JP2011236621A - 建設機械に搭載される油タンク - Google Patents

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Masashi Kawabata
將司 川端
Tatsunori Mori
辰宗 森
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】重量アップ・コストアップをともなうことなく、従来よりも、車体への取付部の亀裂発生を抑制できる構造を備えた油タンクを提供すること。
【解決手段】燃料油を収容するタンク本体11と、タンク本体11の底部に溶接された座板12と、を備える燃料タンク2である。燃料タンク2を構成する座板12は、タンク本体11の底面との間に間隙を設けるための凹部12aを有し、当該凹部12aにはボルト孔12bが設けられている。また、この凹部12aには、山形プレート16の2つの脚部16bが溶接にて固定されている。そして、山形プレート16の上板部16aの下面側にネジ穴付ボス14が溶接にて固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械に搭載される燃料タンク・作動油タンクなどの油タンクに関する。
油圧ショベルなどの建設機械の車体上には、燃料タンク・作動油タンクなどの油タンクが取り付けられている。通常、油タンクを構成する鋼板は薄い。一方、走行や掘削などの作業時には車体に大きな衝撃や振動が作用する。これにより、車体への取付部分である油タンク底面の薄板部に亀裂が入るなどの問題がある。
この問題を解決するための油タンクの取付構造に関する技術としては、例えば、特許文献1、2に記載されたものがある。特許文献1では、建設機械の車体へタンク本体をボルト締結するための座板にネジ穴付ボスを溶接している。このネジ穴付ボスにボルトを螺合することで建設機械の車体にタンク本体をボルト締結している。タンク本体の底面とネジ穴付ボスとの間には間隙が設けられている。また、特許文献2では、断面逆ハット型ブラケットを二重構造にし、両方のブラケットをタンク本体の底面に溶接して立体構造としている。
特開平9−302716号公報 実開平7−25305号公報
特許文献1に記載された取付構造によると、ボルト締め付け用のネジ穴付ボスとタンク本体の底面とを離しているため、タンク本体底面の損傷を防止できる。しかしながら、ネジ穴付ボスの溶接部に高い応力が発生し、その部分に亀裂が入ることが懸念される。亀裂対策として、ネジ穴付ボスを大きくしたり、座板の板厚を大きくしたりする方法があるが、これらの方法では、重量アップ・コストアップを避けることができない。
一方、特許文献2に記載された取付構造は、その構造が複雑であり、かつ、薄板であるタンク本体底面部の溶接箇所が多くなってしまうという問題がある。タンク本体底面部の溶接箇所が多いのは、溶接残留応力の点で好ましくない。溶接残留応力は亀裂発生の原因となる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、重量アップ・コストアップをともなうことなく、従来よりも、車体への取付部の亀裂発生を抑制できる構造を備えた油タンクを提供することである。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、タンク本体の取付用の座板に、上板部が平らに形成された山形プレートを溶接するとともに、その上板部にボルト締結部材を取り付けるという構造とすることにより、前記課題を解決することができた。この知見に基づき本発明が完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、油を収容するタンク本体と、当該タンク本体の底部に固定され建設機械の車体に当該タンク本体をボルト締結するための座板と、を具備してなる油タンクであって、前記座板は、前記タンク本体の底面との間に間隙を設けるための凹部を有し、当該凹部にはボルト孔が設けられており、前記凹部であって前記底面と対向する前記座板のプレート面に前記ボルト孔を挟むように脚部が固定され、上板部が平らに形成された山形プレートと、前記山形プレートの上板部に固定されたボルト締結部材と、を備える油タンクである。
この構成によると、衝撃や振動によって車体取付部に発生する応力は、山形プレートの脚部と座板との固定部、山形プレートの曲がり部、および山形プレートの上板部とボルト締結部材との固定部、に分散する。発生する応力が分散することにより、1箇所に発生する応力が小さくなり、その結果、車体取付部の亀裂発生は抑制される。すなわち、重量アップ・コストアップをともなうことなく、従来よりも、車体取付部の亀裂発生を抑制することができる。
また本発明において、前記山形プレートは、正面視において、前記上板部の幅寸法よりも前記脚部の間隔が広く形成されていることが好ましい。
この構成によると、脚部の間隔が広く形成されていることで、山形プレートの水平方向の変形が小さくなる。これにより、車体取付部の亀裂発生をより抑制することができる。
本発明によれば、本発明の構成要件、特に、脚部が座板に固定された山形プレートの上板部にボルト締結部材を固定することにより、重量アップ・コストアップをともなうことなく、従来よりも、車体取付部の亀裂発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクを搭載した油圧ショベルの側面図である。 図1に示した燃料タンクの正面図である。 図1に示した燃料タンクの下面図である。 図2および図3に示した座板部の斜視図である。 座板部の変形例を示す斜視図である。 図5に示した変形例に係る座板部が取り付けられてなる燃料タンクの底部正面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、油圧ショベルに搭載される燃料タンクを例として説明するが、本発明は、作動油タンクに適用することもできるし、油圧ショベル以外の建設機械に搭載される燃料タンク・作動油タンクなどにも適用することができる。
(油圧ショベル)
図1は、油圧ショベル1における燃料タンク2の搭載位置を示すための図である。図1に示すように、油圧ショベル1は、左右一対のクローラ(無限軌道ともいう)を有する下部走行体3と、下部走行体3に取り付けられた旋回フレーム4と、旋回フレーム4の上に取り付けられた運転室6と、を有する。図示を省略するが、先端にバケットが取り付けられたブームが、旋回フレーム4に起伏自在に取り付けられている。ここで、燃料タンク2および作動油タンク5は、旋回フレーム4の上に搭載されている。
(燃料タンク)
図2〜図4を参照しつつ、旋回フレーム4への燃料タンク2の取付構造について説明する。なお、図2(a)は、燃料タンク2の全体正面図であり、図2(b)は、図2(a)のA矢視図である。
図2〜図4に示すように、燃料タンク2は、燃料油を収容するタンク本体11と、タンク本体11の底部に固定された座板12と、を有する。タンク本体11の上面には給油口13が設けられている。
(座板)
座板12は、凹部12aを有する断面略L字状の長尺の部材であって、タンク本体11の底側部に2本、溶接にて固定されている。旋回フレーム4の前後方向に対して座板12の長手方向が直交するように座板12は配置されている。また、座板12は、凹部12aの一方に縦板部12c、他方に横板部12dを有する。タンク本体11の側板11aに座板12の縦板部12cを面接触させるとともに、タンク本体11の底板11bに座板12の横板部12dを面接触させた状態で、座板12は、タンク本体11の底側部に溶接にて固定されている。座板12の凹部12aにはボルト孔12bがその両端部に設けられている。
(山形プレート)
座板12の凹部12aには、山形プレート16が固定されている。山形プレート16は、正面視、略台形状であって、平らな上板部16aと、上板部16aの両側の脚部16bとからなる。山形プレート16は、正面視において、上板部16aの幅寸法よりも2つの脚部16bの間隔が広くされているが、上板部16aの幅寸法と2つの脚部16bの間隔とが等しくてもよい。また、山形プレート16は、例えば、平板を折り曲げて形成するが、折り曲げて形成されるものに限られない。
ここで、山形プレート16は、座板12の凹部12aであってタンク本体11の底面と対向する座板12のプレート面にその脚部16bが溶接されることで座板12に固定されている。2つの脚部16bでボルト孔12bを挟むように、本実施形態では、2つの脚部16bの中央にボルト孔12bが位置する。また、図3に示したように、本実施形態では、タンク本体11の底部の4つの隅付近に山形プレート16が配置されている。
(ボルト締結部材)
山形プレート16の上板部16aの下面側には、ネジ穴付ボス14(ボルト締結部材)が溶接にて固定されている。なお、座板12とネジ穴付ボス14との間に空間(隙間)が存在するように、山形プレート16の脚部16b長さが決定されている。また、山形プレート16の上板部16aとタンク本体11の底板11bとの間にも空間(隙間)が存在するように、凹部12aの深さおよび山形プレート16の脚部16b長さが決定されている。
旋回フレーム4に設けたボルト孔および座板12に設けたボルト孔12bにボルト15を挿入するとともに、山形プレート16に溶接されたネジ穴付ボス14に当該ボルト15を螺合することで、タンク本体11は、旋回フレーム4に計4箇所でボルト締結されている。
(作用・効果)
走行や掘削などの作業時には、油圧ショベル1の旋回フレーム4に大きな衝撃や振動が作用する。本発明に係る燃料タンク2によると、衝撃や振動によって車体(旋回フレーム4)への取付部に発生する応力は、高応力発生部Sとして図4に示したように、山形プレート16の脚部16bと座板12との溶接部、山形プレート16の曲がり部(上板部16aと脚部16bとの境界部)、および山形プレート16の上板部16aとネジ穴付ボス14との溶接部、に分散する。旋回フレーム4への取付部に発生する応力が分散することにより、1箇所に発生する応力が小さくなり、その結果、車体取付部の亀裂発生は抑制される。すなわち、本発明に係る燃料タンク2によると、重量アップ・コストアップをともなうことなく、従来よりも、車体取付部の亀裂発生を抑制することができる。別の観点からいうと、座板12の薄肉化、ネジ穴付ボス14の小型化が可能となり、油圧ショベル1に搭載する燃料タンク2の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、前記したように、山形プレート16は、正面視において、上板部16aの幅寸法よりも2つの脚部16bの間隔が広く形成されている。これにより、山形プレート16の水平方向の変形が小さくなり、旋回フレーム4への取付部の亀裂発生をより抑制することができている。
(座板部の変形例)
次に、図5および図6を参照しつつ、旋回フレーム4への取付部(座板部)の変形例について説明する。
前記した実施形態と本変形例との違いは、ボルト締結部材と、その溶接位置である。本変形例では、ネジ穴付ボス14よりも小型のナット17をボルト締結部材として用いている。また、山形プレート16の上板部16aの下面側ではなく、上面側にナット17を溶接にて固定している。
本変形例の取付部構造においても、衝撃や振動によって車体(旋回フレーム4)への取付部に発生する応力は、高応力発生部Sとして図5に示したように、山形プレート16の脚部16bと座板12との溶接部、山形プレート16の曲がり部(上板部16aと脚部16bとの境界部)、および山形プレート16の上板部16aとナット17との溶接部、に分散する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。
例えば、山形プレート16の上板部16aの上面側にネジ穴付ボス14を溶接固定してもよいし、山形プレート16の上板部16aの下面側にナット17を溶接固定してもよい。また、ネジ穴付ボス14やナット17などのボルト締結部材を、山形プレート16の上板部16aの上面側および下面側の両方に溶接固定してもよい。なお、タンク本体11の底板11bとボルト締結部材とが、およびボルト締結部材と座板12とが接触しないだけの隙間(空間)を確保する。
タンク本体11と座板12との固定、座板12と山形プレート16との固定、山形プレート16とネジ穴付ボス14(またはナット17)との固定は、通常、溶接により行うが、溶接以外の方法であってもよい。
1:油圧ショベル
2:燃料タンク
3:下部走行体
11:タンク本体
12:座板
12a:座板の凹部
12b:ボルト孔
14:ネジ穴付ボス(ボルト締結部材)
16:山形プレート
16b、16c:山形プレートの脚部

Claims (2)

  1. 油を収容するタンク本体と、当該タンク本体の底部に固定され建設機械の車体に当該タンク本体をボルト締結するための座板と、を具備してなる油タンクであって、
    前記座板は、前記タンク本体の底面との間に間隙を設けるための凹部を有し、当該凹部にはボルト孔が設けられており、
    前記凹部であって前記底面と対向する前記座板のプレート面に前記ボルト孔を挟むように脚部が固定され、上板部が平らに形成された山形プレートと、
    前記山形プレートの上板部に固定されたボルト締結部材と、
    を備える、油タンク。
  2. 請求項1に記載の油タンクにおいて、
    前記山形プレートは、正面視において、前記上板部の幅寸法よりも前記脚部の間隔が広く形成されていることを特徴とする、油タンク。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232207A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 株式会社クボタ タンク装置

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