JP2011245795A - インクジェットヘッドおよびそれを具備するインクジェット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環型インクジェットにおいて、スムーズなインクの循環と、強いインクの吐出力とを両立させること。
【解決手段】インクを吐出するためのノズルを有する底面と、上面とを有する圧力室と、前記圧力室に連通し、前記圧力室に供給されるインクが流れる供給流路と、前記圧力室に連通し、前記圧力室から排出されるインクが流れる排出流路と、前記圧力室内の上面を振動させる可動面を有し、前記圧力室に圧力を供給する第1ピエゾ素子および第2ピエゾ素子と、を有するインクジェットヘッドであって、前記第1ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記供給流路側に配置され、前記第2ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記排出流路側に配置される、インクジェットヘッド。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットヘッド、およびそれを具備するインクジェット装置に関する。
ドロップオンデマンド型のインクジェットヘッドは、入力信号に応じて必要なときに必要な量のインクを塗布することができるインクジェットヘッドとして知られている。特に圧電(ピエゾ)方式のドロップオンデマンド型インクジェットヘッドは、幅広い種類のインクを、細かく制御しながら塗布することができることから、現在積極的に開発が行われている。ピエゾ方式のドロップオンデマンド型インクジェットヘッドは、一般的に、インク供給流路と、供給流路に接続し、ノズルを有する複数の圧力室と、圧力室内に充填されたインクに圧力を加えるピエゾ素子と、を有する。
ピエゾ方式のインクジェットヘッドでは、ピエゾ素子に駆動電圧を印加することによって生じるピエゾ素子の機械的歪みにより、圧力室内のインクに圧力を加えて、ノズルからインクを吐出する。ピエゾ方式のインクジェットヘッドは、圧電素子の歪み方によって、シェアモード型、プッシュモード型、ベンドモード型の3つのタイプに大別できる。特に積層構造のピエゾ素子を用いるベンドモードは、低い電圧で強い力を生み出せることから、有機ELディスプレイや液晶パネルなどの電子デバイスの製造用に開発が期待されている(例えば特許文献1参照)。
図1は特許文献1に記載されたインク循環型のインクジェットヘッドの断面図である。図1に示されるように、特許文献1に記載されたインクジェットヘッド25は、圧力室25hと、圧力室25hに供給するためのインクが流れるインク供給流路25gと、圧力室25hから排出されたインクが流れるインク排出流路25iと、を有する。
圧力室25hは、ノズル25dが形成された底面と、ピエゾ素子25eによって振動される上面とを有する。
インクは、インク供給流路25gからインク入口孔25fを通って圧力室25h内に流入し、さらにインク出口孔25jを通って排出流路25iまで流れる。このため、圧力室25h内には常に新しいインクが供給される。圧力室25h内に常に新しいインクを供給することで、圧力室25h内のインクのよどみやエアーの混入などによるインクの吐出不良を防止することができる。
このような構造を有するインクジェットヘッド1のピエゾ素子25eに駆動電圧を加えると、ピエゾ素子25eが振動し、圧力室25h内のインクに圧力が供給される。圧力室25h内に圧力が供給されると、ノズル25dからインクが吐出される。
特開2009−160807号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような循環型インクジェットヘッドでは、ピエゾ素子の駆動によって生じた圧力波がインク入口孔25fおよびインク出口孔25jの2箇所に逃げてしまい、充分な吐出力が得られなかった。
この問題を解決するために、インク入口孔25fおよびインク出口孔25jの径を小さくしたり、圧力室の高さや幅を減少させたりして、ピエゾ素子の駆動によって生じた圧力波がインク入口孔25fおよびインク出口孔25jに逃げにくくすることも考えられる。
しかしながら、インク入口孔25fおよびインク出口孔25jの径を小さくしたり、圧力室の高さや幅を減少させたりすると、圧力室内をインクがスムーズに流れることができなくなり、特にインクが高粘度のインクを用いる場合、圧力室内でインクがよどんだり、混入したエアーを取り除けなかったりする恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、圧力室内をインクが循環する循環型インクジェットにおいて、スムーズなインクの循環と、強いインクの吐出力とを両立させることを目的とする。
本発明の第1は以下に示すインクジェットヘッドに関する。
[1]インクを吐出するためのノズルを有する底面と、前記底面と対向する上面とを有する圧力室と、前記圧力室に連通し、前記圧力室に供給されるインクが流れる供給流路と、前記圧力室に連通し、前記圧力室から排出されるインクが流れる排出流路と、前記圧力室内の上面を振動させる可動面を有し、前記圧力室内のインクに圧力を供給する第1ピエゾ素子および第2ピエゾ素子と、を有するインクジェットヘッドであって、前記第1ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記供給流路側に配置され、前記第2ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記排出流路側に配置される、インクジェットヘッド。
[2]前記インクが吐出される方向と平行で、かつ、前記ノズルの中心を通るノズル軸と、前記第1ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、1mm以下であり、前記ノズル軸と、前記第2ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、1mm以下である、[1]に記載のインクジェットヘッド。
[3]前記圧力室の上面のうち、前記第1ピエゾ素子の可動面によって振動される領域は、前記ノズルに対向するように前記ノズル軸に対して傾き、前記圧力室の上面のうち、前記第2ピエゾ素子の可動面によって振動される領域は、前記ノズルに対向するように前記ノズル軸に対して傾く、[2]に記載のインクジェットヘッド。
[4]前記第2ピエゾ素子が供給する圧力は、前記第1ピエゾ素子が供給する圧力よりも大きい、[1]または[2]に記載のインクジェットヘッド。
[5]前記ノズル軸と、前記第2ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、前記ノズル軸と、前記第1ピエゾ素子の可動面の中心との距離よりも小さい[2]に記載のインクジェットヘッド。
本発明の第2は以下に示すインクジェット装置に関する。
[6][1]〜[5]のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドを具備するインクジェット装置。
本発明によれば、スムーズなインクの循環と、強いインクの吐出力とを両立させることができる。このため、本発明によれば、高粘度のインクを用いても吐出不良が少ないインクジェットヘッドを提供することができる。
特許文献1に開示されたインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態1のインクジェットヘッドの斜視図 本発明の実施の形態1のインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態1のインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態1のインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態2のインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態3のインクジェットヘッドの断面図 本発明の実施の形態4のインクジェットヘッドの断面図 ノズル軸とピエゾ素子との距離と、吐出圧力との関係を示すグラフ
1.本発明のインクジェットヘッドについて
本発明のインクジェットヘッドは、圧力室と、インク供給流路と、インク排出流路と、ピエゾ素子と、を有する。インク供給流路から圧力室へインクが供給され、供給されたインクの一部はノズルから吐出され、残部はインク排出流路に排出される。このように、本発明のインクジェットヘッドは、インクが循環するタイプの、いわゆる循環型のインクジェットヘッドである。以下それぞれの構成要素について説明する。
1)圧力室
圧力室は、ノズルから吐出させるインクを収容するための空間である。圧力室はノズルを有する底面と、底面と対向し、かつ後述するピエゾ素子によって振動される上面とを有する。圧力室の上面はダイヤフラムから構成されてもよい。圧力室に収容されるインクの種類は、特に限定されず、製造物の種類によって適宜選択される。たとえば、製造物が有機ELパネルである場合、圧力室に収容されるインクの例には、発光材料などの有機発光物質を含む溶液が含まれる。
ノズルとは圧力室からインクを吐出するための吐出孔である。インクジェットヘッドは、1つの圧力室に対して、1つのノズルを有する。圧力室内のインクは、ノズル内部を通り、外部に吐出される。ノズルの径は、特に限定されず、例えば10〜100μm程度であればよい。
上述のように圧力室は、インク供給流路およびインク排出流路に連通する。1のインク供給流路およびインク排出流路に接続する圧力室の最大数は、通常1024個である。
圧力室は、インク入口孔を介してインク供給流路に連通し、インク出口孔を介してインク排出流路と連通している。したがって、インクは、インク供給流路からインク入口孔を通って、圧力室内に流入し、そしてインク出口孔を通ってインク排出流路まで流れる(図5A参照)。これにより圧力室内には常に新しいインクが供給される。圧力室内に常に新しいインクを供給することで、圧力室内のインクのよどみやエアーの混入などによるインクの吐出不良を防止することができる。
圧力室の形状は特に限定されないが、圧力室内をインクがスムーズに流れることができるように直方体状の空間であることが好ましい。
また、高粘度のインクであっても圧力室内をスムーズに流れることができるように、インク入口孔、インク出口孔、圧力室の幅および高さは充分に大きいことが好ましい。より具体的には、インク入口孔の径は、20〜1000μmであり、インク出口孔の径は20〜1000μmであり、圧力室の幅は50〜300μmであり、圧力室の高さは50〜300μmであることが好ましい(図3参照)。
2)インク供給流路
インク供給流路は、圧力室に供給するインクが流れる流路である。インク供給流路は、外部からインクが供給される導入口を有する。インク供給流路には、インクの流れに沿って、複数の圧力室が接続している。インク供給流路に供給されるインク供給量は、特に限定されず、数ml/minであっても、それ以上であってもよい。
3)インク排出流路
インク排出流路は、圧力室から排出されたインクが流れる流路である。インク排出流路は、外部にインクを排出するための排出口を有する。インク排出流路には、インクの流れに沿って、複数の圧力室が接続している。
4)ピエゾ素子
ピエゾ素子とは、電圧が加えられると収縮する素子である。ピエゾ素子は、伸縮することで圧力室の上面を振動させ、圧力室内のインクに圧力を供給する。圧力室の上面を振動させるピエゾ素子の面を「可動面」とも称する。圧力室の上面がダイヤフラムから構成される場合、ピエゾ素子の可動面は、ダイヤフラムを振動させる面である(図6参照)。一方、圧力室の上面がダイヤフラムから構成されない場合、ピエゾ素子の可動面は、圧力室の上面の一部を構成してもよい(図4参照)。
ピエゾ素子は、薄膜ピエゾ素子と積層ピエゾ素子とに分類されうる。本発明のインクジェットヘッドに含まれるピエゾ素子は、そのいずれでもよいが、高粘度のインクを吐出する場合には、積層ピエゾ素子を用いることが好ましい。積層ピエゾ素子による吐出力は、薄膜ピエゾ素子による吐出力よりも大きいからである。
本発明のインクジェットヘッドは、1の圧力室に対して2つのピエゾ素子を有することを特徴とする。より具体的には、本発明の液低吐出ヘッドは、ノズルよりもインク供給流路側に配置された第1ピエゾ素子と、ノズルよりもインク排出流路側に配置された第2ピエゾ素子とを有する。本発明の効果を損なわない限り、インクジェット装置は、第1ピエゾ素子および第2ピエゾ素子以外のピエゾ素子を有していてもよい。
本発明では、第1ピエゾ素子の駆動によって生じる圧力波と、第2ピエゾ素子の駆動によって生じる圧力波とをノズルの近傍で重ねることで、強い吐出力を得ることを特徴とする。
ここで、「ノズルよりもインク供給流路側に配置された」とは、ノズルからインクが吐出される方向と平行であって、かつノズルを通る線(以下「ノズル軸」とも称する)と、インク供給流路との間に配置されることを意味する。同様に「ノズルよりもインク排出流路側に配置された」とは、ノズル軸とインク排出流路との間に配置されることを意味する。
ノズル軸と第1ピエゾ素子の可動面の中心との距離(以下単に「ノズル軸と第1ピエゾ素子との距離」とも称する」)は1mm以下であり、0.2〜0.5mmであることが好ましい。同様にノズル軸と第2ピエゾ素子の可動面の中心との距離(以下単に「ノズル軸と第2ピエゾ素子との距離」とも称する」)は1mm以下であり、0.2〜0.5mmであることが好ましい。
このよう第1ピエゾ素子と第2ピエゾ素子とを配置することで、第2ピエゾ素子からの圧力波と、第2ピエゾ素子からの圧力波とをノズル近傍で重ね合わせることができ、第1ピエゾ素子からの圧力波と、第2ピエゾ素子からの圧力波とが重なった強い圧力波でインクを吐出することができる。
このとき、ノズル近傍で重なる第1ピエゾ素子からの圧力波と、第1ピエゾ素子からの圧力波とで強度がばらつくと、ノズルからインクを垂直方向に吐出できなくなり、インクの吐出方向が不安定になる。このため、インクの吐出方向を垂直方向に安定させるためには、ノズル近傍に達した第1ピエゾ素子からの圧力波の強度と、ノズル近傍に達した第2ピエゾ素子からの圧力波の強度とを同程度にすることが求められる。
一方本発明では、上述のようにインクが圧力室内をインク供給流路からインク排出流路に向かって流れる。すなわち、ノズルよりもインク排出流路側に設けられた第2ピエゾ素子からノズルに向かう圧力波は、圧力室内をインクが流れる方向に対向する。このため、第2ピエゾ素子からのノズルに向かう圧力波は、圧力室内のインクの流れによって減衰される。したがって、本発明では、ノズル近傍に達した第2ピエゾ素子からの圧力波の強度は、ノズル近傍に達した第1ピエゾ素子からの圧力波の強度よりも弱くなり、インクの吐出方向が不安定になる恐れがある。
このため本発明では、第2ピエゾ素子から圧力波が、第1ピエゾ素子からの圧力波の強度よりも弱くなることを防止するため、第2ピエゾ素子が供給する圧力を、第1ピエゾ素子が供給する圧力よりも大きくしたり、ノズル軸と第2ピエゾ素子との距離を、ノズル軸と第1ピエゾ素子との距離よりも小さくしたりすることが好ましい。
第2ピエゾ素子が供給する圧力を、第1ピエゾ素子が供給する圧力よりも大きくするには、第2ピエゾ素子に加える駆動電圧を、第1ピエゾ素子に加える駆動電圧よりも高くしたり、第2ピエゾ素子の可動面を第1ピエゾ素子の可動面よりも大きくすればよい(実施の形態4参照)。
また、圧力室の上面のうち、第1ピエゾ素子の可動面によって振動される領域(以下単に「第1ピエゾ素子の可動面によって振動される上面」とも称する)は、ノズルに対向するようにノズル軸に対して傾き;圧力室の上面のうち、第2ピエゾ素子の可動面によって振動される領域(以下単に「第2ピエゾ素子の可動面によって振動される上面」とも称する)は、ノズルに対向するようにノズル軸に対して傾くことが好ましい(実施の形態2および実施の形態3参照)。
ピエゾ素子の可動面によって振動される上面をノズルに対向するようにノズル軸に対して傾けることで、ピエゾ素子の駆動によって生じる圧力波を無駄なくノズル側に向かわせることができ、より高い吐出力が得られる。
このように本発明では、第1ピエゾ素子からの圧力波と、第2ピエゾ素子からの圧力波とをノズル近傍で重ね合わせることができ、第1ピエゾ素子からの圧力波と、第2ピエゾ素子からの圧力波とが重なった強い圧力波でインクを吐出することができる。このため、本発明では圧力室内をインクがスムーズに流れることができるように、インク入口孔、インク出口孔、圧力室の幅および高さは充分に大きくしたとしても、強い吐出力を確保することができる。このように、本発明によれば、循環型のインクジェットヘッドにおいてスムーズなインクの流れと、高い吐出力とを両立させることができる。
2.本発明のインクジェットヘッド装置について
本発明のインクジェット装置は、前述のインクジェットヘッドを具備することを特徴とするが、それ以外は公知のインクジェット装置の部材を適宜有する。例えば、インクジェットヘッドを固定する部材や、インクを塗布する対象物を載置して移動するための移動ステージなどを有する。
インクジェット装置は、インク循環装置を具備する。インク循環装置は、インクに駆動圧力を供給することでインクを循環させる。インクに駆動圧力を供給するには、ポンプを用いてもよいが、圧縮空気を利用して圧力を供給するレギュレータを用いることが好ましい。レギュレータを用いることで駆動圧力が一定になり、インクの循環速度が安定するからである。
インクジェット装置は、インクジェットヘッドのインクを、装置作動中に絶えず循環させてもよいし、断続的に循環させてもよい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、本発明はこれらの実施の形態により限定されない。
[実施の形態1]
図2は、本発明の実施の形態1のインクジェットヘッド100の斜視図である。図2に示されるようにインクジェットヘッド100は、圧力室110と、インク供給流路101と、インク排出流路102と、を有する。
インク供給流路101はインク導入口103を有する。また、インク排出流路102は、インク排出口104を有する。
図3Aは、図2に示されたインクジェットヘッド100のA線による断面図である。図3Bは、図2に示されたインクジェットヘッド100のB線による断面図である。図4は、図2に示されたインクジェットヘッド100のC線による断面図である。
図3A、図3Bおよび図4に示されるように、圧力室110は直方体状の空間である。圧力室110は、インク入口孔113を介してインク供給流路101に連通し、インク出口孔115を介してインク排出流路102に連通している。また圧力室110は、ノズル111を有する底面と、ピエゾ素子に振動される上面とを有する。ノズル111は、圧力室110の底面の中心に位置することが好ましい。
図3Aおよび図3Bに示されるように、圧力室110の寸法は、長さLが300〜4000μmであり、幅wが50〜300μmであり、高hが50〜300μmであることが好ましい。
また、図4に示されるようにインク入口孔113の径113Φは20〜1000μmであり、インク出口孔115の径115Φは、20〜1000μmである。
このように、圧力室110やインク入口孔113、インク出口孔115の寸法を調節することで、インクが圧力室110をスムーズに流れることができる。
図4に示されるように、インクジェットヘッド100は、圧力室110の上面を振動させる第1ピエゾ素子121と第2ピエゾ素子122とを有する。本実施の形態では、第1ピエゾ素子121および第2ピエゾ素子122は積層ピエゾ素子である。第1ピエゾ素子121および第2ピエゾ素子122の可動面は、圧力室110の上面の一部を構成する。また、本実施の形態では、第1ピエゾ素子121の可動面の大きさと第2ピエゾ素子122の大きさとは同じである。
インクの吐出方向に平行でかつノズルの中心を通る線X(以下単に「ノズル軸X」とも称する)と、第1ピエゾ素子121の可動面の中心との距離d1(以下単に「ノズル軸Xと第1ピエゾ素子121との距離d1」とも称する)およびノズル軸Xと第2ピエゾ素子122の可動面の中心との距離d2(以下単に「ノズル軸Xと第2ピエゾ素子122との距離d2」とも称する)は1mm以下であることが好ましく、0.2〜0.5mmであることが特に好ましい。
ノズル軸Xと第1ピエゾ素子121との距離d1とノズル軸Xと第2ピエゾ素子122との距離d2とは同じであってもよいが、ノズル軸Xと第2ピエゾ素子122との距離d2は、ノズル軸Xと第1ピエゾ素子121との距離d1よりも小さくてもよい。
次に、図5Aおよび図5Bを用いて実施の形態1のインクジェットヘッド100の動作について説明する。
まず、インクタンク105からインク供給流路101にインクを供給する。インクタンク105は圧力調節機構を有することが好ましい。インクタンクが圧力調節機構を有することで、インクタンク内のインクが消費され、インクタンク内のインク液面が下がっても、インクタンクからインク供給流路101にインクを一定の圧力で供給することができる。圧力調節機構は、インクタンクの高さを調節し、インク液面の高さを一定にすることで、供給されるインクの圧力を一定にしてもよい。
インク供給流路101に供給されたインクは、インク入口孔113を通って各圧力室110に供給される(図5A参照)。圧力室110に供給されたインクは、さらにインク出口孔115を通ってインク排出流路102に排出される。このため、圧力室110内をインク入口孔113からインク出口孔115に向かってインクが流れる。これにより、圧力室110内には常に新しいインクが供給される。上述のように本実施の形態は、インクがスムーズに流れることができるよう、圧力室110やインク入口孔113、インク出口孔115の寸法が調節されているので、高粘度のインクであっても圧力室110をスムーズに流れることができる。
次に、第1ピエゾ素子121および第2ピエゾ素子122に駆動電圧を加える。第1ピエゾ素子121に加える駆動電圧と、第2ピエゾ素子122に加える駆動電圧とは同じであってもよいが、第2ピエゾ素子122に加える駆動電圧は、第1ピエゾ素子121に加える駆動電圧よりも高くでもよい。図5Bに示されるように、第1ピエゾ素子121の駆動により圧力波W1が発生し、第2ピエゾ素子122の駆動により圧力波W2が発生する。
第1ピエゾ素子121からの圧力波W1と、第2ピエゾ素子122からの圧力波W2とは、ノズル111近傍で重なり、圧力波W3を生じさせる。圧力室内のインクは強い圧力波W3によってノズルから吐出される。このように、本実施の形態では、第1ピエゾ素子121からの圧力波W1と、第2ピエゾ素子122からの圧力波W2とを重ね合わせることで、ひとつのピエゾ素子では得られない強い吐出力を得ることができる。このため、仮に圧力波の一部がインク入口孔113やインク出口孔115に逃げたとしても充分な吐出力を確保することができる。
また、上述のように圧力室110内では、インクがンク入口孔113からにインク出口孔115に向かって流れる。このため、インクが流れる方向に対向する第2ピエゾ素子122からの圧力波W2は、インクの流れによって減衰し、第2ピエゾ素子122からの圧力波W2が第1ピエゾ素子121からの圧力波W1よりも弱くなる恐れがある。しかし、上述のようにノズル軸Xと第2ピエゾ素子122との距離d2を、ノズル軸Xと第1ピエゾ素子121との距離d1よりも小さくしたり、第2ピエゾ素子122に加える駆動電圧を、第1ピエゾ素子121に加える駆動電圧よりも高くしたりすることで、第2ピエゾ素子122からの圧力波W2が第1ピエゾ素子121からの圧力波W1よりも弱くなることを防止でき、インクの吐出方向を垂直方向(ノズル軸X方向)に安定させることができる。
このように、本実施の形態によれば、循環型のインクジェットヘッドにおいてスムーズなインクの流れと、高い吐出力とを両立させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、ピエゾ素子によって振動される圧力室の上面がノズル軸に対して傾けられている形態について説明する。
図6Aおよび図6Bは、実施の形態2のインクジェットヘッド200の断面図である。実施の形態1のインクジェットヘッド100と同一の構成要素については、同一の符号を付し説明を省略する。
図6Aでは、ピエゾ素子の可動面は、圧力室110の上面の一部を構成し、図6Bでは、ダイヤフラム127が圧力室110の上面を構成する。図6Aおよび図6Bに示されるようにインクジェットヘッド200では、ピエゾ素子によって振動される圧力室110の上面は、ノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾けられている。
図6Aのインクジェットヘッド200では、セラミックなどからなる三角柱123が第1ピエゾ素子221および第2ピエゾ素子222に取り付けられている。これにより第1ピエゾ素子221の可動面がノズル111に対向するように、ノズル軸Xに対して傾けられ;第2ピエゾ素子222の可動面がノズル111に対向するように、ノズル軸Xに対して傾けられている。
一方図6Bのインクジェットヘッド200では、圧力室110の上面を構成するダイヤフラム127のうちピエゾ素子によって振動される領域に、三角柱状の突起125を設けている。これにより第1ピエゾ素子221の可動面がノズル111に対向するように、ノズル軸Xに対して傾けられ;第2ピエゾ素子222の可動面がノズル111に対向するように、ノズル軸Xに対して傾けられている。ダイヤフラム127は、例えばニッケルや銅、ステンレス、ポリイミド樹脂などからなる薄膜で構成される。
このように、ピエゾ素子によって振動される圧力室110の上面を、ノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾けることで、ピエゾ素子の駆動によって生じる圧力波を無駄なくノズル側に向かわせることができ、より高い吐出力が得られる。
[実施の形態3]
実施の形態2では、ピエゾ素子によって振動される圧力室の上面が予めノズル軸に対して傾けられている形態について説明した。実施の形態3では、ピエゾ素子の駆動時にのみ圧力室の上面がノズル軸に対して傾く形態について説明する。
図7Aは、実施の形態3のインクジェットヘッド300の断面図である。実施の形態1のインクジェットヘッド100と同一の構成要素については、同一の符号を付し説明を省略する。図7Aに示されるようにインクジェットヘッド300は、第1ピエゾ素子321および第2ピエゾ素子322を有する。
図7Bは、第1ピエゾ素子321および第2ピエゾ素子322に駆動電圧を印加したときの様子を示す。図7Bに示されるように、第1ピエゾ素子321に印加したとき、第1ピエゾ素子321のインク入口孔113側の領域の高さの増加率は、第1ピエゾ素子321のノズル111側の領域の高さの増加率よりも大きい。このため、第1ピエゾ素子321のインク入口孔113側の高さのみが増加し、第1ピエゾ素子321のノズル111側の高さが増加せず、圧力室110の上面の一部を構成する第1ピエゾ素子321の可動面がノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾く。
同様に、第2ピエゾ素子322に印加したとき、第2ピエゾ素子322のインク出口孔115側の領域の高さの増加率は、第1ピエゾ素子322のノズル111側の領域の高さの増加率よりも大きい。このため、第1ピエゾ素子322のインク出口孔115側の高さのみが増加し、第2ピエゾ素子322のノズル111側の高さが増加せず、圧力室110の上面の一部を構成する第2ピエゾ素子322の可動面がノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾く。
このように、駆動時にピエゾ素子の可動面をノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾けるには、ピエゾ素子のノズル111側の領域の圧電効果を抑制すればよい。
このように、ピエゾ素子によって振動される圧力室110の上面を、ノズル111に対向するようにノズル軸Xに対して傾けることで、ピエゾ素子の駆動によって生じる圧力波を無駄なくノズル側に向かわせることができ、より高い吐出力が得られる。
[実施の形態4]
実施の形態1〜3では、ピエゾ素子の可動面の面積が同じである形態について説明した。実施の形態4では、第2ピエゾ素子の可動面の方が、第1ピエゾ素子の可動面よりも大きい形態について説明する。
図8は、実施の形態4のインクジェットヘッド400の断面図である。実施の形態1のインクジェットヘッド100と同じである。インクジェットヘッド100と同一の構成要素については、同一の符号を付し説明を省略する。
図8に示されるように、実施の形態4のインクジェットヘッド400では、第2ピエゾ素子422の可動面が第1ピエゾ素子121の可動面よりも大きい。具体的には、第1ピエゾ素子121の可動面の面積は20000〜450000μmであり、第2ピエゾ素子422の可動面の面積は20000〜500000μmであることが好ましい。
圧力室110内では、インクがインク入口孔113からにインク出口孔115に向かって流れる(図5A参照)。このため、インクが流れる方向に対向する第2ピエゾ素子422からの圧力波は、インクの流れによって減衰し、第2ピエゾ素子422からの圧力波が第1ピエゾ素子121からの圧力波よりも弱くなる恐れがある。しかし、本実施の形態のように第2ピエゾ素子の可動面を大きくすることで、第2ピエゾ素子からの圧力波の強さを向上させることができる。これにより、第2ピエゾ素子422からの圧力波が第1ピエゾ素子121からの圧力波よりも弱くなることを防止でき、インクの吐出方向を垂直方向(ノズル軸X方向)に安定させることができる。
[実験例]
実験例では、実施の形態1のインクジェットヘッドにおいてノズル軸とピエゾ素子との最適距離を導き出したシミュレーション実験について説明する。
シミュレーション用のプログラムとしてANSYS社の熱流体解析ソフトウェア「FLUENT」を用いた。
次にシミュレーションにおける各種パラメータについて説明する。図3Aおよび図3Bに示される圧力室110の長さLを2000μm、幅wを120μm、高hを50μmと設定した。また、圧力室110に収容されるインクの粘度を10Pa・sと設定した。また、インク吐出時の第1ピエゾ素子121および第2ピエゾ素子122の伸縮速度を0.1m/s、伸長距離を0.1μmと設定した。
そして、図4に示された第1ピエゾ素子121とノズル軸Xとの距離d1および第2ピエゾ素子122とノズル軸Xとの距離d2を0〜1mmの変数とした。本実験例では、第1ピエゾ素子121とノズル軸Xとの距離d1と、第2ピエゾ素子122とノズル軸Xとの距離d2とは同一とした。
このような条件で、第1ピエゾ素子121および第2ピエゾ素子122を駆動したときの吐出圧力(図5BのW3)を測定した。測定結果を図9に示す。図9に示されたグラフは、横軸にノズル軸とピエゾ素子との距離(d1およびd2)を示し、縦軸にインクの吐出圧力を示す。図9のグラフに示されるように、インクの吐出圧力は、ノズル軸とピエゾ素子との距離(d1およびd2)が0.2〜0.5mmの範囲で最大になる。
この解析結果は、ノズル軸とピエゾ素子との距離(d1およびd2)が0.2〜0.5mmの範囲で最も強い吐出力が得られることを示唆する。
本発明のインクジェットヘッドを具備するインクジェット装置を用いれば、高粘度のインクを安定して吐出することができる。そのため、本発明のインクジェット装置は、例えば、高度な膜厚均一性が求められる有機発光ディスプレイの有機発光層を塗布形成するために有用である。
100、200、300、400インクジェットヘッド
101 インク供給流路
102 インク排出流路
103 インク導入口
104 インク排出口
105 インクタンク
110 圧力室
111 ノズル
113 インク入口孔
115 インク出口孔
121、221、321 第1ピエゾ素子
122、222、322、422 第2ピエゾ素子
123 三角柱
125 突起
127 ダイヤフラム

Claims (6)

  1. インクを吐出するためのノズルを有する底面と、前記底面と対向する上面とを有する圧力室と、
    前記圧力室に連通し、前記圧力室に供給されるインクが流れる供給流路と、
    前記圧力室に連通し、前記圧力室から排出されるインクが流れる排出流路と、
    前記圧力室内の上面を振動させる可動面を有し、前記圧力室内のインクに圧力を供給する第1ピエゾ素子および第2ピエゾ素子と、を有するインクジェットヘッドであって、
    前記第1ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記供給流路側に配置され、
    前記第2ピエゾ素子は、前記ノズルよりも前記排出流路側に配置される、インクジェットヘッド。
  2. 前記インクが吐出される方向と平行で、かつ、前記ノズルの中心を通るノズル軸と、前記第1ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、1mm以下であり、
    前記ノズル軸と、前記第2ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、1mm以下である、請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記圧力室の上面のうち、前記第1ピエゾ素子の可動面によって振動される領域は、前記ノズルに対向するように前記ノズル軸に対して傾き、
    前記圧力室の上面のうち、前記第2ピエゾ素子の可動面によって振動される領域は、前記ノズルに対向するように前記ノズル軸に対して傾く、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記第2ピエゾ素子が供給する圧力は、前記第1ピエゾ素子が供給する圧力よりも大きい、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記ノズル軸と、前記第2ピエゾ素子の可動面の中心との距離は、前記ノズル軸と、前記第1ピエゾ素子の可動面の中心との距離よりも小さい、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドを具備するインクジェット装置。
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