JP2011243473A - 燃料電池用セパレータ材料、それを用いた燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタック、並びに燃料電池用セパレータ材料の製造方法 - Google Patents

燃料電池用セパレータ材料、それを用いた燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタック、並びに燃料電池用セパレータ材料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステンレス鋼基材表面にAuの付着量を低減しつつ、Auを含む層を強固かつ均一に形成可能で、燃料電池用セパレータに要求される密着性及び耐食性を確保できる燃料電池用セパレータ材料を提供する。
【解決手段】 ステンレス鋼基材2の表面にAuとCrとを含む表面層6が形成され、表面層とステンレス鋼基材との間に、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層2aが1nm以上存在し、Auの付着量が4000〜40000ng/cmであり、表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75以上の燃料電池用セパレータ材料である。
【選択図】図3

Description

本発明は、表面にAu又はAu合金(Auを含む層)が形成された燃料電池用セパレータ材料、それを用いた燃料電池用セパレータ、及び燃料電池スタックに関する。
固体高分子型の燃料電池用セパレータとして、従来はカーボン板にガス流通路を形成したものが使用されていたが、材料コストや加工コストが大きいという問題がある。一方、カーボン板の代わりに金属板を用いる場合、高温で酸化性の雰囲気に曝されるために腐食や溶出が問題となる。このようなことから、ステンレス鋼板表面にAu,Ru、Rh、Pd、Os、Ir及びPt等から選ばれる貴金属とAuとの合金をスパッタ成膜して導電部分を形成する技術が知られている(特許文献1)。
一方、ステンレス鋼基材の酸化被膜の上に、Ti,Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W等からなる中間層を介してAu膜を形成する燃料電池用セパレータが知られている(特許文献2)。この中間層は、基材酸化膜との密着性、すなわちO(酸素原子)との結合性が良いとともに、金属または半金属のためにAu膜との密着性、結合性が良いとされている。
又、ステンレス鋼板の表面に、下地処理を施さずに酸性浴にて金めっきを施す燃料電池用金属製セパレータが報告されている(特許文献3)。
又、固体高分子型燃料電池において、アノードに供給する燃料ガスとして、取扱いが容易なメタノールを使用するダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC(direct methanol fuel cell))も開発されている。DMFCは、メタノールから直接エネルギー(電気)を取り出すことができるため、改質器などが不要で燃料電池の小型化に対応でき、携帯機器の電源としても有望視されている。
DMFCの構造としては、以下の2つが提案されている。まず第1の構造は、単セル(固体高分子型電解質膜を燃料極と酸素極で挟み込んだ膜電極接合体(以下、MEAという)を積層した積層型(アクティブ型)構造である。第2の構造は、単セルを平面方向に複数個配置した平面型(パッシブ型)構造である。これらの構造は、いずれも単セルを複数個直列に繋いだもの(以下、スタックという)であるが、このうち、パッシブ型構造は、燃料ガス(燃料液体)や空気などをセル内に供給するための能動的な燃料移送手段を必要としないため、更なる燃料電池の小型化が有望視されている。
特開2001−297777号公報 特開2004−185998号公報 特開2004−296381号公報
しかしながら、上記した特許文献1記載の技術の場合、密着性の良いAu合金膜を得るためには、基材表面の酸化皮膜を取り除く処理が必要であり、酸化被膜の除去が不充分な場合は貴金属膜の密着性が低下するという問題がある。
又、特許文献2に記載されているように単に中間層を設けるだけでは、十分な密着性、及び燃料電池のセパレータとして必要な耐食性や耐久性が得られない。特に、コスト低減を図るためにAuの厚みを薄くすると、Auの成膜条件によってはAu膜が均一に成膜されず,Au膜厚のばらつきが顕在化してセパレータ材の特性に影響を及ぼす場合がある。
一方、特許文献3記載の技術の場合、湿式の金めっきの電着形状が粒状であるため、金めっきの付着量が少ないと基材表面の一部に非めっき部分となる部分が生じる。特に、コスト削減のためにAuの厚みを薄くすると,非めっき部が必然的に生じる。
本発明者らが検討したところ、コスト低減を図るため、ステンレス鋼基材等の上に表面層を厚み20nm以下で形成した場合、表面層が均一に成膜されずに厚みの厚い部分と薄い部分が生じ、厚みの薄い部分が選択的に腐食して耐食性が低下することが判明した。すなわち、表面層のうち厚みの薄い部分は厚い部分に比べて耐食性が劣るため、時間が経過するにつれて選択的に侵食されやすくなる。そして、このような膜厚のバラツキによる選択的な腐食は、表面層の微小な範囲での厚みの違いに起因して生じる。
すなわち、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ステンレス鋼基材表面にAuを含む高耐食性の導電性膜を高い密着性で成膜することができ、燃料電池作動環境下でも高い耐久性を有する燃料電池用セパレータ材料、それを用いた燃料電池用セパレータ、及び燃料電池スタックの提供を目的とする。
本発明者らは,コスト低減を図るためにステンレス鋼基材上にAuを含む膜を薄く形成した場合に顕在化する膜厚のバラツキを所定範囲に抑えることで,耐食性が向上することを見出した。
すなわち、本発明の燃料電池用セパレータ材料は、ステンレス鋼基材の表面にAuとCrとを含む表面層が形成され、前記表面層と前記ステンレス鋼基材との間に、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層が1nm以上存在し、Auの付着量が4000〜40000ng/cmであり、前記表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75以上である。
本発明の燃料電池用セパレータ材料は固体高分子形燃料電池に用いられてもよく、ダイレクトメタノール型固体高分子形燃料電池に用いられてもよい。
本発明の燃料電池用セパレータは、前記燃料電池用セパレータ材料を用い、前記ステンレス鋼基材に予めプレス加工による反応ガス流路及び/又は反応液体流路を形成した後、前記表面層を形成して成る。
又、本発明の燃料電池用セパレータは、前記燃料電池用セパレータ材料を用い、前記ステンレス鋼基材に前記表面層を形成した後、プレス加工による反応ガス流路及び/又は反応液体流路を形成して成る。
本発明の燃料電池スタックは、前記燃料電池用セパレータ材料、又は前記燃料電池用セパレータを用いたものである。
本発明の燃料電池用セパレータ材料の製造方法は、前記燃料電池用セパレータ材料の製造方法であって、前記ステンレス鋼基材の表面に、前記Crを乾式成膜した後、Auを乾式成膜する。
前記乾式成膜がスパッタリングであると好ましい。
本発明によれば、Auの付着量を低減しつつ、Auを含む層をステンレス鋼上に強固かつ均一に形成させることができ、燃料電池用セパレータに要求される密着性、耐食性を確保できる。
本発明の実施形態に係る燃料電池用セパレータ材料の構成を示す模式図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池用セパレータ材料の断面の実際のSTEM像を示す図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池用セパレータ材料の断面の実際のXPS像を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る燃料電池用セパレータ材料について説明する。なお、本発明において%とは、特に断らない限り、原子(at)%を示すものとする。
又、本発明において「燃料電池用セパレータ」とは、電気伝導性を有し、各単セルを電気的に接続し、各単セルで発生したエネルギー(電気)を集電すると共に、各単セルへ供給する燃料ガス(燃料液体)や空気(酸素)の流路が形成されたものをいう。セパレータは、インターコネクタ、バイポーラプレート、集電体とも称される。
従って、詳しくは後述するが、燃料電池用セパレータとして、板状の基材表面に凹凸状の流路を設けたセパレータの他、上記したパッシブ型DMFC用セパレータのように板状の基材表面にガスやメタノールの流路孔が開口したセパレータを含む。
図1に示すように、燃料電池用セパレータ材料は、ステンレス鋼基材2の表面に中間層2aが形成され、中間層2aの表面に表面層6が形成されてなる。
<ステンレス鋼基材>
燃料電池用セパレータ材料としては、耐食性と導電性が求められる。このため、基材には耐食性に優れたステンレス鋼材を用いる。
ステンレス鋼材2の材質は、ステンレス鋼であれば特に制限されないが、高耐食性のステンレス鋼が望ましく、高耐食性ステンレス鋼の多くは、CrまたはNi濃度が高いものが多い(例:SUS316)。又、ステンレス鋼基材2の形状も特に制限されず、Cr及び金をスパッタできる形状であればよいが、セパレータ形状にプレス成形することを考えると、ステンレス鋼基材の形状は板材であることが好ましく、ステンレス鋼基材全体の厚みが50μm以上の板材であることが好ましい。
中間層2aに含まれるO(酸素)は、ステンレス鋼基材2を空気中に放置したり、スパッタによりステンレス鋼基材2表面に被膜を形成する際に真空中に放置することにより自然形成されるが、中間層2aに含まれるOが20質量%以上50質量%未満となるのであれば、酸化雰囲気で積極的にOをステンレス鋼基材2表面に形成させてもよい。
<表面層>
ステンレス鋼基材2上に、CrとAuとを含む表面層6が形成される。この表面層は、ステンレス鋼基材にAuの特性(耐食性、導電性等)や耐水素脆性を付与するためのものである。
Crは、a)酸素と結合しやすい、b)Auと合金を構成する、c)水素を吸収し難い、という性質を有しており、表面層に上記した機能を付与するとともに、中間層を形成して表面層とステンレス鋼基材との密着性を向上させる。
又、Crが電位-pH図からAuより易酸化性であり、また水素を吸収しにくい特性を利用し、Crを以下の中間層の構成元素として用いる。
表面層は、後述するXPS分析により確認することができ、XPS分析により最表面から下層に向かってAuとCrを含む部分であって、以下の中間層より上層に位置する部分(Au20質量%以上の領域)を表面層とする。表面層の厚みは3〜20nmであることが好ましい。表面層の厚みが3nm未満であると、ステンレス鋼基材上に燃料電池用セパレータに要求される耐食性を確保できなくなる場合がある。表面層の厚みがより好ましくは5nm以上、さらには好ましくは10nm以上である。
表面層の厚みが20nmを超えると省金化が図られずコストアップとなる場合がある。
表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75以上であることが必要である。本発明者らが検討したところ、コスト低減を図るため、ステンレス鋼基材等の上に表面層を厚み20nm以下で形成した場合、表面層が均一に成膜されずに厚みの厚い部分と薄い部分が生じ、厚みの薄い部分が選択的に腐食して耐食性が低下することが判明した。すなわち、表面層のうち厚みの薄い部分は厚い部分に比べて耐食性が劣るため、時間が経過するにつれて選択的に侵食されやすくなる。そして、このような膜厚のバラツキによる選択的な腐食は、表面層の微小な範囲での厚みの違いに起因して生じる。
表面層の(最小厚み/最大厚み)の比が0.75未満の場合,厚みが薄い部分と厚い部分との膜厚のバラツキが大きくなり、厚みが薄い部分でCrが露出し易くなる。Crが露出すると,塩素含有腐食液での耐食性試験でCrが溶出して接触抵抗が高くなる。
上記した表面層の(最小厚み/最大厚み)の比は、微小領域の測定が可能なSTEM(走査透過電子顕微鏡)で測定することができる。
図2は、実施例1に係る燃料電池用セパレータ材料の断面の実際のSTEM像を示す。図2の黒い画像領域が表面層6であり、後述する方法で解析すると表面層の(最小厚み/最大厚み)の比が0.95となり、均一な層を形成していることがわかる。
なお、表面層6の表面にさらにAu単独層が形成されていてもよい。Au単独層は、XPS分析によりAuの濃度がほぼ100%wtの部分である。
<中間層>
表面層(又はAu単独層)6とステンレス鋼基材2との間に、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層2aが1nm以上存在する。
燃料電池用セパレータ材に導電性を付与するためステンレス鋼基材の上にAuを形成させようとしても、ステンレス鋼基材は表面に酸化層を有しているため、酸化され難いAu(含有)層をステンレス鋼表面に直接形成させるのは難しい。そこで、ステンレス鋼基材の表面酸化膜を適度に除去し、基材表面のクリーニングを目的として逆スパッタ(イオンエッチング)を行うことが考えられるが、特にCr濃度の高いステンレス鋼は表面の酸化層が厚いため、酸化膜の除去に時間を要したり、酸化膜が十分に除去できない場合がある。
又、上記特許文献2に記載されているように、中間層として単にTi,Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W等を形成しても、燃料電池のセパレータとして十分な密着性、導電性、及び耐食性が得られない。
このようなことから、本発明では、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層2aを形成させる。Crは、a)酸素と結合しやすい、b)Auと合金を構成する、c)水素を吸収し難い、という性質を有しており、中間層の構成元素として好適である。又、CrはAuに比べて酸化され易く、ステンレス鋼基材の表面でO原子と酸化物を形成し、ステンレス鋼基材表面に強固に結合するものと考えられる。そして、中間層のCr及びOの濃度を規定することにより、導電性と耐久性が良好なセパレータ材を提供できる。
中間層2aのCrが20原子%未満であると、上記したCrの性質が発揮されない。中間層2aのOが20原子%未満であると耐食性が劣り、中間層2aからCrが溶出して接触抵抗も増加する。一方、中間層2aのOが50原子%を超えるとAuの密着性が低下し、導電性が劣化する。
又、中間層2aが1nm以上の厚みで存在することが必要である。中間層が1nm未満の場合には,Crが薄く,ステンレス鋼基材とAuが接する部分が多くなるため、表面層の密着性が劣化する。
中間層のCrを20原子%以上とし、Oを20質量%以上50質量%未満に制御する方法としては、Crを含むターゲットを用いた乾式めっき(スパッタ)を行い、ステンレス鋼表面に存在するOの濃度に合わせてCrのスパッタ量(付着量)やスパッタ条件を調整することが挙げられる。たとえば、スパッタは、スパッタ粒子のエネルギーが大きく、ステンレス鋼表面の酸化皮膜を取り除かなくても、Oと結合する金属であれば密着性の良い成膜が行える。そしてもともと基材表面にあるOや、真空引き後にスパッタ成膜室内に存在するOが、スパッタで成膜したCrと結合することで、表面層の密着性、導電性及び耐食性が良好になる。
なお、Crが50原子%以上となる厚み部分(この部分を適宜、「金属層」と称する)が存在すると、後述の条件2での耐食性試験後のCrの溶出量が多くなり、被膜の耐食性が劣る。従って、Crが50原子%以上となる金属層(厚み部分)が存在しないことが好ましい。金属層の厚みはXPS(X線光電子分光)分析により測定できる。又、Crを50原子%以上含む金属層を形成させない方法としては、ステンレス鋼基材上に形成するAuの割合をCrより多くすることが挙げられる。
ここで、XPS(X線光電子分光)分析による深さ(Depth)プロファイルを測定し、Au,O,Cr、Fe,Niの濃度分析を行ってスパッタ層の層構造を決定することができる。なお、XPSによる濃度検出は、指定元素(Au,O,Cr,Fe,Ni)の合計を100%として、各元素の濃度を分析する。又、XPS分析で厚み方向に1nmの距離とは、XPS分析によるチャートの横軸の距離(SiO換算での距離)である。
本発明の燃料電池用セパレータ材料において、Auの付着量が4000〜40000ng/cmである必要がある。
Auの付着量が4000ng/cm未満であると、燃料電池用セパレータに要求される耐食性を確保できなくなると共に、接触抵抗が高くなる。一方、Auの付着量が40000ng/cmを超えると省金化が図れない。
<燃料電池用セパレータ材料の製造>
燃料電池用セパレータ材料の中間層の形成方法としては、ステンレス鋼基材の表面酸化膜を除去せずに、この基材にCrをターゲットとしてスパッタ成膜することにより、表面酸化膜中のOにCrが結合し、中間層を形成することができる。又、ステンレス鋼基材2の表面酸化膜を除去後、Crの酸化物をターゲットとしてスパッタ成膜することや、ステンレス鋼基材2の表面酸化膜を除去後、Crをターゲットとし酸化雰囲気でスパッタ成膜することによっても中間層を形成することができる。
なお、スパッタの際、ステンレス鋼基材の表面酸化膜を適度に除去し、基材表面のクリーニングを目的として逆スパッタ(イオンエッチング)を行ってもよい。逆スパッタは、例えばRF100W程度の出力で、アルゴン圧力0.2Pa程度としてアルゴンガスを基材に照射して行うことができる。
中間層のAuは、以下の表面層を形成するためのAuスパッタにより、Au原子が中間層に入り込むことによって中間層内に含まれるようになる。又、CrとAuを含む合金ターゲットを用いてステンレス鋼基材表面にスパッタ成膜してもよい。
表面層の形成方法としては、例えば上記したスパッタによりステンレス鋼基材上にCrを成膜した後、Cr膜の上にAuをスパッタ成膜することができる。この場合、スパッタ粒子は高エネルギーを持つため、Cr膜のみがステンレス鋼基材表面に成膜されていても、そこにAuをスパッタすることにより、Cr膜にAuが入り込み、表面層となる。
ステンレス鋼基材表面に最初にCrとAuのうちAu濃度が低い合金ターゲットを用いてスパッタ成膜し、その後、CrとAuのうちAu濃度が高い合金ターゲットを用いてスパッタ成膜してもよい。
又、表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比を0.75以上にする方法として、スパッタ条件の調整が挙げられる。通常、スパッタによる膜形成は、他の成膜方法に比べて生産性が劣るため、できる限り生産性の高い条件で行うことが一般的である。しかし、生産性を高めるため、ターゲットから飛散させる微粒子を多くし過ぎ、かつ粒子の飛行工程が長過ぎると、微粒子同士が衝突する確率が高くなり、衝突した際に粒子が凝集して粗大粒子となる。このような粗大粒子と、凝集しない微粒子とがステンレス鋼基材上に成膜されると、微小な測定範囲の表面層の(最小厚み/最大厚み)の比が小さくなり,厚みにバラツキのある表面層になる。
従って、ターゲットから飛散する微粒子を少なくし、粒子の飛行工程を短くするようにスパッタ条件を調整する。具体的には、スパッタ時の、1)ステンレス鋼基材とターゲットの間の電極間距離を短くする(一般的なスパッタリング装置の電極間距離は50〜200mmであるが、この範囲で調整する)、2)不活性ガス(通常、Ar)の純度を高くする(例えば、99.9998%程度)、3)不活性ガス(通常、Ar)のガス圧力を低くする(一般的なスパッタリング装置で、例えばガス圧力を0.2〜5.0Paの範囲で調整する)、ことが挙げられる。
本発明の実施形態に係る燃料電池用セパレータ材料によれば、Auを含む層をステンレス鋼上に強固かつ均一に形成させることができ、この層が導電性、耐食性及び耐久性を有することから、燃料電池用セパレータ材料として好適である。又、本発明の実施形態によれば、Auを含む層をスパッタ成膜すればこの層が均一な層となるので、湿式の金めっきに比べて表面が平滑となり、Auを無駄に使用しなくて済むという利点がある。
本発明の燃料電池用セパレータにおいて、プレス加工による反応ガス流路及び/又は反応液体流路が予め前記基材に形成されていると好ましい。このようにすると、後工程で反応ガス流路(反応液体流路)を形成する必要がなく、中間層や表面層等を形成する前の基材をプレス加工することで、容易に反応ガス流路(反応液体流路)を形成できるので、生産性が向上する。
又、本発明の燃料電池用セパレータにおいて、基材表面に表面層又はAu単独層を形成した燃料電池用セパレータ材料に対し、後からプレス加工によって反応ガス流路及び/又は反応液体流路を形成してもよい。本発明の燃料電池用セパレータ材料は表面層やAu単独層が基材表面に強固に密着しているので、被膜形成後にプレス加工しても被膜が剥がれずに反応ガス流路(反応液体流路)を形成でき、生産性が向上する。
なお、反応ガス流路(反応液体流路)形成のためのプレス加工をするためには、燃料電池用セパレータ材料として、基材の厚みを10μm以上とすることが好ましい。基材の厚みの上限は限定されないが、コストの点から200μm以下とすることが望ましい。
<燃料電池用スタック>
本発明の燃料電池用スタックは、本発明の燃料電池用セパレータ材料、又は本発明の燃料電池用セパレータを用いてなる。
燃料電池用スタックは、1対の電極で電解質を挟み込んだセルを複数個直列に接続したものであり、各セルの間に燃料電池用セパレータが介装されて燃料ガスや空気を遮断する。燃料ガス(H2)が接触する電極が燃料極(アノード)であり、空気(O2) が接触する電極が空気極(カソード)である。
<試料の作製>
ステンレス鋼基材として、厚み100μmのステンレス鋼材(SUS316)を用いた。
次に、ステンレス鋼基材の表面に、スパッタ法を用いて所定の目標厚みとなるように、Crを成膜した。ターゲットには純Crを用いた。次に、スパッタ法を用いて所定の目標厚みとなるようにAuを成膜した。ターゲットには純Auを用いた。
目標厚みは以下のように定めた。まず、予めステンレス鋼基材にスパッタで対象物(Cr、Au)を成膜し、蛍光X線膜厚計(Seiko Instruments製 SEA5100、コリメータ0.1mmΦ)で実際の厚みを測定し、このスパッタ条件におけるスパッタレート(nm/min)を把握した。そして、スパッタレートに基づき、厚み1nmとなるスパッタ時間を計算し、この条件でスパッタを行った。
Cr及びAuのスパッタは、株式会社アルバック製のスパッタ装置を用い、出力DC50W アルゴン圧力0.2Paの条件で行った。スパッタは、基板回転数9rpm、電極間距離150mm、出力DC30W、Arガス純度99.9998%以上、基板加熱なしを共通条件として行った。そしてスパッタ時のArガス圧力を、表1に示すように変化させ、表面層の厚みのバラツキを調整した。
<表面層の膜厚((最小厚み/最大厚み)で表される比)の測定>
得られた試料の表面層の膜厚は、STEM(日立製作所製の型番HD−2000)を用い、加速電圧200kVとした。そして、1視野につき横(後述するLに沿う方向)に50nmの領域を測定し、かつ1試料につき10視野を測定した。図2のSTEM像(実施例1)に示すように、ステンレス鋼基材(白い部分)2と表面層(黒い部分)6の境界部分を平均して通る線Lを引き、その線から立てた垂線Tが表面層6と外部(灰色の部分)との境界と交わる点Pまでの距離を膜厚として測定した。なお、1視野において、垂線Tを横5nm間隔で合計8個立てた。そして、1視野において得られた最小厚みと最大厚みから上記比を算出し、各10視野でそれぞれ求めた比を平均化した値を採用した。
<層構造の測定>
得られた試料について、XPS(X線光電子分光)分析による深さ(Depth)プロファイルを測定し、Au,Cr,O,Ni,Feの濃度分析を行ってスパッタ層の層構造を決定した。XPS装置としては、アルバック・ファイ株式会社製5600MCを用い、到達真空度:6.5×10−8Pa、励起源:単色化AlK、出力:300W、検出面積:800μmΦ、入射角:45度、取り出し角:45度、中和銃なしとし、以下のスパッタ条件で、測定した。
イオン種:Ar+
加速電圧:3kV
掃引領域:3mm×3mm
レート:2nm/min.(SiO換算)
なお、XPSによる濃度検出は、指定元素(Au, Cr,O,Ni,Fe)の合計を100質量%として、各元素の濃度(質量%)を分析した。又、XPS分析で厚み方向に1nmの距離とは、XPS分析によるチャートの横軸の距離(SiO換算での距離)である。
図3は、実施例3の試料の断面の実際のXPS像を示す。
ステンレス鋼基材2の表面に、CrとAuを含む表面層6が形成されている。さらにステンレス鋼基材2と表面層6との間に、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層2aが1nm以上存在することがわかる。
なお、本発明においては、中間層を定義するためCr、O等の濃度を規定している。従って、中間層の境界は便宜上Cr、O濃度によって決められるため、中間層とその上下の層(例えば基材2)との間に、中間層とも基材とも異なる層が介在する場合もある。
<各試料の作製>
ステンレス鋼基材に対し、スパッタ時のCr膜及びAu膜の目標厚み,スパッタ時の圧力を表1のように変更して実施例1〜6の試料を作製した。
比較例10として、スパッタ圧力を1Paに高くしたこと以外は実施例1と同様にして試料を作製した。
比較例11として、スパッタ圧力を2.5Paに高くしたこと以外は実施例4と同様にして試料を作製した。
比較例12として、Auの目標厚みを2nmに薄くしたこと以外は実施例1と同様にして試料を作製した。
比較例13として、Crの目標厚みを0.25nmに薄くしたこと以外は実施例1と同様にして試料を作製した。
<評価>
各試料について以下の評価を行った。
A.被膜の密着性
各試料の最表面(表面層)に1mm間隔で碁盤の目を罫書いた後、粘着性テープ(住友スリーエム株式会社製、Scotchメンディングテープ)をはり付け、さらに各試験片を180°曲げて元の状態に戻し、曲げ部のテープを急速にかつ強く引き剥がす剥離試験を行った。
剥離が全くない場合を○とし、一部でも剥離があると目視で認められた場合を×とした。
B.接触抵抗
接触抵抗の測定は、試料全面に荷重を加える方法で行った。まず、40×50mmの板状の試料の表裏にそれぞれカーボンペーパーを積層し、さらに表裏のカーボンペーパーの外側にそれぞれCu/Ni/Au板を積層した。Cu/Ni/Au板は厚み10mmの銅板に1.0μm厚のNi下地めっきをし、Ni層の上に0.5μmのAuめっきした材料であり、Cu/Ni/Au板のAuめっき面がカーボンペーパーに接するように配置した。
さらに、Cu/Ni/Au板の外側にそれぞれテフロン(登録商標)板を配置し、各テフロン(登録商標)板の外側からロードセルで圧縮方向に10kg/cmの荷重を加えた。この状態で、2枚のCu/Ni/Au板の間に電流密度100mA/cmの定電流を流した時、Cu/Ni/Au板間の電気抵抗を4端子法で測定した。
又、接触抵抗は、以下の2つの条件により試料を試験した前後でそれぞれ測定した。
条件1:硫酸水溶液への試料の浸漬試験(浴温90℃、硫酸濃度0.5g/L、浸漬時間240時間、液量1000cc)
条件2:硫酸(0.5g/L)+塩化ナトリウム(Cl:10ppm)水溶液への試料の浸漬試験(浴温90℃、浸漬時間240時間、液量1000cc)
C.金属溶出量
金属溶出量は上記条件1〜2で試験後の試験液中の全ての金属濃度(mg/L)をICP(誘導結合プラズマ)発光分光分析することで評価した。
又、燃料電池用セパレータに求められる代表的な特性は、低接触抵抗(10mΩ・cm以下)、使用環境での耐食性(耐食試験後も低接触抵抗で、有害なイオンの溶出がない)の2つである。
D.付着量
付着量は,酸分解/ICP(誘導結合プラズマ)発光分光分析することで評価した。その方法は1枚あたり50mm×50mmのサンプルをフッ硝酸溶液に全量溶解して,Auの付着量を分析した。なお1条件当たりのサンプル数は5個とし,表1に記載の数値はそれら計測した付着量の平均値である。
得られた結果を表1、表2に示す。なお、中間層の存在は、試料断面の実際のXPS像から各成分の割合を求めて確認した。
表1、表2から明らかなように、ステンレス鋼基材の表面に表面層と中間層が存在し、Auの付着量が4000〜40000ng/cmであって、表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75以上である各実施例の場合、耐食試験前後で試料の接触抵抗が変化せず、被膜の密着性及び耐食性が優れたものとなった。
CrとAuの目標厚みが同一である実施例に比べてスパッタ圧力が高い比較例10、11の場合、表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75未満となり、表面層の膜厚バラツキが大きくなった。そのため、条件2の耐食性試験(塩素含有腐食液)後の接触抵抗が増加し,条件2でのCrの溶出量も多く、被膜の耐食性が劣った。
Auの目標厚みを2nmに薄くした比較例12の場合、Auの付着量が4000ng/cm未満となり、条件2の耐食性試験(塩素含有腐食液)後の接触抵抗が増加し,条件2でのCrの溶出量も多く、被膜の耐食性が劣った。これは、表面層のAuが少なくなってCrが露出したためと考えられる。
Crの目標厚みを0.5nmに薄くした比較例13の場合,中間層が薄いために密着性が低下した。
2 ステンレス鋼基材
2a 中間層
6 表面層

Claims (8)

  1. ステンレス鋼基材の表面にAuとCrとを含む表面層が形成され、
    前記表面層と前記ステンレス鋼基材との間に、Crを20原子%以上含み、Oを20原子%以上50原子%未満含む中間層が1nm以上存在し、
    Auの付着量が4000〜40000ng/cmであり、前記表面層の(最小厚み/最大厚み)で表される比が0.75以上である燃料電池用セパレータ材料。
  2. 固体高分子形燃料電池に用いられる請求項1に記載の燃料電池用セパレータ材料。
  3. ダイレクトメタノール型固体高分子形燃料電池に用いられる請求項1又は2に記載の燃料電池用セパレータ材料。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ材料を用いた燃料電池用セパレータであって、前記ステンレス鋼基材に予めプレス加工による反応ガス流路及び/又は反応液体流路を形成した後、前記表面層を形成して成る燃料電池用セパレータ。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ材料を用いた燃料電池用セパレータであって、前記ステンレス鋼基材に前記表面層を形成した後、プレス加工による反応ガス流路及び/又は反応液体流路を形成して成る燃料電池用セパレータ。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ材料、又は請求項4若しくは5記載の燃料電池用セパレータを用いた燃料電池スタック。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池用セパレータ材料の製造方法であって、
    前記ステンレス鋼基材の表面に、前記Crを乾式成膜した後、Auを乾式成膜する燃料電池用セパレータ材料の製造方法。
  8. 前記乾式成膜がスパッタリングである請求項7記載の燃料電池用セパレータ材料の製造方法。
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