JP2011232755A - 電子写真用トナー - Google Patents

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Abstract

【課題】消色した場合に光沢の少ないトナーを提供する。
【解決手段】電子写真用トナーは、電子供与性の呈色剤と、電子受容性の顕色剤と、カルボン酸成分とアルコール成分とが重縮合して得られるポリエステル系樹脂であって、3価以上の多価カルボン酸および3価以上の多価アルコールの少なくともいずれかを含む架橋成分によって架橋されているポリエステル系樹脂のバインダーと、を含む加熱により消色する。また、架橋成分はトリメリット酸とすることができる。
【選択図】図1

Description

この明細書に記載の実施形態は、熱により色が消える消色トナーの技術に関する。
従来、一時的な情報の伝達・表示などの目的で印刷あるいは筆記した紙をリユースできるようにするために、熱により印字が消える感熱記録媒体(感熱紙)や、加熱により色が消える顔料などが用いられている。
さらに、MFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置のトナーとして、加熱により色が消えるいわゆる消色トナーも用いられている。消色トナーにより画像形成されたシートは、加熱することにより消色するため、消色した後でシートを再利用することができる。
しかし、従来の消色トナーは消色性能が十分でなく、例えば、シートに形成された画像の消色した部分の光沢が目立つなどの課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、消色した場合に光沢の少ないトナーを提供することである。
実施形態の電子写真用トナーは、呈色剤と、顕色剤と、バインダー樹脂と、を含む。呈色剤は、電子供与性である。顕色剤は、電子受容性である。バインダー樹脂は、カルボン酸成分とアルコール成分とが重縮合して得られるポリエステル系樹脂であって、3価以上の多価カルボン酸および3価以上の多価アルコールの少なくともいずれかを含む架橋成分によって架橋されている前記ポリエステル系樹脂である。
トナーの製造方法の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る実施例及び比較例の評価を示す表である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の電子写真に用いるトナーは、加熱することにより色が消えるいわゆる消色トナーである。
本実施形態のトナーは、電子供与性呈色剤と、電子受容性顕色剤と、バインダー樹脂(結着樹脂)と、を少なくとも含む。
電子供与性呈色剤は、文字や図形などを表示する色素の前駆体化合物である。電子供与性呈色剤としては、主にロイコ染料を用いることができる。ロイコ染料とは、顕色剤により発色することが可能な電子供与性の化合物である。例えば、ジフェニルメタンフタリド類、フェニルインドリルフタリド類、インドリルフタリド類、ジフェニルメタンアザフタリド類、フェニルインドリルアザフタリド類、フルオラン類、スチリノキノリン類、ジアザローダミンラクトン類等が挙げられる。
具体的には、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−〔2−エトキシ−4−(N−エチルアニリノ)フェニル〕−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,6−ジフェニルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、2−N,N−ジベンジルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−(3−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−メチルアニリノ)−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、2−キシリジノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フルオラン、2−(3−メトキシ−4−ドデコキシスチリル)キノリン、スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン,2−(ジエチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル−、スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−メチル−、スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン,2−ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル−、スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(N−エチル−N−i−アミルアミノ)−4−メチル−、スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン,2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−フェニル、3−(2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−ペンチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等である。さらに、ピリジン系、キナゾリン系、ビスキナゾリン系化合物等を挙げることができる。これらは、2種以上混合して使用してもよい。
電子受容性顕色剤は、呈色剤との相互作用により呈色剤を着色させる電子受容性の化合物である。そして、電子受容性顕色剤は、電子供与性呈色剤であるロイコ染料にプロトンを与える電子受容性化合物である。
電子受容性顕色剤としては、例えば、フェノール類、フェノール金属塩類、カルボン酸金属塩類、芳香族カルボン酸及び炭素数2〜5の脂肪族カルボン酸、ベンゾフェノン類、スルホン酸、スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸類、亜リン酸金属塩類、モノフェノール類、ポリフェノール類、1、2、3−トリアゾール及びその誘導体等を用いる。
バインダー樹脂は、定着処理で溶けて用紙に着色材料を固定する。
バインダー樹脂としては、ジカルボン酸成分とジオール成分をエステル化反応を経て、重縮合して得られるポリエステル系樹脂を用いることが好ましい。たとえば、バインダー樹脂としてスチレン系樹脂を用いた場合、スチレン系樹脂は一般にガラス転移温度がポリエステル系に比較して高いので、低温定着の観点で不利になる。
ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、ピメリン酸、シュウ酸、マロン酸、シトラコン酸、イタコン酸等の脂肪族カルボン酸等が挙げられる。
アルコール成分(ジオール成分)としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族ジオールを挙げることができる。また、ビスフェノールA等のエチレンオキシド付加物またはプロピレンオキシド付加物等(ビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物等)を挙げることができる。
そして、本実施形態のバインダー樹脂は、さらに、3価以上の多価のカルボン酸と3価以上の多価のアルコールの少なくともいずれかを含む架橋成分によって、架橋されているポリエステル系樹脂である。
架橋成分は、3価以上の多価のカルボン酸あるいは3価以上のアルコールであれば限定されないが、たとえば、3価以上のカルボン酸としては、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)を用いることができる。また、3価以上のアルコールとしては、グリセリンが挙げられる。
架橋成分を加えることで、ポリエステル樹脂が架橋されて分子量の大きいポリエステル樹脂が形成される。そうすると、消色処理のために加熱しても溶けにくいポリマーが存在することとなり、低分子量のポリマーに比べて、溶融したトナー表面が平滑になりにくく、結果として、消色処理後の光沢が抑えられるものと考えられる。
光沢を抑えるという点では、架橋成分は、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸が最も好ましい。
架橋成分は、バインダー樹脂の全体に対して3wt%以上15wt%以下の範囲で含まれることが好ましい。3wt%以上であれば、より確実に光沢を抑える効果が得られる。また、15wt%以下であれば、定着温度が高くなりすぎることがなく、低温定着性という点で好ましい。
なお、バインダーとしては、組成の異なる2種類以上のポリエステル樹脂を混合して使用してもよい。
また、ポリエステル樹脂は非晶性でも結晶性でも良い。
ポリエステル樹脂のガラス転移温度は45℃以上70℃以下が好ましく、より好ましくは50℃以上65℃以下である。ガラス転移温度が45℃より低いとトナーの耐熱保存性が悪化し、また消色時の光沢が目立って好ましくない。70℃より高いと低温定着性が悪化し、また加熱時の消色性が劣って好ましくない。
また、バインダー樹脂の重量平均分子量Mwは6000以上25000以下が好ましい。6000未満だと消色した部分の樹脂の光沢が目立って好ましくない。また25000を超えると、一般に画像の消色温度よりトナーの定着温度の方が高温になってしまい、消色トナーとして利用できないため好ましくない。
なお、重量平均分子量Mwは、上述したように、GPCを用いて測定することができる。
また、トナーの電子供与性呈色剤と、電子受容性顕色剤は、色材としてマイクロカプセル化されることが好ましい。マイクロカプセル化することにより、外部環境の影響を受け辛くなり、発色・消色を自由にコントロールすることが可能である。
さらに、色材であるマイクロカプセルには、温度コントロール剤を含むことが好ましい。温度コントロール剤は、消色温度をコントロールする。温度コントロール剤は、融点と凝固点の温度差が大きい物質であり、温度コントロール剤を加熱して、温度コントロール剤の融点以上の温度になると色材の色を消色することができる。また、温度コントロール剤の凝固点が常温以下の場合は常温でも消色状態を維持した色材とすることができる。
温度コントロール剤としては、例えばアルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類が挙げられる。
温度コントロール剤としては、特にエステル類が良い。具体的には、置換芳香族環を含むカルボン酸エステル、無置換芳香族環を含むカルボン酸と脂肪族アルコールのエステル、分子中にシクロヘキシル基を含むカルボン酸エステル、脂肪酸と無置換芳香族アルコール又はフェノールのエステル、脂肪酸と分岐脂肪族アルコールのエステル、ジカルボン酸と芳香族アルコール又は分岐脂肪族アルコールのエステル、ケイ皮酸ジベンジル、ステアリン酸ヘプチル、アジピン酸ジデシル、アジピン酸ジラウリル、アジピン酸ジミリスチル、アジピン酸ジセチル、アジピン酸ジステアリル、トリラウリン、トリミリスチン、トリステアリン、ジミリスチン、ジステアリン等があげられる。これらは、2種以上混合して使用しても良い。
次に、トナーの物性について説明する。
トナーのガラス転移温度(glass transition point)Tgは、35℃以上65℃以下であることが好ましい。トナーのガラス転移温度Tgが35℃未満であると、トナーの耐熱保存性が悪化する。また、熱によりトナーを消色した場合にトナーの光沢が目立って好ましくない。65℃より高いと、低温での定着性が低下し、また、加熱による消色性が低下する。
トナーの軟化点(softening point)Tmは、80℃以上120℃以下であることが好ましい。トナーの軟化点Tmが80℃未満であると、トナーの保存性が悪化する。軟化点Tmが120℃より高いと、定着温度が高温になり、省エネの観点から好ましくない。
トナーのトルエン不溶分は、15質量%以上40質量%以下であることが好ましい。トルエン不溶分は、トナーに含まれる樹脂の架橋度合を示す数値である。トルエン不溶分が40質量%より多いと、一般に、消色トナーの色が消える消色温度より、トナーの定着温度の方が高温になってしまう。また、トルエン不溶分が15質量%未満であると、消色トナーを加熱して消色しても、消色した部分における樹脂の光沢が目立って好ましくない。
なお、トナーには、さらに、離型剤や、帯電制御剤などが含まれてもよい。
離型剤は、加熱や加圧によりトナーを用紙に定着する際に、定着部材との離型性を向上させる。離型剤としては、例えば、分子量1000程度の低分子量ポリエチレン、分子量1000程度の低分子量ポリプロピレン、ポリオレフィン共重合物、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックスなどの脂肪族炭化水素系ワックス及びそれらの変性物や、キャンデリラワックス、カルナバワックス、木ろう、ホホバろう、ライスワックスなどの植物系ワックスや、みつろう、ラノリン、鯨ろうのなどの動物系ワックスや、モンタンワックス、オゾケライト、セレシンなどの鉱物系ワックスや、リノール酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミドのなどの脂肪酸アミドや、機能性合成ワックス、シリコーン系ワックス等が挙げられる。
本実施形態においては、離型剤は特にアルコール成分とカルボン酸成分からなるエステル結合を有するものが好ましい。アルコール成分としては高級アルコール、カルボン酸成分としては直鎖アルキル基を持つ飽和脂肪酸や、モノエン酸、ポリエン酸等の不飽和脂肪酸や、ヒドロキシ脂肪酸等が挙げられる。また、カルボン酸成分としては、不飽和多価カルボン酸であるマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸等でもよい。またこれらの無水物でも良い。
離型剤の軟化点は、低エネルギーあるいは用紙のカール防止などの観点から低い温度での定着を可能にするために、50℃〜120℃、より好ましくは60℃〜110℃である。
帯電制御剤は、摩擦帯電電荷量を制御する。
帯電制御剤としては、含金属アゾ化合物が用いられ、金属元素が鉄、コバルト、クロムの錯体、錯塩、あるいはその混合物が好ましい。また、帯電制御剤として、含金属サリチル酸誘導体化合物を用いてもよく、金属元素がジルコニウム、亜鉛、クロム、ボロンの錯体、錯塩、あるいはその混合物が好ましい。
さらに、トナーにトナー粒子とは別に外添剤を混合してもよい。外添剤は、トナーの流動性や帯電性を調整する。外添剤は、トナー粒子に対して、0.01〜20質量%混合することができる。外添剤は無機微粒子であり、シリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム、酸化スズなどを単独で、あるいは2種以上混合して使用することができる。無機微粒子は、疎水化剤で表面処理されたものを使用することが環境安定性を向上するという観点から好ましい。また、無機酸化物以外にも、外添剤として1μm以下の樹脂微粒子をクリーニング性向上のために加えてもよい。
次に、本実施形態のトナーの製造方法について図1に基づき説明する。図1は、トナーの製造方法の流れを示すフローチャートである。まず、呈色剤と、顕色剤と、温度コントロール剤と、からなる色材を加熱溶融する(Act101)。そして、ウレタン系樹脂を用いてコアセルベーション法により色材をマイクロカプセル化する(Act102)。マイクロカプセル化した色材と、バインダー樹脂を分散したバインダー樹脂分散液と、離型剤を分散した離型剤分散液とを、硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3)を用いて凝集し、融着する(Act103)。そして、さらに洗浄(Act104)、乾燥(Act105)することによりトナーを得る。
なお、色材をマイクロカプセル化する材料はイソシアネートポリオール壁材料を用いる方法、尿素−ホルムアルデヒド系、尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノール系壁形成材料を用いる方法、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシブロビルセルロース等の壁形成材料を用いる方法があり、カプセル化の方法としてはコアセルベーション法に限定されず、ポリマー析出による方法、モノマーの重合によるin situ法、電解分散冷却法、スプレードライング法などでもよい。
また、バインダー樹脂は、ジカルボン酸成分と、ジオール成分と、本実施形態ではさらに多価カルボン酸および多価アルコールの少なくともいずれかを含む架橋成分と、を重縮合させることで生成できる。
以上説明した本実施形態のトナーは、CVL(クリスタルバイオレットラクトン)に代表されるロイコ染料系の呈色剤と、顕色剤とが結合することで発色する。そして、呈色剤と顕色剤が解離すると消色するという特徴を有する。本実施形態のトナーは、トナーの定着温度より高い温度で呈色剤と顕色剤が解離して、消色する。従って、定着温度では消色せず、定着温度より高い温度に加熱することで、定着したトナーを消色することができる。
本実施形態の消色トナーを消色する装置は、消色温度以上に加熱することができる装置であれば、特に限定されないが、画像形成装置の定着機タイプのように、用紙を挟持搬送する際に加熱して消色するタイプの消色装置が好ましい。消色装置は、このような消色機構を備える専用の装置でもよいし、画像形成装置の定着機に消色処理機能を兼用させたものでもよい。
次に本実施形態のトナーを実施例によってさらに説明する。
まず、各実施例及び比較例の製造方法を説明する。
(実施例1)
まず、トナーに含まれるバインダー樹脂としては、テレフタル酸34重量部と、ビスフェノールAのエチレンオキサイド化合物54重量部と、トリメリット酸12重量部を重縮合して、重量平均分子量Mwが8200のポリエステル(Polyester)系樹脂を生成した。この生成したポリエステル系樹脂を95重量部、離型剤であるライスワックスを5重量部、アニオン性乳化剤であるネオゲンR(第一工業製薬社製)を1.0重量部、中和剤ジメチルアミノエタノールを2.1重量部の割合で、高圧ホモジナイザーを用いて混合し、バインダー樹脂の微粒化分散液として生成した。
次に色材は、呈色剤としてロイコ染料のCVL(Crystal violet lactone)を10重量部、顕色剤として4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルを10重量部、温度コントロール剤としてラウリン酸−4−ベンジルオキシフェニルエチルを80重量部の割合で混合し、加熱し溶融した。そして、コアセルベーション法により、色材をマイクロカプセル化した。
そして、マイクロカプセル化した色材10重量部、バインダー樹脂およびワックスの微粒化分散液90重量部を、硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3)を用いて凝集し、融着した。融着した材料をさらに、洗浄し、乾燥してトナー粒子を得た。この粒子100重量部に対し、疎水性シリカ(SiO2)3.5重量%、酸化チタン(TiO2)0.5重量%を外添混合して、実施例1のトナーを得た。
(実施例2)
実施例1と同様の方法で、テレフタル酸32重量部と、ビスフェノールAのエチレンオキサイド化合物53重量部と、トリメリット酸15重量部と、を重縮合して、重量平均分子量Mwが7500のポリエステル樹脂を生成した。このポリエステル樹脂を用いて、実施例1と同様の方法で、実施例2のトナーを作成した
(実施例3)
実施例1におけるポリエステル樹脂において、テレフタル酸36重量部と、ビスフェノールAのエチレンオキサイド化合物59重量部と、トリメリット酸5重量部とを重縮合して、重量平均分子量Mwが8500のポリエステル樹脂を生成した。また、離型剤として物性を変更した離型剤であるカルナバワックスを用いた。これ以外は、実施例1と同様の方法により、実施例3のトナーを作成した。
(比較例1)
実施例1と同様の方法で、テレフタル酸39重量部と、ビスフェノールAのエチレンオキサイド化合物61重量部とを重縮合して、重量平均分子量Mwが7500のポリエステル樹脂を生成した。このポリエステル樹脂を用いて、実施例1と同様の方法により、比較例1のトナーを作成した。
(比較例2)
実施例1と同様の方法で、テレフタル酸39重量部と、ビスフェノールAのエチレンオキサイド化合物61重量部と、を重縮合して、重量平均分子量Mwが5800のポリエステル樹脂を生成した。また、離型剤として物性を変更した離型剤であるカルナバワックスを用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法により、比較例2のトナーを作成した。
(トナーの評価試験)
以上に示した実施例1〜3と比較例1および2のトナーを評価するために、各実施例および比較例について、バインダー樹脂の重量平均分子量Mw、トリメリット酸の含有量、トルエンgel成分(トルエン不溶分)(質量%)、トナーの定着温度、トナーの色が消える消色温度、消色部分の光沢度を測定し、その結果を図2の表に示す。
なお、定着処理は、各実施例および比較例のトナーと、キャリアと、を混合して現像剤として調製したものを用いて行った。そして、画像形成装置(株式会社東芝テック製e-STUDIO3520C)により、定着処理を行った。この際に、定着可能な温度を測定し、定着温度を求めた。
また、定着したトナーの消色処理は、上記と同型の画像形成装置の定着機(定着ローラ・加圧ローラタイプ)を消色機としても機能するように改造した装置を用いて行った。
重量平均分子量Mwは、各実施例及び比較例のバインダー樹脂について、GPC法により求めた。装置は、WATERS社製のものを用いた。検出器はWATERS社製の示差屈折計(RI)を用いた。溶離液(移動相)として、THF(Tetrahydrofuran)を用いた。
トルエンgel成分(トルエン不溶分)は、各実施例及び比較例のトナーをトルエン中に2時間浸漬した後の不溶分を測定し、質量%で示した。
トナーの消色部分の光沢度は、実施例及び比較例のトナーにより用紙に画像を形成し、その画像を加熱して消色したあと、その消色した部分の光沢度を測定した値である。測定は、日本電色工業社製の光沢計(VG2000)により、鏡面光沢度−測定方法(JISff Z 8741)に準拠して測定した。投受光角を60度で測定した。
以上の実施例及び比較例についての評価結果(図2)を見ると、実施例1と2は、光沢度が10より小さく(5程度)、消色処理後に消色した部分において光が反射しにくく、目立ちにくいことがわかった。また、実施例3は、架橋成分によって、光沢度を比較的低く抑えることができた。
また、消色時間は、いずれの実施例も1秒以内という短時間で、消色することができた。
一方、比較例については、重量平均分子量が7500である比較例1は、光沢度が12であり、実施例よりも光沢度が大きく、消色処理後の消色部分の光沢が目立った。
比較例2は、光沢度が大きく、消色処理後の消色処理部分の光沢が目立った。
以上に詳述したように、この明細書に記載の技術によれば、消色した場合に光沢の少ないトナーを提供することができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての
変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。

Claims (8)

  1. 電子供与性の呈色剤と、
    電子受容性の顕色剤と、
    カルボン酸成分とアルコール成分とが重縮合して得られるポリエステル系樹脂であって、3価以上の多価カルボン酸および3価以上の多価アルコールの少なくともいずれかを含む架橋成分によって架橋されているポリエステル系樹脂のバインダーと、
    を含む加熱により消色する電子写真用トナー。
  2. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、前記架橋成分は、トリメリット酸である電子写真用トナー。
  3. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、前記架橋成分が、バインダー樹脂中に3wt%以上15wt%以下含まれる電子写真用トナー。
  4. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、トルエン不溶分が15質量%以上40質量%以下である電子写真用トナー。
  5. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、温度コントロール剤をさらに含む電子写真用トナー。
  6. 請求項5に記載の電子写真用トナーにおいて、少なくとも前記電子供与性の呈色剤と、前記電子受容性の顕色剤と、前記温度コントロール剤と、がマイクロカプセル化されている電子写真用トナー。
  7. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、定着温度よりも高い温度で消色する電子写真用トナー。
  8. 請求項1に記載の電子写真用トナーにおいて、前記ポリエステル系樹脂のガラス転移温度が、45℃以上70℃以下である電子写真用トナー。
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