JP2011246835A - シェイプアップ用下着 - Google Patents

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【課題】日常的に着用することによって、肩甲骨周辺に多く存在する褐色脂肪細胞を効率よく活性化させて全身のシェイプアップを可能とするシェイプアップ用下着を提供する。
【解決手段】上半身において着用するシェイプアップ用下着10であって、伸縮性生地で形成された後身頃B側に、肩甲骨Sが露出する孔34が設けられていることを特徴とするシェイプアップ用下着10である。
【選択図】図3

Description

本発明は、日常的に着用することで全身に対して顕著なシェイプアップ効果を発揮させることができるシェイプアップ用下着に関する。
従来より、下着を使ってシェイプアップを行ない美しいボディラインを手に入れようとする試みが種々行われており、例えば、特許文献1には、その使用を意識することなく着用した下着の持つ緊締作用により大胸筋位置を圧迫して大胸筋を強化し、バストアップ効果を発揮することの出来るシェイプアップ用の下着が提案されている。しかしながら、従来のこの種のシェイプアップ用下着では、下着を着用した部分とその近傍のみにしかシェイプアップ効果が及ばないものが主流であった。
ところで、人間の体内に存在する脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の2種類の細胞がある。脂肪細胞の多くは、脂肪を蓄積しボディラインに多大な影響を与える白色脂肪細胞であるが、一方の褐色脂肪細胞は、ヒトの場合その多くが肩甲骨の周りに存在しており、寒い時に脂肪を活発に燃焼してエネルギーに変えて体温を維持するという役割を持つ。そこで、このような褐色脂肪細胞の性質を利用した肥満解消法の開発が期待されてきたが、従来、この褐色脂肪細胞はマウスのような小動物やヒトの新生児には多く存在するものの、成人ではほとんど消失し生理的な意義はないと考えられていた。
ところが、最近進展した生体イメージング技術を用いた複数の研究によれば、成人においても、低温下で脂肪を活発に燃焼させる褐色脂肪細胞が十分な量存在していることが明らかになった(例えば、非特許文献1参照。)。このため、褐色脂肪細胞を利用した成人の肥満解消法や痩身法などの開発が望まれている。
実用新案登録第3127179号公報
文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター、"肥満解消に期待される褐色脂肪細胞における新知見"、[online]、科学技術動向、No.99、2009年6月号、トピックス、[平成22年4月12日検索]、インターネット<URL:http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt099j/0906_02_topics/200906_topics.html#0906topi_top>
それゆえに本発明の主たる課題は、日常的に着用することによって、肩甲骨周辺に多く存在する褐色脂肪細胞を効率よく活性化させて全身のシェイプアップを可能とするシェイプアップ用下着を提供することである。
「請求項1」に記載した発明は、「上半身において着用するシェイプアップ用下着10であって、伸縮性生地で形成された後身頃B側に、肩甲骨Sが露出する孔34が設けられていることを特徴とするシェイプアップ用下着10」である。
また、「請求項2」に記載した発明は、「請求項1」に記載の発明をより具体的に表したもので、
(a)胸部を覆う前身頃Fと、
(b-1)伸縮性の生地で形成され、背中の肩甲骨よりも下の部分を覆う背面パネル14,
(b-2)肩甲骨の外側を通り、一端が前記前身頃12の上端部に接続され且つ他端が前記背面パネル14の脇側縁に接続されると共に、少なくとも肩甲骨に近接する背中側が伸縮性の生地で形成された左右一対のアウターストラップ16,及び
(b-3)前記肩甲骨の内側を通り、前記アウターストラップ16上部と前記背面パネル14上端中央部とを連結する伸縮性の生地で形成されたインナーストラップ18を具備する
(b-4)後身頃Bとで構成されており、
(c)前記背面パネル14,前記アウターストラップ16及び前記インナーストラップ18で囲まれた孔34に肩甲骨Sが収容される
(d)ことを特徴とするシェイプアップ用下着10、である。
また、「請求項3」に記載した発明は、請求項2に記載のシェイプアップ用下着10において、「前記背面パネル14の下部中央14c及び前記インナーストラップ18の上部中央18cが、他の部分よりも緊締力の弱く伸縮性の高い生地で形成されている」ことを特徴とする。
さらに、「請求項4」に記載した発明は、請求項2又は3に記載のシェイプアップ用下着10において、「前記背面パネル14,前記アウターストラップ16及び前記インナーストラップ18の少なくとも肩甲骨Sに近接する縁部に、他の部分よりも体表面方向への凹凸が大きな凹凸部14x,16x及び18xが形成されている」ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、伸縮性生地で形成された後身頃側に設けられた孔に肩甲骨が収容されているので、肩甲骨をストレスなく自由に動かすことができる。また、これに加えて、肩甲骨の周りを取り囲むように肩甲骨の周囲全体が伸縮性の生地で覆われるようになり、この伸縮性生地の持つ緊締力が肩甲骨の周囲全体に作用して当該部分を圧迫及び摩擦するようになる。その結果、下着着用時に、その多くが肩甲骨周りに存在する褐色脂肪細胞に対してこれを活性化するような刺激を与え続けることができ、係る刺激によって活性化された褐色脂肪細胞が体脂肪の燃焼を促進させるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、肩甲骨を収容する孔の外縁を構成するアウターストラップとインナーストラップとが別個独立した部材で構成されているので、肩甲骨をよりストレスなく自由に動かすことができる。
また、別個独立した部材でアウターストラップを設けることによって、例えば、本発明のシェイプアップ用下着を女性用のブラジャーとして使用した場合に、前身頃側に配置されるバストを十分な張力で上方へと持ち上げて効果的にボディラインを補整することができるようになる。
さらに、アウターストラップ上部と背面パネル上端中央部とを連結するインナーストラップは、その緊締力が、背筋を曲げて背中を丸めようとする(いわゆる猫背となるような)身体の動きに抵抗して背筋を伸ばして胸を張る方向に付勢されるので、下着着用者の姿勢を正しい方向へと導くこともできる。
請求項3に記載の発明によれば、背面パネルの下部中央及びインナーストラップの上部中央が、他の部分よりも緊締力の弱く伸縮性の高い生地で形成されているので、シェイプアップ用下着の後身頃全体が一定の緊締力及び伸縮性で構成されたものと異なり、後身頃の上下両端部を簡単に拡げることができる。それ故、シェイプアップ用下着の着脱を容易にすることができる。また、シェイプアップ下着の持つ後身頃の緊締力が背面パネルの下部中央及びインナーストラップの上部中央を除く肩甲骨の周囲全体のみに集中するようになり、肩甲骨周りに存在する褐色脂肪細胞に対してより効果的に刺激が与えられると共に、この反射的な効果として、後身頃の緊締力が不必要に背面全体へと及ぼされず、着用者が窮屈な思いをすることがないため、着け心地よく長時間楽に着用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、背面パネル,アウターストラップ及びインナーストラップの少なくとも肩甲骨に近接する縁部に凹凸部が設けられているので、係る凹凸部が肩甲骨周りに存在する褐色脂肪細胞に対して、これを活性化するようなより多くの(主として摩擦からなる)刺激を与えることができる。
以上のように、本発明によれば、日常的に着用することによって、肩甲骨周辺に多く存在する褐色脂肪細胞を効率よく活性化させて体全体の体脂肪を燃焼させ、全身のシェイプアップを可能とするシェイプアップ用下着を提供することができる。
本発明の一実施例のシェイプアップ用下着を示す正面図である。 本発明の一実施例のシェイプアップ用下着を示す背面図である。 本発明の一実施例のシェイプアップ用下着の着用状態を示す背面側斜視図である。
以下、本発明を図面に従って詳述する。図1は本発明の一実施例のシェイプアップ用下着10の正面図であり、図2は、その背面図である。これらの図が示すように、本実施例のシェイプアップ用下着10は、大略、前身頃Fと、背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18からなる後身頃Bとで構成されている。
なお、図示実施例では、シェイプアップ用下着10として女性用のブラジャーを示しているが、後述するカップ部26を除けば男性用のシェイプアップ用下着として利用することができる。
前身頃Fは、胸部を覆うためのものであり、伸縮自在なパワーネットのようなメッシュ生地からなる二重構造の外布12aと、肌触りや吸水性に優れたコットン混紡メリヤスなどの伸縮性を有する生地からなり外布12aの内面側に縫着される肌布12bとで構成されている(図1,2参照)。ここで、上記パワーネットを構成する繊維としては、スパンデックス等のポリウレタン系繊維或いはポリウレタン系繊維と他のナイロン、アクリル等との混紡繊維などを挙げることができる(以下、同じ。)。
この前身頃Fの下端部分には、該シェイプアップ用下着10を装着した際のバージスライン(すなわち乳房とボディとの境界)に対応する位置に、伸縮性を有さない細幅テープ状の芯材20が当該バージスラインに沿うようにして縫着されている。また、肌布12bは、その左右方向中央部にて外布12aの内側生地と縫着されると共に、左右両端上部が外布12aと縫着されず開放されている。このため、肌布12bの左右両端上部の開放部分が外布12aと肌布12bとの間にパッド22を挿脱するためのパッド挿脱口24となり、このパッド挿脱口22から外布12aと肌布12bとの間に、左右一対のパッド22を挿入することによって、前身頃Fに乳房の形を補整するカップ部26が形成される。なお、パッド22は、カップ部26(ひいては乳房)の形を整えるために使用する詰め物で、発泡ウレタンなどのスポンジ材を略浅鉢状に成形したものである。
そして、この前身頃Fの左右両側の上端部には、プラスチック製のリング28を介して左右一対のアウターストラップ16の一端が接続されている。
背面パネル14は、背中の肩甲骨Sよりも下の部分を覆うためのものであり(図3参照)、360度全方向に対して高い伸縮性を有するメッシュ生地からなる外布14aと、外布14aを構成するメッシュ生地よりも伸縮性には乏しいが緊締力に優れるパワーネットからなり外布14aの内面側に縫着された内布14bとで構成されている(図1,2参照)。ここで、上記メッシュ生地を構成する繊維としては、上記パワーネットと同様に、スパンデックス等のポリウレタン系繊維或いはポリウレタン系繊維と他のナイロン、アクリル等との混紡繊維などを挙げることができる(以下、同じ。)。
この背面パネル14の左右両端縁は、脇側にて前身頃Fの左右両端縁と一体的に縫着・連結されており、また、この背面パネル14の左右両端縁に沿ってアウターストラップ16の他端が縫着されている。
本実施例のシェイプアップ用下着10では、この背面パネル14における下部中央14cの内布14bが取り除かれており、当該部分14cが外布14aのメッシュ生地のみで構成されている。このため、背面パネル14の下部中央14cは、周辺の他の部分よりも緊締力が弱くなると同時に伸縮性が高くなっている。なお、緊締力とは、生地がその弾性回復力によって肌を締め付けて圧迫する力(パワー)を云う。
また、背面パネル14の上端中央部には、インナーストラップ18の下端が一体的に連設されている。
さらに、背面パネル14の少なくとも肩甲骨Sに近接する縁部は、当該縁部に沿って柔軟で且つ内布14bよりも摩擦係数が大きなサポートテープ15が縫着されている。このようなサポートテープ15を縫着することによって当該部分に、他の部分よりも体表面方向への凹凸が大きな凹凸部14xが形成されている。
アウターストラップ16は、図3に示すように、シェイプアップ用下着10を着用した際、肩に掛けられて該下着10を所定の高さ(胸元)に保持すると共に、肩甲骨Sの外側周辺に対して接触刺激(圧迫力)を与える左右一対の紐部材で、肩甲骨Sの外側を通り、上述したように一端が前身頃Fの左右両側の上端部に接続され且つ他端が背面パネル14の両脇側縁に沿って前身頃Fの左右両端縁と共に縫着されている。
このアウターストラップ16の少なくとも肩甲骨Sに近接する背中側の部分は、360度全方向に対して高い伸縮性を有するメッシュ生地からなる外布16aと、外布16aを構成するメッシュ生地よりも伸縮性には乏しいが緊締力に優れるパワーネットからなり外布16aの内面側に縫着される内布16bとで構成されており、その形状は下側へと向かうに連れて広幅となるように形成されている。このような素材及び形状にすることでストラップの緊締力を高め、アウターストラップ16の周囲に対してより強い刺激(圧迫力)を与えることができるようになる。
また、このアウターストラップ16の胸部前面側の部分(前方部分)は、伸縮性の乏しい織布などからなる細幅テープ状の部材で構成されると共に、この部分に取付けられたプラスチック或いは金属製の長さ調整具30を介してアウターストラップ16全体の長さが調整可能となっている。
さらに、アウターストラップ16の少なくとも肩甲骨Sに近接する縁部は、当該縁部に沿って柔軟で且つ内布16bよりも摩擦係数が大きなサポートテープ17が縫着されている。このようなサポートテープ17を縫着することによって当該部分に、他の部分よりも体表面方向への凹凸が大きな凹凸部16xが形成されている。
インナーストラップ18は、肩甲骨Sの内側を通り、アウターストラップ16上部と背面パネル14上端中央部とを連結し、アウターストラップ16と協働して、背面パネル14が下方へと下がらないよう持ち上げると共に、背中の肩甲骨Sで挟まれた部分に対して接触刺激(圧迫力)を与えるもので、360度全方向に対して高い伸縮性を有するメッシュ生地からなる外布18aと、外布18aを構成するメッシュ生地よりも伸縮性には乏しいが緊締力に優れるパワーネットからなり外布18aの内面側に縫着された内布18bとで構成されており、上部が二股に分枝した略T状に形成されている。
本実施例のシェイプアップ用下着10では、このインナーストラップ18の上部中央18cの内布14bが取り除かれており、当該部分18cが外布18aのメッシュ生地のみで構成されている。このため、インナーストラップ18の上部中央18cは、周辺の他の部分よりも緊締力が弱くなると同時に伸縮性が高くなっている。
なお、図示実施例では、このインナーストラップ18と背面パネル14とが一体的に形成されている場合を示しているが、このインナーストラップ18と背面パネル14とを別体で形成した後、両者を縫着等するようにしてもよい。
また、インナーストラップ18としてその形状が略T字状のものを示したが、このインナーストラップ18は、肩甲骨Sの内側を通り、アウターストラップ16の上部同士及びアウターストラップ16上部と背面パネル14上端中央部とを連結する形状のものであれば如何なる形状であってもよく、例えば図示しない略Y字状や略X字状などであってもよい。
さらに、インナーストラップ18の少なくとも肩甲骨Sに近接する縁部は、当該縁部に沿って柔軟で且つ肌布18bよりも摩擦係数が大きなサポートテープ19が縫着されている。このようなサポートテープ19を縫着することによって当該部分に、他の部分よりも体表面方向への凹凸が大きな凹凸部18xが形成されている。
なお、本実施例のシェイプアップ用下着10では、前身頃F及び背面パネル14の下端部に、細幅の平面ゴムなどで構成され周方向に伸縮するゴム帯32が取付けられている。このようなゴム帯32を設けることにより、前身頃12や背面パネル14が不所望に上方へと捲り上がるのを防止することができる。
また、以上のように構成されたシェイプアップ用下着10では、図3に示すように、これを着用した際に、背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18で囲まれた孔34に肩甲骨Sが収容されるようになっている。このため、本実施例のシェイプアップ用下着10を着用する際には、まず始めに、左右のアウターストラップ16と前身頃Fとで囲まれた空間それぞれに両腕を入れ、アウターストラップ16,インナーストラップ18及び前身頃12で囲まれた空間に頭を通した後、前身頃12と背面パネル14とを胸元まで引き降ろす。そして、バストがカップ部26に収まるように位置決めすると共に、孔34内に肩甲骨Sが収まるように調整することでシェイプアップ用下着10の装着が完了する。
本実施例のシェイプアップ用下着10によれば、背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18で囲まれた孔34に肩甲骨Sが収容されているので、肩甲骨Sの上にショルダーストラップが配置される結果、肩甲骨Sの動きが邪魔される従来のブラジャーと異なり、肩甲骨Sをストレスなく自由に動かすことができる。特に本実施例の場合、肩甲骨Sを収容する孔34の外縁を構成するアウターストラップ16とインナーストラップ18とが別個独立した部材で構成されているので、肩甲骨Sをよりストレスなく自由に動かすことができる。また、これに加えて、伸縮性の生地で形成された背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18の持つ緊締力が肩甲骨Sの周辺全体に作用して当該部分を圧迫及び摩擦するようになる。その結果、下着10着用時に、その多くが肩甲骨Sの周りに存在する褐色脂肪細胞に対してこれを活性化するような刺激を与え続けることができ、係る刺激によって活性化された褐色脂肪細胞が体脂肪の燃焼を促進させるようになる。
また、別個独立した部材でアウターストラップ16を設けることによって、例えば、本発明のシェイプアップ用下着10を女性用のブラジャーとして使用した場合に、前身頃F側に配置されるバストを十分な張力で上方へと持ち上げて効果的にボディラインを補整することができるようになる。つまり、広幅に形成され、その下端部が前身頃Fの左右両端縁に縫着されたアウターストラップ16が、図3の太破線矢印で示すように、バージスラインを脇の下側からも吊り上げるようになる。このため、背面パネル14の胴体を締め付ける方向の緊締力(図3の太波線矢印)と相俟って、より効果的にバストアップ効果を奏することができるようになる。
さらに、アウターストラップ16の上部同士及びアウターストラップ16上部と背面パネル14上端中央部とを連結するインナーストラップ18は、その緊締力が、肩甲骨S周りの背中表面のみならず、図3の太実線矢印で示すように、背筋を曲げて背中を丸めようとする(いわゆる猫背となるような)身体の動きに抵抗して背筋を伸ばして胸を張る方向にも付勢されるので、下着10着用者の姿勢を正しい方向へと導くこともできる。
また、肩甲骨Sの周りから少し外れた背面パネル14の下部中央14c及びインナーストラップ18の上部中央18cが、他の部分よりも緊締力の弱く且つ伸縮性の高い生地で形成されているので、シェイプアップ用下着の後身頃全体が一定の緊締力及び伸縮性で構成されたものと異なり、後身頃Bの上下両端部14c,18cを簡単に拡げることができ、それ故、シェイプアップ用下着10の着脱を容易にすることができる。また、シェイプアップ下着10の持つ後身頃Bの緊締力が背面パネル14の下部中央14c及びインナーストラップ18の上部中央18cを除く肩甲骨Sの周囲全体のみに集中するようになり、肩甲骨S周りに存在する褐色脂肪細胞に対してより効果的に刺激が与えられると共に、この反射的な効果として、後身頃Bの緊締力が不必要に背面全体へと及ぼされず、着用者が窮屈な思いをすることがないため、着け心地よく長時間楽に着用することができる。
そして、背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18の少なくとも肩甲骨Sに近接する縁部に設けられた凹凸部14x,16x及び18xが、肩甲骨S周りに存在する褐色脂肪細胞に対して、これを活性化するようなより多くの刺激を与えることができる。なお、本実施例のように凹凸部14x,16x及び18xを、肌布よりも摩擦係数が大きなサポートテープ15,17及び19を縫着して形成した場合には、シェイプアップ用下着10を着用した際に、サポートテープ15,17及び19の摩擦抵抗によって、背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18をズレ難くすることができると共に、凹凸のみの場合よりも大きな摩擦力で褐色脂肪細胞を刺激することができるようになる。
以上のように、本実施例のシェイプアップ用下着10によれば、日常的に着用することによって、肩甲骨S周辺に多く存在する褐色脂肪細胞を効率よく活性化させて全身の体脂肪を燃焼させ、全身のシェイプアップが可能なシェイプアップ用下着10を提供することができる。
なお、上述の実施例では、後身頃Bが背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18と云うような三つのパーツで構成される場合を示したが、肩甲骨Sをストレスなく自由に動かすことができ、しかも褐色脂肪細胞に対してこれを活性化するような刺激を与え続ける効果のみを狙うのであれば、後身頃Bに肩甲骨Sが露出する孔34が設けられていればよく、係る場合には背面パネル14,アウターストラップ16及びインナーストラップ18の全てを一体的に形成するようにしてもよい。
10…シェイプアップ用下着
12…前身頃
14…背面パネル
14c…(背面パネルの)下部中央
16…アウターストラップ
18…インナーストラップ
18c…(インナーストラップの)上部中央
20…芯材
22…パッド
24…パッド挿脱口
26…カップ部
28…リング
30…長さ調整具
32…ゴム帯
34…空間
15,17,19…サポートテープ
14x,16x,18x…凹凸部
F…前身頃
B…後身頃
S…肩甲骨

Claims (4)

  1. 上半身において着用するシェイプアップ用下着であって、
    伸縮性生地で形成された後身頃側に、肩甲骨が露出する孔が設けられていることを特徴とするシェイプアップ用下着。
  2. 胸部を覆う前身頃と、
    伸縮性の生地で形成され、背中の肩甲骨よりも下の部分を覆う背面パネル,肩甲骨の外側を通り、一端が前記前身頃の上端部に接続され且つ他端が前記背面パネルの脇側縁に接続されると共に、少なくとも肩甲骨に近接する背中側が伸縮性の生地で形成された左右一対のアウターストラップ,及び前記肩甲骨の内側を通り、前記アウターストラップ上部と前記背面パネル上端中央部とを連結する伸縮性の生地で形成されたインナーストラップを具備する後身頃とで構成されており、
    前記背面パネル,前記アウターストラップ及び前記インナーストラップで囲まれた孔に肩甲骨が収容されることを特徴とするシェイプアップ用下着。
  3. 前記背面パネルの下部中央及び前記インナーストラップの上部中央が、他の部分よりも緊締力の弱く伸縮性の高い生地で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシェイプアップ用下着。
  4. 前記背面パネル,前記アウターストラップ及び前記インナーストラップの少なくとも肩甲骨に近接する縁部に、他の部分よりも体表面方向への凹凸が大きな凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のシェイプアップ用下着。


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