JP2011247457A - 給湯機 - Google Patents

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【課題】湯沸し熱交換器を備える給湯機において、簡単な構造で湯沸し熱交換器の水用伝熱管でのスケールの発生を抑制しながら、スケール抑制対策が講じられた熱交換器の設計の自由度を高める。
【解決手段】ヒートポンプ給湯機1は、ヒートポンプ10と、ヒートポンプ10の冷媒との熱交換により水を加熱する湯沸し熱交換器30と、貯湯タンク21とを備える。湯沸し熱交換器30は、加熱される水が流通する低温側伝熱管24を有する低温側熱交換器31と、低温側熱交換器31で加熱された水が流通する高温側伝熱管25を有する高温側熱交換器32とに分割されて構成される。高温側伝熱管25の内面には、高温側伝熱管25でのスケールの付着を抑制するコーティングが施されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水を加熱する湯沸し熱交換器を備える給湯機に関し、より詳細には、湯沸し熱交換器において水が流通する伝熱管でのスケールの発生を抑制するための構造に関する。そして、前記給湯機は、例えばヒートポンプを備えるヒートポンプ給湯機である。
ヒートポンプ給湯機は、一般的には、夜間に、夜間割引電気料金を利用してヒートポンプの運転を行うことにより、水を加熱して高温水として貯湯タンクに蓄えて置き、昼間は、使用時に蛇口を開いたとき、前記貯湯タンク内の高温水に水を混ぜて適温水として給湯する。また、ヒートポンプ給湯機は、高温に沸き上げた水を貯湯タンクに湯として貯え、家庭内の給湯にあてるという設備の特性上、特に給湯需要の多い冬季などでは、湯切れを防止するために高温沸上げ運転を行う場合が多い。
ところで、ヒートポンプ給湯機などの給湯機に使用する水道水や井戸水がカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分を含んでいると、給湯機を長期間使用するうちに、該硬度成分が水中から析出し、水配管の内面に付着してスケールとなる。そして、前記硬度成分の溶解度は水温が高いほど低下し、析出し易くなるため、特に冬季高温貯湯運転時などの高温沸上げ運転により、給湯機の湯沸し熱交換器の水用伝熱管の高温部(出湯部)近辺に、スケールが付着する。スケールは、水用伝熱管の内面に硬度成分などの核が付着することで成長し、堆積が進むため、湯沸し熱交換器の加熱能力の低下を招来するばかりか、水用伝熱管を閉塞させて給湯機の運転が困難になる場合もある。
一方、水道水や井戸水の水質は、各地域で異なり、また同一地域でも異なる場合があり、さらに季節によっても変動があることから、スケールの発生を予想することが難しい。そして、スケールが発生した場合には、それを除去するには大掛かりな設備を使用したクリーニングを実施する必要があり、また堆積が進行して水用伝熱管が閉塞した場合は、閉塞した部位を有する構成部品(ヒートポンプ給湯機では、例えばヒートポンプユニット)を交換せざるを得ない状況となる。
しかしながら、給湯機を設置するごとに水の成分の分析を行い、水の硬度を調査する方法は、作業と費用を要するばかりか、硬度が季節により変化した場合は、硬度を正しく判定することはできない。したがって、スケールの発生を抑制することが必要になる。
そこで、給湯機において、湯沸し熱交換器の水用伝熱管を含む水回路におけるスケール抑制対策を講じた技術として、水質を予め測定するなどしてスケール発生の可能性が高い水を水質調整ユニットに導くことで、水に含まれる硬度成分を予め除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、循環ポンプを備える水回路での流量または圧力の変化を検出することを通じてスケールの発生が検出されたときに、スケールの発生を抑制するように給湯機の運転を制御する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。また、湯沸し熱交換器の水用伝熱管の内面に凸条の加工を行うことによりスケールが付着し易いポイントを予め作り、該ポイントに付着し始めたスケールを流速により離脱させて流出させる方法も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−30959号公報 特開2009−250461号公報 特開2009−236374号公報
しかしながら、給湯機におけるスケールの発生を抑制するために、硬度成分を除去する水質調整ユニットを設けたり、水の成分やスケールを検出するための検出手段を設けたり、伝熱管の内面を複雑な形状にしたりすることは、給湯機のコストの増加や構造の複雑化を招来する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、湯沸し熱交換器を備える給湯機において、簡単な構造で湯沸し熱交換器の水用伝熱管でのスケールの発生を抑制しながら、スケール抑制対策が講じられた熱交換器の設計の自由度を高めることを目的とする。
そして、本発明は、さらに、スケール抑制対策が講じられた熱交換器のコスト削減を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、加熱源との熱交換により水を加熱する熱交換器を備える給湯機において、前記熱交換器は、低温側熱交換器と、前記低温側熱交換器で加熱された水が流通する高温側伝熱管を有する高温側熱交換器とに分割されて構成され、前記高温側伝熱管の内面には、前記高温側伝熱管でのスケールの付着を抑制するコーティングが施されている給湯機である。
これによれば、給湯機において水を加熱する熱交換器が低温側熱交換器と高温側熱交換器とに二分割されていることにより、高温側熱交換器の高温側伝熱管では、低温側熱交換器により加熱された水がさらに加熱されるために一層高温になってスケールが発生し易い水温になるにも拘わらず、コーティングが水との接触面になるので、熱交換器の構造を複雑化することなく、簡単な構造で水の硬度成分がコーティングに付着することが抑制されて、高温側伝熱管にスケールが発生(または付着)することが抑制される。
また、熱交換器が複数に分割されることにより、分割構造になっていない熱交換器に比べて、分割された熱交換器単位でのコーティング処理が可能になるので、コーティング処理を容易化できる。さらに、コーティングが施された高温側熱交換器と、低温側熱交換器との組合せの自由度が大きくなって、熱交換器のレイアウトのコンパクト化や、熱交換器での熱交換の効率向上の観点から、コーティングによるスケール発生対策が講じられた熱交換器の設計の自由度が大きくなる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の給湯機において、前記コーティングは、前記熱交換器において前記高温側熱交換器のみに施されているものである。
これによれば、熱交換器を構成する低温側熱交換器および高温側熱交換器のうちで、コーティングが施されるのは高温側熱交換のみであるので、熱交換器におけるコーティング処理の工数を削減できる。この結果、コーティングによるスケール発生対策が講じられた熱交換器のコストを削減できる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の給湯機において、前記低温側熱交換器は、加熱される水が流通する低温側伝熱管を有し、前記高温側伝熱管の内径は、前記低温側伝熱管の内径よりも大きいものである。
これによれば、低温側伝熱管を有する低温側熱交換器と、高温側伝熱管を有する高温側熱交換器とから構成される熱交換器において、高温側伝熱管の内径は、低温側伝熱管の内径よりも大きいことから、高温側伝熱管でのコーティング処理が容易になるので、コーティングによるスケール発生対策が講じられた熱交換器のコストを削減できる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の給湯機において、前記高温側伝熱管の内径が、10mm〜25mmであるものである。
これによれば、高温側伝熱管の内径が10mm以上であることにより、高温側伝熱管でのコーティング処理が容易になり、該内径が25mm以下であることにより、水の流速の低下による熱伝達性能の低下を抑制して、所要の熱伝達性能を確保できる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の給湯機において、前記コーティングは、四フッ化エチレン樹脂、フッ素樹脂、フッ素化合物、セラミックおよび電気的絶縁材料のいずれかであるものである。
これによれば、コーティング材としての四フッ化エチレン樹脂、フッ素樹脂およびフッ素化合物は低摩擦材料であることにより、水の硬度成分の付着が抑制される。コーティング材としてのセラミックは、耐熱性に優れていることにより、炉中でのロウ付けによる高温側熱交換器の製造に好適である。また、コーティング材が、電気的絶縁材料であることにより、電気的引力による硬度成分の付着が抑制される。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の給湯機において、前記加熱源は、ヒートポンプの冷媒であり、前記冷媒は二酸化炭素であるものである。
これによれば、二酸化炭素は、比較的安価で、しかも地球温暖化係数が小さい冷媒であるので、ヒートポンプ給湯機のコストを削減でき、しかも地球環境に優しいヒートポンプ給湯機を提供できる。
本発明によれば、湯沸し熱交換器を備える給湯機において、簡単な構造で湯沸し熱交換器の水用伝熱管でのスケールの発生を抑制しながら、スケール抑制対策が講じられた熱交換器の設計の自由度を高めることができる。そして、本発明によれば、さらに、スケール抑制対策が講じられた熱交換器のコスト削減が可能になる。
本発明の第一実施例であるヒートポンプ給湯機の全体模式図である。 図1のヒートポンプ給湯機の湯沸し熱交換器の、一部を断面で示す概略図である。 図1のヒートポンプ給湯機の、夜中の貯湯運転から翌日の給湯運転、タンク沸上げ運転、学習制御に及ぶ1日の運転動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施例を図1〜図3によって説明する。
図1に示されるように、本発明の実施例に係る給湯機としてのヒートポンプ給湯機1(以下、「給湯機1」という。)は、加熱装置としてのヒートポンプ10と該ヒートポンプ10により水を加熱する湯沸し熱交換器30とを備える湯沸しユニットとしてのヒートポンプユニット2と、湯沸し熱交換器30で得られた湯を貯める貯湯タンク21と給水源7からの水を貯湯タンク21に供給する給水部40と貯湯タンク21の湯を給湯端末としての蛇口8に供給する給湯部50とを備える給湯ユニットとしての貯湯ユニット3と、各ユニット2,3の運転または作動を制御する運転制御手段4,5と、給湯機1の状態および給湯機1の状態以外の状態(例えば、外気など給湯機1の周囲の状態)を検出する状態検出手段と、ユーザーが運転制御手段4,5を通じて各ユニット2,3の運転または作動を設定するために操作する操作部としてのリモコン6とを備える。ここで、給水源7は、例えば上水道または井戸である。
そして、ヒートポンプユニット2は、ヒートポンプ10と、後で説明する貯湯回路20のうちの湯沸し熱交換器30を含む熱交換側回路部分20aとを収納する収納筺体(図示されず)を備え、貯湯ユニット3は、貯湯回路20のうちの貯湯タンク21を含む貯湯側回路部分20bと、給水部40と、給湯部50とを収納する収納筺体(図示されず)を備える。
ヒートポンプ10は、冷媒が循環する冷媒回路11と、送風機19とを備える。冷媒回路11は、圧縮機12と、放熱部としての凝縮器である冷媒用伝熱管13と、減圧装置16と、吸熱部としての蒸発器17と、冷媒配管18とから構成される。冷媒配管18は、圧縮機12、冷媒用伝熱管13、減圧装置16、蒸発器17および圧縮機12を順次直列に接続している。冷媒回路11に封入される冷媒は二酸化炭素(CO)である。
蒸発器17で蒸発した冷媒を圧縮する圧縮機12は、運転制御手段4が行う電圧制御(例えば、PWM制御、PAM制御または両者を組み合わせた複合制御)により、低回転域の回転数(例えば700回転/分)から高回転域の回転数(例えば6000回転/分)までの範囲で回転数制御される。例えば、圧縮機12が、湯沸し熱交換器30での加熱能力が一定になる運転を行うために、例えば、外気温度の高い夏季では低回転数で運転し、外気温度の低い冬季では高回転数で運転するように、運転制御手段4は、後記温度センサ75,76,77によりそれぞれ検出される外気温度、湯沸し熱交換器30への入水温度、湯沸し熱交換器30からの出湯温度に応じて、圧縮機12の回転数を制御している。
減圧装置16は、例えば電動式の膨張弁により構成され、冷媒用伝熱管13で放熱した後の中温高圧の冷媒を減圧する。そして、減圧装置16により蒸発し易い低圧まで減圧された冷媒が蒸発器17に送られる。また、減圧装置16は、冷媒回路11の絞り量を変更して冷媒回路11内の冷媒循環量を調節する機能のほかに、冬季低温時においてヒートポンプ10の運転時に蒸発器17に着霜が生じた場合、前記絞り量を最小にして中温の冷媒を蒸発器17に多量に送って霜を溶かす除霜装置の機能も有する。
冷媒を蒸発させる蒸発器17は、送風機19の回転により取り入れられた空気と冷媒との熱交換を行なう空気・冷媒熱交換器であり、この蒸発器17において冷媒が外気の熱を吸収する。
圧縮機12から吐出された高温高圧の冷媒が流通する冷媒用伝熱管13は、冷媒により冷媒用伝熱管13を介して加熱される水が流通する水用伝熱管23と共に、貯湯タンク21から供給された水を加熱する湯沸し熱交換器30を構成する。したがって、湯沸し熱交換器30は、加熱源としての冷媒と水との間で熱交換を行う水・冷媒熱交換器であり、また冷媒用伝熱管13は、冷媒の熱により水用伝熱管23の水を加熱する加熱部である。
貯湯回路20は、夜間定期的に行う貯湯運転、および貯湯タンク21内の残湯量が残湯規定値以下になった場合のみに運転するタンク沸上げ運転によって貯湯タンク21に高温水を貯めるための水回路であり、貯湯タンク21と、循環ポンプ22と、水用伝熱管23と、水配管である貯湯配管26とを備える。貯湯配管26は、貯湯タンク21、循環ポンプ22、水用伝熱管23および貯湯タンク21を順次直列に接続していて、貯湯タンク21からの水を水用伝熱管23に導く入水配管27と、水用伝熱管23からの湯を貯湯タンク21に導く出湯配管28とを有する。
そして、ヒートポンプユニット2は、貯湯回路20の一部である熱交換側回路部分20aとして、湯沸し熱交換器30のほかに、貯湯タンク21の水を湯沸し熱交換器30の水用伝熱管23に導く供給する入水配管27の下流側配管27aと、循環ポンプ22と、湯沸し熱交換器30の水用伝熱管23で加熱されて得られた湯を貯湯タンク21に供給する出湯配管28の上流側配管28aとを備える。
一方、貯湯ユニット3は、貯湯回路20の一部である給湯側回路部分20bとして、貯湯タンク21のほかに、入水配管27の上流側配管27bと、出湯配管28の下流側配管28bとを備える。
貯湯タンク21内の湯のうち、貯湯タンク21の底部付近に存在する低温水は、貯湯タンク21の底部から流出して循環ポンプ22により圧送されて湯沸し熱交換器30の水用伝熱管23に流入し、冷媒用伝熱管13によって徐々に加熱され、規定温度まで加熱されて貯湯タンク21の上部に流入して貯湯タンク21に貯湯される。そして、循環ポンプ22は、貯湯タンク21の底部からの水を、前記規定温度で沸上げるために、貯湯回路20で循環させる。
貯湯ユニット3は、給水部40と、湯沸し熱交換器30で得られた湯を貯湯タンク21に貯める貯湯回路20の給湯側回路部分20bと、給湯部50とを備える。
給水部40は、給水源7に接続される給水金具41と、減圧弁42と、水配管である給水配管43とを備える。給水配管43は、給水金具41、減圧弁42および貯湯タンク21を順次直列に接続している。
給湯部50は、湯水混合弁51と、蛇口8に接続される給湯金具52と、水配管である給湯配管53とを備える。給湯配管53は、貯湯タンク21、湯水混合弁51および給湯金具52を順次直列に接続している。給水配管43の一部である給水分岐配管43aは、湯水混合弁51に接続されている。
図1,図2を参照すると、冷媒用伝熱管13および水用伝熱管23を有する湯沸し熱交換器30は、互いに直列に配置される複数である第一所定数の熱交換器から構成される多段式熱交換器であり、この実施例では2つの熱交換器である低温側熱交換器としての一段目熱交換器31と、高温側熱交換器としての二段目熱交換器32とに分割されて構成される。なお、以下の説明において、この実施例に関しては、「一段目」および「二段目」を、「低温側」および「高温側」とそれぞれ言い換えることができる。
分割構造を有する湯沸し熱交換器30に対応して、冷媒用伝熱管13は、一段目熱交換器31の一段目冷媒用伝熱管14と、二段目熱交換器32の二段目冷媒用伝熱管15とに分割されて構成され、水用伝熱管23は、一段目熱交換器31の一段目水用伝熱管24と、二段目熱交換器32の二段目水用伝熱管25とに分割されて構成される。
さらに、一段目熱交換器31は、1以上の第二所定数の、ここでは複数としての2つの互いに並列に配置される第一,第二熱交換器31a,31bから構成される。これに対応して、一段目冷媒用伝熱管14は、第一熱交換器31aの第一冷媒用伝熱管14aと、第二熱交換器31bの第二冷媒用伝熱管14bとから構成され、一段目水用伝熱管24は、第一熱交換器31aの第一水用伝熱管24aと、第二熱交換器31bの第二水用伝熱管24bとから構成される。また、二段目冷媒用伝熱管15は、第一,第二冷媒用伝熱管14a,14bの上流部にそれぞれ連通する第一,第二冷媒用伝熱管15a,15bから構成される。
ここで、各伝熱管14a,14b,15a,15b,24a,24b,25は、円形またはほぼ円形の通路断面を形成する円管である。
このように、湯沸し熱交換器30で加熱される水の大部分の昇温を行う一段目熱交換器31の各熱交換器31a,31bでは、ヒートポンプユニット2の前記収納筐体への内蔵を考慮して、一段目熱交換器31を小型化するために、第一,第二冷媒用伝熱管14a,14bおよび第一,第二水用伝熱管24a,24bのそれぞれは折り返された構造になっていて、水および冷媒がそれぞれ2パスの構成になっている。また、入水配管27の下流側配管27aの水は、第一分岐配管27a1と第二分岐配管27a2に分流される。そして、各熱交換器31,32において、冷媒および水は、互いに対向流となって、熱交換を行う。
一段目熱交換器31により加熱された水は、一段目熱交換器31から貯湯配管26の一部である第一,第二分岐中間配管29a,29bに流出し、その後、二段目熱交換器32の上流で、貯湯配管26の一部である集合中間配管29cにおいて合流し、該集合中間配管29cから二段目水用伝熱管25に流入する。ここで、二段目水用伝熱管25は、一段目水用伝熱管24の内径よりも大きい内径を有する直管で構成される。
一段目熱交換器31は、それぞれコイル状に形成された一段目水用伝熱管24a,24bの間に、一段目冷媒用伝熱管14a,14bがそれぞれコイル状に密着して配置された構造となっており、二段目熱交換器32は、二段目水用伝熱管25の周りに第一,第二冷媒用伝熱管15a,15bがコイル状に密着して巻き付けられた構造となっている。このように、冷媒用伝熱管14a,14b;15a,15bおよび水用伝熱管24a,24b;25が互いに密着して設けられることにより、冷媒用伝熱管14a,14b;15a,15bと水用伝熱管24a,24b;25との間での熱交換を効率よく行うことができる。
ところで、給湯機1に供給される水としては一般的に飲用水道水が使用されるが、飲用水道水や井戸水にはカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分が含まれている。
硬度成分は水温が高くなるほど溶解度が低下するため、飽和を超えた硬度成分は循環回路である貯湯回路20において水中に析出し、この硬度成分の析出物の一部は水と共に貯湯タンク21に流入し、貯湯タンク21の底部に堆積する。貯湯タンク21に流入した析出物やスケールの成分となる核(代表的には、前記析出物を含有する含有物(例えば、炭酸カルシウム)である。)は、貯湯タンク21の底辺に堆積し、貯湯タンク21内の水の排水時に貯湯タンク21から排出される。
また、一段目熱交換器31で加熱されて昇温した水は、二段目熱交換器32に流入し、さらに加熱されて昇温して、規定温度である出湯温度となり、貯湯タンク21に流入する。硬度成分は高温の水ほど析出し易くなるため、二段目水用伝熱管25は、湯沸し熱交換器30においてスケールが最も発生(または付着)し易い部位である。例えば、二段目水用伝熱管25においては、特に冬季高温(例えば90℃)貯湯運転時に、冷媒温度が100℃以上にも達するため、水中の硬度成分の溶解度は極端に低下して、二段目水用伝熱管25にスケールが一層発生し易くなる。
このため、二段目水用伝熱管25の内面には、全面に渡ってスケールの付着を抑制するコーティング60(図2参照)が施されている。コーティング60を形成するコーティング材は、この実施例では、四フッ化エチレン樹脂を含むフッ素樹脂、フッ素化合物、セラミックおよび電気的絶縁材料のいずれかである。コーティング材は、非粘着性であっても、粘着性であってもよい。
コーティング60により、二段目水用伝熱管25において水との接触面が滑らかになり、スケールの成分である炭酸カルシウムなどの核の付着が抑制される。そして、核が付着しないことにより、スケールの発生が抑制される。また、コーティング60により、水との接触面に二段目水用伝熱管25の金属表面がなくなるため、水に溶け込んでいるイオンとの電気的な吸着もなくなり、該水用伝熱管25への付着が抑制される。
したがって、二段目水用伝熱管25の内面にコーティング60が施されていることにより、高硬度の水質においても沸上げ運転を実施することができる。
コーティング60は、コーティング処理により、例えば、コーティング材を塗料のように二段目水用伝熱管25内に流し込み、高温状態で乾燥させる処理により、内面に付着させて形成される。また、水用伝熱管25において水との接触面となるコーティング60は、伝熱性能が低下しないように、表面にむら無く形成される必要がある。
二段目熱交換器32の水用伝熱管に使用される伝熱管内にコーティング材を一様に流し込むためには、伝熱管の内径は大きいほど作業が容易であり、一様に塗布することが可能となる。そして、伝熱管の内径が10mm未満であると一般的に使用されている塗布用のスプレーノズルが伝熱管内に入らず、作業が困難になる。また、伝熱管の内径が25mmを超える大きさになると、伝熱管内の水の流速が低下し、熱伝達性能(熱交換性能)が著しく低下する。
したがって、二段目熱交換器32に使用される二段目水用伝熱管25の内径は、10mm〜25mmが最適である。
また、二段目水用伝熱管25を形成する際に、直管形状でコーティング処理を行い、コーティング処理後に所定の形状に加工するほうが、コーティング処理を容易に実施でき、またコーティング60の厚さを安定させることができる。すなわち、伝熱管が直管であることで、塗布用のスプレーノズルを管内に挿入して、コーティング処理を行うことにより、均一な厚みのコーティング60を形成することができる。また、コーティング処理に際し、伝熱管の内面処理が必要な場合も、直管であればその加工は容易となる。そして、伝熱管25は、コーティング処理後に所定の形状に加工される。
湯沸し熱交換器30を流れる水は、飲用に使用される可能性もあるため、コーティング材として、一般的に家庭用調理器具に使用される低摩擦材料である四フッ化エチレン樹脂を含むフッ素樹脂やフッ素化合物、またはセラミックが最適となる。
また、二段目熱交換器32の加工や組立においては、炉中ロウ付けや手ロウ付けにより二段目水用伝熱管25が高温に曝される(例えば、炉中でロウ付けでは、加工時の雰囲気温度が700℃〜900℃程度になる場合がある。)可能性もあるため、二段目熱交換器32の製造過程で高温での加工がある場合は、耐熱性に優れたコーティング材、例えばセラミックを用いるのが望ましい。
また、スケールは、電気的な引力により水用伝熱管の内面に付着することもある。このため、電気的絶縁性を有するコーティング材により電気的な絶縁をすることによって、水の中に溶け込んでいるカルシウムイオン、マグネシウムイオンの二段目水用伝熱管25への付着を抑制して、スケールの発生を抑制することができる。
本発明によるコーティング60によって、スケールの発生は抑制されるが、さらに給湯機1の運転制御によって沸上げ温度の低温化(例えば、沸上げ温度の上限値を90℃から80℃に低下させる。)を実施することにより、スケールの発生をさらに抑制することができる。
図1を参照すると、前記状態検出手段は、給水配管43に設けられて給水部40での水の流量または貯湯タンク21への給水量を検出する水量センサ71、貯湯タンク21に設けられて貯湯タンク21内の湯の貯湯温度や貯湯量を検知する複数の、ここでは4つの温度センサ72a,72b,72c,72dと、圧縮機12から吐出された冷媒の温度を検出する吐出温度センサ73と、圧縮機12から吐出された冷媒の圧力を検知する吐出圧力センサ74と、外気温度を検出する外気温度センサ75と、下流側配管27aに設けられて入水温度を検出する入水温度センサ76と、上流側配管28aに設けられて出湯温度を検出する出湯温度センサ77と、から構成される。
ヒートポンプユニット2用の運転制御手段4は、ヒートポンプ10の運転・停止並びに圧縮機12の回転数制御を行うと共に、減圧装置16の冷媒絞り量調整を行うなど、主としてヒートポンプ10による冷凍サイクルの運転を制御する。貯湯ユニット3用の運転制御手段5は、給湯などの温度調整である湯水混合弁51の制御や貯湯タンク21の湯水の残湯量を検出し、貯湯タンク21に貯められる湯の沸上げタイミングや沸上げ温度を制御する。
前記状態検出手段により検出された検出信号およびリモコン6からの操作信号が入力されると共にコンピュータを備える両運転制御手段4,5は、互いに通信して、お互いの作動状態を監視しており、連携して給湯機1の制御を行う。また、ユーザーへのインターフェースであるリモコン6により、給湯温度および運転モードの設定やエラーの表示が可能である。
運転制御手段5は、温度センサ72a〜72dにより検出される貯湯温度や貯湯量に基づいて、または、給湯使用量を検出可能な水量センサ71などにより家庭内の給湯負荷を判定し、省エネ最適運転となるように沸上げ温度や沸上げ量、沸上げ時間を制御する学習制御手段を備える。
また、運転制御手段4は、冬季低温時などに、高温貯湯の規定温度(例えば90℃)で貯湯すると共に周囲温度や給水温度が低く加熱負荷が大きい場合は高回転数(例えば3000〜4000回転/分)とし、夏季や中間季(春季および秋季)に、加熱負荷が軽い場合は通常貯湯の規定温度(約65℃)で比較的低回転数(例えば1000〜2000回転/分)とするなどの最適運転制御手段を有している。そのために、吐出圧力センサ74、吐出温度センサ73、外気温度センサ75、入水温度センサ76および出湯温度センサ77の各検出信号が運転制御手段4に入力される。
次に、両運転制御手段4,5により実行される給湯機1の運転および動作の一例について、図1を参照にしながら図3のフローチャートに基づいて説明する。
図3は、夜間の貯湯運転から翌日の給湯使用終了までの1日の運転および動作の一例を示す。
運転制御手段5は、毎日の給湯使用量を記憶学習して翌日の給湯使用量を推定し、夜間の貯湯温度及び貯湯量を決定すると共に、上記貯湯量が夜間電気割引料金の適用される深夜時間(例えば23時〜7時)内に沸き上がるように貯湯運転開始時刻を設定する学習制御手段を有している。
上記貯湯運転開始時刻になると、給湯機1が、両運転制御手段4,5により制御されて貯湯運転を開始(ステップ81)する。すなわち、圧縮機12を始動させヒートポンプ10の運転を開始すると共に循環ポンプ22を運転し、貯湯タンク21の底部から導かれた水を湯沸し熱交換器30で高温の冷媒と熱交換して規定温度の高温水とし、貯湯タンク21にその上部から戻す貯湯運転を行なう。
貯湯量判定(ステップ82)において温度センサ72a〜72dにより検出される貯湯温度および貯湯量がそれぞれ規定温度および貯湯規定値に達しないうちは貯湯運転を継続し、規定温度および貯湯規定値に達するとヒートポンプ10の運転を停止し貯湯運転は終了(ステップ83)する。
朝になって、例えば蛇口8を開き湯水使用が開始(ステップ84)されると、運転制御手段5は、給湯温度が適温(一般的には約42℃)となるように湯水混合弁51からの給水量を調整し、給水配管43、給水金具41、減圧弁42、水量センサ71、貯湯タンク21、給湯配管53、湯水混合弁51および給湯金具52から構成される給湯回路で適温水を供給する給湯運転を開始(ステップ85)する。なお給湯運転時は、給水源7の水圧で給湯を行う。
蛇口8を閉じて湯水使用が終了(ステップ86)すると、給湯は停止され、湯水混合弁51は所定の位置に設定され給湯運転は停止(ステップ87)される。
更に運転制御手段5は、給湯運転中(ステップ85)および給湯運転停止(ステップ87)後に、温度センサ72a〜72dにより検出された貯湯タンク21内の貯湯温度および貯湯量に基づいて、貯湯タンク21でのタンク残湯量の判定(ステップ88)を行なう。
通常、貯湯タンク21には、湯が残湯規定値以上のタンク残湯量で残っており、沸上げ運転は行なわないが、給湯使用量が学習制御による推定量よりも多く、タンク残湯量が残湯規定値未満になった場合はタンク沸上げ運転(ステップ89)を行ない、貯湯量判定(ステップ90)において、貯湯タンク21での貯湯温度および貯湯量が規定温度および貯湯規定値にそれぞれ達してからタンク沸上げ運転を終了(ステップ91)する。
前記した湯の使用とタンク残湯量の判定を繰り返して1日の給湯使用が終了すると、運転制御手段5は学習制御手段を機能させる。すなわち、温度センサ72a〜72dにより検出された残湯温度および残湯量に基づいて1日毎の湯水使用量を算出し、翌日使用量の推定算出を行ない、それに適合した貯湯温度及び貯湯量、貯湯運転開始時刻等の貯湯運転条件の設定(ステップ92)を行なう。
そして、前記貯湯運転開始時刻になると、貯湯規定値のタンク貯湯量になるよう、再び夜間貯湯運転(ステップ81)を行なう。
なお、前記学習制御手段は、一般的に過去7日間位の外気温度や湯水使用量等をもとに、夜間の貯湯運転のみで十分間に合うように翌日の湯水使用量を推定算出する。
次に、前述のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
給湯機1において、ヒートポンプ10の冷媒との熱交換により水を加熱する湯沸し熱交換器30は、一段目熱交換器31と、一段目熱交換器31で加熱された水が流通する二段目水用伝熱管25を有する二段目熱交換器32とに分割されて構成され、二段目水用伝熱管25の内面には、該二段目水用伝熱管25でのスケールの付着を抑制するコーティング60が施されている。
この構造により、給湯機1において水を加熱する湯沸し熱交換器30が一段目熱交換器31と二段目熱交換器32とに二分割されていることで、二段目熱交換器32の二段目水用伝熱管25では、一段目熱交換器31により加熱された水がさらに加熱されるために一層高温になってスケールが発生し易い水温になるにも拘わらず、コーティング60が水との接触面になるので、湯沸し熱交換器30の構造を複雑化することなく、簡単な構造で水の硬度成分の析出物および核がコーティング60に付着することが抑制されて、二段目水用伝熱管25にスケールが発生(または付着)することが抑制される。
また、湯沸し熱交換器30が複数に分割されることにより、分割構造になっていない湯沸し熱交換器に比べて、分割された熱交換器単位でのコーティング処理が可能になるので、コーティング処理を容易化できる。さらに、コーティング60が施された二段目熱交換器32と、一段目熱交換器31との組合せの自由度が大きくなって、湯沸し熱交換器30のレイアウトのコンパクト化や、湯沸し熱交換器30での熱交換の効率向上の観点から、コーティング60によるスケール発生対策が講じられた湯沸し熱交換器30の設計の自由度が大きくなる。
そして、コーティング60によりスケールの発生を抑制できるので、高硬度の水が使用される地域においても、スケールによる加熱能力の低下や水管閉塞の発生を招来することなく、給湯機1を運転することができる。
コーティング60は、湯沸し熱交換器30において二段目熱交換器32のみに施されていることにより、湯沸し熱交換器30を構成する一段目熱交換器31および二段目熱交換器32のうちで、コーティング60が施されるのは高温側熱交換のみであるので、湯沸し熱交換器30におけるコーティング処理の工数を削減できる。この結果、コーティング60によるスケール発生対策が講じられた湯沸し熱交換器30のコストを削減できる。
一段目熱交換器31は、加熱される水が流通する一段目水用伝熱管24を有し、二段目水用伝熱管25の内径は、一段目水用伝熱管24の内径よりも大きい。この構造により、一段目水用伝熱管24を有する一段目熱交換器31と、二段目水用伝熱管25を有する二段目熱交換器32とから構成される湯沸し熱交換器30において、二段目水用伝熱管25の内径は、一段目水用伝熱管24の内径よりも大きいことから、二段目水用伝熱管25でのコーティング処理が容易になるので、コーティング60によるスケール発生対策が講じられた湯沸し熱交換器30のコストを削減できる。
二段目水用伝熱管25の内径は、10mm〜25mmである。このため、二段目水用伝熱管25の内径が10mm以上であることにより、二段目水用伝熱管25でのコーティング処理が容易になり、該内径が25mm以下であることにより、水の流速の低下による熱伝達性能の低下を抑制して、所要の熱伝達性能を確保できる。
スケールの発生を抑制するコーティング60は、四フッ化エチレン樹脂、フッ素樹脂、フッ素化合物、セラミックおよび電気的絶縁材料のいずれかである。このため、コーティング60のコーティング材としての四フッ化エチレン樹脂、フッ素樹脂およびフッ素化合物は低摩擦材料であることにより、水の硬度成分の析出物および核の付着が抑制される。また、コーティング材としてのセラミックは、耐熱性に優れていることにより、炉中でのロウ付けによる二段目熱交換器32の製造に好適である。また、コーティング材が電気的絶縁材料であることにより、イオン化した硬度成分の電気的引力による硬度成分の付着が抑制される。
給湯機1の加熱源が、ヒートポンプ10の冷媒であり、該冷媒が二酸化炭素であることにより、この二酸化炭素は、比較的安価で、しかも地球温暖化係数が小さい冷媒であるので、給湯機1のコストを削減でき、しかも地球環境に優しい給湯機1を提供できる。
以下、前述した実施例の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
給水部40の水は、貯湯タンク21を経ることなく、湯沸し熱交換器30に直接供給されてもよい。
給湯機は、ヒートポンプ給湯機以外のものであってもよい。その場合、加熱装置は、電気ヒータや燃焼装置であってもよく、したがって加熱源も、流体以外に固体であってもよい。
湯沸し熱交換器30は、第一所定数が3以上の熱交換器に分割されて構成されてもよく、その場合、3以上の熱交換器を低温側熱交換器および高温側熱交換器に二分したときの高温側熱交換器の高温側水用伝熱管にコーティング60が施される。さらに、高温側熱交換器は、複数であってもよい。
コーティング60は、高温側熱交換器の高温側伝熱管の内面に加えて、低温側熱交換器の低温側水用伝熱管の内面に形成されていてもよい。
一段目熱交換器31は、第二所定数が3以上の、並列に配置された熱交換器により構成されてもよく、また第二所定数としての1つの熱交換器により構成されてもよい。
コーティング処理は、塗布以外に、真空蒸着などであってもよい。
一段目熱交換器31が、一段目水用伝熱管の内部に一段目冷媒用伝熱管を内蔵した二重管式伝熱管を有していてもよい。
循環ポンプ22は、ヒートポンプユニット2に備えられる代わりに、貯湯ユニット3に備えられてもよい。
給湯機1は、給湯端末としての蛇口および湯張り用出口を有する風呂の湯張りの回路や追い焚きの回路を備えていてもよい。
ヒートポンプ10の冷媒は、二酸化炭素以外のものであってもよい。
水量センサ71は設けられなくてもよい。
二段目水用伝熱管は、円管以外の形状の管であってもよい。
1 ヒートポンプ給湯機
2 ヒートポンプユニット
3 貯湯ユニット
10 ヒートポンプ
11 冷媒回路
13 冷媒用伝熱管
14 一段目冷媒用伝熱管
15 二段目冷媒用伝熱管
20 貯湯回路
21 貯湯タンク
23 水用伝熱管
24 一段目水用伝熱管
25 二段目水用伝熱管
30 湯沸かし熱交換器
31 一段目熱交換器
32 二段目熱交換器
60 コーティング

Claims (6)

  1. 加熱源との熱交換により水を加熱する熱交換器を備える給湯機において、
    前記熱交換器は、低温側熱交換器と、前記低温側熱交換器で加熱された水が流通する高温側伝熱管を有する高温側熱交換器とに分割されて構成され、
    前記高温側伝熱管の内面には、前記高温側伝熱管でのスケールの付着を抑制するコーティングが施されていることを特徴とする給湯機。
  2. 前記コーティングは、前記熱交換器において前記高温側熱交換器のみに施されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯機。
  3. 前記低温側熱交換器は、加熱される水が流通する低温側伝熱管を有し、
    前記高温側伝熱管の内径は、前記低温側伝熱管の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯機。
  4. 前記高温側伝熱管の内径が、10mm〜25mmである請求項1から3のいずれか1項に記載の給湯機。
  5. 前記コーティングは、四フッ化エチレン樹脂、フッ素樹脂、フッ素化合物、セラミックおよび電気的絶縁材料のいずれかであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の給湯機。
  6. 前記加熱源は、ヒートポンプの冷媒であり、
    前記冷媒は二酸化炭素である請求項1から5のいずれか1項に記載の給湯機。
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