JP2011163631A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、液冷媒熱交換器のメンテナンス若しくはサービス交換の作業性改善を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、圧縮機,液冷媒熱交換器,減圧装置,空気熱交換器、及び冷媒配管を有するヒートポンプ冷媒回路と、液冷媒熱交換器、及び液配管を有する被加熱液体回路とを備え、前記液冷媒熱交換器は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とする。或いは、本発明は、液冷媒熱交換器には、被加熱液体の温度に応じて低温部と高温部とが設けられ、前記高温部は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯機に関する。
ヒートポンプ給湯機は、一般的に、夜間の割引電気料金を利用してヒートポンプ運転を行い、水を加熱して高温水として貯湯タンクに蓄えて置き、昼間は、使用時に蛇口を開いたとき前記貯湯タンク内の高温水に水を混ぜて適温水として給湯するものである。
ヒートポンプ給湯機に使用する水道水は、カルシウム,マグネシウムなどの硬度成分を含んでいるため、長期間使用するうちに水中から析出し、水配管の内壁面にスケールとして付着し水循環を阻害して加熱性能を低下させる恐れがある。硬度成分の溶解度は水温が高いほど低下して析出し易くなるため、特に冬期高温貯湯運転時における高温水循環の繰り返しにより水冷媒熱交換器の水配管内への付着,堆積による加熱性能の低下が問題となる。
前記水冷媒熱交換器の水回路におけるスケール付着に対する解決手段としては、特許文献1に示される、水冷媒熱交換器の水側出口部に接続する水配管の内部を水の流れ方向に従って拡大することにより、流量抵抗を小さくしてスケールの付着を少なくする方法が提案されている。
また、水冷媒熱交換器は、従来、特許文献2に記載されているように、冷媒配管及び水配管が共にろう付で接続されるものである。なお、特許文献2の水冷媒熱交換器は、ヒートポンプユニット内の空気熱交換器の上部や空気熱交換器と圧縮機の下部にこれらの支持板と関連して設置されている。
特開2005−77062号公報 特開2006−336894号公報
しかしながら、従来の水冷媒熱交換器は、前記特許文献2に示されるように、冷媒配管及び水配管が共にろう付で接続されるものであり、水冷媒熱交換器の水配管にスケールが付着,堆積して加熱性能が低下した場合のサービス性は良くないものであった。
そこで、本発明は、液冷媒熱交換器のメンテナンス若しくはサービス交換の作業性改善を図ることを目的とする。
本発明は、圧縮機,液冷媒熱交換器,減圧装置,空気熱交換器、及び冷媒配管を有するヒートポンプ冷媒回路と、液冷媒熱交換器、及び液配管を有する被加熱液体回路とを備え、前記液冷媒熱交換器は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とする。
また、本発明は、圧縮機,液冷媒熱交換器,減圧装置,空気熱交換器、及び冷媒配管を有するヒートポンプ冷媒回路と、液冷媒熱交換器、及び液配管を有する被加熱液体回路とを備え、前記液冷媒熱交換器には、被加熱液体の温度に応じて低温部と高温部とが設けられ、前記高温部は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、液冷媒熱交換器のメンテナンス若しくはサービス交換の作業性改善を向上させることができる。
本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、ヒートポンプ冷媒回路,貯湯回路,給湯回路,運転制御手段、及び部品の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、夜中の貯湯運転から翌日の給湯運転,学習制御に及ぶ1日の運転動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の設置方法の一例を示す上面図である。 本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の設置方法の一例を示す正面図である。 本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の冷媒側配管を接続する接続金具の一例を示す正面断面図である。 本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の水側配管を接続する接続金具の一例を示す正面断面図である。 本発明の実施例2に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の高温部を分割した場合のヒートポンプ冷媒回路,貯湯回路,給湯回路,運転制御手段、及び部品の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施例2に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の高温部を分割した場合における高温部の構造の一例を示す正面図である。 本発明の実施例2に係るヒートポンプ給湯機において、水冷媒熱交換器の高温部を分割した場合における高温部の水側伝熱管の構造を示す正面断面図である
以下、本発明の実施形態を図1〜図9によって説明する。
図1は本実施例に係るヒートポンプ給湯機の部品構成の一例を示す。ヒートポンプ給湯機はヒートポンプ冷媒回路の構成部品を収納したヒートポンプユニット30と、被加熱液体回路としての貯湯回路及び給湯回路構成部品を収納した貯湯ユニット40、及び運転制御手段50を備えて構成されている。
ヒートポンプ冷媒回路は圧縮機1,液冷媒熱交換器としての水冷媒熱交換器2の冷媒側伝熱管2a,減圧装置3,空気熱交換器4を、それぞれ冷媒配管を介して直列に接続して構成されており、その中に炭酸ガス(CO2)冷媒が封入されている。
圧縮機1はPWM制御,電圧制御(例えばPAM制御)及びこれらの組み合わせ制御により、低速(例えば700回転/分)から高速(例えば6000回転/分)まで回転数制御ができるようになっている。冬期などで高温貯湯(例えば90℃)する場合は通常より大きな回転数(3000〜4000回転/分)で運転し、通常の貯湯温度(約65℃)で運転する場合は比較的小さな回転数(1000〜2000回転/分)で運転する。
水冷媒熱交換器2は、圧縮機1から吐出された高温冷媒を流す冷媒側伝熱管2aと、貯液タンクとしての貯湯タンク9の下側の低温水を循環し水冷媒熱交換器2で加熱するための水側伝熱管2bとで構成され、冷媒側伝熱管2aと水側伝熱管2bとの間で熱交換するよう密着して設けられる。
即ち、貯湯タンク9内の低温水は、貯湯タンク9底部から水冷媒熱交換器2の水側伝熱管2bに流入して冷媒側伝熱管2aによって徐々に加熱され、規定温度まで加熱されて貯湯タンク9の上部から貯湯される。
例えば、冬期高温貯湯で規定温度90℃の場合、貯湯タンク9内の約10℃の低温水を水冷媒熱交換器2で90℃まで加熱するものであり、このためには、加熱源となる圧縮機から吐出される冷媒温度は100℃以上にもなる。
また、15,16は水冷媒熱交換器2の冷媒側伝熱管2aの入口側及び出口側に設けた冷媒側接続金具で、17,18は水側伝熱管2bの入水側及び出湯側に設けた水側接続金具である。
冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18はいずれも一対の接続金具で構成され、それぞれが予め配管にろう付されており、一対の接続金具同士の接続時には、ろう付を必要とせず、ネジ止め又は板ばねによる取り付け,取り外しが可能な構造となっている。従って、水冷媒熱交換器のメンテナンスやサービス交換の作業性を大幅に改善することができる。
次に、減圧装置3としては一般に電動膨張弁が使用され、水冷媒熱交換器2を経て送られてくる中温高圧冷媒を減圧し、蒸発し易い低圧冷媒として空気熱交換器4へ送る。また、減圧装置3は冷媒回路の絞り量を変えてヒートポンプ冷媒回路内の冷媒循環量を調節する働きや、冬期低温時にヒートポンプ運転して空気熱交換器4に着霜した場合、前記絞り量を全開にして中温冷媒を空気熱交換器4に多量に送って霜を溶かす除霜装置の役目も行う。
空気熱交換器4は送風ファン5の回転により外気を取り入れ空気と冷媒との熱交換を行い、外気から熱を吸収する役目を行う。
貯湯ユニット40は貯湯,タンク給湯などを行うための水循環回路を備えて構成されている。
貯湯回路は、夜間定期的に行う貯湯運転、及び残湯量が規定値以下になった場合のみ運転するタンク沸上げ運転によって貯湯タンク9に高温水を貯めるための水回路で、貯湯タンク9,ポンプ14,水冷媒熱交換器2の水側伝熱管2b,貯湯タンク9が水配管を介して順次直列に接続され構成されている。
タンク給湯回路は、給水金具6,減圧弁7,給水水量センサ8,貯湯タンク9,湯水混合弁11,給湯金具12が水配管を介して順次直列に接続され構成されている。
なお、給水金具6は水道などの給水源に接続され、給湯金具12は台所蛇口13などに接続されている。
なお、給湯金具12からは、洗面や風呂湯張り回路(図示せず)などにも給湯できる。
次に、運転制御手段50は、ヒートポンプ冷媒回路の運転・停止並びに圧縮機1の回転数制御を行うと共に、減圧装置3の冷媒絞り量調整,ポンプ14の運転・停止及び湯水混合弁11などを制御することにより、貯湯運転,給湯運転などを行うものである。
また、運転制御手段50は、冬期低温時は高温貯湯の規定温度(例えば90℃)で貯湯すると共に周囲温度や給水温度が低く加熱負荷が大きいため高回転数(例えば3000〜4000回転/分)とし、夏期や中間期は加熱負荷が軽いので通常貯湯の規定温度(約65℃)で比較的低回転数(例えば1000〜2000回転/分)とするなどの最適運転制御手段を有している。
更に、ヒートポンプ給湯機には、貯湯タンク9の貯湯温度や貯湯量を検知するための複数のタンクサーミスタ9a,9b,9c,9d,9eや各部の冷媒温度や水温を検知する各部サーミスタ、及び圧縮機1の吐出圧力を検知する圧力センサ等(いずれも図示せず)が設けられ、各検出信号は運転制御手段50に入力されるように構成されている。運転制御手段50はこれらの信号に基づいて各機器を制御するものである。
次に、本実施例のヒートポンプ給湯機の運転動作について、図1のヒートポンプ冷媒回路及び貯湯回路,タンク給湯回路を参照にしながら図2のフローチャートの実施例に基づいて説明する。
図2は、夜中の貯湯運転から翌日の給湯使用終了までの1日の運転動作の実施例を示すフローチャートである。
運転制御手段50は、毎日の給湯使用量を記憶学習して翌日の給湯使用量を推定し、夜間の貯湯温度及び貯湯量を決定すると共に、上記貯湯量が夜間電気割引料金の適用される規定時間(例えば23時〜7時)内に沸き上がるように貯湯運転開始時刻を設定する学習制御手段を有している。
上記設定時刻になると貯湯運転を開始(ステップ61)する。即ち、図1における圧縮機1を始動させヒートポンプ運転を開始すると共にポンプ14を運転し、貯湯タンク9底部から循環されるタンク貯湯水を水冷媒熱交換器2で高温冷媒と熱交換して規定温度の高温水とし、貯湯タンク9上部から戻す貯湯運転を行う。
貯湯量判定(ステップ62)において貯湯温度及び貯湯量が規定値に達しないうちは貯湯運転を継続し、規定値に達するとヒートポンプ運転を停止し貯湯運転は終了(ステップ63)する。
朝になって、例えば台所蛇口13を開き湯水使用が開始(ステップ64)されると、運転制御手段50は、給湯温度が適温(一般的には約42℃)となるように湯水混合弁11からの給水量を調整し、給水金具6,減圧弁7,給水水量センサ8,貯湯タンク9,湯水混合弁11,給湯金具12,台所蛇口13のタンク給湯回路で適温水を供給する給湯運転を開始(ステップ65)する。なお給湯運転時は、水道の給水源からの水圧で給湯を行う。
次に蛇口を閉じて湯水使用が終了(ステップ66)すると、給湯は停止され、湯水混合弁11は所定の位置に設定され給湯運転は停止(ステップ67)される。
更に運転制御手段50は、給湯運転中(ステップ65)及び給湯運転停止(ステップ67)後に、タンクサーミスタ9a,9b,9c,9d,9eによって貯湯タンク9内の貯湯温度及び貯湯量を検知し、タンク残湯量の判定(ステップ68)を行う。
通常は規定量以上残湯しており沸上げ運転は行わないが、給湯使用量が学習制御による推定量より多く、タンク残湯量が規定値未満になった場合はタンク沸上げ運転(ステップ69)を行い、貯湯量判定(ステップ70)において、貯湯温度及び貯湯量が規定値に達してからタンク沸上げ運転を終了(ステップ71)する。
前記の湯水使用とタンク残湯量判定を繰り返して1日の給湯使用が終了すると、運転制御手段50は次の学習制御手段を機能させる。即ち、タンク残湯温度及び残湯量を検知して1日毎の湯水使用量を算出し、翌日使用量の推定算出を行い、それに適合した貯湯温度及び貯湯量,ヒートポンプ運転開始時刻等の貯湯運転条件の設定(ステップ72)を行う。
前記運転開始の設定時刻になると、規定のタンク貯湯量になるよう、再び夜間貯湯運転(ステップ61)を行う。
なお、前記学習制御手段は、一般的に過去7日間位の外気温度や湯水使用量等をもとに、夜間の貯湯運転のみで十分間に合うように翌日の湯水使用量を推定算出する。
以上のヒートポンプ給湯機使用において、給水としては一般的に飲用水道水が使用されるが、飲用水道水にはカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分が含まれており、この硬度は地域,場所によりさまざまであり、硬度の高い地域も存在している。
硬度成分は、水温が高くなるほど溶解度が低下し、飽和を超えた硬度成分は循環水中に析出し、一部は循環水と共に貯湯タンク9に流入し、貯湯タンクの底部に堆積する。貯湯タンク9に流入した硬度成分は、貯湯タンク9の底辺に堆積し、タンク排水時に排水される。
しかし、析出した硬度成分の一部は水側伝熱管2bの内壁に付着し、スケールとして水側伝熱管2bの内壁に次第に堆積する。
特に冬期高温(例えば90℃)貯湯運転時には、冷媒温度が100℃以上にも達し水冷媒熱交換器2の水側伝熱管2bの高温部分においては、水中の硬度成分の溶解度は極端に低下し、水側伝熱管2bの内壁に付着し、やがて水側伝熱管2b内の水循環を妨げ加熱性能を低下させる場合がある。
水側伝熱管2b内壁へのスケール付着に対する改善策は、種々提案されているが構造やコストと効果の面から決め手となる方法がなく、長期使用を考慮すると、水冷媒熱交換器2をメンテナンスまたはサービス交換する必要がある。
本実施例に係るヒートポンプ給湯機は、前記考え方に基づき、水冷媒熱交換器2のメンテナンス及びサービス交換作業を容易に行える構造とするものである。
次に、本実施例におけるヒートポンプ給湯機の水冷媒熱交換器の設置方法について、図3及び図4によって説明する。
図3は本実施例におけるヒートポンプユニット30の箱体19の上側を外した状態における平面図を示し、図4は前記箱体19の前側を外した状態における正面図を示す。なお、図4においては後方の圧縮機1及び空気熱交換器4を省略している。
ヒートポンプユニット30の箱体19は略長方形をしており、背面及び左側面には空気熱交換器4を設置し、これに対向してファンモータ21により回転するファン5が配置されている。
箱体19の右側には、仕切り板20によって区切られ圧縮機1や水冷媒熱交換器2が収納された一般的に機械室と言われる部分があり、前部には円筒状の水冷媒熱交換器2、後部には圧縮機1が設置されている。
水冷媒熱交換器2は、取付台21の内側に固定されている。
また、水冷媒熱交換器2は、図1または図4に示すように冷媒側伝熱管2aと水側伝熱管2bを密着してコイル状に巻いたもの2個で構成されており、冷媒側伝熱管2aの両端部は冷媒側接続金具15,16で接続され、水側伝熱管2bの両端部は水側接続金具17,18で接続されている。
従って、水冷媒熱熱交換器2をメンテナンスまたはサービス交換する場合、前記の冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18を外すことにより、冷媒回路及び水回路から分離することができ、取付台21から取り出すだけで箱体19から取り外すことが可能である。
即ち、冷媒回路及び水回路の取り外し、再取り付けにおいて、ろう付作業を一切行わずに着脱作業が可能であり、かつ、箱体19からの取り出し作業においても他の部品と拘わらずに単独で取り出せるので、水冷媒熱熱交換器2のメンテナンス及びサービス交換を極めて容易に行うこができる。
次に、前記の冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18の具体的な実施例を図5,図6で説明する。なお、冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18はそれぞれ同一部品を2個使用できるので、冷媒側接続金具15及び水側接続金具17として説明する。
図5は一般的にカップリング方式と言われる冷媒側接続金具15の実施例を示す正面断面図で、冷媒配管15a,15bのそれぞれにネジを切った接続金具メス15c及び接続金具オス15dが接続されているが、これは予め工場において接続しておくため、ろう付であっても良い。
また、接続金具オス15dにはネジ金具15eが接続されている。
即ち、部品構成としては、冷媒配管15a,接続金具メス15cのまとめ部品と、冷媒配管15b,接続金具オス15d,ネジ金具15eのまとめ部品に分かれており、接続金具メス15cと接続金具オス15dのシール面に冷媒シール用Oリング15fを設置して、接続金具メス15cとネジ金具15eをネジ嵌合させる構造とすることにより、ろう付作業を行わずに冷媒配管の取り外し及び再接続が可能となる。従って、作業性が容易で信頼性の高い着脱可能な接続構造とすることができる。
また、冷媒シール用Oリング15fでシールすると共にネジ嵌合で固定しているので、冷媒漏れや固定部の強度不足などの不具合が発生する恐れが少なく、高信頼性を得ることができる。また、外した時に自動封止するカップリングを使用すれば、着脱時の冷媒放出量も最少に抑えることができる。
図6は一般的にクイックファスナー方式と言われる水側接続金具17の実施例を示す正面断面図で、水配管17a,17bのそれぞれに接続金具オス17c及び接続金具メス17dが接続されているが、これは予め工場において接続しておくため、ろう付であっても良い。
接続金具オス17cと接続金具メス17dのシール面に水シール用Oリング17eを設置し、接続金具オス17cと接続金具メス17dを嵌合させ、板バネ17fで固定する構造とすることにより、ろう付作業を行わずに冷媒配管の取り外し及び再接続が可能となる。
板バネ17fは、接続金具オス17c及び接続金具メス17dのフランジ部の厚さに対応した幅の切欠き溝17gを設けており、前記切欠き溝17gにフランジ部を嵌合させることにより、接続金具オス17cと接続金具メス17dを接続させる。
以上の構造においては、水シール用Oリング17eでシールすると共に板バネで接続嵌合しているので、水漏れや固定部の強度不足などの不具合が発生する恐れがなく、高信頼性を得ることができる。
なお、冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18の構造は、前記カップリング方式,クイックファスナー方式のどちらでも適用できる。
また、水側接続金具17,18の構造は、図5に準じて、水用Oリングでシールしネジ嵌合で固定するネジ固定式、または接続金具オス15dの嵌合部15gを圧入することにより、冷媒シール用Oリング15fを省略する圧入式としても良い。
図7は、実施例2に係るヒートポンプ給湯機を示す。
実施例2に係るヒートポンプ給湯機は、被加熱液体としての水の温度に応じて低温部と高温部22とが設けられた水冷媒熱交換器2を備える。
水冷媒熱交換器2への硬度成分の付着,堆積する位置は冬期高温(約90℃)貯湯時において高温水(約80℃〜90℃)が流れる水側伝熱管の出湯部分であることに着目し、水冷媒熱交換器2の高温部22を分離し、この部分のみをメンテナンス,交換し易くすることにより、前記効果を得ると共に更なる作業性向上を図るものである。
図7において、水冷媒熱交換器2の高温部22を冷媒側配管22a及び水側配管22bとして分離し、冷媒側配管22a及び水側配管22bの両端側を図5及び図6で説明した冷媒側接続金具15,16及び水側接続金具17,18を用いて接続する。
なお、水冷媒熱交換器2の高温部22を分離すること以外は、図1および図2と同等なので説明を省略する。
図8,図9は、水冷媒熱交換器2の高温部22の構造例を示すもので、水側伝熱管22bは、図9の如く直管の外周から内面に向かって連続した半球状の押込み溝22cを設け、冷媒側伝熱22aは、図8の如く前記水側伝熱管22bの押込み溝22cに密着嵌合させる。
以上の構成によれば、前記図1と同様の効果を得ることができるとともに、水冷媒熱交換器2の高温部22は小形化されるので、図3,図4で説明した水冷媒熱交換器2に対し、より容易に単独で取り外し、再取り付けができるように設置することができる。また、メンテナンス、サービス交換作業においても、カルキ成分や不純物の堆積し易い水冷媒熱交換器の高温部22のみを交換すればよいため作業性,部品コスト共に改善効果を得ることができる。
以上説明の如く、本実施例に係るヒートポンプ給湯機は、水冷媒熱交換器2全体または高温部22を単独で取り外し、再取り付けができる設置構造とすると共に、冷媒側伝熱管2a,22a及び水側伝熱管2b,22bの両端側をろう付なしで着脱可能な接続金具15,16,17,18により接続することにより、水冷媒熱交換器2のメンテナンスや交換作業を容易にすることができる。
なお、本実施形態に係るヒートポンプ給湯機は、上記各実施例の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、ヒートポンプ給湯機の構造としては、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットが分離したものに限らず、一体形であっても適用できる。更に、水冷媒熱交換器2の構造はコイル形状に限らず適用可能であり、同等の効果を得ることができる。
例えば、上記各実施例においては、ヒートポンプによって高温の湯を生成し給湯するヒートポンプ給湯機について説明したが、本発明は、ヒートポンプによって高温の熱媒体を生成し、これと給湯用の水と熱交換させることにより間接的に加熱する方式のヒートポンプ給湯機に対しても適用可能である。
そして、上記各実施例においては、ヒートポンプによって高温の湯を生成し給湯するヒートポンプ給湯機について説明した関係上、被加熱液体とは水であり、液冷媒熱交換器とは水冷媒熱交換器2であり、貯液タンクとは貯湯タンク9であるとして説明した。ただし、ヒートポンプによって高温の熱媒体を生成し、これと給湯用の水と熱交換させることにより間接的に加熱する方式のヒートポンプ給湯機においては、被加熱液体は熱媒体として機能するものであれば水以外のものであってよく、被加熱液体を加熱する熱交換器は冷媒熱交換器と特定することができ、高温の被加熱液体を貯留するタンクは貯液タンクと特定することができ、貯湯回路は被加熱液体回路と特定することができる。
また、上記各実施例においては、ヒートポンプによって加熱された湯を貯湯タンクに貯湯した後に給湯するヒートポンプ給湯機について説明したが、本発明は、ヒートポンプによって加熱された湯を貯湯タンクに貯湯することなく直接給湯端末に給湯する方式のヒートポンプ給湯機に対しても適用可能である。この場合、貯湯タンクは必須の構成要素ではない。
また、上記各実施例においては、貯湯タンク9の底部に接続された液配管を介して貯湯タンク9内の水を水冷媒熱交換器2に送り出す構成としたが、貯湯タンク9以外の任意の給水源から水(被加熱液体)を水冷媒熱交換器2に送る構成としてもよい。
1 圧縮機
2 水冷媒熱交換器
2a 冷媒側伝熱管
2b 水側伝熱管
3 減圧装置
4 空気熱交換器
9 貯湯タンク
11 湯水混合弁
12 給湯金具
13 台所蛇口
14 ポンプ
15,16 冷媒側接続金具
17,18 水側接続金具
30 ヒートポンプユニット
40 貯湯ユニット
50 運転制御手段

Claims (10)

  1. 圧縮機,液冷媒熱交換器,減圧装置,空気熱交換器、及び冷媒配管を有するヒートポンプ冷媒回路と、
    液冷媒熱交換器、及び液配管を有する被加熱液体回路とを備え、
    前記液冷媒熱交換器は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とするヒートポンプ給湯機。
  2. 前記液冷媒熱交換器の冷媒側伝熱管は、Oリングでシールしネジ嵌合で固定するカップリング方式接続金具で接続したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  3. 前記液冷媒熱交換器の液側伝熱管は、Oリングでシールし金属製板バネで固定するクイックファスナー式接続金具で接続したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  4. 前記液冷媒熱交換器の液側伝熱管は、Oリングでシールしネジ嵌合で固定するネジ固定式接続金具で接続したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  5. 前記液冷媒熱交換器の液側伝熱管は、圧入手段によりシールしネジ嵌合で固定する圧入式接続金具で接続したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  6. 圧縮機,液冷媒熱交換器,減圧装置,空気熱交換器、及び冷媒配管を有するヒートポンプ冷媒回路と、
    液冷媒熱交換器、及び液配管を有する被加熱液体回路とを備え、
    前記液冷媒熱交換器には、被加熱液体の温度に応じて低温部と高温部とが設けられ、
    前記高温部は、冷媒側伝熱管及び液側伝熱管の両端が着脱可能な接続金具により接続され、取り外し可能に構成されることを特徴とするヒートポンプ給湯機。
  7. 前記高温部の冷媒側伝熱管は、Oリングでシールしネジ嵌合で固定するカップリング方式接続金具で接続したことを特徴とする請求項6記載のヒートポンプ給湯機。
  8. 前記高温部の液側伝熱管は、Oリングでシールし金属製板バネで固定するクイックファスナー方式で接続したことを特徴とする請求項6記載のヒートポンプ給湯機。
  9. 前記高温部の液側伝熱管は、Oリングでシールしネジ嵌合で固定するネジ固定式接続金具で接続したことを特徴とする請求項6記載のヒートポンプ給湯機。
  10. 前記高温部の液側伝熱管は、圧入手段によりシールしネジ嵌合で固定する圧入式接続金具で接続したことを特徴とする請求項6記載のヒートポンプ給湯機。
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