JP2011231911A - 締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被締結部材の片側からの作業で、一定の軸力でもって締結できるようにした締結構造を提供する。
【解決手段】 ボルト(10)の角状頭部(10A)の軸線上に回転操作部(10C)を凹溝(10D)を介して一体に形成する。被締結部材(15、16)の裏側にはキャップ(14)を固定し、キャップ内にはナット(12)と座金(13)とを収容し、ナットは回り止めする。被締結部材の挿通穴にボルト軸部を挿通し、回り止めされたナットに螺合させ、被締結部材の表側において回転操作部を回転操作して被締結部材を締め付け、トルクが所定の値に達したときに回転操作部を凹溝(10D)から破断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は締結構造に関し、特に被締結部材の片側からの作業で、一定の軸力でもって締結できるようにした構造に関する。
被締結部材の片側でしか締結作業ができない場合、盲ボルトや片側締込みリベット等と呼ばれる軸状の盲止め具(ワンサイドボルト)がよく使用されている。
従来のワンサイドボルトでは、ボルト軸部にスリーブを外嵌し、このボルトをその頭部から被接合部材の穴に被接合部材の表側から裏側に向けて貫通させ、ボルト軸部にナットを螺合し、ナットを回転させるトルクの反力をボルト端部に設けた回転操作部(ピンテール部)で受けて締め付けることによってボルト頭部と被接合部材との間でスリーブを鍔状に変形させ、ボルトを抜け止めしたものが知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
特開平11−159509号公報 特開2006−349098号公報 特開平10−103327号公報
しかし、従来のワンサイドボルトではボルト軸力がスリーブの塑性変形能に依存するので、安定しないという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑み、被締結部材の片側からの作業で、一定のボルト軸力でもって締結できるようにした締結構造を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る締結構造は、ボルト頭部とナットとの間で被締結部材を締め付けて締結するようにした締結構造において、ボルトの角状頭部には軸線上に回転操作部が凹溝を介して一体に形成され、被締結部材の裏側にはキャップが固定され、該キャップ内にはナットと座金とが収容され該ナットが回り止めされ、被締結部材の挿通穴には被締結部材の表側からボルト軸部が挿通されて上記回り止めされたナットに螺合され、上記回転操作部が被締結部材の表側において回転操作されることによってボルト頭部とナットとの間で被締結部材が締め付けられ、回転操作部のトルクが所定の値に達したときに回転操作部が凹溝から破断されるようになっていることを特徴とする。
本発明の特徴の1つはボルト頭部に回転操作部を一体に形成し、被締結部材の裏側にキャップを固定してキャップ内にナットを回り止めして内蔵させ、ボルト軸部をナットに螺合させ、回転操作部を回転操作して被締結部材を締結し、回転操作部のトルクが所定の値に達したときに回転操作部を凹溝から破断させるようにした点にある。
これにより、ボルト軸力は回転操作部の破断トルクに依存し、破断トルクを一定にコントロールすることにより安定したボルト軸力を得ることができ、振動、熱膨張、経時変化等の原因によって締結が緩むおそれを少なくできる。
キャップはナットを回り止めして収容できればよく、例えばナットの収容部分をその二面幅がナットの二面幅よりも大きいがナットの対角距離よりも小さく形成されることによって回り止めして収容できる。また、キャップは被締結部材の裏側に例えば溶接などによって固定することができる。
キャップは例えば底面が開口した密閉構造を採用することができるが、キャップの中央にはボルト軸部が挿通される穴が形成されているのが望ましい。
本発明に係る締結構造の好ましい実施形態を示す断面図である。 上記実施形態におけるキャップ、ナット、座金及びボルトを示す概略斜視図である。 上記実施形態における締結後の状態を断面図である。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明に係る締結構造の好ましい実施形態を示す。図において、ボルト10は六角状のボルト頭部10A、雄ねじが形成されたボルト軸部10B及びボルト頭部10Aのボルト軸線上に形成されたセレション部(回転操作部)10Cから構成され、ボルト頭部10Aとセレショッ部10との間には凹溝10Dが環状に形成されている。
キャップ14はナット12を収容する六角状のナット収容部分14Aと座金13を収容する円盤状の座金収容部分14Bから構成され、六角状のナット収容部分14Aの二面幅はナット12の二面幅よりも大きいがナット12の対角距離よりも小さく形成され、またキャップ14のナット収容部分14Aの中央にはボルト軸部10Bが挿通される穴14Cが形成されている。
例えば、被締結部材15、16を締結する場合、キャップ14にナット12及び座金13を収容し、被締結部材15の挿通穴とナット12のねじ穴を合致させ、その状態で被締結部材15の裏側にキャップ14を溶接によって固定する。
次に、被締結部材15、16の挿通穴にボルト10のボルト軸部10Bを差し込んでナット12に螺合させた後、セレション部10Cに工具を嵌めてセットし、セレション部10Cを回転操作する。すると、ボルト頭部10Aがナット12に対して螺進し、被締結部材15、16がボルト頭部10Aとナット12との間で締め付けられる。
セレション部10Cが更に回転操作されると、セレション部10Cに締結の反力が作用し、セレション部10Cが所定のトルクに達すると、セレション部10Cが凹溝10Dから破断する。破断トルクはセレション部の材質と凹溝10Dの外径によって設定することができ、一定のトルクで破断することができる。
すると、ボルト軸部10Bの軸力はセレション部10Cの破断トルクに依存して決まるので、安定したボルト軸力を得ることができる。
締結を緩める場合には六角形のボルト頭部10Aに適切な工具を嵌めて回転すれば締結を緩めることができる。

Claims (2)

  1. ボルト頭部とナットとの間で被締結部材を締め付けて締結するようにした締結構造において、
    ボルト(10)の角状頭部(10A)には軸線上に回転操作部(10C)が凹溝(10D)を介して一体に形成され、被締結部材(15、16)の裏側にはキャップ(14)が固定され、該キャップ(14)内にはナット(12)と座金(13)とが収容され該ナット(12)が回り止めされ、被締結部材(15、16)の挿通穴には被締結部材(15、16)の表側からボルト軸部(10B)が挿通されて上記回り止めされたナット(12)に螺合され、上記回転操作部(10C)が被締結部材(15、16)の表側において回転操作されることによってボルト頭部(10A)とナット(12)との間で被締結部材(15、16)が締め付けられ、回転操作部(10C)のトルクが所定の値に達したときに回転操作部(10C)が凹溝(10D)から破断されるようになっていることを特徴とする締結構造。
  2. 上記キャップ(14)にはボルト軸部(10B)が挿通される穴(14C)が形成されている請求項1記載の締結構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002266830A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Nippon Steel Corp 高力ボルト接合構造およびナット固定方法
JP2004092282A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Nippon Steel Corp 高力ボルト接合構造およびナット保持具
JP2007170518A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Ideal Brain Kk ナット用キャップ

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