JP2011240442A - 止め輪脱着治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に止め輪を軸体から取り外すことができるとともに、軸体に対する止め輪の脱着作業時に、止め輪が落下することを抑制できる止め輪脱着治具を得る。
【解決手段】軸心周りに回動可能に同軸に嵌め合わされる外側筒部21及び内側筒部22と、外側筒部21及び内側筒部22に固定される第1柄部24及び第2柄部25と、それぞれ、止め輪1がローラ軸に嵌められたときのローラ軸の軸心と孔部1cとの間の第1間隔だけ外側筒部21及び内側筒部22の軸心から径方向に離間し、外側筒部21及び内側筒部22のそれぞれの一端から延出される第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29と、を備え、内側筒部22はローラ軸の外径に対応する内径を有し、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、第1柄部24及び第2柄部25を操作して、外側筒部21及び内側筒部22を互いに逆方向に回動させることにより調整可能に構成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、軸体に対してC型の止め輪を脱着するのに好適な止め脱着着治具に関する。
軸に嵌められたベアリングが軸から抜けるのを防止するため、C型の止め輪を軸の端部からベアリングに隣接する軸の部位に嵌めて用いることは周知である。
C型止め輪を軸に対して脱着する治具として、それぞれ、止め輪の両端部に穿設された孔に挿入する尖端部を一端に有する一対の握り柄を交差させ、一対の握り柄の交差部を貫通する軸まわりに回動可能に一対の握り柄を連結して構成した止め輪プライヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、軸に嵌められた止め輪を、止め輪プライヤを用いて外す作業は、止め輪の両端部に穿設された孔に尖端部を挿入し、握り柄の他端間を接近させる方向に握り柄を回動することにより内径を拡径させた止め輪を軸から抜くという手順により行われる。
特開平10−574号公報
しかしながら、例えば、止め輪が嵌められた軸の軸方向の両側の作業スペースが狭い条件下で止め輪プライヤを用いて止め輪を軸から取り外す場合、作業者は、軸の端面と相対して止め輪を目視することができないので、止め輪の孔を確認しづらくなる。このため、作業者は、尖頭部が止め輪の小さな孔と相対するおおよその位置に止め輪プライヤを感覚的に移動させ、尖頭部が孔に向かうように止め輪プライヤを押し込んでみるという作業を、尖頭部が孔に挿入されるまで続けることになる。これにより、止め輪を外す作業に長時間を要してしまう場合がある。
また、尖頭部の止め輪への挿入をスムーズに行うため、例えば、止め輪の孔が映しだされる位置に鏡を配置し、鏡に映った孔を目視しながら尖端部を孔に挿入するように止め輪プライヤを移動させることも考えられる。しかし、初心者にとっては、直に止め輪の孔を目視しながら尖頭部を孔に挿入する作業と勝手が異なるため、スムーズに尖頭部を止め輪に挿入することができない。
また、尖頭部の止め輪の孔への挿入角度は、一対の握り柄の回動操作に応じて変化する。例えば、止め輪プライヤの尖頭部を止め輪の孔に挿入し、止め輪を拡径させた状態で、止め輪を軸に対して脱着する際、握り柄を握る力が変化して一対の握り柄の尖頭部間の間隔が、先端程狭くなるように尖頭部の止め輪の孔への挿入角度が変化すると、止め輪に働く復元力が、止め輪を握り柄の一端に向かわせる方向に働く。これにより、止め輪が握り柄から落下してしまうことがある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、容易に止め輪を軸体から取り外すことができるとともに、軸体に対する止め輪の脱着作業時に、止め輪が落下することを抑制できる止め輪脱着治具を得ることを目的とする。
この発明は、孔部が形成された耳部を両端部に有するC型の止め輪を軸体に対して脱着する止め輪脱着治具であり、それぞれ円筒状をなし、軸心周りに回動可能に同軸に嵌め合わされる外側筒部及び内側筒部と、外側筒部に一端を固定される第1柄部と、第1柄部との間に外側筒部及び内側筒部の回動方向に間隔をあけて一端を内側筒部に固定される第2柄部と、それぞれ、止め輪が軸体に嵌められたときの軸体の軸心と孔部との間の第1間隔だけ外側筒部及び内側筒部の軸心から径方向に離間し、互いに平行に外側筒部及び内側筒部の軸心方向に外側筒部及び内側筒部のそれぞれの一端から延出される第1嵌合突起及び第2嵌合突起と、を備え、内側筒部は軸体の外径に対応する内径を有し、第1嵌合突起と第2嵌合突起の間の間隔は、第1柄部及び第2柄部の他端間が接近及び離間するように第1柄部及び第2柄部を操作して、外側筒部及び内側筒部を互いに逆方向に回動させることにより調整可能に構成されている。
この発明に係る止め輪脱着治具によれば、内側筒部の内径が軸体の外径に対応しているので、内側筒部の一端側を軸体の端部に嵌めることで、止め輪を取り外す際の止め輪脱着治具の軸体の径方向の位置が安定する。これにより、内側筒部の一端側を軸体の端部に嵌めた状態で、止め輪脱着治具の軸体の軸まわりの位置を調整するだけで、第1嵌合突起及び第2嵌合突起を止め輪の孔部に挿入可能となる。従って、止め輪の孔部を目視確認しづらいような狭い作業スペースで作業を行う場合でも、容易に第1嵌合突起及び第2嵌合突起を止め輪の孔部に挿入できるので、止め輪の取り外し作業の効率が著しく向上する。
また、止め輪を軸体に対して脱着する際、第1嵌合突起及び第2嵌合突起が、外側筒部及び内側筒部の軸心方向に互いに平行に延在しているので、止め輪を拡径させて移動させているときに、仮に第1柄部及び第2柄部の間の間隔が狭められても、第1嵌合突起及び第2嵌合突起の止め輪の孔部への挿入角度が変化することがない。これにより、第1嵌合突起及び第2嵌合突起の間隔が狭められた場合でも、止め輪の復元力が、第1嵌合突起及び第2嵌合突起の先端に止め輪を向かわせる方向に働くことがない。これにより、止め輪が第1嵌合突起及び第2嵌合突起から抜けることが極力防止できる。
止め輪の正面図である。 エスカレータの踏段の上面図である。 エスカレータの踏段の一方の駆動ローラまわりの拡大図である。 図3のA方向から見た駆動ローラまわりの図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の正面図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の背面図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の分解側面図である。 図8のB部を正面から見た図である。 図8のC部を正面から見た図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の動作を説明する図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具を用いてローラ軸から止め輪を取り外す方法を説明する図であり、第1嵌合突起と第2嵌合突起がローラ軸に嵌められた止め輪の孔部に挿入される位置に止め輪脱着治具を移動した直後の状態を示している。 図12のXIII−XIII矢視断面図である。 この発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具を用いてローラ軸から止め輪を取り外す方法を説明する図であり、第1嵌合突起と第2嵌合突起がローラ軸に嵌められた止め輪の孔部に挿入される位置に止め輪脱着治具を移動し、第1柄部及び第2柄部を操作して止め輪を拡径させた状態を示している。 図14のXV−XV矢視断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
まず、止め輪脱着治具の説明に先立って、止め輪の構造について説明する。
図1は止め輪の正面図である。
図1において、止め輪1は、例えばSUS440やSUS420などの磁性を有するばね鋼を材料として作製され、C字状の本体部1a、及び本体部1aの両端部から本体部1aの外側に向けて突出された一対の耳部1bにより構成されている。
耳部1bには、孔部1cが耳部1bの離間方向及び耳部1bの本体部1aからの延出方向に直交する方向に孔方向を一致させて形成されている。
止め輪1は、一対の耳部1bの間の隙間を広げるように弾性変形させることで、本体部1aの内径(止め輪1の内径)を拡張することが可能となっている。
次いで、止め輪1の使用例について説明する。
図2はエスカレータの踏段の上面図、図3はエスカレータの踏段の一方の駆動ローラまわりの拡大図、図4は図3のA方向から見た駆動ローラまわりの図である。
なお、説明の便宜上、図3では駆動ローラを一点鎖線で示し、駆動ローラの内周側を透視して示している。
図2〜図4において、踏段10は、踏み板11と、軸方向を踏み板11の幅方向に一致させて踏み板11の裏面に図示しないブラケットを介して取り付けられ、踏み板11の幅方向両側に延出する軸体としてのローラ軸13と、ローラ軸13の両端近傍に軸受け14を介して回転自在に設けられた一対の駆動ローラ15と、を備えている。
ローラ軸13の両端近傍のそれぞれには、図3及び図4に示されるように、装着溝13aが、ローラ軸13の周方向全域に亘って形成されている。そして、軸受け14が、装着溝13aのローラ軸13の軸方向の中央側に隣接するローラ軸13の部位に嵌められている。
そして、止め輪1が装着溝13aに嵌められている。このとき、止め輪1の本体部1aの外周側の部位及び耳部1bが、ローラ軸13より径方向外方に延出され、止め輪1によって、軸受け14がローラ軸13の端部まで移動してローラ軸13から脱落することが防止されている。
次いで、ローラ軸13に対して止め輪1を脱着するのに用いられる止め輪脱着治具について説明する。
図5はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の斜視図、図6はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の正面図、図7はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の背面図、図8はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の分解側面図、図9は図8のB部を正面から見た図、図10は図8のC部を正面から見た図である。
図5〜図10において、止め輪脱着治具20は、それぞれ円筒状をなし、軸心まわりに回動可能に同軸に嵌め合わされる外側筒部21及び内側筒部22と、外側筒部21に一端を固定される第1柄部24と、第1柄部24との間に外側筒部21及び内側筒部22の回動方向に間隔をあけて一端を内側筒部22に固定される第2柄部25と、それぞれ、止め輪1がローラ軸13に嵌められたときのローラ軸13の軸心と孔部1cとの間の第1間隔だけ外側筒部21及び内側筒部22の軸心から径方向に離間し、外側筒部21及び内側筒部22の軸心方向に互いに平行に外側筒部21及び内側筒部22の一端から延出される第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29と、内側筒部22に着脱可能なストッパ30と、を備えている。
なお、第1嵌合突起28は、保持部材26を介して外側筒部21に固定されている。
また、止め輪脱着治具20は、第1柄部24及び第2柄部25に連結され、第1柄部24及び第2柄部25の他端間が開く方向に第1柄部24及び第2柄部25を付勢するスプリング35と、内側筒部22に螺合される棒ねじ33と、内側筒部22の一端面に設けられる複数の磁石34と、を備えている。
以下、止め輪脱着治具20の各構成の詳細について説明する。
外側筒部21には、軸方向の所定の部位に周方向に所定の角度だけ延在する貫通穴21aが形成されている。貫通穴21aの周方向の一側の側面が、ストッパ当接部21bを構成している。そして、回動規制手段31が、ストッパ30とストッパ当接部21bにより構成される。
また、第1ネジ孔21cが、外側筒部21の長手方向の他端側の部位に形成されている。さらに、切り欠き21dが、外側筒部21の他端側の部位を周方向に所定の角度だけ削除して形成されている。
保持部材26は、図5に示されるように、互いに直交する突起保持部26a及び筒部固定部26bからなる概略L字状に形成されている。
内側筒部22は、ローラ軸13の外径より僅かに大きな内径で、外側筒部21の内径より僅かに小さな外径を有している。図8に示されるように、ストッパ連結ネジ孔22aが、内側筒部22の軸方向の所定の位置に形成されている。
ここで、外側筒部21及び内側筒部22の一端を同方向に向け、ストッパ連結ネジ孔22aと貫通穴21aとを重ねて、外側筒部21と内側筒部22とを嵌め合わせたときに、内側筒部22の一端が外側筒部の一端から突起保持部26aの厚みだけ延出されるように貫通穴21a及びストッパ連結ネジ孔22aが、外側筒部21及び内側筒部22に形成されている。
また、内側筒部22の軸方向の一端側には、周方向に所定幅で、軸方向の他端に向かって保持部材26の突起保持部26aの厚みと同じ深さの溝部22bが形成されている。
また、第2ネジ孔22cが、内側筒部22の長手方向の他端側の部位に形成されている。このとき、ストッパ連結ネジ孔22aを貫通穴21aの延在方向の中間部に重ねて外側筒部21と内側筒部22とを嵌め合わせたときに、第1ネジ孔21cと第2ネジ孔22cとの間に、外側筒部21及び内側筒部22の周方向に40〜50度程度のピッチがあけられるように、第2ネジ孔22cが内側筒部22に形成されている。
また、内側筒部22の内周面を構成する孔は、雌ねじにより構成されている。
第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29のそれぞれは円柱状に作製されている。
第1柄部24及び第2柄部25の一端側は、雄ねじにより構成されている。
ストッパ30は、貫通穴21aの外側筒部21の軸方向の幅より小さな直径を有する円柱状に形成され、図示しないが、軸方向の一端側が雄ねじにより構成されている。
また、第1柄部24及び第2柄部25の長手方向の中間部には第1スプリング取付部27A及び第2スプリング取付部27Bが突設されている。
次いで、止め輪脱着治具20の組み立て構造について説明する。
保持部材26が、突起保持部26aが外側筒部21の径方向内側に延出されるように、筒部固定部26bを外側筒部21の外周面に固定することで、外側筒部21に一体に取り付けられている。
そして、外側筒部21及び内側筒部22は、貫通穴21aにストッパ連結ネジ孔22aが重なるように同軸に嵌め合わされている。このとき、保持部材26の突起保持部26aに、溝部22bの底面が当接され、内側筒部22の一端面と突起保持部26aの外面が面一になっている。
また、外側筒部21と内側筒部22の軸心まわりの位置を、ストッパ連結ネジ孔22aが貫通穴21aの延在方向の中間部と相対する位置に配置されるように調整したときに、溝部22bの周方向の両側の壁面と突起保持部26aとの間隔は、貫通穴21aの周方向の両側の壁面とストッパ連結ネジ孔22aとの間の間隔より広くなるように設定されている。
また、第1嵌合突起28が、突起保持部26aを介して外側筒部21の一端から外側筒部21の軸心方向に突出するように突起保持部26aに固定されている。このとき、第1嵌合突起28の軸心と外側筒部21及び内側筒部22の軸心との間の間隔は、止め輪1がローラ軸13に嵌められたときのローラ軸13の軸心と止め輪1の孔部1cの中心との間の第1間隔に一致させている。
また、第2嵌合突起29が、軸心方向を内側筒部22の軸心方向に一致させ、外側筒部21及び内側筒部22の軸心まわりの回動方向に、第1嵌合突起28と位置をずらして内側筒部22の一端面に突設されている。つまり、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29は、平行に、かつ、外側筒部21及び内側筒部22の回動方向について互いに離間して設けられている。
また、第1柄部24の雄ねじ部が外側筒部21に形成された第1ネジ孔21cに螺合され、第1柄部24が外側筒部21から径方向外方に延在するように外側筒部21に連結されている。
また、第2柄部25の雄ねじ部が内側筒部22に形成された第2ネジ孔22cに、切り欠き21dを介して螺合され、第2柄部25が内側筒部22から径方向外方に延在するように内側筒部22に連結されている。このとき、第1スプリング取付部27Aと第2スプリング取付部27Bが、向かいあうように第1柄部24及び第2柄部25が外側筒部21及び内側筒部22に連結されている。
また、スプリング35が、第1スプリング取付部27A及び第2スプリング取付部27Bに両端を連結されている。このとき、スプリング35は、第1柄部24及び第2柄部25の他端側を離す方向に付勢力を発揮するように、第1柄部24及び第2柄部25の間に縮設されている。
また、ストッパ30の雄ねじ部が、着脱自在に内側筒部22に形成されたストッパ連結ネジ孔22aに螺合され、ストッパ30の他端側は貫通穴21aに挿通されている。
また、磁石34は、内側筒部22の一端面に周方向に互いに間隔をあけて、5つ設けられている。
また、棒ねじ33が、内側筒部22の雌ねじに螺合されている。
次いで、止め輪脱着治具20の動作について説明する。
図11はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具の動作を説明する図である。
ストッパ30が取り外された場合、スプリング35が第1柄部24と第2柄部25の他端側を離間させる方向に付勢しているので、外側筒部21及び内側筒部22の回動方向の位置は、第2柄部25が切り欠き21dの壁面に当接する第1回動位置に保持される。このとき、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、ローラ軸13から外されている止め輪1の孔部1c間の間隔、言い換えれば、弾性変形されていない止め輪1の孔部1c間の間隔に一致するようになっている。
また、スプリング35の付勢力に抗して第1柄部24及び第2柄部25に力を付加し、第1柄部24及び第2柄部25の他端側を接近させると、外側筒部21及び内側筒部22は、互いに逆方向に回動する。そして、外側筒部21及び内側筒部22の回動に連動して第1嵌合突起28と第2嵌合突起29との間が離間する。外側筒部21及び内側筒部22の回動軸心まわりの相対的な位置が所定量ずれると、図11に示されるように、外側筒部21及び内側筒部22は、ストッパ30が貫通穴21aのストッパ当接部21bに当接する回動規制位置に配置される。即ち、外側筒部21及び内側筒部22が回動規制位置に配置されると、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔を広げる方向に外側筒部21及び内側筒部22が回動することが規制される。
外側筒部21及び内側筒部22が回動規制位置にあるときの第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔(以下、回動規制間隔とする)は、外側筒部21及び内側筒部22が、以下に説明する第2回動位置にあるときの第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔以上となるように貫通穴21aとストッパ30の位置関係が設定されている。
第2回動位置は、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔を、止め輪1の内径をローラ軸13に脱着することが可能な最小の内径に拡径させた止め輪1の孔部1c間の間隔に一致させる外側筒部21及び内側筒部22の軸心まわりの位置である。言い換えれば、第2回動位置は、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔を、止め輪1の内径をローラ軸13の外径より僅かに大きくしたときの止め輪1の孔部1c間の間隔に一致させる外側筒部21及び内側筒部22の軸心まわりの位置である。
また、ストッパ30を、貫通穴21aを介して内側筒部22に装着した場合、第1柄部24及び第2柄部25を操作しなければ、外側筒部21及び内側筒部22の回動方向の相対的な位置は、ストッパ30が貫通穴21aの周方向の他側の面に当接される取り外し基準位置に移動し、外側筒部21及び内側筒部22は、スプリング35の付勢力により取り外し基準位置に保持される。このとき、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、ローラ軸13の装着溝13aに嵌められた止め輪1の孔部1c間の間隔に一致するように、貫通穴21aとストッパ30の位置関係が設定されている。
この状態から、スプリング35の付勢力に抗して第1柄部24及び第2柄部25に力を付加し、第1柄部24及び第2柄部25の他端側を接近させる場合の止め輪脱着治具20の動作は、ストッパ30を装着していない場合と同様である。
以上のように、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、第1柄部24及び第2柄部25の他端間が接近及び離間するように第1柄部24及び第2柄部25を操作して、外側筒部21及び内側筒部22を互いに逆方向に回動させることにより調整可能となっている。
棒ねじ33の一端と内側筒部22の一端面との間の距離は、ねじ棒33の内側筒部22の雌ねじへの螺合位置を変えることで調整可能である。
次いで、止め輪脱着治具20を用いてローラ軸13に装着された止め輪1を脱着する方法について説明する。
まず、ローラ軸13に装着された止め輪1の取り外し方法について説明する。
図12はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具を用いてローラ軸から止め輪を取り外す方法を説明する図であり、第1嵌合突起と第2嵌合突起がローラ軸に嵌められた止め輪の孔部に挿入される位置に止め輪脱着治具を移動した直後の状態を示している。図13は図12のXIII−XIII矢視断面図である。図14はこの発明の一実施の形態に係る止め輪脱着治具を用いてローラ軸から止め輪を取り外す方法を説明する図であり、第1嵌合突起と第2嵌合突起がローラ軸に嵌められた止め輪の孔部に挿入される位置に止め輪脱着治具を移動し、第1柄部及び第2柄部を操作して止め輪を拡径させた状態を示している。図15は図14のXV−XV矢視断面図である。なお、説明の便宜上、図12及び図14では、駆動ローラの図示を省略している。
初期状態として、ストッパ30が内側筒部22に取り付けられ、外側筒部21及び内側筒部22は取り外し基準位置にあるものとする。
図12及び図13において、作業者は、ローラ軸13の端部に内側筒部22の一端側を嵌め、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の先端が、止め輪1の耳部1bと相対するおおよその位置に止め輪脱着治具20が配置されるように、止め輪脱着治具20のローラ軸13まわりの位置を調整した後、止め輪脱着治具20をローラ軸13に沿って軽く押し込む。
ここで、ローラ軸13の端部に内側筒部22の一端側を嵌める作業は、内側筒部22の一端面を、孔部1cに比べてはるかに大きな面積のローラ軸13の端面に当接させた後、止め輪脱着治具20の位置を、ローラ軸13の端面に沿ってずらすだけであり、従来のように止め輪の小さな孔に比べて尖頭部を挿入する作業に比べて容易に行える。
そして、内側筒部22をローラ軸13に押し込んだときに、止め輪1の孔部1cが第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29と相対していた場合には、孔部1cに第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が挿入される。また、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29と耳部1bが相対していた場合には、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が耳部1bに当接するが、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を耳部1bに軽く押し当てながら、止め輪脱着治具20をローラ軸13まわりの位置を調整することで、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が孔部1cに挿入される。
また、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が耳部1bと相対する位置からずれていた場合は、止め輪脱着治具20のローラ軸13まわりに回転させて、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の先端が、耳部1bに当接する位置に移動させる。このとき、内側筒部22をローラ軸13に嵌められているので、止め輪脱着治具20のローラ軸13の径方向の位置は変化せず、簡単に第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を耳部1bに当接する位置に止め輪脱着治具20を移動させることが可能である。そして、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を耳部1bに軽く押し当てながら、止め輪脱着治具20をローラ軸13まわりに回動させることで、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が孔部1cに挿入される。
次いで、作業者は、スプリング35の付勢力に抗して、第1柄部24及び第2柄部25の他端が近づく方向に第1柄部24及び第2柄部25に力が付加されるように第1柄部24及び第2柄部25を握る。
これにより、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が離れるように外側筒部21及び内側筒部22が回動する。そして、図14及び図15に示されるように、止め輪1の内径が、ローラ軸13の外径より大きくなったら、その状態を保ちつつ、止め輪1をローラ軸13から引き抜き、第1柄部24及び第2柄部25への把持力を解除し、外側筒部21及び内側筒部22を取り外し基準位置に戻す。次いで、止め輪1を、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29から引き抜く。このとき、止め輪1には、大きな復元力が働いていないので、容易に第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29から止め輪1を引き抜くことができる。
以下、複数の踏段10のローラ軸13に装着された止め輪1を外す場合には、各ローラ軸13の止め輪1に対して上記と同様の作業を繰り返し行えばよい。以上により、止め輪1のローラ軸13からの取り外し作業が完了する。
次いで、止め輪1のローラ軸13への取り付け方法について説明する。
作業者は、ストッパ30を内側筒部22から取り外し、外側筒部21及び内側筒部22を第1回動位置に移動させておく。
次いで、作業者は、ローラ軸13の端部と装着溝13aとの間の距離が、内側筒部22の先端と棒ねじ33の一端との距離に対応するように、棒ねじ33の内側筒部22への螺合位置を調整する。
次いで、作業者は、止め輪1の孔部1cを第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29に嵌める。さらに、作業者は、スプリング35の付勢力に抗して、第1柄部24及び第2柄部25の他端が近づく方向に第1柄部24及び第2柄部25に力が加わるように第1柄部24及び第2柄部25を握る。これにより、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が離れるように外側筒部21及び内側筒部22が回動する。図15に示されるように、止め輪1の内径が、ローラ軸13の外径より大きくなったら、その状態を保ちつつ、止め輪1がローラ軸13の端部を囲繞するように止め輪脱着治具20の内側筒部22の一端側をローラ軸13の端部に押し込んで嵌める。
さらに、作業者は、棒ねじ33の一端をローラ軸13の端面に当接させる。これにより、止め輪1はローラ軸13の装着溝13aの形成部位を囲繞する位置に配置される。次いで、作業者は、第1柄部24と第2柄部25を握る力を弱める。これにより、内側筒部22及び外側筒部21は、スプリング35の付勢力により、互いに逆方向に相対的に回動し、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間隔が狭まる。つまり、止め輪1の内径が小さくなり、止め輪1が装着溝13aに嵌められる。そして、作業者は、止め輪脱着治具20を止め輪1から引き抜く。以下、複数の踏段10のローラ軸13に止め輪1を取り付ける場合には、各ローラ軸13の止め輪1に対して上記と同様の作業を繰り返し行えばよい。以上により、止め輪1のローラ軸13への取り付け作業が完了する。
この発明の止め輪脱着治具20によれば、外側筒部21及び内側筒部22が軸心まわりに互いに逆方向に回動可能に嵌め合わされ、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29のそれぞれが、止め輪1がローラ軸13に嵌められたときのローラ軸13の軸心と孔部1cとの間の第1間隔だけ外側筒部21及び内側筒部22の軸心から径方向に離間し、互いに平行に外側筒部21及び内側筒部22の軸心方向に外側筒部21及び内側筒部22のそれぞれの一端から延出されている。そして、内側筒部22はローラ軸13の外径に対応する内径を有している。また、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、第1柄部24及び第2柄部25の他端間が接近及び離間するように第1柄部24及び第2柄部25を操作して、外側筒部21及び内側筒部22を互いに逆方向に回動させることにより調整可能に構成されている。
内側筒部22の内径がローラ軸13の外径に対応しているので、内側筒部22の一端側をローラ軸13の端部に嵌めることで、止め輪脱着治具20のローラ軸13の径方向の位置が安定して保持される。
これにより、止め輪1をローラ軸13から取り外す場合、内側筒部22の一端側をローラ軸13の端部に嵌め、止め輪脱着治具20のローラ軸13の軸まわりの位置を調整するだけで、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を止め輪1の孔部1cに挿入可能となる。従って、止め輪1の孔部1cを目視確認しづらいような狭い作業スペースで作業を行う場合でも、容易に第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を止め輪1の孔部に挿入できるので、止め輪1の取り外し作業の効率が著しく向上する。
また、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29が、外側筒部21及び内側筒部22の軸心方向の一端から、外側筒部21及び内側筒部22の軸心方向に互いに平行に延出されている。このため、孔部1cに第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29を挿入し、止め輪1を拡径させて移動させているときに、仮に第1柄部24及び第2柄部25の間の間隔が狭められても、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の止め輪1の孔部1cへの挿入角度が変化することがない。これにより、止め輪1のローラ軸13への脱着作業中、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の間隔が狭められた場合でも、止め輪1の復元力は、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の延在方向に直交する方向に働き、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の先端に止め輪1を向かわせる方向の成分が発生することはない。従って、止め輪1の脱着作業中、止め輪1が第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29から抜けて落ちることを防止できる。
また、止め輪脱着治具20は、ストッパ30、及びストッパ当接部21bにより構成され、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の間隔が回動規制間隔より広がる方向への外側筒部21及び内側筒部22の回動を規制する回動規制手段31を備える。
より詳しくは、ストッパ30は内側筒部22に突設され、ストッパ当接部21bは、外側筒部21に周方向に延在するように形成され、ストッパ30が挿入される貫通穴21aの周方向の一側の壁面により構成される。そして、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の間隔が、止め輪1が塑性変形される前の所定の内径に拡径された止め輪1の孔部1c間の間隔に一致する回動規制間隔になったときに、ストッパ30が貫通穴21aのストッパ当接部21bに当接されるようになっている。これにより、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の間隔が回動規制間隔となった場合、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔が離れる方向への外側筒部21及び内側筒部22の回動が規制される。
従って、必要以上に止め輪1を拡径させて止め輪1を塑性変形させることを未然に防止できる。
また、磁石34が内側筒部22の一端面に設けられており、磁性材料からなる止め輪1を用いた場合には、磁石34に止め輪1を磁気吸引させた状態で、止め輪1をローラ軸13に対して脱着可能であるので、止め輪1の脱着作業時に、止め輪1が止め輪脱着治具20から外れて落下することを一層防止できる。
また、止め輪脱着治具20は、内側筒部22の内周面を構成する孔に螺合される棒ねじ33を有する。これにより、予め、棒ねじ33の内側筒部22への螺合位置を、棒ねじ33の一端から内側筒部22の一端までの距離が、ローラ軸13の端部から装着溝13aの間の距離に対応するように調整しておくことで以下の効果が得られる。即ち、止め輪1のローラ軸13への取り付け時、棒ねじ33の一端をローラ軸13の端部に当接させることで、止め輪1が装着溝13aの位置に自動的に配置されるので、一層、止め輪1の取り付け作業の効率を向上させることができる。
なお、この発明では、回動規制手段31は、内側筒部22に突設されるストッパ30と、外側筒部21に設けられた貫通穴21aの周方向の一側の壁面により構成されるストッパ当接部21bと、により構成されるものとした。しかし、回動規制手段はこのものに限定されない。例えば、回動規制手段は、外側筒部21及び内側筒部22の一方の他端面に設けられるストッパ30と、一部がストッパ30と外側筒部21及び内側筒部22の回動方向に離間するように外側筒部21及び内側筒部22の他方に設けられるストッパ当接部21bとしての板状部材とにより構成してもよい。そして、第1嵌合突起28及び第2嵌合突起29の間隔が回動規制間隔になったときに、ストッパ30が板状部材に当接されるようにストッパ30と板状部材との配置関係を設定すればよい。
また、外側筒部21及び内側筒部22が、第1回動位置にあるときに、第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔が、ローラ軸13から外されている止め輪1の孔部1c間の間隔に一致するものとして説明した。しかし、外側筒部21及び内側筒部22の第1回動位置にあるときの第1嵌合突起28と第2嵌合突起29の間の間隔は、このものに限定されず、ローラ軸13から外されている止め輪1の孔部1c間の間隔以下であればよい。
また、磁石34を設けるものとして説明したが、磁石34は必ずしも設けなくてもよい。
止め輪脱着治具20は、エスカレータの踏段10のローラ軸13に対して止め輪1を脱着するのに適用するものとして説明したが、軸体としての各種軸に止め輪1を脱着する場合にも適用できる。
1 止め輪、1b 耳部、1c 孔部、21 外側筒部、21a 貫通穴、21b ストッパ当接部、22 内側筒部、24 第1柄部、25 第2柄部、28 第1嵌合突起、29 第2嵌合突起、30 ストッパ、33 棒ねじ、34 磁石。

Claims (5)

  1. 孔部が形成された耳部を両端部に有するC型の止め輪を軸体に対して脱着する止め輪脱着治具であって、
    それぞれ円筒状をなし、軸心周りに回動可能に同軸に嵌め合わされる外側筒部及び内側筒部と、
    上記外側筒部に一端を固定される第1柄部と、
    第1柄部との間に上記外側筒部及び上記内側筒部の回動方向に間隔をあけて一端を上記内側筒部に固定される第2柄部と、
    それぞれ、上記止め輪が上記軸体に嵌められたときの上記軸体の軸心と上記孔部との間の第1間隔だけ上記外側筒部及び上記内側筒部の軸心から径方向に離間し、互いに平行に上記外側筒部及び上記内側筒部の軸心方向に上記外側筒部及び上記内側筒部のそれぞれの一端から延出される第1嵌合突起及び第2嵌合突起と、
    を備え、
    上記内側筒部は上記軸体の外径に対応する内径を有し、
    上記第1嵌合突起と上記第2嵌合突起の間の間隔は、上記第1柄部及び上記第2柄部の他端間が接近及び離間するように上記第1柄部及び上記第2柄部を操作して、上記外側筒部及び上記内側筒部を互いに逆方向に回動させることにより調整可能に構成されていることを特徴とする止め輪脱着治具。
  2. 上記外側筒部及び上記内側筒部の一方に設けられるストッパ、上記外側筒部及び上記内側筒部の他方に設けられ、上記第1嵌合突起及び上記第2嵌合突起の間隔が、上記止め輪を塑性変形させることなく上記軸体の直径より大きな所定の内径に上記止め輪を拡径させたときの上記孔部間の間隔に一致する回動規制間隔になったときに、上記ストッパが当接されるストッパ当接部を有することを特徴とする請求項1に記載の止め輪脱着治具。
  3. 上記ストッパは、上記内側筒部の外周面に突設され、
    上記ストッパ当接部は、上記外側筒部に周方向に延在するように形成され、上記ストッパが挿入される貫通穴の周方向の一側の壁面により構成されることを特徴とする請求項2に記載の止め輪脱着治具。
  4. 磁石が上記内側筒部の一端面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の止め輪脱着治具。
  5. 上記内側筒部の内周面を構成する孔に螺合される棒ねじを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の止め輪脱着治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102238506B1 (ko) * 2020-11-23 2021-04-08 허계용 스냅링 전용 안전 케이싱

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