JP2011233133A - 万引き防止システム - Google Patents

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正光 三宅
Hiroaki Komatsu
宏昭 小松
Takaaki Mizukawa
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Abstract

【課題】 カメラを有するゲートを用いる万引き防止システムにおいて、ゲートで撮影した画像を有効に利用すること。
【解決手段】 ゲートでは商品に取り付けられたタグを検出すると警報を出力するともに、ゲート前の通路を撮影する。この撮影で得られた画像に含まれる人物を検出し(S403)、万引き防止システムに設けられている複数の監視カメラで撮影された映像を探索する(S405)。探索により対象の人物が撮影されていると判別される映像については、自動再生して表示することができる(S409)。
【選択図】 図8

Description

本発明は万引き防止システムに関し、特にカメラ付きのゲートを用いた万引き防止システムに関する。
従来、ビデオレンタル店などの店舗において、個々の商品に取り付ける万引き防止用のタグと、店舗の出入り口などの通路に配置され、タグを検出するゲートとを組み合わせた万引き防止システムが用いられている。通常、このような万引き防止システムでは、タグが付いたまま、あるいは無効化されていないタグが付いたまま商品を持ち出そうとすると、ゲートがタグを検出して警告音を発することで、万引きの抑制を図ってきた。
一方、特許文献1には、ゲートにカメラを設け、ゲートを通過する人物をカメラで撮影し、予め記憶された通過予定者リストの画像との相関に基づいて正当な通過者かどうかを判別可能な入退管理システムが開示されている。
このようなカメラ付きのゲートを用いることで、例えば警告音を無視して逃走するといった悪質な手口を繰り返すような万引きの常習者の顔情報を取得、蓄積することが可能になる。
特開2006−79270号公報
しかしながら、従来、このようなカメラ付きゲートで撮影した画像から得られる情報の利用範囲は限定的であった。例えば、ある店舗に設置されたゲートで撮影された人物の画像や、それから得られる情報(例えば顔の特徴を表す情報)は、その店舗内でのみ利用されていた。この場合、店舗Aにおいてゲートの警報を無視した人物が他の店舗Bに現れても、店舗Bではその人物が店舗Aでゲートの警報を無視した要注意人物であることを知ることができない。
また、従来のカメラ付きゲートにおいては、カメラの性能(例えば画素数)や撮影する画像データの形式などについて、例えばメーカーや機種に依存せずに共有することが想定されていなかった。そのため、撮影画像から顔認識を行う場合、例えば画素数の多寡により認識精度にばらつきが生じるおそれがあり、信頼できる情報の共有を実現することが望まれていた。
また、万引き防止ゲートが設けられる場所(店舗など)では、別途監視カメラ(防犯カメラ)が設けられていることが多い。監視カメラは撮影の死角ができないように天井などに複数台設置され、撮影された映像は管理室などで集中的に表示するとともに、録画を行う構成が一般的である。
従来、ゲートで警報が発生した場合、警報の対象となった人物を特定するには、複数の監視カメラで撮影された画像をそれぞれ巻き戻し再生などしてチェックする必要があり、膨大な確認時間が必要だった。上述のカメラ付きゲートを用いると、警報の対象となった人物の撮影を行うことできるため、人物の特定の手間は大幅に軽減できる。しかし、カメラ付きゲートで撮影した画像と、監視カメラで録画した画像とはそれぞれ別個に利用されていた。
本発明はこのような従来技術の課題を少なくとも1つ解決することを目的とし、カメラを有するゲートを用いる万引き防止システムにおいて、撮影した画像やそれから得られる情報を有効に利用可能な万引き防止システムの構成を提供する。
上述の目的は、店舗の通路に沿って設けられ、管理対象の物品に取り付けられたタグを検出するゲートであって、通路を通って店舗から出て行こうとする人物を撮影する視野を有するカメラを備えるゲートと、店舗内の所定範囲を撮影するように設置された監視カメラと、ゲート及び監視カメラと接続され、監視カメラで撮影された映像を保存する記憶装置を備える管理装置とを有する万引き防止システムであって、ゲートは、タグを検出すると、カメラによりゲート前の通路を撮影し、撮影した画像を管理装置に送信し、管理装置が、ゲートから受信した画像から、少なくとも人間の顔の特徴を表す顔情報を取得する顔検出手段と、記憶装置に保存されている監視カメラで撮影された映像を顔情報を用いて探索し、顔情報に対応する人物が撮影されている映像が含まれるか否かを判別する探索手段とを有することを特徴とする万引き防止システムによって達成される。
また、上述の目的は、店舗の通路に沿って設けられ、管理対象の物品に取り付けられたタグを検出するゲートであって、通路を通る人物を撮影する視野を有するカメラを備えるゲートと、店舗内の所定範囲を撮影するように設置された少なくとも1つの監視カメラと、を備える管理装置とを有する万引き防止システムであって、ゲートのカメラと監視カメラの少なくとも1つは、通路を通って店舗に入ろうとする人物を撮影するとともに、撮影した画像を管理装置に送信し、管理装置が、受信した画像に、予め登録されている人物が撮影されている場合、予め登録されている人物の、少なくとも人間の顔の特徴を表す顔情報を用いて監視カメラが撮影した映像を探索し、顔情報に対応する人物が撮影されている映像が含まれるか否かを判別する探索手段とを有することを特徴とする万引き防止システムによっても達成される。
このような構成により、本発明による万引き防止システムは、カメラを有するゲートで撮影した画像やそれから得られる情報を有効に利用することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る万引き防止システムの構成例を模式的に示す図。 本発明の第1の実施形態に係る店舗システムの機能構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る管理サーバの機能構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る万引き防止システムで用いる画像ファイル及び顔情報データベースのデータ構造の例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るカメラ付きゲートの動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る管理装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る管理サーバの動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る管理装置の動作を説明するためのフローチャート。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る万引き防止システムにおける監視カメラの配置例を模式的に示す図、(b)は探索を行う映像の切り替え設定の例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る管理装置における表示画面例を示す図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る万引き防止システムにおける要注意場所の登録画面の例を示す図、(b)は要注意場所の登録情報の例を示す図。 ゲートに設けられるカメラの撮影方向を説明する図。 本発明の第3の実施形態に係る万引き防止システムにおける、新規顔情報ファイルの登録動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る万引き防止システムにおいて、ユーザの確認を得ながら顔情報の登録を行うために用いる登録画面の例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る万引き防止システムの構成例を模式的に示す図である。図において、万引き防止システム100は、複数の店舗システム110と管理サーバ300とが互いに通信可能にネットワーク200で接続された構成を有する。また、店舗システム110は1つ以上のカメラ付きゲート120が管理装置150と接続された構成を有する。店舗システム110は、店舗の天井などに設置される監視カメラ160を少なくとも1台備えていてもよい。監視カメラ160が設けられる場合、その少なくとも1台は、カメラ付きゲート120を通過する人の顔を認識可能な程度の解像度で撮影可能にするように設けられる。本実施形態において、カメラ付きゲート120は少なくとも1台のカメラを備え、店舗から出ようとしてゲート120を通過する人物と、店舗に入ろうとしてゲート120を通過する人物の顔を撮影することが可能である。なお、カメラ付きゲート120は、店舗から出ようとする人物の顔を撮影し、店舗に入ろうとする人物の顔は監視カメラ160で撮影する構成であってもよい。また、カメラ付きゲート120は店舗の通路に沿って設けられるが、通路を挟んで配置された一対のゲートから構成されるものであっても、通路脇に配置された1つのゲートから構成されるものであってもよい。
管理サーバ300は、店舗システム110の管理装置150から送信される、人物の画像を受信し、顔情報データベース(DB)に登録する。この際、管理サーバ300では、画像に対して周知の顔検出処理を適用し、顔領域を抽出する。そして、顔領域から、顔認証に用いるための、人間の顔の特徴を表す情報(顔情報)を取得し、個々の画像と関連付けて顔情報DBに登録する。また、管理サーバ300は、管理装置150から受信した画像から取得した顔情報を顔情報DBに登録済みの顔情報と比較することにより顔認識処理を行い、管理装置150から受信した画像に含まれる人物が顔情報DBに登録済みの人物かどうか、また登録済みであればどの人物かを特定する。
管理サーバ300は、ある店舗システム110から受信した画像に撮影された人物が、顔情報DBに登録済みの人物であることが確認された場合、その旨を当該店舗システム110の管理装置150に通知する。この際、該当する登録済みの人物についての情報を合わせて管理装置150に通知してもよい。
また、管理サーバ300は、登録済みの人物が店舗に現れたことが検出された場合、人物の情報と店舗の情報を警備会社システム400に通知するようにしてもよい。
なお、管理装置150及び管理サーバ300は、例えば、中央処理装置(MPU、CPU等)、出力デバイス(表示装置、スピーカ、プリンタ等)、入力デバイス(キーボード、マウス、タッチパネル等)、記憶装置(RAM、ROM、ディスクドライブ等)、外部インタフェース(ネットワークインタフェース、USB等)などを有する汎用コンピュータにおいて、以下の機能を実現するためのソフトウェア(OS、アプリケーション等)を実行することによって実施可能である。また、ネットワーク200は専用ネットワークであっても公衆ネットワークであってもよい。
図2は、店舗システム110の機能構成例を示す図である。ここでは説明のためカメラ付きゲート120(以下、単にゲート120という)が管理装置150に1つ接続されているように記載しているが、複数のゲート120が接続されていて良いことは言うまでもない。ゲート制御部121は、ゲート120の全体的な動作を制御する。ゲート制御部121は例えばマイクロプロセッサであり、図示しないROMに書き込まれたプログラムを実行して各部の動作を制御することにより後述するゲート120の動作を実現する。スピーカ122は警告音や音声メッセージなどを出力するために用いられる。送受信器123は、図示しないアンテナを通じて例えば一定間隔で所定周波数の電波を送信し、送信に対してRFタグや共振タグからの応答があるかないかを検出することで、RFタグや共振タグがゲート近傍に存在することを検出する。
RFタグや共振タグは管理対象となる物品に取り付けられ、購入するなどして店舗から正当に持ち出しできる状態になった物品からは除去されるか無効化される。従って、ゲート近傍にRFタグや共振タグの存在が検出された場合、物品が不正に持ち出されようとしていることになる。この場合、送受信器123からゲート制御部121にタグが検出された旨の通知が出力され、ゲート制御部121はスピーカ122から警告音を出力させる。また、ゲート制御部121は、送受信器123でタグの存在が検出されると、カメラ駆動部124を通じてカメラ125を制御し、ゲート120の前の通路(ゲート120が通路を挟んで一対設けられている場合にはゲート間の通路)をカメラ125で撮影させる。
本実施形態において、カメラ125はゲート120から店舗内方向の視野と、出入口方向の視野の両方を撮影することができる。それぞれの視野の画像は個別に生成されても良いし、例えば右半分に店舗内方向視野の画像、左半分に出入口方向視野の画像が含まれる1枚の画像として生成されてもよい。つまり、カメラ125により、ゲート120前の通路を通って店舗内から出ようとしている人物と、出入口から通路を通って店舗に入ってくる人物をそれぞれ顔が撮影できる方向から撮影可能に構成されている。カメラ125は撮影する視野毎に設けられても良いし、回動式の1台のカメラで異なる視野を異なるタイミングで撮影してもよい。あるいは、鏡などを用いて同時に複数の視野を撮影する様に構成しても良い。本発明においては、両方の視野を並行して撮影可能であることが好ましい。このようなカメラの構成自体は本発明と直接関係しないため、構成の詳細についての説明は省略する。なお、上述の通り、ゲート120が有するカメラ125は少なくとも店舗から出ようとする人物の顔を撮影可能であればよく、店舗に入ろうとする人物の顔は監視カメラ160など他のカメラで撮影してもよい。もちろん、店舗に出入りする人物をカメラ125と監視カメラ160を含む複数のカメラで撮影する構成など、複数のカメラで同一範囲を撮影する構成であってもよい。
カメラ駆動部124は、ゲート制御部121の制御に従い、カメラ125に撮影指示や撮影中止指示などを与える。また、カメラ駆動部124は、カメラ125がズームレンズを有する場合や、カメラ125の向きを変更するための機構を有する場合に、ズーム機構やカメラ125の移動機構をゲート制御部121の制御に従って駆動する。以下の説明においては便宜上、ゲート120を通って店舗から出ようとしている人物を撮影するカメラを登録用カメラ、ゲート120を通って店舗(売り場)に入ろうとしている人物を撮影するカメラを照会用カメラと呼ぶ。上述の通り、登録用カメラと照会用カメラは同一のカメラであっても、独立したカメラであってもよい。また、監視カメラ160など照会用カメラとして機能する他のカメラが存在する場合、ゲート120は登録用カメラのみを有していてもよい。
カメラ125は、カメラ駆動部124並びにゲート制御部121の制御に従って撮影を行い、得られた画像データをゲート制御部121に出力する。なお、カメラ125はカメラ駆動部124から撮影指示を受けた際に静止画撮影を行っても、常時動画撮影を行っていてもよい。本実施形態では、登録用カメラは前者、照会用カメラは後者の形態で撮影を行うものとする。カメラ125が撮影した画像は、ゲート制御部121を通じて管理装置150へ供給される。
また、本実施形態においては、ゲート120に設けられたカメラ125の他に、店舗内
の所定範囲を撮影する監視カメラ160を設置してもよい。上述のように、監視カメラ160の少なくとも1台は、ゲート120を通過する人物(特に店舗に入ろうとする人物)が撮影されるような撮影範囲を有するように設ける。監視カメラ160についても、ゲート120が設けられた通路の両方向の視野を撮影するように設置することができる。監視カメラ160が撮影した画像は、後述する管理装置150に出力される。監視カメラ160は動画像を常時撮影していても、一定時間(例えば数秒)おきに1枚の静止画を撮影してもよい。
管理装置150は、例えば店舗の管理室に設置され、店舗内に設置されたゲートを集中管理する。管理装置150はネットワークインタフェース151を通じて店舗内の全てのゲート120並びにネットワーク200と接続される。ネットワークインタフェース151には、店員へ警報を報知するための店員端末(図示せず)が接続されていてよい。店員端末は、例えば店員が常駐する店舗内の場所(例えばレジカウンター等)に設置されていても良いし、店員が携帯する情報通信端末であっても良いし、その両方であってもよい。店員端末は少なくともメッセージ表示又は音声出力のいずれかの機能を備え、少なくとも店員が常駐する場所に設けられる店員端末には画像表示機能を備えることが好ましい。
画像処理部152は例えばゲート120から受信した画像に対して予め定められた処理を行う。予め定められた処理には、顔検出及び顔認証のうち、少なくとも顔検出を含む。また、画像処理部152は、必要に応じて画像のリサイズ、解像度変換処理なども実行する。
表示部153は管理装置150の動作状況をはじめ、ゲート120の各々や監視カメラ160から受信した画像、管理装置150を操作するためのGUIなどを表示する。入力部154はキーボード、マウス、表示部153の画面上に設けられたタッチパネル、マイクなど、管理装置150のユーザが管理装置150に指示などを入力するための入力機器である。管理装置制御部155は管理装置150並びに店舗システム110全体の動作を制御する。管理装置制御部155は例えば、CPUやマイクロプロセッサと、不揮発性メモリと揮発性メモリとを備え、不揮発性メモリに記録された制御プログラムをCPUやマイクロプロセッサで実行して、管理装置150及びゲート120の各部を制御することにより、店舗システム110全体の動作を実現する。
記憶部156は半導体メモリやハードディスクドライブのような記憶装置であり、ゲート120や監視カメラ160から受信した静止画や動画を記憶したり、管理装置制御部155が用いる各種データ、プログラムなどを記憶したりする。記憶部156はさらに、店舗内の放送に用いる音声データ(音楽データ、メッセージ音声データ等)を記憶する。
出力部157は例えばオーディオインタフェースであり、店舗内の音響システム158に対して管理装置150からの音声信号を出力する。管理装置150から音響システム158へ出力する音声信号としては、例えば入力部154に設けられたマイクなどの音声入力装置から入力された音声信号や、記憶部156に記憶された音楽データを管理装置制御部155が再生した音声信号であってよい。音響システム158はアンプや店舗内に配置された複数のスピーカを備え、管理装置150から入力された音声信号を店舗内に放送する。管理装置150において、ネットワークインタフェース151〜出力部157はバス159により通信可能に接続されている。なお、画像処理部152、管理装置制御部155、記憶部156の機能の少なくとも一部は管理サーバ300で実行してもよい。
図3は本実施形態における管理サーバ300及び顔情報DBの機能構成例を示す図である。上述の通り、管理サーバ300と管理装置150はいずれも例えば汎用コンピュータによって実施可能であり、機能構成も類似している。管理サーバ300における構成要素301〜306、309は、管理装置150における構成要素151〜156、159とそれぞれ対応する機能を有する。
画像処理部302は、ネットワーク200を通じて管理装置150から受信した画像から人物の顔領域を検出し、顔領域内から、顔認識に用いるための特徴情報(顔情報)を抽出する。なお、店舗システム110のゲート120が有する照会用カメラで撮影された画像について、画像処理部152が顔検出する場合は、画像処理部152で得られた顔領域の情報を画像と共に管理装置150から管理サーバ300に送信することで、画像処理部302の顔検出処理を省略することができる。顔検出や特徴情報の抽出は、公知の任意の方法を利用して行うことができる。画像処理部302が抽出した顔情報は、管理サーバ制御部305を通じて、抽出元の画像やその他の情報とともに顔情報DB310に蓄積される。
画像処理部302はまた、管理装置150から受信した画像に含まれる人物の顔が、顔情報DBに登録されている人物の顔であるかどうかを判定する顔認証を行う。顔認証は、受信画像から抽出した顔情報と顔情報DBに登録されている顔情報との類似度に基づいて行うことができる。具体的には、顔情報がテンプレート画像を含む場合、テンプレート画像同士の相関度を求めることができる。顔認証についても様々な方法が知られており、本発明においては公知の任意の方法を用いることが可能であるため、詳細についての説明は省略する。画像処理部302において、受信画像に含まれる人物の顔が顔情報DB310に登録済みの顔であると判定された場合、管理サーバ制御部305は、当該登録済みの顔についての情報を顔情報DB310から読み出す。そして、読み出した情報を、登録済みの顔を含んだ画像を送信してきた管理装置150に対してネットワークインタフェース301を介して送信する。管理サーバ制御部305はまた、同様の情報を警備会社システム400に対してネットワークインタフェース301を介して送信してもよい。
次に、本実施形態の万引き防止システムにおいて管理装置150並びに管理サーバ300で用いる画像のデータ構造について図4を用いて説明する。
図4(a)は、管理装置150において生成する画像ファイル1150の構造例を示す図である。
本実施形態において、管理装置制御部155は、ゲート120もしくは監視カメラ160から受信した画像を画像ファイル1150の形式で管理サーバ300へ送信する。画像ファイル1150は、画像ファイルが警報発生時に撮影された画像を含むか否かを示すためのファイル種別1151、店舗を特定するための店舗ID1152、店舗内のゲート(監視カメラ含む)を特定するためのゲートNo、画像の撮影日時1154及び撮影された画像のデータ1155を含む。なお、撮影日時1154は、ゲート120(監視カメラ160)が生成する画像のメタデータに含まれる場合には省略してもよい。また、画像処理部152で顔領域が検出された画像については、さらに、顔領域の大きさや位置などを特定する顔領域情報を含ませてもよい。
図4(b)は、管理サーバ300において、顔情報DB310に蓄積する顔情報データの構造例を示す図である。
顔情報データは、同一の顔と判断された画像データをまとめて管理できるよう、顔毎に生成された顔情報データファイル3100に登録される。顔情報データファイル3100は、顔毎に固有に割り当てられる顔ID3101と、代表顔情報3102と、代表画像データ3103とを先頭部分に有し、さらに撮影情報3104〜3106が順次付加された構成を有する。撮影情報の各々は、受信した画像ファイル1150に、画像処理部302で抽出した顔情報3110を付加した形式を有する。
代表画像データ3103は、顔情報から同一人物と判定された顔を含む画像データのうち、最も顔の特徴がわかりやすい画像データである。具体的には、顔検出や特徴抽出処理における信頼度が高い画像データ(顔領域の大きさが所定以上であることや、顔が正面向きであること、目、鼻、口などの顔の構成要素の抽出結果などに基づいて判断される)を、画像処理部302の顔検出、特徴情報抽出処理結果に基づいて、管理サーバ制御部305が撮影情報3104〜3106の中から決定する。代表画像データ3103には、画像データ自体が含まれても良いし、撮影情報を特定する参照情報であってもよい。代表顔情報3102は、顔IDに対応する人物の顔の特徴を最も良く表していると考えられる顔情報であり、例えば代表画像データに対応する顔情報であってもよいし、信頼性の高い顔情報から平均的な顔情報を生成して代表顔情報としてもよい。画像処理部302は、受信した画像から生成した顔情報と、個々の顔IDに対応する代表顔情報とを比較することにより、顔認証を行う。代表画像データは、例えば店舗システム110や警備会社システム400へ、人物の画像を送信する際に用いることができる。
このように、本実施形態においては、店舗システム110から管理サーバ300へ送信する画像ファイル1150に、店舗や撮影したゲートを特定する情報や、撮影日時に関する情報を含める。また、管理サーバ300では、同一人物と認証された顔ごとに画像ファイルや顔情報を管理する。そのため、例えば人物ごとに、いつ、どの店舗に現れたかを顔IDと店舗IDと時刻情報とを関連付けることによって管理し、分析することが可能である。特に常習者においてはある範囲に存在する店舗に繰り返し出現する可能性が高く、過去の行動パターンを分析することは、来店を予測した対策(例えば警備会社や警察への巡回依頼等)を行う上で有用である。
以下、本実施形態の万引き防止システムの動作について、ゲート120、管理装置150、管理サーバ300のそれぞれの動作を示す図5〜図7のフローチャートを用いてさらに説明する。
ゲート120は、カメラ125(照会用カメラ)によって入店方向(店舗内に入ろうとしてゲートに向かってくる人物を撮影できる方向)の視野を周期的あるいは連続的に撮影している(S101)。照会用カメラが周期的に撮影する場合、入店者が漏れなく撮影できる程度の撮影周期(見通し距離にもよるが、例えば1〜数秒おき)を設定する。そして、カメラ125(照会用カメラ)が撮影した画像は、ゲート制御部121が管理装置150へ送信する(S103)。カメラ125が照会用カメラとして機能しない場合、S101及びS103の処理は監視カメラ160など、他に設けられた照会用カメラで行う。この、入店方向の視野の撮影、送信動作と並行して、送受信器123はタグを検出するための所定周波数の電波を間欠的に送信し、送信した電波に対してタグから応答があったかどうかをチェックしている(S105)。そして、タグからの応答が受信され、ゲート近傍にタグの存在が検出されると、送受信器123はゲート制御部121に通知する。
ゲート制御部121は通知を受信するとスピーカ122から警告音を発生させるとともに、管理装置150に対して警報の発生を通知する。また、ゲート制御部121は、カメラ駆動部124を通じてカメラ125(登録用カメラ)を制御して店舗内方向(店舗から出ようとしてゲート前を通過する人物を撮影できる方向。出店方向)の視野を撮影させる(S106)。
なお、本実施形態のようにカメラ125が出店方向の視野を連続的に撮影している場合、S106において改めて撮影を行う必要はない。
一方、カメラ125が、撮影方向を切り替えることでいずれか一方の視野を選択的に撮影可能な場合、ゲート制御部121はカメラ駆動部124を通じて照会用カメラとして動作しているカメラ125の撮影視野を切り替えて登録用カメラとして撮影を行わせ、ふたたび照会用カメラの視野に戻して撮影を再開させる。
タグの存在の検知に伴う撮影を行う場合には、タグが取り付けられた物品を不正に持ち出そうとした人物を撮影することになるため、タグの存在の検知とは関係なく撮影する場合よりも、より高精細な画像を撮影するようにゲート制御部121からカメラ125(登録用カメラ)に設定してもよい。例えば、通常は第1の解像度で撮影しており、タグの検出に伴う撮影においては第1の解像度よりも高い第2の解像度で撮影するようにしてもよい。これにより、通常撮影時の処理データ量を低減しつつ、画像処理部302及び/又は152により、高精度な顔情報を抽出することができる。
一方、管理装置150は、ネットワークインタフェース151に接続された1つ以上のゲート120から受信した画像を管理サーバ300へ送信する処理(図6(a))及び、管理サーバ300からの通知を受信する処理(図6(b))を並行して行っている。
管理装置制御部155は、ネットワークインタフェース151を通じてゲート120(監視カメラ160含む)から画像が受信されるのを待機する(S201)。画像が受信されると、管理装置制御部155は、受信した画像が警報に係る画像かどうか(ゲート120の登録用カメラで撮影された画像かどうか)判別する。そして、警報に係る画像でなければ(照会用カメラで撮影された画像であれば)、画像を一時的に記憶部156に記憶し、画像処理部152に顔検出を行わせる。画像処理部152は記憶部156に一時記憶された画像に対して顔検出処理を行う。そして、画像処理部152は、顔検出処理の結果として、顔領域が検出できれば、顔領域の場所や大きさを特定する顔領域情報を、顔領域が検出できなければできなかった旨の情報を、管理装置制御部155に供給する。
管理装置制御部155は、照会用カメラで撮影された画像のうち顔領域が検出された画像と、登録用カメラで撮影された画像について、図4(a)に示した構成を有する画像ファイルを生成する(S203)。ここで、管理装置制御部155は、そして、管理装置制御部155は、警報に係る画像であれば、表示部153に警報メッセージとともに受信画像を表示する。また、管理装置150においても管理者に警報を報知するために音声等を出力してもよい。
管理装置制御部155は、受信した画像が警報に係る画像生成する画像ファイルの画像ファイル種別を「警報」に、警報に係る画像でなければ「通常」に設定する。そして、予め設定された、店舗に固有の識別情報(例えば店舗番号)と、画像を送信してきたゲートを識別可能な情報(例えばゲート番号)と、画像の撮影日時(画像に記録されている日時情報、もしくは画像を受信した日時情報)と、受信した画像データを用いて、画像ファイルを生成する。また、照会用カメラで撮影され、顔領域が検出された画像については、顔領域情報を含んだ画像ファイルを生成することもできる。
受信した画像が警報に係る画像であれば、画像ファイルを記憶部156に記憶して(S207)から、受信した画像が警報に係る画像でなければ記憶せずに、管理装置制御部155は生成した画像ファイルを管理サーバ300へ送信する(S209)。
上述の送信処理と並行して、管理装置制御部155は管理サーバ300からの通知を監視している(S211)。この通知は、管理装置150から管理サーバ300へ送信した通常種別の画像ファイルにおいて、以前、自店舗又は情報を共有している他店舗のいずれかにおいて、ゲートを不正に通過した人物が撮影されていることが検出されたこと、つまり、自店舗に要注意人物が来店していることを意味する。そのため、管理装置制御部155は、管理サーバ300から通知を受信すると、要注意人物が来店していることを店員に報知する(S213)。
店員への報知は、上述の店員端末に対して音声やメッセージ表示によって行うことができる。また、画像表示機能を有する店員端末に対しては、要注意人物を特定できるよう、記憶部156に記憶した画像ファイルのうち、管理サーバ300から受信した通知に対応するものから読み出した画像を用いて報知することもできる。あるいは、またはさらに、管理装置制御部155は、出力部157並びに音響システム158を用い、店内放送を通じて店員に報知を行ってもよい。この場合、あからさまに要注意人物の来店を音声で報知することは望ましくないと考えられるので、予め定められた符牒を用いたり、店内放送で流しているBGMを予め設定された音楽に切り替えたりするなどして報知することができる。
管理サーバ300において、管理サーバ制御部305は、店舗システム110から画像ファイルが送信されてくるのを待機している(S301)。画像ファイルを受信すると、管理サーバ制御部305は、画像ファイルを記憶部306へ保存するとともに、画像ファイル1150に含まれる画像データ1155(図4(a))を画像処理部302へ供給する。画像処理部302は、画像データに対して顔認証処理を適用する(S303)。上述の通り、顔認証処理は、画像中の顔領域の検出、検出した顔領域からの特徴量(顔情報)の抽出、顔情報DB310に記憶された個々の顔情報(代表顔情報)との比較(相関度算出)からなる。なお、画像ファイルに顔領域情報が含まれている場合、当該画像ファイルに含まれる画像データについては、画像処理部302による顔検出処理を省略してもよい。
画像処理部302は、顔認証処理の結果(受信した画像ファイルに含まれる画像データに、顔情報DB310に登録済みの顔が撮影されていると判別されたかどうか)及び抽出した顔情報並びに顔認証処理の信頼度を、管理サーバ制御部305へ出力する。管理サーバ制御部305は、顔認証処理において、登録済みの人物の顔が検出された場合(S305,Y)、顔認証処理を行った画像が警報に係る画像かどうか、すなわち、S301で受信し、記憶部306に保存した画像ファイルの種別が「警報」かどうかを判別する(S307)。そして、警報に係る画像でない場合、すなわち、画像ファイルの種別が「通常」である場合には、画像ファイルの送信元の管理装置150に対して通知を送信する。この通知を受信した管理装置は、自店舗のゲートで撮影した、来店客の画像の中に、自店舗を含む、顔情報を共有している店舗のいずれかにおいて以前ゲートを不正に通過した人物が含まれていること、すなわち、要注意人物が現在来店していること、を知ることができる。そして、管理装置150は、上述したように、店員に対して要注意人物の来店を報知する。
S307において、顔認証処理を行った画像が警報に係る画像であると判別された場合、管理サーバ制御部305は、顔情報DB310の、対応する顔IDの顔情報ファイルに対し、抽出された顔情報を付加した画像ファイル(図4(b))を、新たな撮影情報として追加する登録処理を行う(S311)。そして、登録処理後はS301から処理を繰り返す。
また、S305において、顔認証処理において見つかった顔が登録済みの人物の顔でないと判別された場合、管理サーバ制御部305は、S307と同様にして、顔認証処理を行った画像が警報に係る画像かどうかを判別する(S313)。そして、警報に係る画像でなければ、一般客とみなして登録処理を行わずにS301の処理へ戻る。一方、警報に係る画像である場合には、新たな顔IDを有する顔情報ファイルを生成し(S315)、当該新たな顔情報ファイルに対して登録処理を行う(S311)。
尚、登録処理において、新たな顔情報ファイルに対して登録処理を行う場合には、撮影情報#1への登録と共に、代表顔情報及び代表画像データについても、撮影情報#1に対応した情報とする。一方、既に存在する顔情報ファイルに対して登録処理を行う場合には、既に登録されている顔情報と登録しようとする顔情報との信頼度(顔情報3110の一部に記録されている)とを比較し、これから登録しようとする顔情報の信頼度が最も高ければ、代表顔情報と代表画像データの情報を、これから登録しようとする撮影情報に対応した値に更新する。
また、管理サーバ制御部305は、登録処理を行った際に、その顔情報ファイルが有する撮影情報の数が予め定められた数を超えた場合に、常習者として顔ID並びに代表画像データとともに警備会社システムへ通知し、その後同一人物の来店が検知されると、例えば検知される毎に、S309で管理装置に通知を送信する際に、警備会社システムへ顔IDと店舗IDを通知してもよい。
また、管理サーバ制御部305は、顔情報ファイルに登録された撮影情報、特には店舗IDと撮影日時から、当該人物の来店傾向を分析してもよい。例えば、どの店舗に最も多く来店しているか、来店の日時に何らかの傾向があるか、また、複数の店舗間を特定の順番で来店する傾向があるか、といった分析を行うことができる。例えば、店舗Aの次には店舗Bへ来店する傾向が強いことがわかれば、店舗Aへの来店が検知された際に、店舗Aに通知するだけでなく、店舗Bに対しても、店舗Aから店舗Bへ来店する可能性の高い要注意人物が店舗Aに来店したことを通知してもよい。そうすることで、店舗Bにおいて予め警備員を要請するなどの対策を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、カメラ付きゲートや監視カメラで撮影した画像や、画像から得られる情報を店舗間で共通利用することが容易になり、個々の店舗だけでなく、地域を単位とした情報の共有や対策が可能になる。
また、共有情報を解析して要注意人物の行動の傾向をつかむことで、例えば来店前から対策を講じることが可能になり、効果的な対策を取ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、カメラ付きゲートで撮影した画像から得られる情報を用いて、監視カメラで撮影した映像の効率的な利用を可能とする。
本実施形態に係る万引き防止システムは、主に店舗システムに特徴を有し、店舗システム単体での実施も可能である。また、店舗システムのハードウェア構成は第1の実施形態と共通で良いため、以下図2を参照して説明する。
本実施形態において、監視カメラ160は店舗内に複数設けられており、店舗内で来店者が自由に移動できる空間を、原則として漏れなく撮影できるように撮影範囲と配置が設定されている。また、複数の監視カメラ160のうち少なくとも1台については、第1の実施形態と同様にゲート120を通過する人物を撮影できるように(登録用カメラと照会用カメラの少なくともいずれかとして機能するように)配置することができる。この場合、ゲート120を含む比較的広い空間を撮影する監視カメラ160の他に、ゲート120を通過する人物の特定を目的としたより狭い範囲(例えばゲート120前の通路を画面全体で捉える画角や、ゲート120の上半分を中心にした画角など)を撮影する監視カメラ160を設けてもよい。また本実施形態において、画像処理部152は顔認識機能や動体検出機能を有する。
図8は、本実施形態に係る万引き防止システムの管理装置150の動作を説明するフローチャートである。
管理装置制御部155は、ネットワークインタフェース151を通じてゲート120(監視カメラ160を含む)から画像が受信されるのを待機する(S401)。管理装置制御部155は、受信した画像が警報に係る画像かどうか(登録用カメラで撮影された画像かどうか)判別する。そして、管理装置制御部155は、警報に係る画像であれば、表示部153に警報メッセージとともに受信画像を表示する。また、管理装置150においても管理者に警報を報知するために音声等を出力してもよい。
S403で管理装置制御部155は、S401で受信した警報に係る画像を、画像処理部152へ渡す。そして、画像処理部152は、画像から特徴抽出を行う。特徴抽出には顔領域の検出処理を始めとして、背景と人物の分離処理など、警報に係る画像に撮影されている人物をマッチング技術などの画像処理によって他の画像中から探索するための情報を取得する処理が含まれる。従って、探索処理として採用する手法に応じて抽出する特徴の種類や数は任意に設定可能である。ただし、少なくとも顔の探索を行うための特徴は抽出するものとする。画像処理部152は、抽出された特徴情報を例えば図示しない内部メモリに記憶する。
次に画像処理部152は、記憶部156に記憶されている、複数の監視カメラ160で撮影された映像のうち、ゲート120の設置位置に最も近い範囲(あるいはゲート120を含む範囲)を撮影する監視カメラ160のいずれか1つで撮影された映像を、時間を遡る方向で順次探索する(S405)。
図9(a)は、店舗の上面図の例であり、監視カメラ160の撮影範囲の関係を模式的に示した図である。126〜128は、店舗内の陳列棚を示している。
図9(a)に示す例では、監視カメラ160が5台設けられており、それぞれの撮影範囲がA〜Eに設定されている。また、対応する矢印は撮影方向である。撮影方向は基本的にゲート120に向かってくる(店舗から出ようとする)人物をほぼ正面方向から(顔が撮影できる角度で)撮影できるように設定されている。以後、撮影範囲Xの監視カメラ160を監視カメラ160Xとして説明する。監視カメラ160Aは、ゲート120を通過する人物(図9の例では店舗から出ようとする人物)を撮影するために設けられており、監視カメラ160Aの撮影画像は本実施形態ではS405における探索対象としない。
S405で画像処理部152は、撮影範囲がゲート120の設置位置に最も近い監視カメラ160Bまたは160Eで撮影された映像に対して探索処理を開始する。もちろん、画像処理部152の処理能力が十分高い場合など、複数の監視カメラ160で撮影された映像に対して同時並列的に探索処理を行ってもよい。しかし、撮影範囲が大きく重複していないかぎり、探索したい人物が異なる監視カメラに同時に撮影される可能性は低いので、警報発生時から遡って探索を行う場合には複数の監視カメラ160で撮影された映像に対して同時並列的に探索を行う効果はそれほど期待できない。むしろ、1つの監視カメラ160で撮影された映像について、探索できるところまで処理を速く終了させることのほうが有利であると考えられる。
画像処理部152がどの監視カメラで撮影された映像から探索を行うかは、予め決めておくことができる。例えば図9(a)の例では、監視カメラ160Bの映像を最初に探索するものとする。これは、監視カメラ160Bの撮影範囲がゲート120に正面から向かってくる経路であり、ゲート120を通過して店舗から出た人物の顔が顔認識に適した角度で撮影されている可能性が監視カメラ160Eの映像よりも高いことによる。
探索の方法には特に制限はなく、周知の任意の方法を採用することができるが、人物を特定する必要があるので、可能な限り個人に固有な特徴を用いることが好ましい。そのため、少なくとも顔に関する情報を用いて探索を行うことが好ましい。顔による探索が困難な場合、顔領域の下方の領域である上半身の服装の情報(色、模様など)を用いるなど、他の補助情報を用いてもよい。
探索の結果、警報に係る画像で撮影された顔が見つかったら(S407,Y)、画像処理部152は探索処理を継続しながら、表示部153への表示を並行して行う自動再生処理を開始する(S408)。
図10は、自動再生時の表示部153の画面の例を示す図である。このように、自動再生時には、S401で受信した、警報に係る画像501と、画像501に写っている人物(探索対象者)と同一と思われる人物がS405の探索処理で最初に検出された時点からの巻き戻し再生画像502とを並べて表示することができる。これにより、探索処理の結果が正しいかどうかを店舗の管理者が確認することができる。また、再生画像502には、どの監視カメラ160で撮影されたかや撮影日時の情報などを合わせて重畳表示する。
画像処理部152は、自動再生中、各映像(監視カメラ160で撮影される映像が動画であればフレーム画像、静止画であれば静止画像)について、探索対象者の追跡処理を行う。追跡処理は基本的に顔認識処理であってよいが、例えば顔認識ができない場合には、直前の画像中の探索対象者の領域を抽出し、次の画像とパターンマッチングを行うことにより、次の画像中の探索対象者の位置を特定することにより追跡を行ってもよい。また、画像間の動きを利用してもよい。監視カメラ160の画角が固定であれば、背景部分の変化はほとんど無いと考えることができるので、移動している人物の画像領域を特定することは容易である。画像間の特定被写体の移動を追跡する処理も様々な方法が知られており、本実施形態においてはこれら周知の方法を適宜採用することができる。
S411で画像処理部152は、再生中の映像において探索対象者の追跡が不能になったかどうかを判断する。追跡できている場合には、自動再生処理を継続する。また、追跡不能と判断される場合、画像処理部152は、他の監視カメラ160で撮影された映像のうち、未探索のものがあるか判別する(S413)。未探索の映像がなければ、処理を終了する。一方、未探索の映像があれば、画像処理部152は、どの映像を探索するかを選定する(S415)。
この選定は、予め定められた関係に従って行うことができる。例えば図9(a)に示した例において、最初に探索した監視カメラ160Bの映像において探索対象者が検出され、自動再生中に追跡不能と判断された場合、通路と監視カメラの撮影範囲の位置関係から、監視カメラ160Bと撮影範囲が近接する(一部重複する)監視カメラ160C又は160Eの映像を探索すべきであることがわかる。また、追跡不能となるまでの期間における探索対象者の画像領域の大きさ(例えば顔領域の大きさ)の変化により、徐々に減少していた場合には監視カメラ160Cの映像を、増加していた場合には監視カメラ160Eの映像を探索すべきであると決定することができる。
図9(b)に、このように、ある監視カメラで追跡不能となった場合にどの監視カメラの映像を探索すべきかの設定例を示す。このテーブルでは、例えば監視カメラ160Bからは、被写体領域が減少していた場合には監視カメラ160Cの映像を、被写体領域が増加していた場合は監視カメラ160Eの映像を次に探索すべきであると設定した例を示している。他の監視カメラについても同様である。
S415において、次に探索処理を行うべき監視カメラ(の映像)を選択すると、画像処理部152はS405からの処理を継続して行う。なお、次の探索は、映像のうち、追跡不能となった時点より数秒前から開始する。これは、映像の最初から探索しても撮影されていない可能性が高いこと、また、追跡不能となる直前には複数の監視カメラで重複して撮影されている可能性が高いことによる。監視カメラ160で撮影された映像にはタイムコードや撮影日時が記録されているため、探索を開始すべき映像の探索は容易に行うことができる。
なお、自動再生を開始した際に、入力部154を通じて管理者から探索結果が誤りである旨の入力があった場合には、その時点で別の監視カメラの映像の探索処理に切り替えてもよい。例えば、上述の例では、監視カメラ160Bの映像を最初に探索し、自動再生を開始したが、それが誤っているとの入力があった場合には、監視カメラ160Eの映像の探索に切り替えることができる。
また、どの監視カメラ160で撮影されているかと、画像内で検出された位置(例えば図9(a)の例では、監視カメラ160Bの映像中、画面の下側で検出されているか、上側で検出されているか)や、顔領域の大きさなどの情報から、探索対象者が撮影された店舗内の大凡の位置を把握することができる。より具体的には、個々の監視カメラ160の設置位置や設置角度、撮影範囲は既知であるので、個々の監視カメラ160が撮影した映像中の位置と、店舗内の位置との関係を例えば記憶部156に予め登録しておけば、画像処理部152で得られる、映像中の探索対象者の領域の位置(顔領域の位置や服装を含めた探索対象者の画像領域の位置)と、記憶部156に記憶した関係とを用いて、探索対象者が撮影された店舗内の位置をより正確に知ることができる。そのため、例えば図10(b)に示すような、探索対象者が撮影された店舗内の位置を示す画面503を、図10(a)の画面と共に表示部153に表示することもできる。504は、撮影位置を示す指標である。なお、指標504を軌跡として表示するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、監視カメラ160で撮影した映像の探索を、警報の発生時点から直ちに開始し、時間を遡りながら、また探索すべき映像を切り替えながら行う場合を想定していた。しかし、全ての監視カメラ160で撮影した映像に対して探索処理を終えてから、探索対象者が撮影されていると判別された映像を再生するようにしてもよい。
この場合、監視カメラ160で撮影された映像毎に、探索対象者が撮影されていると判別された時間帯を表示部153に表示し、ユーザが再生を指示した映像ファイルを再生する様にしても良い。この場合、探索対象者が撮影されていると判別された時間帯を順次頭出し再生することで、映像のチェックに要する時間を大幅に短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、カメラ付きゲート(またはゲートを通過する人物を撮影するために設けられた監視カメラ)で得られた画像を用いて、監視カメラで撮影された映像を探索するようにしたので、ゲートで警報が発生した場合に監視カメラの映像をチェックする手間を大幅に省略することができる。
また、探索対象者の移動を考慮して探索すべき映像を順次切り替えながら自動再生を行うようにした場合には、警報が発生してから短時間で必要な映像のチェックを行うことが可能である。
(変形例)
なお、本実施形態では、ゲートの登録用カメラで撮影された警報に係る画像に含まれる人物を、警報発生前に録画済みの過去の監視カメラの映像から探索、追跡する構成について説明した。しかし、監視カメラの映像に対する探索、追跡を、録画と並行して実時間的に行ってもよい。
すなわち、第1の実施形態で説明したように、照会用カメラで撮影した画像のうち、顔領域が検出された画像を管理サーバ300に送信し、管理サーバ300から通知を受信した場合、要注意人物が店舗内に存在することになる。従って、監視カメラで撮影された画像についてほぼ実時間で要注意人物の探索と追跡を行うことで、店舗内における要注意人物の行動を追跡することができる。
例えば、管理サーバ300からの通知を受けると、管理装置制御部155は、記憶部156に対して録画する監視カメラ160からの映像について、画像処理部152で顔認識処理を行わせる。この際に用いる顔情報は、管理サーバ300が通知と共に送信し、それを用いて良いし、照会用カメラで撮影され、管理サーバ300に送信した画像を記憶部156に記憶しておき、その画像から顔情報を抽出して用いてもよい。
また、記憶部156に録画された監視カメラ160の映像を、管理サーバ300に画像を送信してから通知を受けるまでに要した時間(タイムラグ)だけ遡って追いかけ再生しながら上述した要注意人物の探索と追跡を行ってもよい。タイムラグは回線速度や管理サーバ300の能力に依存して変化するが、人物の移動速度と比較すれば十分に早いであろうため、実際の位置と探索で得られる位置との誤差は少なく、問題となる可能性は低い。あるいは、追いかけ再生を開始した直後は探索を行うフレームの間隔を大きくし、タイムラグが無くなった段階で通常のフレーム周期で探索、追跡を行うことで、タイムラグを無くすようにしてもよい。この探索においても、上述したように、顔情報のみならず服装などの情報を用いることができる。
また、物品の盗難が頻発する場所など、店舗内での要注意場所を予め登録しておき、要注意人物が要注意場所に移動した際に管理者や店員に通知するように構成してもよい。
図11(a)は、要注意場所の登録画面の例を示す図である。例えば、図9(a)に示したような店舗内の模式的な俯瞰図を管理装置150の表示部153に表示する。ユーザは、入力部154に含まれるマウスなどを用いて画面中の所望の範囲602をドラッグ等の操作により指定し、OKボタン603をクリックすることで、要注意場所を登録することができる。管理装置は画面内で指定された領域602の位置から、その領域を撮影範囲に含む監視カメラ(この例では160B)を判別し、判別した監視カメラの撮影範囲における領域602の位置から、領域602を、監視カメラ160Bで撮影される画像中の領域の位置情報(例えば座標範囲)に置き換えて登録する。図11(b)は、図11(a)での領域602の登録情報の例を示す図である。この例では、要注意場所の登録情報として、通し番号と、監視カメラを特定する情報と、画像中の座標範囲とが関連付けて登録される。ここでは、座標範囲として、領域602に外接する矩形の対角2頂点の座標を登録する場合を示したが、中心と半径、各頂点の座標など、領域を特定可能な任意の情報を登録しうる。
上述した要注意人物の追跡時に、管理装置150は要注意人物の画像領域の中心又は重心位置が要注意場所の座標範囲内に含まれるかどうかを判別し、含まれる場合に店舗の管理者や店員に報知することができる。これにより、要注意人物の入店が確認されたものの、店員が少ない等の理由により、要注意人物を店員が常時監視できない場合であっても、効果的な万引きの抑制が期待できる。
なお、第1の実施形態と第2の実施形態は組み合わせて実施可能であることは言うまでもない。第2の実施形態においても、警報に係る画像はネットワーク200を通じて管理サーバへ送信し、第1の実施形態と同様の処理を行うことができる。ただし、第2の実施形態では、画像処理部152で警報に係る画像の特徴を抽出するので、画像とともに抽出した特徴の情報を管理サーバへ送信することで、管理サーバの処理を軽減することができる。
また、照合の結果、管理サーバから通知があった場合、その情報を図10に示した再生画面に合わせて表示するようにして、探索対象者の検出履歴などを把握できるようにすることもできる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態においては、ゲート120に設けられたカメラ125で撮影された画像から得られる顔情報を登録し、入店者の映像に適用して照会を行う構成であった。一般にゲート120は、図12に示すように、通路の脇に設けられ、ゲート120に設けられた登録用カメラ125の光軸131は、通常、通路に対して平行ではなく、ある角度αを有している。そのため、ゲート120のカメラ125では、通路を通る人物を斜め方向から撮影することになる。また、人物がカメラ125の撮影範囲を通過する時間のうち、顔認識に用いることのできる程度の大きさで顔を撮影できる時間は短く、さらには通路を移動するにつれて光軸と人物との角度が徐々に変化する。従って、カメラ125における撮影は、顔認識のテンプレートとして用いる画像(顔認識のための特徴情報を取得するための画像)の撮影条件としては厳しく、結果として、斜め方向から撮影した画像から得られる顔情報の信頼度は必ずしも高くなく、満足のいく顔認識精度が得られない場合がある。さらに、照会用カメラが登録用カメラと異なるカメラである場合、通常は人物を撮影する互いに角度が異なるため、その点においても顔の認識精度が低下する場合がある。
一方、入店者を例えば天井に取り付けた監視カメラ160で撮影する場合、例えば天井などから吊り下げることにより、店舗に入ろうとする人物が通行する通路を略正面から撮影するように(光軸が通路の方向と略平行となるように)監視カメラ160を設置することができる。つまり、監視カメラ160により、入店者を略正面から撮影することができる。また、撮影範囲内で人物が移動している期間においても、人物の顔の向きが大きく変化しない。そのため、ゲート120のカメラ125と比較的すると、顔の大きさ、向きともに安定した撮影が可能であり、撮影画像から得られる顔認識のための特徴情報の信頼度は高い。また、照会用カメラで撮影した映像から得られる特徴情報を用い、照会用カメラで撮影した映像に対して顔認識を行う場合、同じカメラで撮影した画像であるため、カメラの撮影方向が等しい。従って、顔の認識精度も高くなる。
このように、照会用カメラとして、入店者を正面から撮影する監視カメラ160が設けられている場合、監視カメラ160で撮影した映像から得られる顔情報を登録することで、万引きをした疑いのある人物が再度来店した際の認識率を向上させることができる。このような認識に基づき、本実施形態では、ゲート120のカメラ125で撮影された映像から得られる顔情報を登録するのではなく、カメラ125で撮影された顔と同一と考えられる顔が含まれる、監視カメラ160が撮影した映像から得られる顔情報を登録することを特徴とする。
以下、本実施形態に係る万引き防止システムの動作について詳細に説明する。
本実施形態に係る万引き防止システムの構成は前述したとおりであってよい。ただし、照会用カメラには監視カメラ160を用い、登録用カメラにはカメラ125を用いるが、最終的に登録する顔情報を抽出する画像は、照会用カメラである監視カメラ160で撮影された画像であることが異なる。なお、監視カメラ160は、入店する人物を漏れなく、かつ正面から撮影することが出来れば、店舗のどの場所に設けられても、どのような範囲を撮影してもよい。なお、上述の通り、監視カメラ160は、入店者の顔を認識するために十分な情報が撮影画像から得られるよう、設置位置、画角、撮影画像の画素数(あるいは監視カメラ160の撮像素子の画素数)などが決定される。
本実施形態において、ゲート120は、カメラ125(登録用カメラ)によって出店方向(店舗から出ようとしてゲートに向かってくる人物を撮影できる方向)の視野を周期的あるいは連続的に撮影している(S101)。照会用カメラが周期的に撮影する場合、出店者を漏れなく撮影できる程度の撮影周期(見通し距離にもよるが、例えば0.5〜1秒おき)を設定する。なお、出店者の顔情報を漏れなく取得するためには、連続して撮影するか、充分短い間隔で撮影することが望ましい。本実施形態では、カメラ125は連続撮影しているものとする。カメラ125(登録用カメラ)が撮影した映像は、ゲート制御部121が管理装置150へ順次送信する(S103)。
本実施形態においては、監視カメラ160が照会用カメラとして機能するため、入店方向の視野を撮影した映像は、監視カメラ160から管理装置150に送信される。監視カメラ160の撮影も、連続的もしくは充分短い間隔で行うことが好ましく、連続的に行うことがより好ましい。本実施形態では、監視カメラ160は連続撮影しているものとする。
カメラ125による出店方向の視野の撮影と撮影映像の送信動作と並行して、ゲート120の送受信器123はタグを検出するための所定周波数の電波を間欠的に送信し、送信した電波に対してタグから応答があったかどうかをチェックしている(S105)。そして、タグからの応答が受信され、ゲート近傍にタグの存在が検出されると、送受信器123はゲート制御部121に通知する。
ゲート制御部121は通知を受信するとスピーカ122から警告音を発生させるとともに、管理装置150に対して警報の発生を通知する。
一方、管理装置150は、ネットワークインタフェース151に接続された1つ以上のゲート120および監視カメラ160から受信した映像を管理サーバ300へ送信する処理(図6(a))及び、管理サーバ300からの通知を受信する処理(図6(b))を並行して行っている。
管理装置制御部155は、ネットワークインタフェース151を通じてゲート120の登録用カメラ125からの映像と監視カメラ160からの映像を受信し、所定時間分、記憶部156に蓄積する。なお、蓄積する時間は、ゲート120から受信した映像については例えば直近の10秒〜数分、監視カメラ160から受信した映像については例えば直近の1日〜数日分であってよい。これらの数値は単なる一例であり、記憶部156の容量に応じて適宜決定すればよい。ただし、一般に、ゲート120から受信した出店方向の映像は、警報がなければ長期間分保存しておく必要性に乏しい。
管理装置制御部155は、照会用カメラである監視カメラ160から受信した映像については、記憶部156に蓄積しながら、画像処理部152に顔検出を行わせる。そして、管理装置制御部155は、監視カメラ160で撮影された映像のうち顔領域が検出された画像(フレーム)について、ファイル種別が「通常」の画像ファイルを生成し、管理サーバ300に送信する。なお、管理サーバ300の記憶部306の容量に余裕があり、また、管理サーバ300と管理装置150との間の通信速度が充分高速であれば、照会用カメラ160から受信した映像をそのまま管理サーバ300にストリーミングして、管理サーバ300の記憶部306に蓄積してもよい。
一方、カメラ125から受信した映像については、警報を受信しない限り、蓄積動作(新規画像(フレーム)を記録し、古い画像を削除して、常に直近の所定時間分が蓄積されるようにする動作)を継続する。管理装置制御部155は警報の発生通知を受信すると、記憶部156に蓄積中のカメラ125の撮影映像に対して画像処理部152に顔検出を行わせる。具体的には、管理装置制御部155は、蓄積されている映像のうち、警報の発生通知を受信したタイミングを基準として、予め定められた時間範囲の映像を、記憶部156の消去されない領域にコピーした後、顔検出を実行させる。蓄積動作は継続して行われ、蓄積内容は順次更新されていくため、警報が発生した場合には解析に用いる撮影映像を保護するために、消去されない別の領域にコピーしている。
警報が発生した際にコピーする撮影映像の時間範囲は、警報の原因となった人物がカメラ125で撮影されている可能性が高い期間を含むように設定される。例えば、カメラ125の撮影範囲を人物が通過するのに通常要する時間や、タグを検出する送受信器123とカメラ125との位置関係などに基づいて予め定めておくことができる。ここでは一例として、警報の発生時刻に対して前後10秒間の期間が設定されているものとする。
画像処理部152は、コピーされた映像に対して顔検出処理を行う。そして、画像処理部152は、撮影映像に含まれる個々のフレーム画像について、顔検出ができた場合には顔領域の場所や大きさ、顔検出の信頼度を含む顔領域情報を、顔領域が検出できなければ検出できなかった旨の情報を、管理装置制御部155に供給する。
管理装置制御部155は、警報に係る期間に登録用カメラ125で撮影された映像のうち顔領域が検出されたフレームについて、ファイル種別が「警報」の画像ファイルを生成して管理サーバ300に送信する。顔領域が検出されたフレームが複数存在する場合には、全てについて画像ファイルを生成してもよいし、顔検出の信頼度の高いフレームについてのみ画像ファイルを生成してもよい。
管理装置制御部155による、管理サーバ300からの通知に関する処理は上述の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
管理サーバ300において、管理サーバ制御部305は、店舗システム110から画像ファイル(又は映像ストリーム)が送信されてくるのを待機している(S301)。画像ファイルを受信すると、管理サーバ制御部305は、受信した画像ファイルまたは映像ストリームを記憶部306へ保存する。
図7におけるS301〜S305までの処理については、店舗システム110から映像ストリームが送信されてくる場合を除き、上述の実施形態と基本的に同一である。店舗システム110から照会用カメラの映像ストリームを受信している場合、画像処理部302は映像ストリームの各フレーム画像に対して顔検出処理を行い、顔領域が検出されたフレーム画像について顔認証処理を行う。
S305において、顔認証処理において見つかった顔が登録済みの人物の顔でないと判別された場合、管理サーバ制御部305は、S307と同様にして、顔認証処理を行った画像が警報に係る画像かどうかを判別する(S313)。そして、警報に係る画像でなければ、一般客とみなして登録処理を行わずにS301の処理へ戻る。一方、警報に係る画像である場合には、新たな顔IDを有する顔情報ファイルを生成し(S315)、当該新たな顔情報ファイルに対して登録処理を行う(S311)。
本実施形態において、新たな顔情報ファイルに対して登録処理を行う場合の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
管理サーバ制御部305は、店舗システム110から受信した種別「警報」の画像ファイルのうち、探索に用いる画像(を含んだ画像ファイル)を決定する(S701)。管理サーバ制御部305は、同一の警報に係る画像ファイルが1つだけ受信されていればその画像ファイルを探索に用いる画像ファイルとして決定する。
また、同一の警報に係る画像ファイルが複数受信されている場合には、それらの中で顔検出時の信頼度が最も高いものを、探索に用いる画像ファイルとして決定することができる。あるいは、信頼度が所定値以上である1つ以上の画像ファイルを探索に用いる画像ファイルとして決定してもよい。なお信頼度としてどのような値を用いるかは本発明に本質的な事項ではなく、顔検出技術において検出の確からしさの指標として一般的に用いられている任意の値を用いることができる。
次に、管理サーバ制御部305は、画像処理部302に対し、決定した画像ファイルに含まれる画像から得られる顔情報を用いて、照会用カメラ160で撮影した映像(又は映像から生成された画像ファイル)を探索するように指示する。
この指示に応答して、画像処理部302は、探索処理を実行する(S702)。画像処理部302は、記憶部306に保存されている、照会用カメラ160で撮影された映像のうち、警報が発生した時刻から所定時間(例えば数十分〜数時間)遡る期間に撮影された映像に含まれるフレームであって、かつ顔領域が検出されるフレームに対して探索を行う。この探索動作は基本的に顔認証処理と同一であり、種別「警報」の画像ファイルに含まれている画像データから検出された顔情報と類似した特徴情報を有する顔が含まれるフレームを探索する。なお、複数の画像ファイルを探索に用いる場合、個々の画像ファイルに含まれる画像から得られる特徴情報を用いて探索を行えばよい。
そして、画像処理部302は、探索された画像(フレーム)に基づいて、代表顔情報及び代表画像データを含んだ新たな顔情報データファイルを生成し、顔情報DB310に登録する(S703)。
このように、本実施形態では、ゲートに設けられたカメラで撮影された画像から検出された顔情報を用いて、入店者を略正面から撮影するように設置された照会用カメラで撮影された映像を探索する。そして、類似度の高い(同一と判断される)顔を含んだフレームから得られる顔情報を顔情報DBに登録する。監視用カメラは入店者を略正面から撮影するように設置されているので、顔情報DBに登録される顔情報の精度が高くなり、認識率の向上を図ることができる。さらに、顔情報を抽出した画像を撮影したカメラと、顔情報を用いて顔認識を行う画像を撮影するカメラが同一となるため、この点においても顔認識の精度が向上する。
なお、顔情報の登録は、警報に係る画像を受信した時点で直ちに行わなくてもよい。店舗の開店時間中は入店者の照会を随時行う必要があるため、処理負荷を軽減するために店舗の閉店時間などに行ったり、負荷が少ない場合に行うようにしてもよい。
(変形例)
登録された顔情報を用いて入店者を認識し、警報などを通知するため、登録すべきでない人物の顔情報を誤って登録することは望ましくない。そのため、ユーザの承認を受けてから顔情報を登録するようにしてもよい。また、照会用カメラ160で撮影された映像を探索するために用いる顔情報を抽出するための、カメラ125で撮影した画像についても、ユーザが選択できるように構成することもできる。
例えば、管理装置150において、ユーザの確認を得ながら顔情報の登録を行うための登録画面(登録ウィンドウ)の例を図14に示す。
設定画面800は、例えば警報が発生し、顔情報の登録処理を実行する必要がある場合に管理装置制御部155が表示部153に自動的に表示するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて表示するようにしてもよい。
図14では、ゲート120が通路を挟んで2基設置され、個々のゲート120のカメラ125で撮影を行っている場合の例を示している。タイムライン801と映像表示領域802において、上段は出店方向に向かって右側のゲート、下段は左側のゲートに対応している。タイムライン801は、映像表示領域802に表示されているフレーム画像が、警報発生時にコピーされた所定時間分の画像のどのタイミングで撮影されたものか、を示すものである。画面左端から右端へ向かって時間軸が存在している。なお、所定時間の全体を設定画面の幅で表示する必要はなく、水平スクロール表示させてもよい。タイムライン801において、警報マーク811は、警報が発生したタイミングを示している。
タイムライン801上の位置が例えばマウスクリックなどにより指定されると、その位置に選択マーク812が表示される。そして、指定位置に対応した時刻に撮影されたフレーム画像を含む複数のフレーム画像が時系列的に映像表示領域802に表示される。さらに、指定位置に対応した時刻に撮影されたフレーム画像には選択マーク822が表示されるとともに、拡大表示領域803に拡大表示される。なお、タイムライン801の代わりに映像表示領域802に表示されているフレーム画像を選択してもよく、この場合には選択されたフレーム画像の撮影時刻に対応したタイムライン801上の位置に選択マーク812が表示される。
送り/戻しボタン823は、映像表示領域802に表示されるフレーム画像の撮影時刻の範囲を進めたり戻したりするためのボタンであり、1回のクリックに対応する時間の長さに応じて送り・戻り方向とも3種類のボタンが配置されている。
映像表示領域802においては、カメラ125で撮影された映像のフレーム画像が時系列的に表示され、顔領域が検出できた画像については顔検出マーク821が表示される。
例えば管理装置150のユーザは、タイムライン801の警報マーク811付近に対応するフレーム画像を映像表示領域802に表示させ、その中から顔検出できている画像を探すことで、照会用カメラ160の映像を探索するための顔情報を抽出するフレーム画像の候補を効率的に探すことができる。上述の通り、映像表示領域802に表示されているフレーム画像のうち選択されているものは、拡大表示領域803に拡大表示される。また、選択されたフレーム画像で顔領域が検出できている場合には、顔領域の画像がさらに顔表示領域806に拡大表示される。
検索条件指定領域804は、照会用カメラ160で撮影された映像の探索範囲などの検索条件を指定するための領域である。この例では、警報が発生した時刻(警報マーク811に対応した時刻)を終了時刻、終了時刻から所定時間(この例では2時間)遡った時刻を開始時刻とした探索範囲が管理装置制御部155によって自動入力されるが、ユーザは、入力部154を用いて開始時刻、終了時刻を変更することができる。また、照会用カメラ160が複数ある場合には、探索対象となる照会用カメラを指定することもできる。指定されない場合には、店舗に設置されている全ての照会用カメラで撮影された映像が探索対象となる。
検索ボタンのクリックなどによって検索の実行が指示されると、探索動作を開始する。なお、検索実行の指示は、顔領域が検出できているフレーム画像が選択されている場合にのみ有効であり、顔領域が検出できていないフレーム画像が選択されている場合、顔表示領域806は空欄であり、また検索ボタンは無効表示となる。
探索は、設定画面800で選択されているフレーム画像で検出された顔領域から得られる顔情報を用いて行われる。上述の通り、警報に係る画像のうち顔領域の検出できている画像については画像ファイルとして管理サーバ300に送信済みである。そのため、管理装置150は、指定された探索条件と、撮影時刻のような画像を特定する情報を管理サーバ300に送信すれば、管理サーバ300は探索を実行することができる。
管理サーバ300では、指定された画像から画像処理部302で得られる顔情報を用い、指定された条件で探索を行う。探索範囲の映像において、同一と判断される顔が撮影されているフレーム画像が検出されると、そのフレームに関して、予め設定されている情報を管理装置150に通知する。本実施形態では、予め定められた顔の類似度が所定値以上である場合に、同一の顔であると判断する。管理装置制御部155は、管理サーバ300からの通知に基づいて、検出された画像の情報をログ表示領域805に一覧表示する。
ログ表示領域805には、探索で見つかった照会用画像の情報が、顔の類似度を数値で表すスコアの順に一覧表示される。一覧表示される情報には、例えば撮影時刻、顔領域の画像、スコア、カメラ名などが含まれる。また、一覧表示における画像ごとの欄の背景色は、例えば過去に顔情報として登録されている画像かどうかなど、何らかの情報に応じて変化させることができる。
ユーザが、ログ表示領域805に一覧表示された情報の1つを選択すると、選択された情報の欄が選択表示され(851)、対応する顔領域の画像が候補表示領域807に表示される。ユーザは、顔表示領域806と候補表示領域807にそれぞれ拡大表示された顔を見比べて、同一人物であると確認できたら、登録ボタン808をクリックするなどして登録を指示する。登録指示を受け付けると、管理装置制御部155は、その時点で一覧表示領域805で選択されている情報を元に、顔情報を登録するために用いる画像を特定する。そして、管理装置150は、顔情報を登録するために用いる画像を特定する情報(例えば撮影時刻とカメラを特定する情報)を管理サーバ300に送信する。管理サーバ300は、この情報で特定される画像を用いて顔情報の抽出(再度必要であれば)および登録を行う。
なお、顔認識は管理装置150の画像処理部152で行ってもよい。そのため、照会用カメラ160で撮影した映像を記憶部156にある程度の期間(例えば直近の数日分)蓄積しておける場合には、登録する顔情報の生成までを管理装置150が全て行い、生成した顔情報だけを管理サーバ300に送信するようにしてもよい。

Claims (12)

  1. 店舗の通路に沿って設けられ、管理対象の物品に取り付けられたタグを検出するゲートであって、前記通路を通って前記店舗から出て行こうとする人物を撮影する視野を有するカメラを備えるゲートと、
    前記店舗内の所定範囲を撮影するように設置された監視カメラと、
    前記ゲート及び前記監視カメラと接続され、前記監視カメラで撮影された映像を保存する記憶装置を備える管理装置とを有する万引き防止システムであって、
    前記ゲートは、前記タグを検出すると、前記カメラにより前記ゲート前の通路を撮影し、撮影した画像を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置が、
    前記ゲートから受信した前記画像から、少なくとも人間の顔の特徴を表す顔情報を取得する顔検出手段と、
    前記記憶装置に保存されている前記監視カメラで撮影された映像を前記顔情報を用いて探索し、前記顔情報に対応する人物が撮影されている映像が含まれるか否かを判別する探索手段とを有することを特徴とする万引き防止システム。
  2. 前記探索手段が、前記監視カメラで撮影された映像を新しい映像から順に探索し、前記顔情報に対応する人物が撮影されていると判別された時点から遡って前記映像の再生を開始し、
    前記再生された映像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の万引き防止システム。
  3. 前記監視カメラは、撮影範囲の少なくとも一部が互いに異なる複数の監視カメラであり、
    前記探索手段は、前記複数の監視カメラで撮影された複数の映像のうち、前記ゲートの位置に最も近い撮影範囲を有する1つの監視カメラで撮影された映像の探索を最初に行うことを特徴とする請求項2記載の万引き防止システム。
  4. 前記探索手段は、前記再生中の映像において前記顔情報に対応する人物が撮影されていないと判別されると、前記再生中の映像の撮影範囲と撮影範囲の近接する他の監視カメラで撮影された映像の探索を開始することを特徴とする請求項3記載の万引き防止システム。
  5. 前記探索手段は、前記再生中の映像において前記顔情報に対応する人物が撮影されていないと判別されるまでの前記人物の領域の大きさが増加していたか、減少していたかによって、前記他の監視カメラを決定することを特徴とする請求項4記載の万引き防止システム。
  6. 前記監視カメラで撮影される映像中の位置と、前記店舗内の位置との関係とが予め登録された位置情報記憶手段をさらに有し、
    前記探索手段は、前記再生中の映像において前記顔情報に対応する人物が撮影されていると判別された場合、前記再生中の映像中における顔情報に対応する人物の位置を検出し、前記位置情報記憶手段を用いて店舗内の位置を取得し、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の万引き防止システム。
  7. さらに、前記管理装置が、前記ゲートから受信した前記画像を外部の管理サーバに送信する送信手段を有し、
    前記管理サーバから、前記顔情報に対応する人物が前記管理サーバに登録されている人物であることを示す情報を受信すると、前記探索手段が、前記情報を前記再生された映像とともに前記表示手段に表示することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の万引き防止システム。
  8. 店舗の通路に沿って設けられ、管理対象の物品に取り付けられたタグを検出するゲートであって、前記通路を通る人物を撮影する視野を有するカメラを備えるゲートと、
    前記店舗内の所定範囲を撮影するように設置された少なくとも1つの監視カメラと、
    を備える管理装置とを有する万引き防止システムであって、
    前記ゲートのカメラと前記監視カメラの少なくとも1つは、前記通路を通って前記店舗に入ろうとする人物を撮影するとともに、撮影した画像を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置が、
    前記受信した前記画像に、予め登録されている人物が撮影されている場合、前記予め登録されている人物の、少なくとも人間の顔の特徴を表す顔情報を用いて前記監視カメラが撮影した映像を探索し、前記顔情報に対応する人物が撮影されている映像が含まれるか否かを判別する探索手段とを有することを特徴とする万引き防止システム。
  9. 前記管理装置が、前記受信した前記画像を外部の管理サーバに送信する送信手段をさらに有し、
    前記探索手段は、前記管理サーバから、前記顔情報に対応する人物が前記管理サーバに登録されている人物であることを示す情報を受信すると、前記探索を行うことを特徴とする請求項8記載の万引き防止システム。
  10. 店舗の通路に沿って設けられ、管理対象の物品に取り付けられたタグを検出するゲートであって、前記通路を通って前記店舗から出て行こうとする人物を撮影する視野を有するカメラを備えるゲートと、
    前記店舗に入ろうとする人物が通行する通路を略正面から撮影するように設置された監視カメラと、
    前記ゲート及び前記監視カメラと接続され、前記監視カメラで撮影された映像を保存する記憶装置と、
    撮影された画像から、少なくとも人間の顔の特徴を表す顔情報を取得する顔検出手段とを備える管理装置とを有する万引き防止システムであって、
    前記ゲートが前記タグを検出したタイミングの近傍で前記カメラで撮影された画像から前記顔検出手段が取得した顔情報を用いて、前記監視カメラにおいて前記タイミングより前に撮影された画像から、前記顔情報で表される顔と同一と判断される顔が含まれる画像を探索する探索手段と、
    前記探索手段で探索された画像から前記顔検出手段によって得られる顔情報を、前記監視カメラにおいて前記タイミングより後に撮影された画像から、前記ゲートが前記タグを検出したタイミングの近傍で前記カメラで撮影された画像から前記顔検出手段が取得した顔情報で表される顔と同一と判断される顔が含まれる画像を探索するために登録する登録手段とを有することを特徴とする万引き防止システム。
  11. 前記顔検出手段は、前記ゲートが前記タグを検出したタイミングの近傍で前記カメラで撮影された画像のうち、人間の顔と思われる領域が検出できた画像であって、かつユーザが選択した画像から前記顔情報を取得することを特徴とする請求項10記載の万引き防止システム。
  12. 前記登録手段は、前記探索手段で探索された画像のうちユーザが選択した画像から、前記顔検出手段で取得される顔情報を登録することを特徴とする請求項10又は請求項11記載の万引き防止システム。
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