JP2011248101A5 - - Google Patents
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一方、この像振れ補正装置は、固定地板302に設けられた取り付け部によって、他のレンズ群や、フィルムやCCDなどの撮像部材を支持する図示しない鏡筒部材に取り付けられる。したがって、固定地板302と不図示の鏡筒との間の光軸方向位置及び傾きを正確にすることで、他のレンズ群や撮像部材に対して高精度に位置決めできる。
また固定地板102は、図2に示されるように、第1の転動ボール配置溝(第1の開口部)1022を有している。第1の転動ボール配置溝1022は、第1の転動ボールの数と同じ数(本実施例では三個)設けられ、その内部に第1の転動ボール1051、1052、1053を収容することができる。また、第1の転動ボール配置溝1022の開口の大きさは、第1の転動ボール1051、1052、1053の可動範囲よりも大きい。すなわち、第1の転動ボール配置1022溝の開口の幅は、第1の転動ボールの幅をdとすると、dよりも広く、2dよりも狭い。第1の転動ボール配置溝1022の開口の幅がdより狭いと、第1の転動ボールが当接して転動することができなるからである。また、2dより広いと、省スペース化に不利であり、また後述する組み立てが困難になるからである。
また固定地板102は、第1の転動ボール配置穴1023(第1の開口部)を有している。第1の転動ボール配置穴1023は1つ設けられ、第2の転動ボール1073をその内部に収容することができ、その穴の開口の大きさは、第2の転動ボール1073の可動範囲よりも大きい。第2の転動ボール1073は、可動鏡筒103が光軸と直交する面内において転動するので、第1の転動ボール配置穴1023は、第1の転動ボール配置溝1022の開口より大きい開口を有している。なお、図2に示されるように、第1転動ボール配置穴1023の開口は円形形状を有し、第1の転動ボール配置溝1022の開口はピッチ方向に長い長孔形状を有する。ただし、本発明はこの形状に限定されるものではなく、例えば矩形形状であってもよい。
また可動鏡筒103は、第2の転動ボール配置溝(第2の開口部)1031を2個と第2の転動ボール配置穴(第2の開口部)1032を1個有している。第2の転動ボール配置溝1031は、その内部に第2の転動ボール1071、1072を収容することができ、その溝の開口の大きさは、第2の転動ボールの可動範囲よりも大きくなっている。すなわち、第2の転動ボール配置溝1031の開口の幅は、第2の転動ボール1071、1072の幅dよりも広く、幅2dよりも狭い。第2の転動ボール配置溝1031の開口の幅がdより狭いと、第2の転動ボール1071、1072が当接して転動することができなくなるからである。また、2dより広いと、省スペース化に不利であり、また後述する組み立てが困難になるからである。第2の転動ボール配置穴1032は、その内部に第2の転動ボール1073を収容することができ、その穴の開口の大きさは、第2の転動ボール1073の可動範囲よりも大きい。第2の転動ボール1073は、可動鏡筒103が光軸と直交する面内において転動するので、第2の転動ボール配置穴1032は、第2の転動ボール配置溝1031の開口より大きい開口を有している。なお、図3に示されるように、第2の転動ボール配置穴1032は円形形状を有し、第2の転動ボール配置溝1031はヨー方向に長い長孔形状を有する。ただし、本発明はこの形状に限定されるものではなく、例えば矩形形状であってもよい。
案内部材104は、図1および図4に示すように、第1の転動案内部1041を2個有している。第1の転動案内部1041は、ヨー方向に対する断面がV字状に形成されている。これにより、第1の転動ボール1051および1052を、2点で接しながらピッチ方向にガタ無く転動可能に支持できる。
また、第1の転動案内部1041が設けられる面とは反対側の面に、第2の転動案内部1042を2個有している。第2の転動案内部1042は、ピッチ方向に対する断面がV字状に形成されている。これにより、第2の転動ボール1071および1072を、2点で接しながらヨー方向にガタ無く転動可能に支持できる。
本実施例では2箇所の第1の転動案内部1041および2箇所の第2の転動案内部1042を、それぞれ同一部品に設けているので、それぞれの支持する方向を高い精度にすることができる。
第1の転動ボール(第1の転動部材)1051〜1053は、転がり抵抗を小さくするため、また高い加工精度で作るために、硬度の高い材質で形成される。第1の転動ボール1051〜1053は、案内部材104を固定地板102に対してピッチ方向に移動可能に支持する。
第1の転動受け部材106は、固定地板102に接触してビス止めされる。そして固定地板102と接触する面に、第1のガイド部1061、1062を備えている。第1のガイド部1061、1062は、ヨー方向における断面がV字状に形成されている。これにより、第1の転動ボール1051および1052を、2点で接しながらピッチ方向にガタ無く転動可能に支持できる。
第2の転動ボール(第2の転動部材)1071〜1073は、転がり抵抗を小さくするため、また高い加工精度で作るために、硬度の高い材質で形成される。第2の転動ボールは、可動鏡筒103を案内部材104に対してヨー方向に移動可能に支持する。
第2の転動受け部材108は、可動鏡筒103に接触して固定される。そして可動鏡筒103と接触する面に、第2のガイド部1081、1082を備えている。第2のガイド部1081、1082は、ピッチ方向における断面がV字状に形成されている。これにより、第2の転動ボール1071および1072を、2点で接しながらヨー方向に転動可能に支持できる。
また、ヨーマグネット1131および1132、ヨーコイル116、第1の転動受け部材106、上側ヨーク114によって、ヨー方向アクチュエータを構成している。
第1の転動ボール1051,1052,1053は、固定部ユニットと案内部材104で挟持される。第1の転動ボール1051、1052は、案内部材104に設けられた第1の転動案内部1041および第1の転動受け部材106に設けられた第1のガイド部1061、1062により規制される。そして、案内部材104を固定地板102に対してガタなくピッチ方向のみに移動可能に支持する。案内部材104は、第1の転動ボール1051,1052,1053の3つのボールに支持されることで、光軸方向に安定して位置が決まる。
第2の転動ボール1071,1072,1073は、案内部材104と鏡筒ユニットで挟持される。第2の転動ボール1071、1072は、案内部材104に設けられた第2の転動案内部1042および第2の転動受け部材108に設けられた第2のガイド部1081、1082により規制される。そして、鏡筒ユニットを案内部材104に対してガタ無くヨー方向のみに移動可能に支持する。鏡筒ユニットは、第2の転動ボール1071,1072,1073の3つのボールに支持されることで、光軸方向に安定して位置が決まる。
図8を見るに、可動鏡筒303は、第2の転動受け部材309および310の第2の転動ボール308が接触する面とは反対側の面に取り付けられている。また、固定地板302は、第1の転動受け部材306および307の第1の転動ボール305および第2の転動ボール308が接触する面とは反対側に取り付けられている。つまり、固定地板302と可動鏡筒303は、第1の転動受け部材306および307と、第2の転動受け部材309および310との間に、第1の転動ボール305、案内部材304、第2の転動ボール308を挟んで(介して)位置決めされている。
しかし本発明では、図4に示すように、固定地板102と第1の転動ボール1051,1052を光軸方向に並列に配置することが可能であるため、装置下端から案内部材104までの距離は、(第1の転動受け部材の厚さ+第1の転動ボールの直径)分だけあれば良い。つまり、第1の転動受け部材106と案内部材104との間に、第1の転動ボール1051、1052と固定地板102の第1の開口部1022を光軸と直交する面内に並ぶように配置している。また、第2の転動受け部材109と第1の転動受け部材106との間に、第2の転動ボール1073と第1の開口部1023を光軸と直交する面内に並ぶように配置している。これにより、固定地板の厚さの分だけ像振れ補正装置を薄型化することができる。なお、このときに第1の転動ボールの直径は、固定地板との干渉を避けるために、少なくても固定地板の厚さよりも大きくする必要がある。
しかし本発明では、図4に示すように、可動鏡筒103と第2の転動ボール1071〜1073を光軸方向に並列に配置することが可能であるため、装置上端から案内部材104までの距離は、(第2の転動受け部材の厚さ+第2の転動ボールの直径)分だけあれば良い。つまり、第2の転動受け部材108と案内部材104との間に、第2の転動ボール1071、1072と可動鏡筒103の第2の開口部1031を光軸と直交する面内に並ぶように配置している。また、第2の転動受け部材109と第1の転動受け部材106との間に、第2の転動ボール1073と第2の開口部1032を光軸と直交する面内に並ぶように配置している。これにより、可動鏡筒の厚さ分だけ像振れ補正装置を薄型化することができる。なお、このときに第2の転動ボールの直径は、可動鏡筒との干渉を避けるために、少なくても鏡筒の厚さよりも大きくする必要がある。
図6(A)は、本実施例における第2の転動ボール1071および1072の中心を通り、ピッチ方向における断面で切断した図である。
また、図6(B)は、本実施例の第1の転動ボール1051および1052の中心を通り、ヨー方向における断面で切断した図である。
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