JP2011241764A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)を考慮して燃費や出力の性能改善を実現する内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】ある特定の目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が常に最とは限らない。そこで、圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化するように、可変圧縮比機構を駆動するアクチュエータ15を制御する。具体的には、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を機関の運転状態に応じて変更することにより、燃費や出力の改善を実現する。
【選択図】図8

Description

本発明は、機関の圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を備えた内燃機関の制御装置に関する
運転状態に応じて内燃機関の圧縮比を可変制御可能な可変圧縮比機構を備えた内燃機関が知られている。例えば、特許文献1には、サーボモータを駆動源とする可変圧縮比機構を備えた内燃機関において、現状の圧縮比(実圧縮比)を目標圧縮比とするためにサーボモータの回転をフィードバック制御している。
特開2004−339984号公報
このように可変圧縮比機構の駆動源であるサーボモータを、現状の圧縮比が目標圧縮比となるようフィードバック制御する場合、一旦圧縮比が目標圧縮比と一致してサーボモータの動作が止まっても、筒内圧力によって圧縮比が低下する側に移動してしまうので、再び目標圧縮比に向けてサーボモータを動作させることになる。そのため、実圧縮比が目標圧縮比を中心として変動する(圧縮比に揺らぎが生じる)ことになる。しかしながら、このような目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)の抑制に必要となるエネルギは従来何ら考慮されておらず、性能(出力・燃費)の面で改善の余地があった。
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)を考慮して性能(燃費・出力)を改善した可変圧縮比機構を備えた内燃機関の制御装置を提供するものである。
そこで、本発明における内燃機関の制御装置は、圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、目標圧縮比と実圧縮比とに基づいて可変圧縮比機構を駆動して圧縮比を変更する駆動手段を動作させ、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化するように制御することを特徴としている。
これによって、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値、換言すれば目標圧縮比と目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る上限値との偏差及び目標圧縮比と目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る下限値との偏差が、運転状態に応じて変化するよう制御される。
本発明によれば、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化するように制御されるので、運転状態に適した目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)、すなわち運転状態に応じて目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る値の許容範囲、が設定でき、燃費や出力の改善を実現することができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置に用いられる可変圧縮比機構の概略構成を示した説明図。 図1に示した可変圧縮比機構のリンクの挙動を示す説明図であって、(a)は高圧縮比に制御された状態を示す説明図、(b)は低圧縮比に制御された状態を示す説明図。 目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)を模式的に示した説明図。 システム効率を最大化する目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が変化する例を模式的に示した説明図であって、(a)は圧縮比の揺らぎ幅が相対的に小さい場合を示す説明図、(b)は圧縮比の揺らぎ幅が相対的に大きい場合を示す説明図。 システム効率を最大化する目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が変化する例を模式的に示した説明図であって、(a)は圧縮比の揺らぎ幅が相対的に大きい場合を示す説明図、(b)は圧縮比の揺らぎ幅が相対的に小さい場合を示す説明図。 アクチュエータの駆動制御処理を示すブロック図。 目標圧縮比算出マップ。 圧縮比の揺らぎ幅算出マップ。 本発明に係る内燃機関の制御装置における制御の流れ示すフローチャート。 定常時(StCR=0)における圧縮比制御の例を模式的に示した説明図。 圧縮比閾値を変更することで、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を変更した場合を模式的に示した説明図。 アクチュエータのゲインの大きさを変更することで、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を変更した場合を模式的に示した説明図。 過渡時(StCR>CStCR)における圧縮比制御の例を模式的に示した説明図。 第2実施形態におけるEGR領域と目標圧縮比の関係を模式的示した説明図。 第2実施形態におけるEGR領域と圧縮比揺らぎ幅の関係を模式的に示した説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る内燃機関の制御装置に用いられる可変圧縮比機構の概略構成を示した説明図である。
この可変圧縮比機構は、複リンク式ピストン−クランク機構を利用したもので、シリンダブロック1のシリンダ2内を摺動するピストン3にピストンピン4を介して一端が連結されたアッパリンク5と、このアッパリンク5の他端に連結ピン6を介して連結されると共に、クランクシャフト7のクランクピン8に回転可能に連結されたロアリンク9と、このロアリンク9の自由度を制限するためにロアリンク9にさらに連結ピン10を介して一端が連結され、かつ他端が内燃機関本体に揺動可能に支持されたコントロールリンク11と、を備えており、コントロールリンク11の揺動支持位置が制御軸12の偏心カム部13によって可変制御される構成となっている。
制御軸12はクランクシャフト7と平行に配置され、かつシリンダブロック1に回転自在に支持されている。そして、この制御軸12は、歯車機構14を介して、電動モータからなるアクチュエータ15によって回転方向に駆動され、その回転位置が制御されるようになっている。
このような構成の可変圧縮比機構では、制御軸12の回転位置つまり偏心カム部13の位置によってコントロールリンク11下端の揺動支持位置が変化し、ロアリンク9の初期の姿勢が変わるため、これに伴ってピストン3の上死点位置、ひいては圧縮比が変化する。
アクチュエータ15は、モータの回転角パルスを出力する機能を備え、ECU(エンジンコントロールユニット)16に接続されている。つまり、ECU16は、アクチュエータから出力されたモータの回転角パルスの信号を基に、現在の圧縮比(実圧縮比)を検知可能となっている。
尚、ECU16には、クランク角センサ17、アクセルペダルセンサ18、筒内圧力を検知する筒内圧センサ19等の各種センサ類からの信号が入力されている。
図2は、図1に示した可変圧縮比機構のリンクの挙動を示す説明図であって、図2(a)は高圧縮比に制御された状態を示し、図2(b)は低圧縮比に制御された状態を示している。
高圧縮比時において、制御軸12の挙動により、コントロールリンク11は比較的下げられた位置にある。ロアリンク9は傾斜が大きく、アッパリンク5を持ち上げている。低圧縮比化する場合、制御軸12を、コントロールリンク11を下げる方向に回転させる。ロアリンク9の傾斜が小さくなり、アッパリンク5が下がり、上死点位置も下がり圧縮比が下がる。
図3は、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)を模式的に示した説明図である。
目標圧縮比を一定とし、実圧縮比が目標圧縮比となるよう制御する場合、図3に示すように、筒内圧の影響により実圧縮比が目標圧縮比よりも所定量小さくなるタイミング(t1)でアクチュエータ15の作動をONし、実圧縮比が大きくなるようにアクチュエータ15を駆動する。これにより、アクチュエータ15の作動をONした後、実圧縮比は上昇を開始する。そして、実圧縮比が目標圧縮比をよりも所定量大きくなったタイミング(t2)で、アクチュエータ15の作動をOFF、つまりアクチュエータ15の駆動を停止する。これにより、アクチュエータ15の作動をOFFした後、実圧比は筒内圧の影響により下降を開始する。
このように、目標圧縮比を一定とし、目標圧縮比よりも所定量実圧縮比が低下するとアクチュエータ15を駆動し、目標圧縮比よりも所定量実圧縮比が増加するとアクチュエータ15の駆動を停止することで、実圧縮比が目標圧縮比となるよう制御すると、目標圧縮比が一定の場合でも筒内圧力によって可変圧縮比機構が低圧縮比側にずらされる作用と、これを駆動手段であるアクチュエータ15によって押し戻す作用との繰り返しにより目標圧縮比に対する実圧縮比の変動(圧縮比の揺らぎ)が生じることになる。
目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅、後述の図10を参照)が大きすぎると、目標圧縮比に対して高圧縮比側へ実圧縮比が揺らいだ(変動した)際のノッキングや、目標圧縮比に対して低圧縮比側へ実圧縮比が揺らいだ(変動した)際の不安定燃焼に対応するために点火時期や空燃比にマージンを設定することとなり、機関の燃費や出力が低下してしまう。
一方で、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が小さすぎると、頻繁にアクチュエータ15を動作させて圧縮比を調整することになるため、アクチュエータ15の消費エネルギが増加し、機関全体としての燃費が低下してしまう。また、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が過大なことによる燃費や出力の低下と、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が過小なことによるアクチュエータ15の消費エネルギの増加は、機関の運転状態によってそれぞれ程度が変化するので、ある特定の目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が常に最適とは限らない。
図4及び図5は、システム効率を最大化する目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が変化する例を模式的に示した説明図である。図4は、負荷、回転速度もしくは筒内圧の異なる2つの運転状態について目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比揺らぎ幅)に対する、アクチュエータ15の消費エネルギを除いた機関単体の熱効率(機関の熱効率)、アクチュエータ15の消費エネルギを機関の投入エネルギで割った値(熱効率への負の寄与を表す)に相当するアクチュエータによる熱効率の損失分、機関とアクチュエータ15の消費エネルギを加味したシステム全体の熱効率、を示している。図5は、目標圧縮比の異なる2つの運転状態について、図4と同様に、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比揺らぎ幅)に対する、アクチュエータ15の消費エネルギを除いた機関単体の熱効率(機関の熱効率)、アクチュエータ15の消費エネルギを機関の投入エネルギ(エンジン出力)で割った値(熱効率への負の寄与を表す)に相当するアクチュエータ15による熱効率の損失分、機関とアクチュエータ15の消費エネルギを加味したシステム全体の熱効率、を示している。
図4、図5に示すように、いずれの運転状態でも目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を大きくするほど前述のマージン設定により機関の熱効率は低下していくが、アクチュエータ15による熱効率の損失分は小さくなっていく。これらの関係からシステム全体の熱効率は機関の熱効率とアクチュエータ15による熱効率の損失分とのバランスが取れた点で最大値をとることになる。
機関の負荷を例に、図4を詳述すると、図4(b)は図4(a)に比べて機関の負荷が低い場合を示しており、負荷が低い分だけ投入熱量(エンジン出力)が少なくなり、アクチュエータ15による熱効率の損失分の傾きが比較的大きくなる。このため機関のシステム全体の効率が最大値となる点が、圧縮比揺らぎ幅が大きい側へ移動している。換言すれば、機関の負荷が高いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を同じとした場合の機関の出力(エンジン出力)に対するアクチュエータ15の消費電力の割合は低下するので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)の最適値は小さくなる。
機関の回転速度を例に、図4を詳述すると、図4(a)は図4(b)に比べて機関の回転速度が高い場合を示しており、機関の回転速度が高いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を同じとした場合の機関の出力に対するアクチュエータ15の消費電力の割合は低下するので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)の最適値は小さくなる。
筒内圧力を例に、図4を詳述すると、図4(a)は図4(b)に比べて筒内圧力が低い場合を示しており、筒内圧力が低いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を同じとした場合のアクチュエータ15の消費エネルギは小さくなるので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)の最適値は小さくなる。換言すれば、筒内圧力が高いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を同じとした場合のアクチュエータ15の消費エネルギは大きくなるので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)の最適値は大きくなる。
目標圧縮比を例に、図5を用いて詳述すると、図5(a)は図5(b)に比べて目標圧縮比が低い場合を示しており、目標圧縮比が低いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を同じとした場合の点火時期や空燃比のマージン設定による性能低下は小さくなるので、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)の最適値は大きくなる。尚、目標圧縮比が高くなるほど、目標圧縮比に対して実圧縮比がずれたときの点火時期のリタード量は大きくなるため、図5(b)に示すように、目標圧縮比が高くなるほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が大きくなると、機関の熱効率は急激に低下する。
そこで、本実施形態においては、圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)、換言すれば、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値、あるいは、目標圧縮比と目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る上限値との偏差及び目標圧縮比と目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る下限値との偏差を、機関の運転状態に応じて変化するよう制御することで、機関の運転状態に適した目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)、すなわち機関の運転状態に応じて目標圧縮比に対して実圧縮比が取り得る値の許容範囲、を設定することで、燃費や出力の改善を実現する。
具体的には、機関の負荷が高いほど目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さくすることで、燃費や出力の改善を実現することができる。同様に、機関の回転速度が高いほど目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さくしても、あるいは目標圧縮比が高いほど目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さくしても、燃費や出力の改善を実現することができる。また、筒内圧力の最大値が高いほど、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が大きくなるようにしても、燃費や出力の改善を実現することができる。
図6は、ECU16によって実行される制御の内容のうち、アクチュエータ15の駆動制御処理をブロック図で示したものである。
回転速度演算部31は、クランク角センサ17の出力から機関の回転速度(NE)を算出し、負荷演算部32は、アクセルペダルセンサ18の出力から要求負荷(tT)を算出している。回転速度演算部31及び負荷演算部32の演算結果は目標圧縮比演算部33、圧縮比揺らぎ判定部34にそれぞれ送られる。
圧縮比演算部35ではアクチュエータ15からのモータ回転数パルスを入力し、現在の圧縮比である実圧縮比(rCR)を演算して圧縮比揺らぎ判定部34、アクチュエータ駆動演算部38に出力する。目標圧縮比演算部33では回転速度(NE)と要求負荷(tT)を基にあらかじめ記憶させておいた目標圧縮比算出マップ(後述)を参照して目標圧縮比(tCR)を読み込み、圧縮比保持判定部36、圧縮比揺らぎ判定部34、アクチュエータ駆動演算部38に出力する。
目標圧縮比算出マップは、図7に示すように、比較的ノッキングしずらい高速低負荷側ほど目標圧縮比(tCR)が高くなるよう設定されている。
圧縮比保持判定部36では目標圧縮比(tCR)の変化速度(StCR)を演算し、あらかじめ記憶させておいた目標圧縮比(tCR)の変化速度閾値(CStCR)と比較して圧縮比保持中か否かの判定である保持判定(FCCR)を行い、アクチュエータ駆動判定部37に出力する。
圧縮比揺らぎ判定部34では、回転速度(NE)、要求負荷(tT)、目標圧縮比(tCR)、実圧縮比(rCR)を入力し、回転速度(NE)、要求負荷(tT)を基にあらかじめ記憶させておいた圧縮比揺らぎ幅算出マップ(後述の図8)を参照して、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を読み込み、実圧縮比がこの変動幅の範囲内に収まるように、アクチュエータ15の動作(駆動)を開始するタイミングと、アクチュエータ15の動作(駆動)を停止するタイミングを決定する。すなわち、圧縮比を略一定に保持して運転するに場合に、機関の運転状態に応じて決定される目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)に基づいて、アクチュエータ15の動作(駆動)を開始するタイミングと、アクチュエータ15の動作(駆動)を停止するタイミングを決定し、アクチュエータ駆動判定部37に出力する。換言すると、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)と、アクチュエータ15の動作(駆動)を開始するタイミングもしくは停止するタイミングとなる圧縮比閾値(DCR)との大小関係の判定である揺らぎ判定(FDCR)を行い、アクチュエータ駆動判定部37に出力する。尚、圧縮比閾値(DCR)は、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)に応じて決定される。
ここで、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)は、図8に示すように、基本的にはシステム効率を最大化するべく低速低負荷ほど大きい値とする。しかしながら、アイドリング付近では、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を起因とする振動を抑制するために、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さく設定し、全負荷付近では出力を優先して回転速度によらず目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さく設定する。
例えば、回転速度が所定の低回転速度においては、負荷の大きさに応じて、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が図8(b)のように設定される。すなわち、所定の低回転速度Pの場合、負荷が小さいアイドリング付近では、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さく設定され、負荷の増加に伴い機関の運転状態がアイドル運転領域を脱すると目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)は一気に大きくなり、その後全負荷付近までは徐々に小さくなるよう設定され、全負荷付近では、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)は一気に小さく(アイドルと同等)なるよう設定される。尚、全負荷付近での目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)をゼロと設定することも可能である。
目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が小さいほど、機関のトルクが周期的に変化する幅も小さくなるので振動上有利となる。そこで、アイドリング付近では、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さく設定し、特に振動の影響を受けやすいアイドリング状態近傍での機関の振動の抑制を図っている。
また、全負荷付近では、出力を優先して回転速度によらず目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を小さく設定することで、点火時期や空燃比のマージンを最小に抑え、より多くの空気量での運転が可能となり、機関の全負荷近傍の運転領域における出力を改善することができる。
アクチュエータ駆動判定部37では、保持判定(FCCR)、揺らぎ判定(FDCR)を入力し、これらのAND演算を行って、アクチュエータ15の駆動判定(FCR)を、アクチュエータ駆動演算部38に出力する。アクチュエータ駆動演算部38では、目標圧縮比(tCR)、実圧縮比(rCR)、駆動判定(FCR)入力し、これらの入力信号に基づいてアクチュエータ15に駆動信号を出力する。
図9は、本実施形態における制御の流れ示すフローチャートである。
S1ではクランク角センサ17、アクセルペダルセンサ18、アクチュエータ15のモータ回転数パルスを読み込み、S2へ進む。
S2ではクランク角センサ17の出力から回転速度(NE)を、アクセルペダルセンサ18の出力から要求負荷(tT)を、モータ回転数パルスから実圧縮比(rCR)をそれぞれ算出し、S3へ進む。
S3では目標圧縮比(tCR)、目標圧縮比(tCR)の変化速度閾値(CStCR)及び圧縮比閾値(DCR)をそれぞれあらかじめ記憶させておいたマップを参照して読み込み、S4へ進む。
S4では目標圧縮比変化速度(StCR)及び、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)を算出し、S5へ進む。
S5では、目標圧縮比変化速度(StCR)と目標圧縮比(tCR)の変化速度閾値(CStCR)を比較し、目標圧縮比変化速度(StCR)の方が大きい場合はS7へ進み、そうでない場合はS6へ進む。すなわち、S5では機関が過渡状態にあるか否かを判定しており、過渡状態であればS7へ進み、過渡状態でなければS6へ進む。
S6では、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)と圧縮比閾値(DCR)を比較し、絶対値(rDCR)の方が大きい場合はS7へ進み、そうでない場合はRETURNに進む。
S7では、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差に基づいてアクチュエータ15の駆動力を変更する信号を出力する。尚、S7を通らずにRETURNへ進んだ場合は、アクチュエータ15の駆動を止めるのではなく、前回以前のループで出力された駆動力を維持する。
図10は、上述のフローチャートに従った圧縮比制御の例(StCR=0となる定常時の例)を模式的に示した説明図である。
点Aは目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)を超えるタイミングであり、実圧縮比(rCR)が目標圧縮比(tCR)よりも低いので、圧縮比を高める方向にアクチュエータ15の駆動力を発生させる。
このため、点A以降は実圧縮比(rCR)が上昇を始め、その後目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)よりも小さくなる。
点Bは、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)よりも小さくなっているタイミングであり、ここではアクチュエータ15の駆動力は変更せず、実圧縮比(rCR)を高める方向に作用させ続ける。さらに時間が経過し点Cに達すると目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)を超え、実圧縮比(rCR)が目標圧縮比(tCR)よりも高いので、アクチュエータ15の駆動力を停止する。このため筒内圧力によって実圧縮比(rCR)は下降を始める。以下はこの繰り返しとなる。
尚、本実施形態では点Cでアクチュエータ15の駆動力を停止しているが、駆動力を圧縮比が低下する方向に発生させてもよいし、筒内圧力による圧縮比低下分よりも小さい値に駆動力を制限してもよい。
本発明は、圧縮比を一定に保持して運転する場合に、圧縮比閾値(DCR)の大きさを機関の運転状態に応じて変えることで図10に示したような圧縮比の揺らぎ幅を調整し、システム効率の向上などを図るものである。すなわち、圧縮比閾値(DCR)の大きさを機関の運転状態に応じて変えることで、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を機関の運転状態に応じて変えるものであり、図11に示すように、圧縮比閾値(DCR)を大きくすることで、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)は大きくなる。
ここで、圧縮比閾値(DCR)の大きさを一定としたままでも、アクチュエータ15のゲイン(例えば、電圧)の大きさを機関の運転状態に応じて変更することで、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)を変更することは可能である。
例えば、アクチュエータ15の駆動力を発生させる際に、アクチュエータ15のゲインを相対的に大きくすると、図12に示すように、実圧縮比(rCR)の上昇速度が相対的に速くなるため、実圧縮比(rCR)が圧縮比閾値(DCR)に達してアクチュエータ15の駆動を停止した後のオーバーシュートが相対的に大きくなり、目標圧縮比(tCR)に対する実圧縮比(rCR)の変動幅が相対的に大きくなる。このように、アクチュエータ15のゲインを変更すれば、アクチュエータ15の作動のオン/オフ(点得aでのオン、点cでのオフ)の頻度を減らすことが可能となり、全体してアクチュエータ15で使用する電力を低減することが可能となる。尚、図12において、点Aは目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)を超えるタイミングであり、点Bは、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)よりも小さくなっているタイミングであり、点Cは、目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)を超えるタイミングである。
図13は、目標圧縮比(tCR)の変化速度(StCR)が目標圧縮比(tCR)の変化速度閾値(CStCR)よりも大きい場合の圧縮比制御の例、すなわち過渡時の圧縮比制御の例を模式的に示した説明図である。
本実施形態では、変化速度(StCR)が変化速度閾値(CStCR)よりも大きい場合は、圧縮比閾値(DCR)を無視して目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)のみでアクチュエータ15の駆動力を決める。図13における点aは、実圧縮比(rCR)が目標圧縮比(tCR)よりも低くなるタイミングである。この例での目標圧縮比(tCR)の変化速度(StCR)はアクチュエータ15で駆動可能な速度を若干上回っていて、点a以降は徐々に目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差が開いていく。一方、点bを通る点線で示したケースは、上述した図9のS5の判断を行わずに圧縮比を制御した場合で、点bで目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)が圧縮比閾値(DCR)よりも大きくなってから駆動力を発生させているため、実線のケースに対して応答が遅れている。この例に示すように目標圧縮比(tCR)の変化速度(StCR)が速い場合に目標圧縮比(tCR)と実圧縮比(rCR)の差の絶対値(rDCR)を用いた制御を停止することで、特に圧縮比閾値(DCR)を大きく設定している運転状態から他の運転状態に移行する際の圧縮比の応答遅れを低減することができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は基本的には上述した第1実施形態と同じなので第1実施形態との違いについてのみ説明する。
第2実施形態では、筒内圧センサ19で筒内圧力の最大値を検知し、筒内圧力の最大値が高いほど圧縮比閾値(DCR)が大きくなるように補正を行う。これにより、なんらかの外部要因などで筒内圧力が変化し、アクチュエータ15を駆動するためのエネルギが増加することによってシステム効率が最大となる圧縮比閾値(DCR)が変化した場合にも、最適となる圧縮比閾値(DCR)からのずれを抑制することができる。
また、低速低負荷の一部の運転領域でEGRを行うと共に周囲に比べて目標圧縮比(tCR)を高く設定し、圧縮比閾値(DCR)を小さく設定する。これは、EGRを行うとノッキングしずらくなるので、より高圧縮比での運転が可能になるものの、高圧縮比であるほど目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)に対する機関の熱効率の低下度合いが大きくなり、目標圧縮比に対する実圧縮比の変動幅(圧縮比の揺らぎ幅)が小さい側でシステム効率最大となるためである。図14に第2実施形態におけるEGR領域と目標圧縮比(tCR)の関係、図15に第2実施形態におけるEGR領域と圧縮比揺らぎ幅の関係をそれぞれ示す。
1…シリンダブロック
2…シリンダ
3…ピストン
4…ピストンピン
5…アッパリンク
6…連結ピン
7…クランクシャフト
8…クランクピン
9…ロアリンク
10…連結ピン
11…コントロールリンク
12…制御軸
13…偏心カム部
14…歯車機構
15…アクチュエータ
16…ECU
17…クランク角センサ
18…アクセルペダルセンサ
19…筒内圧センサ

Claims (10)

  1. 機関の運転中に圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構と、前記可変圧縮比機構を駆動して圧縮比を変更する駆動手段と、圧縮比を検知する圧縮比検知手段と、機関の運転状態を検知する運転状態検知手段と、を有する内燃機関の制御装置において、
    圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、圧縮比を保持する目標となる目標圧縮比と、前記圧縮比検知手段で検出した実圧縮比と、に基づいて前記駆動手段を動作させ、前記目標圧縮比と前記実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化するように制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、前記駆動手段の動作を開始するタイミングと、前記駆動手段の動作を停止するタイミングとを、機関の運転状態に応じて変更することにより、前記目標圧縮比と前記実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 圧縮比を略一定に保持して運転する場合に、実圧縮比が、目標圧縮比を含み、機関の運転状態に応じた所定の上下限値内の値となるよう制御され、
    前記駆動手段におけるゲインの大きさを機関の運転状態に応じて変更することにより、前記目標圧縮比と前記実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 機関の回転速度が高いほど目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が小さくなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 機関の負荷が高いほど目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が小さくなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 目標圧縮比が高いほど、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が小さくなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 筒内圧力の最大値を検知または推定する筒内圧検知手段を有し、筒内圧力の最大値が高いほど目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  8. 機関の運転状態が全負荷状態近傍では、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が最小になるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 機関の運転状態がアイドリング状態近傍の場合では、目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が小さくなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  10. 機関が過渡状態にあることを判断する過渡状態判断手段を有し、
    過渡状態と判断した場合に目標圧縮比と実圧縮比との偏差の最大値が機関の運転状態に応じて変化するように制御することを停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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