JP2011235794A - 吸音材及び吸音方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車における音の伝達経路、例えばフロントフェンダーパネルとエンジンルームとの間の空間、リアフェンダーパネルとトランクルームとの間の空間、フレーム骨格内空間、バンパー裏の空間が音の伝達経路となっており、この空間を複数の小空間に区切る吸音材、及び、該吸音材を上記音の伝達経路となっている空間内に挿入する吸音方法。
【選択図】図1
Description
また、フロントフェンダーパネル内側の空間と車室を区切る部分を塞ぐために専用の防音材を装着して対策する場合もある。
自動車における音の伝達経路となっている空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
フロントフェンダーパネルとエンジンルームとの間の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
リアフェンダーパネルとトランクルームとの間の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
自動車のフレーム骨格内空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
自動車のバンパー裏の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
板状物であり、複数の屈曲部を有することを特徴とする上記に記載の吸音材。
複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状が長方形乃至台形であることを特徴とする上記に記載の吸音材。
複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状が三角形であることを特徴とする上記に記載の吸音材。
複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状がU字形であることを特徴とする上記に記載の吸音材。
通気性を有する材料であることを特徴とする上記に記載の吸音材。
繊維原料にバインダー樹脂を混入し、加熱成形したことを特徴とする上記に記載の吸音材。
発泡プラスチック樹脂からなることを特徴とする上記に記載の吸音材。
自動車における音の伝達経路となっている空間に、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
フロントフェンダーパネルとエンジンルームとの間の空間に、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
リアフェンダーパネルとトランクルームとの間の空間を、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
自動車のフレーム骨格内空間に、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
自動車のバンパー裏の空間に、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
以下に詳細に説明する。
また、リアフェンダーパネルとトランクルームに挟まれた空間は、走行時に後輪(タイヤ)が発生する音を後席に座る人へと伝達してしまうため、この空間において吸音対策を講じることは車室内吸音性を高めることができる。(図3参照)
また、バンパー裏にある空間は、エンジンルームにおいて発生する音を車両前方の外側へと放射してしまうため、この空間において吸音対策を講じることは、車外騒音発生を低減させることができる。(図4参照)
フレーム骨格は車両の各部に存在するが、騒音伝達経路を遮断することで、車室内吸音性を高めることができる。
実施例及び比較例
天然繊維、化学繊維を含有する不要品となった洋服類を、表面に鉤状の針が付き、高速回転するドラムに接触させることにより、織布を解繊して綿状にして、これにバインダー樹脂としてフェノール樹脂を散布し、フェルト原反を得た。該フェルト原反を厚さ5mmの板状に加熱加圧して、自動車のフロントフェンダーパネルとエンジンルームとに挟まれた空間を充填可能な形状にトリムし、12箇所に折り曲げ加工を施して、断面形状が台形となる空間が3箇所できる吸音材を得た。
(実施例1)
該吸音材を、自動車のフロントフェンダーパネルとエンジンルームとに挟まれた空間に挿入することにより、該空間を6つの小空間に区切った。
(実施例2)
該吸音材を、自動車のリアフェンダーパネルとトランクルームとに挟まれた空間に挿入することにより、該空間を6つの小空間に区切った。
(実施例3)
該吸音材を、自動車のフロントバンパー裏の空間に挿入することにより、該空間を6つの小空間に区切った。
次いで上記吸音材を装着した状態(実施例1〜実施例3)で、同様の騒音計測及び分析を行った。
実施例1と比較例1の結果を図7に示す。実線で示した各周波数における音レベルが比較例1の吸音材未装着状態であり、点線で示した各周波数における音レベルが実施例1の吸音材装着状態である。周波数によって音レベルの低減は異なるが、1〜2dBの騒音低減効果が現れていることがわかる。
実施例2と比較例2の結果を図8に示す。実線で示した各周波数における音レベルが比較例2の吸音材未装着状態であり、点線で示した各周波数における音レベルが実施例2の吸音材装着状態である。周波数によって音レベルの低減は異なるが、1〜2dBの騒音低減効果が現れていることがわかる。
実施例3と比較例3の結果を図9に示す。実線で示した各周波数における音レベルが比較例3の吸音材未装着状態であり、点線で示した各周波数における音レベルが実施例3の吸音材装着状態である。周波数によって音レベルの低減は異なるが、1dB程度の騒音低減効果が現れていることがわかる。
Claims (17)
- 自動車における音の伝達経路となっている空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
- フロントフェンダーパネルとエンジンルームとの間の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
- リアフェンダーパネルとトランクルームとの間の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
- 自動車のフレーム骨格内空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
- 自動車のバンパー裏の空間を3箇所以上の小空間に区切ることを特徴とする吸音材。
- 板状物であり、複数の屈曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
- 複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状が長方形乃至台形であることを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
- 複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状が三角形であることを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
- 複数の屈曲部により形成される3箇所以上の小空間の断面形状がU字形であることを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
- 通気性を有する材料であることを特徴とする請求項1〜請求項9に記載の吸音材。
- 繊維原料にバインダー樹脂を混入し、加熱成形したことを特徴とする請求項1〜請求項10に記載の吸音材。
- 発泡プラスチック樹脂からなることを特徴とする請求項1〜請求項10に記載の吸音材。
- 自動車における音の伝達経路となっている空間に、上記に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
- フロントフェンダーパネルとエンジンルームとの間の空間に、請求項1〜請求項12に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
- リアフェンダーパネルとトランクルームとの間の空間に、請求項1〜請求項12に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
- 自動車のフレーム骨格内空間に、請求項1〜請求項12に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
- 自動車のバンパー裏の空間に、請求項1〜請求項12に記載の吸音材を挿入することを特徴とする吸音方法。
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