JP2011250570A - 回路構成体及び電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、半導体スイッチング素子の出力を、コネクタの異なる段に配設されたコネクタ端子に分岐させることができる回路構成体、及び電気接続箱を提供する。
【解決手段】第1コネクタ端子17Aはモジュール側スルーホール31及び第1スルーホール35に挿通された状態で、半導体スイッチング素子22の出力電流が通電される出力端子29及び回路基板15に形成された導電路19と電気的に接続されており、第2コネクタ端子17Bは第2スルーホール37に挿通された状態で導電路19と電気的に接続されており、第1コネクタ端子17Aと第2コネクタ端子17Bとはコネクタ18の異なる段に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路構成体及び電気接続箱に関する。
従来、車載用の電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、ケース内に回路構成体を収容してなる。回路構成体は、回路基板と、この回路基板に取り付けられた半導体モジュールと、半導体モジュールから突出するコネクタ端子と、を備える。コネクタ端子は、ケースに設けられたコネクタ内に配されている。
上記の半導体モジュールは、半導体スイッチング素子がダイパッド部に搭載された状態で合成樹脂によりモールド成形されてなる。半導体モジュールには、半導体スイッチング素子の出力電流が通電される表面電極とワイヤーボンディングにより接続されたコネクタ端子が、半導体モジュールの側面から突出して設けられている。
特開2002−293201号公報
上記の構成において、半導体スイッチング素子からの出力を複数のコネクタ端子に分岐させる場合、半導体スイッチング素子の表面電極と、互いに同一の平面上に並べられた複数のコネクタ端子とを、ワイヤーボンディングにより接続することが考えられる。これにより、半導体スイッチング素子からの出力電流を、複数のコネクタ端子に分岐させることはできる。
しかしながら、上記の構成によると、半導体スイッチング素子とコネクタ端子とはワイヤーボンディングで接続されるため、半導体モジュールにおいて複数のコネクタ端子は同一の平面に並べて配される必要がある。この結果、半導体モジュールから同一平面内に並べられた状態で突出するコネクタ端子は、コネクタ内においては、同一の段に並んで配される構成となる。
このように、従来の構成によると、半導体スイッチング素子の出力を、コネクタの異なる段に配設されたコネクタ端子に分岐させることができないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、半導体スイッチング素子の出力を、コネクタの異なる段に配設されたコネクタ端子に分岐させることができる回路構成体、及び電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、回路構成体であって、表面に導電路が形成された回路基板と、前記回路基板に組み付けられると共に半導体スイッチング素子を含む半導体モジュールと、前記回路基板に接続された複数のコネクタ端子が複数段に並んで配設されたコネクタと、を備え、前記半導体モジュールは前記半導体スイッチング素子の出力電流が通電される出力端子を備え、前記出力端子にはモジュール側スルーホールが形成されており、前記回路基板には、正規位置に組み付けられた前記半導体モジュールの前記モジュール側スルーホールと整合する位置に第1スルーホールが形成されると共に前記モジュール側スルーホールと異なる位置に第2スルーホールが形成されており、前記第1スルーホールと前記第2スルーホールとは前記導電路によって電気的に接続されており、前記コネクタ端子は、前記モジュール側スルーホール及び前記第1スルーホールに挿通された状態で前記出力端子及び前記導電路と電気的に接続された第1コネクタ端子と、前記第2スルーホールに挿通された状態で前記導電路と電気的に接続された第2コネクタ端子と、を備え、前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とは前記コネクタの異なる段に配設されていることを特徴とする。
また、本発明は、電気接続箱であって、前記回路構成体をケース内に収容してなる。
本発明によれば、半導体スイッチング素子の出力は、出力端子のモジュール側スルーホールを介して第1コネクタ端子へと伝達される。
更に、半導体スイッチング素子の出力は、第1コネクタ端子から第1スルーホールを介して導電路へと伝達される。この導電路は第2スルーホールと電気的に接続されているので、半導体スイッチング素子の出力は、第2スルーホールを介して第2コネクタ端子へも通電される。これにより、半導体スイッチング素子の出力を、コネクタの異なる段に配設された第1コネクタ端子と第2コネクタ端子とに分岐させることができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記第1コネクタ端子は、前記モジュール側スルーホール及び前記第1スルーホールに貫通された状態で、溶融状態のハンダが固化することにより、前記出力端子、及び前記導電路と電気的に接続されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ハンダ付けという簡易な手法により、第1コネクタ端子と、出力端子、及び導電路と、を電気的に接続することができる。
前記半導体モジュールは前記半導体スイッチング素子をモールド成形してなることが好ましい。
上記の態様によれば、複数の部材を互いに組み付けることによって半導体モジュールを形成する場合に比べて、半導体モジュールを小型化できる。
前記半導体スイッチング素子はベアチップであることが好ましい。
上記の態様によれば、半導体スイッチング素子としてディスクリート部品を用いる場合に比べて、半導体モジュールを小型化できる。
前記半導体モジュールには前記回路基板側に突出する係合ピンが形成されており、前記回路基板には前記係合ピンに対応する位置に前記係合ピンが貫通される係合孔が形成されており、前記係合ピンの先端部には拡径部が形成されており、前記係合ピンが前記係合孔に貫通された状態で、前記拡径部と、前記係合孔の孔縁部とが係合することにより、前記半導体モジュールが前記回路基板に仮係止されることが好ましい。
上記の態様によれば、係合ピンを係合孔に貫通させて、係合ピンの拡径部と係合孔の孔縁部とを係合させることにより、半導体モジュールを回路基板に仮係止させることができる。このように、半導体モジュールを回路基板に仮係止させた状態で半導体モジュールと回路基板との接続作業を行うことができるので、半導体モジュールと回路基板の接続作業の効率を向上させることができる。
前記回路基板の一方の面には前記半導体モジュールが組み付けられており、前記回路基板の他方の面には前記半導体スイッチング素子のオンオフを制御する制御部が実装されていることが好ましい。
上記の態様によれば、半導体モジュールと制御部とが回路基板の同じ面に取り付けられている場合に比べて、電気接続箱の小型化が可能となる。
前記ケースの内面が前記半導体モジュールと接触していることが好ましい。
上記の態様によれば、通電時に半導体スイッチング素子で発生した熱は、半導体モジュールからケースの内面へと伝達され、ケースから外部へと放散される。これにより、電気接続箱の放熱性を向上させることができる。
本発明によれば、半導体スイッチング素子の出力を、コネクタの異なる段に配設されたコネクタ端子に分岐させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱を示す側断面図である。 図2は、半導体モジュールを示す平面図である。 図3は、半導体モジュールを示す側断面図である。 図4は、半導体モジュールと、回路基板と、コネクタ端子との接続構造を示す要部拡大断面図である。
本発明の一実施形態を、図1ないし図4を参照しつつ説明する。本実施形態に係る車載用の電気接続箱10は、電源(図示せず)と、ランプ、モータ等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、車載電装品へのスイッチングを実行する。本実施形態に係る電気接続箱10は、合成樹脂製のケース11と、ケース11内に収容された回路構成体12と、を備える。以下の説明では、上下方向については図1を基準とする。
(ケース11)
ケース11は、下側に位置するロアケース13と、ロアケース13に上方から組み付けられるアッパーケース14と、を備える。
(回路構成体12)
回路構成体12は、回路基板15と、回路基板15に組み付けられた半導体モジュール16と、回路基板15に接続された複数のコネクタ端子17が配設されるコネクタ18と、を備える。半導体モジュール16の下面は、ロアケース13の内面と接触している。
(回路基板15)
回路基板15の表面(上面及び下面の双方)には、プリント配線技術により導電路19が形成されている。回路基板15の上面には、機械式リレー20が実装されている。機械式リレー20の下面からはリード端子21が下方に突出されている。このリード端子21は回路基板15を上下方向に貫通した状態で導電路19と電気的に接続されている。
回路基板15の下面には、半導体スイッチング素子22を含む半導体モジュール16が回路基板15に組み付けられている。半導体モジュール16の上面には回路基板15側に突出する係合ピン23が形成されている。本実施形態では係合ピン23は上方に突出して形成されている。係合ピン23の先端部には、拡径された拡径部24が形成されている。図2に示すように、係合ピン23は上方から見て概ね半割形状をなしており、係合ピン23の径方向内方に弾性変形可能になっている。係合ピン23は、半導体モジュール16のうち、図2における左右両端部に形成されている。
半導体モジュール16が回路基板15の正規位置に組み付けられた状態で、係合ピン23に整合する位置には、回路基板15を上下方向に貫通する係合孔25が形成されている。この係合孔25の内部に係合ピン23が下方から貫通されると、係合ピン23は径方向に弾性撓み変形する。更に係合ピン23を係合孔25に挿入すると、係合ピン23が復帰変形し、係合ピン23の拡径部24が係合孔25の孔縁部に上方から係合することにより、半導体モジュール16が回路基板15に仮係止するようになっている。
回路基板15の上面には、半導体モジュール16の半導体スイッチング素子22のオンオフを制御する制御部26が実装されている。本実施形態においては、制御部26はマイコンとされる。なお、制御部26は回路基板15に形成された回路によって構成されてもよい。
(コネクタ18)
ロアケース13とアッパーケース14とが組み付けられた状態で、ケース11の側壁には開口が設けられている。この開口内に合成樹脂製のコネクタ18が配設されている。本実施形態では、ケース11には、図1における左側壁と、右側壁とに、それぞれコネクタ18が配設されている。
コネクタ18には、金属板材、又は金属棒材からなる複数のコネクタ端子17が配設されている。コネクタ端子17の一方の端部はコネクタ18内に配設されて、図示しない相手側コネクタと嵌合可能になっている。コネクタ端子17の他方の端部は、コネクタ18を貫通してケース11内に突出しており、回路基板15側に直角に曲げ加工されて、回路基板15を貫通した状態で回路基板15と接続されている。
図1に示すように、本実施形態においては、回路基板15には複数のコネクタ端子17が接続されている。また、コネクタ端子17は、各コネクタ18において、上下方向に多段(本実施形態では3段)に並ぶと共に、図1における紙面を貫通する方向に並んで配設されている。
(半導体モジュール16)
図3に示すように、半導体モジュール16は、半導体スイッチング素子22を合成樹脂材でモールド成形してなる。本実施形態に係る半導体スイッチング素子22はベアチップが用いられている。半導体スイッチング素子22は、金属製の導電板27の上面に実装されている。半導体スイッチング素子22の下面には、図示しないソース電極が形成されており、このソース電極と導電板27とが、例えばリフローハンダ付け等の公知の手法により接続されている。
半導体スイッチング素子22の上面には、半導体スイッチング素子22のオンオフを制御するための制御信号が通電されるためのゲート電極(図示せず)が形成されている。このゲート電極は、制御信号が通電されるための制御端子28とワイヤーボンディングにより接続されている。制御端子28は金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。制御端子28は、半導体モジュール16の側壁から外方に突出している。制御端子28の端部は、半導体モジュール16から突出した後、回路基板15側(図3における上方)に2回直角曲げされて、クランク状に形成されている。制御端子28は、回路基板15の導電路19に、リフローハンダ付け等の公知の手法により接続されている。
半導体スイッチング素子22の上面には、更に、半導体スイッチング素子22の出力電流が通電されるためのドレイン電極(図示せず)が形成されている。このドレイン電極は、出力電流が通電されるための出力端子29とワイヤーボンディングにより接続されている。出力端子29は金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。出力端子29は半導体モジュール16内において回路基板15側(図3における上方)に2回直角曲げされている。
出力端子29の端部のうち、上側に位置する接続端部30は、半導体モジュール16の上面から露出している。また、接続端部30には上下方向に貫通するモジュール側スルーホール31が形成されている。半導体モジュール16には、モジュール側スルーホール31に対応する位置に、開口部32が形成されている。開口部32は、下方に拡開するテーパ状に形成されている。
図2に示すように、導電板27は上方(紙面を貫通する方向手前側)から見て、略L字状に形成されている。図2における導電板27の右端部は、図2における下方に突出して形成されて、電源からの入力電流が通電されるための入力端子33とされる。入力端子33は半導体モジュール16の側壁から外方に突出して形成されている。入力端子33は、回路基板15の導電路19と例えばリフローハンダ付け等の公知の手法により接続されている。
導電板27には複数の半導体スイッチング素子22が、図2における左右方向に間隔を空けて並んで実装されている。図2における半導体スイッチング素子22の上方には、1つの半導体スイッチング素子22に対して3つの制御端子28が配設されており、半導体スイッチング素子22と制御端子28とは、それぞれ1つのワイヤーボンディングにより接続されている。
また、図2における半導体スイッチング素子22の下方には、1つの半導体スイッチング素子22に対して1つの出力端子29が配設されており、1つの半導体スイッチング素子22と1つの出力端子29とは、3つのワイヤーボンディングにより接続されている。これにより、比較的に大きな出力電流が通電された場合でも、半導体スイッチング素子22と、出力端子29との間の電気抵抗を低減させることができる。
(コネクタ端子17の接続構造)
図4に示すように、回路基板15の表面(上面及び下面)には、導電路19が形成されている。また、回路基板15の表面のうち、導電路19が形成されていない領域には、ソルダーレジスト34が塗布されている。
回路基板15には、半導体モジュール16が正規位置に組み付けられた状態で、出力端子29のモジュール側スルーホール31に整合する位置に、第1スルーホール35が形成されている。第1スルーホール35の内壁面には、例えばメッキ等の公知の手法により導電路19が形成されている。
モジュール側スルーホール31及び第1スルーホール35の内部には、コネクタ端子17のうち、第1コネクタ端子17Aが貫通されている。第1コネクタ端子17Aは、モジュール側スルーホール31及び第1スルーホール35の双方に貫通された状態で、溶融状態のハンダ36が固化することにより、出力端子29及び導電路19と接続されている。ハンダ付けの方法としては、例えばフローハンダ付け等の公知の手法を用いることができる。
回路基板15には、半導体モジュール16が正規位置に組み付けられた状態で、出力端子29のモジュール側スルーホール31と異なる位置に、第2スルーホール37が形成されている。第2スルーホール37の内壁面には、例えばメッキ等の公知の手法により導電路19が形成されている。この第2スルーホール37と、第1スルーホール35とは、回路基板15に形成された導電路19により電気的に接続されている。図4においては、2つの第2スルーホール37が左右方向に並んで形成されている。
第2スルーホール37の内部には、コネクタ端子17のうち、第2コネクタ端子17Bが貫通されている。第2コネクタ端子17Bは、第2スルーホール37の双方に貫通された状態で、溶融状態のハンダ36が固化することにより、出力端子29及び導電路19と接続されている。ハンダ付けの方法としては、例えばフローハンダ付け等の公知の手法を用いることができる。
図1に示すように、第1コネクタ端子17Aと、第2コネクタ端子17Bとは、コネクタ18に配設された状態において、上下方向について異なる段に配設されている。本実施形態においては、第1コネクタ端子17Aはコネクタ18における上段に配設されており、第2コネクタ端子17Bは、中段、及び下段に配設されている。
(製造工程)
続いて、本実施形態の製造工程の一例について説明する。まず、金属板材を所定の形状にプレス加工することにより、導電板27、出力端子29、及び制御端子28を形成する。
続いて、導電板27の表面に半導体スイッチング素子22を実装して、導電板27と、半導体スイッチング素子22のソース電極とを接続する。次いで、半導体スイッチング素子22のゲート電極と制御端子28とをワイヤーボンディングで接続すると共に、ドレイン電極と出力端子29とをワイヤーボンディングで接続する。
続いて、半導体スイッチング素子22をモールド成形して半導体モジュール16を形成する。
半導体モジュール16の係合ピン23を回路基板15の係合孔25に貫通させることで、半導体モジュール16を回路基板15の下面に仮係止する。その後、半導体モジュール16の制御端子28及び入力端子33を、回路基板15の導電路19にリフローハンダ付けする。これにより、半導体モジュール16が回路基板15に接続される。
また、回路基板15の上面に制御部26を載置してリフローハンダ付けにより回路基板15に実装する。制御部26のハンダ付けと、半導体モジュール16のハンダ付けの順序は逆であってもよい。
その後、第1コネクタ端子17Aをモジュール側スルーホール31及び第1スルーホール35に貫通させると共に、第2コネクタ端子17Bを第2スルーホール37に貫通させた状態で、フローハンダ付けを行う。これにより回路構成体12が完成する。
続いて、回路構成体12に対して、下方からロアケース13を組み付ける。続いて、上方からアッパーケース14を組み付けることによりケース11を形成し、このケース11内に回路構成体12を収容する。これにより電気接続箱10が完成する。
(作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、半導体スイッチング素子22の出力は、まず、ドレイン電極から出力端子29へ伝達された後、出力端子29のモジュール側スルーホール31を介して第1コネクタ端子17Aへと伝達される。
また、半導体スイッチング素子22の出力は、出力端子29からハンダ36及び第1コネクタ端子17Aを経て導電路19へと伝達される。この導電路19は第2スルーホール37と電気的に接続されているので、半導体スイッチング素子22の出力は、第2スルーホール37からハンダ36を介して第2コネクタ端子17Bへも通電される。これにより、半導体スイッチング素子22の出力を、コネクタ18の異なる段に配設された第1コネクタ端子17Aと第2コネクタ端子17Bとに分岐させることができる。
また、本実施形態によれば、フローハンダ付けという簡易な手法により、第1コネクタ端子17Aと、出力端子29、及び導電路19と、を電気的に接続することができる。
また、本実施形態によれば、半導体モジュール16は半導体スイッチング素子22をモールド成形してなる。これにより、複数の部材を互いに組み付けることによって半導体モジュール16を形成する場合に比べて、半導体モジュール16を小型化できる。
また、本実施形態によれば、半導体スイッチング素子22としてベアチップを用いたので、半導体スイッチング素子22としてディスクリート部品を用いる場合に比べて、半導体モジュール16を小型化できる。
また、本実施形態によれば、係合ピン23を係合孔25に貫通させて、係合ピン23の拡径部24と係合孔25の孔縁部とを係合させることにより、半導体モジュール16を回路基板15に仮係止させることができる。このように、半導体モジュール16を回路基板15に仮係止させた状態で半導体モジュール16と回路基板15との接続作業を行うことができるので、半導体モジュール16と回路基板15の接続作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、回路基板15の一方の面には半導体モジュール16が組み付けられており、回路基板15の他方の面には半導体スイッチング素子22のオンオフを制御する制御部26が実装されている。これにより、半導体モジュール16と制御部26とが回路基板15の同じ面に取り付けられている場合に比べて、電気接続箱10の小型化が可能となる。
また、本実施形態によれば、ロアケース13の内面が半導体モジュール16の下面と接触しているので、通電時に半導体スイッチング素子22で発生した熱は、半導体モジュール16の下面からロアケース13へと伝達され、ロアケース13から外部へと放散される。これにより、電気接続箱10の放熱性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、1つの出力端子29には1つのモジュール側スルーホール31が形成される構成としたが、これに限られず、出力端子29には複数のモジュール側スルーホール31を形成すると共に、回路基板15には、モジュール側スルーホール31に対応する位置に複数の第1スルーホール35を形成する構成としてもよい。
(2)本実施形態においては、コネクタ端子17はハンダ付けにより出力端子29及び回路基板15と接続される構成としたが、これに限られず、コネクタ端子17の先端に弾性変形可能な弾接部を形成し、この弾接部が、モジュール側スルーホール31、第1スルーホール35、及び第2スルーホール37の内壁面と弾性的に接触することにより、出力端子29及び回路基板15と電気的に接続される構成としてもよい。
(3)本実施形態においては、半導体スイッチング素子22としてベアチップを用いたが、これに限られず、半導体スイッチング素子22はディスクリート部品でもよい。
(4)本実施形態においては、半導体モジュール16は半導体スイッチング素子22をモールド成形して形成したが、これに限られず、半導体モジュール16は、例えばケーシング、カバー等の複数の部材に半導体スイッチング素子22を組み付けて形成する構成としてもよい。
(5)係合ピン23は、必要に応じて任意の形状を採用しうる。また、係合ピン23、及び係合孔25は省略してもよい。
(6)本実施形態においては、制御部26と半導体モジュール16とは回路基板15の異なる面に組み付けられる構成としたが、これに限られず、制御部26と半導体モジュール16とは、回路基板15の同一の面に組み付けられる構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、半導体モジュール16とケース11の内面とは接触する構成としたが、これに限られず、半導体モジュール16とケース11の内面とは離間している構成としてもよい。
(8)コネクタ18は基板に固定される構成としてもよい。
(9)本実施形態においては、コネクタ端子17は、コネクタ18において上下方向に3段に並んで配設される構成としたが、これに限られず、コネクタ端子17は、コネクタ18において、2段又は4段以上の複数段に配設される構成としてもよい。
10…電気接続箱
11…ケース
12…回路構成体
13…ロアケース
14…アッパーケース
15…回路基板
16…半導体モジュール
17…コネクタ端子
17A…第1コネクタ端子
17B…第2コネクタ端子
18…コネクタ
19…導電路
22…半導体スイッチング素子
23…係合ピン
24…拡径部
25…係合孔
26…制御部
29…出力端子
31…モジュール側スルーホール
35…第1スルーホール
36…ハンダ
37…第2スルーホール

Claims (8)

  1. 表面に導電路が形成された回路基板と、前記回路基板に組み付けられると共に半導体スイッチング素子を含む半導体モジュールと、前記回路基板に接続された複数のコネクタ端子が複数段に並んで配設されたコネクタと、を備え、
    前記半導体モジュールは前記半導体スイッチング素子の出力電流が通電される出力端子を備え、前記出力端子にはモジュール側スルーホールが形成されており、
    前記回路基板には、正規位置に組み付けられた前記半導体モジュールの前記モジュール側スルーホールと整合する位置に第1スルーホールが形成されると共に前記モジュール側スルーホールと異なる位置に第2スルーホールが形成されており、前記第1スルーホールと前記第2スルーホールとは前記導電路によって電気的に接続されており、
    前記コネクタ端子は、前記モジュール側スルーホール及び前記第1スルーホールに挿通された状態で前記出力端子及び前記導電路と電気的に接続された第1コネクタ端子と、前記第2スルーホールに挿通された状態で前記導電路と電気的に接続された第2コネクタ端子と、を備え、前記第1コネクタ端子と前記第2コネクタ端子とは前記コネクタの異なる段に配設されていることを特徴とする回路構成体。
  2. 前記第1コネクタ端子は、前記モジュール側スルーホール及び前記第1スルーホールに貫通された状態で、溶融状態のハンダが固化することにより、前記出力端子、及び前記導電路と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の回路構成体。
  3. 前記半導体モジュールは前記半導体スイッチング素子をモールド成形してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
  4. 前記半導体スイッチング素子はベアチップであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
  5. 前記半導体モジュールには前記回路基板側に突出する係合ピンが形成されており、前記回路基板には前記係合ピンに対応する位置に前記係合ピンが貫通される係合孔が形成されており、前記係合ピンの先端部には拡径部が形成されており、前記係合ピンが前記係合孔に貫通された状態で、前記拡径部と、前記係合孔の孔縁部とが係合することにより、前記半導体モジュールが前記回路基板に仮係止されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路構成体。
  6. 前記回路基板の一方の面には前記半導体モジュールが組み付けられており、前記回路基板の他方の面には前記半導体スイッチング素子のオンオフを制御する制御部が実装されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回路構成体。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の回路構成体をケース内に収容してなることを特徴とする電気接続箱。
  8. 前記ケースの内面が前記半導体モジュールと接触していることを特徴とする請求項7に記載の電気接続箱。
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