表裏が同じように使える。
次に、図1ないし図3により移動子2について詳述する。図1ないし図3に示すように、一対の移動子2は、固定子1上に配置されている。すなわち、一方の移動子2は、カバーフィルム(カバー層)103の一面上(固定子1の一面1x上)に配置され、他方の移動子2は、基板102の他面上(固定子1の他面1y上)に配置されている。
この移動子2は、図3に示すように、固定子1に対向して設けられた樹脂基板2aと、樹脂基板2a上に設けられた抵抗体膜(帯電層)2bとを有している。
このうち樹脂基板2aは、固定子1に対向して接触するように配置される。この樹脂基板2aは、例えば、50μm程度の厚さを有する。
この樹脂基板2aに用いられる素材としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、PEN(ポリエチレンナフレタート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルフイド)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリウレタン等が、選択される。特に、PETは安価であり、またPENは高耐熱性、高強度であり好ましい。
抵抗体膜2bは、上述のように、樹脂基板2a上に設けられ、この抵抗体膜2bは、例えば、1μm程度の厚さを有する。また、抵抗体膜2bは、例えば、1011〜1013Ω/□の範囲の表面抵抗値を有する。
ここで、図3に示すように、該一方の移動子2の抵抗体膜(帯電層)2bの帯電面から線状電極1a〜1dまでの距離D1と、該他方の移動子2の抵抗体膜(帯電層)2bの帯電面から線状電極1a〜1dまでの距離D2とが略同一である。
これにより、移動子2が固定子1の一面1x上に位置する場合と、移動子2が固定子1の他面1y上に位置する場合とにおいて、電界の特性が同等になる。すなわち、移動子2が固定子1の一面1x上および他面1y上において同様に動作することができる。
このように、移動子2は、基板102およびカバーフィルム(カバー層)103の何れの平面上も移動自在になっている。
次に、以上のような構成を有する静電アクチュエータ100において、例えば、広告としての視認性を向上するために、固定子1の基板102をメビウスの輪状に接続した構成の一例について説明する。
図4は、基板がメビウスの輪状に接続された静電アクチュエータ100の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、固定子1は、基板102の一端102a(すなわち、固定子1の一端100a)と基板102の他端102b(すなわち、固定子1の他端100b)とを、基板102がメビウスの輪状になるように、連結することにより構成されている。ここで、「メビウスの輪」とは、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形(曲面)である。ひねり回数は1回だけ入れたものに限らず、180°ひねりを奇数回入れたものでもよい。したがって、固定子1において、固定子1がねじれ固定子1の一面1xが固定子1の他面1yに連続している。
なお、固定子1の一端100aと他端100bを接続するのではなく、固定子1をメビウスの輪状に一体成型により形成するようにしてもよい。この場合、基板102とカバーフィルム(カバー層)103に相当する環状の環状基板が、一体成型により形成され、このとき、例えば、線状電極1a〜1d、パッド電極1b1、1d1、スルーホール配線1b2、1d2、バスライン101a〜101dも形成される。すなわち、固定子1は、一体成型された環状の環状基板と、この環状基板中に設けられた電極(線状電極1a〜1d、パッド電極1b1、1d1、スルーホール配線1b2、1d2、バスライン101a〜101dが含まれる)と、を有する。そして、この固定子1において、該環状基板がねじれて該環状基板の一面が該環状基板の他面に連続している。
以上により、移動子2は、固定子1の両面において、メビウスの輪状に移動することができる。すなわち、静電アクチュエータ100は、固定子1の両面上で移動子を動作させて、広告としての視認性を向上することができる。
なお、基板102の一端102a(すなわち、固定子1の一端100a)と、基板102の他端102b(すなわち、固定子1の他端100b)とが接続される部分においては、各線状電極、各バスライン等の配線は、接触しないように、カバーフィルム(カバー層)103や図示しない接着剤等により絶縁されている。バスラインの接続の難しさ、及びリング状に接続する事で発生するノイズなどが問題無ければバスラインや各線状電極を接続しても構わない。
次に、以上のような構成を有する本実施の形態の作用、すなわち、静電アクチュエータ100の動作について説明する。
まず、図2に示すように、信号a〜dは、図示しない駆動回路から静電アクチュエータ100に入力される。このとき、各信号a〜dは、バスライン101a〜101d、スルーホール配線1b2、1d2、および、パッド電極1b1、1d1を介して、線状電極1a〜1dに、それぞれ印加される。
ここで、図5は、線状電極1a〜1dに印加される信号a〜dの波形の一例を示す波形図である。なお、図5では、信号a〜dが矩形波の場合について示しているが、信号a〜dが正弦波である場合も同様の位相関係になる。
図5に示すように、隣接する線状電極1a、1bに入力される2つの信号a、bは、4分の1周期だけずれている。同様に、隣接する線状電極1b、1cに入力される2つの信号b、cは、4分の1周期だけずれている。同様に、隣接する線状電極1c、1dに入力される2つの信号c、dは、4分の1周期だけずれている。
これにより、線状電極1aと線状電極1cには、各々位相が半周期ずれた信号a、cが入力される。また、線状電極1bと線状電極1dには、各々位相が半周期ずれた信号b、dが入力される。
この場合、移動子2の抵抗体膜2bが、線状電極1a〜1dに印加される信号a〜dに応じて帯電する。そして、信号a〜dの電圧が変化することにより、移動子2の帯電した部分が放電する前に、移動子2が固定子1の両面上を線状電極1a〜1dに垂直な方向Zに、移動する(図1、図2、図4)。
以上のように、本実施例に係る静電アクチュエータによれば、固定子の両面において移動子を動作させて、視認性を向上することができる。
特に、静電アクチュエータ100は、固定子1の表裏を同じように使えるため、固定子1の両面に広告を掲示するなど、広告の効率が高い。
また、静電アクチュエータ100は、メビウスの輪状の基板1の一周目に見えた移動子2が、二周目には見えないなど、不思議感によりアイキャッチ効果が高くなり、広告としての機能を向上することができる。
また、静電アクチュエータ100は、固定子1がメビウスの輪状の形状を有する場合、1つの移動子2が固定子1の両面を移動するので、広告が掲載された1つの移動子を用いて、静電アクチュエータ100の両面側に位置する複数の人に該広告を見せることができる。
また、静電アクチュエータ100は、固定子1がメビウスの輪状の形状を有する場合、この捻れた固定子1の形状が珍しいため、アイキャッチ効果が高くなり、広告としての機能を向上することができる。
1 固定子
1a〜1d 線状電極
1b1、1d1 パッド電極
1b2、1d2 スルーホール配線
1x 一面
1y 他面
2 移動子
2a 樹脂基板
2b 抵抗体膜
100 静電アクチュエータ
100a 固定子の一端
100b 固定子の他端
101a 第1のバスライン
101b 第2のバスライン
101c 第3のバスライン
101d 第4のバスライン
102 基板
102a 基板の一端
102b 基板の他端
102x 基板の一面
102y 基板の他面
103 カバーフィルム
103x カバーフィルムの一面
104 摺動構造膜
a〜d 信号
Z 方向

Claims (6)

  1. 一端と他端とを有する帯状の第1の基板と、前記第1の基板の一面上に設けられた電極と、前記電極を覆うように前記第1の基板の前記一面上に設けられたカバー層と、を有する固定子と、
    前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
    前記固定子は、前記第1の基板の前記一端を180°で奇数回ひねり、前記他端に連結することにより、構成されている
    ことを特徴とする静電アクチュエータ。
  2. 前記移動子は、第2の基板と、帯電層と、を有する一対の移動子を含み、
    一方の移動子は、前記カバー層の一面上に配置され、
    他方の移動子は、前記第1の基板の他面上に配置され、
    前記一方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離と、前記他方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離とが略同一である
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電アクチュエータ。
  3. 一端と他端とを有する帯状の第1の基板と、前記第1の基板の一面上に設けられた電極と、前記電極を覆うように前記第1の基板の前記一面上に設けられたカバー層と、を有する固定子と、
    前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
    前記第1の基板の他面から前記電極までの距離と前記カバー層の前記移動子が配置される側の面から前記電極までの距離とが同一である
    ことを特徴とする静電アクチュエータ。
  4. 前記移動子は、第2の基板と、帯電層と、を有する一対の移動子を含み、
    一方の移動子は、前記カバー層の一面上に配置され、
    他方の移動子は、前記第1の基板の他面上に配置され、
    前記一方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離と、前記他方の移動子の帯電層の帯電面から前記電極までの距離とが略同一である
    ことを特徴とする請求項3に記載の静電アクチュエータ。
  5. 前記固定子は、前記第1の基板の前記一端を180°で奇数回ひねり、前記第1の基板の前記他端に連結することにより、構成されている
    ことを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の静電アクチュエータ。
  6. 環状の基板と、前記基板中に設けられた電極と、を有する固定子と、
    前記固定子上に配置される移動子と、を備え、
    前記固定子において、前記基板がねじれて前記基板の一面が前記基板の他面に連続している
    ことを特徴とする静電アクチュエータ。
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