JP2011237135A - 加湿装置 - Google Patents

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Minoru Osada
実 長田
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Abstract

【課題】ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置を提供する。
【解決手段】加湿装置1は、装置本体2とキャスター100と水受けトレー6と抑制部300とを備えている。装置本体2は、装置本体2から外方に向かって開口した開口を有している。キャスター100は、装置本体2の底面2cを有する底部に配置されており、装置本体2に対して回転自在である。水受けトレー6は、装置本体2の開口に引き出し自在に装着されている。水受けトレー6には、水受けトレー6の外部から水が供給される。抑制部300は、水受けトレー6が開口に装着されている場合は、キャスター100の回転を抑制する。
【選択図】図10

Description

この発明は、キャスターを備えた加湿装置に関する。
加湿装置として、例えば特開2002−295872号公報(特許文献1)に記載された加湿装置が知られている。特許文献1に係る加湿装置は、気化エレメントと称される加湿フィルタを備えている。この加湿フィルタの下部は、加湿装置本体に配置された水槽と称される水受けトレーに浸っている。加湿フィルタは、毛細管現象によって水受けトレーの水を吸い上げる。また、特許文献1に係る加湿装置は、給水タンクを備えており、給水タンクの内部の水が水受けトレーに供給される。さらに、特許文献1に係る加湿装置は、送風ファンを備えている。送風ファンは、加湿装置本体に設けられた吸入口から加湿装置本体の内部に空気を吸い込み、この空気を加湿フィルタに通す。このとき、加湿フィルタを通る空気は、加湿フィルタに含まれる水分によって加湿される。加湿された空気は、送風ファンによって加湿装置本体に設けられた吹出口から外部に放出される。これにより、加湿装置が設置されている空間が加湿される。
特開2002−295872号公報
ところで、近年では、加湿装置の加湿能力を向上させるとともに加湿装置の運転を長時間維持させるような要望がある。この要望を実現するためには、例えば加湿装置の給水タンクと送風ファン等の機械部品とが大型化する。加湿装置の給水タンクが大型化する場合は、加湿可能時間が長くなり、一方、加湿装置の送風ファンが大型化する場合は、加湿能力が高くなる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
例えば加湿装置の給水タンクが大型化する場合は、給水タンクに水が満たされているときに加湿装置が重くなり、加湿装置の移動が容易でなくなるような問題が生じる。このような問題に対し、加湿装置を容易に移動できるように、当該装置の下部にキャスターを備えた加湿装置が提供されている。しかしながら、単にキャスターが備えられた加湿装置は、ユーザーの意図にかかわらずに移動する場合がある。例えば、加湿装置本体に給水タンクが取り付けられ、給水タンクの水が水受けトレーに供給される状態のときに、ユーザーが加湿装置から離れている場合がある。給水タンクが加湿装置本体から着脱自在である場合に給水タンクに水を補充するときは、給水タンクが水受けトレーから取り外され、ユーザーが加湿装置から離れている場合がある。さらに、給水タンクが水受けトレーに取り付けられているか否かにかかわらず、加湿装置本体に水受けトレーが装着されている状態のときに、ユーザーが加湿装置から離れている場合がある。これらの場合に加湿装置が移動するときには、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動することがあり、ユーザーにとって不都合である。
そこで、この発明の目的は、ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置を提供することである。
この発明に従った加湿装置は、装置本体とキャスターと水受けトレーと抑制部とを備えている。装置本体は、装置本体から外方に向かって開口した開口を有している。キャスターは、装置本体の底部に配置されており、装置本体に対して回転自在である。水受けトレーは、装置本体の開口に引き出し自在に装着されている。また、水受けトレーには、水受けトレーの外部から水が供給される。抑制部は、水受けトレーが開口に装着されている場合は、キャスターの回転を抑制する。
この発明によると、水受けトレーが加湿装置の装置本体に装着されることにより、キャスターの回転が抑制される。そのため、装置本体に水受けトレーが装着されているときには、加湿装置の移動が抑制される。これにより、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動するようなユーザーにとって不都合であるときには、加湿装置の移動を抑制することができる。すなわち、ユーザーは、自身の意図したように加湿装置を移動させることができる。
この発明に従った加湿装置では、水受けトレーの裏面に突起が形成されていることが好ましい。また、キャスターの表面のうちのキャスターの軸を中心とする円の円周方向の表面には、水受けトレーの突起が嵌合する谷部が形成されていることが好ましい。さらに、抑制部は、水受けトレーが開口に装着されたときに水受けトレーの突起がキャスターの谷部に嵌合することによって構成されていることが好ましい。
この発明によると、水受けトレーの突起とキャスターの谷部との嵌合は、少なくとも水受けトレーの重量によって拘束される。これにより、キャスターの回転が抑制され、加湿装置の移動が抑制される。
この発明に従った加湿装置では、水受けトレーの突起は、複数のリブ状突起であることが好ましい。一方、キャスターの表面のうちの円周方向の表面には、水受けトレーのリブ状突起と嵌合する複数の谷部が形成されていることが好ましい。
この発明によると、水受けトレーには複数のリブ状突起が形成され、キャスターには複数の谷部が形成されていることにより、リブ状突起が谷部に確実に嵌合する。これにより、キャスターの回転が確実に抑制され、加湿装置の移動が確実に抑制される。
この発明に従った加湿装置は、給水タンクをさらに備えていることが好ましい。給水タンクは、水受けトレーに装着されるものである。
この発明によると、水受けトレーが装置本体の開口に装着され、さらに水を貯えた給水タンクが水受けトレー装着される場合は、給水タンクの自重と水の重力とが水受けトレーの突起と谷部との嵌合に対して負荷される。水受けトレーの突起とキャスターの谷部との嵌合は、給水タンクの自重と水の重力とによってさらに強固に拘束される。これにより、キャスターの回転がより確実に抑制され、加湿装置の移動がより確実に抑制される。
この発明に従った加湿装置では、給水タンクは、水受けトレーに着脱自在に装着されることが好ましい。また、この発明に従った加湿装置は、許可部を備えていることが好ましい。許可部は、水受けトレーが装置本体の開口に装着されていない場合には、給水タンクを水受けトレーに装着することを禁止する。また、許可部は、水受けトレーが装置本体の開口に装着されている場合には、給水タンクを水受けトレーに装着することを許可する。
この発明によると、加湿装置が許可部を備えていることにより、ユーザーが意図しないような移動が可能な状態、つまり、キャスターの回転が抑制されていない状態では、給水タンクを水受けトレーに装着することができない。そのため、キャスターの回転が抑制されていない状態では、水受けトレーには給水タンクから水が供給されず、加湿装置が始動しない。つまり、加湿装置では、ユーザーの誤使用が防止されている。
この発明に従った加湿装置では、装置本体は、装置本体の外縁から内方に向かって突出した突起を有していることが好ましい。また、水受けトレーは、タンク収容部と外縁と突起とを有していることが好ましい。タンク収容部は、上方に向かって開口した開口部が形成されたものであり、給水タンクを収容するものである。水受けトレーの外縁は、開口部の外側を取り囲むものであり、タンク収容部の外縁である。突起は、タンク収容部の外縁から内方に向かって突出している。一方、給水タンクには、溝が形成されていることが好ましい。溝は、給水タンクの外縁から内方に向かって凹んだものである。さらに、許可部は、水受けトレーが装置本体の開口に装着されている場合に、装置本体の突起と水受けトレーの突起とが、給水タンクが水受けトレーに装着される方向と平行な方向で並ぶことによって構成されていることが好ましい。
この発明によると、許可部は、装置本体の突起と水受けトレーの突起といった比較的簡単な構造で具体的に構成されている。許可部は装置本体の一部と水受けトレーとの一部によって構成されており、加湿装置では許可部を構成する他の部材が用いられていない。つまり、加湿装置では、許可部を構成する余分な部材が用いられておらず、部品点数の削減が図られている。
この発明に従った加湿装置では、抑制部は、スイッチとプランジャとを有していることが好ましい。スイッチは、装置本体の開口に水受けトレーが装着されることと、装置本体の開口から水受けトレーが引き出されることとによってオンとオフとが切り替えられる。プランジャは、スイッチが切り替えられたことにより、水受けトレーが開口に装着されたときにキャスターを拘束するように作動し、水受けトレーが開口から引き出されたときにキャスターへの拘束を解除するように作動する。
この発明によると、水受けトレーが開口に装着されたときは、抑制部によってキャスターの回転が抑制され、加湿装置の移動が抑制される。そのため、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動するようなユーザーにとって不都合であるときには、加湿装置の移動が抑制される。すなわち、ユーザーは、自身の意図したように加湿装置を移動させることができる。
以上のように、この発明によれば、ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置を提供することができる。
加湿装置の正面側の外観を示す斜視図である。 加湿装置の背面側を示す斜視図であって各構成部品が取り外された状態を示す図である。 背面板が取り外された加湿装置の斜視図である。 背面板の一部が切り欠けられた加湿装置の斜視図であって送風路を示す図である。 背面板と前面板と側面板とが取り外された加湿装置の斜視図であって送風路を示す図である。 給水タンクおよび加湿フィルタを装着した水受けトレーの平面図である。 給水タンクが取り外された加湿装置の斜視図である。 水受けトレーの一部を示す斜視図である。 水受けトレーの裏面の一部を示す斜視図である。 装置本体の下部の部分断面図であって水受けトレーとキャスターとの関係を示す図である。 加湿装置の底面図であってキャスターの配置を示す図である。 キャスターを拘束する機構の一例を示す模式図である。 キャスターを拘束する機構の他の一例を示す模式図である。 キャスターを電気的に拘束する機構を示す模式図である。
<第1実施形態>
以下、この発明に係る加湿装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、加湿装置1は、装置本体2と、水受けトレー6とを備えている。水受けトレー6は、装置本体2から引き出し自在である。また、加湿装置1は、水受けトレー6に装着される給水タンク5を備えている。給水タンク5は、水受けトレー6から着脱自在であり、水受けトレー6が装置本体2に装着されるときは装置本体2に隣接している。給水タンク5の内部の水は、水受けトレー6に供給される。
図2に示すように、加湿装置1は、気化式の加湿フィルタ7を備えている。加湿フィルタ7は、水受けトレー6の内部に配置されている。加湿フィルタ7は、給水タンク5から供給される水受けトレー6の内部の水を吸い込む。図3に示すように、装置本体2の内部には、送風機4が設けられている。
装置本体2は、前面板12と背面板13と側面板14と上面板15とから、その外郭が形成されている(図1または図2参照)。装置本体2は、箱形に形成されている。装置本体2を水平方向で切った断面は、幅が奥行きよりも大きい略長方形の形状を有している。前面板12は、装置本体2の前面と側面の一部と底面の前側との外郭を形成している。背面板13は、装置本体2の背面と側面の一部と底面の後側との外郭を形成している。側面板14は、装置本体2の側面の外郭のうち、給水タンク5に隣接する外郭を形成している。上面板15は、装置本体2の上面を形成している。
図2に示すように、装置本体2の背面には、吸込口8が設けられている。吸込口8は、背面板13に形成されている。図5に示すように、装置本体2には、中仕切壁18が設けられている。中仕切壁18は、装置本体2の内部を上下に仕切っている。中仕切壁18の下方には、加湿フィルタ7を収容する加湿室2aが形成されている。中仕切壁18の上方では、装置本体2の内部の一部が仕切板18bによって仕切られ、送風機室2bと空気通路9b(図4参照)とが形成されている。仕切板18bは、中仕切壁18のうち、装置本体2の幅方向に関して側面板14(図2参照)が配置された側と反対側の端部から上方に向かって延びている。送風機4は、送風機室2bに収容されている。中仕切壁18のうち、装置本体2の幅方向に関して給水タンク5が配置された側と反対側の端部には、空気導出口22が形成されている(図4または図5参照)。空気導出口22は、仕切板18bの下方に配置されている。吸込口8から送風機室2bを通って加湿室2aに導かれた空気は、空気導出口22から空気通路9bを通って吹出口10に導かれる。以下では、加湿装置1において、吸込口8から吹出口10までの空気が流れる一連の経路のことを送風路9(図3参照)と称する。
上面板15には、吹出口10が形成されている。吹出口10は、装置本体2の幅方向に関して給水タンク5が配置された側と反対側に配置されている。吸込口8から吸い込まれた空気は、送風機室2bから加湿室2aと空気通路9bとを通り、吹出口10から装置本体2の上方に放出される。
図5に示すように、送風機室2bには、その前後方向(これは送風機室2bの奥行き方向と言い換えることができる)の略中央位置に仕切部18cが配置されている。仕切部18cは、送風機室2bを前側のハウジング19と後側の部分とに仕切っている。ハウジング19は、前面板12と仕切部18cと中仕切壁18と上面板15とによって形成されている。ハウジング19には、送風機4のファン4bが収容されている。ハウジング19の下部には、ハウジング19の内部と加湿室2aとを連通する空気導入口21が形成されている。空気導入口21は、ハウジング19の幅方向の一側であって給水タンク5が配置された側に配置されている。
水受けトレー6は、加湿室2aに収容されている。水受けトレー6には、給水タンク5の水が供給される。水受けトレー6は、給水タンク5から供給された水を一時的に貯え、加湿フィルタ7にその水を供給する。
図2に示すように、水受けトレー6は、上面が開放された箱型の形状を有している。装置本体2の側面板14の下部には、開口17が形成されている。開口17は、装置本体2の外郭に設けられており、装置本体2から外方に向かって開口している。開口17は、側面板14の下方に配置されている。水受けトレー6は、装置本体2の側方から引き出し自在に開口17を通して加湿室2aに収容されている。ただし、開口17は、側面板14の下方に配置されているものに限定されない。開口17は、側面板14の上方に配置されたものであってもよい。側面板14の一部に穴が設けられ、この穴が開口17であってもよい。また、開口17は、背面板13に設けられていてもよく、前面板12に設けられていてもよい。開口17の形状は、特に限定されず、水受けトレー6のうちの少なくともフィルタ収容部6aが装置本体2の側方から引き出し自在に装置本体2の内部に収容されるものであればよい。なお、フィルタ収容部6aについては後述する。
図6に示すように、水受けトレー6の前後方向(これは水受けトレー6の奥行き方向と言い換えることができる)の略中央位置には、加湿フィルタ7が着脱自在に収容されている。加湿フィルタ7は、直方体状の形状を有している。加湿フィルタ7の前方には、加湿フィルタ7に対して空気の流れ方向の上流側に位置する空気通路23が形成され、加湿フィルタ7の後方には、加湿フィルタ7に対して空気の流れ方向の下流側に位置する空気通路24が形成されている。空気通路23は、送風機室2bの空気導入口21に連通されている。空気通路24は、空気導出口22を介して、空気通路9bに連通されている。図6には、空気導入口21と空気導出口22とが仮想線(2点鎖線)で示されている。図6に示すように、空気導入口21と空気導出口22とは、装置本体2の外郭の断面が形成する略長方形の対角線S上に配置されている。
給水タンク5に貯められる水は、水受けトレー6にて加湿フィルタ7に供給される。送風機4の作動によって吸込口8から装置本体2に吸い込まれた空気は、送風路9の途中の加湿室2aで加湿フィルタ7を通る。加湿フィルタ7では水が蒸発され、加湿フィルタ7で気化した水分を含む空気は、吹出口10から室内に放出される。
吸込口8の中央部には、室内の空気の状況を検出する環境センサとしての温度センサ27と湿度センサ28とが配置されている。温度センサ27は、室内の空気の温度を検出する。湿度センサ28は、室内の空気の湿度を検出する。温度センサ27および湿度センサ28は、取付アングル29に取り付けられている。また、取付アングル29には、送風機4が取り付けられている。
図3に示すように、送風機4は、モータ4aとファン4bとを有している。送風機4のうちのモータ4aが取付アングル29に取り付けられている。モータ4aのモータ軸(図示せず)に取り付けられるファン4bは、例えばシロッコファンである。ファン4bは、ハウジング19の内部に収容されている。ファン4bは、装置本体2の外方から装置本体2の内部にモータ軸が延びる方向に空気を吸い込み、モータ4aのモータ軸を中心とする円の半径方向の外方に、装置本体2の内部に吸い込んだ空気を吹き出す。
取付アングル29は、モータ4aのモータ軸が延びる方向に配置されている。モータ軸が延びる方向とは、吸込口8の中央部を通って装置本体2の前後方向に延びる方向である。取付アングル29は、仕切部18cの中央部に設けられた開口を掛け渡すように、仕切部18cに固定されている。
取付アングル29のうち、装置本体2の前後方向に関して後方側(つまり取付アングル29の背面側)の面には、収容箱30が配置されている。収容箱30と取付アングル29とは、一体になっている。収容箱30は、装置本体2の前後方向に関して後方側(つまり吸込口8が設けられている背面板13の側)が開放しており、直方体形状を有している。収容箱30の内部には、温度センサ27および湿度センサ28が収容されている。装置本体2の上部には、操作部32が配置されている。操作部32は、図示しない制御基板を備えている。温度センサ27または湿度センサ28と操作部32の制御基板とを結線する配線は、収容箱30の貫通穴(図示せず)を通って収容箱30の外部に引き出されている。収容箱30の外部に引き出された配線は、取付アングル29に沿って配線されている。
また、吸込口8は、フィルタ部33とフィルタカバー34と繊維状フィルタ35とを備えている。フィルタ部33は、背面板13に格子状に形成された開口33aを有している。フィルタカバー34は、フィルタ部33に着脱自在に装着され、格子状の開口34aを有している。繊維状フィルタ35は、フィルタ部33とフィルタカバー34との間に介在している。吸込口8にフィルタ部33とフィルタカバー34と繊維状フィルタ35とが設けられていることにより、温度センサ27と湿度センサ28とに埃が付着することが防止されている。
フィルタ部33のうち、温度センサ27と湿度センサ28とに対向する面には、対向面36が形成されている。対向面36の開口33aの開口度は、開口33aのうちの他の部分の開口度に比べて小さい。これにより、温度センサ27と湿度センサ28とに埃が付着することが極力回避されている。また、対向面36の大きさ(背面板13を正面から見たときの背面板13に占める対向面36の面積)は、収容箱30の開口部30aの大きさ(装置本体2の背面から見たときの開口部30aの面積)よりも大きい。これにより、温度センサ27と湿度センサ28とに埃が付着することがさらに防止されている。
なお、図示を省略しているが、加湿装置1は、吸込口8から送風機室2bに吸込んだ空気を加熱する加熱器を備えていてもよい。加湿装置1がこのような加熱器を備えている場合は、加温された空気が加湿フィルタ7に送られることにより、加湿装置1の加湿能力が向上する。
図3に示すように、加湿装置1は、イオン発生器38を備えている。イオン発生器38は、空気通路9bのうちの吹出口10の近傍に設けられている。イオン発生器38は、プラスイオンとしてH+(H2O)m(mは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを発生させている。イオン発生器38が発生させたこのようなプラスイオンとマイナスイオンとが室内に拡散することにより、室内の空気中を浮遊するカビ菌またはウィルス等が除菌される。詳細には、イオン発生器38が空気中にH+(H2O)mとO2 -(H2O)nとを放出することにより、これらのイオンは空気中を浮遊するカビ菌またはウィルス等の周りを取り囲む。その際に生成される活性種の水酸基ラジカル(・OH)の作用により、カビ菌またはウィルス等が殺菌または不活化される。
次に、加湿フィルタ7に水を供給する系統について説明する。水受けトレー6は、装置本体2に引き出し自在に装着されている。また、給水タンク5と加湿フィルタ7とは、水受けトレー6に着脱自在に装着されている。そのため、加湿装置1では、上記系統の清掃またはメンテナンスが容易である。
図6に示すように、水受けトレー6は、フィルタ収容部6aとタンク収容部6bとを備えている。フィルタ収容部6aは、加湿フィルタ7を収容している。タンク収容部6bは、水受けトレー6の幅方向に関して、水受けトレー6の一側に配置されており、フィルタ収容部6aに隣接している。タンク収容部6bは、水受けトレー6が装置本体2に収納されている状態において、装置本体2から露出している(図1または図7参照)。また、タンク収容部6bの上面は開放されており、開口部60を形成している。つまり、開口部60は、タンク収容部6bのうちの上方に向かって開口した部分のことである。給水タンク5は、開口部60の上方から着脱自在にタンク収容部6bに装着される。
加湿フィルタ7は、例えば、不織布等を材質とし、このような不織布が直方体状の箱形の枠体に取り付けられたものである。加湿フィルタ7が水受けトレー6の内部の水に浸ることにより、加湿フィルタ7では毛細管現象が働き、加湿フィルタ7の全体に水が行き渡るようになる。
加湿装置1は、水受けトレー6から給水タンク5が取り外されていない場合には、ユーザーが水受けトレー6を装置本体2から引き出すことができないように構成されている。また、加湿装置1は、水受けトレー6が開口17を通して装置本体2に完全に挿入されていない場合には、ユーザーが給水タンク5を水受けトレー6に装着することができないように構成されている。
加湿装置1は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合には、給水タンク5を水受けトレー6に装着することを許可する許可部56を備えている。言い換えると、許可部56は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されていない場合には、給水タンク5を水受けトレー6に装着することを禁止する。
図7に示すように、装置本体2の背面板13には、給水タンク5の位置決め用の突起52が形成されている。水受けトレー6には、給水タンク5の位置決め用の突起53が形成されている。許可部56は、少なくとも突起52と突起53とを有している。
タンク収容部6bは、外縁62を有している。水受けトレー6の外縁62は、開口部60の外側を取り囲んでいる。外縁62は、水受けトレー6の一部であってタンク収容部6bの一部である。突起53は、外縁62から内方に向かって突出している。一方、装置本体2の突起52は、装置本体2の外縁2dから内方に向かって突出している。装置本体2の外縁2dは、上述した外郭を形成している。ただし、突起52は、装置本体2のうち、側面板14または前面板12に形成されていてもよく、前面板12と背面板13とに形成されていてもよく、背面板13と側面板14とに形成されていてもよい。また、突起52は、前面板12と背面板13と側面板14とに形成されていてもよい。
図2に示すように、給水タンク5には、溝5bが形成されている。溝5bは、給水タンク5の外縁5cから内方に向かって凹んでいる。給水タンク5の外縁5cは、少なくとも給水タンク5の下部5aの外郭を形成している。溝5bは、給水タンク5の下部5aに配置されている。図2に示すように、溝5bは、給水タンク5の下部5aの一部が略鉛直方向に切り欠けられたような形状を有している。
装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53とは、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、給水タンク5が水受けトレー6に装着される方向と平行な方向で並ぶ。言い換えると、装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53とは、水受けトレー6が装置本体2の開口17に完全に挿入されていない場合には、給水タンク5が水受けトレー6に装着される方向と平行な方向で並ばない。この場合、つまり、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されていない場合には、給水タンク5を水受けトレー6に装着することが禁止されている。図1に示すように、給水タンク5は、水受けトレー6に対して略鉛直方向で装着される。突起52と突起53とは、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に略鉛直方向で並ぶ。突起52と突起53とが給水タンク5の溝5bに嵌合することにより、給水タンク5は、水受けトレー6に装着される(図2と図7とを参照)。このように、許可部56は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53とが略鉛直方向で並ぶことによって構成されている。
ただし、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、突起52と突起53とが並ぶ方向は、略鉛直方向であることに限定されない。突起52と突起53とは、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、略水平方向で並んでいてもよい。この場合には、給水タンク5の溝5bは、給水タンク5の一部が略水平方向に切り欠けられたような形状を有している。突起52と突起53とは、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、略鉛直方向と略水平方向とを除くその他の方向で並んでいてもよい。
このように、加湿装置1は、水受けトレー6が装置本体2に装着されていない場合には、装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53とが装置本体2の上下方向で一致しないため、ユーザーが給水タンク5を水受けトレー6に装着することができないように構成されている。
次に、加湿装置1のキャスター100の回転を抑制する機構について説明する。図1等に示すように、加湿装置1は、キャスター100を備えている。キャスター100は、装置本体2の底部に配置されており、装置本体2に対して回転自在である。キャスター100は、少なくともその一部が装置本体2の底面2cよりも下方に配置されるように、加湿装置1に設けられている。底面2cは、加湿装置1の底部の一部を形成している。キャスター100が装置本体2に対して相対回転することにより、加湿装置1は移動することができる。キャスター100は、底面2cのうち、装置本体2の幅方向に関して給水タンク5が配置された側に配置されている。加湿装置1は、底面2cのうち、装置本体2の幅方向に関して給水タンク5が配置された側と反対側に配置されたキャスター110を備えていてもよい。
図9に示すように、水受けトレー6の裏面61には、突起が形成されている。詳細には、突起は、山型のリブ6cである。リブ6cは、複数のリブ状突起である。各リブ6cは、水受けトレー6の奥行きの方向に延びており、水受けトレー6の幅方向に沿って並んでいる。すなわち、各リブ6cは、装置本体2に対して水受けトレー6が引き出される方向と平行な方向に連続して並んでいる。ただし、水受けトレー6の裏面61の突起は、リブ6cに限定されず、裏面61に取り付けられる水受けトレー6とは別部材のものであってもよい。
図12に示すように、キャスター100の表面のうち、キャスター100の軸(図示せず)を中心とする円の円周方向の表面101には、山型のリブ102が複数形成されている。キャスター100のリブ102は、キャスター100の軸が延びる方向と平行な方向に延びている(図11参照)。なお、キャスター100の軸が延びる方向とは、図11の上下方向である。各リブ102の間には、谷部103が形成されている。すなわち、キャスター100の軸を中心とする円の円周方向の表面101には、谷部103が複数形成されている。各谷部103は、キャスター100の軸が延びる方向と平行な方向に連続して並んでいる。リブ6cとキャスター100の谷部103とは、水受けトレー6が開口17に装着されたときには、互いに嵌合する。このとき、水受けトレー6のリブ6cと、キャスター100の谷部103とは、少なくとも水受けトレー6の重量によって互いの嵌合が拘束される。水受けトレー6のリブ6cとキャスター100の谷部103との嵌合が拘束されることにより、キャスター100の回転が抑制される。
加湿装置1は、装置本体2の開口17に水受けトレー6が装着されたときにキャスター100の回転を抑制する抑制部300を備えている。抑制部300は、水受けトレー6が開口17から引き出されたときには、キャスター100の回転の抑制を解除する。抑制部300は、少なくとも水受けトレー6のリブ6cとキャスター100の谷部103とを有している。抑制部300は、水受けトレー6が開口17に装着されたときに水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の谷部103に嵌合することによって構成されている。
水受けトレー6が装置本体2に装着され、さらに給水タンク5が水受けトレー6に装着される場合には、水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の谷部103により強固に嵌合されるようになる。このとき、水受けトレー6のリブ6cと、キャスター100の谷部103とは、少なくとも給水タンク5の重量によって互いの嵌合がさらに拘束される。さらに、給水タンク5の内部に水が入っている場合は、水の重量が給水タンク5の重量に加えられることによってリブ6cと谷部103との嵌合が強く拘束され、キャスター100の回転がより確実に抑制される。
ところで、加湿装置1において、キャスター110がリブ102のような突起等を有していてもよい。図11に示すように、加湿装置1は、リブ112を有したキャスター110を備えている。キャスター110の軸を中心とする円の円周方向の表面には、谷部113が複数形成されている。各谷部113は、キャスター110の軸が延びる方向と平行な方向に連続して並んでいる。加湿装置1がリブ102を有するキャスター100とリブ112を有するキャスター110とを備えている場合は、水受けトレー6のリブ6cは谷部103または谷部113と嵌合するようになる。
水受けトレー6が装置本体2から取り外された状態では、リブ6cが谷部103に嵌合していない。そのため、キャスター100は自由に回転することができ、加湿装置1は自由に移動することができる。このような状態にあるときに、ユーザーは、加湿装置1を所望の位置に移動させることができる。これにより、ユーザーは、確実に自身の意図したように加湿装置1を移動させることができる。
以上のように、加湿装置1は、装置本体2とキャスター100と水受けトレー6と抑制部300とを備えている。装置本体2は、装置本体2から外方に向かって開口した開口17を有している。キャスター100は、装置本体2の底面2cを有する底部に配置されており、装置本体2に対して回転自在である。水受けトレー6は、装置本体2の開口17に引き出し自在に装着されている。水受けトレー6には、水受けトレー6の外部から水が供給される。抑制部300は、水受けトレー6が開口17に装着されている場合は、キャスター100の回転を抑制する。
抑制部300は、水受けトレー6が装置本体2に装着されている場合は、キャスター100の回転を抑制する。これにより、装置本体2に水受けトレー6が装着されているときには、加湿装置1の移動が抑制される。そのため、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動するようなユーザーにとって不都合であるときには、加湿装置1の移動が抑制される。つまり、ユーザーは、自身の意図したように加湿装置1を移動させることができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置1を提供することができる。
水受けトレー6の裏面61には、突起が形成されている。一方、キャスター100の表面のうちのキャスター100の軸(図示せず)を中心とする円の円周方向の表面101には、谷部103が形成されている。谷部103には、水受けトレー6の突起が嵌合する。抑制部300は、装置本体2の開口17に水受けトレー6が装着されたときに水受けトレー6の突起がキャスター100の谷部103に嵌合することによって構成されている。
水受けトレー6の突起とキャスター100の谷部103との嵌合は、少なくとも水受けトレー6の重量によって拘束される。これにより、キャスター100の回転が抑制され、加湿装置1の移動が抑制される。
水受けトレー6の突起は、複数のリブ6cである(図12参照)。キャスター100の表面のうちのキャスター100の軸を中心とする円の円周方向の表面には、複数の谷部103が形成されている。
水受けトレー6には複数のリブ6cが形成され、キャスター100には複数の谷部103が形成されていることにより、リブ6cが谷部103に確実に嵌合する。これにより、キャスター100の回転が確実に抑制され、加湿装置1の移動が確実に抑制される。
加湿装置1は、水受けトレー6に装着される給水タンク5を備えている。水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着され、さらに水を貯えた給水タンク5が水受けトレー6装着される場合は、給水タンク5の自重と水の重力とが水受けトレー6の突起と谷部103との嵌合に対して負荷される。水受けトレー6の突起とキャスター100の谷部103との嵌合は、給水タンク5の自重と水の重力とによってさらに強固に拘束される。これにより、キャスター100の回転がより確実に抑制され、加湿装置1の移動がより確実に抑制される。
給水タンク5は、水受けトレー6に着脱自在に装着されている。加湿装置1は、許可部56を備えている。許可部56は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されていない場合には、給水タンク5を水受けトレー6に装着することを禁止し、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合には、給水タンク5を水受けトレー6に装着することを許可する。
加湿装置1が許可部56を備えていることにより、ユーザーが意図しないような移動が可能な状態、つまり、キャスター100の回転が抑制されていない状態では、給水タンク5を水受けトレー6に装着することができない。そのため、キャスター100の回転が抑制されていない状態では、水受けトレー6には給水タンク5から水が供給されず、加湿装置1が始動しない。つまり、加湿装置1では、ユーザーの誤使用が防止されている。
装置本体2は、突起52を有している。突起52は、装置本体2の外縁2dから内方に向かって突出している。水受けトレー6には、上方に向かって開口した開口部60が形成されている。タンク収容部6bは、開口部60によって形成されている。タンク収容部6bは、給水タンク5を収容する。水受けトレー6は、外縁62と突起53とを有している。外縁62は、開口部60の外側を取り囲んでいる。突起53は、外縁62から内方に向かって突出している。一方、給水タンク5には、給水タンク5の外縁5cから内方に向かって凹んだ溝5bが形成されている。許可部56は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されている場合に、装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53とが、給水タンク5が水受けトレー6に装着される方向と平行な方向で並ぶことによって構成されている。このような構成により、突起52と突起53とが給水タンク5の溝5bに嵌合し、給水タンク5が水受けトレー6に装着される。
このように、許可部56は、装置本体2の突起52と水受けトレー6の突起53といった比較的簡単な構造で具体的に構成されている。許可部56は装置本体2の一部と水受けトレー6との一部によって構成されており、加湿装置1では許可部56を構成する他の部材が用いられていない。つまり、加湿装置1では、許可部56を構成する余分な部材が用いられておらず、部品点数の削減が図られている。
<第2実施形態>
加湿装置1のキャスター100を拘束し、キャスター100の回転を抑制する他の形態について、以下に説明する。図13に示すように、キャスター100には、谷部としての谷型の溝6dが少なくとも一つ形成されている。溝6dは、キャスター100の表面のうちのキャスター100の軸(図示せず)を中心とする円の円周方向の表面101に、キャスター100の軸が延びる方向と平行な方向に延びている。一方、水受けトレー6の裏面61には、キャスター100の溝6dに対応した山型のリブ6cが一つ形成されている。抑制部300は、少なくとも水受けトレー6のリブ6cとキャスター100の溝6dとを有している。抑制部300がこのように構成されている場合は、水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の溝6dに嵌合するまで、キャスター100は自由に回転することができる。そのため、水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の溝6dに嵌合する位置が来るまでの距離だけ、加湿装置1は移動することができる。加湿装置1が移動し、水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の溝6dに嵌合するときには、キャスター100の回転が抑制される。
水受けトレー6が装置本体2から取り外された状態では、水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の溝6dに嵌合していない。そのため、キャスター100は自由に回転することができ、加湿装置1は自由に移動することができる。このような状態にあるときに、ユーザーは、加湿装置1を所望の位置に移動させることができる。これにより、ユーザーは、確実に自身の意図したように加湿装置1を移動させることができる。
第2実施形態において、水受けトレー6の裏面61の構成は、リブ6cが形成されていることに限定されない。水受けトレー6の裏面61には単なる突起が形成されていてもよく、水受けトレー6の裏面61に突起状の部材が取り付けられていてもよい。また、キャスター100の谷部は、円錐型または角錐型の穴であってもよい。
水受けトレー6の裏面61には、突起としてのリブ6cが形成されている。一方、キャスター100の表面のうちのキャスター100の軸(図示せず)を中心とする円の円周方向の表面101には、谷部としての溝6dが形成されている。溝6dには、水受けトレー6のリブ6cが嵌合する。抑制部300は、装置本体2の開口17に水受けトレー6が装着されたときに水受けトレー6のリブ6cがキャスター100の溝6dに嵌合することによって構成されている。
水受けトレー6のリブ6cとキャスター100の溝6dとの嵌合は、少なくとも水受けトレー6の重量によって拘束される。これにより、キャスター100の回転が抑制され、加湿装置1の移動が抑制される。そのため、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動するようなユーザーにとって不都合であるときには、加湿装置1の移動が抑制される。つまり、ユーザーは、自身の意図したように加湿装置1を移動させることができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置1を提供することができる。
<第3実施形態>
加湿装置1のキャスター100を拘束し、キャスター100の回転を抑制するさらに他の形態について、以下に説明する。本実施形態に係る加湿装置1は、水受けトレー6の装置本体2に対する着脱を電気的に検知している。
図14に示すように、本実施形態に係る加湿装置1は、マイクロスイッチ200とプランジャ201とを備えている。マイクロスイッチ200は、装置本体2の開口17(図2参照)に水受けトレー6が装着されることと、装置本体2の開口17から水受けトレー6が引き出されることとによって、オンとオフとが切り替えられる。
プランジャ201は、例えばソレノイドプランジャである。ただし、プランジャ201は、機械的な構成によってキャスター100またはキャスター110の回転を抑制するものであってもよい。プランジャ201は、マイクロスイッチ200が切り替えられたことにより、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されたときにキャスター110を拘束するように作動する。また、プランジャ201は、水受けトレー6が開口17から引き出されたときにキャスター110への拘束を解除するように作動する。本実施形態に係る抑制部300は、マイクロスイッチ200とプランジャ201とを有している。
加湿装置1は、マイクロスイッチ200のスイッチが切り替えられることにより、水受けトレー6が装置本体2に確実に装着されているか否かを検知する。水受けトレー6が装置本体2に確実に装着されている場合には、プランジャ201が作動し、プランジャ201がキャスター110を拘束する。これにより、キャスター110の回転が抑制され、加湿装置1の移動が抑制される。
プランジャ201の作動により、キャスター100が拘束され、キャスター100の回転が抑制されることであってもよい。また、マイクロスイッチ200は、水受けトレー6に給水タンク5が装着されることと、水受けトレー6から給水タンク5が引き外されることとによって、オンとオフとが切り替えられるものであってもよい。
以上のように、本実施形態に係る加湿装置1は、マイクロスイッチ200とプランジャ201とを備えており、マイクロスイッチ200とプランジャ201とよって抑制部300が構成されている。マイクロスイッチ200は、水受けトレー6が装置本体2の開口17に装着されることと、水受けトレー6が装置本体2の開口17から引き出されることとによってオンとオフとが切り替えられる。プランジャ201は、マイクロスイッチ200が切り替えられたことにより、水受けトレー6が開口17に装着されたときにキャスター110を拘束するように作動し、水受けトレー6が開口17から引き出されたときにキャスター110への拘束を解除するように作動する。
水受けトレー6が開口17に装着されたときは、抑制部300によってキャスター110の回転が抑制され、加湿装置1の移動が抑制される。そのため、ユーザーの意図に反して加湿装置が移動するようなユーザーにとって不都合であるときには、加湿装置1の移動が抑制される。すなわち、ユーザーは、自身の意図したように加湿装置1を移動させることができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザーの意図する移動が可能な加湿装置1を提供することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。この発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
この発明は、加湿装置に関して有用である。
1:加湿装置、2:装置本体、2c:底面(装置本体の底部)、5:給水タンク、5b:給水タンクの溝、5c:給水タンクの外縁、52:装置本体の突起、53:水受けトレーの突起、56:許可部、6:水受けトレー、6b:タンク収容部、6c:リブ(突起/リブ状突起)、6d:溝(谷部)、60:水受けトレーの開口部、62:タンク収容部の外縁、7:加湿フィルタ、17:開口、100:キャスター、101:表面、103:谷部、110:キャスター、200:マイクロスイッチ(スイッチ)、201:プランジャ、300:抑制部。

Claims (7)

  1. 外方に向かって開口した開口を有する装置本体と、
    前記装置本体の底部に配置され、前記装置本体に対して回転自在のキャスターと、
    外部から水が供給され、前記装置本体の前記開口に引き出し自在に装着される水受けトレーと、
    前記水受けトレーが前記開口に装着されている場合は、前記キャスターの回転を抑制する抑制部と、
    を備えた加湿装置。
  2. 前記水受けトレーの裏面には突起が形成され、
    前記キャスターの表面のうちの前記キャスターの軸を中心とする円の円周方向の表面には、前記水受けトレーの前記突起が嵌合する谷部が形成され、
    前記抑制部は、前記水受けトレーが前記開口に装着されたときに前記水受けトレーの前記突起が前記キャスターの前記谷部に嵌合することによって構成されている、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記水受けトレーの前記突起は、複数のリブ状突起であり、
    前記キャスターの表面のうちの前記円周方向の表面には、前記水受けトレーの前記リブ状突起と嵌合する複数の谷部が形成されている、
    請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記水受けトレーに装着される給水タンクを備えた、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の加湿装置。
  5. 前記給水タンクは、前記水受けトレーに着脱自在に装着され、
    前記水受けトレーが前記装置本体の前記開口に装着されていない場合には、前記給水タンクを前記水受けトレーに装着することを禁止し、前記水受けトレーが前記装置本体の前記開口に装着されている場合には、前記給水タンクを前記水受けトレーに装着することを許可する許可部を備えた、
    請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記装置本体は、前記装置本体の外縁から内方に向かって突出した突起を有し、
    前記水受けトレーは、上方に向かって開口した開口部が形成された前記給水タンクを収容するタンク収容部と、前記開口部の外側を取り囲む前記タンク収容部の外縁と、前記外縁から内方に向かって突出した突起と、を有し、
    前記給水タンクには、前記給水タンクの外縁から内方に向かって凹んだ溝が形成され、
    前記許可部は、前記水受けトレーが前記装置本体の前記開口に装着されている場合に、前記装置本体の前記突起と前記水受けトレーの前記突起とが、前記給水タンクが前記水受けトレーに装着される方向と平行な方向で並ぶことによって構成されている、
    請求項5に記載の加湿装置。
  7. 前記抑制部は、
    前記装置本体の前記開口に前記水受けトレーが装着されることと、前記装置本体の前記開口から前記水受けトレーが引き出されることとによってオンとオフとが切り替えられるスイッチと、
    前記スイッチが切り替えられたことにより、前記水受けトレーが前記開口に装着されたときに前記キャスターを拘束するように作動し、前記水受けトレーが前記開口から引き出されたときに前記キャスターへの拘束を解除するように作動するプランジャと、を有している、
    請求項1に記載の加湿装置。

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