JP2011246945A - プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体 - Google Patents

プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2011246945A
JP2011246945A JP2010120664A JP2010120664A JP2011246945A JP 2011246945 A JP2011246945 A JP 2011246945A JP 2010120664 A JP2010120664 A JP 2010120664A JP 2010120664 A JP2010120664 A JP 2010120664A JP 2011246945 A JP2011246945 A JP 2011246945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
equipment
room
module structure
horizontal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010120664A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sori
利 慎 二 曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010120664A priority Critical patent/JP2011246945A/ja
Publication of JP2011246945A publication Critical patent/JP2011246945A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

【課題】建設作業を容易に行うと共に、建設工期を短縮することができるプラント建屋の建設方法を提供する。
【解決手段】本発明によるプラント建屋の建設方法において、まず、床4上に所望の部屋2を区画する壁5が施工される。次に、壁5によって区画された部屋2内に、当該部屋2内に設置される設備機器30の一部が搬入される。一方、デッキプレート11と、このデッキプレート11を支持するデッキプレート受け鉄骨12と、デッキプレート受け鉄骨12に直交して固定された天井梁13とを有し、当該部屋2の天井3を構成するデッキユニット10を準備し、このデッキユニット10の天井梁13に、当該部屋2内に設置される設備機器30の残部を取り付けることにより天井モジュール構造体1が製造される。その後、天井モジュール構造体1が、施工された壁5に設置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラント建屋の建設方法、およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体に関する。
一般に、原子力発電所などのプラント建屋は、鉄筋コンクリート構造により構成され、複数の部屋を有しており、各部屋内には、プラント機器(例えば、ポンプ、熱交換機等)、配管、空調設備用のダクト、配線用のトレイ等の設備機器が設置されている。このようなプラント建屋を建設する方法として、例えば、特許文献1に示す建設方法が知られている。この特許文献1においては、部屋の天井を構成する天井用鉄骨部材と、当該部屋の壁を構成する壁用鉄骨部材と、当該部屋に設置される配管、ダクト、トレイ等の設備機器を、モジュール構造体として予め一体に組み立てておき、その後、このモジュール構造体をクレーンにて所定の場所に搬入するようになっている。
特開平10−266602号公報
しかしながら、特許文献1に示すモジュール構造体は、上述したように、部屋の壁を構成する壁用鉄骨部材を含んでいる。このことにより、このモジュール構造体を搬入した後、この壁用鉄骨部材を、既に施工された床の鉄骨柱、および隣接する部屋の鉄骨柱に、連結させることが必要となる。このため、モジュール構造体を設置する作業が煩雑になり、時間がかかるという問題がある。また、モジュール構造体が重量化するという問題もある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、建設作業を容易に行うと共に、建設工期を短縮することができるプラント建屋の建設方法、およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体を提供することを目的とする。
本発明は、プラント建屋の建設方法において、床上に所望の部屋を区画する壁を施工する工程と、壁によって区画された部屋内に、当該部屋内に設置される設備機器の一部を搬入する工程と、デッキプレートと、このデッキプレートを支持するデッキプレート受け鉄骨と、デッキプレート受け鉄骨に直交して固定された天井梁とを有し、当該部屋の天井を構成するデッキユニットを準備し、このデッキユニットの天井梁に、当該部屋内に設置される設備機器の残部を取り付けることにより天井モジュール構造体を製造する工程と、天井モジュール構造体を施工された壁に設置する工程と、を備えたことを特徴とするプラント建屋の建設方法である。
本発明によるプラント建屋の建設方法において、天井モジュール構造体を製造する工程は、屋外で行なわれるようにしてもよい。
本発明によるプラント建屋の建設方法において、天井モジュール構造体を製造する工程は、設備機器の一部を搬入する工程と並行して行なわれるようにしてもよい。
本発明によるプラント建屋の建設方法において、天井モジュール構造体を施工された壁に設置する工程の後に、デッキユニットのデッキプレートにコンクリートが打設されるようにしてもよい。
本発明によるプラント建屋の建設方法において、天井モジュール構造体を製造する工程において、デッキユニットの天井梁に、機器取付機構を介して設備機器の残部が取り付けられ、この機器取付機構が、天井梁にボルトを用いて取り付けられるようにしてもよい。
本発明によるプラント建屋の建設方法において、当該部屋内に搬入された設備機器の一部を、デッキユニットに吊り上げる工程と、当該部屋の床の上面を塗装する工程と、を更に備えるようにしてもよい。
本発明は、プラント建屋の建設で用いられ、建屋の所望の部屋の天井を構成し、当該部屋を区画する壁が施工された後に当該壁に設置される天井モジュール構造体において、デッキプレートと、このデッキプレートを支持するデッキプレート受け鉄骨と、このデッキプレート受け鉄骨に直交して固定された天井梁とを有し、当該部屋の天井を構成するデッキユニットと、デッキユニットの天井梁に、機器取付機構を介して取り付けられ、当該部屋内に設置される設備機器と、を備え、機器取付機構は、天井梁にボルトを用いて取り付けられていることを特徴とする天井モジュール構造体である。
本発明による天井モジュール構造体において、デッキユニットの天井梁は、上部水平部と、下部水平部と、上部水平部と下部水平部とを連結する垂直部とを有し、機器取付機構は、天井梁の下部水平部に圧接自在な一対の圧接部材と、この一対の圧接部材を連結し、設備機器が取り付けられた連結部材とを有し、各圧接部材は、ボルトを用いて、天井梁の下部水平部に圧接されて、機器取付機構が天井梁に取り付けられているようにしてもよい。
本発明による天井モジュール構造体において、デッキユニットの天井梁は、上部水平部と、下部水平部と、上部水平部と下部水平部とを連結する垂直部とを有し、機器取付機構は、天井梁の下部水平部に係合自在な溝を含む一対の係合部材を有し、一対の係合部材は、ボルトを用いて互いに連結されて、機器取付機構が天井梁に取り付けられているようにしてもよい。
本発明による天井モジュール構造体において、機器取付機構は、当該部屋の上部で設備機器を支持するためのステージを構成する支持部材を更に有しているようにしてもよい。
本発明による天井モジュール構造体において、デッキユニットに、吊り足場が設けられているようにしてもよい。
本発明によれば、建設作業を容易に行うと共に、建設工期を短縮することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態において、天井モジュール構造体を示す断面構成図。 図2は、本発明の第1の実施の形態において、天井モジュール構造体の機器取付機構を示す断面構成図。 図3は、本発明の第1の実施の形態において、プラント建屋の建設の工事手順を示す図。 図4(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実施の形態において、プラント建屋の建設方法を示す図。 図5(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態において、プラント建屋の建設方法を示す図。 図6は、本発明の第1の実施の形態において、天井モジュール構造体の機器取付機構の変形例を示す断面構成図。 図7は、本発明の第2の実施の形態において、天井モジュール構造体を示す断面構成図。 図8は、本発明の第3の実施の形態において、天井モジュール構造体を示す断面構成図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態におけるプラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体について説明する。ここで、天井モジュール構造体は、原子力発電所等のプラントの建屋の建設で用いられるものであって、建屋の通り芯によって区画される所望の部屋の天井を構成し、この部屋を区画する壁が施工された後に、この壁に設置されるものである。
第1の実施の形態
まず、図1乃至図6を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1、図4、および図5に示すように、天井モジュール構造体1は、部屋2の天井3を構成するデッキユニット10と、このデッキユニット10に取り付けられ、当該部屋2内に設置される設備機器(配管30a、ダクト、トレイ等)30の一部とを備えている。このうちデッキユニット10は、デッキプレート11と、このデッキプレート11を支持するデッキプレート受け鉄骨12と、このデッキプレート受け鉄骨12に直交して固定された天井梁13とを備えている。また、天井梁13は、H形状の断面を有し(例えば、H型鋼からなり)、上部水平部13aと、下部水平部13bと、上部水平部13aと下部水平部13bとを連結する垂直部13cとを有している。
天井梁13の下部水平部13bに、機器取付機構20を介して、部屋2に設置される設備機器30の一部(先入れされる設備機器30の一部に対する残部に相当)が取り付けられている。なお、図1においては、設備機器30の一例として、天井3に設置される配管30aが示されているが、このことに限られることはなく、設備機器30として、ダクト、トレイ等を取り付けるようにしてもよい。
図2に示すように、機器取付機構20は、天井梁13の下部水平部13bに圧接自在な一対の圧接部材21と、この一対の圧接部材21を連結する連結部材25とを有している。
このうち一対の圧接部材21は、天井梁13の垂直部13cに対して略対称的に形成されている。各圧接部材21は、天井梁13の長手方向に直交する平面に配置される部材本体21aと、天井梁13の下部水平部13bの上側に位置し、部材本体21aから天井梁13の長手方向に延びる上側部分21bと、天井梁13の下部水平部13bの下側に位置し、部材本体21aから天井梁13の長手方向に延びる下側部分21cとを含んでおり、上側部分21bと下側部分21cとの間に、天井梁13の下部水平部13bが介在されるようになっている。下側部分21cには、ねじ穴22が設けられ、このねじ穴22に螺合された圧接ボルト23を締め付けることにより、天井梁13の下部水平部13bに、圧接部材21の上側部分21bが押圧されて、圧接される。このようにして、機器取付機構20が、天井梁13に圧接ボルト23を用いて取り付けられるようになっている。
各圧接部材21の部材本体21aと連結部材25とは、連結ボルト26により連結され、一対の圧接部材21が一体化されるようになっている。また、連結部材25の下部には、設備機器30の一部を取り付けるための機器取付穴27が設けられている。この機器取付穴27に、フック部材(図1参照)28を介して、設備機器30が取り付けられるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用、すなわち本実施の形態によるプラント建屋の建設方法について説明する。ここでは、プラント建屋の所望の部屋2の建設工程について説明する。
まず、図3に示すように、部屋2の床4の上面に、プラント建屋の部屋2を区画する壁5が施工される(図4(a)参照)。この場合、まず、作業足場31が組み立てられ、壁5を構成する図示しない通し芯、鉄筋、および天井モジュール構造体1を支持するための支承部32が設置される。次に、壁5を構成する鉄筋に、壁5の内部に埋設される図示しない配管等の設備機器が取り付けられる。その後、型枠(図示せず)が取り付けられて、コンクリートが打設される。なお、壁5を施工する前には、この部屋2の床4は、配管等が埋設されて、コンクリート打設されている。
次に、壁5によって区画された部屋2内に、当該部屋2内に設置される設備機器30の一部(先入れ品)が搬入される(図4(b)参照)。この場合、上述の作業足場31の一部が、設備機器30の先入れ品の搬入時に干渉する場合には、作業足場31の一部が解体され、搬入後に再組立される。なお、図4および図5においては、一例として、配管30a、プラント機器30bといった設備機器30が搬入された場合を示している。
設備機器30の先入れ品の搬入と並行して、デッキユニット10に、部屋2内に設置される設備機器30(配管30a等)の残部が取り付けられ、天井モジュール構造体1が製造される(図4(c)参照)。
この場合、まず、図1に示すような、デッキプレート11と、デッキプレート受け鉄骨12と、天井梁13とを有するデッキユニット10を準備する。なお、このデッキユニット10は、工場等において事前に製造しておくことが好ましい。また、この天井モジュール構造体1の製造は、図3に示すように、設備機器30の先入れ品の搬入前から行っても良い。
次に、このデッキユニット10の天井梁13に、機器取付機構20、フック部材28等を用いて、設備機器30の残部が取り付けられる。この場合、まず、機器取付機構20の圧接部材21の上側部分21bと下側部分21cとの間に、天井梁13の下部水平部13bが介在されるように、圧接部材21が天井梁13に取り付けられる。次に、一対の圧接部材21が、連結部材25および連結ボルト26により連結されると共に、圧接部材21の下側部分21cに設けられたねじ穴22に、圧接ボルト23が螺合されて、この圧接ボルト23が締め付けられる。このことにより、圧接部材21が天井梁13に取り付けられる。その後、連結部材25に、フック部材28を介して設備機器30が取り付けられる。なお、設備機器30の残部の取付は、図3に示すように、建屋内よりも作業環境が良い屋外ヤードで行われることが好ましい。
このようにして、天井モジュール構造体1が製造される。
デッキユニット10に設備機器30の残部が取り付けられた後、天井モジュール構造体1が、施工された壁5に設置される(図5(a)参照)。この場合、天井モジュール構造体1が、壁5に設置された支承部32に、溶接またはボルト締結等により固定される。
次に、この天井モジュール構造体1の上側(上階)の部屋の床の工事が行われる。この場合、図示しないが、床を構成する鉄筋が設置され、この鉄筋に、床内部に埋設される配管等が取り付けられ、その後、型枠が取り付けられて、デッキプレートにコンクリートが打設される。また、天井モジュール構造体1の下側の部屋2(下階)の仕上げ工事が行われる。
次に、部屋2内に搬入された先入れ品である設備機器30の一部が、天井モジュール構造体1の天井梁13に吊り上げられる(図5(b)参照)。この場合、まず、この設備機器30の一部が、天井モジュール構造体1の天井梁13の吊下穴(図示せず)に、吊下部材(例えば、チェーンブロックやワイヤ等)29により吊り下げられる。次に、組み立てられていた作業足場31が解体され、その後、吊り下げられていた設備機器30の一部が、吊り上げられる。このことにより、この部屋2の床4の上面を、設備機器30が載置されていない状態とすることができる。
その後、部屋2の床4の上面および壁(腰壁)が塗装される。塗装が終了すると、当該部屋2の建設工事が完了し、エリアリリースされ、機械工事、電気工事に移行される。
このように本実施の形態によれば、プラント建屋の部屋2を区画する壁5が施工された後に、この壁5に、天井モジュール構造体1が設置される。この場合、壁5の通し芯は予め設置されているため、天井モジュール構造体1を容易に壁5に設置することができる。このため、プラント建屋の建設作業を容易に行うことができ、建設工期を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、プラント建屋の部屋2内に、先入れ品として設備機器30の一部が搬入された後、設備機器30の残部がデッキユニット10に取り付けられて、天井モジュール構造体1として部屋2内に搬入される。このことにより、設備機器30をある程度まとめて部屋2内に搬入することができ、クレーン等の重機を使用する回数を低減して、重機の稼働率を低減することができる。また、重機の使用回数が低減されるため、設備機器30の搬入するために建設工事を停止する期間を短縮することができる。このため、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、天井モジュール構造体1を用いることなく、先入れ品として搬入される設備機器30の物量を低減することができる。このため、先入れ品として搬入された設備機器30を仮置きするための架台等が不要となり、設備機器30の搬入時の作業効率を向上させることができる。また、その後に行われる部屋2の床4の上面の塗装前に行われる設備機器30の吊り上げ作業を簡素化することができる。このため、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、設備機器30の一部を先入れ品として搬入する工程と、天井モジュール構造体1を製造する工程が、並行して行われる。このことにより、設備機器30の搬入を効率良く行うことができ、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
さらに、本実施の形態によれば、天井モジュール構造体1の天井梁13に、圧接ボルト23を用いて機器取付機構20が取り付けられ、この機器取付機構20に設備機器30が取り付けられる。このように圧接ボルト23を用いて設備機器30を取り付けることにより、天井梁13に容易に設備機器30を取り付けることができる。このため、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
なお、本実施の形態においては、図2に示すように、機器取付機構20は、一対の圧接部材21と、この一対の圧接部材21を連結する連結部材25とを有し、各圧接部材21が、圧接ボルト23を用いて、天井梁13の下部水平部13bに圧接されて、機器取付機構20が天井梁13に取り付けられている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図6に示すように、機器取付機構20が、天井梁13の下部水平部13bに係合自在な溝41bを含み、天井梁13の垂直部13cに対して略対称的に形成された一対の係合部材41を有し、この一対の係合部材41が、連結ボルト42を用いて互いに連結されて、機器取付機構20が天井梁13に取り付けられるようにしても良い。すなわち、図6においては、一対の係合部材41は、天井梁13の長手方向に直交する平面に配置される部材本体41aと、この部材本体41aに設けられ、天井梁13の下部水平部13bに係合自在な溝41bと、天井梁13の下部水平部13bの下方に位置し、部材本体41aから天井梁13の長手方向に延びるボルト締結部41cとを含んでおり、各係合部材41のボルト締結部41cが、連結ボルト42により締結されることにより、一対の係合部材41が一体化されるようになっている。この場合、設備機器30を、天井梁13に容易に取り付けることができると共に、機器取付機構20の部材点数を低減し、軽量化を図ることができる。
第2の実施の形態
次に、図7により、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7に示す第2の実施の形態における天井モジュール構造体においては、デッキユニットにステージが設けられ、設備機器が、このステージにより支持されている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図7において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、機器取付機構20は、部屋2の上部で設備機器30を支持するためのステージ50を構成する支持部材51を有している。すなわち、天井モジュール構造体1の一の天井梁13に取り付けられた機器取付機構20の支持部材51と、他の天井梁13に取り付けられた機器取付機構20の支持部材51とが、略水平に延びるステージ連結部材52により連結されて、図7に示すような、コの字状のステージ50が形成されている。そして、このステージ連結部材52上に、配管30a等の設備機器30が取り付けられている。この場合、複数のステージ連結部材52を取り付けて、配管30a、ダクト、トレイ等の設備機器30を複数段取り付けるようにしても良い。なお、ステージ50の支持部材51は、図示しないが、図2に示す機器取付機構20の連結部材25に、溶接等によって一体に形成されても良く、あるいは、連結部材25と別個に形成されてボルト等により締結されるようにしても良い。さらには、支持部材51は、図6に示す機器取付機構20の一対の係合部材41に、溶接等によって一体に形成されても良く、あるいは、一対の係合部材41と別個に形成されてボルト等により締結されるようにしても良い。
このように本実施の形態によれば、部屋2の上部にステージ50を設けて配管30a等の設備機器30を設置する場合においても、天井モジュール構造体1に、予め、このステージ50を設けておくことにより、この部屋2の上部に、ステージ50を容易に設けることができる。このため、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
第3の実施の形態
次に、図8により、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図8に示す第3の実施の形態における天井モジュール構造体においては、デッキユニットに、吊り足場が設けられている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図8において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、天井モジュール構造体1のデッキプレート受け鉄骨12に、吊り足場60が設けられている。なお、この吊り足場60は、デッキユニット10と同様にして工場等において事前にデッキプレート受け鉄骨12に取り付けるようにしても良く、あるいは、設備機器30を取り付ける際に、デッキプレート受け鉄骨12に取り付けるようにしても良い。
このように本実施の形態によれば、部屋2の天井3が高く、部屋2の上部に吊り足場60を設ける場合においても、天井モジュール構造体1に、予め、この吊り足場60を設けておくことにより、この部屋2に、吊り足場60を容易に設けることができる。このため、プラント建屋の建設工期を短縮することができる。
以上、本発明による実施の形態について説明してきたが、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を、部分的に、適宜組み合わせることも可能である。また、これらの本実施の形態においては、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形も可能である。
1 天井モジュール構造体
2 部屋
3 天井
4 床
5 壁
10 デッキユニット
11 デッキプレート
12 デッキプレート受け鉄骨
13 天井梁
13a 上部水平部
13b 下部水平部
13c 垂直部
20 機器取付機構
21 圧接部材
21a 部材本体
21b 上側部分
21c 下側部分
22 ねじ穴
23 圧接ボルト
25 連結部材
26 連結ボルト
27 機器取付穴
28 フック部材
29 吊下部材
30 設備機器
30a 配管
30b プラント機器
31 作業足場
32 支承部
41 係合部材
41a 部材本体
41b 溝
41c ボルト締結部
42 連結ボルト
50 ステージ
51 支持部材
52 ステージ連結部材
60 吊り足場

Claims (11)

  1. プラント建屋の建設方法において、
    床上に所望の部屋を区画する壁を施工する工程と、
    壁によって区画された部屋内に、当該部屋内に設置される設備機器の一部を搬入する工程と、
    デッキプレートと、このデッキプレートを支持するデッキプレート受け鉄骨と、デッキプレート受け鉄骨に直交して固定された天井梁とを有し、当該部屋の天井を構成するデッキユニットを準備し、このデッキユニットの天井梁に、当該部屋内に設置される設備機器の残部を取り付けることにより天井モジュール構造体を製造する工程と、
    天井モジュール構造体を施工された壁に設置する工程と、を備えたことを特徴とするプラント建屋の建設方法。
  2. 天井モジュール構造体を製造する工程は、屋外で行なわれることを特徴とする請求項1に記載のプラント建屋の建設方法。
  3. 天井モジュール構造体を製造する工程は、設備機器の一部を搬入する工程と並行して行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載のプラント建屋の建設方法。
  4. 天井モジュール構造体を施工された壁に設置する工程の後に、デッキユニットのデッキプレートにコンクリートが打設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラント建屋の建設方法。
  5. 天井モジュール構造体を製造する工程において、デッキユニットの天井梁に、機器取付機構を介して設備機器の残部が取り付けられ、この機器取付機構が、天井梁にボルトを用いて取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラント建屋の建設方法。
  6. 当該部屋内に搬入された設備機器の一部を、デッキユニットに吊り上げる工程と、
    当該部屋の床の上面を塗装する工程と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラント建屋の建設方法。
  7. プラント建屋の建設で用いられ、建屋の所望の部屋の天井を構成し、当該部屋を区画する壁が施工された後に当該壁に設置される天井モジュール構造体において、
    デッキプレートと、このデッキプレートを支持するデッキプレート受け鉄骨と、このデッキプレート受け鉄骨に直交して固定された天井梁とを有し、当該部屋の天井を構成するデッキユニットと、
    デッキユニットの天井梁に、機器取付機構を介して取り付けられ、当該部屋内に設置される設備機器と、を備え、
    機器取付機構は、天井梁にボルトを用いて取り付けられていることを特徴とする天井モジュール構造体。
  8. デッキユニットの天井梁は、上部水平部と、下部水平部と、上部水平部と下部水平部とを連結する垂直部とを有し、
    機器取付機構は、天井梁の下部水平部に圧接自在な一対の圧接部材と、この一対の圧接部材を連結し、設備機器が取り付けられた連結部材とを有し、
    各圧接部材は、ボルトを用いて、天井梁の下部水平部に圧接されて、機器取付機構が天井梁に取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の天井モジュール構造体。
  9. デッキユニットの天井梁は、上部水平部と、下部水平部と、上部水平部と下部水平部とを連結する垂直部とを有し、
    機器取付機構は、天井梁の下部水平部に係合自在な溝を含む一対の係合部材を有し、
    一対の係合部材は、ボルトを用いて互いに連結されて、機器取付機構が天井梁に取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の天井モジュール構造体。
  10. 機器取付機構は、当該部屋の上部で設備機器を支持するためのステージを構成する支持部材を更に有していることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の天井モジュール構造体。
  11. デッキユニットに、吊り足場が設けられていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の天井モジュール構造体。
JP2010120664A 2010-05-26 2010-05-26 プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体 Withdrawn JP2011246945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120664A JP2011246945A (ja) 2010-05-26 2010-05-26 プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120664A JP2011246945A (ja) 2010-05-26 2010-05-26 プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011246945A true JP2011246945A (ja) 2011-12-08

Family

ID=45412544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010120664A Withdrawn JP2011246945A (ja) 2010-05-26 2010-05-26 プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011246945A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391836B2 (ja) モジュール構造物及びプラントの建設工法
JP5488895B2 (ja) モジュール構造物、プラント、モジュール構造物を用いたプラントの建設工法
JP2012165579A (ja) キュービクル式変圧器盤およびそのクレーン搬送方法
KR19980080404A (ko) 플랜트 건물의 건설 방법 및 그 건설에 이용되는 모듈 구조물
JP2003013621A (ja) 発電プラント建設工法
JP6315227B2 (ja) ぶどう棚形式の天井構造及びぶどう棚形式の天井構造の施工方法
JP2011246945A (ja) プラント建屋の建設方法およびプラント建屋の建設で用いられる天井モジュール構造体
JP2023129823A (ja) 配管ユニット、作業用台車、及び、施工方法
US20110146198A1 (en) Modular seismically restrained distribution system and method of installing the same
JP6151528B2 (ja) 空調ユニットの施工方法
JP5761595B2 (ja) モジュール構造物、モジュール工法
JP6464459B2 (ja) 柱脚金具及び柱脚金具を備える建物ユニット並びにその設置方法
JP6924689B2 (ja) 吊り構造
JP6261962B2 (ja) 外装パネルユニットの製作方法
JP6925707B2 (ja) 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法
JPH09209589A (ja) 建設建屋への製品群の設定方法
JP4410164B2 (ja) 躯体構造物
JP2021152304A (ja) 設備棚の施工方法
JP2009106033A (ja) 敷設物支持装置および支持方法
JP5792578B2 (ja) ユニット化工法
KR20180038696A (ko) 프리패브리케이션 공법에 의해 시공되는 천정구조, 그 거치구조물 및 공법
JPS6025576B2 (ja) 建屋建設方法
JP6541107B2 (ja) 建物ユニット及びその設置方法
JP2004191080A (ja) 原子炉施設の中央制御室の構築工法
JP2019163904A (ja) 空調設備熱源ユニットの設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130806