JP2011231042A - 唇用化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツヤが良く、しかも色材分散性に優れ、色のつきも良い唇用化粧料を提供する。
【解決手段】(a)平均粒径0.1〜0.5μmの球状ポリメチルシルセスキオキサンを0.5〜5質量%と、(b)IOB0.2以上の極性油を30〜90質量%と、(c)色材を0.5〜20質量%とを配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は唇用化粧料に関し、より詳しくは色材の分散性に優れ、色のつきのよい唇用化粧料に関するものである。
従来、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップペンシル等の唇用化粧料として、油性タイプのものが知られているが、これは液状油分(例えば、ヒマシ油、ホホバ油、スクワラン、ラノリン、各種合成エステル油、流動パラフィン)と、ワックス(固形剤:例えば、カルナバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、硬化動物油、硬化植物油、ミツロウ)との混合物に、粉体を分散したものである。
一方近年、口紅塗布時のツヤが強く求められるようになっている。ツヤをよくするためにはワックス量を少なくすることが望ましいが、この場合、例えばスティック状の固形口紅の時には必要とされる硬度が維持できなくなるという問題が生じる。ワックス量を少なくしても所定の硬度を維持させるためには極性油の配合が有効である(たとえば特許文献1)。
特開2009−73797号公報
しかしながら、極性油を多く配合すると、色材の分散性が悪くなり、その結果色のつきが悪くなったり、色むらが生じたりするという問題点があった。
本発明は、かかる課題を解決するものであって、極性油が多配合され、しかも色材分散性が良く、色のつきのよい唇用化粧料を提供することを目的とする。
本発明者等は、このような現状に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の粉末を配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、(a)〜(c)を含むことを特徴とする唇用化粧料である。
(a)平均粒径0.1〜0.5μmの球状ポリメチルシルセスキオキサンを0.5〜5質量%
(b)IOB0.2以上の極性油を30〜90質量%
(c)色材を0.5〜20質量%
本発明の唇用化粧料は極性油が多配合されてツヤが良く、しかも色材分散性に優れ、色のつきも良いものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明に使用する特定の球状ポリメチルシルセスキオキサンは、極性油分を多量配合した時にも色材分散性が良く、色のつきを良くすることができ、使用性も良い。また十分な硬度を与えることが出来るので、固形口紅とした時には優れた保型性を確保できると共に、使用性に優れ、ツヤのある唇用化粧料となる。
((a)球状ポリメチルシルセスキオキサン)
本発明で用いられる球状ポリメチルシルセスキオキサンの平均粒径は0.1〜0.5μmである。平均粒径が0.5μmを超える場合は、色材分散性の向上効果に乏しい。平均粒径が0.1μm未満のものは原料の製造において非常に困難である。球状ポリメチルシルセスキオキサンの平均粒径はできるだけシャープなものが好ましい。
本発明で用いられる球状ポリメチルシルセスキオキサンとしては、たとえば市販品として、MSP−N050(日興リカ社製商品名、平均粒径0.5μm)、SPT−014(竹本油脂社製商品名、平均粒径0.3μm)などが挙げられ、特に粒度分布がシャープなMSP−N050(日興リカ社製商品名、平均粒径0.5μm)が好ましい。
本発明の唇用化粧料中における球状ポリメチルシルセスキオキサンの配合量は、0.5〜5質量%であり、特に0.5〜1質量%となる範囲が好ましく、配合量が少なすぎると色材の分散性が不十分となり、多すぎると使用性が悪くなる。
((b)IOB0.2以上の極性油)
本発明で用いられる(b)IOB0.2以上の極性油としては、以下のような油分が挙げられる。
すなわち、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、トリ(カプリル/カプリン)酸グリセリル、セバシン酸ジエチルヘキシル、オクチルドデカノール、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、オキシステアリン酸オキシステアリル、テトラ(エチルヘキサン酸/安息香酸)ペンタエリスリチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヒマシ油、セバシン酸ジイソプロピル、テトラオクタン酸ペンタエリスリット、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンである。
本発明においては、前記極性油の中でもIOB0.2以上のものが用いられる。
IOBとは、有機概念図におけるIOBを指す。有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は"PharmaceuticalBulletin", vol.2, 2, pp.163-173(1954)、「化学の領域」vol.11,10, pp.719-725(1957)、「フレグランスジャーナル」,vol.50, pp.79-82(1981)、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)等で説明されている。
すなわち、すべての有機化合物をメタン(CH)の誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環等にそれぞれ一定の数値を設定し、その数値を加算して有機性値、無機性値を求め、有機性値をX軸、無機性値をY軸にとった図上にプロットしていくものである。
有機概念図におけるIOBとは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、すなわち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」を意味する。有機概念図におけるIOBが0.2以上である油分は高極性油分に相当する。
本発明においては、上記極性油分の配合量は30〜90質量%であることが好ましい。特に50質量%以上である場合は従来の唇用化粧料では色材の凝集が顕著になることから、本願発明の有用性がより発揮される。この結果、色のつきがよく、ツヤのある唇用化粧料が得られることから好ましいものである。
((c)色材)
本発明で用いられる色材は唇用化粧料に通常用いられる色材であれば良く、粉末状でも色材に油を練り込んだ状態のものでもよい。また無機顔料であっても、有機顔料であってもよい。
かかる色材としては、例えば、無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);金属粉末(例えば、アルミニウム、金、銀、銅等);
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、だいだい色201号、だいだい色205号、だいだい色401号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色401号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、青色1号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、紫色201号等);
天然色素(例えば、β-カロチン、コチニール色素、赤キャベツ色素、リボフラビン、クロシン、アントラキノン、カンタキサンチン、紅花色素等)等が挙げられる。
また色材はパール剤であってもよい。パール剤としては、表面を酸化チタンで被覆した酸化チタン被覆マイカ、マイカを酸化鉄と酸化チタンで被覆したベンガラ酸化チタン被覆マイカ等の酸化鉄酸化チタン被覆マイカ、マイカと酸化チタン被覆層との間にシリカをはさんだ粉体等が挙げられる。マイカ以外を母材とした粉体としては、シリカフレーク上に酸化チタンを被覆させた粉体、合成マイカに酸化チタンを被覆した粉体、中空状の酸化チタン等が挙げられる。
上記色材の配合量は、0.5〜20.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3.0質量%であるものとする。色材の配合量が0.5質量%未満では、色材分散性の問題が少ない。また20.0質量%を超えると着色力が強すぎて、唇用化粧料としてはふさわしくない。
本発明においては、以下の油分の中から(b)成分に含まれない油分を適宜選択使用することができる。
かかる油分としては、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。
具体的には、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
(b)成分以外の油分としては、特にジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、マカデミアナッツ油、ホホバ油、スクワラン、液状ラノリン、トリ(水添ロジン・イソステアリン酸)グリセリル、メチルフェニルポリシロキサン、トリイソステアリン酸グリセリル、ポリブテン、ポリイソブテンから選ばれる一種又は二種以上が好ましい。
本発明の唇用化粧料は、上記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲において、必要に応じて、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、高分子、界面活性剤、上記以外の粉末、薬剤、アルコール、溶剤、香料を適宜配合し、製品の種類に応じて常法により製造することができる。
本発明の唇用化粧料は、液状から固形状の唇用化粧料であれば限定されない。例えば、固形口紅、リップグロス、リップクリームなどの唇用化粧料が挙げられるが、特にスティック状の固形口紅であることが好ましい。ただし、グロスのような非固形の化粧料にも適用することができ、かかる場合にも色材の分散性が従来よりも優れたものとなることで、塗布した時の色むらがなく、使用性の優れた唇用化粧料とすることができる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
(1)色材分散性試験
口紅のバルクを90℃で2時間静置する。その後、室温で固めて断面を観察し、断面の色で分散状態を判断した。試料の色材の組み合わせは、分散が十分な場合は赤紫色になるものである。
◎:赤紫色(分散状態が非常によい)
○:赤みがかった赤紫色(分散状態がよい)
×:赤色(分散状態が悪い)
(2)色のつきの評価方法
口紅をワイパーのようにロール紙上を、場所を異ならせて50回往復運動させ、その前後での重さを比較し、塗布量を測定する。
○:標準塗布量に対して5質量%%以上多い。
△:標準塗布量。
(3)使用性
10名のパネルによる実使用性試験を行った。評価は、なめらかさについて下記の評価点基準に基づいて5段階官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、下記評価基準で判定した。
(スコア)
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
(評価基準)
○:評価値(平均値)4.0点以上5.0点以下
△:評価値(平均値)2.5点以上4.0点未満
×:評価値(平均値)1.0点以上2.5点未満
試験例1〜10
次の表1〜2に示す処方で常法により口紅を調製し、色材分散性、色のつきおよび使用性について、上記した基準で評価した。その結果を併せて表1〜2に示す。
Figure 2011231042
Figure 2011231042
※1:MSP−N050(日興リカ社製)
※2:SPT−014(竹本油脂社製)
※3:SPT−013(竹本油脂社製)
※4:COSMO55(日揮触媒化成社製)
※5:トスパール145A(東芝シリコーン社製)
※6:トスパール2000B(東芝シリコーン社製)
試験例1、10は(a)成分の球状ポリメチルシルセスキオキサンが配合されていないため色材分散性が悪くなっている。特に試験例10では色材が0,5質量%と、他の試験例よりも少ないにもかかわらず、色材分散性が悪い。
試験例2〜5は、(a)成分の球状ポリメチルシルセスキオキサンの配合量を変化させたものである。試験例2は少なすぎるために色材分散性が悪く、試験例4は多すぎるために使用性が悪い。これに対して試験例3、5は使用性、色材分散性ともに良い結果となっている。
試験例6〜9は、平均粒径が本発明で規定する範囲よりも大きい球状ポリメチルシルセスキオキサンを配合したり、シリカを配合した例である。いずれの場合も色材分散性が悪くなっている。
以下に、本発明の唇用化粧料の処方例を挙げる。本発明はこの処方例によって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって特定されるものであることはいうまでもない。
処方例1 口紅
(1) セレシン 12.0 質量%
(2) マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3) ポリイソブテン 10.0
(4) 液状ラノリン 2.0
(5) ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 20.0
(6) ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2 10.0
(7) リンゴ酸ジイソステアリル 20.0
(8) メトキシケイ皮酸オクチル 5.0
(9) ポリメチルシルセスキオキサン 0.5
(MSP−N050(日興リカ社製))
(10) 硫酸バリウム 1.0
(11) ベンガラ被覆雲母チタン 1.0
(12) 二酸化チタン 3.0
(13) 赤色202号 0.5
(14) 赤色201号 0.1
(15) トコフェロール 0.1
(16) 香料 0.1
(17) トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残余
(製法)
この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、口紅容器に充填し、5℃まで冷却して口紅を得た。この化粧料は色材凝集など製造中の問題もなく、使用性、塗布時の発色、ツヤに優れていた。
処方例2 リップグロス
(1)スクワラン 10.0 質量%
(2)ポリイソブテン 10.0
(3)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(4)パルミチン酸デキストリン 10.0
(5)ポリメチルシルセスキオキサン 0.5
(MSP−N050(日興リカ社製))
(6)黒酸化鉄 0.1
(7)ベンガラ 0.3
(8)黄酸化鉄 0.2
(9)二酸化チタン 0.6
(10)赤色202号 0.1
(11)トコフェロール 適量
(12)香料 適量
(13)ジイソステアリン酸グリセリル 残余
(製法)
各処方成分を90℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、口紅容器に充填し、5℃まで冷却して口紅を得た。この化粧料は色材凝集など製造中の問題もなく、発色に優れていた。
処方例3 乳化口紅
乳化ベース;
(1) 精製水 1.5 質量%
(2) エデト酸三ナトリウム 0.01
(3) グリセリン 0.2
(4) マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 3.0
(5) ジメチコーンポリオール 0.5
(6) メチルフェニルポリシロキサン 10.0
油相;
(7) ポリエチレンワックス 7.0
(8) マイクロクリスタリンワックス 1.0
(9) ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 25.0
(10) ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 10.0
(11) ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) 5.0
(12) リンゴ酸ジイソステアリル 20.0
(13) ジブチルヒドロキシトルエン 0.1
(14) 酢酸トコフェロール 0.1
(15) ポリメチルシルセスキオキサン 1.0
(MSP−N050(日興リカ社製))
(16) ベンガラ 2.0
(17) 二酸化チタン 4.0
(18) トコフェロール 0.1
(19) 香料 0.1
(20) トリオクタノイン 残余
(製法)
まず(4)〜(6)を加熱混合(油相部)し、(2),(3)を(1)に溶解(水相部)した後、これを70℃で前記油相部に添加分散して乳化ベースを得た。次に、(7)〜(20)を加熱し、溶解・混合して、前記乳化ベースを添加して95℃で十分撹拌混合し、口紅容器に充填し、5℃まで冷却して乳化口紅を得た。この化粧料は色材凝集など製造中の問題もなく、使用性、塗布時の発色、ツヤに優れていた。
処方例4 リップクリーム
(1) セレシン 12.0 質量%
(2) マイクロクリスタリンワックス 3.0
(3) (ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル 10.0
(4) ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2 10.0
(5) ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 10.0
(6) ワセリン 5.0
(7) トリイソステアリン酸ジグリセリル 10.0
(8) リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(9) ジイソステアリン酸グリセリル 15.0
(10) 雲母チタン 0.5
(11) ベンガラ 0.1
(12) ポリメチルシルセスキオキサン 0.5
(MSP−N050(日興リカ社製))
(13) 酢酸トコフェロール 0.2
(14) L−メントール 0.05
(15) トコフェロール 0.1
(16) 流動パラフィン 残余
(製法)
この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、リップクリーム容器に充填し、5℃まで冷却してリップクリームを得た。この化粧料は製造中の問題もなく使用性、塗布時のツヤに優れていた。

Claims (3)

  1. (a)〜(c)を含むことを特徴とする唇用化粧料。
    (a)平均粒径0.1〜0.5μmの球状ポリメチルシルセスキオキサンを0.5〜5質量%
    (b)IOB0.2以上の極性油を30〜90質量%
    (c)色材を0.5〜20質量%
  2. (b)の配合量が50質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の唇用化粧料。
  3. 固形口紅であることを特徴とする請求項1又は2に記載の唇用化粧料。
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