JP2011233441A - 織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シート - Google Patents

織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シート Download PDF

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Abstract

【課題】導電糸を織り込んだ織布を用いることによって簡単に製造することができ、使用者に違和感を与えない織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シートを提供する。
【解決手段】織布製スイッチ1は、導電糸21が織り込まれた第1の織布31に形成された第1の電極部61と、導電糸22が織り込まれた第2の織布32に形成された第2の電極部62と、第1の電極部61と第2の電極部62とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサ4とを備え、第1の織布31とスペーサ4と第2の織布32とを積層して形成したことを特徴とする。各電極部は、織布の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成され、導電物質の表面に更にめっき処理を施してもよい。織布を基材としているため、使用者の身体に触れたときに異物感を与えないようにすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シートに関する。詳しくは、導電糸を織り込んだ織布とその織布に形成された電極を用いた織布製スイッチ、及びこれを組み込んだ車両用シートに関する。
従来、操作者が押圧することによって作動するプッシュスイッチは、樹脂等を用いたハウジング内に導電体の電極を一定の間隙で相対させ、外部から押圧されたときに両電極が接触することによって電気的な導通を得るものが大半である(例えば、特許文献1を参照)。また、車両用途では、シートへの乗員の着座検出をする目的等で、フィルムを使用した平面状の感圧スイッチ等が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2007−173099号公報 特開2006−62562号公報
金属を使用したハウジング内や前記特許文献1に開示されているような樹脂モールドされたハウジング内に接点となる電極を備えたスイッチを用いる場合には、そのスイッチを実装するための立体的な空間を設ける必要がある。また、スイッチの用途・配設場所によっては、使用者の動作と干渉したり、使用者に違和感を抱かせたりする場合がある。例えば、車両用シートの着座部や背もたれ部、アームレスト等にこのようなスイッチを配設する場所を設けることは困難であるばかりでなく、スイッチが乗員の身体に触れるため異物感を与えるという問題があった。
また、メンブレンスイッチや、前記特許文献2に開示されているようなフィルム状のスイッチを使用しても、これらは硬い樹脂シート等に導電パターンを形成する等して構成されているため、例えば車両用シートの表面材又はその直下にスイッチを設けると、上記同様に乗員に違和感を与えるという問題があった。
さらに、上記のような従来のスイッチを車両用シートなど表面材が布で構成されている物品に使用する場合には、スイッチ部と周囲の布製部材とを一体的に形成することが不可能であり、その物品の表面にスイッチを取り付けるための工程が煩雑となるという問題があった。
本発明は、前記現状に鑑みてなされたものであり、導電糸を織り込んだ織布を用いることによって簡単に製造することができ、かつ使用者に違和感を与えない織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シートを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.導電糸が織り込まれた第1の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第1の電極部と、導電糸が織り込まれた第2の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第2の電極部と、前記第1の電極部と前記第2の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、を備え、前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層して形成したことを特徴とする織布製スイッチ。
2.1対の導電糸が隔離されて織り込まれた第1の織布と、前記第1の織布において一方の前記導電糸が織り込まれた部位の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第1の電極部と、前記第1の織布において他方の前記導電糸が織り込まれた部位の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第2の電極部と、第2の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第3の電極部と、前記第1の電極部及び前記第2の電極部と前記第3の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、を備え、前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層して形成したことを特徴とする織布製スイッチ。
3.各前記電極部は、それぞれ前記織布の前記一方の表面上に更に前記導電物質が凸状に形成されている前記1.又は2.に記載の織布製スイッチ。
4.各前記電極部は、前記凸状に形成された前記導電物質の表面に更にめっき処理を施した前記3.記載の織布製スイッチ。
5.前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層し周囲を縫製した前記1.乃至4.のいずれか一項に記載の織布製スイッチ。
6.前記1.乃至5.のいずれか一項に記載の織布製スイッチを、表面材又はその直下に組み込んだことを特徴とする車両用シート。
本発明の織布製スイッチによれば、導電糸が織り込まれた第1の織布に形成された第1の電極部と、導電糸が織り込まれた第2の織布に形成された第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサとを備え、前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層して形成され、プッシュ操作によって第1の電極部と第2の電極部とが導通する。このため、極めて少ない部品によりプッシュ式スイッチを構成することができ、加工性に優れ、製造工程を簡単にすることができる。各電極部は各織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成されるため、基材となる織布への固着性に優れるとともに、その織布に織り込まれた導電糸との電導性に優れた電極端子とすることができる。本織布製スイッチは厚さの薄いスイッチを実現することができるため、車両用シート等の物品の表面に配設することが容易になり、織布を用いた物品の表面材と一体に形成することも可能になる。また、使用者の動作を阻害しないように操作部を設けることができる。さらに、織布を基材としているため柔らかく、使用者の身体に触れたときに異物感を与えないようにすることができる。
本発明の別の織布製スイッチによれば、1対の導電糸が隔離されて織り込まれた第1の織布と、第1の織布において一方の導電糸が織り込まれた部位に形成された第1の電極部と、第1の織布において他方の前記導電糸が織り込まれた部位に形成された第2の電極部と、第2の織布に形成された第3の電極部と、第1の電極部及び第2の電極部と第3の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、を備え、第1の織布とスペーサと第2の織布とを積層して形成され、プッシュ操作によって第1の電極部と第2の電極部とが第3の電極部を介して導通する。このため、極めて少ない部品によりプッシュ式スイッチを構成することができる。また、導電糸を第2の織布に織り込む必要がなく、加工性に優れ、製造工程を簡単にすることができる。各電極部は各織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成されるため、基材となる織布への固着性に優れるとともに、第2の織布に織り込まれた導電糸との電導性に優れた電極端子とすることができる。本織布製スイッチは厚さの薄いスイッチを実現することができるため、車両用シート等の物品の表面に配設することが容易になり、織布を用いた物品の表面材と一体に形成することも可能になる。また、使用者の動作を阻害しないように操作部を設けることができる。さらに、織布を基材としているため柔らかく、使用者の身体に触れたときに異物感を与えないようにすることができる。
各前記電極部は、それぞれ前記織布の前記一方の表面上に更に前記導電物質が凸状に形成されている場合には、プッシュ操作がされたときの各電極部の間の接触を確実にすることができる。
また、前記凸状に形成された前記導電物質の表面に更にめっき処理を施した場合には、各電極部の表面が平坦化されるため、各電極部の間の接触面積を大きくして電気的接続の信頼性を高めることができる。また、電極部の耐久性を向上させることができる。
さらに、前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層し周囲を縫製した場合には、1つのスイッチごとに物品に組み込むことが容易となり、複数のスイッチを任意の位置に配列して構成することが容易になる。
上記織布製スイッチを表面材又はその直下に組み込んだ車両用シートによれば、車両用シートの形状を変更することなく任意の部位に操作スイッチを配設することができる。それにより、乗員の着座姿勢や動作と干渉することなく、乗員が操作し易い場所にスイッチを設けることができる。また、柔らかい織布を基材にしているため、乗員に異物感を与えないようにすることができる。さらに、織布製スイッチと車両用シートの表面材とを一体に形成することが可能であるため、車両用シートの組立工程を簡素化することができる。
織布製スイッチの実施例に係る模式的な斜視図である。 図1に表わした織布製スイッチを分解して示した斜視図である。 図1に表わした織布製スイッチの1A−1A’断面図である。 図1に表わした織布製スイッチの別の構造を表わす1A−1A’断面図である。 導電糸が織り込まれた織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させ、更にその導電物質を表面から凸状に形成した電極部を説明するための上面図及び断面図である。 図5に表わした導電物質の表面を更にめっき処理することにより形成した電極部を表わす断面図である。 電極部を形成する範囲で導電糸の織り込みピッチを狭くした構成例を表わす断面図である。 電極部の形成方法の例を表す模式図である。 別の実施例に係る織布製スイッチを分解して示した模式的な斜視図である。 織布製スイッチを使用する回路例を表わすブロック図である。 織布製スイッチを組み込んだ車両用シートの模式図である。 織布製スイッチを組み込んだ自動車ドアトリムの模式図である。
以下、図1〜12を参照しながら本発明の織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シートを詳しく説明する。ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
(織布製スイッチ)
本発明に係る織布製スイッチは、導電糸が織り込まれた第1の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第1の電極部と、導電糸が織り込まれた第2の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第2の電極部と、第1の電極部と第2の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、を備え、第1の織布とスペーサと第2の織布とを積層して形成したことを特徴とする。
上記「導電糸」は、導電性を備え、織布に織り込まれることができる限り、その形状、構造、材質、本数及び太さ等は特に問わない。例えば、導電糸としてステンレス線やカーボン繊維、あるいは何らかの繊維の表面を銅、ニッケル、銀等の金属材により被覆したメッキ繊維等が挙げられる。導電糸の太さは、例えば0.10〜0.70mm、好ましくは0.12mm程度とすることができる。導電糸を織布に織り込む方法は任意に選択することができ、例えば、導電糸を緯糸又は経糸の一部に用いて織布を製造することによって織り込むことができる。
上記「織布」は、その厚さ、形状、構造、材質等は特に問わない。前記第1の織布と前記第2の織布とは同じ構造、材質であってもよいし、異なるものであってもよい。織布を防水加工を施したものとすることで、織布製スイッチの防水性を得ることができる。これにより、雨等により織布製スイッチに水滴が付着したり液体をこぼしたりした場合であっても、連通孔に液体が浸入することを防止して織布製スイッチの誤動作を防止することができる。
上記「導電物質」は導電性を有する物質であり、その物質を織布の電極部を形成すべき部分に含浸させ且つ織布表面に電気的な接続部を形成できる限り特に限定されない。導電物質として、例えば、カーボン、銅、錫等を挙げることができる。導電物質としてカーボンを用いる場合、粉状のカーボン又はカーボンを含んだ液体を、蒸着、噴霧、含浸等の方法により織布に染み込ませ、固化させることができる。これによって、カーボンが織布内に充填され、織布に織り込まれた導電糸と確実な導通を得ることができる。これによって、織布上の所定の範囲に電極部が形成される。
上記電極部は、織布に染み込ませた上記カーボン等を固化させることによって形成される。織布表面上の電極部の形状は、例えば円形、楕円形、略長方形などとすればよく、特に限定されない。また、電極部の寸法も特に問わない。例えば、織布表面上で直径5〜20mm程度の円形の電極とすることができる。
図5は上記織布に形成された電極部の例を表す上面及び断面図である。導電糸2が織り込まれた織布3の一方の表面から導電物質を含浸させることによって、電極部6が形成されている。電極部6を形成する領域に、導電物質を織布3の一方の表面から深さdの範囲に浸み込ませて固化させる(含浸層5a)。この深さdは、織布の表面から織布の厚さの0.3〜0.7倍程度(好ましくは、0.5〜0.7倍)とすることができる。これによって、織布内の空間に充填された導電物質を織布3に固着させることができ、また導電糸2との電気的な導通を確保することができる。また、導電物質が織布3の表面に露出するため、外部と接触する電極端子とすることができる。
図5に示すように、上記導電物質は、更に織布の表面から凸状に形成することができる(凸状部5b)。織布3の表面からの高さは特に限定されないが、例えば、0.5〜3.0mm程度とすることができる。これによって、外部との接触性を高めることが可能になる。
織布3に導電糸2が織り込まれていない場合であっても、織布3に同様の電極部を構成することが可能である。
更に電極部は、図6に示すように、導電物質によって形成された凸状部5bの表面にめっき処理等によって金属膜51を形成することが好ましい。金属膜51の材料は特に問わず、例えば、銀、錫、銅、亜鉛等が挙げられる。これによって、電極部の表面を滑らかにして外部との接触時の導電性を良くするとともに、上記導電物質層の破損を防止して耐久性に優れた電極端子とすることができる。
織布3に導電糸2を織り込む場合に、織り込みピッチを全体で均一なものとしてもよいが、電極部を形成する領域の織り込みピッチを狭くしておくこともできる。図7に示すように、織布3の全体では導電糸2の織り込みピッチPである場合に、電極形成部の織り込みピッチPがPよりも狭くなるようにする(例えば、P=0.1mm、P=2.0mm)。これによって、導電糸2と導電物質の含浸層5aとの接触面積を増すことができるので、導電糸2と電極部との導通の信頼性を向上させることができる。
図8に、電極部の形成方法の一例を表わす。導電糸2が織り込まれた織布3上の電極部を形成すべき領域65に、導電物質5(例えばカーボン液)をノズルから噴射し、蒸着又は含浸させる。その後、導電物質5を固化させることによって、前記含浸層及び凸状部を形成することができる。
本織布製スイッチは、第1の織布、スペーサ及び第2の織布を積層し、縫製、接着等の任意の手段により一体に形成されてなる。第1の織布と第2の織布との間に介装される「スペーサ」は弾性体であり、第1の織布に形成された電極部と第2の織布に形成された電極部とが所定の間隙で対向するように保持する。上記スペーサは導電性を有しない弾性体であり、外力により弾性的に圧縮されることによって両電極部が接触可能である限り、その形状、構造、材質等は特に問わない。例えば、スペーサとしてゴム、ウレタン等を用いることができる。
図1は、本発明に係る織布製スイッチの一実施形態を表す斜視図である。織布製スイッチ1は、導電糸21が織り込まれた第1の織布31と、導電糸22が織り込まれた第2の織布32によって上面及び下面が形成されている。第1の織布31に織り込まれた導電糸21と、第2の織布32に織り込まれた導電糸22は、それぞれまとめられてリード部21a、22aとして織布製スイッチ1から外部に引き出されており、外部の電気回路と接続可能である。
第1の織布31と第2の織布32との間には図示されていないスペーサが介装されており、上面中央部には操作者が押圧するためのプッシュ部10が形成されている。また、第1の織布31と第2の織布32は導電性を有さない縫製糸7によって縫い合わされている。織布製スイッチ1は、縫製の他、接着などによって一体化されてもよい。
上面視した織布製スイッチ1の外形、プッシュ部10及び縫製等の形状は特に限定されない。図1に示すように上面視円形であってもよいし、楕円形、多角形等であってもよい。また、第1の織布31及び第2の織布32は、織布製スイッチ1の周辺を構成する織布の一部であってもよい。
図2は、図1に示した織布製スイッチ1を分解して表した斜視図である。第1の織布31の中央部で導電糸21が織り込まれた部分の上面には、電極部61が形成されている。また、第2の織布32の中央部で導電糸22が織り込まれた部分の下面には、電極部62が形成されている。
各織布にそれぞれ織り込まれ、各電極部に接続される導電糸21及び22の数は任意とすることができる。例えば、織布に直径0.12mmのステンレス線を0.12〜2mm程度の間隔を開けて織り込むことができる。図1においては、第1の織布31及び第2の織布32に、同方向にそれぞれ3本の導電糸21及び22が織り込まれている例を表している。第1の織布31と第2の織布32とで導電糸の本数が異なっていてもよい。
また、第1の織布31と第2の織布32とで、導電糸が織り込まれている方向は異なってもよい。すなわち、導電糸21と導電糸22とは任意の角度で交差するように織り込まれていればよく、例えば、導電糸21と導電糸22を直交する方向に設けることができる。
第1の織布31と第2の織布32との間には、弾性体のスペーサ4が介装される。図2においては、スペーサ4の外形は円柱状であり、中心に円柱形状の連通孔45を備えている。スペーサ4の厚さ(すなわち円柱の高さ)をtとする。厚さtSは、例えば3〜10mm程度とすることができる。また、連通孔45のサイズは電極部よりも大きい適宜の寸法とすればよく、例えば直径6〜25mm程度の円柱形状とすることができる。前記のとおり、スペーサ4及び連通孔45の形状は限定されず、例えば多角柱形状であってもよいし、同様の連通孔を備えたシートであってもよい。
スペーサ4により、連通孔45を挟んで対向する電極部61と電極部62とが、間隙tを開けて保持される。そして、織布製スイッチ1のプッシュ部10が押されたときに、スペーサ4が変形して電極部61と電極部62とが接触する。
さらに、第1の織布31と第2の織布32との間に、適宜に絶縁シート7を介装することができる。すなわち、図2に示される場合のように、織布31と織布32とが接したときに導電糸21と導電糸22とが接触する構造である場合には、絶縁シート7を挟むことによって両者を絶縁することができる。絶縁シート7は、上記スペーサによる動作を妨げない限り、形状や材質は問わない。例えば、スペーサ4の外形より大きな穴が設けられている薄いシートとすることができる。
図3は、図1に示した織布製スイッチ1の断面図である。第1の織布31には導電糸21が織り込まれ、その上面に第1の電極部61が形成されている。また、第2の織布32にも導電糸22が織り込まれ、その下面に第2の電極部62が形成されている。そして、織布製スイッチ1は、上下の電極部61と電極部62とが連通孔45を挟んで対向するように、第1の織布31とスペーサ4と第2の織布32とが積層して形成されている。スペーサ4は、織布31及び織布32の少なくとも一方に接着等することによって固定することができる。
また、同方向に織り込まれた導電糸21と22とが接触しないように、絶縁シート7が更に介装されている。積層された第1の織布31、絶縁シート7及び第2の織布32は、縫製糸7により縫い合わされているが、縫製の代わりに接着されてもよい。
通常、第1の電極部61と第2の電極部62とはスペーサ4によって離されており、両電極部間は非導通状態になっている。操作者が織布製スイッチ1のプッシュ部10を押すと、スペーサ4がその厚さ方向に弾性的に圧縮されることによって電極部61と電極部62とが接触し、両電極部間が電気的に導通する。その後、操作者によるプッシュ部10の押圧がなくなると、弾性変形しているスペーサ4の形状が復元して第1の電極部61と第2の電極部62とが再び離れ、非導通状態となる。
プッシュ部10を中心とする織布製スイッチ1の上面は伸縮可能な織布32によって形成されているため、スペーサ4の変形に応じて織布32は伸縮変形されることができる。
スペーサは、例えば図4に示す弾性体のシート41のように形状とされてもよい。この場合、シート41の厚さは、図示されるように連通孔45の周囲において厚く成形されていてもよいし、一様な厚さのシートを使用して周囲を縫い合わせて圧縮してもよい。
図9は、別の実施形態に係る織布製スイッチ12を分解して表した斜視図である。図1及び図2に示した織布製スイッチ1とは、導電糸及び電極部の構成を除いて同様である。
織布製スイッチ12の第1の織布311には、1対の導電糸23及び24が隔離されて織り込まれている。その第1の織布311において、一方の導電糸23が織り込まれた部位の上面に第1の電極部61aが形成されており、他方の導電糸24が織り込まれた部位の上面に第2の電極部62aが形成されている。第1の電極部61aと第2の電極部62aとは隔離されている。また、導電糸23及び24は、それぞれリード部23a及び24aによって外部回路と接続される。図9において導電糸23及び24はそれぞれ1本ずつで表わしてあるが、各導電糸の本数は特に限定されるものではない。
また、導電糸が織り込まれていない第2の織布321の下面には、第3の電極部63が形成されている。そして、第1の電極部61a及び第2の電極部62aと第3の電極部63とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサ43を備える。図9に表わされたスペーサ43は円柱状であり、中心に円柱形状の連通孔46を備えている。このスペーサ43については、連通孔46を挟んで第1の電極部61a及び第2の電極部62aと第3の電極部63とが対向するように構成される点を除いて、前記織布製スイッチ1の場合と同様であり、種々の変更した構成が可能である。
織布製スイッチ12は、上記第1の織布311とスペーサ4と第2の織布321とを積層して形成される。積層された第1の織布311及び第2の織布321は、前記織布製スイッチ1と同様に縫い合わせ、又は接着等により一体化することができる。
通常、第1の電極部61aと第2の電極部62aとは離れており、スペーサ43によって第3の電極部63とも離れている。このため、第1の電極部61aと第2の電極部62aとは非導通状態となっている。操作者が織布製スイッチ12のプッシュ部を押すと、スペーサ4が弾性的に圧縮されることによって電極部61a及び電極部62aと第3の電極部63とが接触し、第1の電極部61aと第2の電極部62aとが電気的に導通する。その後、操作者によるプッシュ部10の押圧がなくなると、弾性変形しているスペーサ43の形状が復元して電極部61a及び電極部62aと電極部63とが再び離れ、電極部61aと電極部62aとは非導通状態となる。
プッシュ部10を中心とする織布製スイッチ12の上面は伸縮可能な織布321によって形成されているため、スペーサ43の変形に応じて織布321は伸縮変形されることができる。
この織布製スイッチ12では、第2の織布321には導電糸が織り込まれていないため、第1の織布311との間に絶縁シート等を介装する必要はない。
以上のような織布製スイッチは、例えば図10に示すような回路により使用することができる。導電糸を回路接続用のリード線として用いれば、人体が織布に触れたときの違和感をなくすことができる。車両内に織布製スイッチが設けられる場合、車両のバッテリー81の電源を使用して、織布製スイッチ1の開閉を制御回路(電子制御ユニット)82により検出することができる。また、アクチュエータ等82を制御することもできる。
(車両用シート)
本発明に係る車両用シートは、以上に説明した織布製スイッチを表面材又はその直下に組み込んで形成されていることを特徴とする。織布製スイッチを設ける位置は特に限定されない。織布製スイッチは薄型であるため、例えば車両用シートの肩口やアームレスト等、従来のプッシュスイッチを実装することが困難であった部位に収容することができ、乗員の姿勢や動作の妨げにならないようにすることができる。とくに車両用シートの表面材が織布である場合には、織布製スイッチの基材を構成する織布を周囲の織布と一体に形成することが可能となる。例えば、織布製スイッチを構成する前記第2の織布を車両用シートの表面材とし、前記第1の織布を下布とすることができる。
図11に、織布製スイッチを組み込んだ車両用シートの例を表す。車両用シート91は、着座部92、背もたれ部93及びアームレスト94等からなる。織布製スイッチを使用した操作部は任意の部位に配設することができるが、ここでは背もたれ部93の肩口に設けられた操作部15、アームレスト94に設けられた操作部16に組み込まれている。各操作部は、図示するように1又は複数の織布製スイッチ(1、12等)を配列して構成することができる。複数の織布製スイッチを配列等する場合には、スイッチ間の電気的接続にも同じ導電糸が使用できる。
車両用シート91では、例えば、肩口の操作部15の織布製スイッチを押すことにより、背もたれ部の傾斜角度の変更、シート91の前後移動などを行うようにすることができる。また、アームレストの操作部16に配列された織布製スイッチにより、例えば、シート91の前後移動、着座部の高さや角度の変更など多様な機能を実現することができる。これらの操作部には、その他オーディオ、エアコン、車内灯や車内イルミネーションのオン・オフ、調整などの機能を割り当てることもできる。
車両用シートの他、図12に例示するように、車両のドアトリム96に上記同様の操作部17を設けることもできる。また、操作部は車両の天井部に設けられてもよい。とくに布製内装材が使用される車室内の部分においては、織布製スイッチを周囲と一体化させて構成することが可能であるため、部品数を減らし製造工程を簡略化できるばかりでなく、美観の向上を図ることも可能になる。薄く且つ柔らかい織布製スイッチ1を組み込むことによって、乗員の動きを阻害せず異物感のない操作部を、最適な位置に設けることが可能となる。
なお、本発明においては、上述の実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施形態とすることができる。
本織布製スイッチ及びこれを組み込んだ車両用シートは、車両用シートを形成する技術として利用される。また、車両の各種内装材を製造する技術として好適に利用される。さらに、布製表面材が使用された椅子、ベッド等の電動制御用途において広く利用することが可能である。
1、11、12;織布製スイッチ、10;プッシュ部、15、16、17;操作部、2、21、21a、22、22a、23、23a、24、24a;導電糸、3;織布、31、311;第1の織布、32、321;第2の織布、4、41、43;スペーサ、45、46;連通孔、5;導電物質、5a;導電物質の含浸層、5b;導電物質の凸状部、51;メッキ膜、6、6a;電極部、61、61a;第1の電極部、62、62a;第2の電極部、63;第3の電極部、7;絶縁膜、75;縫製糸。

Claims (6)

  1. 導電糸が織り込まれた第1の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第1の電極部と、
    導電糸が織り込まれた第2の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第2の電極部と、
    前記第1の電極部と前記第2の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、
    を備え、
    前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層して形成したことを特徴とする織布製スイッチ。
  2. 1対の導電糸が隔離されて織り込まれた第1の織布と、
    前記第1の織布において一方の前記導電糸が織り込まれた部位の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第1の電極部と、
    前記第1の織布において他方の前記導電糸が織り込まれた部位の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第2の電極部と、
    第2の織布の一方の表面から織布内に導電物質を含浸させることにより形成された第3の電極部と、
    前記第1の電極部及び前記第2の電極部と前記第3の電極部とが所定の間隙で対向するように保持する弾性体からなるスペーサと、
    を備え、
    前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層して形成したことを特徴とする織布製スイッチ。
  3. 各前記電極部は、それぞれ前記織布の前記一方の表面上に更に前記導電物質が凸状に形成されている請求項1又は2に記載の織布製スイッチ。
  4. 各前記電極部は、前記凸状に形成された前記導電物質の表面に更にめっき処理を施した請求項3記載の織布製スイッチ。
  5. 前記第1の織布と前記スペーサと前記第2の織布とを積層し周囲を縫製した請求項1乃至4のいずれか一項に記載の織布製スイッチ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の織布製スイッチを、表面材又はその直下に組み込んだことを特徴とする車両用シート。
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