JP2011230228A - 電動チャック - Google Patents

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Abstract

【課題】電動アクチュエーター或いはメカニカルチャックが故障した場合に部品交換が容易であり、汎用性が高く、メカニカルチャックにおけるフィンガーのワークに対する芯出し作業を手動で簡単に行える電動チャックの提供。
【解決手段】モータ9と、その回転出力軸に回転が止められて螺合した直動出力軸11とを備えた電動アクチュエーター3に、プッシャー22が押圧されることによりワーク把持用のフィンガー35が開かれ、プッシャー22が押圧されていない時はバネの力でフィンガー35が閉じるメカニカルチャック4を着脱可能に取り付けてある。回転出力軸に直動出力軸11を軸方向に調整できるハンドル19を固定する。ハンドル19は放熱部材を兼ねたアルミ合金製とすることがある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを把持するフィンガーの開閉をモータによって行なう電動チャックに関する。
ワークの供給や移動のために、平行に開閉するフィンガーでワークの把持及び解放を行なう平行開閉チャックが知られている。
例えば、特許文献1には、ステッピングモータの駆動力をフィンガーの直線的な開閉運動に変換する電動ハンド(メカニカルチャック)が記載されている。
この電動ハンドは、ステッピングモータの出力軸に、ねじ部を有する回転軸を取り付け、ねじ部が螺装される相手のねじを有する直動部材を、開閉機構及び伝動軸を介してフィンガーに関連させてある。そして、モータを作動させて直動部材を駆動することによりフィンガーを開いてワークを解放し、ばねの力でフィンガーを閉じてワークを把持するようになっている。
しかし、この電動ハンドは、ステッピングモータの回転によって直動するアクチュエーター部分と、フィンガーの開閉を行なうハンド部分を分離することができないので、アクチュエーター部分及びハンド部分のいずれか一方が故障すると電動ハンド全体が使えなくなってしまう。また、ワークの種類や、作業内容に応じてハンド部分を適切なものに交換することもできず、汎用性に欠ける。
さらに、交換のために選定した電動ハンドを実機として配置する際にメカニカルチャックの左右のフィンガーが閉じる中心位置とワークの大きさ、種類等に応じて、これらの中心位置とが一致するようにフィンガーを試験的に開閉させてワークに対するフィンガーの当たり具合とか把持の状態を点検すること(芯出し)があるが、この電動ハンドは直動部材を手動によって自由に移動させることができないので、このような点検時には、電動ハンドに通電し制御装置を通じて点検モードで作動させるなどの手間を要する。
特許文献2の電動アクチュエーターはモータに通電することなく手動操作棒によって、直動ねじの直動位置を調整できる。しかし、このアクチュエーターをメカニカルチャックと結合する技術的思想の開示はない。また、手動操作棒という形態からするとメカニカルチャックのフィンガーを試験的に開閉させるなどのことを想定したものとは考えられない。
特許第4131360号公報 特開平5−122890号公報
本発明が解決しようとする課題は、電動チャックであってアクチュエーター部分或いはメカニカルチャック部分が故障した場合であっても部品交換が容易であり、汎用性が高く、メカニカルチャックを交換したときなどにフィンガーを手動で開閉させてワークに対するフィンガーの芯出し具合を点検できる電動チャックの提供を課題とする。
本発明の電動チャックは、電動アクチュエーターとこれに対して本体部を介して着脱可能に取り付けたメカニカルチャックとからなる。電動アクチュエーターは、モータと、そのロータと一体の回転出力軸及び直動出力軸とを備え、回転出力軸にハンドルを取付けて直動出力軸を手動で軸方向に移動可能としてある。すなわち、直動出力軸は回転を止められてモータの回転出力軸に螺合されている。メカニカルチャックは、プッシャーが押圧されるとフィンガーが開き、プッシャーに対する押圧力が解除されると内蔵したバネの力でフィンガーを閉じる構造となっている。電動アクチュエーターにおける直動出力軸の先端とプッシャーを対向させ、直動出力軸によりメカニカルチャックのプッシャーが押圧される構造とされている。
以下の構成を採用することができる。
電動アクチュエーターに回り止め部材及びセンサーに対するドグ兼用のスライダーを設けた構成。
スライダーは直動出力軸にネジ止めなどにより固定され、直動軸と共に移動し、その移動はアクチュエーターの本体部に設けたガイド部材に案内される。したがって、直動出力軸は、スライダーにより回動が阻止される。また、ドグを兼ねたスライダーは直動出力軸と連動して移動されることによりセンサーをオンオフする。センサーは、直動出力軸の先端位置が原点にあることを検出するためのものである。
電動アクチュエーターのハンドルを直径がモータのステータ外径と略等しい大きさの円板とする構成。
円板は操作を軽くまた微調整の程度を細かくする上で大きいほど好ましいが、電動チャック全体としての取り扱い上、モータのステータ外径と略等しい大きさ程度が適当といえる。また、このハンドルをアルミ合金製としこれを電動アクチュエーターの放熱部とすることも好ましい。
電動アクチュエーターとメカニカルチャックをブラケットにより着脱可能とした構成。
電動アクチュエーターとメカニカルチャックを分離した構成とでき、また、例えば電動アクチュエーターに組み合わせるメカニカルチャックを交換することができる。
電動アクチュエーターに対してメカニカルチャックの全体がチャックの縦方向の軸を中心にして任意の回動角度位置で固定可能とした構成。
ピックアンドプレース装置に取付けた電動チャック全体の姿勢を変えることなく、チャックにおけるフィンガーの開閉方向を任意の角度に変更・調整することができるので、ワークの形状や作業の流れに応じてフィンガーの移動方向を変更する必要のあるときなどに対応しやすい。
直動出力軸とプッシャーとの間に直動出力軸のプッシャーに対する押圧力を吸収するクッションを設けた構成。
電動アクチュエーターのステッピングモータに対するパルスの配分は通常、超過パルスとならないようにパルス数が設定されるが、直動出力軸をフィンガーの開き限度位置を越えてわずかに移動させ、フィンガーが開き位置となった状態を確実なものにする場合もあり、このような場合に前記のクッションがあると、直動出力軸への反力を軽減して電動アクチュエーターの駆動源であるステッピングモーターが脱調するのを防止できる。
電動アクチュエーター及びメカニカルチャックのいずれか一方が故障しても、その部分を取り替えるだけで済み、また、メカニカルチャックを交換して利用できるなど電動アクチュエーターを汎用することができる。
ハンドルは大きく、かつ、円板なので、指先などで操作しやすく、ワークとフィンガーとの当たり具合を見る芯出しなどの点検時にフィンガーを手動で開閉させることができるので、点検作業を行いやすい。
直動出力軸の原点位置を検出するセンサーを備えるので、フィンガーの開動作を行わせるパルス数を設定しておけば、ピックアンドプレース装置側では電動アクチュエーターに対して駆動信号を発信するだけの制御で電動チャックを利用できる。
また、往復作動頻度が大きくて発熱しやすいチャック用の電動アクチュエーターの熱をハンドルを通じて放熱させ、モータの過熱を防止できる。
電動チャックのフィンガー閉じ状態における要部破断側面図(実施例1)。 電動チャックのフィンガー閉じ状態における正面図(実施例1)。 電動アクチュエーターの断面図(実施例1)。 電動チャックの横断面図(実施例1)。 メカニカルチャックの断面図(実施例1)。 電動チャックのフィンガー開き状態における正面図(実施例1)。 メカニカルチャックの斜視図(実施例2)。 ブラケットを示し、(イ)は平面図、(ロ)は側面図(実施例2)。
図1〜図7は、本発明の実施例1を示す。
図1及び図2に示すように、本実施例の電動チャック1は、本体部2と、電動アクチュエーター3と、メカニカルチャック4とから成る。
本体部2は、電動アクチュエーター3及びメカニカルチャック4を支持する部材であって、下方に開口した空洞部5を有する。本体部2にはガイド部材6が取り付けられ、空洞部5に延びている。
また、本体部2の下端には、メカニカルチャック4を取り付けるためのブラケット8をネジ8a、8bで着脱可能に装着できるようになっている。
電動アクチュエーター3は、モータ9と、モータ9の回転出力軸10とこれに螺合した直動出力軸11および直動出力軸11に固定されたスライダー12を備える。
モータ9は、ピックアンドプレース装置の制御装置から送られるパルス信号によって駆動されるステッピングモータであって、ステータ13の内側にロータ14としての回転出力軸10が回動自在に配置されており、回転出力軸10は中空である。回転出力軸10の一部に設けた雌ネジ部15と直動出力軸11の雄ネジが螺合されている。
また、モータ9は本体部2の上面に固定され、モータ9から下方へ延びる直動出力軸11が本体部2を貫通して空洞部5へ突出している。
スライダー12は、本体部2の空洞部5に配置され、図4に示すように、上下(電動アクチュエーターの軸方向)に貫通した透孔16及び切欠き17を有する。スライダー12の切欠き17に前記のガイド部材6を摺動自在にはめ込み、また、透孔16に直動出力軸11を挿通し、これをネジ18でスライダー12へ固定してある。スライダー12はガイド部材6により回転が規制され、また、直動出力軸11は回動不能のスライダー12によってその回転が阻止される。
モータ9が作動して回転出力軸10が回転されると、回転を止められた直動出力軸11は軸方向に直動する。また、スライダー12も直動出力軸11と共にガイド部材6に沿って直動する。
モータ9の上方において、回転出力軸10にはハンドル19が固定され、直動出力軸11を軸方向に移動させることができる(図1及び図2)。回転出力軸10とハンドル19とは、キーやネジ止めによって固定されている。ハンドル19は、操作しやすいように直径を大きく、図示している実施形態のようにモータ9のステータ13の外径とほぼ等しい円板としてある。
ハンドル19を回転操作すると、回転出力軸10が回転し、直動出力軸11の先端位置を手動で簡単に調節することができる。
また、ハンドル19は、大径の円板状としてあるだけでなく、アルミ合金のような熱伝導率の高い素材で形成してあり、電動アクチュエーター3の放熱部を兼ねている。
本体部2にはスライダー12の移動経路にセンサー20(フォトセンサー等)を設置してある。スライダー12は直動出力軸11と共に移動し、センサー20に対してドグの機能を果たし、直動出力軸11が原点に達したことを検出する。検出信号はピックアンドプレースの制御装置に伝達され、制御装置からモータ9が停止される。
なお、前記制御装置は、モータ9の起動が原点位置からである場合、設定した時間の後(所定パルスの消化によって)にモータを停止する構成である。
なお、本実施例では、原点を直動出力軸11の下限位置としてある。
メカニカルチャック4は、図5及び図6に示すように、ボディ21と、ボディ21に上下動可能に取り付けたプッシャー22と、ボディ21に水平往復動可能に取り付けた1対のフィンガー板23とを備える。
ボディ21の上部にはプッシャー挿通孔24が形成され、プッシャー挿通孔24の下端に連続してフィンガー設置空間25が形成されている。フィンガー設置空間25の両側面および下面は開口している。
電動アクチュエーター3の本体部2の下面とボディ21の前後面には平板をL字状に屈曲したブラケット8がネジ8a,8bでネジ止めされており、ブラケット8をこれらに着脱自在に固定することができる(図1)。すなわち、ブラケット8により、メカニカルチャック4を電動アクチュエーター3に対して着脱可能に取り付けることができる。
ブラケット8によってメカニカルチャック4を本体部2に取り付けると、電動アクチュエーター3の直動出力軸11とメカニカルチャック4とがこの実施形態では同軸の配置となり、直動出力軸11の先端がプッシャー22の頭部29と対向する(図1及び図2)。
プッシャー22は、中空管26と、中空管26内に摺動可能に嵌合され、中空管26の上端から突出した押圧部27とからなる。
押圧部27の中間部外周にはフランジ28が形成され、上端には径を大きくした頭部29が形成されている。そして、プッシャー22はフランジ28より下方の部分がボディ21のプッシャー挿通孔24内に挿入され、頭部29がボディ21の上方に突出している。
中空管26の上端外周囲には張り出し片30が形成され、張り出し片30とフランジ28の間にコイルスプリング、ポリウレタン製リング等のクッション31を介在してある。このクッション31によって押圧部27が上方へ向けて付勢されている。
プッシャー挿通孔24とフィンガー板設置空間25の境界部内面には、プッシャー22を囲むようにバネ受け部32を設け、中空管26の張り出し片30とバネ受け部32の間に、プッシャー22を上方へ向けて付勢する挟持用バネ33を設置してある。挟持用バネ33は前記のクッション31よりも弾力の弱いものとしてある。
また、中空管26の下端部には、前後に突出するガイドピン34をそれぞれ装着してある。
フィンガー板23は、平行な2枚のスライド板であって、それぞれにフィンガー35が取付けられている。フィンガー35は平行に対向する。
また、フィンガー板23の中央部には斜めに傾斜した長孔36を形成し、長孔36にプッシャー22のガイドピン34を摺動自在に係合してある。2枚のフィンガー板23の長孔36は互いに逆向きに傾斜している。
常態では、前後のガイドピン34がそれぞれ長孔36の上端に係合し、フィンガー35は接近している。
プッシャー22の頭部29を押圧して下降させると、ガイドピン34も長孔36の下端に向かって下降する。前後のフィンガー板23に形成した長孔36は互いに逆向きに傾斜しているので、フィンガー板23は水平方向逆向きに移動する。この結果、フィンガー35は離間する。
プッシャー22に対する押圧を解放すると、クッション31及び挟持用バネ33の付勢力によって、プッシャー22及びガイドピン34が上昇し、前後のフィンガー板23が元の位置に復帰し、フィンガー35が接近する。ワークを挟持した場合、挟持力は挟持用バネの弾力で発揮される。
作業に適したメカニカルチャック4を選択し、これと電動アクチュエーター3とをブラケット8で結合して電動チャック1とする。メカニカルチャック4は電動アクチュエーター3の下方に取付けられる。この時、図1及び図2に示すように、電動アクチュエーター3の直動出力軸11は上昇位置にあり、メカニカルチャック4のフィンガー35は挟持用バネ33の付勢によって接近した状態にある。また、スライダー12は上昇位置にあってセンサー20を通じて直動出力軸11の先端が原点位置にあることをピックアンドプレース装置の制御装置に伝達できる状態にある。この状態で電動チャック1を組み立てラインなどの所定位置に配置する。
電動チャック1の動きをピックアンドプレース装置にセットした場合について説明する。ピックアンドプレース装置は門型移動するものとする。すなわち、電動チャック1が上方の第1位置と下方の第2位置を往復し、上方位置で水平移動した第3位置とその下方の第4位置を往復する運動をするものである。
第1の位置にあるとき、モータ9の電源をONすると、ピックアンドプレース装置の制御装置がセンサー20からの信号によって直動出力軸11(の先端)が原点位置にあることを認識してから、設定されたパルス数を配分する。これにより回転出力軸10が回転し、直動出力軸11が下降し(正回転)、また、直動出力軸11と共にスライダー12も下降する。
直動出力軸11が下降してその先端がプッシャー22の頭部29を押し下げると、クッション31を介して中空管26が挟持用バネ33を圧縮させながら下降する。すると、ガイドピン34の下降に伴ってフィンガー板23が左右に移動し、フィンガー35が開く。なお、この実施例では、前記の設定パルス数は直動出力軸の下降移動量(パルス数)が原点位置からフィンガー35が最も開いた状態となってから数パルスを超過した位置となるまでとし、フィンガー35が「開き」の状態を確保する。このとき、超過パルス分だけモータ9に過負荷となる可能性があるが、この点をクッション31により吸収している。
この状態が完了すると、または、完了するまでにピックアンドプレース装置側の制御により、電動チャック1が第2の位置に下降しワークを挟持できる位置とされる。第2の位置が検出されると、制御装置は電動チャック1のモータ9を駆動(逆回転)して、直動出力軸11を上昇させ、プッシャー22に対する押圧を解除する。これにつれて中空管26が挟持用バネ33で押し上げられ、ガイドピン34を介して左右のフィンガー35が閉じる。ワークはフィンガー35により挟持され、このときの挟持力は挟持用バネ33の弾力に基づく。モータ9の駆動はドグを兼ねたスライダー12が原点に戻り、センサー20によって原点位置復帰が検出されると停止される。
ついで、ワークを挟持した電動チャック1はピックアンドプレース装置側の制御により第1の位置に上昇し、第1の位置から第3の位置へ水平移動し、さらにそのまま下降して第4の位置となる。そして、第4の位置では第1の位置にあったときと同じようにして直動出力軸11が下降されてフィンガー35が開かれる。これによってワークが元位置から目的とする位置に移動される。ワークを解放した電動チャック1は、フィンガー35を開いたまま第4の位置から第3の位置へ上昇され、次いで第1の位置へ水平移動して次の作動を待機する状態となる。
電動アクチュエーター3とメカニカルチャック4の本体部2を介したブラケット8による結合は、ブラケット8を取り付ける面を選択することで、メカニカルチャック4の縦軸(実施形態においてはプッシャー22の中心軸となる)を軸として相互に90°回転した配置とできるようにしてもよい。この場合、メカニカルチャック4の前後面及び左右の面にブラケット8を取付けるネジ8a,8bのねじ孔を形成しておく。この構造によれば、フィンガー35の開閉方向を例えば、前後から左右に変更することができる。
また、メカニカルチャック4のサイズ、ワークの大きさや形状等によって、フィンガー35が開閉した時の間隔や開閉のタイミングを微調整したい時は、ハンドル19を回動操作して直動出力軸11の先端位置を調整する。ハンドル19は円板形であり、また、径が大きいので、軽く、かつ、微妙な量を調整しやすい。
図7及び図8は、実施例2を示す。
図7に示すように、メカニカルチャック4のボディ21の上端面に、プッシャー挿通孔24の上端に連続して円筒状の首部37を形成し、首部37の上端からプッシャー22を突出させてある。
また、図8に示すように、本体部2に取り付けるブラケット8は、首部37の外周に嵌合する円還部38と、円還部38の上端両側に設けた取付片39を備える。
円還部38の一部に開口部40を形成し、開口部40の両側を外方へ屈曲して、互いに平行な締結片41を形成してある。2枚の締結片41を調節ネジ42で貫通し、調節ネジ42を締め付けたり、緩めたりすることによって、円還部38の径を調節できるようになっている。
電動アクチュエーター3の下面にブラケット8の取付片39をネジ8bで固定し、メカニカルチャック4の首部をそのブラケット8の円還部38に差込む。ついで、調節ネジ42を締め付けて電動アクチュエーター3とメカニカルチャック4を結合する。
この構造によれば、電動アクチュエーター3とメカニカルチャック4とを簡単に着脱できる上、調節ネジ42を緩めてメカニカルチャック4をその縦軸(プッシャー22の中心軸)を軸として回転し、フィンガー35の開閉方向を基準の位置から任意の回動した位置に配置することができる。
その他の構成は、実施例1と同じである。
以上、実施例を説明した。実施例では、直動出力軸11の上限位置、即ち、フィンガー35の閉じ位置側を原点としたが、直動出力軸11の下限位置(フィンガー35の開き位置)を原点としても良い。
実施例のメカニカルチャック4では中空管26に押圧部27を差し込み中空管26と押圧部27との間にクッション31を配置しているが、中空管26と押圧部27は一体であっても良い。その場合、クッション31はプッシャー22の頂面に取付ける弾性を有した合成樹脂などとなる。
また、直動出力軸11のプッシャー22に対する押圧力を吸収するクッションは、直動出力軸11の側に設けることもできる。
さらに、メカニカルチャックのフィンガーの形状、フィンガーを平行移動させて開閉する機構等は、上記実施例に限定されるものではない。
ピックアンドプレース装置などに対して取付けられた電動アクチュエーターに対してメカニカルチャックをそのフィンガーの開閉方向を任意の角度に調整するための構成は、前記の締め付け式ブラケット方式以外に、電動アクチュエーターに対してメカニカルチャックの首部を回動可能にはめ込んでおいて、任意の回動位置をネジで固定する構造など種々のものを採用することができる。
1 電動チャック
2 本体部
3 電動アクチュエーター
4 メカニカルチャック
5 空洞部
6 ガイド部材
8 ブラケット
9 モータ
10 回転出力軸
11 直動出力軸
12 スライダー
13 ステータ
14 ロータ
15 雌ネジ部
16 透孔
17 切欠き
18 ネジ
19 ハンドル
20 センサー
21 ボディ
22 プッシャー
23 フィンガー板
24 プッシャー挿通孔
25 フィンガー設置空間
26 中空管
27 押圧部
28 フランジ
29 頭部
30 張り出し片
31 クッション
32 バネ受け部
33 挟持用バネ
34 ガイドピン
35 フィンガー
36 長孔
37 首部
38 円還部
39 取付片
40 開口部
41 締結片
42 調節ネジ

Claims (7)

  1. 電動アクチュエーターと、電動アクチュエーターに対して着脱可能に取り付けたメカニカルチャックとから成り、電動アクチュエーターは、モータと、回転を止められてモータの回転出力軸に螺合した直動出力軸とを備え、回転出力軸に直動出力軸の直動位置を調整してワークに対するフィンガーの芯出しをできるハンドルを固定し、メカニカルチャックは、プッシャーを押圧することによりフィンガーが開いて把持していたワークを解放し、プッシャーが押圧されていない時は内蔵したバネの力でフィンガーを閉じてワークを把持するように、直動出力軸の先端をプッシャーに対向させてあることを特徴とした電動チャック。
  2. 電動アクチュエーターの直動出力軸にスライダーを固定し、スライダーを電動アクチュエーターの本体部に取付けたガイド部材に案内させて直動出力軸の回転止めにすると共に直動出力軸の原点位置を定めるセンサーに対するドグとして機能させてあることを特徴とした請求項1に記載の電動チャック。
  3. 電動アクチュエーターのハンドルは、直径がモータのステータ外径とほぼ等しい円板より成ることを特徴とした請求項1又は2に記載の電動チャック。
  4. ハンドルがアルミ合金で形成され、電動アクチュエーターの放熱部を兼ねていることを特徴とした請求項3に記載の電動チャック。
  5. 電動アクチュエーターとメカニカルチャックがブラケットにより着脱可能とされていることを特徴とした請求項1〜4のいずれか一つに記載の電動チャック。
  6. 電動アクチュエーターに対してメカニカルチャックがプッシャーの中心軸を軸として回転し、任意の位置で固定可能とされている請求項1〜5のいずれかに記載の電動チャック。
  7. 直動出力軸がプッシャーに対してフィンガーを完全に開いた位置を超過してさらにわずかに移動されるとき、直動出力軸とプッシャー間に超過移動量を吸収するクッションを設けてあることを特徴とした請求項1〜6のいずれかに記載の電動チャック。
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