JP2011242485A - ズームレンズ - Google Patents

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JP2011242485A JP2010112686A JP2010112686A JP2011242485A JP 2011242485 A JP2011242485 A JP 2011242485A JP 2010112686 A JP2010112686 A JP 2010112686A JP 2010112686 A JP2010112686 A JP 2010112686A JP 2011242485 A JP2011242485 A JP 2011242485A
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Abstract

【課題】小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供する。
【解決手段】このズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G11と、負の屈折力を有する第2レンズ群G12と、正の屈折力を有する第3レンズ群G13と、正の屈折力を有する第4レンズ群G14と、負の屈折力を有する第5レンズ群G15と、が配置されて構成される。第1レンズ群G11は、物体側から順に、両凹の第1レンズL111、正の第2レンズL112、および両凸の第3レンズL113が配置されて構成される。また、第1レンズL111と第2レンズL112とは接合されている。そして、所定の条件を満足することで、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、撮像素子の大型化、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を得られる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置に搭載するのに好適なインナーフォーカス式のズームレンズに関する。
近年、ビデオカメラやデジタルカメラなどにおいて、より一層の小型化とともに高変倍比化が要求されている。この要求に応えるために、小型、高倍率のズームレンズが提案されている(たとえば、特許文献1〜5を参照。)。
たとえば、特許文献1に開示されたズームレンズは、ビデオカメラや写真用カメラに搭載することを目的としており、10倍程度の変倍比と1.8程度のFナンバを有している。このズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を備え、所定の条件を満足することにより、小型化、高変倍比化、大口径比化を達成することができる。
特許第3513265号公報 特許第3196283号公報 特許第4222165号公報 特開平7−306363号公報 特開2003−29146号公報
ところで、近年、デジタルカメラは更なる高画質化が求められており、撮像素子(CCDやCMOS等)の高画素化(いわゆるメガピクセル化)が進み、撮像素子サイズも大きくなる傾向にある。このような高画素化及び大型化された撮像素子に特許文献1に記載のズームレンズを適用して従来通りの画角、変倍比および一定の画質を得ようとすると、もはや光学系の小型化が維持できず、光学系の大型化が必要になるという問題が発生する。特に、特許文献1に記載のズームレンズでは、第1群の第1レンズに負のメニスカスレンズを用いているため、前玉径の小型化と良好な光学性能を維持しながら第1群の屈折力を大きくすることはできず、結果として光学系の小型化が難しい。すなわち、従来は撮像素子サイズが小さかったため、光学系の小型化が維持できていたに過ぎなかったということである。市場ではあいかわらずコンパクトなカメラが要求されており、特許文献1に記載の技術ではかかる要求に応えることはできない。また、特許文献2〜5に開示された技術も、同様の問題を含んでいる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、撮像素子の大型化及びメガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群を固定し、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側から像側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、前記第1レンズ群は、物体側から順に配置された、両凹形状の負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、を備えて構成され、前記第1レンズと前記第2レンズとは接合されており、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(1) −4.0<f1n/fw<−2.0
(2) 2.5<f1/fw<3.3
ただし、f1nは前記第1レンズ群を構成する第1レンズの焦点距離、f1は前記第1レンズ群全体の焦点距離、fwは広角端における光学系全系の焦点距離を示す。
この請求項1に記載の発明によれば、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズが得られる。
また請求項2にかかるズームレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第4レンズ群の像側に、広角端から望遠端への変倍の際に固定される負の屈折力を有する第5レンズ群を備えたことを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、第5レンズ群の無い請求項1の状態より収差補正が容易となり、敏感度も低減できるため製造性が向上する。
また、請求項3の発明にかかるズームレンズは、請求項1または2に記載の発明において、望遠端における前記第2レンズ群の倍率をβ2t、広角端における前記第2レンズ群の倍率をβ2w、望遠端における前記第3レンズ群の倍率をβ3t、広角端における前記第3レンズ群の倍率をβ3w、望遠端における前記第4レンズ群の倍率をβ4t、広角端における前記第4レンズ群の倍率をβ4wとし、β2x=β2t/β2w、β3x=β3t/β3w、β4x=β4t/β4wとするとき、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(3) 1.0<β2x/(β3x×β4x)<3.7
この請求項3に記載の発明によれば、小型化、高変倍比化に伴って発生する諸収差をより良好に補正することができるようになる。
この発明によれば、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例1にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。
以下、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を含み構成される。そして、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群を固定し、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側から像側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行って焦点調節を行う。
この発明は、小型化、広角化、高変倍比化(5倍程度以上)を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、以下に示すような各種条件を設定している。
まず、前記第1レンズ群は、物体側から順に配置された、両凹形状の負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、を備えて構成される。加えて、前記第1レンズと前記第2レンズとは接合されている。このように、最も物体側に配置される前記第1レンズに両凹レンズを採用することで、前玉径の口径を小さくしたままで大きな負の屈折力を得ることができる。これにより、変倍時における前記第2レンズ群の移動量を抑制し、光学系の全長を短くすることができる。また、当該第1レンズを正レンズで構成された前記第2レンズと接合することにより、色収差の発生を抑制することができる。また、両凹レンズで構成された前記第1レンズにより発生した大きな負の屈折力を前記第2レンズだけでは抑えられないので、正レンズで構成された前記第3レンズを配置した。なお、この第3レンズ自体が収差を発生させるおそれがあるため、必要に応じて当該第3レンズに非球面を形成することで、収差補正能力を向上させることができる。
さらに、この発明にかかるズームレンズでは、前記第1レンズ群を構成する第1レンズの焦点距離をf1n、広角端における光学系全系の焦点距離をfwとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) −4.0<f1n/fw<−2.0
条件式(1)は、前記第1レンズ群の第1レンズの負の屈折力の強さを規定するための式である。条件式(1)を満足することにより、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えることができる。f1n/fwの値が条件式(1)で規定した範囲から外れると、前玉径の増大、収差の悪化、変倍比の低下などを引き起こし、所望の光学性能が得られなくなる。なお、この条件式(1)を満足することで発生する収差を補正するため、前記第1レンズ群には正レンズが必要となる。また、かかる正レンズによってさらなる収差補正効果を得たい場合には当該正レンズに非球面を形成するとよい。この発明では、前記第3レンズに非球面が形成された両凸レンズを採用した。
さらに、この発明にかかるズームレンズでは、前記第1レンズ群全体の焦点距離をf1とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(2) 2.5<f1/fw<3.3
条件式(2)は、前記第1レンズ群の屈折力の強さを規定するための式である。この条件式(2)を満足することで、光学系全長の短縮化を図ることができる。f1/fwの値が条件式(2)で規定した範囲から外れると、前記第1レンズ群の屈折力が不足し、前記第2レンズ群の変倍比が小さくなってしまうという不都合が生じる。この状態で、所望の変倍比を得ようとすると、変倍時における前記第2レンズ群の移動量が増大し、光学系の全長が長くなり、好ましくない。
さらに、この発明にかかるズームレンズでは、前記第4レンズ群の像側に、広角端から望遠端への変倍の際に固定される負の屈折力を有する第5レンズ群を配置することが好ましい。このようにすることで、第5レンズ群の無い状態より収差補正が容易となり、敏感度も低減できるため製造性が向上する。
さらに、この発明にかかるズームレンズでは、望遠端における前記第2レンズ群の倍率をβ2t、広角端における前記第2レンズ群の倍率をβ2w、望遠端における前記第3レンズ群の倍率をβ3t、広角端における前記第3レンズ群の倍率をβ3w、望遠端における前記第4レンズ群の倍率をβ4t、広角端における前記第4レンズ群の倍率をβ4wとし、さらに、β2x=β2t/β2w、β3x=β3t/β3w、β4x=β4t/β4wとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(3) 1.0<β2x/(β3x×β4x)<3.7
条件式(3)は、前記第2レンズ群と前記第3,第4レンズ群との屈折力バランスを良好に維持するため条件を示す式である。この条件式(3)を満足することで、メガピクセル化に十分対応できる極めて優れた光学性能が得られる。β2x/(β3x×β4x)の値が条件式(3)で規定した範囲から外れると、前記第2レンズ群と前記第3,第4レンズ群との屈折力バランスが崩れ、前記第2レンズ群で諸収差の発生が顕著になり、また前記第3レンズ群の敏感度が増大する。前記第3レンズ群の敏感度が大きくなりすぎると、当該第3レンズ群を構成するレンズ形状がわずかに設計値から外れただけでも(非球面形状の場合は特に)、大幅な光学性能の劣化を招くことになり、好ましくない。
また、この発明にかかるズームレンズでは、前記第2レンズ群において最も物体側に配置されるレンズの屈折率をN2g1とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(4) N2g1>1.8
条件式(4)は、前記第2レンズ群において最も物体側に配置されるレンズの物体側面の形状を規定するための式である。条件式(4)を満足することで、前記第2レンズ群において最も物体側に配置されるレンズの物体側面の形状を凸形状にすることができ、光学性能の劣化を防止することができる。条件式(4)においてその下限を下回ると、前記第2レンズ群における最も物体側の面が凹形状となって、大きな収差が発生し、著しい光学性能の劣化を招くことなる。なお、前記第2レンズ群における最も物体側には、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズを配置するとよい。また、前記第2レンズ群に負レンズと正レンズとからなる接合レンズを配置すると、より良好な収差補正が可能になる。加えて、当該接合レンズを構成する正レンズに非球面を形成すれば、さらなる良好な収差補正が可能になる。
さらに、この発明にかかるズームレンズでは、前記第3レンズ群を非球面が形成されたレンズで構成することが好ましい。この発明では、前記第3レンズ群は開口絞りの直近に配置されるため、全ズームポジションにおいて太い光線が入射される。このため当該レンズ群は収差補正の要となる。そこで、この第3レンズ群を構成するレンズに非球面を形成することで、レンズ枚数の削減および良好な収差補正効果が得られる。
以上説明したように、この発明にかかるズームレンズは、上記各条件を満足することにより、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えることができる。特に、光学系全長と前玉径の小型化を維持しつつ、十分な広角領域を有するズームレンズを実現するためには、最も物体側に位置するレンズ群に正の屈折力を備えるとともに、当該レンズ群の最も物体側に凹面を向けたレンズを配置すると有効である。そこで、この発明にかかるズームレンズでは、最も物体側のレンズに両凹レンズを採用することにより、第1レンズ群の屈折力の強化を図っている。これにより、前玉径の口径を小さくでき、さらに変倍をつかさどる第2レンズ群の移動量を抑制できるため、光学系の全長を短縮することができる。
図1は、実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G11と、負の屈折力を有する第2レンズ群G12と、正の屈折力を有する第3レンズ群G13と、正の屈折力を有する第4レンズ群G14と、負の屈折力を有する第5レンズ群G15と、が配置されて構成される。第2レンズ群G12と第3レンズ群G13との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTPが配置されている。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G11は、前記物体側から順に、第1レンズL111、第2レンズL112、および第3レンズL113が配置されて構成される。第1レンズL111は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第2レンズL112は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第1レンズL111と第2レンズL112とは接合されている。第3レンズL113は、正の屈折力を有する両凸レンズで構成されており、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第2レンズ群G12は、前記物体側から順に、第1レンズL121、第2レンズL122、および第3レンズL123が配置されて構成される。第1レンズL121は、前記物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL122は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL123は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第2レンズL122と第3レンズL123とは接合されている。
第3レンズ群G13は、正の屈折力を有するレンズL131で構成され、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第4レンズ群G14は、前記物体側から順に、第1レンズL141、第2レンズL142が配置されて構成される。第1レンズL141は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL142は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第1レンズL141と第2レンズL142とは接合されている。
第5レンズ群G15は、前記物体側から順に、第1レンズL151、第2レンズL152が配置されて構成される。第1レンズL151は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL152は、正の屈折力を有するレンズで構成され、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G12を光軸に沿って前記物体側から結像面IMG側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行う。そして、変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を、第4レンズ群G14の移動軌跡が前記物体側に凸形状を描くように(望遠端近辺でUターンするように)、第4レンズ群G14を光軸に沿って移動させて行う。なお、第1レンズ群G11、第3レンズ群G13、および第5レンズ群G15は、常時固定されている。
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=6.29(fw:広角端)〜13.36(中間状態)〜27.35(ft:望遠端)
Fナンバ=3.52(広角端)〜3.78(中間状態)〜3.85(望遠端)
画角(2ω)=67.48°(広角端)〜31.91°(中間状態)〜15.47°(望遠端)
変倍比= 4.35倍
(条件式(1)に関する数値)
第1レンズ群G11を構成する第1レンズL111の焦点距離(f1n)=-14.60
f1n/fw= -2.32
(条件式(2)に関する数値)
第1レンズ群G11全体の焦点距離(f1)=17.84
f1/fw=2.84
(条件式(3)に関する数値)
望遠端における第2レンズ群G12の倍率(β2t)=-1.37
広角端における第2レンズ群G12の倍率(β2w)=-0.42
望遠端における第3レンズ群G13の倍率(β3t)=18.44
広角端における第3レンズ群G13の倍率(β3w)=-6.87
望遠端における第4レンズ群G14の倍率(β4t)=-0.05
広角端における第4レンズ群G14の倍率(β4w)=0.11
β2x=3.25
β3x=-2.69
β4x=-0.50
β2x/(β3x×β4x)=2.42
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G12において最も物体側に配置されるレンズ(第1レンズL121)の屈折率(N2g1)=1.883
1=-48.45
1=0.6 nd1=2.0006 νd1=25.458
2=21.33
2=2.75 nd2=1.487489 νd2=70.4412
3=-39.82
3=0.15
4=16.83834(非球面)
4=2.95 nd3=1.851348 νd3=40.1045
5=-27.9566(非球面)
5=0.68(広角端)〜5.41(中間状態)〜9.19(望遠端)
6=147.6
6=0.5 nd4=1.883 νd4=40.8054
7=7.58
7=1.257374
8=-8.4
8=0.4 nd5=1.787997 νd5=47.4938
9=8.4
9=1.38 nd6=1.92286 νd6=20.8804
10=-234
10=9.80(広角端)〜5.08(中間状態)〜1.30(望遠端)
11=∞(開口絞り)
11=1.5
12=13.00711(非球面)
12=1.34 nd7=1.5312 νd7=56.5
13=-33.746(非球面)
13=5.56(広角端)〜3.15(中間状態)〜2.83(望遠端)
14=13.5
14=0.63 nd8=1.903658 νd8=31.315
15=7.01
15=2.61 nd9=1.617998 νd9=63.3959
16=-16.835
16=2.61(広角端)〜5.02(中間状態)〜5.33(望遠端)
17=13.9
17=0.86 nd10=1.846663 νd10=23.7848
18=6.96
18=2.18
19=14.43134(非球面)
19=2 nd11=1.618806 νd11=63.8554
20=-78.0264(非球面)
20=9.146037
21=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D,E)
(第4面)
K=0.630346,
A=0,B=4.65×10-6
C=4.91×10-7,D=-1.74×10-8
E=2.34×10-10
(第5面)
K=1,
A=0,B=7.15×10-5
C=4.5×10-8,D=-1.3×10-8
E=2.2×10-10
(第12面)
K=1,
A=0,B=0.000116,
C=-1.7×10-5,D=2.95×10-6
E=-2.7×10-7
(第13面)
K=1,
A=0,B=0.000417,
C=-1.8×10-5,D=2.41×10-6
E=-2×10-7
(第19面)
K=1,
A=0,B=0.000106,
C=3.29×10-6,D=-1.6×10-6
E=4.41×10-8
(第20面)
K=1,
A=0,B=8.71×10-5
C=5.01×10-6,D=-1.9×10-6
E=4.92×10-8
また、図2は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図3は、実施例1にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。図4は、実施例1にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図5は、実施例1にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。図6は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図7は、実施例1にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。なお、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図8は、実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G21と、負の屈折力を有する第2レンズ群G22と、正の屈折力を有する第3レンズ群G23と、正の屈折力を有する第4レンズ群G24と、負の屈折力を有する第5レンズ群G25と、が配置されて構成される。第2レンズ群G22と第3レンズ群G23との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTPが配置されている。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G21は、前記物体側から順に、第1レンズL211、第2レンズL212、および第3レンズL213が配置されて構成される。第1レンズL211は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第2レンズL212は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第1レンズL211と第2レンズL212とは接合されている。第3レンズL213は、正の屈折力を有する両凸レンズで構成されており、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第2レンズ群G22は、前記物体側から順に、第1レンズL221、第2レンズL222、および第3レンズL223が配置されて構成される。第1レンズL221は、前記物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL222は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL223は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第2レンズL222と第3レンズL223とは接合されている。
第3レンズ群G23は、正の屈折力を有するレンズL231で構成され、レンズの両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第4レンズ群G24は、前記物体側から順に、第1レンズL241、第2レンズL242が配置されて構成される。第1レンズL241は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL242は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第1レンズL241と第2レンズL242とは接合されている。
第5レンズ群G25は、前記物体側から順に、第1レンズL251、第2レンズL252が配置されて構成される。第1レンズL251は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL252は、正の屈折力を有するレンズで構成され、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G22を光軸に沿って前記物体側から結像面IMG側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行う。そして、変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を、第4レンズ群G24の移動軌跡が前記物体側に凸形状を描くように(望遠端近辺でUターンするように)、第4レンズ群G24を光軸に沿って移動させて行う。なお、第1レンズ群G21、第3レンズ群G23、および第5レンズ群G25は、常時固定されている。
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=6.30(fw:広角端)〜13.35(中間状態)〜28.67(ft:望遠端)
Fナンバ=3.49(広角端)〜3.64(中間状態)〜4.08(望遠端)
画角(2ω)=68.40°(広角端)〜33.55°(中間状態)〜15.62°(望遠端)
変倍比=4.55倍
(条件式(1)に関する数値)
第1レンズ群G21を構成する第1レンズL211の焦点距離(f1n)=-16.24
f1n/fw= -2.58
(条件式(2)に関する数値)
第1レンズ群G21全体の焦点距離(f1)=20.3836
f1/fw=3.24
(条件式(3)に関する数値)
望遠端における第2レンズ群G22の倍率(β2t)=-0.72
広角端における第2レンズ群G22の倍率(β2w)=-0.31
望遠端における第3レンズ群G23の倍率(β3t)=5.18
広角端における第3レンズ群G23の倍率(β3w)=-4.14
望遠端における第4レンズ群G24の倍率(β4t)=-0.25
広角端における第4レンズ群G24の倍率(β4w)=0.16
β2x=2.36
β3x=-1.25
β4x=-1.54
β2x/(β3x×β4x)=1.22
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G22において最も物体側に配置されるレンズ(第1レンズL221)の屈折率(N2g1)=1.883
1=-1016.33
1=0.60 nd1=2.0006 νd1=25.458
2=16.67
2=2.56 nd2=1.516798 νd2=64.1983
3=-164.38
3=0.15
4=13.91(非球面)
4=2.68 nd3=1.851348 νd3=40.1045
5=-76.42(非球面)
5=0.60(広角端)〜5.55(中間状態)〜8.98(望遠端)
6=65.24
6=0.50 nd4=1.883 νd4=40.8054
7=6.50
7=1.13
8=-11.67
8=0.40 nd5=1.883 νd5=40.8054
9=7.89
9=1.17 nd6=1.945945 νd6=17.9843
10=48.08
10=9.68(広角端)〜4.73(中間状態)〜1.30(望遠端)
11=∞(開口絞り)
11=1.50
12=11.29(非球面)
12=1.50 nd7=1.5312 νd7=56.5
13=-25.24(非球面)
13=7.53(広角端)〜4.86(中間状態)〜1.98(望遠端)
14=10.15
14=0.50 nd8=1.903658 νd8=31.315
15=6.12
15=2.80 nd9=1.618806 νd9=63.8554
16=-17.80
16=1.60(広角端)〜4.27(中間状態)〜7.15(望遠端)
17=50.78
17=0.50 nd10=1.903658 νd10=31.315
18=7.10
18=1.60
19=8.87(非球面)
19=2.00 nd11=1.589129 νd11=61.2526
20=-150(非球面)
20=10.33
21=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D,E)
(第4面)
K=0.63,
A=0,B=-2.64×10-5
C=-1.29×10-7,D=6.82×10-9
E=-7.09×10-11
(第5面)
K=1,
A=0,B=-1.1×10-5
C=2.35×10-7,D=2.03×10-9
E=-4.7×10-11
(第12面)
K=1,
A=0,B=-9.6×10-5
C=-1.4×10-5,D=2.7×10-6
E=-1.6×10-7
(第13面)
K=1,
A=0,B=0.000181,
C=-1.6×10-5,D=2.73×10-6
E=-1.6×10-7
(第19面)
K=1,
A=0,B=0.000124,
C=5×10-6,D=-6.6×10-7
E=2.77×10-8
(第20面)
K=1,
A=0,B=-0.00043,
C=4.6×10-5,D=-5.4×10-6
E=2.15×10-7
また、図9は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図10は、実施例2にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。図11は、実施例2にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図12は、実施例2にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。図13は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図14は、実施例2にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。なお、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図15は、実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G31と、負の屈折力を有する第2レンズ群G32と、正の屈折力を有する第3レンズ群G33と、正の屈折力を有する第4レンズ群G34と、負の屈折力を有する第5レンズ群G35と、が配置されて構成される。第2レンズ群G32と第3レンズ群G33との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTPが配置されている。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G31は、前記物体側から順に、第1レンズL311、第2レンズL312、および第3レンズL313が配置されて構成される。第1レンズL311は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第2レンズL312は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。第1レンズL311と第2レンズL312とは接合されている。第3レンズL313は、正の屈折力を有する両凸レンズで構成されており、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第2レンズ群G32は、前記物体側から順に、第1レンズL321、第2レンズL322、および第3レンズL323が配置されて構成される。第1レンズL321は、前記物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズで構成されている。第2レンズL322は、負の屈折力を有する両凹レンズで構成されている。第3レンズL323は、正の屈折力を有するレンズで構成されている。また、第2レンズL322と第3レンズL323とは接合されている。
第3レンズ群G33は、正の屈折力を有するレンズL331で構成され、レンズの両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
第4レンズ群G34は、前記物体側から順に、第1レンズL341、第2レンズL342が配置されて構成される。第1レンズL341は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL342は、正の屈折力を有するレンズで構成され、結像面IMG側の面に非球面が形成されている。また、第1レンズL341と第2レンズL342とは接合されている。
第5レンズ群G35は、前記物体側から順に、第1レンズL351、第2レンズL352が配置されて構成される。第1レンズL351は、負の屈折力を有するレンズで構成されている。第2レンズL352は、正の屈折力を有するレンズで構成され、レンズ両面にはそれぞれ非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G32を光軸に沿って前記物体側から結像面IMG側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行う。そして、変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を、第4レンズ群G34の移動軌跡が前記物体側に凸形状を描くように(望遠端近辺でUターンするように)、第4レンズ群G34を光軸に沿って移動させて行う。なお、第1レンズ群G31、第3レンズ群G33、および第5レンズ群G35は、常時固定されている。
以下、実施例3にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=6.30(fw:広角端)〜13.35(中間状態)〜28.35(ft:望遠端)
Fナンバ=3.58(広角端)〜3.72(中間状態)〜3.73(望遠端)
画角(2ω)=67.68°(広角端)〜32.31°(中間状態)〜15.03°(望遠端)
変倍比=4.50倍
(条件式(1)に関する数値)
第1レンズ群G31を構成する第1レンズL311の焦点距離(f1n)=-13.5705
f1n/fw= -2.15
(条件式(2)に関する数値)
第1レンズ群G31全体の焦点距離(f1)=18.16
f1/fw=2.88
(条件式(3)に関する数値)
望遠端における第2レンズ群G32の倍率(β2t)=-1.42
広角端における第2レンズ群G32の倍率(β2w)=-0.40
望遠端における第3レンズ群G33の倍率(β3t)=-2.20
広角端における第3レンズ群G33の倍率(β3w)=-1.31
望遠端における第4レンズ群G34の倍率(β4t)=0.34
広角端における第4レンズ群G34の倍率(β4w)=0.45
β2x=3.52
β3x=1.68
β4x=0.76
β2x/(β3x×β4x)=2.75
(条件式(4)に関する数値)
第2レンズ群G32において最も物体側に配置されるレンズ(第1レンズL321)の屈折率(N2g1)=2.0006
1=-28.06
1=0.60 nd1=2.0006 νd1=25.458
2=27.08
2=3.04 nd2=1.670028 νd2=47.1965
3=-26.02
3=0.15
4=17.31(非球面)
4=2.77 nd3=1.851348 νd3=40.1045
5=-43.52(非球面)
5=0.74(広角端)〜5.91(中間状態)〜9.94(望遠端)
6=-62.00
6=0.50 nd4=2.0006 νd4=25.458
7=6.21
7=1.89
8=-12.46
8=0.50 nd5=1.618806 νd5=63.8554
9=8.17
9=1.43 nd6=1.945945 νd6=17.9843
10=337.99
10=10.50(広角端)〜5.33(中間状態)〜1.30(望遠端)
11=∞(開口絞り)
11=1.50
12=8.40(非球面)
12=2.21 nd7=1.618806 νd7=63.8554
13=-107.39(非球面)
13=3.81(広角端)〜1.94(中間状態)〜1.79(望遠端)
14=10.39
14=1.00 nd8=1.903658 νd8=31.315
15=4.50
15=2.60 nd9=1.622994 νd9=58.1223
16=-22.19(非球面)
16=3.63(広角端)〜5.50(中間状態)〜5.65(望遠端)
17=-8.40
17=0.50 nd10=2.0006 νd10=25.458
18=65.74
18=1.98
19=13.01(非球面)
19=2.66 nd11=1.5312 νd11=56.5
20=-9.70878(非球面)
20=5.40
21=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D,E)
(第4面)
K=1.23,
A=0,B=1.11×10-5
C=-2.56×10-7,D=-3.30×10-9
E=7.28×10-11
(第5面)
K=-53.55,
A=0,B=-1.2×10-5
C=1.43×10-7,D=-3.7×10-9
E=6.47×10-11
(第12面)
K=-0.69,
A=0,B=7.3×10-5
C=-4.1×10-7,D=-4.2×10-7
E=2.06×10-8
(第13面)
K=-0.24,
A=0,B=0.000108,
C=-1.9×10-5,D=1.77×10-6
E=-1.3×10-7
(第16面)
K=81.00,
A=0,B=0.000144,
C=-2.4×10-5,D=1.82×10-6
E=-1.3×10-7
(第19面)
K=0.31,
A=0,B=3.33×10-5
C=2.76×10-5,D=-1.1×10-6
E=3.66×10-8
(第20面)
K=-23.87,
A=0,B=-0.00201,
C=0.000182,D=-7.7×10-6
E=1.57×10-7
また、図16は、実施例3にかかるズームレンズの広角端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図17は、実施例3にかかるズームレンズの広角端における倍率色収差図である。図18は、実施例3にかかるズームレンズの中間状態における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図19は、実施例3にかかるズームレンズの中間状態における倍率色収差図である。図20は、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における球面収差図、非点収差図、歪曲収差図である。図21は、実施例3にかかるズームレンズの望遠端における倍率色収差図である。なお、非点収差図におけるΔS,ΔMは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
なお、上記各実施例中の数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、開口絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、開口絞りなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.5600nm)に対する屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズなどのd線(λ=587.5600nm)に対するアッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、レンズ面頂点から光軸方向の距離をZ、光軸と垂直な方向の高さをhとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 2011242485
ただし、cは曲率(1/r)、Kは円錐係数、A,B,C,D,Eはそれぞれ2次,4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
以上説明したように、上記各実施例のズームレンズは、上記各条件を満足することで、小型化、広角化、高変倍比化を達成したうえで、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えることができる。すなわち、全変倍域に亘って発生する諸収差を良好に補正することができるようになる。また、上記各実施例のズームレンズは、適宜非球面が形成されたレンズを用いているため、少ないレンズ枚数で、良好な光学性能を維持することができる。
以上のように、この発明のズームレンズは、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置に有用であり、特に、メガピクセル化に対応しうる高い光学性能が要求される場合に最適である。
11,G21,G31 第1レンズ群
12,G22,G32 第2レンズ群
13,G23,G33 第3レンズ群
14,G24,G34 第4レンズ群
15,G25,G35 第5レンズ群
111,L121,L141,L151,L211,L221,L241,L251,L311,L321,L341,L351 第1レンズ
112,L122,L142,L152,L212,L222,L242,L252,L312,L322,L342,L352 第2レンズ
113,L123,L213,L223,L313,L323 第3レンズ
131,L231,L331 レンズ
STP 開口絞り
IMG 結像面

Claims (3)

  1. 物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、
    前記第1レンズ群および前記第3レンズ群を固定し、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側から像側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、
    前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うように構成されたズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に配置された、両凹形状の負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、を備えて構成され、前記第1レンズと前記第2レンズとは接合されており、
    以下に示す条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) −4.0<f1n/fw<−2.0
    (2) 2.5<f1/fw<3.3
    ただし、f1nは前記第1レンズ群を構成する第1レンズの焦点距離、f1は前記第1レンズ群全体の焦点距離、fwは広角端における光学系全系の焦点距離を示す。
  2. 前記第4レンズ群の像側に、広角端から望遠端への変倍の際に固定される負の屈折力を有する第5レンズ群を備えたことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 望遠端における前記第2レンズ群の倍率をβ2t、広角端における前記第2レンズ群の倍率をβ2w、望遠端における前記第3レンズ群の倍率をβ3t、広角端における前記第3レンズ群の倍率をβ3w、望遠端における前記第4レンズ群の倍率をβ4t、広角端における前記第4レンズ群の倍率をβ4wとし、
    β2x=β2t/β2w、β3x=β3t/β3w、β4x=β4t/β4wとするとき、
    以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    (3) 1.0<β2x/(β3x×β4x)<3.7
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