JP2011245454A - 液体分離装置に用いる流路材用トリコット編地とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液体分離装置に使用する流路材用トリコット編地Tの組織を、バック組織BCとフロント組織FCで形成される2枚オサ組織とし、その内、バック組織BCを熱融着機能を有するバック組織編成糸Y2で編成して、これを加熱融着処理することにより剛性を得て本流路材用トリコット編地Tの骨格体Gとなし、同時にフロント組織FCを非熱融着性のフロント組織編成糸Y1で編成して前記骨格体Gを表裏から挟み込む補強緩衝体Hとした、骨格体Gと補強緩衝体Hとで構成され流路材用トリコット編地T。
【選択図】図10
Description
そして、この液体分離装置の主構成要素に図1に示す液体分離膜モジュールMがある。
この液体分離膜モジュールMには、図2に示すような液体分離膜エレメントEが内装される。
流路材Fを内包する扁平筒体BFは、原液流路スペーサーSと重ねて透過液排出管Pにスパイラル状に巻かれ、その巻き始めは透過液排出管P内に通じている。
また、その巻き終わりには閉じ部BEが形成されている。
供給された原液は、液体分離膜エレメントEの原液流路スペーサーSの巻き終わりから中に入って行き巻き終わりに到達する。
その間、原液は液体分離膜Bで濾過処理され、濾過された処理液は、流路材Fにより透過液排出管Pに到達し排出される。
そして、巻き終わりに到達した残留物を含む原液は、原液流路スペーサーSの巻き始め箇所近傍の出口から残留流体排出管PXを通って排出されることとなる。
液体分離膜Bを通過し分離された透過液が、流路材用トリコット編地Tの各ウエールW間に形成されている流路溝Rを流れて、透過液排出管Pより排出される。
極端には、流路溝Rが閉塞されてしまい、分離作用が停止してしまう場合もあり、液体分離膜Bのへたりを防止する機能が要求される。
また、この剛性が必要以上に大き過ぎることは、液体分離膜エレメントを透過液排出管に巻き付ける際にも原液流路スペーサーとのなじみに欠け液体分離膜モジュール自体の加工精度に悪影響を及ぼす問題があった。
また、編成糸として使用する芯鞘構造糸が高価であるので、すべての編成糸に芯鞘構造糸を使用する従来の流路材用トリコット編地Tではコストが高くなる最大の問題があった。
さらに、液体分離膜Bの下方へのへたりによる流路溝Rの閉塞を防止するために流路材用トリコット編地Tと液体分離膜Bとの間に布帛を介在させる手段においては、余分な布帛を用いることによる材料増や加工工程増による製造コスト高に加えて、液体分離膜エレメントE自体の厚みが増すことや加工の煩雑化等の技術的問題もあり、十分な解決手段とはなり得なかった。
この結果、ウエールWとウエールWの間に形成される流路溝Rの確保に劣る問題があった。上記の編み組織上の問題に関しては下記の発明を実施するための形態の項で詳細に説明する。
これらの問題点は、すべて流路材用トリコット編地Tが有すべき流路性能が劣るところに帰結する。
本発明においては、流路材用トリコット編地Tの流路性能を高めることで分離作用の効率を上げることを最大の目的とし、併せて、安価で加工精度の良い流路材用トリコット編地Tを提供するところにある。
そして、その後、補強緩衝体Hの復元力によって原型にもどることで、液体分離膜Bの「へたり」を回避することができることから流路性能が格段と良くなり、液体分離作用の効率を上げる効果が得られる。
特に補強緩衝体Hを合成繊維マルチフィラメントかさ高加工糸で形成する場合には、その弾性と復元力により更に大きな緩衝効果が得られる。
加えて、バック組織BCをデンビー組織Dの開き目とし、フロント組織FCをコード組織Cの閉じ目としているので、バック組織BCの使用編成糸長を最小限にとどめることができ、更にコスト削減が図れる。
かつ、フロント組織FCを閉じ目とすることで編地自体の締まりが良くなり形態安定性が保たれ、加工精度も向上する効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態についてその詳細を図面に基づき説明する。本発明の流路材用トリコット編地Tは、図12の説明図に示すように2枚オサのトリコット機KWで編成される。
本トリコット機KWは、編機前方から後方に向けてフロントオサL1とバックオサL2の2枚のオサを擁する。
オサL1、L2はそれぞれのオサに通したフロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2を制御して編地を形成する機能を有する。
図13の編成状態を示す説明図に従いこの編成法についてその詳細を説明する。
まず、ウエールWを形成しているニードルループNLを形成するためには、編成の際、編み針Nに編成糸Yを掛け渡す。
これをオーバーラップOLと言う。
オーバーラップOLされて編み針Nに巻き付けられた編成糸Yは、その後、編み針Nの下降によりニードルループNLを形成する。
この時、フロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2が互いに反対方向にオーバーラップOLする場合と同方向にオーバーラップOLする場合があるが、図14に示すように、フロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2が互いに反対方向にオーバーラップOLする場合にはフロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2同士が、交差部Xでこすれ合い、摩擦を生じて編み針Nに巻き付く力が阻害され結果的に形成されるニードルループNLが緩みがちになる。
これに対し、図15に示すようにオーバーラップOLが同方向の場合には、フロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2が同方向に引かれるので交差部Xが生ぜずフロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2同士の摩擦が発生しないので、結果的にニードルループNLが締まった状態で形成されるのである。
ここで、デンビー組織Dとコード組織Cの組み合わせにおいてオーバーラップOL方向が同一になる組織は他にも存在し、必要に応じて採用可能である。
本実施の形態においては、フロント組織FC、バック組織BCのフロント組織編成糸Y1、バック組織編成糸Y2を使い分ける。つまり、フロント組織FCのコード組織Cには非熱融着性のフロント組織編成糸Y1を用いて、バック組織BCのデンビー組織Dには熱融着機能を有するバック組織編成糸Y2を用いる。
そして、図6に示すように、熱融着機能を有するバック組織編成糸Y2としては、芯部Jが高融点合成繊維で鞘部Kが低融点合成繊維の芯鞘構造単糸KJを複数本引き揃えた芯鞘構造マルチフィラメント糸MKを用いる。
同時に非熱融着性のフロント組織編成糸Y1としては、合成繊維マルチフィラメント糸を用いている。
同時に非熱融着性の合成繊維マルチフィラメント糸で編成されたフロント組織FCが前記骨格体Gを上下から挟み込む補強緩衝体Hとなり、外柔内剛を特徴とする流路材用トリコット編地Tを形成する。
図10、図11に示すように骨格体Gと補強緩衝体HのそれぞれのニードルループNL2、NL1が上下に組み重ねられた2重ループNL3が順次、縦方向にウエールW(畝)を形成することで、各ウエールW間に流路溝Rが形成される。
また、フロント組織FCのシンカーループSL1はバック組織BCのシンカーループSL2の外側(編地裏側)に表出する。
この結果、バック組織BCで形成される骨格体Gはフロント組織FCで形成される補強緩衝体Hで上下から挟み込まれることとなる。
つまり、全体的に骨格体Gが補強緩衝体Hで被覆される構造が形成される。
補強緩衝体Hは、非熱融着性のフロント組織編成糸Y1で形成されるので一定の柔軟性を有していて、液体分離膜Bが大きな初期の外圧Vを受けた際は、補強緩衝体Hとしてその外圧Vを受け止め、一旦、圧縮されて液体分離膜Bへの外圧Vを逃す作用をして液体分離膜Bの「へたり」を防ぐ働きをする。
そして一旦、圧縮された補強緩衝体Hは、再び原型に復帰して元の流路溝Rを確保することが可能となる。
つまり、補強緩衝体Hが原液による液体分離膜Bへの外圧Vを受け流す緩衝機能を発揮することにより結果的に液体分離膜Bのへたりを防止することを可能としている。
つまり、同じデンビー組織Dであってもこれを閉じ目とした場合に比較して約1.5%の使用糸量を削減できる。
開き目は互いに関連するニードルループNLを開く方向に作用するので編地自体が閉じ目の編地に比較して緩めの状態となり、引張力に対する編地の形態安定性に欠ける面がある。
このことは流路材用トリコット編地Tを加熱処理加工する際に編地に微妙な伸びが生じ、結果的に均一な流路材用トリコット編地Tが得られない等の問題となる。
本流路材用トリコット編地Tは2枚オサのトリコット機KWで編成される。
2枚オサでバック組織BCとフロント組織FCを編成するが、バック組織BCを開き目のデンビー組織D(2−1/0−1)とし、フロント組織FCを閉じ目のコード組織C(1−0/2−3)とする。
そして、バック組織BCを開き目のデンビー組織Dとして高価な熱融着機能を有するバック組織編成糸Y2の使用量を最小限にとどめ、フロント組織FCを閉じ目のコード組織Cとして加工時の編地の形態安定性を得るものである。
本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1においてはトリコット機KWとして、カール・マイヤー製の2枚オサトリコット機(28ゲージ)を使用する。
フロント組織FCは閉じ目のコード組織C(1−0/2−3)とし、バック組織BCは開き目のデンビー組織D(2−1/0−1)としている。
そして、バック組織BCに使用するバック組織編成糸Y2には、芯部Jが高融点ポリエステルで、鞘部Kが低融点ポリエステルで形成される芯鞘構造単糸KJを複数本引き揃えたポリエステルマルチフィラメント芯鞘構造糸MK(52dt/24f)を用いている。
ここで1ランナー長とは、経編地の480コースを編成するために必要な編成糸長を言う。
このランナー長は、使用編成糸長を表現するために、当分野で使用が認められている単位用語である。
これに対しデンビー組織D(2−1/0−1)は1ランナー長が略138cmとなり、前記コード組織Cと比較して約75%の使用編成糸となり、その分、高価なポリエステルマルチフィラメント芯鞘構造糸MKを節約できる。
この数字は小さなものと捉えられがちであるが、コストの面で決して無視できない数値である。
この流路幅RHの拡大は微少ではあるが、長時間を考慮すると効果的である。
本実施例では、他の設定は実施例1と同様として、フロント組織FCに使用するフロント組織編成糸Y1にポリエステル・マルチフィラメント仮撚り加工糸(56dt/24f)を用いている。
実施例1で用いるポリエステル・マルチフィラメント糸(56dt/24f)に比較して、編成後のかさ高性が得られ、その分、外圧Vを受けた際の緩衝機能効果が発揮される。
また、圧縮を受けた後の回復性についてもポリエステル・マルチフィラメント仮撚り加工糸の有する復元力が効果的に発揮される。
例えば、必要に応じてフロント組織FC、バック組織BCをいずれもデンビー組織とすること等が可能であるし、同様に目的に応じて、両者をコード組織Cとすること等も可能である。
更には、デンビー組織(0−1/2−1)と、飛び数の大きなコード組織を組み合わせることも可能である。
更に使用するトリコット機KWのゲージについては、例えば24、28、32、36ゲージといったようにゲージ変換が可能である。
また、バック組織BCに使用するバック組織編成糸Y2についても、加工処理によって剛性が得られるものであれば熱融着糸にこだわるものではない。
同時に必要に応じてはバック組織編成糸Y2が、モノフィラメントの非熱融着糸であっても良い。
BC・・・バック組織
BE・・・閉じ部
BF・・・扁平筒体
C・・・コード組織
D・・・デンビー組織
E・・・液体分離膜エレメント
F・・・流路材
FC・・・フロント組織
G・・・骨格体
H・・・補強緩衝体
J・・・芯部
K・・・鞘部
KJ・・・芯鞘構造単糸
MK・・・芯鞘構造マルチフィラメント糸
SK・・・熱融着芯鞘構造糸
L・・・オサ
L1・・・フロントオサ
L2・・・バックオサ
M・・・液体分離膜モジュール
N・・・編み針
NL・・・ニードルループ
NL1・・・フロント組織であるコード組織のニードルループ
NL2・・・バック組織であるデンビー組織のニードルループ
NL3・・・2重ループ
OL・・・オーバーラップ
P・・・透過液排出管
PI・・・原液供給管
PX・・・残留物流体排出管
R・・・流路溝
RH・・・流路溝幅
S・・・原液流路スペーサー
SL1・・・フロント組織のシンカーループ
SL2・・・バック組織のシンカーループ
T・・・流路材用トリコット編地
V・・・外圧
W・・・ウエール
WH・・・ウエール列幅
X・・・交差部
Y・・・編成糸
Y1・・・フロント組織編成糸
Y2・・・バック組織編成糸
Claims (7)
- 液体分離装置に使用される流路材用トリコット編地の組織を、バック組織とフロント組織で形成される2枚オサ組織とし、その内、バック組織を熱融着機能を有するバック組織編成糸で編成して、これを加熱融着処理することにより剛性を得て本流路材用トリコット編地の骨格体となし、同時にフロント組織を非熱融着性のフロント組織編成糸で編成して前記骨格体を表裏から挟み込む補強緩衝体とした、骨格体と補強緩衝体とで構成されることを特徴とする流路材用トリコット編地。
- バック組織が開き目のデンビー組織(2−1/0−1)で、フロント組織が閉じ目のコード組織(1−0/2−3)であることを特徴とする、請求項1記載の流路材用トリコット編地。
- バック組織編成糸が、芯部が高融点合成繊維で鞘部が低融点合成繊維の芯鞘構造単糸を複数本引き揃えた芯鞘構造マルチフィラメント糸(26dt〜52dt/24f〜48f)であることを特徴とする、請求項1記載の流路材用トリコット編地。
- フロント組織編成糸がポリエステルマルチフィラメント糸(33dt〜84dt/6f〜48f)であることを特徴とする、請求項1記載の流路材用トリコット編地。
- フロント組織編成糸が合成繊維マルチフィラメントかさ高加工糸であることを特徴とする、請求項1記載の流路材用トリコット編地。
- 液体分離装置に使用される流路材用トリコット編地の組織を、バック組織とフロント組織で形成される2枚オサ組織とし、その内、バック組織が、芯部が高融点合成繊維で鞘部が低融点合成繊維の芯鞘構造単糸を複数本引き揃えた芯鞘構造マルチフィラメント糸(52dt/24f)を用いて形成される開き目のデンビー組織(2−1/0−1)であり、フロント組織が、ポリエステルマルチフィラメント糸(56dt/24f)を用いた、前記デンビー組織と同方向にオーバーラップして編成される閉じ目のコード組織(1−0/2−3)であり、バック組織に使用するバック組織編成糸は、加熱融着処理され剛性を得て骨格体を形成し、フロント組織に使用するフロント組織編成糸は、前記骨格体を表裏から挟み込む補強緩衝体を形成して、同時にバック組織のニードルループとフロント組織のニードルループが2段に組み重ねられて2重ループとなりウエールを形成して各ウエール間に流路溝が形成されていることを特徴とする流路材用トリコット編地。
- 液体分離装置に使用される流路材用トリコット編地を、バック組織とフロント組織で形成される2枚オサ組織で編成するものであって、バック組織を開き目のデンビー組織(2−1/0−1)とし、同時にフロント組織を閉じ目のコード組織(1−0/2−3)として、前記両組織を編成する際のオーバーラップ方向を同一方向に編成することにより、形成されるそれぞれのニードルループを緊締せしめて、該それぞれのニードルループが2段に組み重ねられた2重ループで形成されるウエールのウエール列幅を縮小させ、ウエール間の流路溝幅を拡張したことを特徴とする、流路材用トリコット編地の製造方法。
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