JP2011236454A - 鋼板の端面加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に鋼板の切断面である端面を加熱することが可能な端面加熱装置を提供する。
【解決手段】切断した鋼板1の端面1Aを加熱する端面加熱装置2である。上記加熱する端面1Aに対向配置する誘導加熱装置の加熱部と、上記端面1Aに対向配置した加熱部を上記端面1Aに対し前進及び後退させる進退機構と、上記端面1Aに対向配置した加熱部を上記端面1Aに沿って移動させる移動機構と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャーによる剪断のような機械的切断方法によって厚鋼板等の鋼板を切断した後の後処理の技術に関する。特に搬送ライン上に設けた冷却装置による加速冷却を経て製造される高強度鋼板のオンライン切断時に生じる、鋼中残留水素に起因した断面割れの発生防止に好適な端面加熱装置に関する。
近年、高強度厚鋼板の製造プロセスとして、連続鋳造されたスラブを熱片のまま加熱炉に挿入し、オンライン設備で熱間圧延及び加速冷却によって短時間処理にて製造するオンラインプロセスが増加している。オンラインプロセスは、オフライン処理を含まないため省プロセスであり、環境負荷低減や生産効率化という観点で優位性がある。
一方、このようなオンラインプロセスでは、鋳造段階から鋼板内に残存する水素を拡散・放出させるための十分な時間が確保出来ない。このため、鋼板内に水素が残存しやすく、水素性欠陥が生じ易いという問題もある。特に、高強度材ほど水素性欠陥に対する感受性が高く、内質欠陥や断面割れが生じ易い。これらの欠陥は、鋼中水素、中心偏析、剪断面残留応力等に起因する遅れ破壊の一種であり、板厚1/2部(中心部)の偏析部近傍や、図15に示すような剪断後断面50を起点とした割れが生じる原因となる。特に、ラインパイプ用厚鋼板などの品質要求が厳しい製品に対し、これら水素性欠陥の防止が要求されている。
前述のような内質欠陥及び断面割れを防止する方法として、鋼板徐冷が有効なことが従来から知られている。鋼板徐冷は、圧延及び加速冷却を終えた鋼板を、切断前または切断後にパイリングクレーン等でラインから下ろし、オフラインで、徐冷ピットや空きヤードに山積みして保温することで、鋼板中の水素の拡散・放出を促進する方法である。鋼板徐冷に関する技術として、例えば特許文献1には、特に鋼板端部において効率的な徐冷を行うための鋼板積重ね方法が開示されている。また、特許文献2には、徐冷ボックス内に鋼板を積置きした後、減圧することによって徐冷効率の向上を図る方法が開示されている。
一方、徐冷によらない方法として、例えば特許文献3及び特許文献4に開示されるように、切断面を急速加熱することによって切断面における水素割れの発生を抑制する方法もある。特許文献3には、切断面を450℃〜Ac1温度まで昇温することによって、切断面の残留応力低減を図ることが開示されている。また、特許文献4には、切断面をAc1温度以上まで昇温することによって、相変態による残留応力低減効果も加味した形で切断面の残留応力低減を図ることが開示されている。これらの方法は、何れも断面割れ抑制に効果的である。
特開平10−202312号公報 特開2001−303127号公報 特開2007−245261号公報 特開2008−184636号公報
上述の鋼板徐冷は、徐冷開始温度が高いほど長時間高温に保持されるので、鋼板中の水素の拡散・放出を促進する上で有効である。
しかしながら、近年、厚鋼板の高強度化に伴い、マルテンサイトのような低温での組織形成(Ms点以下など)を必要とする組織造り込み方法が多く用いられてきている。このような場合には、材質設計上、徐冷開始温度を上記温度よりも高くすることが出来ない。また、一般的に、図16に示すように、鋼板中の水素の拡散係数は温度低下に伴い急激に減少し、加えて図17に示すように、高強度材ほど水素の拡散係数が低い傾向にあるため、高強度材で十分な徐冷効果を得るためには徐冷開始温度を低くすることも難しい。このような事情から、高強度材の徐冷温度は、一般材よりも狭い温度範囲で管理する必要がある。
しかし、所定温度の鋼板を段積みするだけの通常の徐冷方法では、厚鋼板の寸法は不均一であるために、徐冷温度を一様な温度履歴となるように管理することは非常に困難である。また、厚鋼板の寸法が不均一である場合には、特許文献1に開示されるような段積みを行うことも出来ないため、特許文献1の技術が目的とする端部保温効果を得ることも難しい。また、特許文献2のように完全に密閉された形の徐冷場を設ける方法は、運用上、大量の鋼板を処理することが出来ないという問題がある。このような理由により、徐冷温度を一様な温度履歴に管理することは非常に困難であるために、通常は徐冷時における温度履歴のばらつきも考慮して徐冷温度を更に狭い温度範囲で管理する必要があり、実質的に安定した製造に供さないケースが多い。
一方、特許文献3及び特許文献4の方法によれば、上述のような温度管理の難しい鋼板の徐冷を行うことなく、切断面の加熱処理だけで断面割れ発生を抑えることは可能である。しかし、これら特許文献には目標とする切断面温度だけが規定されているだけであり、切断面を目標とする温度範囲まで加熱するための具体的方法については開示されていない。
本発明は、上記のような点に着目したもので、より確実に鋼板の切断面を加熱することが可能な端面加熱装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、切断した鋼板の端面を加熱する端面加熱装置であって、
上記加熱する端面に対向配置する誘導加熱装置の加熱部と、上記端面に対向配置した加熱部を上記端面に対し前進及び後退させる進退機構と、上記端面に対向配置した加熱部を上記端面に沿って移動させる移動機構と、を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記移動機構による加熱部の移動方向で、上記加熱部を挟んで配置される一対の案内部材を備え、
上記進退機構は、上記加熱部を支持する支持部を進退させることで、当該加熱部を進退可能とし、上記各案内部材は、上記支持部から上記鋼板の端面に向けて突出し、上記加熱部よりも上記端面に近接した先端部に転動部を有する、ことを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上記加熱部と上記端面との距離を検出する距離検出手段と、上記支持部に対する各案内部材の突出量を変更する突出量変更手段と、上記距離検出手段が検出した距離が予め設定した範囲に収まる方向に上記案内調整手段を介して各案内部材の突出量を調整する突出量調整手段と、を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した構成に対し、端面の加熱処理を行う位置まで搬送されてきた上記鋼板の変位を拘束する板押え装置を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した構成に対し、上記鋼板を搬送する搬送ラインの途中に上記加熱部を配置し、上記加熱部を搬送ラインに対して上方又は下方に退避させる退避機構を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項6に記載した発明は、切断した鋼板を、当該鋼板の搬送ラインの途中で一時的に停止させた状態で、誘導加熱装置の加熱部を上記鋼板端面に近接させ且つ上記端面に沿って移動させることで、上記鋼板端面を誘導加熱することを特徴とする鋼板の端面加熱装置を提供するものである。
本発明によれば、より確実に鋼板の切断面を加熱することが可能となる。
例えば、シャー剪断のようなオンライン化が容易な切断方法で鋼板を切断した後における、切断面の割れ発生を効果的に抑制することが可能となるため、鋼板の切断作業前に行う水素除去のための徐冷が不要となる。その結果、例えば鋼板の搬送ライン上に設けた冷却装置による冷却後、引き続き、オンライン上で切断し、生産性良く大量の高強度厚鋼板を製造することが可能となる。
本発明に基づく第1実施形態に係る端面加熱装置を説明する模式図である。 本発明に基づく第1実施形態に係る端面加熱装置の加熱コイルにおける端面に沿った移動を説明する図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る端面加熱装置を説明するための図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る端面加熱装置を説明するための図である。 鋼板が斜行した状態を示す平面図である。 斜行した鋼板と加熱コイル及びサポートロールとの関係を示す図である。 突出量調整手段の処理例を示す図である。 本発明に基づく第4実施形態に係る板押え装置を示す図である。 鋼板に発生した反りの例を示す図である。 本発明に基づく第5実施形態に係る端面加熱装置を説明するための図である。 搬送ラインに跨る方向に退避する場合を示す図である。 本発明に基づく第5実施形態に係る端面加熱装置の動作例を説明するための図である。 実施例を説明する図である。 実施例における加熱速度を説明する図である。 せん断面における剪断割れ発生状況を示す図である。 体心立方金属における水素同位体拡散係数の温度依存性を示す図である。 鋼板引張強度と水素拡散係数の関係を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
「第1実施形態」
図1は、本実施形態の端面加熱装置2及びその使用を示す模式図である。
本実施形態で加熱される鋼板1は、シャー剪断のような切断装置にてオンラインで切断された鋼板1を対象とする。その切断された鋼板1は、搬送ラインLに沿って端面加熱位置Aまで搬送されて、その端面加熱位置Aで一時停止される。そして、その状態で、当該端面加熱位置Aに設置された本実施形態の端面加熱装置2で加熱される。
(構成)
上記端面加熱装置2は、上記端面加熱位置Aまで搬送されてきた鋼板1の加熱する端面1Aと対向可能な位置に設置されている。上記端面加熱装置2は、誘導加熱装置と、移動機構と、進退機構とを備える。
上記端面加熱装置2の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
加熱対象となる鋼板1の切断面の長手方向(鋼板1の幅方向)に沿って、走行レール3が敷設されている。そして、端面加熱装置2の移動体4が、その走行レール3に案内可能に支持されている。すなわち、移動体4は、上記走行レール3に沿って移動可能となっている。移動体4は、駆動装置5を駆動することで、移動体4が走行レール3に沿って移動可能となっている。ここで、上記駆動装置5は、移動体4を進退させるシリンダ装置で構成しても良いし、移動体4に設けた不図示の車輪を駆動するモータで構成しても良い。すなわち、駆動装置5は、走行レール3に案内される移動体4を駆動可能な装置であれば、公知の駆動装置5を採用可能である。また、移動体4の案内も上記走行レール3である必要は無い。
上記移動体4の上面に、走行レール3と交差する方向に延在する案内レール6が設けられている。上記交差は、例えば走行レール3と直交する方向に設定すればよいが、直交している必要はない。そして、上記移動体4に対し、上記案内レール6を介して支持体7が支持されている。支持体7は、上記案内レール6に案内されながら、上記走行レール3と交差する方向に移動可能、つまり対象とする鋼板1の端面1Aに対して進退する方向に移動可能となっている。また、上記支持体7にシリンダ装置8が連結する。そのシリンダ装置8は、案内レール6の延在方向に上記支持体7を押し引きすることで、上記支持体7を鋼板1の端面1Aに対し前進後退させる進退装置を構成する。
上記駆動装置5及びシリンダ装置8は、コントローラ9からの指令によって駆動される。
また、上記支持体7から鋼板1の端面1Aに向けて突出する突出体10の先端部に、誘導加熱装置の加熱部を構成する加熱コイル11Aが固定されている。加熱コイル11Aは、誘導加熱装置の本体11から供給される交流によって、近接配置された鋼板1の端面1Aを加熱可能となっている。
ここで、上記走行レール3及び移動体4が移動機構を構成する。上記案内レール6、支持体7が進退機構を構成する。
上記構成の端面加熱装置2を、端面加熱位置Aまで搬送されてきた鋼板1の端面1Aの長手方向(鋼板1の幅方向)に対し、少なくとも1基配置させる。
(動作その他)
端面加熱位置Aまで搬送されてきた鋼板1の端面1Aに対して、シリンダ装置8を駆動して、加熱コイル11Aと鋼板1の端面1Aとの距離が、予め設定してある目標近接距離Sとなるように、鋼板1の端面1Aに対し支持体7つまり加熱コイル11Aを前進させる。
ここで、発明者らは、鋼板1の端面1Aを急速加熱する方法として誘導加熱方式が有効であるが、端面1Aの加熱を行うための加熱コイル11Aを、端面1Aに対して2〜3mm程度の近接位置に配置する必要があることを確認している。このため、予め設定する目標近接距離Sの範囲を、例えば2mm以上3mm以下のように設定する。そして、目標近接距離Sを例えば2.5mmに設定しておく。
ここで、上記目標近接距離Sとするための加熱コイル11Aの進退は、上記鋼板1が目標位置に精度良く停止すると想定される場合には、予め設定してある一定の進退量だけ進退させればよい。または、鋼板1の停止位置(端面1Aの位置)をセンサで取得して、そのセンサの検出に基づき進退量を決定する。
加熱コイル11Aが鋼板1の端面1Aに対し目標近接距離Sまで近接したら、誘導加熱装置本体11を駆動して加熱コイル11Aを誘導加熱状態とした後に、図2のように、移動体4を移動レールに沿って移動、つまり加熱コイル11Aを鋼板1の端面1Aに沿って移動させる。
これによって、端面1Aと加熱コイル11Aの間隔を一定値(=目標近接距離S)に保持しつつ、加熱コイル11Aを鋼板1の端面1Aの長手方向に沿って平行移動させながら端面1A加熱を行う。
目標加熱温度は、実験などによって予め求めておけばよい。
そして、上記目標加熱温度に基づき、加熱コイル11Aの単位時間当たりの加熱量及び加熱コイル11Aの移動速度を調整しておけばよい。
ここで、切断面(端面1A)のみを局所的に急速加熱する理由は、厚鋼板1の機械的な切断では、切断時に加工歪を受ける部分が切断面近傍に限定されるためである。せん断による場合には、上記加工歪を受ける部分は、主に切断時の上下刃のクリアランス設定領域であり、当該領域は加工硬化して割れ易くなっている上に、高い引張り残留応力が残存しているため、変析や鋼中水素等による僅かな脆化要因でも割れが発生するおそれがある。本実施形態では、加熱は、端面1Aと上記領域を含む部分まで行うように設定する。
以上のように、本実施形態の端面加熱装置2は、加熱コイル11Aを端面1Aに対し近接・退避する進退機構と、加熱コイル11Aを端面1Aと平行に移動する移動機構とを、それぞれ独立に駆動し得る機構となっている。これによって、シャー剪断面のような非平滑な端面1Aを加熱対象としても、端面1Aと加熱コイル11Aの間隔を一定に保った非接触状態で移動させることで、端面1Aを端面長手方向に均一に加熱することが可能となる。
このとき、図2のように、複数台の端面加熱装置2で同時加熱させる場合には、鋼板1の幅が広い(端面1Aの長手方向の寸法が長い)鋼板1に対しても、短時間で加熱処理することが可能となる。
なお、本発明の端面加熱装置2は、厚鋼板1の端面1Aの加熱に特に有効である。また、鋼板1の長手方向に位置する端面1Aを加熱対象とする場合で記載しているが、鋼板1の幅方向端面に位置する端面1Aを加熱対象としても良い。切断した面に応じて加熱する端面1Aを設定すれば良い。
「第2実施形態」
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の端面加熱装置2の基本構成は、上記第1実施形態と同様である。
ただし、上記加熱コイル11Aが取り付けられている支持体7に対して、一対の案内部材20を設けた点が異なる。
上記一対の案内部材20は、図3に示すように、上記移動体4の移動方向において、上記加熱コイル11Aを挟んで配置されている。各案内部材20は、支持体7から上記鋼板1の端面1A側に突出する案内部材20本体20aと、その案内部材20の先端部に回転可能に支持されるサポートロール20bとから構成される。サポートロール20bの回転軸は、鋼板1の厚み方向(本実施形態では上下方向)に向いている。サポートロール20bは端面1Aに沿って転動する転動部を構成する。
図3に示すように、上記2個のサポートロール20bの先端側に接する接線Dと、加熱コイル11Aとの相対距離ΔXが、鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aの適正間隔(=目標近接距離S)になるように、予めサポートロール20bと加熱コイル11Aとの位置関係を設定しておく。
(動作その他)
上記端面加熱装置2では、サポートロール20bが鋼板1の端面1Aと当接するまで支持体7を端面1Aに向けて移動させ、その状態で、移動体4を端面1Aに沿って移動させる。すなわち、サポートロール20bを鋼板1の端面1Aに押し付けた状態で転動させることで端面1Aの長手方向に移動させる。このように、端面1Aが非平滑な面であっても、押し付けられたサポートロール20bが転動することで、端面1Aと加熱コイル11Aの間隔を一定に保つ事が可能となる。
また、サポートロール20bを鋼板1の端面1Aに押し付けるだけで、支持体7の移動制御が簡易になると共に、鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aとの間隔を目標とする近接距離に保つことが可能となる。
ここで、上記説明では、転動部をサポートロール20bで構成する場合で説明したが、転動部はこれに限定しない。転動部は、車輪でも良いし、回転可能に支持される玉体などであっても良い。要は、押し付けられた鋼板1の端面1Aに沿って転動可能となっていれば良い。
「第3実施形態」
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1及び第2実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の端面加熱装置2の基本構成は、上記第2実施形態と同様である。
ただし、第3実施形態は、上記加熱コイル11Aと鋼板1の端面1Aとの距離を検出する距離検出手段と、上記支持部に対する各案内部材20の突出量を変更する突出量変更手段と、上記距離検出手段が検出した距離に応じて、上記案内調整手段9Aを介して各案内部材20の突出量を調整する突出量調整手段と、を備える。
すなわち、図4に示すように、上記鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aとの間隔を検出するための、接触式又は非接触式の変位センサ21を、上記加熱コイル11Aに併設する。これによって、鋼板1が斜行している場合にも端面1Aと加熱コイル11Aとの間隔を目標近接距離Sの範囲に保つ事を可能とする装置構成の例である。
図5のように、鋼板1が搬送ラインLに対して斜行して停止した場合には、図3で示すサポートロール20bと加熱コイル11Aの相対距離ΔXに対し、図6に示すように、一方のサポートロール20bだけが鋼板1の端面1Aと当接した状態での距離となる。この結果、鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aとの相対距離ΔXが、目標近接距離Sに対し平均的に広くなる。そして、鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aとの間隔が広くなると、誘導加熱の加熱効率が低下する原因となる。
これに対し、本実施形態では、突出量変更手段として、図4に示すように、上記案内部材20本体20aを、エアシリンダなどのシリンダ機構として、コントローラ9からの指令によって長さが変更可能な構成にする。突出量変更手段としてシリンダ機構の代わりに直動案内機構等を採用しても良い。
また、上記支持体7に対し、距離検出手段として、鋼板1の端面1Aまでの距離を検出する変位センサ21を設ける。変位センサ21は、レーザ距離計などの非接触センサでも良いし、接触式のセンサであってもよい。本実施形態では、加熱コイル11Aを挟んで対称位置となるように一対の変位センサ21を設ける。すなわち、各案内部材20に対応させて各案内部材20の近傍に変位センサ21を設ける。変位センサ21は、検出信号をコントローラ9に出力する。
コントローラ9は、図4のように、案内調整手段9Aを備える。
案内調整手段9Aは、図7に示すように、まずステップS100にて、一対の変位センサ21の検出信号の差が所定閾値未満か否かを判定する。 ここで、一対の変位センサ21の検出信号の差の所定閾値は、鋼板1の斜行角度が小さいため、案内部材20の長さを初期状態のままとしても目標近接距離Sの範囲に収まる斜行角度に対応した最大値である。
一対の変位センサ21の検出信号の差が所定閾値未満の場合には、各案内部材20の長さを初期値の長さのままとする。一方、一対の変位センサ21の検出信号の差が所定閾値以上と判定すると、鋼板1が斜行状態と判定して、ステップS110に移行する。
ステップS110では、まず上記一対の変位センサ21の検出距離の平均値を取る。その平均値が、加熱コイル11Aと鋼板1の端面1Aの平均距離である。次に、上記平均値と目標近接距離Sとの偏差に基づき、検出した距離が相対的に小さい変位センサ21に近い側の案内部材20の長さを、上記平均値と目標近接距離Sとの偏差がゼロに近づくように短くするための変位量を算出する。
続いてステップS120では、上記算出した変位量に応じた変位信号を出力する。ここで、検出した距離が相対的に小さい変位センサ21に近い側の案内部材20のサポートロール20b(図4中右側)は、鋼板1の端面1Aに当接している。
ここで、検出した距離が相対的に大きい変位センサ21に近い側の案内部材20(図4中左側)の長さを、検出した距離が相対的に小さい変位センサ21に近い側の案内部材20(図4中右側)を短く変化させた分だけ、長くさせる信号を出力しても良い。これを実施しない場合には、一方のサポートロール20b(図4中右側)だけが鋼板1の端面1Aに当接した状態となる可能性がある。支持体7の移動方向は、移動レールに交差する一定の方向にしか移動しないため、この状態でも、加熱コイル11Aと鋼板1の端面1Aとの距離は一定に保持可能であるが、両方のサポートロール20bを鋼板1の端面1Aに当接させた方が、安定して加熱コイル11Aと鋼板1の端面1Aとの距離を一定に保持下状態で当該加熱コイル11Aを移動可能となる。
上記コントローラ9による案内部材20の長さ調整は、1回だけ実施しても良いし、所定サンプリング周期で、移動体4を移動させながら実施しても良い。
(動作その他)
図4のように、変位センサ21からの検出信号による相対変位または絶対変位から求まる斜行度から、鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aの間隔の変化量を求める。そして、図4に示す矢印のように、この変化量分を打ち消す分だけ、少なくとも当接している側のサポートロール20b(図4中右側)の位置を変位させることにより、斜行している鋼板1の端面1Aと加熱コイル11Aの間隔が、コイル幅分の斜行代を除いて、目標近接距離S若しくはその近傍の値に保持した状態で、鋼板1の端面1Aを加熱することが可能となる。
「第4実施形態」
次に、第4実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1〜第3実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の端面加熱装置2の基本構成は、上記各実施形態と同様である。
ただし、図8のように、別途、板押え装置23を備える点が異なる。板押え装置23は、端面1Aの加熱処理を行う位置まで搬送されてきた上記鋼板1の変位を拘束する装置である。
上記板押え装置23は、端面加熱位置Aに搬送されてきた鋼板1における、加熱対象の端面1A近傍の上方に、図8のように、加熱する端面1Aの長手方向に沿って複数配置されている。図8では3台の板押え装置23の場合を例示している。剛性の高い厚鋼板1の場合には、3台以上が好ましい。
各板押え装置23は、鋼板1上面に当接する押え部23aと、その押え部を昇降させる昇降装置23bとからなる。昇降装置23bは、例えばシリンダ装置から構成するなどによって、鋼板1を下側に押し付けて拘束、さらには変形可能な荷重を付加可能な装置を採用する。
(動作その他)
端面加熱位置Aに搬送されてきた鋼板1に対して、上記板押え装置23を下降して、鋼板1における加熱する端面1A近傍を下側の搬送ローラ30側に押し付ける。
このように、板押え装置23によって厚鋼板1の変位を固定する。
その後に、上記第1〜第3実施形態のように、鋼板1の端面1Aの加熱を行う。
板押え装置23によって厚鋼板1の変位を固定することで、例えばサポートロール20bを鋼板1の端面1Aに押し付けた際の押付け力による、鋼板1の位置ずれを防止出来る。厚鋼板1はシャー剪断等により様々な寸法に分断されるため、幅及び長さが小さい鋼板1の場合、鋼板1自体の質量が小さいことに加えて、搬送ローラ30との接触面積も小さいため、上記サポートロール20bからの押付け力のような比較的小さい力によっても鋼板1の位置ずれが生じる可能性がある。この鋼板1の位置ずれが、上記板押え装置23によって防止できる。
また、剪断時のシャー角などによっては、剪断面(端面1A)に図9に示すような端部反りが発生して、加熱する端面1Aに上下変位が生じる場合もある。
これに対し、上記板押え装置23による押付け力を強くすることで、上記端部反りを図8のような状態に矯正した状態で端部加熱を行うことができるようになる。すなわち、サポートロール20bを備えない場合にも、板押え装置23は効果を奏する。
「第5実施形態」
次に、第5実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1〜第4実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の端面加熱装置2の基本構成は、上記各実施形態と同様である。
但し、上記加熱コイル11Aを搬送ラインLに対し下方に退避させる退避機構を備える。
退避機構について、図10を参照して説明する。なお、図10では、第4実施形態で説明した板押え装置23を備える場合を例示している。板押え装置23は、搬送ローラ30と上下で対向する位置でも良いし、搬送ローラ30間の位置の上方に配置されていても良い。
本実施形態では、端面加熱位置Aにおける、搬送ローラ30を1本若しくは複数本を取り除いて、その下方に、上記構成の端面加熱装置2を配置するための凹所25を形成した。
また、上記移動体4を、下側部材4aと上側部材4bとに2分割し、その下側部材4aと上側部材4bとの間にジャッキ装置などの昇降装置4cを配置した。
そして、上記昇降装置4cを縮めた状態では、図10に示すように、搬送される鋼板1と干渉しない位置となるように設定しておく。
(動作など)
図11のように、厚鋼板1の長手方向先端及び尾端に対して端面1A加熱を行う場合、厚鋼板1の搬送ラインLを横断する方向に移動しながら加熱を行う。このとき、加熱前及び加熱後に図11に示すような退避位置Bまで移動させる場合には、例えば退避位置Bから一度加熱開始位置(図11で示す位置)まで端面加熱装置2を移動させた後に、端面1A加熱のための移動を行いさらに、退避位置Bに移動させることとなる。このため、加熱のための移動以外の装置の移動に時間を要するため、その分、搬送ラインLの能率を阻害することとなる。
これに対し、本実施形態では、図10のように、上記厚鋼板1の端面1Aへの加熱コイル11Aの進退機構、及び平行移動させる移動機構とは別に、上記加熱コイル11Aを上下方向に移動させて退避可能な構造を設ける。
例えば、厚鋼板1の先尾端面1Aを加熱する場合には、図12に示すように、搬送ラインL上を長手方向に搬送される厚鋼板1を、ストッパー(不図示)を用いて所定位置で停止させ(図12(a))、板押え装置23を用いて上下変位を拘束する。続いて、同時に搬送ラインLの下方に配置した加熱コイル11Aを上昇させると共に、厚鋼板1の端面1Aにサポートロール20bを介して近接させ、幅方向へ送りながら加熱を行う(図12(b))。そして、全幅加熱終了した時点で加熱コイル11Aを退避・下降させて、速やかに厚鋼板1の搬送を再開する(図12(c))。
以上のように、図12のような退避機構を、搬送ラインLの途中に設ける場合には、端面1A加熱を行わない状態では、上記加熱コイル11Aを下方に退避させる。そして、加熱を行うときだけ、加熱コイル11Aを上方に移動して、上述の端面1Aの加熱処理を行う。加熱処理が終了したら、下方に降下させることで、加熱処理が終了した鋼板1の搬送が可能となる、そして、下降した後に、つまり鋼板1を搬送しながら、端面加熱装置2を初期位置に移動させて待機状態とすることが出来る。このように、端面1A加熱以外の装置移動に要する時間が短くなるため、搬送ラインLの能率を阻害すること無く、短時間で端面1A処理を行う事が可能となる。
ここで、上記実施形態では、加熱コイル11Aを下方に退避させる場合を例示した。これに代えて、加熱コイル11Aを上方に退避させるようにしても良い。この場合には、例えば、搬送ラインLを跨ぐような門型のフレームに吊り下げることで、加熱コイル11Aを搬送ラインLの上側に退避させることが出来る。
以下、本件発明の実施例を示す。
板厚38mm、板幅1800mmの鋼板1の端面1Aに対して、図13に示すように、鋼板1の幅中央・板厚中央位置に熱電対40を取り付けた後、出力200kW−10kHzの誘導加熱装置を用いて、端面1Aと加熱コイル11Aの間隔2.5mm、幅送り速度100mm/secの条件にて端面1A加熱を行った。
その際の温度履歴測定結果を図14に示す。加熱を行う際には、加熱コイル11Aの近傍に2個のサポートロール20bを併設し、エアシリンダでサポートロール20bを端面1Aに押し付けながら加熱を行った。
図14に示す結果から、この場合には、鋼板1の端面1Aの端面1A温度が2秒間の加熱で700℃以上となる加熱速度で急速加熱されていることが分かる。これより、例えば3000mm幅の厚鋼板1の端面1Aに対して同様の端面1A加熱を10秒で行う場合、上記の誘導加熱装置を幅方向に1000mm間隔で3基設けて、それぞれ同様の幅送り速度100mm/secでの加熱を行えば良いことが分かる。
1 鋼板
1A 端面
2 端面加熱装置
3 走行レール
4 移動体
4a 下側部材
4b 上側部材
4c 昇降装置
5 駆動装置
6 案内レール
7 支持体
8 シリンダ装置
9 コントローラ
9A 案内調整手段
11A 加熱コイル
20 案内部材
20b サポートロール(転動部)
21 変位センサ(距離検出手段)
23 板押え装置
25 凹所
30 搬送ローラ
A 端面加熱位置
B 退避位置
D 接線
L 搬送ライン
S 目標近接距離
ΔX 相対距離

Claims (6)

  1. 切断した鋼板の端面を加熱する端面加熱装置であって、
    上記加熱する端面に対向配置する誘導加熱装置の加熱部と、
    上記端面に対向配置した加熱部を上記端面に対し前進及び後退させる進退機構と、
    上記端面に対向配置した加熱部を上記端面に沿って移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする鋼板の端面加熱装置。
  2. 上記移動機構による加熱部の移動方向で、上記加熱部を挟んで配置される一対の案内部材を備え、
    上記進退機構は、上記加熱部を支持する支持部を進退させることで、当該加熱部を進退可能とし、
    上記各案内部材は、上記支持部から上記鋼板の端面に向けて突出し、上記加熱部よりも上記端面に近接した先端部に転動部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載した鋼板の端面加熱装置。
  3. 上記加熱部と上記端面との距離を検出する距離検出手段と、
    上記支持部に対する各案内部材の突出量を変更する突出量変更手段と、
    上記距離検出手段が検出した距離が予め設定した範囲に収まる方向に上記案内調整手段を介して各案内部材の突出量を調整する突出量調整手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載した鋼板の端面加熱装置。
  4. 端面の加熱処理を行う位置まで搬送されてきた上記鋼板の変位を拘束する板押え装置を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した鋼板の端面加熱装置。
  5. 上記鋼板を搬送する搬送ラインの途中に上記加熱部を配置し、
    上記加熱部を搬送ラインに対して上方又は下方に退避させる退避機構を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した鋼板の端面加熱装置。
  6. 切断した鋼板を、当該鋼板の搬送ラインの途中で一時的に停止させた状態で、誘導加熱装置の加熱部を上記鋼板端面に近接させ且つ上記端面に沿って移動させることで、上記鋼板端面を誘導加熱することを特徴とする鋼板の端面加熱装置。
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