JP2011248264A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、押圧ローラなどの押圧部材が抵抗発熱層と当該抵抗発熱層に給電するための電極を含む定着ベルトの周回経路内側に配されている抵抗発熱式の定着装置において、定着ベルトの長寿命化を図る。
【解決手段】抵抗発熱層を含む無端状の定着ベルト154の周回経路内側に押圧ローラ150が配され、定着ベルト154の周回経路外側から加圧ローラ160で押圧ローラ150を押圧して定着ニップを形成し、未定着画像の形成された記録シートを当該定着ニップに通紙して熱定着する定着装置であって、定着ベルト154は、押圧ローラ150および加圧ローラ160の双方から押圧される押圧領域と、前記周回方向に直交する方向における当該押圧領域の両外側に位置する非押圧領域とを有し、各非押圧領域の周面に、抵抗発熱層に給電するための電極層154eが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および当該定着装置を用いた画像形成装置に関し、特に、抵抗発熱層とこれに給電するための電極層を含むベルトを用いた定着装置において、当該定着ベルトの長寿命化を図る技術に関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置では、ハロゲンヒータを熱源とする定着装置よりも省エネルギー化を図れる、抵抗発熱層を含む定着ベルトを用いた定着装置を採用するものがある。(例えば、特許文献1)
図11は、このような定着部500の構成例を示す概略斜視図である。
同図11に示すように、定着部500は、定着ベルト554、押圧ローラ550、加圧ローラ560および交流電源に接続された一対の給電ローラ570などを備えている。
定着ベルト554は、抵抗発熱層554bを含む円筒状の弾性変形可能なベルトであって、幅方向(Y軸方向)の両端部の外周において、抵抗発熱層上に電極554eが形成されたものである。
押圧ローラ550は、芯金551の表面が弾性層552で覆われており、定着ベルト554の周回経路内側に遊挿されている。
加圧ローラ560は、定着ベルト554の周回経路外側に配され、定着ベルト554を介して押圧ローラ550を押圧し、定着ニップ530を形成する。
また、加圧ローラ560は、駆動モータ(不図示)からの駆動力を受けて同図の矢印P方向に回転する。この駆動力が定着ベルト554を介して押圧ローラ550に伝わることにより、定着ベルト554と押圧ローラ550とが同図の矢印Q方向に従動回転する。
一対の給電ローラ570は、定着ベルト554の周回経路外側から当該定着ベルト554の電極554eに接触して、同図11の下方に押し付けるように構成されており、これにより、定着ベルト554の抵抗発熱層554bに給電される。
以上の構成において、定着ベルト554が周回駆動されつつ、給電ローラ570を介して電極554eに電力が供給されると、定着ベルト554の抵抗発熱層554bに電力が供給され、抵抗発熱層554b全体が発熱する。
このとき、定着ベルト554は、定着ニップ530と給電ローラ570に押し付けられている部分以外で、他の部材との接触が生じていないため、ジュール発熱により定着ニップ530の領域が効率的に昇温され、記録シート(不図示)上に形成されたトナー像が定着ニップ530を通過する際に、加熱、加圧されて当該記録シートに熱定着される。
特開2009−109997号公報
しかしながら、定着部500を駆動すると、定着ベルト554の電極554eは、定着ニップ530において加圧ローラ560と押圧ローラ550の双方より押圧力を繰り返し受けながら変形するため剥離が生じ易く、定着ベルト554の寿命が短いという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、押圧ローラなどの押圧部材が抵抗発熱層と当該抵抗発熱層に給電するための電極を含む定着ベルトの周回経路内側に配されている抵抗発熱式の定着装置および画像形成装置において、定着ベルトの長寿命化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、第1の押圧部材と第2の押圧部材のうち少なくとも一方が回転体であって、抵抗発熱層を含む無端状の発熱ベルトの周回経路内側に第1の押圧部材が配され、前記発熱ベルトの周回経路外側から前記第2の押圧部材で前記第1の押圧部材を押圧して定着ニップを形成し、未定着画像の形成された記録シートを当該定着ニップに通紙して熱定着する定着装置であって、前記発熱ベルトは、前記第1および前記第2の押圧部材の双方から押圧される押圧領域と、前記周回方向に直交する方向における当該押圧領域の両外側に位置する非押圧領域とを有し、前記各非押圧領域の周面に、前記抵抗発熱層に給電するための環状の電極が形成されていることを特徴とする。
発熱ベルトは、前記第1および前記第2の押圧部材の双方から押圧される押圧領域と、前記周回方向に直交する方向における当該押圧領域の両外側に位置する非押圧領域とを有し、前記各非押圧領域の周面に、前記抵抗発熱層に給電するための環状の電極が形成されている。
これにより、発熱ベルトの電極は、前記第1および前記第2の押圧部材の双方から押圧されずに済み、電極に加わる力を小さく抑えることができるため、剥離が生じにくくなり、長寿命化を図ることができる。
また、前記第1および前記第2の押圧部材は、前記回転体の軸方向における長さが互いに異なっており、両部材のうち短い方の長さが、前記押圧領域の前記軸方向における長さと一致していることが望ましい。
つまり、前記第1および前記第2の押圧部材のうち上記長さが短いものと発熱ベルトとが接触する領域に押圧領域が形成されていることが望ましい。
また、前記第1の押圧部材は、前記第2の押圧部材よりも前記軸方向における長さが長いとしてもよく、その場合、前記電極は、前記発熱ベルトの外周面に形成されていることが望ましい。
もしくは、前記第1の押圧部材は、前記第2の押圧部材よりも前記軸方向における長さが短いとしてもよく、その場合、前記電極は、前記発熱ベルトの内周面に形成されていることが望ましい。
さらに、前記発熱ベルトの電極に接触することにより、前記発熱ベルトの抵抗発熱層に給電を行う一対の給電部材を備え、前記給電部材は、前記電極への接触に伴い、当該電極を、前記第1および前記第2の押圧部材のうち前記軸方向における長さが長く設定されているものに対して押し付けていることが望ましい。
また、前記第1および前記第2の押圧部材の前記回転体の軸方向における長さは、いずれも前記環状の電極同士の前記軸方向における離間距離よりも短くしてもよい。
もしくは、前記第1および前記第2の押圧部材の前記回転体の軸方向における長さは、いずれも前記環状の電極同士の前記軸方向における離間距離よりも長くなっており、前記第1および前記第2の押圧部材は、前記軸方向においてオフセットした状態で配されているとすることもできる。
また、前記第1の押圧部材は、押圧ローラであり、前記第2の押圧部材は、加圧ローラであるとしてもよい。
また、前記抵抗発熱層は、耐熱性絶縁樹脂に導電フィラーを分散させたものであることが望ましい。
なお、本発明は、上記定着装置を備えた画像形成装置としてもよい。
本発明における第1の実施の形態に係るプリンタ全体の構成を示す断面概略図である。 本発明における第1の実施の形態に係る定着装置の構成を示す一部切り欠き斜視図である。 本発明における第1の実施の形態に係る定着装置の断面図である。 本発明における第1の実施の形態に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。 変形例に係る定着装置の変形例の側面図である。 本発明における第2の実施の形態に係る定着装置の構成を示す一部切り欠き斜視図である。 本発明における第2の実施の形態に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。 変形例に係る定着装置の断面図である。 変形例に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。 変形例に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。 従来の画像形成装置における定着装置の断面図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態について、タンデム型フルカラープリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)を例にして図面に基づき説明する。
図1は、当該プリンタ1の全体の構成を示す断面概略図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着部5および制御部60を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
<画像プロセス部>
画像プロセス部3は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部3Y,3M,3C,3K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31Y、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。他の作像部3M〜3Kについても、作像部3Yと同様の構成になっており、同図では符号を省略している。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印A方向に回転駆動される。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査させる。
この露光走査により、帯電器32Y〜32Kにより帯電された感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器33Y〜33Kにより現像されて感光体ドラム31Y〜31K上にY〜K色のトナー像が、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ34Y〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置46方向に移動する。
一方、給紙部4は、記録シートSを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートSを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された記録シートSを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44などを備えており、中間転写ベルト11上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部4から記録シートSを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ45の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シートS上に二次転写される。
二次転写位置46を通過した記録シートSは、定着部5に搬送され、記録シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着部5における加熱・加圧により記録シートSに定着された後、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
<定着部>
図2は、上記定着部5の構成を示す部分断面斜視図であり、図3は、その要部におけるB−B’断面図である。
同図2に示すように、定着部5は、定着ベルト154と、押圧ローラ150と、加圧ローラ160と、給電部材170とを備える。
押圧ローラ150は、定着ベルト154の周回経路内側に遊びを有した状態で配されている。
また、加圧ローラ160は、定着ベルト154の周回経路外側に配置されており、不図示の駆動機構により矢印D方向に回転駆動されると共に、定着ベルト154の外側から定着ベルト154を介して押圧ローラ150を押圧する。
これにより、定着ベルト154と押圧ローラ150とが矢印E方向に従動回転し、定着ベルト154表面との間に定着ニップNが形成される。
そして、定着ニップNが目標温度に維持された状態で記録シート(不図示)が当該定着ニップNを通過すると、当該記録シート上の未定着のトナー像が加熱、加圧されて熱定着される。
以下、定着部5の構成について、詳細に説明する。
<押圧ローラ>
押圧ローラ150は、長尺で円柱状の芯金151の周囲に弾性層152が形成されてなる。
芯金151は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等からなる外径が約20mmの円柱体であり、その軸方向における両端部は、図示しない定着部5の本体側フレームの軸受部に回転自在に軸支されている。
弾性層152は、耐熱性及び断熱性の高い、例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の発泡弾性体などの材料からなり、その厚みは、1mm〜20mmであり、これにより押圧ローラ150の外径は、20mm以上、100以下に設定されるが、ここでは、30mmに設定されている。
ここで、弾性層152のY軸方向の長さは、360mmとなっている。
以下、単に「押圧ローラの長さ」という場合、当該弾性層のY軸方向の長さのことをいう。
無論、弾性層152のY軸方向の長さは、記録シートSの最大通紙幅よりも大きく設定されている。
<加圧ローラ>
加圧ローラ160は、芯金161の周面に、弾性層162と、接着層163と、離型層164とが、この順に離型層164が外周側となるように積層されている。
芯金161は、不図示の駆動機構により回転駆動される、例えば、外径が約30mmのアルミニウム製の中実シャフトである。
弾性層162は、シリコーンゴムからなる円筒体であり、Y軸方向の長さは330mmとなっている。
弾性層162の厚みとしては、1mm以上、20mm以下が望ましく、ここでは、3mmに設定されている。
また、弾性層162の硬度は、押圧ローラ150の弾性層152の硬度よりも高く設定されており、定着ニップNでの変形は、主に押圧ローラ150の弾性層152において生じる。
離型層164は、厚みが10μm以上、50μm以下のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素系樹脂からなる。
接着層163は、シリコーン接着剤などからなり、当該接着剤が弾性層162の表面に塗布されることにより形成される。
ここで、弾性層162、接着層163および離型層164の3層(以下、「積層部165」という。)のY軸方向における長さは全て同一である。
以下、単に「加圧ローラの長さ」という場合、上記積層部のY軸方向の長さのことをいう。
<給電部材>
給電部材170は、リード線175を介して外部の電源180に電気的に接続されており、定着ベルト154の後述する1対の電極層154eに接触して、これに給電するものである。
ここで、電源180は、例えば、電圧100V、周波数が50Hzもしくは60Hzの家庭用電源である。
なお、リード線175には、制御部60の指示でON・OFFするリレースイッチ(不図示)が挿設されており、必要に応じて通電される構成となっている。
給電部材170は、より具体的には、ブラシ部171と、板バネ172からなる。
ブラシ部171は、例えば、縦15mm、横10mm、厚み5mmの直方体状のブロックであって、摺動性および導伝性を有する銅黒鉛質、炭素黒鉛質などの材料からなる、いわゆるカーボンブラシである。
板バネ172は、導電性および弾性を有するりん青銅などの矩形の板体であって、一方の端部がプリンタ1の本体側(不図示)の絶縁体に固定されており、他方の端部が導電性を有する接着剤などでブラシ部171と接合されている。
そして、板バネ172は、図3に示すように、当該ブラシ部171の給電路を形成すると共に、当該ブラシ部171を定着ベルト154の後述の電極層154eの外周に押し付けている。
<定着ベルト>
図4は、第1の実施の形態に係る定着装置の加圧ローラ160の回転軸方向(以下、単に「ローラ軸方向」という。)における断面図である。
定着ベルト154は、材質の異なる膜体が複数積層されてなる弾性変形可能な無端ベルトである。
定着ベルト154は、同図に示すように、Y軸方向における両端部とそれ以外の中央部とでは積層構造が異なる。
より具体的には、定着ベルト154は、両端部および当該両端部に挟まれた中央部に亘り、補強層154aと、抵抗発熱層154bとが、この順に抵抗発熱層154bが外表面側になるように積層されている。
さらに、中央部では、抵抗発熱層154b上に弾性層154cと離型層154dとがこの順で積層されている。
一方、上記両端部の各端部において、抵抗発熱層154b上に電極層154eが積層されている。
以下、定着ベルト154を構成する各層について詳細に説明する。
補強層154aは、導電性を有しない材料、例えば、PI(ポリイミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などのいずれかからなる膜体であって、その厚みは10μm以上、200μm以下が望ましく、ここでは、50μmに設定されている。
電極層154eは、抵抗発熱層154bのY軸方向における両端部の外周にそれぞれ形成されている。
より具体的には、電極層154eは、例えば、電気抵抗率の低いCu、Ni、Ag、Al、Au、Mgおよび真鍮等、もしくはそれらの合金などを材料とする膜体であって、抵抗発熱層154bのY軸方向における両端部の外周面にメッキを施すことにより形成される。
この他にも、上記材料からなる帯状の膜体を、電極層154eを抵抗発熱層154bのY軸方向の両端部に、導電性を有する接着剤などで貼り付けても良い。
また、電極層154eは、Y軸方向の長さが15mmとなっており、厚みは、0.1μm以上、20μm以下であることが望ましく、ここでは5μmに設定されている。
Y軸方向において間隔をおいて形成された2つの電極層154eは、給電部材170と接触して抵抗発熱層154bに電力を供給する1対の環状の電極として機能する。
第1の実施の形態における定着部5では、1対の電極層154eは、同図4に示すように、従来のように定着ベルト154が、押圧ローラ150と加圧ローラ160との双方から押圧力を受ける領域(以下、「押圧領域」という。)に設けられているのではなく、当該定着ベルト154の周回方向に直交する方向における当該押圧領域の両外側に位置する押圧領域以外の領域(以下、「非押圧領域」という。)に設けられている。
このため、各電極層154eには、大きな力が加わらず、局所的な変形も殆ど生じないので剥離が生じにくい。
なお、電極層154eと接触する給電部材170は、上記押圧領域のY軸方向の延長上であって、当該押圧領域の両外側の位置に配されているが、図5に示すように、押圧ローラ150の回転軸方向から眺めたとき、押圧領域から角度θ1ずれいても構わない。
ここで、角度θ1の値は、大きいほど定着ベルト154と押圧ローラ150との接触面積が増加し、昇温スピードが低下するので、昇温スピードの目標下限値を下回らない程度に設定する必要がある。
抵抗発熱層154bは、一対の電極層154e同士に電位差が生じることにより、Y軸方向に電流が一斉に流れて、ジュール発熱する膜体である。
より具体的には、抵抗発熱層154bは、厚みが、5μm以上、100μm以下の膜体であって、PI(ポリイミド)製樹脂に、電気抵抗率の異なる導電フィラーを一種類もしくは複数種類均一に分散させてなる。
また、抵抗発熱層154bのY軸方向の長さは370mmとなっている。
抵抗発熱層154bに用いるベースの材料(以下、「ベース材」という。)として、他にもPPSおよびPEEKなどを使用することができる。
ここで、導電フィラーとしては、Ag、Cu、Al、MgおよびNiなどの金属、もしくは、カーボンナノチューブおよびカーボンナノファイバーなどのカーボン系の材料が挙げられ、その形状としては、単位含有量あたりの導電フィラー同士の接触する確率を高めるために、繊維状にすることが望ましい。
本第1の実施の形態では、形状が繊維状の導電フィラー、例えば、Niを上記ベース材に均一に分散させている。
電源180として、上述の家庭用電源を用いると、目的の発熱量を得るために設定すべき体積抵抗率は、10×10^−6〜9.9×10^−3 Ω・m程度が望ましく、さらに、本実施の形態における定着部5の仕様においては、体積抵抗率を1.0×10^−5〜5.0×10^−3 Ω・mに設定することが望ましい。
弾性層154cは、例えば、シリコーンゴムなどの弾性および耐熱性を有する材料からなり、その厚みは約200μmである。
なお、弾性層154cの材質は、シリコーンゴムの他、フッ素ゴム等を用いても構わない。
離型層154dは、例えば、PTFEもしくはPFA等のフッ素系樹脂などの離型性を有する材料からなる膜体であり、厚みは、5μm以上、100μm以下である。
以上のように構成された、第1の実施の形態における定着部5において、定着ベルト154の電極層154eが、押圧ローラ150と加圧ローラ160の双方から押圧力を受ける押圧領域ではなく、当該押圧領域の両外側の位置にある非押圧領域に設けられているので、定着部5の駆動に伴い、電極層154eに大きな外力が加わらず、大きな変形も生じないため、電極層154eの剥離の発生が抑制され、定着ベルト154の寿命を延ばすことができる。
また、本第1の実施の形態では、Y軸方向において、押圧ローラ150は、加圧ローラ160よりも十分長く、当該押圧ローラ150の両端部が電極層154eの裏側(内周面側)にまで延びているので、給電部材170は、定着ベルト154の電極層154eが形成されている部分を押圧ローラ150に押し付けることができ、当該押し付けの際に電極層154eの位置が後退しないため、給電部材170と電極層154eとの接触圧力を高く維持することができる。
また、このように押圧ローラ150よりも長さが短く設定された加圧ローラ160では、積層部165のY軸方向における長さと位置が、押圧領域のY軸方向における長さと位置に一致するため、積層部165におけるY軸方向の長さや押圧ローラ150との相対的位置を決めることで、押圧領域の長さや位置を適宜決定することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る定着装置の構成は、基本的に上記第1の実施形態に係る定着装置と共通するが、定着ベルトの構造と、押圧ローラの弾性層および加圧ローラの積層部のY軸方向における寸法、および、給電部材の取り付け位置が、第1の実施形態に係る定着装置とは異なる。
以下では、共通の構成部分には第1の実施の形態と同じ符号を付してその説明は省略するか簡略するにとどめ、相違する点を中心に説明する。
図6は、第2の実施形態に係る定着装置の要部構成を示す部分断面斜視図である。図7は、第2の実施の形態に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。
同図6に示すように、第2の実施の形態における定着部105では、第1の実施の形態における定着部5と同様に、定着ベルト254と、押圧ローラ250と、加圧ローラ260と、給電部材170とを備える。
第1の実施の形態との相違点として、第2の実施の形態では、押圧ローラ250の弾性層252が、加圧ローラ260の積層部265よりも、Y軸方向における寸法が短く設定されている。
より具体的には、加圧ローラ260(Y軸方向における積層部265)の長さが、第1の実施の形態における押圧ローラ150(Y軸方向における弾性層152)の長さと同一となっており、また、押圧ローラ250(Y軸方向における弾性層252)の長さが、第1の実施の形態における加圧ローラ160(Y軸方向における積層部165)の長さと同一となっている。
つまり、第2の実施の形態の定着部105は、第1の実施の形態の定着部5と比べ、加圧ローラおよび押圧ローラの長さが逆転している。
さらに、給電部材170は、定着ベルト254の両端部の内周に接触する位置に設けられている。
これは、定着ベルト254の構成が、第1の実施の形態における定着ベルト154と異なっているからである。
以下、定着ベルト254の構成について説明する。
<定着ベルト>
図7は、第2の実施の形態に係る定着装置のローラ軸方向における断面図である。
定着ベルト254は、材質の異なる膜体が複数積層されてなる弾性変形可能な無端ベルトであり、第1の実施の形態における定着ベルト154と同様に、補強層254aと、抵抗発熱層254bと、弾性層254cと、離型層254dと、電極層254eとを有しているが、これらの積層状態が定着ベルト154とは異なる。
ここで、上述の各層の名称が第1および第2の実施の形態間で同じものは、Y軸方向の長さおよび積層順序を除き同一となっている。
より具体的には、定着ベルト254は、両端部および当該両端部に挟まれた中央部に亘り、抵抗発熱層254bと、補強層254aと、弾性層254cと、離型層254dとが、この順に離型層254dが外表面側になるように積層されている。
さらに、定着ベルト254の両端部において、それぞれ電極層254eが、内周面側となるように抵抗発熱層254bに積層されている。
そして、電極層254eは、定着ベルト254において、加圧ローラ260と押圧ローラ250との双方から押圧力を受ける押圧領域ではなく、当該押圧領域の両外側の位置にある非押圧領域内に存するように設定されている。
これにより、定着部105の駆動に伴い、電極層254eに大きな外力が加わらないため、電極層254eの剥離の発生が抑制され、定着ベルト254の寿命を延ばすことができる。
なお、定着部105の駆動に伴い、定着ベルト254は、図6に示すように、押圧領域における変形が非押圧領域にまで波及して、電極層254eも変形することになるが、表裏面が同時に挟まれた状態での変形ではないので、発生する応力も小さく、電極層254eの剥離を招くほどのものではない。
また、本第2の実施の形態では、Y軸方向において、加圧ローラ260は、押圧ローラ250よりも十分長く、当該加圧ローラ260の両端部が電極層254eの表側(外周面側)にまで延びているので、給電部材170は、定着ベルト254の電極層254eが形成されている部分を加圧ローラ260に押し付けることができ、当該押し付けの際に電極層254eの位置が後退しないため、給電部材170と電極層254eとの接触圧力を高く維持することができる。
また、このように加圧ローラ260よりも長さが短く設定された押圧ローラ250では、弾性部252のY軸方向における長さと位置が、押圧領域のY軸方向における長さと位置に一致するため、弾性部252におけるY軸方向の長さや加圧ローラ260との相対的位置を決めることで、押圧領域の長さや位置を適宜決定することができる。
<変形例>
本発明は、上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例も実施することができる。
(1)上記実施の形態では、定着ベルト154は、補強層154aと、抵抗発熱層154bと、弾性層154cと、離型層154dと、電極層154eとを有していたが、これに限らず、少なくとも抵抗発熱層154bと電極層154eとを有していればよい。
例えば、モノクロの複写機では、カラーの複写機に比べ、定着ニップ幅を小さく設定しても、定着品質の劣化がそれほど目立たないため、定着ベルト154内の弾性層154cを省略することが考えられる。
(2)また、上記実施の形態では、給電部材170は、ブロック状のブラシ部171を、加圧ローラ160の電極層154eに当接させていたが、これに限らず、例えば、ブラシ部171の代わりに金属ローラを用いて、摩擦を低減させながら、電極層154eとの電気的接触を保ってもよい。
(3)上記実施の形態では、押圧ローラ150が、定着ベルト154の周回経路内側に遊びを有した状態で配されていたが、遊びを有しない状態で定着ベルト154の周回経路内側に配されていても構わない。
(4)上記実施の形態では、定着ベルト154を挟み込み、定着ニップを形成するものが、いずれも押圧ローラ150や加圧ローラ160のような回転体で構成されていたが、これらのうちの一方のみを回転体として、もう一方を回転せずに固定された部材に置き換えてもよい。
図8は、このような場合の定着装置における構成の一例を示す図である。
この例では、押圧ローラ150の代わりに、押圧部材350が定着ベルト154の周回経路内側に遊挿されている。
ここで、押圧部材350は、弾性を有する同図紙面に垂直な方向に長尺な部材351と、これの外周の一部を覆うように設けられた摺動シート352とを有している。
(5)上記実施の形態では、定着ベルト154の非押圧領域に1対の電極層154eを設けるため、押圧ローラ150および加圧ローラ160のY軸方向の長さを異ならせる構成を例示したが、これに限らず、押圧ローラ150および加圧ローラ160の長さを同じにしても、非押圧領域に電極層154eを設けることができる。
図9は、このような構成の一例を示す定着装置205のローラ軸方向における断面図である。
定着装置205は、基本的に第1の実施形態に係る定着部105と共通するが、押圧ローラの弾性層のY軸方向における寸法のみが、第1の実施形態に係る定着部105とは異なる。
即ち、定着装置205では、Y軸方向の長さが、加圧ローラ160の積層部165と同一の弾性層252を有する押圧ローラ250が用いられている。
上記長さは、1対の電極層154e同士の間隔(以下、「離間距離」という。)よりも短いと共に、積層部165および弾性層252のY軸方向における配設位置が、対をなす電極層154e同士の内側にあるため、電極層154eは、押圧ローラ250および加圧ローラ160のいずれにも接触しない。
定着ベルト154は、ある程度の剛性を有しているため、押圧領域における変形が、押圧領域のY軸方向延長上の領域(以下、「延長領域」という。)にも波及する。
このため、電極層154eは、図6に示す定着ベルト154のように、上記延長領域において外表面が凹んでいる。
給電部材170を定着ベルト154の周回経路の外側から、この凹みに入り込むように電極層154eに接触させることで、裏側に押し当てる部材がない場合であっても、ある程度の接触圧力を維持することができる。
以上は、積層部165および弾性層262のY軸方向の長さが、いずれも対をなす電極層154e同士の離間距離よりも短い構成であったが、図10に示すように、上記幅が、電極層154e同士の離間距離よりも長い構成であっても、定着ベルト154の非押圧領域に電極層154eを設けることができる。
例えば、押圧ローラ150と加圧ローラ260とを、Y軸方向においてオフセットした位置に設け、弾性層162と積層部265とを定着ベルト354を介して部分的に押圧する構成であってもよい。
ここで、対をなす各給電部材170の配設位置は、Y’方向側のものが第1の実施形態に係る定着部5と同位置であり、また、Y方向側のものが第2の実施形態に係る定着部105と同位置となっている。
さらに、定着ベルト354の構成は、基本的に上記第2の実施形態に係る定着ベルト254と共通するが、Y’方向の端部における構成が、第2の実施形態に係る定着ベルト254とは異なる。
より具体的には、定着ベルト354のY’方向の端部において、抵抗発熱層354bの端が補強層254aの端よりも外方側に延びており、また、弾性層354cと離型層354dの端が補強層254aの端よりも内方側に後退している。
また、Y’方向に位置する電極層354fは、最外周であって、補強層254aの端部と抵抗発熱層354bの端部とを覆うように構成されている。
これにより、Y’方向側に存する給電部材170は、定着ベルト354の周回経路外側から電極層354fに接触すると共に、Y方向側に存する給電部材170は、定着ベルト354の周回経路内側から電極層354eに接触することが可能となる。また、定着ベルト354の電極層354fおよび電極層354eが接触する部分の裏面には、それぞれ積層部265および弾性層162が存在するので、給電部材170の接触圧力を高めることができる。
(6)また、上記実施の形態のように、加圧ローラ160を回転駆動させ、押圧ローラ150を従動回転させていたが、この構成に限られない。
例えば、押圧ローラ150を回転駆動させ、加圧ローラ160を従動回転させても構わず、また、押圧ローラ150および加圧ローラ160の両方を回転駆動させてもよい。
(7)上記実施の形態では、押圧ローラ150の弾性層152の硬度は、加圧ローラ160の弾性層162の硬度よりも低く設定されており、定着ニップNでの変形は、主に押圧ローラ150の弾性層152において生じるとしたが、これに限られず、場合によっては、定着品質が低下しなければ、弾性層152の硬度を弾性層162の硬度よりも高く設定しても良いし、弾性層152および弾性層162を同等の硬度に設定しても良い。
(8)なお、上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られず、いずれか一方が回転する第1および第2の押圧部材のうち、第1の押圧部材が定着ベルトの周回経路内側に配されており、第2の押圧部材により定着ベルトを介した状態で押圧されて定着ニップが形成される定着装置、および、当該定着装置を備える画像形成装置一般に適用することができる。
また、上記実施の形態および上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、第1の押圧部材が、抵抗発熱層とこれに給電するための電極とを含む定着ベルトの周回経路内側に配されており、第2の押圧部材により定着ベルトを介した状態で押圧されて定着ニップが形成される定着装置および画像形成装置に広く適用することができる。
1 プリンタ
3 画像プロセス部
3Y,3M,3C,3K 作像部
4 給紙部
5,105,205 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 ローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
150,250 押圧ローラ
151 芯金
152,252 弾性層
154,254,354 定着ベルト
154a,254a 補強層
154b,254b,354b 抵抗発熱層
154c,254c,354c 弾性層
154d,254d,354d 離型層
154e,254e,354e 電極層
160,260 加圧ローラ
161 芯金
162 弾性層
163 接着層
164 離型層
165,265 積層部
170 給電部材
171 ブラシ部
172 板バネ
175 リード線
180 電源
175 リード線
180 電源
350 押圧部材
351 部材
352 摺動シート
354f 電極層

Claims (12)

  1. 第1の押圧部材と第2の押圧部材のうち少なくとも一方が回転体であって、抵抗発熱層を含む無端状の発熱ベルトの周回経路内側に第1の押圧部材が配され、前記発熱ベルトの周回経路外側から前記第2の押圧部材で前記第1の押圧部材を押圧して定着ニップを形成し、未定着画像の形成された記録シートを当該定着ニップに通紙して熱定着する定着装置であって、
    前記発熱ベルトは、前記第1および前記第2の押圧部材の双方から押圧される押圧領域と、前記周回方向に直交する方向における当該押圧領域の両外側に位置する非押圧領域とを有し、
    前記各非押圧領域の周面に、前記抵抗発熱層に給電するための環状の電極が形成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1および前記第2の押圧部材は、前記回転体の軸方向における長さが互いに異なっており、両部材のうち短い方の長さが、前記押圧領域の前記軸方向における長さと一致していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1の押圧部材は、前記第2の押圧部材よりも前記軸方向における長さが長いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記電極は、前記発熱ベルトの外周面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第1の押圧部材は、前記第2の押圧部材よりも前記軸方向における長さが短いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記電極は、前記発熱ベルトの内周面に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記発熱ベルトの電極に接触することにより、前記発熱ベルトの抵抗発熱層に給電を行う一対の給電部材を備え、
    前記給電部材は、前記電極への接触に伴い、当該電極を、前記第1および前記第2の押圧部材のうち前記軸方向における長さが長く設定されているものに対して押し付けていることを特徴とする請求項4または6に記載の定着装置。
  8. 前記第1および前記第2の押圧部材の前記回転体の軸方向における長さは、いずれも前記環状の電極同士の前記軸方向における離間距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  9. 前記第1および前記第2の押圧部材の前記回転体の軸方向における長さは、いずれも前記環状の電極同士の前記軸方向における離間距離よりも長くなっており、
    前記第1および前記第2の押圧部材は、前記軸方向においてオフセットした状態で配されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  10. 前記第1の押圧部材は、押圧ローラであり、
    前記第2の押圧部材は、加圧ローラである
    ことを特徴とする請求項1から9に記載の定着装置。
  11. 前記抵抗発熱層は、耐熱性絶縁樹脂に導電フィラーを分散させたものであることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の定着装置を備える画像形成装置。
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