JP2011232673A - 鍵盤楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鍵の上方への抜け出しを防いで、楽器全体の組立作業の向上を図ることができる鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】 複数の白鍵3が配列された状態で一体に形成された下部ケース1と、複数の黒鍵4が配列された状態で一体に形成された上部ケース2とを重ね合わせて、複数の黒鍵4を複数の白鍵3の間に配置させることにより、複数の白鍵3および複数の黒鍵4を簡単に配列させて組み付けることができる。また、このときには、複数の白鍵3をそれぞれ白鍵抜止め部22によって下部ケース1から上方に抜け出すのを防ぐことができると共に、複数の黒鍵4をそれぞれ黒鍵抜止め部38によって複数の白鍵3の上方に抜け出すのを防ぐことができる。このため、複数の白鍵3および複数の黒鍵4の上方への抜け出しを防ぐことができると共に、楽器全体の組立作業の向上を図ることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電子ピアノや電子オルガンなどの鍵盤楽器に関する。
従来、鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、低コスト化を図るために、複数の黒鍵をそれぞれ楽器ケースに一体に形成し、この楽器ケース内に複数の白鍵を配列させるように構成されたものが知られている。
実開平02−90891号公報
この種の鍵盤楽器では、複数の黒鍵が肉厚の薄い樹脂ヒンジ部を介して楽器ケースに一体に形成され、複数の白鍵が楽器ケース内に取り付けられる回路基板に取り付けられた構成になっている。このため、このような鍵盤楽器では、複数の白鍵を回路基板に取り付け、この回路基板を楽器ケース内に組み付ける際に、複数の白鍵を楽器ケースに形成された黒鍵の間に配置させている。
しかしながら、このような従来の鍵盤楽器では、複数の白鍵を楽器ケース内に組み付ける際に、予め複数の白鍵を回路基板に取り付けなければならないため、白鍵の組立作業が煩雑で面倒であるほか、楽器ケースに一体に形成された複数の黒鍵における各前端部が上下方向に自由に変動するため、複数の黒鍵における各前端部が複数の白鍵の上方に抜け出してしまう恐れがある。
この発明が解決しようとする課題は、鍵の上方への抜け出しを防いで、楽器全体の組立作業の向上を図ることができる鍵盤楽器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、複数の白鍵が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部を介して上下方向に回転可能に一体に形成された下部ケースと、複数の黒鍵が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部を介して上下方向に回転可能に一体に形成された上部ケースと、この上部ケースを前記下部ケース上に重ね合わせて前記複数の黒鍵を前記複数の白鍵の間に配置させた状態で、前記複数の白鍵が前記下部ケースから上方に抜け出すのを防ぐ白鍵抜止め部と、この白鍵抜止め部によって前記複数の白鍵が前記下部ケースから上方に抜け出さない状態で、前記複数の黒鍵が前記複数の白鍵の上方に抜け出すのを防ぐ黒鍵抜止め部と、を備えていることを特徴とする鍵盤楽器である。
請求項2に記載の発明は、前記下部ケースに、前記複数の白鍵および前記複数の黒鍵における各上下方向の動きをそれぞれ検出する検出部を搭載した回路基板が、前記複数の白鍵および前記複数の黒鍵における各下側に延出された状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器である。
請求項3に記載の発明は、前記白鍵抜止め部が、前記複数の白鍵の各前端下部にそれぞれ前方に突出して設けられた当接突起部と、前記複数の白鍵の前記各前端部に対応する前記下部ケースの前壁部の内側上部に設けられて、前記複数の白鍵の前記当接突起部が接離可能に下側から当接する白鍵当接部とを、備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鍵盤楽器である。
請求項4に記載の発明は、前記複数の白鍵の前記各前端部が、その上部から前側下部に向けてそれぞれ傾斜する傾斜部に形成され、この各傾斜部の下端部に前記当接突起部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤楽器である。
請求項5に記載の発明は、前記黒鍵抜止め部が、前記複数の黒鍵の各前端下部から前方に向けてそれぞれ突出して設けられ、この突出した部分がこれに隣接する前記複数の白鍵の各下部にそれぞれ当接可能な状態で下側に離れて配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の鍵盤楽器である。
請求項6に記載の発明は、前記下部ケースの前記前壁部にそれぞれ設けられ、前記複数の白鍵の前記各前端下部をそれぞれ上下方向にガイドする白鍵ガイド部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の鍵盤楽器である。
請求項7に記載の発明は、前記下部ケースに取り付けられた前記回路基板によって前記複数の黒鍵をそれぞれ上下方向にガイドする黒鍵ガイド部を備えていることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤楽器である。
この発明によれば、複数の白鍵が配列された状態で一体に形成された下部ケースに、複数の黒鍵が配列された状態で一体に形成された上部ケースを重ね合わせて、複数の黒鍵を複数の白鍵の間に配置させることにより、複数の白鍵および複数の黒鍵を簡単に配列させて組み付けることができる。
また、このときには、複数の白鍵をそれぞれ白鍵抜止め部によって下部ケースから上方に抜け出すのを防ぐことができると共に、複数の黒鍵をそれぞれ黒鍵抜止め部によって複数の白鍵の上方に抜け出すのを防ぐことができる。このため、複数の白鍵および複数の黒鍵が上方に抜け出すのを防ぐことができると共に、楽器全体の組立作業の向上を図ることができる。
この発明を適用した鍵盤楽器の一実施形態を示した平面図である。 図1に示された鍵盤楽器のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された鍵盤楽器の下部ケースを示した平面図である。 図3に示された下部ケースのB−B矢視における拡大断面図である。 図4に示された下部ケースにおいて、白鍵ガイド部を示した要部の拡大裏面図である。 図1に示された鍵盤楽器の上部ケースを示した平面図である。 図6に示された上部ケースのC−C矢視における拡大断面図である。 図2に示された鍵盤楽器の回路基板を示した要部の拡大平面図である。
以下、図1〜図8を参照して、この発明を適用した鍵盤楽器の一実施形態について説明する。
この鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、下部ケース1と上部ケース2とを備えている。下部ケース1には、図3および図4に示すように、複数の白鍵3が並列に配列された状態で一体に形成されている。また、上部ケース2には、図6および図7に示すように、複数の黒鍵4が並列に配列された状態で一体に形成されている。
下部ケース1は、図1〜図4に示すように、横方向(図1では左右方向)に長い長方形の枠状をなすケース本体部5を備えている。この枠状のケース本体部5は、前壁部6、後壁部7、左右の側壁部8によって構成されている。このケース本体部5における後壁部7の下端部には、図3および図4に示すように、底板部9が前方(図4では右側)に向けて延出されて形成されている。
この底板部9には、図2〜図4に示すように、上部ケース2を取り付けるためのほぼ円筒状の複数の取付ボス10が、底板部9の下側に開放された状態で形成されている。この取付ボス10は、図2に示すように、ビス11が底板部9の下側から挿入し、この挿入したビス11が上端部に設けられたビス挿入孔10aに挿入されて上方に突出するように構成されている。
また、このケース本体部5における底板部9の前端部(図2では右端部)には、図2および図4に示すように、立上り部12aが、斜め前側上方に向けて傾斜した状態で、形成されている。この立上り部12aの上端部には、図2に示すように、スイッチ基板13と回路基板14とを搭載するための基板搭載部12が前側(図2では右側)に向けて延出形成されている。
この基板搭載部12の上面には、図2および図4に示すように、スイッチ基板13を取り付けるための複数の取付ボス15が起立して設けられている。この場合、スイッチ基板13は、図1および図2に示すように、電源スイッチ、音色選択スイッチなどの各種のスイッチ16が設けられた状態で、複数の取付ボス15上に各ビス11によって取り付けられている。
また、この基板搭載部12の下面には、回路基板14を取り付けるための複数の取付ボス17が垂下されて設けられている。この回路基板14は、楽器全体の電子回路を制御するものであり、図2に示すように、複数の取付ボス17に各ビス11によって取り付けられている。また、この回路基板14は、接続ケーブル18によってスイッチ基板13と電気的に接続されている。この場合、回路基板14上には、図2に示すように、後述する複数の白鍵3および複数の黒鍵4における各上下方向の動きをそれぞれ検出する検出部20が設けられている。
さらに、この下部ケース1のケース本体部5における基板搭載部12の前端部(図4では右端部)には、図1〜図4に示すように、複数の白鍵3が並列に配列された状態で、前壁部4に向けてそれぞれ延出形成されている。すなわち、この複数の白鍵3は、図2および図4に示すように、それぞれ樹脂ヒンジ部21を介して基板搭載部12の前端部に一体に形成されている。
この樹脂ヒンジ部21は、図4に示すように、肉厚の薄い板状に形成され、白鍵3が押鍵操作された際に、下側に向けて撓むように構成されている。また、この樹脂ヒンジ部21は、撓んだ状態から弾性復帰することにより、白鍵3を初期位置に戻すように構成されている。これにより、複数の白鍵3は、押鍵操作に応じて、各樹脂ヒンジ部21を中心に上下方向に回転するように構成されている。この場合、複数の白鍵3における各前端部(図4では右端部)は、図2および図4に示すように、その上部から前側下部に向けてそれぞれ傾斜する傾斜部3aに形成されている。
また、複数の白鍵3は、図2および図4に示すように、白鍵抜止め部22によってそれぞれ下部ケース1から上方に抜け出さないように構成されている。すなわち、この白鍵抜止め部22は、複数の白鍵3の各前端下部(図4では右端下部)にそれぞれ前方に突出して設けられた当接突起部23と、複数の白鍵3の各前端部に対応する下部ケース1の前壁部6の内側上部に設けられた白鍵当接部24とを、備えている。
当接突起部23は、図2および図4に示すように、白鍵3の傾斜部3aの下端部にその前方(図4では右側)に突出して設けられている。白鍵当接部24は、下部ケース1の前壁部6の内側上部に、白鍵3側に向けて突出して形成され、その下側に白鍵3の当接突起部23が位置するように構成されている。
すなわち、白鍵抜止め部22は、図4に2点鎖線で示すように、下部ケース1を複数の白鍵3と共に一体に成形する際に、複数の白鍵3の各当接突起部23が下部ケース1の前壁部6に形成される白鍵当接部24の下方に位置するように、複数の白鍵3を前下がりに傾斜させた状態で形成することにより、各当接突起部23が白鍵当接部24にその下側から接離可能に当接して、複数の白鍵3が下部ケース1から上方に抜け出さないように構成されている。
これにより、白鍵3は、押鍵操作された後に、樹脂ヒンジ部21が弾性復帰する際に、白鍵3の当接突起部23が下部ケース1の白鍵当接部24に下側から当接することにより、上限位置に規制されるように構成されている。また、この白鍵3は、押鍵操作されて樹脂ヒンジ部21を中心に下側に回転した際に、白鍵3の当接突起部23が、下部ケース1の前壁部6の内面下部に設けられたクッション部材25に当接することにより、下限位置に規制されるように構成されている。
さらに、複数の白鍵3は、図4および図5に示すように、白鍵ガイド部26によって横振れしないように上下方向にガイドされるように構成されている。すなわち、この白鍵ガイド部26は、図5に示すように、複数の白鍵3における各前端下部の各当接突起部23にそれぞれ設けられたガイド溝27と、下部ケース1の前壁部6にその上下方向に沿ってそれぞれ設けられたガイド突起部28とを備えている。
これにより、白鍵ガイド部26は、図4および図5に示すように、白鍵3の当接突起部23のガイド溝27に下部ケース1のガイド突起部28が挿入した状態で、白鍵3が押鍵操作されて樹脂ヒンジ部21を中心に上下方向に回転する際に、下部ケース1のガイド突起部28に沿って白鍵3の当接突起部23がガイド溝27によって上下方向にガイドされながら移動することにより、白鍵3の横振れを防ぐように構成されている。
一方、上部ケース2は、図6および図7に示すように、前側(図6では手前側)が開放された横方向に長いケース本体部30を備えている。このケース本体30は、下部ケース1上に配置されるものであり、下部ケース1の後壁部7に対応する後壁部31と、下部ケース1の左右の側壁部8に対応する左右の側壁部32とによって構成されている。すなわち、この上部ケース2のケース本体部30は、上方から見て、全体が横長のほぼコ字形状に形成され、下部ケース1の外形とほぼ同じ大きさに形成されている。
このケース本体部30における後壁部31の上端部には、図2、図6および図7に示すように、フロントカバー部33が前側(図7では右側)に向けて下部ケース1の基板搭載部12とほぼ同じ長さで延出形成されている。また、このケース本体部30の左右両側に位置する側壁部32の上端部には、図6に示すように、左右両側における最も端部に位置する白鍵3の各外側面を覆うためのサイドカバー部34がそれぞれ形成されている。
フロントカバー部33の下面には、図2および図7に示すように、ほぼ円柱状の複数の取付ボス35が、下部ケース1の底板部9に形成された複数の取付ボス10にそれぞれ対応して形成されている。この複数の取付ボス35の各下部には、ビス11が螺入するねじ穴35aがそれぞれ形成されている。これにより、複数の取付ボス35は、下部ケース1の複数の取付ボス10内に下側から挿入された各ビス11が各ねじ穴35aに螺入することにより、上部ケース2を下部ケース1に取り付けるように構成されている。
また、このフロントカバー部33には、図2、図6および図7に示すように、複数のスイッチ挿入孔36が、スイッチ基板13に設けられた各種のスイッチ16にそれぞれ対応して設けられている。すなわち、この複数のスイッチ挿入孔36は、下部ケース1の基板搭載部12に取り付けられたスイッチ基板13の各スイッチ16の操作部16aが、それぞれ下側から挿入してフロントカバー部33の上側に突出することにより、フロントカバー部33の外部から各スイッチ16が操作されるように構成されている。
さらに、このフロントカバー部33の前端部(図7では右端部)には、図6および図7に示すように、複数の黒鍵4が並列に配列された状態で、前側(図7では右側)に向けてそれぞれ延出されて形成されている。すなわち、この複数の黒鍵4は、図2および図4に示すように、複数の白鍵3の前後方向における長さよりも短く形成されていると共に、各白鍵3の高さよりも高く形成され、各白鍵3の間に配置されるように構成されている。
この複数の黒鍵4は、図2および図7に示すように、それぞれ樹脂ヒンジ部37を介してフロントカバー部33の前端部に一体に形成されている。この樹脂ヒンジ部37は、白鍵3の樹脂ヒンジ部21と同様、肉厚の薄い板状に形成され、黒鍵4が押鍵操作された際に、下側に向けて撓むように構成されている。また、この樹脂ヒンジ部37は、撓んだ状態から弾性復帰することにより、黒鍵4を初期位置に戻すように構成されている。これにより、複数の黒鍵4は、押鍵操作に応じて、各樹脂ヒンジ部37を中心に上下方向に回転するように構成されている。
また、この複数の黒鍵4は、図2および図7に示すように、黒鍵抜止め部38によって複数の白鍵3の上方に抜け出さないように構成されている。この黒鍵抜止め部38は、複数の黒鍵4の各前端下部(図7では右端下部)にそれぞれ前方に突出して設けられていると共に、この突出した部分がこれに隣接する複数の白鍵3の各下部にそれぞれ当接可能な状態で、下側に所定間隔Sを隔てて配置されるように構成されている。
すなわち、この黒鍵抜止め部38は、図2に示すように、白鍵3が押鍵操作された際に、その押鍵された白鍵3によって押し下げられない程度の長さ(所定間隔S)だけ、押鍵操作されていない初期状態における白鍵3の下面から離れた位置に配置され、この状態で黒鍵4が押し上げられた際に、初期状態における白鍵3の下面に下側から当接することにより、黒鍵4が上方に抜け出さないように構成されている。
また、この複数の黒鍵4は、図2、図7および図8に示すように、黒鍵ガイド部40によって横振れしないように上下方向にガイドされるように構成されている。すなわち、この黒鍵ガイド部40は、図8示すように、下部ケース1に取り付けられた回路基板14に設けられた複数のガイド溝41と、図7に示すように、複数の黒鍵4にそれぞれ設けられたガイド突起部42とを備えている。
ガイド溝41は、図2および図8に示すように、各黒鍵4に対応する回路基板14の箇所に、その回路基板14の前側縁部(図8では右端部)から後部側(図8では左側)に向けてスリット状に切り込まれている。ガイド突起部42は、図2および図7に示すように、黒鍵4の下部から下側に向けて突出して形成され、その下部が回路基板14のガイド溝41内に上下方向に移動可能に挿入されるように構成されている。
これにより、黒鍵ガイド部40は、図2に示すように、黒鍵4が押鍵操作されて樹脂ヒンジ部37を中心に上下方向に回転する際に、黒鍵4のガイド突起部42が回路基板14のガイド溝41内を上下方向にガイドされながら移動することにより、黒鍵4の横振れを防ぐように構成されている。
この場合、黒鍵4のガイド突起部42の下端部には、図2および図7に示すように、フック部43が後方(図2では左側)に向けて突出して形成されている。このフック部43は、図2に示すように、黒鍵4が押鍵操作されて樹脂ヒンジ部37を中心に下側に回転した後に、樹脂ヒンジ部37の弾性復帰により黒鍵4が初期位置に戻る際に、回路基板14の下面に当接するように構成されている。
これにより、黒鍵4は、押鍵操作された後に、樹脂ヒンジ部37が弾性復帰する際に、黒鍵4のガイド突起部42が回路基板14の下面に当接することにより、上限位置に規制するように構成されている。また、この黒鍵4は、押鍵操作されて樹脂ヒンジ部37を中心に下側に回転した際に、黒鍵4の下部が回路基板14に当接することにより、下限位置に規制されるように構成されている。
ところで、回路基板14に設けられた検出部20は、複数の白鍵3および複数の黒鍵4にそれぞれ対応する複数の発光素子と、複数の白鍵3および複数の黒鍵4にそれぞれ対応する複数の受光素子とを有している。この検出部20は、複数の発光素子で発光した光をそれぞれ各白鍵3および各黒鍵4に照射させ、この照射された光の反射光をそれぞれ複数の受光素子で受光することにより、各白鍵3および各黒鍵4における各上下方向の動きをそれぞれ検出するように構成されている。
すなわち、この検出部20は、複数の発光素子で発光した光をそれぞれ各白鍵3および各黒鍵4に照射させ、この照射された光の反射光をそれぞれ複数の受光素子で受光する際に、各白鍵3および各黒鍵4が押鍵されて回路基板14に近づくに伴って、受光素子による受光量が次第に増加することにより、各白鍵3および各黒鍵4における各上下方向の動きをそれぞれ検出して、楽音を発音させるオン信号を出力するように構成されている。
次に、この鍵盤楽器を組み立てる場合について説明する。
この場合には、予め、下部ケース1と上部ケース2とをそれぞれ別々に成形する。すなわち、下部ケース1を複数の白鍵3と共に成形する場合には、図4に2点鎖線で示すように、複数の白鍵3の各前端部に位置する白鍵抜止め部22の当接突起部23が、それぞれ下部ケース1の前壁部6に形成される白鍵当接部24の下方に位置するように、各白鍵3を前下がりに傾けた状態で、成形用金型(図示せず)によって成形する。
この場合には、複数の白鍵3の各当接突起部23が、それぞれ下部ケース1の前壁部6の白鍵当接部24よりも内側後方(図4では左側)に隙間Lだけ離れる。このため、複数の白鍵3の各当接突起部23と下部ケース1の前壁部6の白鍵当接部24とが上下方向に重なり合うことがないので、1つの成形用金型によって複数の白鍵3を下部ケース1に一体に成形しても、離型する際に、成形用金型から成形品として、下部ケース1を複数の白鍵3と共に容易に取り出すことができる。
また、このときには、複数の白鍵3の各前端部が傾斜部3aに形成されているので、複数の白鍵3における各前端部の当接突起部23が下部ケース1の前壁部6の下方に位置するように、複数の白鍵3を前下りに傾けた状態で成形しても、複数の白鍵3の各前端部がオーバーハング状態にならないため、離型する際に、成形用金型から成形品として、容易に取り出すことができる。
このように複数の白鍵3が下部ケース1と共に成形された際には、複数の白鍵3の各樹脂ヒンジ部21を屈曲させて、各樹脂ヒンジ部21が各白鍵3の前端部を上方に押し上げる状態にする。これにより、複数の白鍵3は、図4に実線で示すように、その各前端下部に形成された白鍵抜止め部22の当接突起部23が、それぞれ下部ケース1の前壁部6に形成された白鍵当接部24に下側から当接し、下部ケース1の上方に抜け出すことがなく、初期位置である上限位置に規制される。また、上部ケース2は、図7に示すように、複数の黒鍵4と共に、1つの成形用金型によって一体に成形されている。
次いで、下部ケース1の基板搭載部12にスイッチ基板13と回路基板14とを取り付ける。このときには、基板搭載部12上に形成された複数の取付ボス15上に、各種のスイッチ16が搭載されたスイッチ基板13を各ビス11によって取り付ける。また、基板搭載部12の下面に形成された複数の取付ボス17には、検出部20が搭載された回路基板14を各ビス11によって取り付ける。そして、スイッチ基板13と回路基板14とを接続ケーブル18によって電気的に接続する。
この後、複数の白鍵3が一体に形成された下部ケース1上に、複数の黒鍵4が一体に形成された上部ケース2を重ね合わせて取り付ける。このときには、図1に示すように、複数の黒鍵4を複数の白鍵3の各間に配置させながら、各黒鍵4の前端下部に形成された黒鍵抜止め部38を各白鍵3の下側に挿入させると共に、各黒鍵4にそれぞれ形成された各黒鍵ガイド部40のガイド突起部42を、回路基板14に形成された各ガイド溝41に挿入させる。
この状態で、下部ケース1に取り付けられたスイッチ基板12の各スイッチ16を、上部ケース2のフロントカバー部33に設けられた複数のスイッチ挿入孔36に対応させると共に、下部ケース1の底板部9上に形成された複数の取付ボス10と、上部ケース2のフロントカバー部33の下面に形成された複数の取付ボス35とをそれぞれ対応させる。この状態で、下部ケース1の複数の取付ボス10内に各ビス11を下側から挿入させて、上部ケース2の複数の取付ボス35の各ねじ穴35aにそれぞれ螺入させて締め付ける。
これにより、図1および図2に示すように、複数の白鍵3間に複数の黒鍵4が配置された状態で、下部ケース1上に上部ケース2が重なり合った状態で取り付けられる。この状態では、複数の白鍵3の各前端部が各樹脂ヒンジ部21によって押し上げられ、複数の白鍵3の各前端部に形成された白鍵抜止め部22の当接突起部23が、それぞれ下部ケース1の前壁部6に形成される白鍵当接部24に下側から弾接する。これにより、複数の白鍵3は、下部ケース1の上方に抜け出すことなく、初期位置である上限位置に規制されている。
また、複数の黒鍵4は、図2に示すように、その各前端部が各樹脂ヒンジ部37によって押し上げられ、各黒鍵ガイド部40のガイド突起部42の下部に形成されたフック部43が、回路基板14の下面に弾接する。これにより、複数の黒鍵4は、初期位置である上限位置に規制されている。このときには、黒鍵4の前端部にそれぞれ形成された黒鍵抜止め部38が、これに隣接する各白鍵3の下面から所定の距離S、つまり白鍵3における上限位置から下限位置までの距離以上、離れた位置に配置されている。
次に、このような鍵盤楽器で演奏する場合について説明する。
まず、図2において白鍵3を押鍵操作すると、樹脂ヒンジ部21が撓むことにより、この樹脂ヒンジ部21を中心に白鍵3が時計回りに回転する。このときには、白鍵3の当接突起部23に設けられた白鍵ガイド部26のガイド溝27に、下部ケース1のガイド突起部28が挿入した状態で、白鍵3の当接突起部23がガイド溝27によって下部ケース1のガイド突起部28に沿ってガイドされながら上下方向に移動するので、白鍵3が横振れすることなく、円滑に回転する。
また、このときには、回路基板14の検出部20が押鍵操作された白鍵3の動きを検出する。すなわち、白鍵3が時計回りに回転して回路基板14の検出部20に近づくと、検出部20の発光素子で発光して白鍵3に照射された光の反射光が受光素子で受光され、この受光素子による受光量が増加することにより、白鍵3の動きを検出して、オン信号を出力し、楽音を発音させる。
そして、白鍵3の当接突起部23がクッション部材25に当接すると、白鍵3が下限位置に規制されて白鍵3の回転が停止される。この後、白鍵3は、樹脂ヒンジ部21の弾性復帰力およびクッション部材25の反発力によって反時計回りに回転し、白鍵3の当接突起部23が下部ケース1の白鍵当接部24に当接する。これにより、白鍵3は、図2に示すように、上限位置に規制されて、初期位置に戻る。
同様に、図2において黒鍵4を押鍵操作すると、樹脂ヒンジ部37が撓むことにより、この樹脂ヒンジ部37を中心に黒鍵4が時計回りに回転する。このときには、黒鍵4に設けられた黒鍵ガイド部40のガイド突起部42が、下部ケース1の回路基板14に設けられたスリット状のガイド溝41に挿入した状態で、黒鍵4のガイド突起部42が回路基板14のガイド溝41にガイドされながら上下方向に移動するので、黒鍵4が横振れすることなく、円滑に回転する。
また、このときにも、回路基板14の検出部20が押鍵操作された黒鍵4の動きを検出する。すなわち、黒鍵4が時計回りに回転して回路基板14の検出部20に近づくと、検出部20の発光素子で発光して黒鍵4に照射された光の反射光が受光素子で受光され、この受光素子による受光量が増加することにより、黒鍵4の動きを検出して、オン信号を出力し、楽音を発音させる。
そして、黒鍵4の下部が回路基板14に当接すると、黒鍵4が下限位置に規制されて黒鍵4の回転が停止される。この後、黒鍵4は、樹脂ヒンジ部37の弾性復帰力によって反時計回りに回転し、黒鍵4のガイド突起部42に設けられたフック部43が回路基板14の下面に当接する。これにより、黒鍵4は、図2に示すように、上限位置に規制されて、初期位置に戻る。
このように、この鍵盤楽器によれば、複数の白鍵3が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部21を介して上下方向に回転可能に一体に形成された下部ケース1と、複数の黒鍵4が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部37を介して上下方向に回転可能に一体に形成された上部ケース2と、を備えているので、下部ケース1と上部ケース2とを重ね合わせて、複数の黒鍵4を複数の白鍵3の間に配置させることにより、白鍵3および黒鍵4を簡単に配列させて、楽器を容易に組み立てることができ、これにより楽器全体の組立作業の向上を図ることができる。
この場合、下部ケース1には複数の白鍵3が並列に配列された状態で一体に形成され、上部ケース2には複数の黒鍵4が並列に配列された状態で一体に形成されていることにより、下部ケース1を成形する成形用金型、および上部ケース2を成形する成形用金型の各成形領域内における成形に不要な部分を少なくすることができる。このため、各成形用金型を効率よく利用することができるので、各成形用金型による成形効率が良く、下部ケース1および上部ケース2を効率が良く成形することができる。
また、この鍵盤楽器では、上部ケース2を下部ケース1上に重ね合わせて複数の黒鍵4を複数の白鍵3の間に配置させた状態で、複数の白鍵3が下部ケース1から上方に抜け出すのを防ぐ白鍵抜止め部22と、この白鍵抜止め部22によって複数の白鍵3が下部ケース1から上方に抜け出さない状態で、複数の黒鍵4が複数の白鍵3の上方に抜け出すのを防ぐ黒鍵抜止め部38と、を備えているので、楽器を組み立てた状態で、複数の白鍵3および複数の黒鍵4が上方に抜け出すのを防ぐことができる。
この場合、下部ケース1には、複数の白鍵3および複数の黒鍵4における各上下方向の動きをそれぞれ検出する検出部20を搭載した回路基板14が、複数の白鍵3および複数の黒鍵4における各下側に延出された状態で取り付けられているので、検出部20を複数の白鍵3および複数の黒鍵4における各下側に確実に対応させることができ、これにより複数の白鍵3および複数の黒鍵4における各上下方向の動きを正確に且つ確実に検出することができる。
また、この鍵盤楽器では、白鍵抜止め部22が、複数の白鍵3の各前端下部にそれぞれ前方に突出して設けられた当接突起部23と、複数の白鍵3の各前端部に対応する下部ケース1の前壁部6の内側上部に設けられて、複数の白鍵3の各当接突起部23がそれぞれ接離可能に下側から当接する白鍵当接部24とを、備えているので、複数の白鍵3が下部ケース1の上方に抜け出すのを確実に防ぐことができると共に、複数の白鍵3の各上限位置をも確実に規制することができる。
この場合、複数の白鍵3は、その各前端部が上部から前側下部に向けてそれぞれ傾斜する傾斜部3aに形成され、この各傾斜部3aの下端部に白鍵抜止め部22の当接突起部23がそれぞれ形成されているので、下部ケース1を複数の白鍵3と共に一体に成形する際に、複数の白鍵3の各前端部に位置する当接突起部23が、それぞれ下部ケース1の前壁部6に形成される白鍵当接部24の下方に位置するように、複数の白鍵3を前下がりに傾けた状態にすることにより、成形用金型によって容易に且つ良好に成形することができる。
すなわち、複数の白鍵3は、前下がりに傾けられることにより、各当接突起部23をそれぞれ下部ケース1の前壁部6の白鍵当接部24よりも内側後方に隙間Lだけ離すことができる。このため、複数の白鍵3における各前端下部の当接突起部23と、下部ケース1の前壁部6の白鍵当接部24とが、上下方向に重なり合うことがないので、1つの成形用金型によって複数の白鍵3を下部ケース1に一体に成形しても、離型する際に、成形用金型から成形品として、容易に取り出すことができる。
また、このときには、複数の白鍵3の各前端部が傾斜部3aに形成されているので、複数の白鍵3を前下がりに傾けた状態で成形する際に、複数の白鍵3の各前端部がオーバーハング状態にならないため、成形用金型で成形しても、離型する際に、成形用金型から成形品として、容易に取り出すことができる。
さらに、この鍵盤楽器では、黒鍵抜止め部38が、複数の黒鍵4の各前端下部から前方に向けてそれぞれ突出して設けられ、この突出した部分がこれに隣接する複数の白鍵3の各下部にそれぞれ当接可能な状態で、下側に離れて配置されているので、上部ケース2を下部ケース1上に重ね合わせて、複数の黒鍵4を複数の白鍵3の間に配置させた際に、複数の黒鍵4が複数の白鍵3の上方に抜け出すのを確実に防ぐことができる。
この場合、黒鍵抜止め部38は、これに隣接する複数の白鍵3の各下部から下側に所定間隔S、つまり白鍵3の上限位置から下限位置までの長さ(S)だけ、離れて配置されているので、白鍵3を押鍵操作して白鍵3が押し下げられた際に、この押し下げられた白鍵3が黒鍵抜止め部38に当接して黒鍵4を押し下げることがない。このため、複数の白鍵3および複数の黒鍵4をそれぞれ独立させて個別に押鍵操作することができるので、良好に演奏することができる。
また、この鍵盤楽器では、下部ケース1の前壁部6にそれぞれ設けられ、複数の白鍵3の各前端下部をそれぞれ上下方向にガイドする白鍵ガイド部26を備えているので、白鍵3が横触れすることなく、白鍵3を上下方向に良好にガイドすることができる。すなわち、この白鍵ガイド部26は、複数の白鍵3における各前端下部の各当接突起部23にそれぞれ設けられたガイド溝27と、下部ケース1の前壁部6にその上下方向に沿ってそれぞれ設けられたガイド突起部28とを備えている。
このため、白鍵ガイド部26は、白鍵3の当接突起部23のガイド溝27に、下部ケース1のガイド突起部28を挿入させた状態で、白鍵3が押鍵操作されて樹脂ヒンジ部21を中心に上下方向に回転する際に、下部ケース1のガイド突起部28に沿って白鍵3の当接突起部23をガイド溝27によってガイドしながら上下方向に移動させることができるので、白鍵3が横振れすることなく、白鍵3を上下方向に確実に且つ円滑にガイドすることができる。
さらに、この鍵盤楽器では、下部ケース1に取り付けられた回路基板14によって複数の黒鍵4をそれぞれ上下方向にガイドする黒鍵ガイド部40を備えているので、黒鍵4が横触れすることなく、黒鍵4を上下方向に良好にガイドすることができる。すなわち、この黒鍵ガイド部40は、下部ケース1に取り付けられた回路基板14に設けられた複数のガイド溝41と、複数の黒鍵4にそれぞれ設けられたガイド突起部42とを備えている。
このため、この黒鍵ガイド部40は、黒鍵4が押鍵操作されて樹脂ヒンジ部37を中心に上下方向に回転する際に、黒鍵4のガイド突起部42を回路基板14のガイド溝41内で上下方向にガイドしながら移動させることができるので、黒鍵4が横振れすることなく、黒鍵4を上下方向に確実に且つ円滑にガイドすることができる。
この場合、黒鍵ガイド部40のガイド突起部42の下端部には、フック部43が黒鍵4の後方に向けて突出して形成されていることにより、押鍵操作された黒鍵4が初期位置に戻る際に、ガイド突起部42のフック部43を回路基板14の下面に当接させることができ、これにより黒鍵4の上限位置を規制することができる。
このため、黒鍵抜止め部38が白鍵3の下側に所定間隔Sだけ離れていても、ガイド突起部42のフック部43によって黒鍵4を確実に且つ良好に上限位置に規制することができる。また、回路基板14を取り外して楽器の修理や保守点検などをする際には、黒鍵抜止め部38が白鍵3の下部に当接可能であるから、黒鍵4が上方に抜け出すことがなく、安全に且つ良好に楽器の修理や保守点検などを行うことができる。
なお、上述した実施形態では、下部ケース1に取り付けられた回路基板14に搭載された検出部20が、複数の白鍵3および複数の黒鍵4にそれぞれ対応する複数の発光素子と複数の受光素子とを備えた構成である場合について述べたが、これに限らず、例えば検出部として、ゴムスイッチを用いても良い。
このゴムスイッチは、回路基板14上に配置されたゴムシートにドーム状の膨出部を各鍵に対応させて設け、この膨出部を押鍵操作された各鍵がそれぞれ押圧して弾性変形させることにより、膨出部内に設けられた可動接点が回路基板14上に設けられた固定接点に接触することにより、スイッチ信号を出力するように構成されていれば良い。
1 下部ケース
2 上部ケース
3 白鍵
3a 傾斜部
4 黒鍵
5、30 ケース本体部
6 前壁部
7、31 後壁部
8、32 側壁部
12 基板搭載部
14 回路基板
20 検出部
21、37 樹脂ヒンジ部
22 白鍵抜止め部
23 当接突起部
24 白鍵当接部
26 白鍵ガイド部
27、41 ガイド溝
28、42 ガイド突起部
33 フロントカバー部
38 黒鍵抜止め部
40 黒鍵ガイド部
43 フック部

Claims (7)

  1. 複数の白鍵が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部を介して上下方向に回転可能に一体に形成された下部ケースと、
    複数の黒鍵が並列に配列された状態でそれぞれ樹脂ヒンジ部を介して上下方向に回転可能に一体に形成された上部ケースと、
    この上部ケースを前記下部ケース上に重ね合わせて前記複数の黒鍵を前記複数の白鍵の間に配置させた状態で、前記複数の白鍵が前記下部ケースから上方に抜け出すのを防ぐ白鍵抜止め部と、
    この白鍵抜止め部によって前記複数の白鍵が前記下部ケースから上方に抜け出さない状態で、前記複数の黒鍵が前記複数の白鍵の上方に抜け出すのを防ぐ黒鍵抜止め部と、
    を備えていることを特徴とする鍵盤楽器。
  2. 前記下部ケースには、前記複数の白鍵および前記複数の黒鍵における各上下方向の動きをそれぞれ検出する検出部を搭載した回路基板が、前記複数の白鍵および前記複数の黒鍵における各下側に延出された状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器。
  3. 前記白鍵抜止め部は、前記複数の白鍵の各前端下部にそれぞれ前方に突出して設けられた当接突起部と、前記複数の白鍵の前記各前端部に対応する前記下部ケースの前壁部の内側上部に設けられて、前記複数の白鍵の前記当接突起部が接離可能に下側から当接する白鍵当接部とを、備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鍵盤楽器。
  4. 前記複数の白鍵の前記各前端部は、その上部から前側下部に向けてそれぞれ傾斜する傾斜部に形成され、この各傾斜部の下端部に前記当接突起部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤楽器。
  5. 前記黒鍵抜止め部は、前記複数の黒鍵の各前端下部から前方に向けてそれぞれ突出して設けられ、この突出した部分がこれに隣接する前記複数の白鍵の各下部にそれぞれ当接可能な状態で下側に離れて配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の鍵盤楽器。
  6. 前記下部ケースの前記前壁部にそれぞれ設けられ、前記複数の白鍵の前記各前端下部をそれぞれ上下方向にガイドする白鍵ガイド部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の鍵盤楽器。
  7. 前記下部ケースに取り付けられた前記回路基板によって前記複数の黒鍵をそれぞれ上下方向にガイドする黒鍵ガイド部を備えていることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤楽器。

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