JP2011245965A - 台車及びその製造方法 - Google Patents

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昌志 及川
Yutaka Sano
裕 佐野
Shota Endo
翔太 遠藤
Takeshi Takagi
健 高木
Naoki Kawada
直樹 河田
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Abstract

【課題】鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車であって、その台車の側梁を管材によって形成することが可能な台車を提供すること。
【解決手段】この台車を構成する台車枠FRは、一対の輪軸WAが所定の間隔をおいて配置される進行方向に沿った一対の側梁FR1と、一対の側梁FR1を互いに連結する横梁6と、を有し、側梁FR1は、第一管材によって形成される金属製の第一層と、第一層の内側に第二管材によって形成される金属製の第二層とを少なくとも有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車及びその製造方法に関する。
鉄道車両は、旅客や貨物や動力源を載せるための略箱状の車体と、走行のための機構部である走り装置とを備えている。走り装置は、車軸に車輪を固定して一体と成した輪軸を有するものである。走り装置としては、鉄道車両の長大化や重量の増大による輪軸数の増加と、曲線線路の通過をより円滑にすることを目的として、ボギー台車と呼ばれる複数の輪軸を有する台車が用いられている。
このような台車は、一般的に二つの輪軸を有するように構成されている。また、鉄道車両一両に対して、二軸の台車を二つ設けるのが一般的である。台車は、車体の重量を車輪を介してレールに伝えることで、車体を保持し車体をレールに沿って安定して高速に走行させる役割を果たすものである。従って、鉄道車両一両に対して二つの台車が設けられていれば、一つの台車は車体の略半分の重量を二つの輪軸に分配して伝達する必要がある。
台車の荷重伝達順序は、車体から受けた荷重を車体支持装置が受けて、台車枠、軸ばね、軸箱、軸受けを経由して輪軸に伝達し、輪軸の車輪からレールへと伝達される。従って、二軸の台車では、車体支持装置から台車枠へと伝達された荷重を、台車枠が二つの輪軸へと分配することになるので、台車枠は強固なものとする必要がある。
台車枠は、輪軸からの反力をその両端で受けるように配置される一対の側梁と、その一対の側梁を繋ぐように接合される一対の横梁とを有している。側梁は、車体から受けた荷重を、それぞれの略中央近傍で受け止めるように構成される。従って、側梁は大きな荷重が加わる三点曲げ梁としての強度が求められる。
このような強度が求められる側梁は、中央近傍の断面積が比較的大きく両端の断面積が比較的小さくなるような、断面形状が矩形の中空部材として形成される。具体的には、鉄板をそれぞれの面の形状に応じて4枚準備し、それらをアーク溶接といった手法で溶接接合し、側梁を形成している。また別の手法では、側梁を縦方向に左右対称となるように2分割し、それぞれをプレス成形によって形成して互いに溶接接合することで側梁を形成している。いずれにしても、部品を溶接接合することで側梁を形成しているので、組立作業の手間がかかり、コストアップの要因となっていた。
そこで、下記特許文献1に記載されているように、内圧を付与してパイプ状の材料を膨らませ、側梁形状となっている型の内側に押し付けることで側梁を形成する技術が提案されている。より具体的には、外形を構成する金型の中にパイプ状の成形対象部材を装荷し、パイプの内部に水圧、油圧等の液体の圧力を負荷し、成形対象部材を膨張させることで、外形の金型へ密着させ成形するものである。
特開2001−213313号公報
上述したように鉄道車両に用いられる台車の台車枠は大きな荷重を伝達するものであるから、台車枠を構成する側梁は厚さが9〜12mm程度の鉄板を用いるものである。また、側梁の全長は、一対の輪軸を支える距離を確保する必要があるため、2300mm程度の長さが必要とされる。このように、長さが2mを超え、厚みが10mm程度のものを成形するにあたって、パイプ状の成形対象部材を外形を構成する金型の内部に納め、パイプ状の成形対象部材の内部に液体によって圧力を加えても、成形対象部材を膨張させて金型へ密着させることは実質的に困難である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車であって、その台車の側梁を管材によって形成することが可能な台車を提供することにある。また本発明は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車の製造方法であって、その台車の側梁を管材によって形成することが可能な台車の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る台車は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車であって、車輪と車軸とからなり、所定の間隔をおいて互いに平行に配置される少なくとも一対の輪軸と、前記一対の輪軸を保持すると共に、前記車体の重量を前記一対の輪軸それぞれを構成する前記車軸に伝える台車枠と、を備え、前記台車枠は、前記一対の輪軸が所定の間隔をおいて配置される進行方向に沿った一対の側梁と、前記一対の側梁を互いに連結する横梁と、を有し、前記側梁は、第一管材によって形成される金属製の第一層と、前記第一層の内側に第二管材によって形成される金属製の第二層と、を少なくとも有する。
本発明に係る台車では、台車枠を構成する側梁を、第一管材及び第二管材によって形成しているので、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接接合する必要がなくなる。従って、筒状の側梁を形作る際の溶接工程が不要になるので、容易に側梁を形成することができコストダウンに資することもできる。また、溶接した部分の欠陥を考慮する必要がなくなるので、第一層及び第二層からなる厚みを薄くしながらも、必要な強度は確保することができる。
更に本発明に係る台車では、第一管材及び第二管材によって形成される金属製の第一層及び第二層を積層することで側梁を形成しているので、第一層及び第二層それぞれは薄く形成することができる。従って、第一管材及び第二管材に薄肉の管材を用いることができ、それらを用いて金属製の第一層と金属製の第二層とをハイドロフォーミングといった内圧を付与する加工方法によって形成することができる。そのため、台車枠を構成する側梁に求められる形状を、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接することなく容易に形成することができる。更には、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁を、管材を重ね合わせて厚みを確保するという簡単な手法で形成することができる。
また本発明に係る台車では、前記第一層と前記第二層とは前記側梁の一端から他端に渡って重なり合うように積層されていることも好ましい。
この好ましい態様によれば、側梁の一端から他端に渡って第一層と第二層とが重なり合うように構成しているので、側梁の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保することができる。従って、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁であっても、必要な強度を確実に確保することができる。
また本発明に係る台車では、前記第二層の一部に穴が形成されていることも好ましい。
この好ましい態様によれば、側梁の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保する一方で、第二層の一部に穴を形成するという簡単な手法で容易に部分的な薄肉化加工を施すことができ、軽量化を図ったり必要な部位に薄肉部を形成したりすることができる。
また本発明に係る台車では、前記第二層の前記横梁に相当する位置に前記穴が形成されていることも好ましい。
この好ましい態様によれば、横梁に相当する位置における第二層に穴が形成されているので、側梁の横梁が取り付けられる位置を簡便な手法で薄肉化することができる。従って、側梁の薄肉化した部分を取り除いて横梁を取り付けることができ、側梁への横梁の取り付け加工が容易なものとなる。
また本発明に係る台車では、前記第一層と前記第二層とは、互いの相対的な位置が変化しないように接合されていることも好ましい。
この好ましい態様では、第一層と第二層とを互いの相対的な位置が変化しないように接合することで、側梁に大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かっても、第一層と第二層とがずれることがない。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避し、第一層及び第二層の厚みを必要以上に厚くすることなく、大きな荷重を支えることができ、側梁の軽量化を図ることができる。
また本発明に係る台車では、前記第一層と前記第二層とは、前記第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されていることも好ましい。
この好ましい態様では、電子ビーム溶接やレーザービーム溶接といったエネルギービーム溶接を用いることで、第一層と第二層とを接合する際の入熱を抑制して強度低下を抑制することができる。また、溶接後の冷却速度が十分に速いので、ハイドロフォーミングといった内圧付与加工を行って第一層及び第二層を形成した場合にも、その加工による加工硬化を阻害することがない。
また本発明に係る台車では、前記第一層と前記第二層とは、少なくとも前記側梁の一端近傍から他端近傍にかけて、前記側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合されていることも好ましい。
この好ましい態様では、第一層と第二層とを側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合しているので、側梁に三点曲げのような荷重が加わっても、軸力が発生しないか発生しても極めて小さい領域で溶接接合している。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避すると共に、溶接接合部分における軸力の発生を抑制することで、溶接部分に不要な力が加わることなく、各層を一体化することができる。
また本発明に係る台車では、前記第一層と前記第二層とは、更に、前記中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されていることも好ましい。
この好ましい態様では、第一層と第二層とを中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合しているので、第一層と第二層との一体感をより高めることができ、いわゆる重ね梁の状態となることをより確実に回避することができる。
本発明に係る台車の製造方法は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車の製造方法であって、車輪と車軸とからなる少なくとも一対の輪軸を準備する輪軸準備工程と、前記一対の輪軸を保持する台車枠を構成する一対の側梁を形成するための、金属製の第一管材及び金属製の第二管材を準備する管材準備工程と、前記第一管材及び前記第二管材を前記側梁に沿った形状とするための型を準備する型準備工程と、前記第一管材及び前記第二管材に内圧を付与して前記型に沿った形状と成すための加圧装置を準備する装置準備工程と、前記第一管材を前記型の内部に配置し、前記加圧装置によって前記第一管材に内圧を付与して前記型に沿った形状と成して金属製の第一層を形成する第一形成工程と、前記第二管材を前記第一層の内側に配置し、前記加圧装置によって前記第二管材に内圧を付与して前記第一層に密着させ金属製の第二層を形成する第二形成工程と、前記第一層及び前記第二層を有する前記一対の側梁を、横梁によって連結して台車枠を形成する枠形成工程と、前記台車枠に前記輪軸を所定の間隔をおいて互いに平行に取り付けて前記台車を形成する組立工程と、を備える。
本発明に係る台車の製造方法では、第一形成工程及び第二形成工程において、台車枠を構成する側梁を、第一管材及び第二管材によって形成しているので、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接接合する必要がなくなる。従って、筒状の側梁を形作る際の溶接工程が不要になるので、容易に側梁を形成することができコストダウンに資することもできる。また、溶接した部分の欠陥を考慮する必要がなくなるので、第一層及び第二層からなる厚みを薄くしながらも、必要な強度は確保することができる。
更に本発明に係る台車の製造方法では、第一形成工程及び第二形成工程において、第一管材及び第二管材によって形成される金属製の第一層及び第二層を積層することで側梁を形成しているので、第一層及び第二層それぞれは薄く形成することができる。従って、管材準備工程において準備する第一管材及び第二管材に薄肉の管材を用いることができる。そして、第一形成工程及び第二形成工程において、それらを用いて金属製の第一層と金属製の第二層とをハイドロフォーミングといった内圧を付与する加工方法によって形成することができる。そのため、台車枠を構成する側梁に求められる形状を、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接することなく容易に形成することができる。更には、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁を、管材を重ね合わせて厚みを確保するという簡単な手法で形成することができる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記管材準備工程において、略同じ長さの前記第一管材及び前記第二管材を準備し、前記第二形成工程において、前記第二管材の一端及び他端を前記第一層の一端及び他端と揃えて配置し、前記加圧装置によって前記第二管材に内圧を付与して前記第一層に密着させ金属製の第二層を形成し、前記第一層と前記第二層とを、前記側梁の一端から他端に渡って重なり合うように積層することも好ましい。
この好ましい態様によれば、管材準備工程において、略同じ長さの第一管材及び第二管材を準備し、第二形成工程において、第二管材の一端及び他端を第一層の一端及び他端と揃えて配置し、加圧装置によって第二管材に内圧を付与して第一層に密着させ金属製の第二層を形成しているので、確実に側梁の一端から他端に渡って第一層と第二層とが重なり合うように構成することができる。このように構成することで、側梁の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保することができる。従って、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁であっても、必要な強度を確実に確保することができる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記管材準備工程と前記第二形成工程との間に、前記第二管材の一部に穴を形成する穴形成工程を備えることも好ましい。
この好ましい態様によれば、管材準備工程と前記第二形成工程との間に、前記第二管材の一部に穴を形成する穴形成工程を備えるので、第二層の一部に容易に穴を形成することができる。従って、側梁の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保する一方で、第二層の一部に穴を形成するという簡単な手法で容易に部分的な薄肉化加工を施すことができ、軽量化を図ったり必要な部位に薄肉部を形成したりすることができる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記穴形成工程において、前記第二層の前記横梁に相当する位置に前記穴が形成されるように、前記第二管材の一部に穴を形成することも好ましい。
この好ましい態様によれば、穴形成工程において、第二層の横梁に相当する位置に穴が形成されるように、第二管材の一部に穴を形成するので、横梁に相当する位置における第二層に容易に穴を形成することができる。そのため、側梁の横梁が取り付けられる位置を簡便な手法で薄肉化することができる。従って、枠形成工程において側梁の薄肉化した部分を取り除いて横梁を取り付けることができ、側梁への横梁の取り付け加工が容易なものとなる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記第二形成工程と前記枠形成工程との間に、前記第一層と前記第二層とを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する接合工程を備えることも好ましい。
この好ましい態様では、第二形成工程と枠形成工程との間に、第一層と第二層とを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する接合工程を備えるので、第一層と第二層とを互いの相対的な位置が変化しないように接合することができる。そのため、側梁に大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かっても、第一層と第二層とがずれることがない。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避し、第一層及び第二層の厚みを必要以上に厚くすることなく、大きな荷重を支えることができ、側梁の軽量化を図ることができる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、前記第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されることも好ましい。
この好ましい態様では、接合工程において電子ビーム溶接やレーザービーム溶接といったエネルギービーム溶接を用いることで、第一層と第二層とを接合する際の入熱を抑制して強度低下を抑制することができる。また、溶接後の冷却速度が十分に速いので、ハイドロフォーミングといった内圧付与加工を行って第一層及び第二層を形成した場合にも、その加工による加工硬化を阻害することがない。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、少なくとも前記側梁の一端近傍から他端近傍にかけて、前記側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合されることも好ましい。
この好ましい態様では、接合工程において第一層と第二層とを側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合しているので、側梁に三点曲げのような荷重が加わっても、軸力が発生しないか発生しても極めて小さい領域で溶接接合している。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避すると共に、溶接接合部分における軸力の発生を抑制することで、溶接部分に不要な力が加わることなく、各層を一体化することができる。
また本発明に係る台車の製造方法では、前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、更に、前記中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されることも好ましい。
この好ましい態様では、接合工程において第一層と第二層とを中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合しているので、第一層と第二層との一体感をより高めることができ、いわゆる重ね梁の状態となることをより確実に回避することができる。
本発明によれば、台車の側梁を管材によって形成することが可能な台車を提供することができる。また、本発明によれば、台車の側梁を管材によって形成することが可能な台車の製造方法を提供することもできる。
本発明の実施形態である台車の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態である台車の製造方法の手順を示す図である。 図2に示す管材準備工程において準備する管材を概略的に示す斜視図である。 図3に示す管材を加工した例を示す斜視図である。 図2に示す型準備工程及び装置準備工程において準備する型及び加圧装置を示す断面図である。 図2に示す最外層形成工程における管材の挙動を示す断面図である。 図2に示す中間層形成工程における管材の挙動を示す断面図である。 図2に示す最内層形成工程における管材の挙動を示す断面図である。 図8のA−A断面及びB−B断面を示す断面図である。 図2に示す接合工程における接合箇所を説明するための図である。 図2に示す接合工程における接合箇所を説明するための図である。 図2に示す枠形成工程において形成した台車枠を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である台車について、図1を参照しながら説明する。図1は、台車RTの外観を示す斜視図である。本実施形態の台車RTは、一つの車体に対して一対取り付けられるボギー台車である。図1に示されるように、台車RTは、一対の側梁FR1,FR1を含む台車枠FRと、一対の輪軸WA,WAとを備えている。輪軸WAは、一対の車輪を一本の車軸で固定したものである。
それぞれの側梁FR1,FR1には、まくらばねPSが設けられている。まくらばねPSは、台車RTが取り付けられる車体を支えるように配置されている。車体の重量はまくらばねPSを介して、側梁FR1に伝達されている。
側梁FR1の両端には、ばね帽FR2が取り付けられている。ばね帽FR2の内部には、軸ばねBSが納められている。軸ばねBSは、一端がばね帽FR2の内面に当接され、他端が軸箱体AB1に当接されている。軸箱体AB1は、軸受BEを保持している。軸受BEは、輪軸WAの両端に取り付けられている。軸箱体AB1は、アーム部AB2によって側梁FR1と繋がれている。軸箱体AB1とアーム部AB2とは一体的に構成されており、アーム部AB2の先端には緩衝ゴムGBが設けられている。
このように構成することで、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車RTが形成される。台車RTは、一対の輪軸WA,WAと、台車枠FRと、を備えている。輪軸WA,WAは、車輪と車軸とからなり、所定の間隔をおいて互いに平行に配置されている。台車枠FRは、一対の輪軸WA,WAを保持すると共に、車体の重量を一対の輪軸WA,WAそれぞれを構成する車軸に伝えるものである。
続いて、本発明の実施形態である台車RTの製造方法について図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施形態である台車RTの製造方法の手順を示す図である。図2に示されるように、台車RTの製造方法は、輪軸準備工程S01と、管材準備工程S02と、穴形成工程S03と、型準備工程S04と、装置準備工程S05と、最外層形成工程S06と、中間層形成工程S07と、最内層形成工程S08と、接合工程S09と、枠形成工程S10と、組立工程S11と、を備えている。
輪軸準備工程S01では、輪軸WAを一対準備する。管材準備工程S02では、側梁FR1となる管材を準備する。管材準備工程S02で準備する管材の例を図3に示す。図3は、管材準備工程S02で準備する管材の例を示す斜視図である。図3に示されるように、準備する管材は、大径管材TMa(第一管材)、中径管材(第一管材、第二管材)、及び小径管材(第二管材)である。
大径管材TMa、中径管材TMb、及び小径管材TMcは、厚みが3mm程度の鉄製の管材である。大径管材TMaの長さLa、中径管材TMbの長さLb、及び小径管材TMcの長さLcは、同じ長さになるように構成されている。
大径管材TMaの外径da1は、後述する金型に入れることが可能な寸法に設定されている。中径管材TMbの外形db1及び小径管材TMcの外形dc1は、その外側に位置する層を形成する管材(中径管材TMbに対しては大径管材TMa、小径管材TMcに対しては中径管材Tmb)を用いた各形成工程後に、それらの内部に挿入可能であればよいものである。具体的には、中径管材TMbの外径db1は,大径管材TMaの最外層形成工程後の内径と同一もしくは小径となるように形成されている。小径管材TMcの外径dc1は,中径管材TMbの中間層形成工程後の内径と同一もしくは小径となるように形成されている。小径管材TMcの内径dc2は、後述する水供給シリンダーの水路から水が供給できるような径となるように形成されている。
図2に戻って説明を続ける。管材準備工程S02に続く穴形成工程S03では、管材準備工程S02で準備した小径管材TMcに穴を形成する。小径管材TMcに穴を形成した例を図4に示す。図4に示されるように、小径管材TMcに穴CHを片側に三ヶ所形成することで、穴開きの小径管材TMc1が形成される。穴CHは、図では明示しない裏側にも三ヶ所形成されている。
図2に戻って説明を続ける。穴形成工程S03に続く型準備工程S04では、大径管材TMa、中径管材TMb、及び小径管材TMc1を、側梁FR1に沿った形状とするための金型を準備する。型準備工程S04に続く装置準備工程S05では、大径管材TMa、中径管材TMb、及び小径管材TMc1に内圧を付与して金型に沿った形状と成すための加圧装置を準備する。
型準備工程S04で準備する金型及び装置準備工程S05で準備する加圧装置の一例を図5に示す。図5は、金型12,14及び加圧装置としての水供給シリンダー16,シリンダー18を示す断面図である。
金型12は、側梁FR1の上半分の形状を成す凹部121が形成されている。凹部121は、金型14との当接面122から彫り込まれるように形成されている。金型14は、側梁FR1の下半分の形状を成す凹部141が形成されている。凹部141は、金型12との当接面142から彫り込まれるように形成されている。
加圧装置としての水供給シリンダー16は、その内部に水路161が形成されている。シリンダー18は、水供給シリンダー16とは反対側に配置されるものである。水供給シリンダー16及びシリンダー18を挟み込むように、金型12と金型14とを当接させると、凹部121及び凹部141によって側梁FR1の外形に倣った内部空間が形成される。
図2に戻って説明を続ける。最外層形成工程S06では、側梁FR1の最も外側の層を形成する。図6は、最外層形成工程S06を説明するための図であって、(A)は金型12,14の内部に大径管材TMaを配置した図であり、(B)は大径管材TMa内部に圧力を付与した状態を示す図である。
図6の(A)に示すように、金型12,14を互いに当接させて閉じ、凹部121及び凹部141によって側梁FR1の外形に倣った内部空間を形成し、大径管材TMaを配置する。大径管材TMaを長手方向に挟むように、水供給シリンダー16とシリンダー18とを配置する。
続いて、図6の(B)に示すように、水供給シリンダー16の水路161から水を供給し、大径管材TMaの内部に水圧を付与する。大径管材TMaは、水圧によって凹部121及び凹部141によって形成される側梁FR1の外形に倣った内部空間に沿って広がり、側梁FR1の外形に倣った形状となる。この際に、水供給シリンダー16とシリンダー18とによって圧縮方向に力が加わっているので、大径管材TMaの厚みを略維持したまま側梁FR1の最外層FR1a(第一層)が形成される。
図2に戻って説明を続ける。最外層形成工程S06に続く中間層形成工程S07では、側梁FR1の最外層FR1aの内側に密接する層を形成する。図7は、中間層形成工程S07を説明するための図であって、(A)は金型12,14の内部に中径管材TMbを配置した図であり、(B)は中径管材TMb内部に圧力を付与した状態を示す図である。
図7の(A)に示すように、金型12,14を互いに当接させて閉じ、凹部121及び凹部141によって側梁FR1の外形に倣った内部空間を形成し、最外層FR1aの内側に中径管材TMbを配置する。中径管材TMbを長手方向に挟むように、水供給シリンダー16とシリンダー18とを配置する。
続いて、図7の(B)に示すように、水供給シリンダー16の水路161から水を供給し、中径管材TMbの内部に水圧を付与する。中径管材TMbは、水圧によって最外層FR1aの内側に沿って広がり、最外層FR1aに倣った形状となる。この際に、水供給シリンダー16とシリンダー18とによって圧縮方向に力が加わっているので、中径管材TMbの厚みを略維持したまま側梁FR1の中間層FR1b(第一層、第二層)が形成される。
図2に戻って説明を続ける。中間層形成工程S07に続く最内層形成工程S08では、側梁FR1の中間層FR1bの内側に密接する層を形成する。図8は、最内層形成工程S08を説明するための図であって、(A)は金型12,14の内部に小径管材TMcを配置した図であり、(B)は小径管材TMc内部に圧力を付与した状態を示す図である。
図8の(A)に示すように、金型12,14を互いに当接させて閉じ、凹部121及び凹部141によって側梁FR1の外形に倣った内部空間を形成し、中間層FR1bの内側に小径管材TMcを配置する。小径管材TMcを長手方向に挟むように、水供給シリンダー16とシリンダー18とを配置する。
続いて、図8の(B)に示すように、水供給シリンダー16の水路161から水を供給し、小径管材TMcの内部に水圧を付与する。小径管材TMcは、水圧によって中間層FR1bの内側に沿って広がり、中間層FR1bに倣った形状となる。この際に、水供給シリンダー16とシリンダー18とによって圧縮方向に力が加わっているので、小径管材TMcの厚みを略維持したまま側梁FR1の最内層FR1c(第二層)が形成される。
図8のA−A断面図を図9の(A)に、図8のB−B断面図を図9の(B)にそれぞれ示す。図9の(A)に示されるように、小径管材TMcの穴CHが形成されていなかった領域は、最外層FR1a、中間層FR1b、最内層FR1cが積層され、全周において略同じ厚みとなっている。
一方、図9の(B)に示されるように、小径管材TMcの穴CHが形成されていた領域には、凹部CHcが形成されている。凹部CHcは、小径管材TMcの穴CHが、小径管材TMcの膨張に伴って広がりながら中間層FR1bに当接することによって形成されるものである。従って、凹部CHcが形成されている領域は、側梁FR1の薄肉部となっている。
図2に戻って説明を続ける。最内層形成工程S08に続く接合工程S09では、最外層FR1aと、中間層FR1bと、最内層FR1cとを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する。具体的には、第一層である最外層FR1aと、最外層FR1aに対しては第二層として機能する中間層FR1bと、を溶接によって接合する。更に、第二層である最内層FR1cと、最内層FR1cに対しては第一層として機能する中間層FR1bと、を溶接によって接合する。
最外層FR1aと中間層FR1bとの溶接接合と、中間層FR1bと最内層FR1cとの溶接接合とは、同じ溶接作業によって同時に接合することが好ましいものである。また、溶接接合には、電子ビーム溶接やレーザービーム溶接といったエネルギービーム溶接を用いることが好ましいものである。
最外層FR1aと中間層FR1bとを溶接接合する部位、及び中間層FR1bと最内層FR1cとの溶接接合する部位は、側梁FR1の中立軸に沿った部位であることが好ましい。図10に示されるように、側梁FR1は、車体側からの荷重Ldを中央近傍で受けると共に、輪軸側からの反力Raを両端で受ける。そのため、側梁FR1は三点曲げのように大きな荷重が掛かるので、中立軸NL近傍で溶接することが好ましいものである。中立軸NL近傍で、最外層FR1aと中間層FR1bとを溶接接合し、中間層FR1bと最内層FR1cとを溶接接合することで、軸力が発生しない安定した部位での各層の接合を行うことができる。
具体的にどの部分で溶接接合するかについて、図11を参照しながら説明する。図11に示されるように、側梁FR1の溶接接合部位は、中立軸NLに沿った横接合部Whと、横接合部Whに交わるように形成された縦接合部Wvとが好ましい。中立軸NLに沿った横接合部Whに加えて、縦接合部Wvでも各層を接合するのは、最外層FR1aと中間層FR1bと最内層FR1cとをより強固に接合することで一体感を高め、重ね梁の問題を回避するためである。
図2に戻って説明を続ける。接合工程S09に続く枠形成工程S10では、一対の側梁FR1,FR1を横梁6によって連結して台車枠FRを形成する。図12に、台車枠FRの概略斜視図を示す。
図12に示されるように、台車枠FRは、一対の側梁FR1,FR1と、4つのばね帽FR2,FR2,FR2,FR2と、一対の横梁6,6と、一対の補強部8,8と、4つの支持部10,10,10,10と、を備える。図12において、x軸は鉄道車両の幅方向を示し、y軸は鉄道車両の長さ方向を示し、z軸方向は鉄道車両の高さ方向を示す。
一対の側梁FR1は、y軸方向に沿って延びるとともに、x軸方向に対向配置されている。各側梁FR1は、角筒状を呈している。各側梁FR1の中央部分には、x軸方向に貫通する2つの貫通孔3が形成される。
各側梁FR1の両端部には、ばね帽FR2がそれぞれ接合される。ばね帽FR2は、軸ばね(図1参照)を収容する部分である。ばね帽FR2は5つの面を有する箱体であって、z軸の負方向側に開口している。
一対の側梁FR1の間には、一対の円筒状の横梁6が接合される。横梁6はx軸方向に延びている。各横梁6の一端部は一方の側梁FR1の貫通孔3に挿通され、各横梁6の他端部は他方の側梁FR1の貫通孔3に挿通される。
横梁6と横梁6との間には、一対の角筒状の補強部8が接合される。各補強部8の一端部は一方の横梁6の周面と接合され、各補強部8の他端部は他方の横梁6の周面と接合される。
各横梁6には、支持部10が一対ずつ接合される。支持部10は、主電動機や歯車部材(ともに図示せず)を支持する部分である。支持部10は、各横梁6の周面に、側梁FR1の端部に向かって突出するように設けられる。
図2に戻って説明を続ける。枠形成工程S10に続く組立工程S11では、台車枠FRに輪軸WAを所定の間隔をおいて互いに並行に取り付けて台車RTを形成する(図1参照)。
上述したように本実施形態に係る台車RTは、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車である。台車RTは、一対の輪軸WAと、台車枠FRとを備えている。輪軸WAは、車輪と車軸とからなり、所定の間隔をおいて互いに平行に配置される。台車枠FRは、一対の輪軸WAを保持すると共に、車体の重量を一対の輪軸WAそれぞれを構成する車軸に伝えるものである。台車枠FRは、一対の輪軸WAが所定の間隔をおいて配置される進行方向に沿った一対の側梁FR1と、一対の側梁FR1を互いに連結する横梁6と、を有する。側梁FR1は、第一管材としての大径管材TMaによって形成される金属製の第一層である最外層FR1aと、第一層である最外層FR1aの内側に第二管材としての中径管材TMbによって形成される金属製の第二層である中間層FR1bと、を有する。また、第二管材として小径管材TMcを把握すれば、側梁FR1は、第一管材としての中径管材TMbによって形成される金属製の第一層である中間層FR1bと、第一層である中間層FR1bの内側に第二管材としての小径管材TMcによって形成される金属製の第二層である最内層FR1cと、を有する。
本実施形態に係る台車RTでは、台車枠FRを構成する側梁FR1を、第一管材(大径管材TMa、中径管材TMb)及び第二管材(中径管材TMb、小径管材TMc)によって形成しているので、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接接合する必要がなくなる。従って、筒状の側梁を形作る際の溶接工程が不要になるので、容易に側梁FR1を形成することができコストダウンに資することもできる。また、溶接した部分の欠陥を考慮する必要がなくなるので、第一層(最外層FR1a、中間層FR1b)及び第二層(中間層FR1b、最内層FR1c)からなる厚みを薄くしながらも、必要な強度は確保することができる。
更に本実施形態に係る台車RTでは、第一管材(大径管材TMa、中径管材TMb)及び第二管材(中径管材TMb、小径管材TMc)によって形成される金属製の第一層(最外層FR1a、中間層FR1b)及び第二層(中間層FR1b、最内層FR1c)を積層することで側梁FR1を形成しているので、第一層及び第二層それぞれは薄く形成することができる。従って、第一管材及び第二管材に薄肉の管材を用いることができ、それらを用いて金属製の第一層と金属製の第二層とをハイドロフォーミングといった内圧を付与する加工方法によって形成することができる。そのため、台車枠FRを構成する側梁FR1に求められる形状を、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接することなく容易に形成することができる。更には、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁を、管材を重ね合わせて厚みを確保するという簡単な手法で形成することができる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第一層と第二層とは側梁FR1の一端から他端に渡って重なり合うように積層されている。
このように、側梁FR1の一端から他端に渡って第一層と第二層とが重なり合うように構成しているので、側梁FR1の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保することができる。従って、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁FR1であっても、必要な強度を確実に確保することができる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第二層の一部である最内層FR1cに穴CHc(凹部)が形成されている。
このように、側梁FR1の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保する一方で、第二層の一部に穴CHc(凹部)を形成するという簡単な手法で容易に部分的な薄肉化加工を施すことができ、軽量化を図ったり必要な部位に薄肉部を形成したりすることができる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第二層の横梁6に相当する位置に穴CHc(凹部)が形成されていることも好ましい。
この好ましい態様によれば、横梁6に相当する位置における第二層に穴CHc(凹部)が形成されているので、側梁FR1の横梁6が取り付けられる位置を簡便な手法で薄肉化することができる。従って、側梁FR1の薄肉化した部分を取り除いて横梁6を取り付けることができ、側梁FR1への横梁6の取り付け加工が容易なものとなる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第一層と第二層とは、互いの相対的な位置が変化しないように接合されている。
このように、第一層と第二層とを互いの相対的な位置が変化しないように接合することで、側梁FR1に大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かっても、第一層と第二層とがずれることがない。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避し、第一層及び第二層の厚みを必要以上に厚くすることなく、大きな荷重を支えることができ、側梁FR1の軽量化を図ることができる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第一層と第二層とは、第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されている。
このように、電子ビーム溶接やレーザービーム溶接といったエネルギービーム溶接を用いることで、第一層と第二層とを接合する際の入熱を抑制して強度低下を抑制することができる。また、溶接後の冷却速度が十分に速いので、ハイドロフォーミングといった内圧付与加工を行って第一層及び第二層を形成した場合にも、その加工による加工硬化を阻害することがない。
また本実施形態に係る台車RTでは、第一層と第二層とは、少なくとも側梁FR1の一端近傍から他端近傍にかけて、側梁FR1の中立軸に沿って互いに溶接接合されている。
このように、第一層と第二層とを側梁FR1の中立軸に沿って互いに溶接接合しているので、側梁FR1に三点曲げのような荷重が加わっても、軸力が発生しないか発生しても極めて小さい領域で溶接接合している。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避すると共に、溶接接合部分における軸力の発生を抑制することで、溶接部分に不要な力が加わることなく、各層を一体化することができる。
また本実施形態に係る台車RTでは、第一層と第二層とは、更に、中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されている。
このように、第一層と第二層とを中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合しているので、第一層と第二層との一体感をより高めることができ、いわゆる重ね梁の状態となることをより確実に回避することができる。
本実施形態に係る台車RTの製造方法は、鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車の製造方法である。台車RTの製造方法は、(1)車輪と車軸とからなる少なくとも一対の輪軸WAを準備する輪軸準備工程S01と、(2)一対の輪軸WAを保持する台車枠FRを構成する一対の側梁FR1を形成するための、金属製の第一管材及び金属製の第二管材を準備する管材準備工程S02と、(3)第一管材及び第二管材を側梁FR1に沿った形状とするための型を準備する型準備工程S04と、(4)第一管材及び第二管材に内圧を付与して型に沿った形状と成すための加圧装置(水供給シリンダー16、シリンダー18)を準備する装置準備工程S05と、(5)第一管材を型の内部に配置し、加圧装置によって第一管材に内圧を付与して型に沿った形状と成して金属製の第一層を形成する第一形成工程としての最外層形成工程S06(中間層形成工程S07)と、(6)第二管材を第一層の内側に配置し、加圧装置によって第二管材に内圧を付与して第一層に密着させ金属製の第二層を形成する第二形成工程としての中間層形成工程S07(最内層形成工程S08)と、(7)第一層及び第二層を有する一対の側梁FR1を、横梁6によって連結して台車枠FRを形成する枠形成工程S10と、(8)台車枠FRに輪軸WAを所定の間隔をおいて互いに平行に取り付けて台車RTを形成する組立工程S11と、を備える。
本実施形態に係る台車RTの製造方法では、第一形成工程としての最外層形成工程S06(中間層形成工程S07)及び第二形成工程としての中間層形成工程S07(最内層形成工程S08)において、台車枠FRを構成する側梁FR1を、第一管材及び第二管材によって形成しているので、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接接合する必要がなくなる。従って、筒状の側梁を形作る際の溶接工程が不要になる(各層を一体化するための溶接工程は設けることが好ましい)ので、容易に側梁FR1を形成することができコストダウンに資することもできる。また、溶接した部分の欠陥を考慮する必要がなくなるので、第一層及び第二層からなる厚みを薄くしながらも、必要な強度は確保することができる。
更に本実施形態に係る台車RTの製造方法では、第一形成工程(最外層形成工程S06、中間層形成工程S07)及び第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)において、第一管材及び第二管材によって形成される金属製の第一層及び第二層を積層することで側梁FR1を形成しているので、第一層及び第二層それぞれは薄く形成することができる。従って、管材準備工程S02において準備する第一管材及び第二管材に薄肉の管材を用いることができる。そして、第一形成工程及び第二形成工程において、それらを用いて金属製の第一層と金属製の第二層とをハイドロフォーミングといった内圧を付与する加工方法によって形成することができる。そのため、台車枠FRを構成する側梁FR1に求められる形状を、板状の部品やプレスによって折り曲げた部品を組み合わせて溶接することなく容易に形成することができる。更には、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁FR1を、管材を重ね合わせて厚みを確保するという簡単な手法で形成することができる。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、管材準備工程S02において、略同じ長さの第一管材(大径管材TMa、中径管材TMb)及び第二管材(中径管材TMb、小径管材TMc)を準備し、第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)において、第二管材の一端及び他端を第一層の一端及び他端と揃えて配置し、加圧装置によって第二管材に内圧を付与して第一層に密着させ金属製の第二層を形成し、第一層と第二層とを、側梁FR1の一端から他端に渡って重なり合うように積層する。
このように、管材準備工程S02において、略同じ長さの第一管材及び第二管材を準備し、第二形成工程において、第二管材の一端及び他端を第一層の一端及び他端と揃えて配置し、加圧装置によって第二管材に内圧を付与して第一層に密着させ金属製の第二層を形成しているので、確実に側梁FR1の一端から他端に渡って第一層と第二層とが重なり合うように構成することができる。このように構成することで、側梁FR1の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保することができる。従って、大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かり高い強度が求められる側梁FR1であっても、必要な強度を確実に確保することができる。
また本実施形態に係る台車の製造方法では、管材準備工程S02と第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)との間に、第二管材の一部に穴を形成する穴形成工程S03を備えている。
このように、管材準備工程S2と第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)との間に、第二管材の一部に穴を形成する穴形成工程S03を備えるので、第二層の一部に容易に穴を形成することができる。従って、側梁FR1の全体に渡って比較的薄い金属層の積層によって厚みを確保する一方で、第二層の一部に穴を形成するという簡単な手法で容易に部分的な薄肉化加工を施すことができ、軽量化を図ったり必要な部位に薄肉部を形成したりすることができる。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、穴形成工程S03において、第二層の横梁6に相当する位置に穴が形成されるように、第二管材の一部に穴を形成することも好ましい。
この好ましい態様によれば、穴形成工程S03において、第二層の横梁に相当する位置に穴が形成されるように、第二管材の一部に穴を形成するので、横梁6に相当する位置における第二層に容易に穴を形成することができる。そのため、側梁FR1の横梁6が取り付けられる位置を簡便な手法で薄肉化することができる。従って、枠形成工程S10において側梁FR1の薄肉化した部分を取り除いて横梁6を取り付けることができ、側梁FR1への横梁6の取り付け加工が容易なものとなる。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)と枠形成工程S10との間に、第一層と第二層とを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する接合工程S09を備えている。
このように、第二形成工程(中間層形成工程S07、最内層形成工程S08)と枠形成工程S10との間に、第一層と第二層とを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する接合工程S09を備えるので、第一層と第二層とを互いの相対的な位置が変化しないように接合することができる。そのため、側梁FR1に大きな荷重が三点曲げのような状態で掛かっても、第一層と第二層とがずれることがない。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避し、第一層及び第二層の厚みを必要以上に厚くすることなく、大きな荷重を支えることができ、側梁FR1の軽量化を図ることができる。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、接合工程S09において、第一層と第二層とは、第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されている。
このように、接合工程S09において電子ビーム溶接やレーザービーム溶接といったエネルギービーム溶接を用いることで、第一層と第二層とを接合する際の入熱を抑制して強度低下を抑制することができる。また、溶接後の冷却速度が十分に速いので、ハイドロフォーミングといった内圧付与加工を行って第一層及び第二層を形成した場合にも、その加工による加工硬化を阻害することがない。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、接合工程S09において、第一層と第二層とは、少なくとも側梁FR1の一端近傍から他端近傍にかけて、側梁FR1の中立軸に沿って互いに溶接接合されている。
このように、接合工程S09において第一層と第二層とを側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合しているので、側梁FR1に三点曲げのような荷重が加わっても、軸力が発生しないか発生しても極めて小さい領域で溶接接合している。従って、いわゆる重ね梁の状態となることを確実に回避すると共に、溶接接合部分における軸力の発生を抑制することで、溶接部分に不要な力が加わることなく、各層を一体化することができる。
また本実施形態に係る台車RTの製造方法では、接合工程S09において、第一層と第二層とは、更に、中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されている。
このように、接合工程S09において第一層と第二層とを中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合しているので、第一層と第二層との一体感をより高めることができ、いわゆる重ね梁の状態となることをより確実に回避することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
RT:台車
PS:まくらばね
FR:台車枠
FR1:側梁(台車枠)
FR1a:最外層
FR1b:中間層
FR1c:最内層
FR2:ばね帽(台車枠)
WA:輪軸
BE:軸受
BS:軸ばね
AB1:軸箱体
AB2:アーム部
GB:緩衝ゴム
TMa:大径管材
TMb:中径管材
TMc:小径管材
CH:穴
12:上金型
121:凹部
122:当接面
14:下金型
141:凹部
142:当接面
16:水供給シリンダー
161:水路
18:シリンダー
3:貫通穴
6:横梁
8:補強部
10:支持部
Wh:横接合部
Wv:縦接合部

Claims (16)

  1. 鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車であって、
    車輪と車軸とからなり、所定の間隔をおいて互いに平行に配置される少なくとも一対の輪軸と、
    前記一対の輪軸を保持すると共に、前記車体の重量を前記一対の輪軸それぞれを構成する前記車軸に伝える台車枠と、を備え、
    前記台車枠は、
    前記一対の輪軸が所定の間隔をおいて配置される進行方向に沿った一対の側梁と、
    前記一対の側梁を互いに連結する横梁と、を有し、
    前記側梁は、第一管材によって形成される金属製の第一層と、前記第一層の内側に第二管材によって形成される金属製の第二層とを少なくとも有することを特徴とする台車。
  2. 前記第一層と前記第二層とは前記側梁の一端から他端に渡って重なり合うように積層されていることを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記第二層の一部に穴が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の台車。
  4. 前記第二層の前記横梁に相当する位置に前記穴が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の台車。
  5. 前記第一層と前記第二層とは、互いの相対的な位置が変化しないように接合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の台車。
  6. 前記第一層と前記第二層とは、前記第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されていることを特徴とする請求項5に記載の台車。
  7. 前記第一層と前記第二層とは、少なくとも前記側梁の一端近傍から他端近傍にかけて、前記側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合されていることを特徴とする請求項6に記載の台車。
  8. 前記第一層と前記第二層とは、更に、前記中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されていることを特徴とする請求項7に記載の台車。
  9. 鉄道車両の車体の下部に回動可能なように取り付けられる台車の製造方法であって、
    車輪と車軸とからなる少なくとも一対の輪軸を準備する輪軸準備工程と、
    前記一対の輪軸を保持する台車枠を構成する一対の側梁を形成するための、金属製の第一管材及び金属製の第二管材を準備する管材準備工程と、
    前記第一管材及び前記第二管材を前記側梁に沿った形状とするための型を準備する型準備工程と、
    前記第一管材及び前記第二管材に内圧を付与して前記型に沿った形状と成すための加圧装置を準備する装置準備工程と、
    前記第一管材を前記型の内部に配置し、前記加圧装置によって前記第一管材に内圧を付与して前記型に沿った形状と成して金属製の第一層を形成する第一形成工程と、
    前記第二管材を前記第一層の内側に配置し、前記加圧装置によって前記第二管材に内圧を付与して前記第一層に密着させ金属製の第二層を形成する第二形成工程と、
    前記第一層及び前記第二層を有する前記一対の側梁を、横梁によって連結して台車枠を形成する枠形成工程と、
    前記台車枠に前記輪軸を所定の間隔をおいて互いに平行に取り付けて前記台車を形成する組立工程と、を備えることを特徴とする台車の製造方法。
  10. 前記管材準備工程において、略同じ長さの前記第一管材及び前記第二管材を準備し、
    前記第二形成工程において、前記第二管材の一端及び他端を前記第一層の一端及び他端と揃えて配置し、前記加圧装置によって前記第二管材に内圧を付与して前記第一層に密着させ金属製の第二層を形成し、
    前記第一層と前記第二層とを、前記側梁の一端から他端に渡って重なり合うように積層することを特徴とする請求項9に記載の台車の製造方法。
  11. 前記管材準備工程と前記第二形成工程との間に、前記第二管材の一部に穴を形成する穴形成工程を備えることを特徴とする請求項10に記載の台車の製造方法。
  12. 前記穴形成工程において、前記第二層の前記横梁に相当する位置に前記穴が形成されるように、前記第二管材の一部に穴を形成することを特徴とする請求項11に記載の台車の製造方法。
  13. 前記第二形成工程と前記枠形成工程との間に、前記第一層と前記第二層とを、互いの相対的な位置が変化しないように接合する接合工程を備えることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の台車の製造方法。
  14. 前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、前記第一層側からエネルギービーム溶接によって溶接接合されることを特徴とする請求項13に記載の台車の製造方法。
  15. 前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、少なくとも前記側梁の一端近傍から他端近傍にかけて、前記側梁の中立軸に沿って互いに溶接接合されることを特徴とする請求項14に記載の台車の製造方法。
  16. 前記接合工程において、前記第一層と前記第二層とは、更に、前記中立軸に交わる縦方向に沿っても互いに溶接接合されることを特徴とする請求項15に記載の台車の製造方法。
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