JP2011241814A - 重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機 - Google Patents

重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の扇風機では必須の構成要素であった支柱や平面上の支持部が不要であり、首振りをするための複雑な機械的構造をなくし簡素な構造で首振り運動を可能とする扇風機を提供する。
【解決手段】前方ガード301と後方ガード302とをガード固定部305により固定してなる外郭300内に、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100とファン200とが内包されておりこれらはモータ回転軸19上に不動固定されており、回転駆動部10により回転する。この回転駆動部に対して動力源として電池20がバランスよく配置されており、スイッチ314により起動停止を行う。ジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心は回転軸上にありファン200はこのジャイロを発生させる回転可能な重錘の回転により発生するジャイロによりその方向を可変とする構造を持つ。
【選択図】図15

Description

本発明は、ジャイロを用いて簡便な方法で送風方向を変えることが可能な扇風機に関する。
扇風機は通常、送風方向を変えるための首振り機構を備えている。首振り部分は、ファンと、ファンを回転させる動力部とを外郭で格納する構造となっており、外郭を左右に首振り運動をさせるための機構が別途設けられているのが通常である。また、この首振り部分を安定して支えるために、外郭を支柱で支え、この支柱に連結する平面状の支持部を床面に接触させる構造を採っている。
扇風機に関する技術の一例が、以下の文献に記載されている。
特開昭63−230996号公報 特公平6−8634号公報 実公昭49-17119号広報
上述した構造の扇風機においては、首振り部分が相当の重量を有しているため、設置面に対して安定して扇風機を支持するためには、平面状の支持部の床面との接触面積を広くする必要があり、扇風機全体として大型になってしまう。また、この構造の扇風機では、首振り角度の範囲が限定されてしまい、送風方向を自由に変えるという点での自由度に乏しい。さらに、首振り機構を設けるための専用の部品が必要となり、部品点数が増え、故障も起きやすくなる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ジャイロを用いることによって首振り機構を簡便な方法で実現し、従来の扇風機では必須の構成要素であった支柱や平面状の支持部や首振りの為の機械構造が不要であり、スペース上の制限を受けずに設置可能な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機は、複数の回転羽からなるファンと、前記ファンの回転軸上に重心を有するジャイロを発生させる回転可能な重錘とを備え、前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘のコマ運動にて前記ファンによる送風方向が変えられる構造を有することを特徴とする。
例えばジャイロを発生させる回転可能な重錘の重心部分が凸部になっており、これを支点に回転するコマのようなものに複数の羽根を取り付けた構造をもつもので手動によりコマのように回転可能なものである。
本発明においては、前記ファンと前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘とを回転させる回転駆動部とを備えることを特徴とし継続して重錘の回転による継続可能なコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
本発明においては、回転駆動部によってファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが回転するという動作だけで、ジャイロを発生させる回転可能な重錘のこま運動に伴ってファンによる送風方向が変えられる構造であるため、送風方向を変えるための別途の構造を必要としない。
そのため、極めて簡単な構造で送風方向が可変な扇風機を実現することができる。
本発明においては、前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部より回転中心寄りに空隙を有する環状の回転体として形成することができる。ジャイロを発生させる回転可能な重錘はコマ運動を誘起させるために設けた物であるが、このジャイロを発生させる回転可能な重錘を、外周部より回転中心寄りに空隙を有する環状の回転体として形成すると、ジャイロを発生させる回転可能な重錘の質量の割合を外周部に多く構成可能となりその慣性モーメントを大きくすることができるため、コマ運動を誘起しやすく、送風方向の変更を効果的に行うことができる。また、空隙が風の通り道となるため、ジャイロを発生させる回転可能な重錘を取り付けても風量を豊富に確保することができる。
本発明においては、前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部の厚みが外周部以外の部分の厚みよりも厚くなるように形成することができる。
ジャイロを発生させる回転可能な重錘をこのように形成すると、ジャイロを発生させる回転可能な重錘の外周部において質量を増やすことが可能となる。そのため、慣性モーメントを大きくすることができるとともに、空隙を設ける場合には、空隙をさらに大きく形成することができるため、風の通り道を確保する点についてもその効果が大きい。また空隙を設けない場合においても慣性モーメントを大きくする効果は有効である。
本発明においては、前記ファンと前記回転軸と前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘と前記回転駆動部とを内包する外郭を備え、前記回転軸は外郭内で支持されている。これにより外郭は前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘のジャイロの影響を受けこの外郭はこの重錘の力によりコマ運動を行うことができる。
これは前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘の回転に伴い発生するジャイロは回転軸を通じて回転可能にこの回転軸を支持しこれらを内包する外郭に対しこの重錘のコマ運動を行わせる。つまりこのジャイロを発生させる回転可能な重錘のコマ運動とこれを内包する外郭のコマ運動は関連した動きをおこなう。
この構造により、外郭がジャイロを発生させる回転可能な重錘とともにコマ運動することが可能となり、ファンが外郭内で保護された状態で送風を一定方向に不動固定又はコマ運動に伴い周囲に送風を行うことを可能とすることができる。
本発明においては、外郭外周に設けられた斜め支持部及び吊り下げ部、または前記外郭の外周に設けられた外周接点にフック掛けを設けることができる。
支持部または外周接点にフック掛けが設けられていることにより、このフック掛けに紐をかけて外郭を吊り下げて使用することができる。またこのフックかけが複数あることによりコマ運動を誘発したり不動固定の運動を可能にしている。さらにこの吊り下げひもであるが、上記外郭が回転運動をするため、この吊り下げひもはこの回転によりよじれることのない構造を有している。
本発明によると、ジャイロを用いることによって首振り機構を簡便な方法で実現し、従来の扇風機では必須の構成要素であった支柱や平面状の支持部が不要なジャイロ式扇風機を実現することができる。
本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが連結された状態での正面図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが連結された状態での側面図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが連結された状態での背面図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンの構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるジャイロを発生させる回転可能な重錘の構造を示す図である。 ジャイロを発生させる回転可能な重錘の他の実施形態を用いた物を示す図である。 本発明に係るもっとも基本的な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の構造と動作原理を説明する図である。 本発明に係るもっとも基本的な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に回転駆動部を設けた物を示す図である。 本発明に係るもっとも基本的な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に回転駆動部を設けた物の回転時における力作用を示す図である。 本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態であるジャイロを発生させる回転可能な重錘を取り付けた見取り図である。 本発明の実施形態に係るファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘と回転駆動部の取り付け図である。 本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態を簡略した略図である。 本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態による首振り回転を示す図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の正面図と背面図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の右側面図と平面図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の断面図である。 下げ紐の構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の吊り下げによる支持方法を示す図である。 フック掛けの詳細を示す図である。 本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機を斜め方向に支持する方法を示す図である。
以下に、本発明をその実施形態に基づいて説明する。
図1から図5に、本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘の構造を示す。図1はファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが連結された状態での正面図であり、図2はその側面図、図3は背面図である。また、図4にファンのみの構造を示しており、図4(a)はファンの正面図、同(b)は側面図、同(c)は背面図である。また、図5にジャイロを発生させる回転可能な重錘のみの構造を示しており、図5(a)はジャイロを発生させる回転可能な重錘の側面図、同(b)は正面図である。
図4によりファン200は円板状の中心部200dに対して複数の回転羽200aが放射状に取り付けられて形成されていることが解り、さらに図2によりファン200の回転軸18がジャイロを発生させる回転可能な重錘100を貫通するようにジャイロを発生させる回転可能な重錘100が配置されている。この配置において、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心は、回転軸18上に位置している。
ジャイロを発生させる回転可能な重錘100のファン200への取り付けは、図4に示すファン200の背面であってファン200の回転中心位置に存在する中心部200dに設けられたファン軸穴200bに回転軸18を通し、図5に示すジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心位置となる重錘軸穴100bをこの回転軸18に対して貫通固定することによってなされている。これにより、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100はファン200の回転に伴って回転する。図4において、Kはファン200の回転中心であり、図5(a)において、Jはジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心である。
ジャイロを発生させる回転可能な重錘100は、図5(b)に示すように、中心部100eから放射状に外周側に伸びた複数の連結部100aによって、中心部100eと環状の外周部100dとが連結されており、中心部100eと環状の外周部100dとの間であって連結部100a以外の部分は空隙100cとなっている。すなわち、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100は、外周部100dよりも回転中心寄りに空隙100cを有する環状の回転体として形成されている。ジャイロを発生させる回転可能な重錘100をこのように形成することにより、ジャイロ重錘100の質量を外周部分に多く配分しこの慣性モーメントを大きくすることができるため、こま運動を誘起しやすく、送風方向の変更を効果的に行うことができる。また、ファン200を取り付けた状態を示す図1から明らかなように、ファン200が回転したときの風の通り道が、空隙100cによって確保されるため、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100を取り付けても風量を豊富に確保することができる。
中心部100eに設けられた中心凸部100hは、図5(a)に示すように、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100の外周部100dの面100fよりも少し盛り上がるように形成されており、この中心凸部100hの盛り上がりによって、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100をファン200に結合させた図2のときに、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100の連結部100aは、ファン200の回転羽200aの背面に接触しないように間隔をあけて配置されることとなる。
図6には重錘の外周部100dは面100fより厚みを増してある構造になっておりこれにより重錘の外周部分の質量が増し慣性モーメントを大きくすることを可能としている。さらに空隙100cの面積を増すことができ、効果的に風の通過を可能とすることができる。
図7は本発明に係るもっとも基本的な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の構造と動作原理を説明する図である。図7(a)は回転軸18はジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心Gを通過し接触面Xに対して垂直に位置し、これは不動自立にて回転している。図7(b)は重心Gは接触面Xに対し回転軸18の接触面との接点Sは垂直になっておらず重力方向Yとずれているため、この重力方向Yの外周を回転するコマ運動を行う図である。
この図7で説明の通り重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の最も簡単な構造で風を可変する事が可能となる。手動にて回転軸18を回転させジャイロを発生させる回転可能な重錘100が回転始めることにより発生する慣性モーメントによりファン200は回転をする。図7(b)の様に垂直下方向Yに対して斜めに手動で回転を加えることで、ファン200はジャイロを発生させる回転可能な重錘のコマ運動により周囲に風を送風可能となる。
この場合ファン200の風の抵抗によるジャイロを発生させる回転可能な重錘の慣性モーメントの力に対して反作用により回転速度は減速しやすく、長い時間の使用には耐えられないので短時間での使用となる。
次に回転速度を一定に保つため回転駆動部10を取り付けた物が図8で、本発明に係るもっとも基本的な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に回転駆動部を設けた物を示す図である。この図はモータ回転軸19を回転駆動部10で回転させる図であり、図8(a)は回転駆動部を回転させジャイロを発生させる回転可能な重錘100が十分に回転し始めて接地面Xに対してこのモータ回転軸19の一方の端を接地させ、このモータ回転軸19を垂直に立てることにより不動自立で静止してる図であり、図8(b)はジャイロを発生させる回転可能な重錘100が十分に回転し始めたところで接地面Xに対して斜めにモータ回転軸19がなるようにこの一方の端を接触面Xとの接点Sに立てることによりすなわち重力方向Yに対してこの軸が斜めになりコマ運動をしている図である。
図9は回転駆動部10で回転するファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100が回転する方向の反作用で回転駆動部10が反対方向に回転する図である。
このように回転駆動部10による力はファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100を左に回転させると、この回転駆動部にはこの力の反作用により右側に回転する力関係にある。さらにこの回転駆動部10はフリーの状態であり抵抗を受けていないため簡単にこの反作用に対して前記反作用による回転を開始する。前記図7や図8の場合と同じく、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100が十分回転しジャイロを発生するのを確認して床面Xに対して接するためこの床面に対しては、慣性モーメントの働もあり安定して回転をする。この場合モータ回転軸19は接触面Xに対して直接接して左回転を維持することができる。しかしファン200による風の抵抗が前記慣性モーメントに対して反作用の力が大きい場合は、この反作用の影響を回転駆動部10が受けやすい状況でありこのモータ回転軸19に対しての回転速度には影響を及ぼしやすい。そのためジャイロを発生させる回転可能な重錘100は回転を維持することが困難になりやすくファン200による風も減速し易い。先行技術文献のにある特許文献3に記載されている玩具はこの風の抵抗がない場合である。よってこのファン200の空気抵抗やファン200の回転数による風の抵抗の値により慣性モーメントの力は変化する。
以上で基本となっているジャイロを発生させる回転可能な重錘100とファン200の関係の説明を終え製品として実施形態の詳細に入っていく。
図10は本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態であるジャイロを発生させる回転可能な重錘を取り付けた見取り図である。図10(a)は従来型の扇風機であって、図10(b)はこの扇風機のファン200の後方にこれを回転させるモータ回転軸19上にジャイロを発生させる回転可能な重錘100を取り付けた図である。図10(b)のケース73内部には従来型の扇風機の構造である首振り機構が設けられていない。回転駆動部10のみが設置されているのみの構造となっている。この図10(b)の簡略図を図12に示すとともに従来型扇風機図10(a)の首振り構造図を省略する。
図11は本発明の実施形態に係るファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘と回転駆動部の取り付け図である。前記図10で説明してる取り付け部分を分かりやすく取り出した取り付け図である。ファン200とこれを回転させる回転駆動部10があって、これと同一回転軸となるモータ回転軸19の回転によりこのファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100が回転する。
これにより図11記載のジャイロを発生させる回転可能な重錘100のコマ運動によりこのファン200は図10記載の支持部71に回転可能に取り付けられた首振り回転部70を支点にケース73とともに回転する。この回転するイメージを示す図が図13であり、簡略な図として示す図が図12である。
図12は本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態を簡略した略図である。前記した図11のファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100とこれを回転させる回転駆動部10を首振り可能に支える首振り回転部70があり、これを回転可能に支持する支持部71があってこれらを不動に支持するための支持受座72がある。
図13は本発明の実施形態に係る従来型の扇風機による実施形態による首振り回転を示す図である。図13(a)から図13(b)へと回転し、図13(b)から図13(a)へと戻る様子を示している。
図14は本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の製品としての実施形態正面図と背面図である。図14(a)は製品としての実施形態の正面図であり図14(b)は製品としての実施形態背面図である。外郭300の前面には前面ガード301がありこの中央には支持部304が突出しており、外周には外周接点306がありこれにはフック掛け307が配置されている。図14(b)は製品としての実施形態背面図であるが、外郭300の背面は後方ガード302で覆われておりその中央には支持部304が突出して設けられている。さらにこの支持部304の根本からは外周に向けて左右に斜め支持部及び吊り下げ部309がのびており外周には外周接点306が伺える。動力源を出し入れするための電池ケースふた313があり回転駆動
部に動力の切り替えを行うためのためのスイッチ314が設けられている。
図15は本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の右側面図と平面図である。図15(a)は右側面図であり図15(b)は平面図である。全面ガード301と全面ガード302はガード固定部305によりこれらは固定され、外郭300を形成している。さらに外郭300の全面と背面には支持部304があり、背面の支持部304はモータ回転軸19の先端に固定されている。後方ガード302に設けられている斜め支持部及び吊り下げ部309にはフック掛け308が設けられている。このフック掛け308の部分の斜め支持部及び吊り下げ部の構造は突部形状に丸く突出した形状となっている。図15(b)でも解るようにこの斜め支持部及び吊り下げ部309は、回転軸19に接触しないように設けられ緩やかなテーパーを形成して外周部分に対して低くなるように形成し後方ガード302に対して固定されている。
図16は本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の断面図である。外郭300内に回転駆動部10が設けられておりこの回転駆動部10の両側に、回転駆動部10に電力を供給するための電池20が配置されている。電池20を回転駆動部10の両側に、その重量が均等になるように配置しているのは、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100とファン200とが回転する際に、重量のバランスを失しないためである。電池20は電池ケース311内に収容されており、電池ケース311は電池ケースふた313によって保護されている。電池20にはスイッチ314が接続されている。
この回転駆動部10よりモータ回転軸19がジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心位置を通過しファン200の回転中心を通過して、前面ガード301上に突出し支持部304と接合する。さらにモータ回転軸19は後方ガード方向にものびており、後方ガード302より突出して大きく伸び出したその先には、支持部304を接合する。この場合ファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100はモータ回転軸19に不動固定されていてモータ回転軸19とともに回転可能である。前面ガード301と後方ガード302上の構成は図14や図15で述べたとおりである。
図17は下げ紐の構造を示す図である。図17(a)は回転可能なよりもどし部を数珠状につなげた物でありその先端にフック42があり、図17(b)はよりもどし部の両端に回転可能な状態で設けられる、紐掛け部41aがありこれに、紐部40が取り付けられその先端にフック42が配置される。
図18には、本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機の吊り下げによる支持方法を示す図である。
図18(a)では、外郭300の外周の一部に設けられた外周接点306にフック42を掛けて下げ紐43を連結して支持したものである。この場合には、外郭300が不動状態で固定されて、ファン200による送風方向は一定方向に固定される。
図18(b)では、後方ガード302上に設けられた斜め支持部及び吊り下げ部309に設けられたフック掛け308にフック42を掛けて下げ紐43を連結して支持したものである。この場合には、外郭300がフック掛け308を回転中心として360度回転するようにすることができ、極めて広い範囲に風を送ることができる。
この様にフックを使用して外郭を固定支持することにより前記したファンの回転により外郭の受ける反作用により、重錘の回転により作り出されるジャイロの力の相殺を防ぐことにも効果がある。
図19はフック掛けの詳細を示す図である。
この図は図19(a)に示す外周接点306にあるフック掛け307の詳細を示しており、図19(a)、(b)に示すように、上端部307aの外周部をアーチ状に残してその下方に空隙307bが形成されており、この空隙307bに対して、(c)に示すようにフック42を通すことによって、フック42はフック掛け307に引っかかる構図となる。
図19(d)、(e)は、図15(b)にある斜め支持部及び吊り下げ部309上に設けられているフック掛け308である。こちらは斜め支持部及び吊り下げ部309上に穴があけられておりこれにフック42を通して吊り下げる簡単な構造である。
図20は、発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機を斜め方向に支持する方法を示す図である。外郭300上に設置されている外周接点306の2カ所と斜め支持部及び吊り下げ部309の凸部とをあわせ3カ所にて外郭300を接触面Xに接触させて固定するものである。このようにすると、外郭300が斜め方向に不動状態で固定されて、ファン200による送風方向は一定方向に固定される。この場合モータ回転軸19の先端にある支持部304は接触面Xには接しない。
本発明は、ジャイロを用いることによって首振り機構を簡便な方法で実現するものであり、従来の扇風機では必須の構成要素であった首振りのための機械的な構造やファンと動力部を支持する支柱や平面状の設置面に取り付けるための広い支持部が不要とすることも可能であり、スペース上の制限を受けずにどのような場所でも設置可能な扇風機として利用することができる。
10 回転駆動部
18 回転軸
19 モータ回転軸
20 電池
40 紐部
41 よりもどし部
41a 紐掛け部
42 フック
43 下げ紐
70 首振り回転部
71 支持部
72 支持受座
73 ケース
75 スイッチ部
77 ガード
100 ジャイロを発生させる回転可能な重錘
100a 連結部
100b 重錘軸穴
100c 空隙
100d 外周部
100e 中心部
100f 面
100h 中心凸部
200 ファン
200a 回転羽
200b ファン軸穴
200d 中心部
200e 羽受け枠
201 ファン形態B
300 外郭
301 前方ガード
302 後方ガード
303 支持軸部
304 支持部
305 ガード固定部
306 外周接点
307 フック掛け
307a 上端部
307b 空隙
308 フック掛け
309 斜め支持部及び吊り下げ部
311 電池ケース
312 モーター固定部
313 電池ケースふた
314 スイッチ
320 回転軸受け
321 内側軸受け止め
G 重心位置
J ジャイロを発生させる回転可能な重錘の重心
K ファンの回転中心
S 接触面との接点
X 接触床面
Y 重力方向

Claims (6)

  1. 複数の回転羽からなるファンと、前記ファンの回転軸上に重心を有するジャイロを発生させる回転可能な重錘を備え前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘のこま運動に伴って前記ファンによる送風方向が可変となる構造を有することを特徴とする重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
  2. 前記ファンと前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘と、これらを回転させる回転駆動部とを備えることを特徴とする請求項1記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
  3. 前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部より回転中心寄りに空隙を有する環状の回転体として形成されていることを特徴とする請求項1及び請求項2記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
  4. 前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部の厚みが、外周部以外の部分の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機
  5. 前記ファンと前記回転軸と前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘と前記回転駆動部とを内包する外郭を備え、前記回転軸はこの外郭内部に支持されことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
  6. 前記外郭外周に設けられた斜め支持部及び吊下げ部、または前記外郭の外周に設けられた外周接点にフック掛けが設けられこれらを支点として固定することにより、外郭はこの支点を中心にコマ運動や不動静止をすることを可能とすることを特徴とする請求項5記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。

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