JP2011237731A - 画像形成装置 - Google Patents

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貴之 金澤
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Abstract

【課題】1つの転写ドラム1に対して複数の画像形成部P(Pa、Pb、Pc、Pd)を配設した構成の画像形成装置100においても、各画像形成部の転写コントラストを適切に制御して再転写を抑制し、画像濃度を最大化する。
【解決手段】転写ドラム1は所定の電圧が印加され、各画像形成部Pの帯電装置3に印加される印加電圧と露光装置4から出力される露光量を変える事で、各画像形成部Pの転写コントラストを制御し、再転写を抑制し、濃度を最大化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に係る。より詳しくは、ひとつの転写ドラムの回転方向に沿って配設されている複数の画像形成部の像担持体から転写ドラムの表面に現像剤画像を1次転写し、更にその転写された画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置に関する。
特許文献1には電子写真フルカラー画像形成装置として、中間転写べルトを用いたタンデム型の装置が開示されている。この装置は、循環移動するベルトの移動方向に沿って、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像(現像剤画像)を形成する複数の電子写真画像形成部(画像形成ステーション)を配設する。各画像形成部は、像担持体としての回転可能な電子写真感光体ドラムと、ドラムに作用してトナー像を形成するプロセス手段を有する。各画像形成部のドラムに形成された各色のトナー像はドラムとベルトとの対向部である1次転写部において、各画像形成部のドラムに対応して配設されている1次転写ローラ等の1次転写装置により走行中のベルトの表面に順次に重ねられて転写される。これにより、ベルトの表面には各色のトナー像の重ね合わせによる未定着のフルカラートナー像が形成される。ベルト表面のトナー像は2次転写部において2次転写装置により記録媒体としてのシート(用紙)に2次転写される。そして、そのシートが定着装置に導入されてトナー像の定着処理を受けてフルカラー画像形成物として出力される。
ここで、ベルト移動方向下流側の画像形成部においてベルトに対するトナー像の1次転写が行われる際、ドラムと1次転写装置との表面電位差(以下、転写コントラスト)が高いと次のような現象が生じる。即ち、ベルト移動方向上流側の画像形成部においてでベルトに転写されたトナー像が下流側の画像形成部のドラムに再転写されて、上流側の画像形成部においてベルトに転写されたトナー像の濃度が低下してしまう。一方、転写コントラストが低いと、再転写は抑制できるが、下流側の画像形成部におけるトナー像のベルトに対する転写性が低下し、下流側の画像形成部においてベルトに転写されたトナー像の濃度が低下してしまう。この濃度低下を防ぐ為には、各画像形成部における1次転写装置の転写電圧を個々に制御する必要がある。周辺環境やトナー特性に大きく依存している為、適時最適化を計らなければならない。
一方、省スペース化の観点から、1つの転写ドラムに対し4つの像担持体を当接させる構成が提案されている(特許文献2)。
特開2001−092275号公報 特開2007−057748号公報
しかしながら、転写ドラムが1つの場合、この転写ドラムに印加できる電圧は各画像形成部で変えることが出来ない。そのため、再転写により濃度が低下してしまうおそれがある。
本発明は、1つの転写ドラムに対して複数の画像形成部を配設した構成の画像形成装置においても、各画像形成部の転写コントラストを適切に制御して再転写を抑制し、画像濃度を最大化することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、回転可能な転写ドラムの回転方向に沿って順に配設されている複数の画像形成部の像担持体から前記転写ドラムに現像剤画像を1次転写し、更に前記転写ドラムの現像剤画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置であって、前記複数の画像形成部は、それぞれ、前記転写ドラムに対向している回転可能で静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の表面を一様に帯電する帯電装置と、前記帯電装置に電圧を印加する帯電電圧印加装置と、前記帯電装置で帯電された前記像担持体の表面に画像露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を荷電している現像剤により現像する現像装置と、を有し、前記像担持体はアースされており、画像形成時において、前記転写ドラムには転写電圧印加装置から所定の電圧が印加され、前記複数の画像形成部の相互間において、前記帯電装置に前記帯電電圧印加装置から印加される電圧の絶対値が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に減少するように所定に制御され、前記露光装置から前記像担持体に出力される露光量が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に増加するように所定に制御されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の他の代表的な構成は、
回転可能な転写ドラムの回転方向に沿って順に配設されている複数の画像形成部の像担持体から前記転写ドラムに現像剤画像を1次転写し、更に前記転写ドラムの現像剤画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置であって、前記複数の画像形成部は、それぞれ、前記転写ドラムに対向している回転可能で静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の表面に静電潜像を形成する装置と、前記静電潜像を荷電している現像剤により現像する現像装置と、前記像担持体とアースとの間に配設された電圧印加装置と、を有し、画像形成時において、前記転写ドラムには転写電圧印加装置から所定の電圧が印加され、前記複数の画像形成部の相互間において、前記電圧印加装置から前記像担持体に印加される電圧の絶対値が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に減少するように所定に制御されることを特徴とする。
本発明によれば、1つの転写ドラムに対して複数の画像形成部を配設した構成の画像形成装置においても、各画像形成部の転写コントラストを適切に制御して再転写を抑制し、画像濃度を最大化することができる。
実施例1における画像形成装置100の概略構成図 制御系統のブロック図 (a)は第2の画像形成部(2st)における転写印加電圧と転写性及び再転写の関係グラフ図、(b)は第3の画像形成部(3st)における転写印加電圧と転写性及び再転写の関係グラフ図 (a)は第4の画像形成部(4st)における転写印加電圧と転写性及び再転写の関係グラフ図、(b)は第1の画像形成部(1st)における転写印加電圧と転写性の関係グラフ図 従来構成と実施例1又は実施例2の画像形成装置の各画像形成部(1st乃至4st)の画像濃度グラフ図 実施例2における画像形成装置の要部の概略構成図
図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
《実施例1》
[画像形成装置の全体構成]
図1は本実施例における画像形成装置100の概略構成図である。図2は制御系統のブロック図である。装置100は、ひとつの転写ドラム1を用いた4連ドラム方式(タンデム方式)の電子写真フルカラーレーザープリンタ(多色画像形成装置)である。即ち、装置100は、パソコン、イメージリーダ、ファクシミリ、ネットワーク等の外部ホスト装置300から制御回路部(制御手段)200へインターフェイスIFを介して入力する電気的画像信号に基づいて記録媒体Sにフルカラー画像を形成することができる。制御回路部200は装置300との間で各種の情報を授受すると共に、装置100の全ての動作シーケンスを所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。制御回路部200は演算部(CPU)と記憶部(ROM、RAM)を有する。CPUが記憶部に保存されているプログラムや参照テーブルに基づき各部を制御する。CPUはプログラムによって順序決定手段として機能する。記録媒体Sは、例えば、記録用紙、OHTシート、布などの画像を形成することが可能なシート状物である。装置100は載置台、机面、床面等のほぼ水平な設置面Fに載置されている。
装置100内には、ひとつの転写ドラム1が配設されている。転写ドラム1は、導電性基体としてのφ180mmのアルミシリンダー1aの外周面に導電性ゴム層1bをコートした円筒体であり、回転可能に水平に配設されている。転写ドラム1の体積抵抗は該ドラム1をAlシリンダーに対し500g重で押し当て30rpmで回転しながら−1000V印加した状態で1010Ωである。転写ドラム1は制御回路部200で制御される装置駆動モータ(駆動手段)Mの駆動力を、伝達機構部(不図示)を介して受けて矢印R1の時計方向に所定の速度で回転駆動される。本実施例においては、転写ドラム1は次に説明する画像形成部Pの電子写真感光体ドラム2と所定の押圧力(例えば、片側400g重)をもって当接しており、ドラム2の回転速度に対して1%の周速差をもって回転駆動される。また、転写ドラム1のアルミシリンダー1aには、制御回路部200で制御される転写電圧印加装置E1から、現像剤の正規の帯電極性(本実施例では負極性)とは逆極性(正極性)で所定の電位に制御された1次転写電圧が印加される。
転写ドラム1の回転方向に沿って複数の画像形成部(画像形成ステーション)が配設されている。本実施例では第1乃至第4の4つの画像形成部P(Pa、Pb、Pc、Pd)が配設されている。各画像形成部Pはそれぞれの現像装置5に収容させた現像剤(以下、トナーと記す)の色が異なるだけで互いに同様の構成の電子写真画像形成機構部である。即ち、各画像形成部Pは、それぞれ、転写ドラム1に対向している回転可能で静電潜像が形成される像担持体としての電子写真感光体ドラム2(2a、2b、2c、2d)を有する。また、ドラム2に作用するプロセス手段としての、帯電装置3(3a、3b、3c、3d)、現像装置5(5a、5b、5c、5d)、クリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)を有する。また、各画像形成部Pのドラム2に対して画像露光して静電潜像を形成する露光装置4を有する。本実施例においては、各画像形成部Pは、ドラム2、帯電装置3、現像装置5、クリーニング装置6をカートリッジ枠体7(7a、7b、7c、7d)に組み付けて一括して装置本体100Aから取り外し可能に装着されるプロセスカートリッジとしてある。装置本体100Aとはカートリッジを除いた画像形成装置部分である。
各画像形成部Pにおいて、ドラム2は、φ24mmのアルミシリンダー(剛体からなる導電性円筒基体)の外周面上に、感光層(有機光導電層)を20μm製膜した円筒体である。本実施例においては、感光層の感度は、23℃/50%環境にて暗部電位(帯電装置3による帯電電位)Vdを−550Vとした場合、面光量(露光装置から出力される露光量)0.37μJ/cmで露光した時の明部電位Vlが−100Vになるように設定した。各画像形成部Pにおいて転写ドラム1とドラム2との当接部が、それぞれ、1次転写部T1(T1a、T1b、T1c、T1d)である。ドラム2は、モータMの駆動力を、伝達機構部(不図示)を介して受けて矢印R2の反時計方向(転写ドラム1の回転方向に順方向)に所定の速度で回転駆動される。各画像形成部Pにおいて、ドラム2は導電性基体であるアルミシリンダーをアース(接地)Gしてあり、画像形成時、非画像形成時共に電位0Vとなっている。
帯電装置3は接触式或いは非接触式のものを使用することができる。本実施例においては、帯電装置3はオゾン抑制の観点から帯電部材として帯電ローラを用いた接触帯電方式の装置である。以下、帯電装置を帯電ローラと記す。帯電ローラ3はローラ状に形成された導電性弾性ゴムローラであり、ドラム1の表面に所定の押圧力(例えば、片側500g重)で当接させて回転可能に配設されており、ドラム2の回転に従動して回転する。帯電ローラ3の体積抵抗は該ローラ3をAlシリンダーに対し500g重で押し当て30rpmで回転しながら−200V印加した状態で10Ωである。ドラム2が回転駆動され帯電ローラ3が従動回転している状態において、各帯電ローラ3に対して、制御回路部200でそれぞれ制御される帯電電圧印加装置E3(E3a・E3b・E3c・E3d)から所定に制御された帯電電圧が印加される。これにより、回転する各ドラム1の表面が所定の極性・電位(暗部電位Vd)に一様に帯電される。
露光装置4は、回転駆動され、かつ帯電ローラ3で帯電処理された各画像形成部Pのドラム2の表面に画像露光して静電潜像を形成する装置である。本実施例においては、レーザー光源41(41a、41b、41c、41d)、ポリゴンミラー、レンズ系を含むレーザービームスキャナである。このスキャナ4は、ホスト装置300から制御回路部200へ入力するY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像情報(電気的画像信号)に対応して変調したレーザービームL(La、Lb、Lc、Ld)を出力する。そして、そのレーザービームLで対応色の画像形成部Pにおけるドラム2の表面を走査露光する。より詳しくは、このスキャナ4は、単一のレーザー光源41(41a、41b、41c、41d)からの赤色光をポリゴンミラーに照射し、ポリゴンミラーを回転させることで、各画像形成部Pのドラム2の表面を正確に走査する。本実施例においては、制御回路部200は、各光源41に印加する電圧を制御することで、ドラム2の単位表面積当たりの光量(露光量)は、0.25乃至0.4μJ/cmまで、可変となるようにした。露光装置4は、単一光源と複数光源に大別できるが、各ドットの照射光量及び形状の均一性の観点から、単一光源を用い、ポリゴンミラーを回転させ、レンズで補正し、ドラム2の表面を走査する方式が広く用いられている。
現像装置5は、反転現像方式が一般的である。また、ハーフトーン再現性や過剰なエッジ効果の抑制などの利点から、現像剤担持体に像担持体を接触させて現像を行う接触現像方式が、広く用いられている。本実施例においては、非磁性一成分現像剤(ネガトナー)を用いた反転−接触現像装置であり、現像ローラ51(51a、51b、51c、51d)、現像ブレード52、現像剤を収容した現像剤貯蔵部53、現像剤送り機構54を有する。第1の画像形成部Paの現像装置5aの現像剤貯蔵部53にはY色の現像剤が収納されている。第2の画像形成部Pbの現像装置5bの現像剤貯蔵部53にはM色の現像剤が収納されている。第3の画像形成部Pcの現像装置5cの現像剤貯蔵部53にはC色の現像剤が収納されている。第4の画像形成部Pdの現像装置5dの現像剤貯蔵部53にはK色の現像剤が収納されている。現像ローラ51は、φ12mmのローラ状に形成された導電性弾性ゴムローラである。現像ローラ51の体積抵抗は、Alシリンダーに対し現像ローラ51を500g重で押し当て30rpmで回転しながら−50V印加した状態で10Ωである。現像ブレード52にはSUS板金を用いており、これを現像ローラ51に30g/cmで押し当てている。現像剤貯蔵部53に収容の現像剤は現像剤送り機構54により現像ローラ51側に送られ、矢印の時計方向(ドラム2の回転方向に順方向)に回転駆動される現像ローラ51の表面に対して現像ブレード52によってコートされる。そして、現像ローラ51にコートされた荷電している現像剤が引き続く現像ローラ51の回転により現像ローラ51とドラム2との対向部である現像部に搬送されてドラム2の表面の静電潜像の現像に供される。そのとき、現像剤帯電量Q/Mは30〜80μC/gである。各画像形成部Pの現像ローラ51に対して、制御回路部200でそれぞれ制御される現像電圧印加装置E51(E51a・E51b・E51c・E51d)から所定に制御された現像電圧が印加される。
クリーニング装置6はドラム2から転写ドラム1に対する現像剤画像の1次転写後のドラム2の表面から転写残り現像剤等の残留付着部を除去する装置であり、本実施例においては、クリーニング部材として弾性ブレードを用いた装置である。弾性ブレードは先端エッジ部をドラム表面に対してカウンタに当接させて配設されており、ドラム表面を拭掃して残留付着部を除去する。
装置100の内部の下方部には、給送ユニット8が配設されている。給送ユニット8は、記録媒体Sを積載して収納する給送カセット9、給送ローラ10、分離パッド11等を有する。また、装置100の内部において、転写ドラム1の画像形成部Pの配設側とは反対側には、給送ローラ10から装置100の内部の上部に至る記録媒体搬送路Zが配設されている。そして、この搬送路Zを下から上に沿って、レジストローラ対12、2次転写ローラ13、定着装置14、排出ローラ対15、排出口16が配設されている。装置100の上面には画像形成済みの記録媒体Sを受ける排出トレイ17が配設されている。転写ドラム1と2次転写ローラ13との当接部が2次転写ニップ部T2である。2次転写ローラ13には、制御回路部200で制御される2次電圧印加装置E13から、現像剤の正規の帯電極性とは逆極性で所定の電位に制御された2次転写電圧が印加される。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。各画像形成部Pのドラム2が回転駆動される。また、転写ドラム1も回転駆動される。また、現像装置5の現像ローラ51が矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。スキャナユニット4も駆動される。この駆動に同期して、所定の制御タイミングで各帯電ローラ3に対してそれぞれ所定に制御された帯電電圧が印加される。これにより、各ドラム2の表面が帯電ローラ3によってそれぞれ所定の極性・電位に一様に帯電される。スキャナユニット4は各ドラム2の表面をそれぞれ対応するY・M・C・Kの各色の画像信号に応じて変調されたレーザー光Lで走査露光する。これにより、各画像形成部Pのドラム2の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。そして、各ドラム2の表面に形成された静電潜像が対応する現像装置5の現像ローラ51により現像剤画像として現像される。各現像ローラ51には所定の制御タイミングで所定に制御された現像電圧が印加される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1の画像形成部Paのドラム2aにはフルカラー画像のY色成分に対応するY色現像剤画像が形成される。そして、その画像が1次転写ニップ部T1aにおいて転写ドラム1の表面に1次転写される。第2の画像形成部Pbのドラム2bにはフルカラー画像のM色成分に対応するM色現像剤画像が形成される。そして、その画像が1次転写ニップ部T1bにおいて転写ドラム1の表面にすでに転写されているY色現像剤画像に重畳されて1次転写される。第3の画像形成部Pcのドラム2cにはフルカラー画像のC色成分に対応するC色現像剤画像が形成される。そして、その画像が1次転写ニップ部T1cにおいて転写ドラム1の表面にすでに転写されているY色+M色の現像剤画像に重畳されて1次転写される。第4の画像形成部Pdのドラム2dにはフルカラー画像のK色成分に対応するK色現像剤画像が形成される。そして、その画像が1次転写ニップ部T1dにおいて転写ドラム1の表面にすでに転写されているY色+M色+C色の現像剤画像に重畳されて1次転写される。
かくして、転写ドラム1の表面にはY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着現像剤画像が合成形成される。なお、転写ドラム1の表面に順次に重畳転写する現像剤画像の色順は上記の順序に限られるものではない。各画像形成部Pのドラム2において転写ドラム1に対する現像剤画像の1次転写後のドラム面に残留した転写残現像剤はクリーニング装置6により除去される。
一方、所定の制御タイミングで給送ローラ10が駆動される。これにより、給送ローラ10と分離パッド11との協働で給送カセット9内に積載収納されている記録媒体Sが1枚ずつ分離されて給送される。その記録媒体Sがレジストローラ対12により所定の制御タイミングにて2次転写ニップ部T2に導入される。2次転写ローラ13には所定の2次転写電圧が所定の制御タイミングで印加される。これにより、記録媒体Sが2次転写ニップ部を挟持搬送されていく過程で転写ドラム1上の4色重畳の現像剤画像が記録媒体Sの面に順次に2次転写される。前記のように転写ドラム1と2次転写ローラ13にはそれぞれ電圧印加装置E1とE13が設置されている。制御回路部200は電圧印加装置E1とE13から転写ドラム1と2次転写ローラ13に対する印加電圧を制御して電位差を設けることで、転写ドラム1から記録媒体Sに現像剤画像を2次転写する。
2次転写ニップ部T2を通過した記録媒体Sは転写ドラム1の面から分離されて定着装置14へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色の現像剤画像の混色及び記録媒体Sへの定着がなされる。そして、記録媒体Sは定着装置14を出て、フルカラー画像形成物として排出ローラ対15により排出トレイ17上に排出される。転写ドラム1からの記録媒体Sの分離後に転写ドラム1の表面に残留した2次転写残トナーは除去される。本実施例の場合は、第1の画像形成部Paのドラム1aと転写ドラム1との1次転写ニップ部T1aにおいてドラム32aの表面に静電的に付着して、クリーニング装置6aにて除去される。
転写ドラム1はドラム形状の回転体である。転写ドラム1には各画像形成部Pにおける各ドラム2に形成された異なった色の現像剤画像が重ねて転写される。そして、転写ドラム1は、重ねて転写された現像剤画像を一括して記録媒体Sに転写する。これによって記録媒体Sにカラー画像が形成される。モノクロ画像を形成する場合は、転写ドラム1には第4の画像形成部Pdのドラム2dに形成されたK色現像剤画像が1次転写部T1dにおいて1次転写される。そして、転写ドラム1は転写されたK色現像剤画像が2次転写ニップ部T2において記録媒体Sに2次転写される。
[再転写抑制構成]
各画像形成部Pにおいて、ドラム2の導電性基体であるアルミシリンダーはアース(接地)Gされており、画像形成時、非画像形成時共に電位0Vとなっている。本実施例においては、制御回路部200により、各画像形成部Pの帯電装置3や現像装置5、及び転写ドラム1、2次転写ローラ13の印加電圧や印加タイミングを制御する。特に、必要な転写コントラストは、現像剤(トナー)の劣化具合、ドラム2の劣化具合、転写ドラム1の劣化具合、環境等で変化する。本実施例においては、現像ローラ51、ドラム2、転写ドラム1の回転数と最適な転写コントラストとの関係をデータベース化し、制御回路部200の記憶部に記憶させた。制御回路部200のCPUは、帯電印加電圧、現像印加電圧、転写ドラム印加電圧、2次転写印加電圧について、画像印刷前(画像形成実行前)に記憶部のデータベースを参照することで、それぞれ、最適な電位を設定する。
ここで、以下の説明において、便宜上、第1の画像形成部Paを1st(st:ステーション)、第2の画像形成部Pbを2st、第3の画像形成部Pcを3st、第4の画像形成部Pdを4stと記す。比較例として、1st乃至4stにおいて、それぞれ、帯電装置3に対する印加電圧は−1130Vと一定に固定してドラム2の暗部電位Vdは−550Vとした。また、1st乃至4stにおいて、それぞれ、露光装置4から出力される露光量は0.37μJ/cmで一定に固定して明部電位Vlは−100Vとした。また、1st乃至4stにおいて、それぞれ、現像装置5の現像ローラ51に対する印加電圧Vdcは、それぞれ、−400Vに固定した。そして、2st乃至4stの転写印加電圧(電圧印加装置E1から転写ドラム1に対する印加電圧)と転写性及び再転写との関係を調べた。その結果を図3の(a)と(b)、図4の(a)のグラフ1乃至3に示す。ここで、転写性の測定は次のように行った。測定するステーションにのみカートリッジを入れてそのカートリッジの色のベタ画像の画像形成を記録紙に行う。そして、記録紙のベタ画像の反射濃度を測定した。図3、図4のグラフの縦軸の反射濃度が高いほど転写性が良い。測定しないステーションにはカートリッジが入っていないため、測定しないステーションに転写印加電圧がかかっていても再転写は発生せず、測定するステーションの転写性を測定することができる。
また、再転写の測定は次のように行った。全てのステーションにカートリッジを入れる。そして、再転写を測定するステーションにおいてベタ画像を形成して転写を行う。再転写を測定しないステーションは画像形成を行わないが、暗部電位Vdに対し転写印加電圧がかかるため、上流側のステーションで画像形成したトナーが下流側のステーションにおいて再転写される。そして、出力された記録紙のベタ画像濃度の反射濃度を測定した。図3、図4のグラフの縦軸の反射濃度が高いほど再転写性が良い
ベタ画像の反射濃度の測定は、Xerox75g紙にベタ画像を印刷して、マクベス濃度計にて反射濃度を測定した。
一般に、転写ドラム1の回転方向に関して下流側の画像形成部に行くほど、再転写が厳しくなる為、転写コントラストを下げなければならないが、本結果も同様である。すなわち、転写性と再転写が両立し、濃度が最大となる転写印加電圧は、2stが750V、3stが700V、4stが600Vとなる。ここで、1stは、図4の(b)のグラフ4より、濃度が最大となる転写印加電圧800Vとする。尚、カートリッジ交換などで、ドラム2やトナーの劣化具合が異なる場合は、前回転時にチェックを行い、上述のデータベースを参照して、補正をかける。前回転時とは、スタンバイ(待機)状態にある装置100に画像形成スタート信号が入力したときに装置駆動モータMを起動させて装置100に所定の画像形成前動作を実行させる期間である。
しかし、1つの転写ドラム1に対して複数の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配設した構成の画像形成装置100では、転写ドラム1に対して転写印加電圧を1水準しか印加することが出来ない。そのため、電圧印加装置E1から転写ドラム1に対する転写印加電圧を600Vに固定した。転写印加電圧と暗部電位及び明部電位との最適な関係は、上述のよう各ステーションで異なる為、表1のように各ステーションの暗部電位と明部電位とを設定した。この際、制御回路部200は、各画像形成部のVd/Vlを満足するよう、露光装置4のドラム面光量(露光装置から出力させる画像露光量)を、表1のとおりに制御する。即ち、画像形成時において、転写ドラム1には所定の電圧が印加され、複数の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdのそれぞれの帯電装置3に印加される印加電圧と露光装置4からドラム2に出力される露光量が異なることを特徴とする。より具体的には、像担持体であるドラム2はアースGされている。画像形成時において、転写ドラム1には転写電圧印加装置E1から所定の電圧が印加される。各画像形成部Pの相互間において、帯電装置3に帯電電圧印加装置E3から印加される電圧の絶対値が転写ドラム1の回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に減少するように所定に制御される。また、露光装置4からドラム2に出力される露光量が転写ドラム1の回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に増加するように所定に制御される。この構成により、転写性と再転写の両立を図り、濃度アップが可能となる。
上記主要構成及び電位設定とすることで、グラフ5にあるように、各画像形成部の濃度は、従来構成以上とすることが出来た。従来構成とは、各画像形成部における1次転写装置の転写電圧を個々に制御して再転写に起因する濃度低下を抑制するようにした装置構成である。即ち、転写ドラム1は所定の電圧が印加され、各画像形成部Pの帯電装置3に印加される印加電圧と露光装置4から出力される露光量を変える事で、各画像形成部Pの転写コントラストを制御し、再転写を抑制し、濃度を最大化することができる。
《実施例2》
図6は本実施例の画像形成装置100の要部の概略図である。本実施例の画像形成装置も実施例1の画像形成装置100と同様に、ひとつの転写ドラム1を用いた4連ドラム方式(タンデム方式)の電子写真フルカラーレーザープリンタ(多色画像形成装置)である。実施例1の装置100と同じ構成部材・部分には共通の符号を付して再度の説明を省略する。
本実施例1の装置100においては、各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdのドラム2a、2b、2c、2dに対して、それぞれ、導電性基体であるアルミシリンダーとアースGとの間に電圧印加装置E2(E2a、E2b、E2c、E2d)を設置している。各電圧印加装置E2はそれぞれ制御回路部200で制御されて、画像形成時に、対応するドラム2に対して所定の制御電圧を印加するようになっている。
2st(第2の画像形成部Pb)、3st(第3の画像形成部Pc)、4st(第4の画像形成部Pd)に対する最適な転写印加電圧は実施例1で説明したとおりである。しかし、1つの転写ドラム1に対して複数の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配設した構成の画像形成装置構成では転写印加電圧は1水準しか印加できない。そこで、電圧印加装置E1から転写ドラム1に対する転写印加電圧を600Vに固定した。また、各画像形成部Pの帯電装置3に対する印加電圧は、−1130Vに固定した。ここで、転写性と再転写を両立し、濃度アップを図るためには、転写印加電圧にたいして、実施例1の表1の通り、明部電位を設定しなければならない。そのため、本実施例では、制御回路部200は、表2の様に、各画像形成部のドラム2に対してそれぞれの電圧印加装置E2によって電圧を印加し、転写印加電圧と暗部電位との差を制御する。即ち、画像形成時において、転写ドラム1は所定の電圧が印加され、複数の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdのそれぞれのドラム2に対して電圧印加装置E2から印加される印加電圧が異なることを特徴とする。より具体的には、画像形成時において、転写ドラム1には転写電圧印加装置E1から所定の電圧が印加される。各画像形成部Pの相互間において、電圧印加装置E2からドラム2に印加される電圧の絶対値が転写ドラム1の回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に増加するように所定に制御される。
上記設定による、各画像形成部の濃度は、実施例1の装置100の場合と同様に、図5のグラフ5となり、従来構成以上の濃度をとなった。即ち、転写ドラム1は所定の電圧が印加され、各画像形成部Pのドラム2に電圧印加装置E2から印加される印加電圧を変える事で、各画像形成部Pの転写コントラストを制御し、再転写を抑制し、濃度を最大化することができる。
本実施例2においては、画像形成装置10は電子写真方式に限られない。静電記録方式の画像形成装置であってもよい。静電記録方式の画像形成装置は、像担持体として感光性を有していない誘電体が用いられる。この誘電体に対する静電潜像の形成手段は、誘電体の表面を帯電装置により一様に帯電し、その帯電面を除電装置(除電針、電子銃など)で画像情報に対応して選択的に除電することでなされる。あるいは、一様に除電されている誘電体の表面に電子銃などの電荷付与装置により画像情報に対応して選択的に電荷付与することでなされる。また、実施例1及び実施例2の画像形成装置において、複数の画像形成部は4つに限られるものではなく、2つ又は3つ若しくは5つ以上であってもよい。
100・・画像形成装置、1・・転写ドラム、R1・・転写ドラムの回転方向、E1・・転写電圧印加装置、P(Pa・Pb・Pc・Pd)・・画像形成部、2(2a・2b・2c・2d)・・像担持体、S・・記録媒体、3(3a・3b・3c・3d)・・帯電装置、E3(E3a・E3b・E3c・E3d)・・帯電電圧印加装置、200・・制御回路部(制御手段)

Claims (2)

  1. 回転可能な転写ドラムの回転方向に沿って順に配設されている複数の画像形成部の像担持体から前記転写ドラムに現像剤画像を1次転写し、更に前記転写ドラムの現像剤画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置であって、
    前記複数の画像形成部は、それぞれ、前記転写ドラムに対向している回転可能で静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の表面を一様に帯電する帯電装置と、前記帯電装置に電圧を印加する帯電電圧印加装置と、前記帯電装置で帯電された前記像担持体の表面に画像露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を荷電している現像剤により現像する現像装置と、を有し、前記像担持体はアースされており、画像形成時において、前記転写ドラムには転写電圧印加装置から所定の電圧が印加され、前記複数の画像形成部の相互間において、前記帯電装置に前記帯電電圧印加装置から印加される電圧の絶対値が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に減少するように所定に制御され、前記露光装置から前記像担持体に出力される露光量が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に増加するように所定に制御されることを特徴とした画像形成装置。
  2. 回転可能な転写ドラムの回転方向に沿って順に配設されている複数の画像形成部の像担持体から前記転写ドラムに現像剤画像を1次転写し、更に前記転写ドラムの現像剤画像を記録媒体に2次転写する画像形成装置であって、
    前記複数の画像形成部は、それぞれ、前記転写ドラムに対向している回転可能で静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の表面に静電潜像を形成する装置と、前記静電潜像を荷電している現像剤により現像する現像装置と、前記像担持体とアースとの間に配設された電圧印加装置と、を有し、画像形成時において、前記転写ドラムには転写電圧印加装置から所定の電圧が印加され、前記複数の画像形成部の相互間において、前記電圧印加装置から前記像担持体に印加される電圧の絶対値が前記転写ドラムの回転方向に関して上流側の画像形成部から下流側の画像形成部にかけて順に減少するように所定に制御されることを特徴とした画像形成装置。
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