JP2011234472A - 車両用電源装置 - Google Patents

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淳 石井
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Abstract

【課題】車載負荷に接続されるインバータ(パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4)を流用して外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、外部の電源装置のブレーカによって電力の授受が遮断されるおそれがあること。
【解決手段】外部の電源装置と接続される車両の授受電口として一対のコネクタC1を備える。これらのうちの一方には、電力授受用電気経路CLを介してファン用インバータIV3および空調用インバータIV4が接続され、他方には、電力授受用電気経路CLを介してパワステ用インバータIV2が接続される。これにより、外部の電源PS1,PS2から車両への入力可能量1,2を各別に設定可能とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置に関する。
この種の電源装置としては、車両の駆動輪にモータジェネレータが付与する動力を制御するために操作される走行用のインバータを介して外部の商用電源から供給される電力を車両内のバッテリに充電するものも提案されている。
特開2007−318970号公報
ただし、例えば外部の商用電源が住宅に供給される電源である場合、住宅内の電源から車両に充電する電力が大きくなることで電力利用量を制限するために住宅内の電源装置に設けられるブレーカによって給電が遮断される事態が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受をより円滑に行なうことのできる車両用電源装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置において、前記車両は、前記授受電口を複数備えて且つ、蓄電手段を更に備え、前記複数の授受電口のそれぞれと前記蓄電手段との間に介在する各別の電力変換回路と、前記複数の授受電口のそれぞれを前記電力変換回路のそれぞれに接続する電力授受用電気経路とを備えることを特徴とする。
外部の電源装置の授受可能電力量は、外部の電源装置が備える電力授受用の電気経路の仕様に依存することが多い。このことは、外部の電源装置の授受電口を複数用いる場合、外部の電源装置の授受可能電力量の総量が増加することを意味する。上記発明では、この点に鑑み、車両側に複数の授受電口を備えることで、外部の電源装置の互いに相違する授受電口を介して電力の授受を行なうことができるため、一時期に外部の電源装置との間で授受可能な電力量の総量を増大させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電力変換回路は、前記蓄電手段の電力を変換して車載負荷に出力するものであることを特徴とする。
上記発明では、授受電口を介して外部の電源との間で電力の授受を行なうに際し、車載負荷に電力を出力する電力変換回路を流用することで、部品点数を低減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記車両は、駆動輪に機械的に連結される走行用回転機と、前記駆動輪に前記走行用回転機が付与する動力を制御するために操作される走行用電力変換回路と、前記走行用回転機以外の車載電気負荷としての車載補機と、前記車載補機および前記蓄電手段間に介在する補機用電力変換回路とを備え、前記電力授受用電気経路を介して前記授受電口に電気的に接続される電力変換回路は、前記補機用電力変換回路を備えることを特徴とする。
上記発明では、特に補機用電力変換回路を用いることで、上記電力の授受によって走行用電力変換回路に要求される耐久性能が過大となる事態を回避することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記蓄電手段は、前記走行用電力変換回路の入力端子に接続されるものであることを特徴とする。
走行用電力変換回路の入力端子に接続される蓄電手段は、走行用回転機との間で直接的に電力の授受を行なうものであるため、その容量が大きい。このため、蓄電手段と外部の電源装置との間で電力の授受を行なう場合、車両内の他の蓄電手段を用いる場合と比較して、蓄電手段からの放電電力や蓄電手段への充電電力を大きくすることができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる電力変換回路の回路構成を示す回路図。 同実施形態にかかる充電処理を示す回路図。 同実施形態にかかる単相および3相の識別処理を示す流れ図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる車両用電源装置をパラレルハイブリッド車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。
図示される高電圧バッテリ10は、車載高電圧システムを構成するものであり、その端子電圧が高圧(例えば百V以上)となるものである。高電圧バッテリ10には、負荷として、主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50が接続されている。詳しくは、高電圧バッテリ10の一方の端子(ここでは、正極を例示)には、リレーRMを介して負荷が接続されており、他方の端子(ここでは、負極を例示)には、高抵抗側リレーRMHおよび抵抗体12と低抵抗側リレーRMLとの並列接続体を介して負荷が接続されている。
上記主機ユニット20は、車載主機としてのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(主機用インバータIV1)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。なお、主機としてのモータジェネレータの回転軸の一方の端部には、内燃機関18の出力軸(クランク軸)が直結されており、他方の端部には、変速装置14を介して駆動輪16が機械的に連結されている。
同様に、電動パワーステアリングユニット30は、ユーザの操舵角の変位をアシストするためのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(パワステ用インバータIV2)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。また、電動ファンユニット40は、内燃機関18の冷却水を冷却するためのファンを回転させるモータジェネレータ(MG)と、インバータ(ファン用インバータIV3)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。さらに、空調ユニット50は、圧縮機に回転エネルギを付与するためのモータジェネレータ(MG)と、インバータ(空調用インバータIV4)と、電子制御装置(ECU)とを備えてモータジェネレータの制御量を制御するための制御システムである。
車両制御ECU60は、上記主機ユニット20や、内燃機関18、変速装置14等を操作することで、車両の運転を制御する電子制御装置である。一方、充電制御装置70は、電圧センサ13によって検出される高電圧バッテリ10の電圧等に基づく高電圧バッテリ10の充電量の制御等、車両内の電力制御を行なう電子制御装置である。なお、これら車両制御ECU60や充電制御装置70は、車載高電圧システムから絶縁された車載低電圧システムを構成しており、端子電圧が低い(例えば数V〜十数V)低電圧バッテリ62を直接の電源とする。この低電圧バッテリ62は、高電圧バッテリ10の電圧を降圧するDCDCコンバータ64の出力電圧が印加されることで、高電圧バッテリ10を電力供給源とするものである。ちなみに、図1では、高電圧システムを2点鎖線で囲ってある。ただし、主機ユニット20、電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、および空調ユニット50のECUについては、低電圧システム内に搭載することが望ましい。
上記充電制御装置70は、住宅等の外部の電源装置から供給される電力(商用電源の電力等)を高電圧バッテリ10に充電する制御等、外部の電源装置との間での電力の授受を、電動パワーステアリングユニット30や、電動ファンユニット40、空調ユニット50の備えるインバータを操作することで行なう機能を有する。ここで、電動パワーステアリングユニット30の備えるインバータと車両の外部の電源装置とは、プラグPG2を介して電気的に接続され、電動ファンユニット40および空調ユニット50の備えるインバータと車両の外部の電源装置とは、プラグPG1を介して電気的に接続される。本実施形態では、プラグPG1、PG2として、車両および外部の電源装置のいずれからも切り離し可能な、車両内と車両外とを電気的に接続するインターフェースを想定している。ただし、プラグPG1、PG2を車両の一部(車両に対して着脱不可能)としたり、外部の電源装置の一部(外部の電源装置に対して着脱不可能)としてもよい。
図2に、上記電動パワーステアリングユニット30、電動ファンユニット40、空調ユニット50等の一部を備える電力変換回路の構成を示す。
図示されるように、電動パワーステアリングユニット30の備えるパワステ用インバータIV2、電動ファンユニット40の備えるファン用インバータIV3、および空調ユニット50の備える空調用インバータIV4は、いずれも高電位側のスイッチング素子Swpと低電位側のスイッチング素子Swnとの直列接続体を3対備えている。また、高電位側のスイッチング素子Swpには逆並列にフリーホイールダイオードFdpが接続されており、低電位側のスイッチング素子Swnには逆並列にフリーホイールダイオードFdnが接続されている。なお、図2では、スイッチング素子Swp,Swnとして、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を例示した。
ここで、パワステ用インバータIV2の入力端子にはコンデンサ32が接続されており、出力端子には、パワステ用モータジェネレータ34が接続されている。また、ファン用インバータIV3の入力端子にはコンデンサ42が接続されており、出力端子には、ファン用モータジェネレータ44が接続されている。さらに、空調用インバータIV4の入力端子にはコンデンサ52が接続されており、出力端子には、空調用モータジェネレータ54が接続されている。
上記パワステ用インバータIV2の定格出力Rot2、ファン用インバータIV3の定格出力Rot3、空調用インバータIV4の定格出力Rot4は、いずれも先の図1に示した主機用インバータIV1の定格出力Rot1よりも小さく設定されている。
上記パワステ用インバータIV2の出力端子は、電力授受用電気経路CLを介して車両の外部との電気的な接続を司る授受電口(コネクタC1)に接続されている。このコネクタC1には、プラグPG2が接続可能である。プラグPG2の他方の端部は、商用電源等の供給装置としての住宅内の電源PS2と外部との接続を司る授受電口(コネクタC2)に接続される。上記プラグPG2は、フィルタ80を備えている。なお、図2では、電源PS2として、単相電源を例示しているが、本実施形態における車両自体は3相電源への対応も可能な設定を想定しているため、プラグPG2に接続されるコネクタC1は、3つの端子を備えている。
一方、上記ファン用インバータIV3および空調用インバータIV4の出力端子のそれぞれは、電力授受用電気経路CLを介して互いに並列接続され、車両の外部との電気的な接続を司る授受電口(コネクタC1)に接続されている。このコネクタC1には、プラグPG1が接続可能である。プラグPG1の他方の端部は、商用電源等の供給装置としての住宅内の電源PS1と外部との接続を司る授受電口(コネクタC2)に接続される。上記プラグPG1は、フィルタ80を備えている。なお、図2では、電源PS1として、単相電源を例示しているが、本実施形態における車両自体は3相電源への対応も可能な設定を想定しているため、プラグPG1に接続されるコネクタC1は、3つの端子を備えている。
本実施形態では、上記フィルタ80としてLC回路を例示している。なお、プラグPG1,PG2のそれぞれに接続される電力授受用電気経路CLのそれぞれには、エネルギを蓄える充電用リアクトルLが設けられている。
上記パワステ用インバータIV2の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれとパワステ用モータジェネレータ34との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。また、上記ファン用インバータIV3の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれとファン用モータジェネレータ44との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。さらに、上記空調用インバータIV4の出力端子および電力授受用電気経路CLの接続点のそれぞれと空調用モータジェネレータ54との間には、この間を電気的に開閉する負荷用リレーRDが設けられている。ここで、負荷用リレーRDは、外部の電源装置と車両との間で電力の授受がなされる際にこの電力が上記パワステ用モータジェネレータ34、ファン用モータジェネレータ44、空調用モータジェネレータ54に流れ込むことを阻止するためのものである。
一方、パワステ用インバータIV2に接続される電力授受用電気経路CLには、パワステ用インバータIV2の出力端子とコネクタC1との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。また、ファン用インバータIV3に接続される電力授受用電気経路CLには、ファン用インバータIV3の出力端子とコネクタC1との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。さらに、空調用インバータIV4に接続される電力授受用電気経路CLには、空調用インバータIV4の出力端子とコネクタC1との間を開閉する電力授受用リレーRCが設けられている。ここで、電力授受用リレーRCは、パワステ用インバータIV2や、ファン用インバータIV3、空調用インバータIV4が外部の電源装置との間で電力の授受を行なうことができる態勢が整っていない場合に、外部の電源装置とこれらインバータとが電気的に接続される事態を回避するためのものである。
なお、負荷用リレーRDや電力授受用リレーRCの上述した目的は、充電制御装置70によって適宜、負荷用リレーRDや電力授受用リレーRCを開閉操作することで達成される。
上記プラグPG1,PG2のそれぞれに接続される各コネクタC1の3つの端子のうちの1つと残りの2つのそれぞれとの間には、この間の電位差を検出する電圧センサ82,84が設けられている。上記充電制御装置70は、電圧センサ82,84の出力等に基づき、電源PS1、PS2から供給される電力を高電圧バッテリ10に充電する制御を行なう。
このように、本実施形態では、駆動輪16に動力を付与する主機用モータジェネレータ24以外の車載電気負荷(パワステ用モータジェネレータ34、ファン用モータジェネレータ44、空調用モータジェネレータ54)に電力を供給する電力変換回路(パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4)を用いて高電圧バッテリ10を充電するため、充電処理のなされる時間の積算値が増大しても、主機用インバータIV1の劣化を招くことがない。また、上記充電処理を高効率で行なうことも可能となる。すなわち、通常、商用電源の利用可能な電力は例えば単相電源の場合「1.5〜3kW」であり、この電力は、主機用インバータIV1の最大出力(例えば15kW以上」)と比較して非常に小さい。一方、インバータの入力電力に対する出力電力の比(効率)は、一般に、最大出力付近で最大となり、最小出力近傍では小さくなっている。このため、主機用インバータIV1を用いて充電処理を行ったのでは、効率が著しく低下するおそれがある。これに対し、例えばファン用インバータIV3や空調用インバータIV4の最大出力は、「数kW」であるため、充電処理を高効率で行なうことができる。
図3に、本実施形態にかかる充電制御の態様を示す。なお、図3では、空調用インバータIV4を用いて単相電源から電力が供給される場合を例にとって説明する。
図3(a)および図3(b)は、W相の電位よりもV相の電位の方が高い場合を例示している。この場合、図3(a)に示されるように、V相の低電位側のスイッチング素子Swnをオン状態とすることで、電源PS1、充電用リアクトルL、V相のスイッチング素子Swn、W相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、充電用リアクトルLにエネルギが蓄積される。その後、図3(b)に示されるように、V相のスイッチング素子Swnをオフ操作することで、電源PS1、充電用リアクトルL、V相のフリーホイールダイオードFdp、コンデンサ52、W相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、コンデンサ52が充電され、ひいてはこれに並列接続される高電圧バッテリ10が充電される。
一方、図3(c)および図3(d)は、V相の電位よりもW相の電位の方が高い場合を例示している。この場合、図3(c)に示されるように、W相の低電位側のスイッチング素子Swnをオン状態とすることで、電源PS1、充電用リアクトルL、W相のスイッチング素子Swn、V相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、充電用リアクトルLにエネルギが蓄積される。その後、図3(d)に示すように、W相のスイッチング素子Swnをオフ操作することで、電源PS1、充電用リアクトルL、W相のフリーホイールダイオードFdp、コンデンサ52、V相のフリーホイールダイオードFdn、および充電用リアクトルLを備えるループ回路を電流が流れ、コンデンサ52が充電され、ひいてはこれに並列接続される高電圧バッテリ10が充電される。
上記充電処理におけるパワステ用インバータIV2や、ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4の操作は、実際には、電力の供給源が単相電源である場合と3相電源である場合とで相違する。これは、充電制御装置70に、単相電源と3相電源とを識別する機能を搭載することで可能となっている。図4に、この識別処理の手順を示す。
この一連の処理では、まずステップS10において、電圧センサ82,84の出力に基づき、コネクタC1に電圧の入力があるか否かを判断する。そして、電圧の入力があると判断される場合、ステップS12において、その電圧に基づき単相入力であるか否かを判断する。そして、単相入力であると判断される場合、ステップS14において、パワステ用インバータIV2や,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4を単相時の操作手法にて操作する。これに対し、3相入力であると判断される場合、ステップS16において、パワステ用インバータIV2や、ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4を3相時の操作手法にて操作する。
ところで、外部の電源装置が供給可能な電力量には上限値がある。例えば日本国の商用電源の場合、単相100V電源と単相200V電源とのそれぞれにおける上限値は、「1500W」、「3000W」のそれぞれに設定されている。したがって、この例の場合、1つのコネクタC1を介して入力可能な電力量は高々「3000W」となる。そこで本実施形態では、先の図2に示したように、コネクタC1を2つ備えるようにしている。これにより、外部の電源装置から一時期に入力可能な電力量を増大させることができる。すなわち、プラグPG1,PG2を介して接続される外部の電源装置がいずれも単相100V電源である場合であっても授受可能な電力量は「3000W」となり、単一のプラグPG1を介して接続される電源装置との間で授受可能な電力量である「1500W」の2倍となる。これは、通常、各別のコネクタC1を各別の電源PS1,PS2とみなせることによる。すなわち、これらが1の住宅内の電源であったとしても、各別のプラグPG1,PG2に接続されるコネクタC2は互いに相違する。そして各別のコネクタC2に接続される配線等は、それぞれ定格容量等が定まっているため、コネクタC2毎にそれぞれ固有の入力可能量1,2を設定することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)複数の授受電口(コネクタC1)を備え、これらのそれぞれと高電圧バッテリ10との間に各別の電力変換回路(パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4)を備えた。これにより、一時期に外部の電源装置から入力可能な電力量の総量を増大させることができる。
(2)電力授受用電気経路CLを介してコネクタC1に電気的に接続される電力変換回路を、補機用電力変換回路(パワステ用インバータIV2,ファン用インバータIV3,空調用インバータIV4)とした。これにより、上記電力の授受によって主機用インバータIV1に要求される耐久性能が過大となる事態を回避することができる。
(3)電源PS1と1のコネクタC1を介して接続される電力授受用電気経路CLに、空調用インバータIV4およびファン用インバータIV3を並列接続した。これにより、1のコネクタC1を介して充電される電力量の最大値を増大させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図5において、先の図1に示した部材に対応する部材については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、プラグG2を介して外部の電源装置に接続される電力変換回路を、主機用インバータIV1とする。この場合であっても、外部の電源装置との電力の授受のために専用の電力変換回路を別途備える場合と比較して、部品点数を低減することはできる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
<電力変換回路について>
電力変換回路としては、3相回転機に接続される3相インバータ等、直流電源の電力を交流電力に変換する直流交流変換回路に限らない。例えばブラシ付DCモータに接続されるものであってもよい。これは、通常、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれを直流電源の正極に接続する高電位側のスイッチング素子および負極に接続する低電位側のスイッチング素子を備えている。ただし、こうした電力変換回路は、通常、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれに接続される高電位側のスイッチング素子と低電位側のスイッチング素子とが1つずつとなる。このため、3相入力に対応する場合には、ブラシ付DCモータの各端子のそれぞれに接続される高電位側のスイッチング素子と低電位側のスイッチング素子とを複数とするなどすることが望ましい。
また、その出力端子が回転機に接続されるものにも限らない。例えば、高電圧バッテリ10に並列接続される高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子と、これらスイッチング素子の接続点がリアクトルを介してコンデンサに接続される降圧コンバータであってもよい。この場合、リアクトルとコンデンサとの間に電力授受用電気経路CLを接続することで、充電処理のためにリアクトルを別途設ける必要が生じない。
さらに、電力変換回路としては、車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムを構成するものに限らない。例えば車載低電圧システムを構成する電力変換回路であってもよい。ただし、通常、低電圧バッテリ62の容量が小さいため、外部から車両への充電電力供給量が所定値以上となる場合、充電処理中に、低電圧バッテリ62の電圧を昇圧して高電圧バッテリ10に印加するコンバータを駆動して高電圧バッテリ10に充電電力を供給するようにすることが望ましい。
加えて、電力変換回路を、外部の電源装置との間で電力の授受を行なうための専用の回路としてもよい。
なお、電力変換回路を構成するスイッチング素子としては、IGBTに限らず、例えば電界効果トランジスタ等であってもよい。
<電力変換回路の利用手法について>
外部の電源装置との電力の授受のための電力変換回路の利用手法としては、1の授受電口(コネクタC1)に接続される電力授受用電気経路CLの全てを1の電力変換回路に接続するものに限らない。例えば上記特許文献1に例示されているように、一対のインバータのそれぞれに接続される3相回転機の中性点のそれぞれにコネクタC1の各別の端子が接続されるものであってもよい。なお、この場合、電力授受用電気経路が3相回転機のコイルを備える構成となる。
<単相または3相の識別手段について>
単相または3相の識別手段としては、外部からの入力電圧の検出信号に基づき行なうものに限らない。例えば、車両のコネクタC1に差し込まれる部材の数をセンシングするセンサの検出値に基づき行なうものであってもよい。これは、3つの電力授受用電気経路CLのそれぞれに対応した部材が差し込まれるか否かに応じて電気的なオン・オフが切り替わる手段によって構成することができる。こうした手段として最も簡易なものは、3相のみに存在する部材が差し込まれることでオンとされるスイッチがある。
<電力授受用開閉器について>
電力授受用開閉器としては、電力授受用電気経路CLのそれぞれに対応して設けられる3つの電力授受用リレーRCに限らない。例えば、電力授受用電気経路CLが単相のみを想定して2つの電気経路のみを備える構成において、これら2つの経路のいずれか一方に対応する経路に接続される電力授受用リレーRCのみを設けるようにしてもよい。この場合であっても、電力授受用リレーRCの開操作によって、電力授受用電気経路CLと空調用インバータIV4等の電力変換回路との間を開ループ状態とすることはできる。
<負荷用開閉器について>
負荷用開閉器としては、電力授受用電気経路CLのそれぞれに対応して設けられる3つの負荷用リレーRDに限らない。例えば、電力授受用電気経路CLが単相のみを想定して2つの電気経路のみを備える構成において、これら2つの経路のいずれか一方に対応する経路を開閉する負荷用リレーRDのみを設けるようにしてもよい。
また、負荷用開閉器を設けなくてもよい。この場合、充電用リアクトルLに代えて、負荷のリアクトル(例えば空調用モータジェネレータ54のリアクトル)を用いて充電処理を行ってもよい。
<そのほか>
・充電用リアクトルLを、電力授受用電気経路CLの全てに設ける代わりに、例えば、いずれか2つの経路または1つの経路に設けてもよい。
・例えば電源PS1を単相100Vとし電源PS2を単相200V電源とするなど、プラグPG1,PG2のそれぞれに互いに相違する仕様の電源を接続してもよい。
・授受電口(コネクタC1)の数を2個とするものに限らず、3個以上としてもよい。
・1組の電力授受用電気経路CLの全てに1の電力変換回路を接続する場合のこの電力変換回路の数としては、2個または1個に限らず、3個以上であってもよい。
・高電圧バッテリ10と主機用インバータIV1との間に昇圧コンバータを介在させてもよい。
・車両としては、パラレルハイブリッド車に限らず、例えばシリーズハイブリッド車やパラレル・シリーズハイブリッド車等であってもよい。もっともハイブリッド車に限らず、例えば車載主機のために貯蔵されるエネルギ資源が電気エネルギのみとなる電気自動車等であってもよい。
・電力の授受としては、外部の電源装置から車両への電力の供給に限らず、車両から外部の電源装置への電力の供給であってもよい。
10…高電圧バッテリ、24…主機用モータジェネレータ(走行用回転機の一実施形態)、IV1…主機用インバータ(走行用電力変換回路の一実施形態)、IV4…空調用インバータ(補機用電力変換回路の一実施形態)、RC…電力授受用リレー(電力授受用開閉器の一実施形態)、RD…補機用リレー(補機用開閉器の一実施形態)、CL…電力授受用電気経路、C1…コネクタ(授受電口の一実施形態)。

Claims (4)

  1. 車両の外部の電源装置に接続される授受電口を介して前記外部の電源装置との間で電力の授受を行なう車両用電源装置において、
    前記車両は、前記授受電口を複数備えて且つ、蓄電手段を更に備え、
    前記複数の授受電口のそれぞれと前記蓄電手段との間に介在する各別の電力変換回路と、
    前記複数の授受電口のそれぞれを前記電力変換回路のそれぞれに接続する電力授受用電気経路とを備えることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記電力変換回路は、前記蓄電手段の電力を変換して車載負荷に出力するものであることを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。
  3. 前記車両は、駆動輪に機械的に連結される走行用回転機と、前記駆動輪に前記走行用回転機が付与する動力を制御するために操作される走行用電力変換回路と、前記走行用回転機以外の車載電気負荷としての車載補機と、前記車載補機および前記蓄電手段間に介在する補機用電力変換回路とを備え、
    前記電力授受用電気経路を介して前記授受電口に電気的に接続される電力変換回路は、前記補機用電力変換回路を備えることを特徴とする請求項2記載の車両用電源装置。
  4. 前記蓄電手段は、前記走行用電力変換回路の入力端子に接続されるものであることを特徴とする請求項3記載の車両用電源装置。
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