JP2011241814A - 重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前方ガード301と後方ガード302とをガード固定部305により固定してなる外郭300内に、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100とファン200とが内包されておりこれらはモータ回転軸19上に不動固定されており、回転駆動部10により回転する。この回転駆動部に対して動力源として電池20がバランスよく配置されており、スイッチ314により起動停止を行う。ジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心は回転軸上にありファン200はこのジャイロを発生させる回転可能な重錘の回転により発生するジャイロによりその方向を可変とする構造を持つ。
【選択図】図15
Description
扇風機に関する技術の一例が、以下の文献に記載されている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ジャイロを用いることによって首振り機構を簡便な方法で実現し、従来の扇風機では必須の構成要素であった支柱や平面状の支持部や首振りの為の機械構造が不要であり、スペース上の制限を受けずに設置可能な重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機を提供することを目的とする。
そのため、極めて簡単な構造で送風方向が可変な扇風機を実現することができる。
ジャイロを発生させる回転可能な重錘をこのように形成すると、ジャイロを発生させる回転可能な重錘の外周部において質量を増やすことが可能となる。そのため、慣性モーメントを大きくすることができるとともに、空隙を設ける場合には、空隙をさらに大きく形成することができるため、風の通り道を確保する点についてもその効果が大きい。また空隙を設けない場合においても慣性モーメントを大きくする効果は有効である。
この構造により、外郭がジャイロを発生させる回転可能な重錘とともにコマ運動することが可能となり、ファンが外郭内で保護された状態で送風を一定方向に不動固定又はコマ運動に伴い周囲に送風を行うことを可能とすることができる。
支持部または外周接点にフック掛けが設けられていることにより、このフック掛けに紐をかけて外郭を吊り下げて使用することができる。またこのフックかけが複数あることによりコマ運動を誘発したり不動固定の運動を可能にしている。さらにこの吊り下げひもであるが、上記外郭が回転運動をするため、この吊り下げひもはこの回転によりよじれることのない構造を有している。
図1から図5に、本発明の実施形態に係る重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機に用いられるファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘の構造を示す。図1はファンとジャイロを発生させる回転可能な重錘とが連結された状態での正面図であり、図2はその側面図、図3は背面図である。また、図4にファンのみの構造を示しており、図4(a)はファンの正面図、同(b)は側面図、同(c)は背面図である。また、図5にジャイロを発生させる回転可能な重錘のみの構造を示しており、図5(a)はジャイロを発生させる回転可能な重錘の側面図、同(b)は正面図である。
この場合ファン200の風の抵抗によるジャイロを発生させる回転可能な重錘の慣性モーメントの力に対して反作用により回転速度は減速しやすく、長い時間の使用には耐えられないので短時間での使用となる。
このように回転駆動部10による力はファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100を左に回転させると、この回転駆動部にはこの力の反作用により右側に回転する力関係にある。さらにこの回転駆動部10はフリーの状態であり抵抗を受けていないため簡単にこの反作用に対して前記反作用による回転を開始する。前記図7や図8の場合と同じく、ジャイロを発生させる回転可能な重錘100が十分回転しジャイロを発生するのを確認して床面Xに対して接するためこの床面に対しては、慣性モーメントの働もあり安定して回転をする。この場合モータ回転軸19は接触面Xに対して直接接して左回転を維持することができる。しかしファン200による風の抵抗が前記慣性モーメントに対して反作用の力が大きい場合は、この反作用の影響を回転駆動部10が受けやすい状況でありこのモータ回転軸19に対しての回転速度には影響を及ぼしやすい。そのためジャイロを発生させる回転可能な重錘100は回転を維持することが困難になりやすくファン200による風も減速し易い。先行技術文献のにある特許文献3に記載されている玩具はこの風の抵抗がない場合である。よってこのファン200の空気抵抗やファン200の回転数による風の抵抗の値により慣性モーメントの力は変化する。
部に動力の切り替えを行うためのためのスイッチ314が設けられている。
この回転駆動部10よりモータ回転軸19がジャイロを発生させる回転可能な重錘100の重心位置を通過しファン200の回転中心を通過して、前面ガード301上に突出し支持部304と接合する。さらにモータ回転軸19は後方ガード方向にものびており、後方ガード302より突出して大きく伸び出したその先には、支持部304を接合する。この場合ファン200とジャイロを発生させる回転可能な重錘100はモータ回転軸19に不動固定されていてモータ回転軸19とともに回転可能である。前面ガード301と後方ガード302上の構成は図14や図15で述べたとおりである。
図18(a)では、外郭300の外周の一部に設けられた外周接点306にフック42を掛けて下げ紐43を連結して支持したものである。この場合には、外郭300が不動状態で固定されて、ファン200による送風方向は一定方向に固定される。
この図は図19(a)に示す外周接点306にあるフック掛け307の詳細を示しており、図19(a)、(b)に示すように、上端部307aの外周部をアーチ状に残してその下方に空隙307bが形成されており、この空隙307bに対して、(c)に示すようにフック42を通すことによって、フック42はフック掛け307に引っかかる構図となる。
18 回転軸
19 モータ回転軸
20 電池
40 紐部
41 よりもどし部
41a 紐掛け部
42 フック
43 下げ紐
70 首振り回転部
71 支持部
72 支持受座
73 ケース
75 スイッチ部
77 ガード
100 ジャイロを発生させる回転可能な重錘
100a 連結部
100b 重錘軸穴
100c 空隙
100d 外周部
100e 中心部
100f 面
100h 中心凸部
200 ファン
200a 回転羽
200b ファン軸穴
200d 中心部
200e 羽受け枠
201 ファン形態B
300 外郭
301 前方ガード
302 後方ガード
303 支持軸部
304 支持部
305 ガード固定部
306 外周接点
307 フック掛け
307a 上端部
307b 空隙
308 フック掛け
309 斜め支持部及び吊り下げ部
311 電池ケース
312 モーター固定部
313 電池ケースふた
314 スイッチ
320 回転軸受け
321 内側軸受け止め
G 重心位置
J ジャイロを発生させる回転可能な重錘の重心
K ファンの回転中心
S 接触面との接点
X 接触床面
Y 重力方向
Claims (6)
- 複数の回転羽からなるファンと、前記ファンの回転軸上に重心を有するジャイロを発生させる回転可能な重錘を備え前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘のこま運動に伴って前記ファンによる送風方向が可変となる構造を有することを特徴とする重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
- 前記ファンと前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘と、これらを回転させる回転駆動部とを備えることを特徴とする請求項1記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
- 前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部より回転中心寄りに空隙を有する環状の回転体として形成されていることを特徴とする請求項1及び請求項2記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
- 前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘は、その外周部の厚みが、外周部以外の部分の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機
- 前記ファンと前記回転軸と前記ジャイロを発生させる回転可能な重錘と前記回転駆動部とを内包する外郭を備え、前記回転軸はこの外郭内部に支持されことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
- 前記外郭外周に設けられた斜め支持部及び吊下げ部、または前記外郭の外周に設けられた外周接点にフック掛けが設けられこれらを支点として固定することにより、外郭はこの支点を中心にコマ運動や不動静止をすることを可能とすることを特徴とする請求項5記載の重錘の回転によるコマ運動により風方向を可変可能なジャイロ式扇風機。
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JP2016217306A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | フルタ電機株式会社 | 静翼付き送風機(静翼を備えた送風機)の風胴(ドラム)と静翼構造 |
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2011
- 2011-03-03 JP JP2011046177A patent/JP2011241814A/ja active Pending
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