JP2011236518A - 衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法 - Google Patents

衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保存安定性が良好で、且つ柔軟効果が向上した衣料用液体柔軟剤組成物を製造できる方法を提供する。
【解決手段】(a)特定の高分子化合物及び(b)特定のエーテル系化合物を含有する液状混合物(イ)と、(c)3級アミン、その酸塩及びその4級化物から選ばれる1種以上の化合物及び(d)水を含有する液状混合物(ロ)とを混合する工程を有する、衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法に関する。
衣料用の柔軟剤組成物に、カチオン性ポリマーを配合することにより、柔軟性能等を向上する技術は公知である。アクリロイル基とアミノ基(アンモニウム基)を有するモノマーを重合して得られる高分子化合物を含有する柔軟剤組成物は、特許文献1、特許文献2を参考にすることができる。また、特許文献3には、洗剤や繊維処理剤に添加されるポリマーの製造方法が開示されている。
特開2008−144316号公報、 特開2009−144307号公報 特開2008−255210号公報
アクリロイル基とアミノ基(アンモニウム基)を有するモノマーを重合して得られる高分子化合物はソイルリリース効果や香料の残香性を高める効果があるため、柔軟剤に応用することは非常に好ましい。また、本発明者らは、これらポリマーを洗剤成分が残存するすすぎ水に用いた場合にも優れた柔軟効果を発揮することを見出しているが、実際に柔軟剤組成物に応用する場合の貯蔵安定化の技術については検討段階である。
特許文献1、2の合成例には、エタノールや2−ブタノンのような溶剤を用いて高分子化合物を合成し、反応物(沈殿物)乾燥することにより粉末状に単離する方法が記載されているが、このような粉末状の形態では柔軟剤組成物に配合する場合、非常に溶解しにくいため製造に大きな負荷がかかる。従って水や溶媒に溶解させた溶液の形態で配合することが考えられる。その点、特許文献3には沸点180℃以上のヒドロキシ化合物を溶剤として製造され、乾燥することにより単離することなく繊維製品処理剤に応用することで、臭いの問題ない技術が開示されているが、該公報に具体的に記載の溶媒を含有する高分子化合物を、分子内にエステル基及び/またはアミド基を有する柔軟基剤を主成分とする柔軟剤組成物に配合した場合、柔軟剤組成物の貯蔵安定性(外観)が著しく損なわれる場合があることが判明した。
本発明の課題は、保存安定性が良好で、且つ柔軟効果が向上した衣料用液体柔軟剤組成物を製造できる方法を提供することにある。
本発明は、下記(a)成分及び(b)成分を含有する液状混合物(イ)と、下記(c)成分及び(d)成分を含有する液状混合物(ロ)とを混合する工程を有する、衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法に関する。
(a)成分;下記一般式(1a)で示される化合物、その酸塩及びその4級塩から選ばれる1種以上の化合物に由来するモノマー単位(a1)を含有する高分子化合物
Figure 2011236518
〔一般式(1a)中、R1a、R2aは、それぞれ独立に水素原子、又はメチル基を示し、R3aは−COOM(Mは水素原子、又はアルカリ金属原子)、又は水素原子を示す。Xは−COO−R6a−、−CONR7a−R8a−、又は−CH2−を示す。R4aはXが−CH2−の場合には一般式(2a)
Figure 2011236518
で表される基を示し、Xがそれ以外の場合は炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。R5aは炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を示す。R6a、R8aは、それぞれ独立に炭素数2〜3のアルキル基、R7aは水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕
(b)成分;下記一般式(1b)で示される化合物
1b−O−(R2b−O)n−R3b (1b)
〔一般式(1b)中、R1b、R3bは、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基を示し、R2bは炭素数2〜5のアルキレン基を示す。nは1〜6の数を示す。〕
(c)成分;窒素原子に結合する基のうち1〜3個が、エステル基又はアミド基で分断されている総炭素数12〜22の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基である3級アミン、その酸塩及びその4級塩から選ばれる1種以上の化合物
(d)成分;水
また、本発明は、上記本発明の製造方法で製造された衣料用柔軟剤組成物に関する。
本発明によれば、保存安定性が良好で、且つ柔軟効果が向上した柔軟剤組成物を製造できる衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法が提供される。
<液状混合物(イ)>
〔(a)成分〕
本発明に係る液状混合物(イ)は、(a)成分として下記一般式(1a)で示される化合物又はその酸塩もしくはその4級塩に由来するモノマー単位〔以下、モノマー単位(a1)という〕を含有する高分子化合物を含有する。
Figure 2011236518
〔一般式(1a)中、R1a、R2aは、それぞれ独立に水素原子、又はメチル基を示し、R3aは−COOM(Mは水素原子、又はアルカリ金属原子)、又は水素原子を示す。Xは−COO−R6a−、−CONR7a−R8a−、又は−CH2−を示す。R4aはXが−CH2−の場合には一般式(2a)
Figure 2011236518
で表される基を示し、Xがそれ以外の場合は炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。R5aは炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を示す。R6a、R8aはそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキレン基、R7aは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕
モノマー単位(a1)の由来となる、一般式(1a)で表される化合物のうち、一般式(1a)中のXが−COO−R6a−である化合物としては、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジメチルアミノメチル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジメチルアミノプロピル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジメチルアミノブチル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジエチルアミノメチル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジエチルアミノエチル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジエチルアミノプロピル、アクリル酸(またはメタクリル酸)N,N−ジエチルアミノブチル等が挙げられる。
また、一般式(1a)で表される化合物のうち、一般式(1a)中のXが−CONR7a−R8a−である化合物としては、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノブチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。
また、一般式(1a)中のXが−CH2−の場合、R4aは前記一般式(2a)で表される基である。かかる化合物としては、ジアリルアミン等が挙げられる。
一般式(1a)で示される化合物は、その酸塩又は4級塩を用いることができる。酸塩としては、一般式(1a)で示される化合物と、例えば塩酸又は硫酸などの無機酸との中和塩や各種有機酸との中和塩が挙げられる。4級塩としては、一般式(1a)で示される化合物を、炭素数1〜3のハロゲン化アルキル又は炭素数1〜3のアルキル硫酸等で4級化した4級塩が挙げられる。4級塩としてはN,N,N−トリメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムエチルサルフェート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。これらの化合物は、例えばMRCユニテック(株)からQDMやMOEDESという商品名で販売されている。
本発明に係る(a)成分は、一般式(a1)で示される化合物と共重合可能な重合性ビニル化合物に由来するモノマー単位〔以下、モノマー単位(a2)という〕との共重合体であってもよい。共重合可能な重合性ビニル化合物の具体的例示としては、(メタ)アクリル酸アルキル(炭素数1〜22)エステル;ビニルアルコール;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等の炭素数1〜22のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコールの重合度が1〜100)、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(プロピレングリコールの重合度が1〜50)、ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ブチレングリコールの重合度が1〜50)等のポリアルキレン(アルキレン基の炭素数1〜8;直鎖もしくは分岐鎖)オキシド鎖を有する(メタ)アクリル酸エステル;グリセリン(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−(メタ)アクロイルモルホリン;塩化ビニル;アクリロニトリル;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、スチレンカルボン酸等のカルボキシル基を有するビニル化合物;2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸等のスルホン酸基を有するビニル化合物等が例示される。
モノマー単位(a2)の出発物質である共重合可能な重合性ビニル化合物としては(メタ)アクリル酸アルキル(炭素数1〜22)エステル、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、が好ましく、(メタ)アクリル酸アルキル(炭素数1〜22)エステルの場合には、アルキル基の炭素数が8〜14の化合物が、本願の効果をより享受できる点で好ましい。
(a)成分は、モノマー単位(a1)及びモノマー単位(a2)の共重合体が柔軟効果の点で好ましく、(a1)/(a2)=20/80〜99/1のモル比が好ましく、50/50〜95/5がより好ましく、更には70/30〜95/5がより好ましい。また、モノマー単位(a1)及びモノマー単位(a2)の合計は、柔軟性の向上効果の点から全モノマー単位中50〜100モル%、更に80〜100モル%が好ましい。
(a)成分の重量平均分子量(Mw)は、2,000〜2、000,000、更に3,000〜1,500,000、特に5,000〜100,000、最も6、000〜60,000がより高い柔軟効果が得られる点で好ましい。MwとMn(数平均分子量)の比Mw/Mnは、1.0〜40、更に1.5〜35が好ましい。
尚、本発明の(a)成分のMw、Mn、Mw/Mnは、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定による値を使用する。溶離液としては、水、アルコール、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル及びこれらの溶媒を組み合わせた液の何れかを使用し、ポリエチレンオキシド又はポリスチレン換算の分子量とする。
その際、測定対象のポリマーが、モノマー単位(a1)の割合が大きく比較的親水性であると考えられる場合は、(1%酢酸/エタノール):水=3:7(質量比)の混合溶媒で調製したLiBrの50mmol/L溶液を溶媒として、極性溶媒用GPCカラム「α−M(東ソー(株)製)」を2本直列して用い、ポリエチレングリコール換算の分子量により算出する(測定法A)。ポリマーが比較的疎水性であると考えられる場合は、ファーミンDM20(花王(株)製)の1mmol/L−CHCl3溶液にて、有機溶媒用GPCカラム「K−804(昭和電工(株)製)」を2本直列して用い、ポリスチレン換算の分子量により算出する(測定法B)。
〔(b)成分〕
本発明に係る液状混合物(イ)は、(b)成分として、下記一般式(1b)で示される化合物を含有する。
1b−O−(R2b−O)n−R3b (1b)
〔一般式(1b)中、R1b、R3bは、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基を示し、R2bは炭素数2〜5のアルキレン基を示す。nは1〜6の数を示す。〕
(b)成分としては、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−i−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコール、テトラエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、モノエチレングリコールモノメチルエーテルから選ばれる1種以上の化合物が保存安定性の点から好ましい。より好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、モノエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテルであり、これらの中でも特にプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましい。
本発明に係る液状混合物(イ)は、衣料用液体柔軟剤組成物の製造の容易性の点から(a)成分を好ましくは20〜70質量%、より好ましくは25〜65質量%、特に好ましくは30〜60質量%含有する。また、本発明に係る液状混合物(イ)は、(b)成分を好ましくは30〜80質量%、より好ましくは35〜75質量%、特に好ましくは40〜70質量%含有する。また、本発明に係る液状混合物(イ)において、(a)成分/(b)成分の質量比は、好ましくは20/80〜70/30、より好ましくは25/75〜65/35、特に好ましくは30/70〜60/40である。
本発明に係る液状混合物(イ)中の、水[(d)成分]やエタノールなどの炭素数1〜3の低級アルコールの含有量は少ない方が、液状混合物(イ)を長期間貯蔵後に使用しても柔軟効果が得られる点で好ましい。液状混合物(イ)中の水と炭素数1〜3の低級アルコールの合計含有量は、5質量%以下、更に2質量%以下、特に0.5質量%以下が好適である。
本発明に係る液状混合物(イ)は、溶液であることが衣料用液体柔軟剤組成物の製造の容易性の点で好ましい。本発明に係る液状混合物(イ)の製造方法としては、粉末状の(a)成分、例えば特許文献1の合成例1〜6に例示されている方法や特許文献2の合成例1に例示されている方法により得られた粉末状の(a)成分と、(b)成分とを、好ましくは前記の量比で混合する方法〔以下、方法(I)という〕である。(b)成分は(a)成分を溶解し得るものが好ましく、溶解時には溶解時間を短縮する目的から、方法(I)では、攪拌下20〜80℃、好ましくは30〜60℃の温度で製造することが好適である。さらに前記温度よりも高い温度で製造する場合には窒素雰囲気下行うことが液状混合物(イ)の着色などの品質上の問題を生じさせない観点から好適である。
本発明に係る液状混合物(イ)の別の製造方法としては、特許文献3に記載のように(a)成分を製造する段階で反応溶媒として(b)成分を用いる方法〔以下、方法(II)という〕であり、方法(II)は、(a)成分を(b)成分に再度溶解させる手間が省け、生産上効率的であるため好ましい。
方法(II)は、一般式(a1)で示されるビニル化合物、又は一般式(a1)で示されるビニル化合物と一般式(a1)で示されるビニル化合物と共重合可能なモノマー単位(a2)との混合物を通常の一般的な溶液重合法、懸濁重合法等により重合することにより行うことができるが、ラジカル重合させることが好ましい。
方法(II)の重合に際して、上記のような一般式(a1)で示されるビニル化合物、又は一般式(a1)で示されるビニル化合物と一般式(a1)で示されるビニル化合物と共重合可能なモノマー単位(a2)と、(b)成分との量比は、衣料用液体柔軟剤組成物の貯蔵安定性の点で反応終了後の(a)成分と(b)成分が(a)成分/(b)成分の質量比で好ましくは20/80〜70/30、より好ましくは25/75〜65/35、特に好ましくは30/70〜60/40になるように設定され、且つ液状混合物(イ)中の(a)成分の濃度が好ましくは20〜70質量%、より好ましくは25〜65質量%、特に好ましくは30〜60質量%であり、(b)成分の濃度が好ましくは30〜80質量%、より好ましくは35〜75質量%、特に好ましくは40〜70質量%になるように設定されることが好ましい。一般には、仕込み時の単量体量と(b)成分の量や反応率に基づいて、このような反応後の量比を計算により求めることができる。
方法(II)ではラジカル重合開始剤を用いることができ、例えば、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、過硫酸アンモニウム等の過酸化物系開始剤;2,2’−アゾビス(2,4―ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤等が挙げられる。ラジカル重合開始剤の使用量は、モノマーの種類や濃度、重合開始剤の種類、反応温度等により変化するが、通常全モノマー量に対して0.1〜10モル%が好ましく、0.5〜8モル%がより好ましい。
方法(II)による液状混合物(イ)の製造方法としては、具体的には以下の製造方法が挙げられる。
モノマー及びラジカル重合開始剤を反応容器内に連続的又は断続的に滴下する。この際、モノマーやラジカル重合開始剤を溶媒に溶解して滴下しても良い。その時の全仕込み原料中のモノマーやラジカル重合開始剤の濃度は、通常モノマーの場合20〜100重量%が好ましく、ラジカル重合開始剤の場合1〜100重量%が製造の容易性の点で好ましい。また、各モノマーやラジカル重合開始剤又はその溶液を別々に反応容器内に滴下しても良いし、混合して滴下しても良い。別々に滴下する際には、滴下するタイミングや速度をずらしても良い。それぞれの滴下は連続的に行っても良いし、断続的に行っても良い。これらの滴下液は必要に応じて窒素等の不活性ガスによる置換等により、液中の溶存酸素を低減しても良い。滴下時間は、モノマーの種類や濃度、ラジカル重合開始剤の種類や量、溶媒の種類、反応温度等により自由に設定することができる。その時間は通常1〜20時間程度である。また、滴下中の反応容器内の温度は上記温度範囲内で適宜変更することができる。
反応温度は、ラジカル重合開始剤の種類や量、溶媒の種類、モノマーの種類や濃度等により自由に設定することができる。通常その温度は40〜120℃程度であり、50〜100℃が好ましい。また、反応容器中に予め溶媒、又は、溶媒及びその他の成分(モノマー等)を適量添加しておいても良い。
滴下終了後、重合反応を完結するため、反応溶液を上記温度範囲内で一定時間保持することが好ましい。保持時間は0〜15時間程度である。
重合反応が完結した溶液は、そのまま液状混合物(イ)として用いることが可能である。
<液状混合物(ロ)>
本発明に係る液状混合物(ロ)は(c)成分として、窒素原子に結合する基のうち1〜3個がエステル基又はアミド基で分断されている炭素数12〜22の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である3級アミン、その酸塩及びその4級化物から選ばれる1種以上の化合物を含有する。より具体的には下記一般式(1c)の化合物、その酸塩及びその4級化物から選ばれる1種以上の化合物である。
Figure 2011236518
〔一般式(1c)中、R1cは炭素数12〜20の炭化水素基、好ましくは炭素数16〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、Xは−COO−又は−CONH−から選ばれる基であり、R2cはエチレン基又はプロピレン基である。R3c、R4cは、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR5c−Y−R6c−で示される基である。ここでR5cは炭素数12〜20の炭化水素基、好ましくは炭素数16〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、Yは−COO−又は−CONH−から選ばれる基であり、R6cはエチレン基又はプロピレン基である。〕
(c)成分が一般式(1c)の化合物、又はその酸塩の化合物である場合には、Xが−COO−であり、R3cがR5c−CONH−R6c−であり、R4cが炭素数1〜3のアルキル基の化合物が柔軟効果の点から好ましく、(c)成分が一般式(1c)の化合物の4級化物である場合には、R3c及びR4cのいずれか一つがR5c−COO−R6c−であり、及び他は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である化合物の4級化物、若しくはR3c及びR4cの両方がR5c−COO−R6c−である化合物の4級化物から選ばれる化合物が本願の効果をより享受できる点から好適である。
また、(c)成分が一般式(1c)の化合物の4級化物である場合の対イオン(対アニオン)は、塩素イオン、臭素イオンなどのハロゲンイオン、硫酸イオン、りん酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していても良い芳香族スルホン酸イオンが好適である。
本発明に係る液状混合物(ロ)は、上述の(c)成分と(d)成分である水とを含有する液状混合物であり、混合物の形態は乳化液又は懸濁液が好ましい。(d)成分として用いる水は微量に溶解している金属成分を除去したイオン交換水や蒸留水を使用することができ、また、0.5〜10ppm程度の塩素を含有する次亜塩素酸滅菌水などを用いることができる。液状混合物(ロ)中の(c)成分の含有量は、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%、特に好ましくは12〜22質量%である。液状混合物(ロ)中に含有する(d)成分である水は、液状混合物(ロ)中に含有する(c)成分と下記に示す任意の成分の残部である。
本発明に係る液状混合物(ロ)は、任意ではあるが(c)成分を液状混合物(ロ)に安定的に乳化又は分散させる目的、及び柔軟効果を高める目的から、(e)成分として炭素数12〜24の脂肪酸を含有することが好ましい。また、同様の目的で(f)成分として非イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
(e)成分の好ましい例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ酸、ベヘニン酸が好ましく、特にパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸が好適である。
(f)成分の成分としては、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、特に下記一般式(1f)で表される非イオン界面活性剤が良好である。
1f−F−[(R2fO)a−R3fb (1f)
〔式中、R1fは、炭素数8〜18、好ましくは炭素数10〜16の炭化水素基であり、R2fは、炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基であり、R3fは、炭素数1〜3のアルキル基、又は水素原子であり、aは2〜100、好ましくは5〜80、より好ましくは5〜60、特に好ましくは10〜50の数であり、Fは−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Fが−O−又は−COO−の場合bは1であり、Fが−CON<又は−N<の場合bは2である。〕
本発明に係る液状混合物(ロ)中の(e)成分の含有量は、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.2〜3質量%であり、(f)成分の含有量は好ましくは0.5〜8質量%、より好ましくは1〜6質量%である。また、柔軟効果向上の点から(e)成分/(c)成分の質量比は好ましくは0.5/99.5〜20/80、より好ましくは1/99〜15/85である。
本発明に係る液状混合物(ロ)には、必要に応じて(c)成分の溶解/乳化/分散の容易性の点から(g)成分として(b)成分以外の有機溶剤を含有してもよい。具体的には、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールから選ばれる有機溶剤が挙げられ、特にエタノールが匂いの点から好ましい。本発明に係る液状混合物(ロ)中の(g)成分の含有量は、好ましくは0.1〜3.0質量%、より好ましくは0.2〜2.5質量%、特に好ましくは0.5〜2.0質量%である。
液状混合物(ロ)を調製するにあたり、(c)成分又は(c)成分と前記(g)成分の混合物の融点(t)(℃)以上、好ましくはt〜90℃、更に好ましくはt〜80℃、特に好ましくはt〜75℃に加熱し、(c)成分又は(c)成分と前記(g)成分の混合物を融解させる。(g)成分の使用量は、(c)成分に対して好ましくは2〜40質量%、より好ましくは3〜30質量%、特に好ましくは5〜25質量%である。
このように融解された(c)成分又は(c)成分と前記(g)成分の混合物を、好ましくはt〜100℃、更に好ましくはt〜90℃、特に好ましくはt〜75℃に加熱した(d)成分である水と混合する。(c)成分/(d)成分の質量比は0.05〜0.4、更に0.07〜0.35、特に0.1〜0.3が本願記載の効果をより享受しやすい点で好適である。t℃以上の温度の水と混合することにより、(c)成分が析出せず、分散性が良好となる。
本発明の液状混合物(ロ)を調製する際、(c)成分の混合を補助し、(c)成分の安定な乳化物を得る目的から、脂肪酸である(e)成分、及び非イオン性界面活性剤である(f)成分を使用することが好ましい。(c)成分と(d)成分を混合する際、(e)成分及び(f)成分は、〔(e)成分+(f)成分〕/(c)成分の質量比が0.01〜0.6、更に0.05〜0.5、特に0.1〜0.4となるように用いられるのが好ましい。t(℃)以上に加熱された(c)成分又は(c)成分と(g)成分の混合物、加熱した水、及び所望により(e)成分及び(f)成分を攪拌混合する。攪拌機としては、特に制限されるものではないが、例えば、通常のパドル式攪拌機、プロペラ式攪拌機、ホモミキサー、マイルダー、クレアミックス、フィルミックス、ウルトラミキサー、ラインミキサー、べコミックス、レキサミックス、スタティックミキサーを用いることができ、本発明では攪拌効率、及び混合物の安定性の点からマイルダーを用いることが好適である。
本発明に係る液状混合物(ロ)のpHを調整しても良い。該pHとしてはt(℃)以上に加温された液状混合物(ロ)を一部(少量)取り出し、取り出したものを20℃に冷却した場合のpHが1〜6、更に1.5〜5、特に2.0〜4.5になるように、加温状態でpH調整剤を添加することが好ましい。pH調整剤としてはクエン酸、酢酸、りんご酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸や塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸などの酸剤、及び水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アルカノールアミンなどのアルカリ剤を用いることができる。
本発明において、冷却後に得られた液状混合物(ロ)は、乳化物の形態、とりわけ水中油型乳化物の形態を有していることが、保存安定性が良好で、且つ柔軟効果が向上した柔軟剤組成物を製造できる観点から好ましい。更には、(c)成分の粒子が乳化した乳化物の形態、とりわけ水中油型乳化物の形態を有していることが好ましく、その場合、(c)成分粒子の体積平均粒子径は10〜300nm、更に20〜200nm、特に30〜150nmであることが好ましい。粒子径は動的光散乱法で測定することが出来る。
<柔軟剤組成物の製造方法>
本発明の柔軟剤組成物の製造方法では、上述のようにして得られた液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)を混合する工程を有する。
混合時の液状混合物(イ)及び(ロ)の温度は特に限定されるものではなく、0〜50℃の液状混合物(イ)を前記t(℃)以上に加温された液状混合物(ロ)と混合しても差し支えないが、5〜30℃の液状混合物(イ)を70℃以下、より好ましくは65℃以下で且つ液状混合物(ロ)の凝固点以上の温度の液状混合物(ロ)と混合する方法が保存安定性の点で好適である。
液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)を混合する工程は、例えば液状混合物(ロ)に液状混合物(イ)を投入し混合する、液状混合物(イ)に液状混合物(ロ)を投入し混合する、液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)を混合装置に同時に投入しながら混合する、等により行うのが好ましく、液状混合物(ロ)に液状混合物(イ)を投入して混合するのがより好ましい。
液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)を混合する工程は、例えば、パドル式攪拌機、プロペラ式攪拌機、ホモミキサー、マイルダー、クレアミックス、フィルミックス、ウルトラミキサー、ラインミキサー、べコミックス、レキサミックス、スタティックミキサーを用いて攪拌下に行い、好適には低せん断下、スタティックミキサー、若しくはパドル式攪拌機を用いて混合する。本発明では、液状混合物(ロ)を攪拌しながら液状混合物(イ)を添加することができる。液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)の混合比率は、最終的な柔軟剤組成物の組成に応じて調整されるが、以下のように、混合比率は、(ロ)/(イ)の質量比で、700/1〜3/1、更に500/1〜5/1、より更に300/1〜7/1であることが好ましい。
本発明により製造される柔軟剤組成物は、保存安定性が良好で、且つ柔軟効果が向上する観点から、水中油型乳化物の形態であることが好ましい。水中油型乳化物の形態の柔軟剤組成物を得るには、液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)との組成及び混合比率を調整することが好ましい。具体的には、(a)成分を20〜70質量%含有する、好ましくは溶液の形態である、液状混合物(イA)と、(c)成分を10〜25質量%含有する水中油型乳化物である液状混合物(ロA)とを、(ロA)/(イA)=700/1〜3/1(質量比)で混合することが好ましい。より好ましくは500/1〜5/1であり、特に好ましくは300/1〜7/1である。また、柔軟剤組成物が水中油型乳化物の形態である場合も(c)成分が乳化粒子として存在することが好ましく、その体積平均粒子径は10〜300nm、更に20〜200nm、特に30〜150nmであることが好ましい。粒子径は前記同様に測定することが出来る。
本発明の柔軟剤組成物は、(a)〜(d)成分、更に(e)〜(f)成分以外の成分、例えば、下記(h)〜(j)成分等を含有することができる。それらの成分は、液状混合物(ロ)、又は液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)の混合物に配合することが好ましく、液状混合物(ロ)に配合することがより好ましい。
本発明により製造される柔軟剤組成物には、必要に応じて(h)成分として無機塩を含有することができる。無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、及び塩化マグネシウムが貯蔵安定性の点から好ましい。(h)成分の含有量は、最終的に得られる柔軟剤組成物中、好ましくは0.01〜5.0質量%、より好ましくは0.02〜3.0質量%、特に好ましくは0.03〜1.0質量%である。
本発明により製造される柔軟剤組成物は、更に柔軟性を向上させる効果を付与する目的で(i)成分として炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物を含有してもよい。例えば、前記脂肪酸とグリセリンのモノ、ジ及び又はトリエステル化物、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、トリエステル化物、ソルビタンとのエステル化物を挙げることができる。脂肪酸と多価アルコール中の水酸基との反応モル比は1/3〜1/1が好ましく、より好ましくは1/2〜1/1、特に好ましくは1/2〜0.9/1である。(h)成分の含有量は、最終的に得られる柔軟剤組成物中、好ましくは0.1〜5.0質量%、より好ましくは0.2〜3質量%、特に好ましくは0.5〜2質量%である。
本発明により製造される柔軟剤組成物には、匂い安定性、色相安定性を向上する目的で(j)成分としてキレート剤を配合することが出来る。(j)成分としてはアミノポリカルボン酸、ホスホン酸、及びこれらの塩から選ばれる化合物が挙げられる。アミノポリカルボン酸としてはエチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸が好適である。ホスホン酸としてはエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸およびその誘導体が好適である。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、及びアルカノールアミン塩が好ましく、特にナトリウム塩、カリウム塩、鉄塩が好適である。(i)成分としては、エチレンジアミン4酢酸及びそのナトリウム塩が最も好ましい。(i)成分の含有量は、最終的に得られる柔軟剤組成物中、好ましくは0.001〜0.1質量%、より好ましくは0.003〜0.05質量%、特に好ましくは0.005〜0.03質量%である。
また、本発明の効果に影響を与えない量の消泡シリコーン、酸化防止剤、防腐剤、香料を含有することもできる。
<柔軟剤組成物>
本発明の製造方法により製造された柔軟剤組成物は、(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(d)成分を含有する。本発明の柔軟剤組成物は液体柔軟剤組成物であり、本発明の柔軟剤組成物中の(a)〜(c)成分の好ましい含有量は前記の通りである。
〔実施例1及び比較例1〕
実施例1−1〜1−10及び比較例1−1〜1−12では、それぞれ、以下のようにして衣料用液体柔軟剤組成物を製造した。得られた組成物の組成を表1に示す。また、得られた衣料用液体柔軟剤組成物について以下の方法で保存安定性と柔軟性を評価した。その結果を表2に示す。
<実施例1−1〜1−10>
実施例1−1〜1−10では、下記ポリマー(a−1)の合成に従って粉末状のポリマー(a−1)を合成し、その後(b)成分と混合し、液状混合物(イ)を調製し、液状混合物(イ)と液状混合物(ロ)を混合して衣料用液体柔軟剤組成物を製造した(製造方法1参照)。
<比較例1−1〜1−9>
比較例1−1〜1−9では、下記ポリマー(a−1)の合成に従って粉末状のポリマーを合成し、その後(b’)成分(比較化合物)と混合し、液状混合物(イ’)(比較液状混合物)を調製し、液状混合物(イ’)と液状混合物(ロ)を混合して衣料用液体柔軟剤組成物を製造した(製造方法1参照)。
<比較例1−10、1−11>
比較例1−10、1−11では、下記ポリマー(a−1)の合成に従って粉末状のポリマーを合成し、(b)成分と混合せずに別々に液状混合物(ロ)と混合して衣料用液体柔軟剤組成物を製造した(比較製造方法1参照)。
<比較例1−12>
比較例1−12では、ポリマー(a−1)及び(b)成分を含有する液状混合物(イ)の替わりにイオン交換水を用いて、液状混合物(ロ)と混合して衣料用液体柔軟剤組成物を製造した(比較製造方法2参照)。
<ポリマー(a−1)の合成>
ポリマー(a−1)は下記合成方法で得られる粉末状のポリマーである。
ジメチルアミノエチルメタクリレート71.2g(0.453モル)、ラウリルメタクリレート28.8g(0.113モル)、エタノール360.0gを均一に混合し、内容量1000mLの反応槽に入れ、窒素雰囲気下で一定時間攪拌した。そこに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65;和光純薬工業(株)製)2.82gをエタノール40.0gに溶解した溶液を添加し、60℃付近まで昇温した。60〜70℃付近で合計8時間保持することで重合・熟成した。そこにエタノール200.0gを加えて希釈した後、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4,000g中に滴下して再沈殿精製し、沈殿物をろ過後乾燥し粉末状のポリマー(a−1)を得た。ポリマー(a−1)の重量平均分子量(水/エタノール=7/3系、ポリエチレンオキシド換算)は11,000であった。また1H−NMRにより分析したポリマー(a−1)の組成は仕込みモノマー組成どおりであった(ジメチルアミノエチルメタクリレート/ラウリルメタクリレート=8/2(モル比))。
<液状混合物(イ−1)又は(イ’−1)の調製>
液状混合物(イ−1)は前記ポリマー(a−1)と(b)成分を混合して得られた液状混合物である。液状混合物(イ’−1)は前記ポリマー(a−1)と(b’)成分(比較化合物)を混合して得られた液状混合物(比較液状混合物)である。
プロペラ式攪拌機、温度計、窒素導入管、及びジムロート還流器を具備した1Lの4つ口セパラブルフラスコに、上記の粉末状のポリマー(a−1)100g、及び表2の(b)成分又は(b’)成分(比較化合物)を400g仕込み、窒素を導入しながらマントルヒーターにより、攪拌下液状混合物が60℃になるように加温した。液の状態を目視で観察し、透明な状態になった時点で室温まで冷却し、上記ポリマー(a−1)20質量%及び(b)成分又は(b’)成分(比較化合物)を80質量%含有する液状混合物(イ−1)又は(イ’−1)(比較液状混合物)を調製した。
<液状混合物(ロ−1)の調製>
(1)配合成分
(c−1):N−アルカノイルアミノプロピル−N−アルカノイルオキシエチル−N−メチルアミンとN−アルカノイルアミノプロピル−N−(2―ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンの85/15(質量比)の混合物(アルカノイル基はステアリン酸とパルミチン酸との混合脂肪酸(ステアリン酸/パルミチン酸=6/4(質量比))由来のアルカノイル基)
(e−1):ステアリン酸とパルミチン酸との混合脂肪酸(ステアリン酸/パルミチン酸=6/4(質量比))
(f−1):1−ドデシルアルコールにエチレンオキサイドを平均20モル付加させた化合物
(h−1):塩化カルシウムの10質量%水溶液〔これに含まれる水は(d)成分となる。〕
(i−1):ステアリン酸モノグリセライド
(j−1):エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム塩の10質量%水溶液〔これに含まれる水は(d)成分となる。〕
(その他成分):香料組成物(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを10質量%含有する)
(2)調製方法
300mLビーカーに、衣料用液体柔軟剤組成物の出来あがり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量のイオン交換水〔(d)成分〕を入れ、ウォーターバスで70℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、所要量の(f−1)6g、(j−1)0.2gを溶解させた。次に所要量の(c−1)30g、(e−1)0.4g及び(i−1)1.0gを予備混合し、75℃で融解し均一溶液にした後にビーカーに添加した。5分攪拌後、T.K.ロボミックス(プライミクス(株)製(旧特殊機化工業(株)製))を用いて、2分攪拌(2500r/min)し、次いで(h−1)を添加して2分攪拌(2500r/min)し、液状混合物のpHが2.0〜2.5になるように、加温状態でpH調整剤〔35%塩酸水溶液及び/又は48%水酸化ナトリウム水溶液であり、これらに含まれる水も(d)成分となる。〕を添加し、目標のpHに調整した。この範囲のpHでは、(c−1)成分は、ほぼすべて塩酸塩の状態で存在する。その後、香料組成物を1.0g添加してさらに2分攪拌後、液状混合物(イ)と混合した後の組成が最終的な衣料用液体柔軟剤組成物の組成となるような液状混合物(ロ)にするために必要な量の水にするのに必要な量の70℃のイオン交換水〔(d)成分〕を添加した。5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、再び、タービン型の攪拌羽根で攪拌しながら混合物を20℃に冷却して、液状混合物(ロ−1)194gを得た。得られた液状混合物(ロ−1)を光学顕微鏡で観察した結果、水中油型乳化物であった。
<衣料用液体柔軟剤組成物の製造>
(1)製造方法1
液状混合物(ロ−1)194gを、一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が45度の角度で3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、液状混合物(イ−1)又は液状混合物(イ’−1)6.0gを添加して、25℃で10分間混合し、衣料用液体柔軟剤組成物を得た。下記の方法にて組成物の評価を行なった。得られた衣料用液体柔軟剤組成物を光学顕微鏡で観察した結果、水中油型乳化物であった。
(2)比較製造方法1
比較製造方法1は前記合成方法で得られた粉末状のポリマー(a−1)と(b)成分を別々に液状混合物(ロ)と混合して得られた衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法である。
液状混合物(ロ−1)194gを、一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が45度の角度で3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、ポリマー(a−1)1.2gを添加し、25℃で5分攪拌後、更に(b−3)又は(b−7)4.8gを添加し5分間攪拌し、衣料用液体柔軟剤組成物を得た。得られた衣料用液体柔軟剤組成物を光学顕微鏡で観察した結果、水中油型乳化物であった。
<比較製造方法2>
比較製造方法2は液状混合物(イ)を含有しない衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法である。
液状混合物(ロ−1)194gを、一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が45度の角度で3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、水6.0gを添加して、25℃で10分間攪拌し、衣料用液体柔軟剤組成物を得た。下記の方法にて組成物の評価を行なった。得られた衣料用液体柔軟剤組成物を光学顕微鏡で観察した結果、水中油型乳化物であった。
<保存安定性の評価法>
製造直後の衣料用液体柔軟剤組成物の状態(初期の外観や液の性状等)を目視で観察した。また、ガラス製の規格瓶(PS−No.11)に60g充填、密封し、40℃14日保存後の状態を観察した。評価は5人のパネラー(30代男性)で3段階で評価し、平均値を求めた。平均値が1.5以上を合格とした。
0:製造直後より明らかに外観が白濁化している
1:製造直後より外観が白濁化している
2:製造直後よりやや外観が白濁化しているが、製品として許容できる範囲である。
<柔軟性の評価法>
(柔軟処理方法)
木綿タオル(木綿100%、武井タオル(株)製)24枚を市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)アタック高活性バイオEX)を用いて洗濯機で洗濯した(Panasonic製、全自動洗濯機NA−F702P、洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗い9分、ためすすぎ2回、脱水3分)。この洗濯操作を4回繰り返した。その後、前記の洗濯条件で再度洗濯操作を行うが、全自動洗濯機の柔軟剤投入口に、衣料用液体柔軟剤組成物を木綿タオルの質量に対して0.67質量%の量となるように投入し、5分間攪拌した。その後、脱水し、室内で自然乾燥させた。この操作を5回繰り返した衣料の柔軟性及び風合いを下記の方法で評価した。
(衣料の柔軟性評価)
上記処理した衣料の柔軟性を10人のパネラー(30代男性10人)により下記の基準で判定し、10人の平均点を算出した。尚、評価点1.4以上は柔軟性効果が良好であり、評価点0.4点以上の差は優位差である。ここで、衣料用液体柔軟剤組成物の組成から、比較例1−1の柔軟性を最高、比較例1−12の柔軟性を最低とし、これらとの対比で柔軟性を評価した。
0…比較例1−12の組成物で処理した衣料と比較して柔らかさが同等以下。
1…比較例1−1の組成物で処理した衣料と比較例1−12の組成物で処理した衣料の間の柔らかさに仕上がった。
2…比較例1−1の組成物で処理した衣料と比較して柔らかさが同等以上
Figure 2011236518
Figure 2011236518
*1ポリマー(a−1)と(b−3)とを別々に液状混合物(ロ−1)に添加
*2 ポリマー(a−1)と(b−7)とを別々に液状混合物(ロ−1)に添加
〔実施例2及び比較例2〕
以下で調製した液状混合物(イ−2)又は液状混合物(イ’−2)と、実施例1等で調製した液状混合物(ロ−1)とを用いて、実施例1等の製造方法1〔ただし「液状混合物(イ−1)又は液状混合物(イ’−1)」は「液状混合物(イ−2)又は液状混合物(イ’−2)」に置き換える〕により衣料用液体柔軟剤組成物を調製し、実施例1等と同様の評価を行った。ただし、柔軟性の基準は、比較例2−1と比較例1−12とした。衣料用液体柔軟剤組成物は光学顕微鏡で観察し水中油型乳化物であることを確認した。得られた組成物の組成を表3に示す。また、評価結果を表4に示す。
<ポリマー(a−2)の合成、及び液状混合物(イ−2)の製造>
液状混合物(イ−2)は、(b)成分共存下でポリマー(a−2)を合成し、ポリマー(a−2)及び(b)成分を含有する液状混合物(イ−2)を得る製造方法である。
プロペラ式攪拌機、窒素導入管、ジムロート還流器、温度計を備えた1L4つ口セパラブルフラスコを一定時間窒素置換した。そこに表2の(b)成分を73.3g添加し、撹拌しながら内温が80℃になるまで加熱し、保持した。
別途ジメチルアミノエチルメタクリレート213.6g(1.36mol)、ラウリルメタクリレート86.4g(0.34mol)、表2の(b)成分(攪拌機に添加したものと同じもの)164.1gを均一に混合したモノマー溶液を作製した。
別途2,2’―アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(v−65B:和光純薬工業(株)製)4.22g、表2の(b)成分(攪拌機に添加したものと同じもの)40.11gを均一に混合した開始剤溶液を作製した。
モノマー溶液と開始剤溶液を上記セパラブルフラスコ中に3時間かけて滴下した。次にv−65B 8.44gを表2の(b)成分(攪拌機に添加したものと同じもの)75.9gに溶解した溶液を上記フラスコに4時間かけて一定速度で滴下した。滴下終了後、80℃で2時間保持し、その後表4の(b)成分(攪拌機に添加してものと同じもの)を添加することにより(a)成分であるポリマー(a−2)と表2の(b)成分(攪拌機に添加したものと同じもの)とを含有する液状混合物(イ−2)1563gを得た。このポリマー(a−2)の重量平均分子量(Mw)は14000であった。また1H−NMRより分析したこのポリマー(a−2)の組成は仕込みモノマー通りであった(ジメチルアミノエチルメタクリレート/ラウリルメタクリレート=8/2(モル比))。液状混合物(イー2)の組成はポリマー(a−2)が20質量%、(b)成分が80質量%の溶液であった。
<ポリマー(a−2)の合成、及び液状混合物(イ’−2)(比較液状混合物)の製造>
液状混合物(イ’−2)は、(b’)成分共存下でポリマー(a−2)を合成し、ポリマー(a−2)及び(b’)成分を含有する液状混合物(イ’−2)を得る製造方法である。
上記の<ポリマー(a−2)の合成及び液状混合物(イ−2)の製造>において、(b)成分に代えて表2の(b’)成分を用いて、同様に製造した。このポリマー(a−2)の重量平均分子量(Mw)は14000であった。また1H−NMRより分析したこのポリマー(a−2)の組成は仕込みモノマー通りであった(ジメチルアミノエチルメタクリレート/ラウリルメタクリレート=8/2(モル比))。(イ’−2)の組成はポリマー(a−2)が20質量%、(b’)成分が80質量%の溶液であった。
Figure 2011236518
Figure 2011236518
〔実施例3及び比較例3〕
実施例1で調製した液状混合物(イ−1)と、以下で調製した液状混合物(ロ−2)とを用いて、実施例1等の製造方法1もしくは比較製造方法1、又は比較例3の比較製造方法2〔ただし「液状混合物(ロ−1)」は「液状混合物(ロ−2)」に置き換える〕により衣料用液体柔軟剤組成物を調製し、実施例1等と同様の評価を行った。ただし、柔軟性の基準は、比較例3−2と比較例3−3とした。また、衣料用液体柔軟剤組成物は光学顕微鏡で観察し水中油型乳化物であることを確認した。得られた組成物の組成を表5に示す。また、評価結果を表6に示す。
<液状混合物(ロ−2)の製造>
(1)配合成分
実施例1等の液状混合物(ロ−1)の組成において、(c−1)に代えて下記(c−2)を使用した。また、(i−1)は使用せず、下記(g−1)を使用した。
(c−2);トリエタノールアミン1.67モルと脂肪酸〔パルミチン酸/ステアリン酸/オレイン酸/リノール酸/リノレン酸=15/35/30/12/8(質量比)〕2.69モルとをエステル化反応させて得られたアミン混合物を、ジメチル硫酸で4級化した4級アンモニウム塩〔モノエステル4級塩:ジエステル4級塩:トリエステル4級塩:トリエステルアミン=25:49:10:16(質量比)〕
(g−1):エタノール
(2)調製方法
300mLビーカーに、衣料用液体柔軟剤組成物の出来あがり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量のイオン交換水〔(d)成分〕を入れ、ウォーターバスで70℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、所要量の(f−1)6g、(j−1)0.2gを溶解させた。次に所要量の(c−2)42g、(g−1)5g及び(e−1)0.2gを予備混合し、75℃で融解し均一溶液にした後にビーカーに添加した。5分攪拌後、T.K.ロボミックス(プライミクス(株)製(旧特殊機化工業(株)製))を用いて、2分攪拌(2500r/min)し、次いで(h−1)を3g添加し更に2分攪拌後に液状混合物を一部(少量)取り出し、取り出したものを20℃に冷却した場合のpHが2.0〜2.5になるように、加温状態でpH調整剤〔35%塩酸水溶液及び/又は48%水酸化ナトリウム水溶液であり、これらに含まれる水も(d)成分となる。〕を添加し、目標のpHに調整した。その後、香料組成物を1.0g添加してさらに2分攪拌後、液状混合物(イ)と混合した後の組成が最終的な衣料用液体柔軟剤組成物の組成となるような液状混合物(ロ)にするために必要な量の水にするのに必要な量の70℃のイオン交換水〔(d)成分〕を添加した。5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、再び、タービン型の攪拌羽根で攪拌しながら混合物を20℃に冷却して、液状混合物(ロ−2)194gを得た。得られた液状混合物(ロ−2)を光学顕微鏡で観察した結果、水中油型乳化物であった。
Figure 2011236518
Figure 2011236518
*2 ポリマー(a−1)と(b−3)とを別々に液状混合物(ロ−2)に添加

Claims (2)

  1. 下記(a)成分及び(b)成分を含有する液状混合物(イ)と、下記(c)成分及び(d)成分を含有する液状混合物(ロ)とを混合する工程を有する、衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法。
    (a)成分;下記一般式(1a)で示される化合物、その酸塩及びその4級塩から選ばれる1種以上の化合物に由来するモノマー単位を含有する高分子化合物
    Figure 2011236518

    〔一般式(1a)中、R1a、R2aは、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を示し、R3aは−COOM(Mは水素原子、又はアルカリ金属原子)又は水素原子を示す。Xは、−COO−R6a−、−CONR7a−R8a−又は−CH2−を示す。R4aは、Xが−CH2−の場合には一般式(2a)
    Figure 2011236518

    で表される基を示し、Xがそれ以外の場合は炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。R5aは、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基又は水素原子を示す。R6a、R8aは、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキレン基、R7aは、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕
    (b)成分;下記一般式(1b)で示される化合物
    1b−O−(R2b−O)n−R3b (1b)
    〔一般式(1b)中、R1b、R3bは、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基を示し、R2bは炭素数2〜5のアルキレン基を示す。nは1〜6の数を示す。〕
    (c)成分;窒素原子に結合する基のうち1〜3個が、エステル基又はアミド基で分断されている総炭素数12〜22の炭化水素基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基である3級アミン、その酸塩及びその4級化物から選ばれる1種以上の化合物
    (d)成分;水
  2. 衣料用液体柔軟剤組成物が、水中油型乳化物の形態である請求項1記載の製造方法。
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