JP2011241454A - 疲労特性に優れた厚鋼板 - Google Patents

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Abstract

【課題】疲労特性に優れた厚鋼板を提供する。
【解決手段】C、Si、Mn、P、S、Al、Nを含有し、鋼組織中の転位密度が1×1010〜10×1010(/cm2)であり、母材の強度とHAZの強度の比の指標となる(転位密度/1010)/DI値が2.2以上6.5以下であり、HAZの均一伸びとHAZの強度の比の指標となるH値/DI値が23以下である。
【選択図】なし

Description

本発明は、主として船舶、建築物、橋梁などの構造用材料として用いられる厚鋼板に関するものであり、特に疲労特性に優れた厚鋼板に関するものである。
船舶、建築物、橋梁等は、通常、板厚6mm以上の厚鋼板を溶接により接合して組み立てられる。鋼板の溶接部では、応力集中が起こりやすいため疲労破壊が起こりやすい。
疲労特性を改善する技術として、例えば特許文献1〜3が挙げられる。特許文献1は溶接熱影響部における硬度値が母材または溶接金属のいずれか硬度の低い方の硬度の80%以上として、溶接継手の応力集中を緩和している。特許文献2では、溶接金属と溶接熱影響部の硬さの差を少なくすることによって、溶接金属およびHAZの片側のみでのひずみ集中を抑制して疲労強度を向上させている。また、特許文献3は溶接熱影響部と母材の硬さの差を小さくすることによって応力・歪みの集中を緩和し、溶接部の疲労強度や耐応力腐食割れ性を向上させている。しかし、特許文献1〜3では、Si量が多かったり、Nb量、Mo量等が多かったりするため、疲労特性や靭性において不十分であった。
特開2006−169602号公報 特開平7−171679号公報 特開2001−73071号公報
本発明は、疲労特性に優れた厚鋼板を提供することを目的とする。
上記課題を達成し得た本発明に係る厚鋼板は、C:0.02〜0.15%(質量%の意味。以下、同じ)、Si:0.30%以下(0%を含む)、Mn:1.0〜2.5%、
P:0.015%以下(0%を含まない)、S:0.01%以下(0%を含まない)、Al:0.005〜0.06%、N:0.0038〜0.010%を夫々含有するとともに、残部は不可避的不純物であり、鋼組織中の転位密度が1×1010〜10×1010(/cm2)であり、前記転位密度と、下記式(1)および(2)で表されるDI値およびH値が
H値/DI値≦23 および
2.2≦(転位密度/1010)/DI値≦6.5
の関係を満たすことを特徴とするものであり、疲労特性に優れている。
I値=(C/10)0.5×(1.7−0.09×6)×(0.7×Si+1)×F1×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(200×F2+1) ・・・(1)
但し、上記式(1)において
F1は、
Mn<1.2の場合は、F1=3.33×Mn+1
Mn≧1.2の場合は、F1=5.1×(Mn−1.2)+5
F2は、
B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14<0の場合は、F2=0
B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14≧0の場合は、F2=B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14
H値=−153×C+112×Si−3×Mn−63×Cu+240×Al−15×Ni−305×Cr+1791×Mo−110×Nb−758×Ti−1929×B+1068×N+4 ・・・(2)
(上記式(1)、(2)中、元素名は各元素の含有量(質量%)を表し、含有していない元素がある場合、その含有量については0質量%として計算するものとする。)
本発明における厚鋼板は、必要に応じて更に、(a)Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)、Cr:2%以下(0%を含まない)、およびMo:0.6%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種、(b)V:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:0.060%以下(0%を含まない)、およびTi:0.1%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種、(c)B:0.005%以下(0%を含まない)、(d)Ca:0.010%以下(0%を含まない)、(e)Mg:0.005%以下(0%を含まない)、(f)Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)、(g)REM:0.02%以下(0%を含まない)を含有していてもよい。
本発明によれば、各種成分組成が適切に調整されているとともに、溶接熱影響部の均一伸びの指標となるH値と溶接熱影響部の強度の指標となるDI値との比(H値/DI値)、母材強度の指標となる転位密度、および母材強度の指標となる転位密度と溶接熱影響部の強度の比の指標となるDI値の比((転位密度)/DI値)がいずれも適切に制御されているため、疲労特性に優れた厚鋼板を実現することができる。
図1は、疲労特性の測定に用いた試験片を示す概略図である。
厚鋼板の溶接部では、通常、溶接止端部に応力が集中するため、疲労破壊は溶接止端部から溶接熱影響部(以下、「HAZ」と呼ぶ。)に向かって発生する。本発明者らはこのHAZに発生および進展する疲労破壊について検討した結果、(i)応力集中がHAZと母材の境目付近で発生するようにするとともに、(ii)HAZの均一伸びを小さくすれば、HAZにおける疲労の発生を制御することができる結果、疲労特性を向上させることができることを見出し、本発明を完成した。
まず、HAZと母材の境目付近に応力集中させるためには、母材の強度を低く調整するとともに、母材の強度とHAZの強度のバランスを調整することが有効である。
母材の強度は、母材中に存在する転位密度と相関関係があり、転位密度が多くなるほど母材の強度は上昇する。本発明においては、母材の強度を低く調整する必要があることから転位密度の上限を10×1010(/cm2)と定めた。一方、母材の強度が低くなりすぎると、即ち転位密度が小さすぎると、母材が疲労破壊してしまうこととなるため、転位密度の下限は1×1010(/cm2)と定めた。転位密度は、好ましくは2×1010〜9×1010(/cm2)であり、より好ましくは3×1010〜8×1010(/cm2)である。
HAZの強度は、下記式(1)で算出されるDI値と相関関係がある。下記式(1)のDI値は、鋼の焼入れ性を表す指標として一般的な理想臨界直径を元に、本発明の化学成分組成における実験に基づいて修正を加えた式である。
I値=(C/10)0.5×(1.7−0.09×6)×(0.7×Si+1)×F1×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(200×F2+1) ・・・(1)
但し、上記式(1)において
F1は、
Mn<1.2の場合は、F1=3.33×Mn+1
Mn≧1.2の場合は、F1=5.1×(Mn−1.2)+5
F2は、
B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14<0の場合は、F2=0
B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14≧0の場合は、F2=B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14
本発明では、母材とHAZの境目付近に応力集中させるため、HAZと比べて母材の強度が十分に低くなるよう、母材強度の指標となる上記転位密度と、HAZの強度の指標となるDI値を(転位密度/1010)/DI値が6.5以下となるように制御する。(転位密度/1010)/DI値は好ましくは6.0以下であり、より好ましくは5.5以下である。一方、母材の強度が低下しすぎると、母材が疲労破壊してしまうこととなるため、(転位密度/1010)/DI値は2.2以上とする。(転位密度/1010)/DI値は好ましくは2.5以上であり、より好ましくは3.0以上である。
次に、HAZの均一伸びについて説明する。本発明でHAZの均一伸びを小さくするのは、HAZの均一伸びを小さくして塑性変形を少なくすることによって、HAZにおける疲労亀裂の発生を抑制することができるためである。HAZの均一伸びは、下記式(2)で表されるH値と相関関係がある。
H値=−153×C+112×Si−3×Mn−63×Cu+240×Al−15×Ni−305×Cr+1791×Mo−110×Nb−758×Ti−1929×B+1068×N+4 ・・・(2)
H値は、HAZの伸びと合金元素との関係を実験的に求めたものである。一般的に、鋼材において引張強度が高くなるほど均一伸びは低くなるものであるが、本発明では、本発明のHAZの強度クラス(約500〜700MPa)においても低い均一伸びを達成している点で従来技術と異なっている。すなわち、本願発明ではHAZの均一伸びの指標となるH値と、HAZの強度の指標となるDI値をH値/DI値≦23の関係を満たすように制御している。H値/DI値は好ましくは20以下であり、より好ましくは15以下である。一方、H値/DI値の値が小さくなりすぎると母材強度が上がって靭性が下がることがある。そこでH値/DI値は、好ましくは3以上であり、より好ましくは5以上である。
なお、上記式(1)、(2)中、元素名は各元素の含有量(質量%)を表し、含有していない元素がある場合、その含有量については0質量%として計算するものとする。
本発明に係る厚鋼板の化学成分について以下に説明する。
C:0.02〜0.15%
Cは、鋼板の強度を確保するために必須の元素である。そこでC量を0.02%以上とする。C量は、好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.04%以上である。一方、C量が過剰になると硬質な島状マルテンサイト(MA)が多く生成して母材の靭性劣化を招くこととなる。そこでC量は0.15%以下とする。C量は、好ましくは0.13%以下であり、より好ましくは0.11%以下である。
Si:0.30%以下(0%を含む)
Siは、必須元素ではないが、固溶強化により強度を確保するのに有用な元素である。このような効果を発揮させるためには、0.05%以上含有させることが好ましく、より好ましくは0.10%以上である。一方、Si量が過剰になると硬質な島状マルテンサイト(MA)が多く生成して母材の靭性劣化を招くこととなる。従ってSi量の上限は0.30%以下とする。Si量は、好ましくは0.27%以下であり、より好ましくは0.23%以下である。
Mn:1.0〜2.5%
Mnは、鋼板の強度を確保するのに有用な元素である。そこでMn量は1.0%以上とする。Mn量は、好ましくは1.20%以上であり、より好ましくは1.40%以上である。一方、Mn量が過剰になるとHAZの強度が上昇しすぎて靭性が劣化する。そこでMn量は2.5%以下とする。Mn量は、好ましくは2.3%以下であり、より好ましくは2.0%以下である。
P:0.015%以下(0%を含まない)
Pは、粒界破壊を起こしやすく靭性に悪影響を及ぼす不純物元素であるため、その含有量はできるだけ少ないことが好ましい。母材およびHAZ靭性を確保するためには、P量は0.015%以下とする。P量は、好ましくは0.013%以下であり、より好ましくは0.010%以下である。
S:0.01%以下(0%を含まない)
Sは、Mn硫化物を形成して母材靭性を劣化させる元素であるので、その含有量はできるだけ少ないことが好ましい。母材の靭性を確保するためには、S量は0.01%以下とする。S量は、好ましくは0.008%以下であり、より好ましくは0.006%以下である。
Al:0.005〜0.06%
Alは、脱酸剤として有用な元素であるとともに、鋼板のミクロ組織化による疲労強度向上効果も発揮する元素である。そこでAl量は0.005%以上とする。Al量は、好ましくは0.01%以上であり、より好ましくは0.02%以上である。一方、Al量が過剰になると島状マルテンサイト(MA)が多く生成して疲労特性に悪影響を与える。そこでAl量は0.06%以下とする。Al量は、好ましくは0.05%以下であり、より好ましくは0.045%以下である。
N:0.0038〜0.010%
Nは、Al等と結合して窒化物を形成することによって鋼板組織を微細化させ、母材およびHAZの靭性、疲労特性を確保する上で有用な元素である。そこでN量を0.0038%以上とする。N量は、好ましくは0.0040%以上であり、より好ましくは0.0045%以上、さらに好ましくは0.0050%以上である。一方、N量が過剰になると、固溶N量が増大して歪時効が起こることによって母材およびHAZの靭性が劣化する。そこでN量は0.010%以下とする。N量は、好ましくは0.009%以下であり、より好ましくは0.008%以下である。
本発明に係る厚鋼板の基本成分は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物が含まれることは当然に許容される。さらに本発明の厚鋼板は必要に応じて、以下の任意元素を含有していてもよい。
Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)、Cr:2%以下(0%を含まない)、およびMo:0.6%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種
Cu、Ni、Cr、およびMoは、いずれも鋼板の高強度化に有効な元素であり、その効果はこれらの含有量が増加するにつれて増大する。このような観点から、Cu量、Ni量、Mo量はいずれも0.1%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.2%以上である。Cr量は、0.2%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.5%以上である。一方、これらの元素が過剰になると、強度の過大な上昇を招き、母材およびHAZ靭性を劣化させる。そこで、Cu、Ni、およびCrはいずれも2%以下とすることが好ましい。Mo量は0.6%以下とすることが好ましい。Cu量およびNi量はいずれも1.0%以下とすることがより好ましく、さらに好ましくは0.8%以下である。Cr量はより好ましくは1.5%以下であり、さらに好ましくは1.3%以下である。Mo量はより好ましくは0.5%以下であり、さらに好ましくは0.4%以下である。
V:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:0.060%以下(0%を含まない)、およびTi:0.1%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種
V、Nb、およびTiはいずれも炭窒化物として析出し、γ粒の粗大化を抑制することによって母材靭性を良好にするのに有効な元素である。そこで、V量、Nb量はいずれも0.010%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.020%以上である。Ti量は0.010%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.012%以上である。一方、V量、Nb量、およびTi量が過剰になるとHAZ組織の粗大化を招き、HAZ靭性が劣化する。そこでV量およびTi量はいずれも0.1%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.08%以下であり、さらに好ましくは0.06%以下である。Nb量は0.060%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.050%以下であり、さらに好ましくは0.040%以下である。
B:0.005%以下(0%を含まない)
Bは、母材およびHAZの靭性を向上させるのに有効な元素である。そこで、B量は0.0005%以上含有させるのが好ましく、より好ましくは0.0008%以上である。一方、B量が過剰になるとオーステナイト粒界でのBN偏析を招き、母材およびHAZの靭性を劣化させる。そこでB量は、0.005%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.0045%以下であり、さらに好ましくは0.0040%以下であり、一層好ましくは0.0020%以下である。
Ca:0.010%以下(0%を含まない)
Caは、硫化物の形態を制御してHAZの靭性向上に寄与する元素である。そこで、Ca量は0.0005%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.0010%以上である。しかしながら、その含有量が過剰であると粗大介在物が生成して母材およびHAZの靭性が劣化する。そこでCa量は、0.010%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.0080%以下であり、さらに好ましくは0.0050%以下である。
Mg:0.005%以下(0%を含まない)
Mgは、酸化物および窒化物を形成し、オーステナイト粒の粗大化を抑制することによってHAZ特性(靭性)を向上させる。そこでMg量は、0.0005%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.0010%以上である。一方、Mg量が過剰になると介在物が粗大化して靭性が劣化する。そこで、Mg量は0.005%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.0040%以下であり、さらに好ましくは0.0030%以下である。
Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)
ZrおよびHfはいずれも、窒化物を形成してオーステナイト粒を微細化し、HAZ特性改善に有効な元素である。そこでZr量は0.001%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.002%以上である。Hf量は0.0010%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.0015%以上である。一方、Zr量およびHf量が過剰になると却ってHAZ特性を劣化させるようになるので、Zr量は0.1%以下とすることが好ましく、Hf量は0.05%以下とすることが好ましい。Zr量はより好ましくは0.05%以下であり、さらに好ましくは0.02%以下である。Hf量はより好ましくは0.03%以下であり、さらに好ましくは0.02%以下である。
REM:0.02%以下(0%を含まない)
REM(希土類元素)は、介在物の形態を制御して、母材およびHAZの靭性向上に寄与する元素である。そこで、REM量は0.005%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.010%以上である。一方、REM量が過剰になると、酸化物が粗大になることによって母材およびHAZの靭性を劣化させる。そこで、REM量は0.02%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.018%以下である。なお、本発明においてREMは、周期律表3族に属するスカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)およびランタノイド系列希土類元素(原子番号57〜71)の元素のいずれをも用いることができる。
本発明に係る厚鋼板の板厚は特に限定されないが、好ましくは6mm以上であり、より好ましくは10mm以上(特に15mm以上)である。
本発明の厚鋼板を製造する方法は特に限定されないが、鋼を溶製して鋳造した後、熱間圧延を施すという厚鋼板の一連の製造工程において、上記した転位密度を確保する上では特に熱間圧延の累積圧下率、および熱間圧延後の冷却速度を適切に制御することが好ましい。
熱間圧延の累積圧下率は70%以上とすることが好ましく、より好ましくは75%以上である。また熱間圧延後の冷却速度は1〜12℃/秒とすることが好ましく、より好ましくは3〜10℃/秒である。成分組成を上記範囲に適切に調整するとともに、前記累積圧下率および前記冷却速度を調整することによって、転位密度を、1×1010〜10×1010(/cm2)、より好ましくは3×1010〜8×1010(/cm2)とすると共に、(転位密度/1010)/DI値を2.2〜6.5とすることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
表1、2に示す化学成分組成を有する鋼を、通常の溶製法に従って溶製し、鋳造(240mm厚)した後、表3、4に示す条件で熱間圧延して鋼板(40mm厚)を得た(熱間圧延の累積圧下率:約83%)。
Figure 2011241454
Figure 2011241454
各鋼板について、以下の要領に従って母材の転位密度、HAZ強度(TS)およびHAZの均一伸び(UE)、HAZ靭性および疲労特性(疲労寿命)を測定した。
(1)転位密度の測定
各鋼板のt/4位置(t:板厚)付近から25mm×25mm×10mmのサイズの試験片を採取し、圧延面に平行な面を電解研磨して測定面とし、X線回折法を用いて転位密度を測定した。より具体的にはCAMP−ISIJ vol.17(2004)p.396−399に記載される方法に従って、(200)面の半価幅から転位密度を測定した。
(2)HAZ強度、HAZ靭性およびHAZの均一伸びの測定
得られた各鋼板のt/4位置(t:板厚)付近からJIS 14A号試験片を採取し、最高加熱温度:1200℃、800℃〜500℃の冷却時間Tc:100秒の条件の熱サイクルを与えた後、JIS Z2241に従って、引張試験を行い、HAZの引張強度(TS)および均一伸び(UE)を測定した。試験装置は、島津製作所製AG−IS 250kN オートグラフ引張試験機を用い、試験温度は室温とした。
HAZ靭性については、JIS Z3111に規定される4号Vノッチ試験片を各鋼板のt/4位置(t:板厚)から採取し、その後、上記引張試験片と同様の熱履歴を与えた後、JIS Z2242に従って−15℃での吸収エネルギー(vE-15)を求めた。HAZ靭性は、vE-15が47J以上を合格、47J未満を不合格と評価した。
(3)疲労特性の測定
各鋼板のt/4位置(t:板厚)から図1に示す形状の試験片を採取し、切欠き周辺部のみ上記(2)とほぼ同様の熱履歴となるように部分加熱を行い、島津製作所製±50kN電気油圧サーボ式疲労試験機を用いて、以下の条件で疲労試験を行った。疲労特性はHAZ強度の影響を受けるものであり、その影響を除くため試験応力/HAZ強度が0.5の時の亀裂発生サイクル数によって疲労特性を評価した。
試験環境:室温、大気中
制御方法:荷重制御
制御波形:正弦波
応力比:R=0.1
試験速度:10Hz
結果を、母材の引張強度(TS)と(転位密度/1010)/DIの値とともに、表3、4に示す。
Figure 2011241454
Figure 2011241454
No.1〜8、12、13、18〜21は、成分組成および製造条件が適切に調整されているため、優れた疲労特性を実現することができた。
一方、No.9〜11、14〜17、22〜40は、成分組成および製造条件のうち少なくともいずれかが不適切であったため、疲労特性が低下した。
No.9〜11はいずれもSi量が多く、H値/DI値の値が大きかったため、疲労特性が低下した。No.14〜16はいずれもSi量が多く、No.17はH値/DI値の値が大きかったため、疲労特性が低下した。
No.22〜24は、(転位密度/1010)/DI値の値が高かったため、疲労特性が低下した。
No.25はC量が少なく、H値/DI値および(転位密度/1010)/DI値の値が高かったため、No.26はC量が多くHAZ靭性が低下したため、疲労特性が低下した。
No.27はMn量が少なく、H値/DI値および(転位密度/1010)/DI値の値が高かったため、疲労特性が低下した。No.28はMn量が多く、(転位密度/1010)/DIの値が高かったため、疲労特性が低下した。
No.29、30はそれぞれP量、S量が多くHAZ靭性が低下したため、疲労特性が低下した。No.31はAl量が少なかったため、No.32はAl量が多くHAZ靭性が低下し、いずれも疲労特性が低下した。
No.33はN量が少なくHAZ靭性が低下し、No.34はN量が多くHAZ靭性が低下し、いずれも疲労特性が低下した。
No.35は熱間圧延後の冷却速度が遅く(転位密度/1010)/DI値の値が低くなったため、疲労特性が低下した。No.36は熱間圧延後の冷却速度が速く、(転位密度/1010)/DI値の値が高かったため疲労特性が低下した。
No.37はNb量が多いとともに(転位密度/1010)/DI値の値が大きく、No.38はMo量が多いとともにH値/DI値の値が大きく、No.39はTi量が多く、No.40はV量が多かったために、HAZ靭性が低下し、いずれも疲労特性が低下した。

Claims (8)

  1. C :0.02〜0.15%(質量%の意味。以下、同じ)、
    Si:0.30%以下(0%を含む)、
    Mn:1.0〜2.5%、
    P :0.015%以下(0%を含まない)、
    S :0.01%以下(0%を含まない)、
    Al:0.005〜0.06%、
    N :0.0038〜0.010%
    を夫々含有するとともに、残部は不可避的不純物であり、
    鋼組織中の転位密度が1×1010〜10×1010(/cm2)であり、
    前記転位密度と、下記式(1)および(2)で表されるDI値およびH値が
    H値/DI値≦23 および
    2.2≦(転位密度/1010)/DI値≦6.5
    の関係を満たすことを特徴とする疲労特性に優れた厚鋼板。
    I値=(C/10)0.5×(1.7−0.09×6)×(0.7×Si+1)×F1×(0.35×Cu+1)×(0.36×Ni+1)×(2.16×Cr+1)×(3×Mo+1)×(1.75×V+1)×(200×F2+1) ・・・(1)
    但し、上記式(1)において
    F1は、
    Mn<1.2の場合は、F1=3.33×Mn+1
    Mn≧1.2の場合は、F1=5.1×(Mn−1.2)+5
    F2は、
    B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14<0の場合は、F2=0
    B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14≧0の場合は、F2=B−0.3×(N−Ti×14/48)×11/14
    H値=−153×C+112×Si−3×Mn−63×Cu+240×Al−15×Ni−305×Cr+1791×Mo−110×Nb−758×Ti−1929×B+1068×N+4 ・・・(2)
    (上記式(1)、(2)中、元素名は各元素の含有量(質量%)を表し、含有していない元素がある場合、その含有量については0質量%として計算するものとする。)
  2. 更に、Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)、Cr:2%以下(0%を含まない)、およびMo:0.6%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種を含有する請求項1に記載の厚鋼板。
  3. 更に、V:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:0.060%以下(0%を含まない)、およびTi:0.1%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なくとも1種を含有する請求項1または2に記載の厚鋼板。
  4. 更に、B:0.005%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の厚鋼板。
  5. 更に、Ca:0.010%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の厚鋼板。
  6. 更に、Mg:0.005%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の厚鋼板。
  7. 更に、Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の厚鋼板。
  8. 更に、REM:0.02%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の厚鋼板。
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