JP2011228357A - 有機金属気相成長装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数のウエハを同時に成膜処理しても、ウエハ内及びウエハ間で膜厚がばらつくことのない有機金属気相成長装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る有機金属気相成長装置は、反応容器1と、この反応容器1内に配置されたサセプタ保持台3、このサセプタ保持台3の上面に配置された複数のサセプタ4、サセプタ保持台3の下部に配置された抵抗発熱体5、反応容器1内に原料ガスを導入するガス導入部11及び15、反応容器1内のガスを排気するための排気路20を備えている。サセプタ4の上面にはウエハ100が載置される。反応容器1は下部反応容器2aと蓋2bからなり、蓋2bの下面には複数のサセプタ4を互いに隔離する隔離部材9が取り付けられている。各サセプタ4と隔離部材9とから反応空間10が形成される。ガス導入部11及び15は分岐導入管13,17を有しており、原料ガスは各反応空間10に導入される。
【選択図】図1

Description

本発明は、多数枚のウエハを一度に収容できる大型の反応容器を備えた有機金属気相成長装置に関する。
ウエハ上に薄膜を形成する方法の一つにMOCVD法(有機金属気相成長法:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)がある。MOCVD法はCVD法(化学気相成長法:Chemical Vapor Deposition)の一種で、ウエハ表面近傍に原料となる有機金属ガスを含むガスを導入し、化学反応を利用することによってそのウエハ上にGaAsやGaNなどの化合物半導体を結晶成長させる方法である。
近年、LEDの需要の増大に対応すべく、多数枚のウエハを一度に収容できる大型の反応容器を備えたMOCVD装置を用いて各ウエハ上に化合物半導体を結晶成長することが行われている。このようなMOCVD装置の反応容器は、例えば直径2インチのウエハであれば40〜45枚程度収容できる。
しかし、反応容器が大きくなると、ガリウム(Ga)含有ガスや窒素(N)含有ガス等の原料ガスをウエハ表面に均一に供給することが難しくなる。このため、ウエハ間の化合物半導体の結晶成長のばらつきが大きくなり、その結果、LEDの輝度や波長にばらつきが生じる。
また、反応容器に導入される原料ガスの反応効率は通常1〜数%といわれており、反応容器が大きい場合には大量の原料ガスが未反応のまま排気されることになる。
さらに、反応容器内では通常、ウエハ表面以外の場所でも化合物半導体の結晶化(成膜)が起き、パーティクルが発生する。反応容器が大きければその分、不必要な場所での化合物半導体の結晶化が増加し、その結果、パーティクル等の洗浄作業時間が増えて装置の実質的な稼働時間が少なくなる。また、パーティクルがウエハ上に落下してウエハが汚染されるという問題もある。
このような問題を解決するものとして、特許文献1には、円板状のサセプタと呼ばれる基台上に複数枚のウエハを放射状に載置し、サセプタの中央から外周に向かってウエハ表面に原料ガスであるGa含有ガス及びN含有ガスを層状に供給するMOCVD装置が開示されている。原料ガスをウエハ表面に層状に供給することで、ウエハ表面以外の場所でのGaNの結晶化を抑えることができ、未反応のまま排出される原料ガス量を少なく抑えることができる。
また、特許文献2や特許文献3には、サセプタに複数枚のウエハを載置し、サセプタの上部からGa含有ガス及びN含有ガスを分離してウエハ表面に供給する装置が開示されている。この装置では、サセプタを高速で回転させることでウエハ表面にGa含有ガス及びN含有ガスの層を形成させている。
しかし、GaNを製造するMOCVD装置では、ウエハの加熱温度を1000℃前後に制御して結晶化が行われるため、上記したようにウエハ表面に沿って層状に原料ガスを流すと、加熱されたウエハからの熱によってウエハ付近の原料ガスの流れが乱され易い。その結果、膜厚が不均一になり、各ウエハに結晶斑(厚さ斑)が生じ易いという問題がある。
一方、反応容器を大型化するのではなく、小型の反応容器を複数用いて多数枚のウエハを処理するいわゆるマルチチャンバ方式の装置が提案されている。
例えば、特許文献4や特許文献5には、1又は複数枚のウエハが載置されるサセプタを収容する複数の反応容器でそれぞれGaNの結晶成長を行うようにしたMOCVD装置が開示されている。しかし、複数の反応容器全てでウエハの加熱温度を同一且つ一定に制御することは大変難しく、反応容器間でGaNの結晶状態(膜厚など)が異なってしまうという問題がある。
また、特許文献6には、1個の円板状のサセプタ保持材の上に該保持材の外周に沿って複数のサセプタを配置し、各サセプタ間を隔壁で仕切るようにしたMOCVD装置が開示されている。このMOCVD装置では、サセプタの上に載置されたウエハの結晶成長面に対して平行になるように、サセプタ保持材の中心部から外周に向かって原料ガスを流すようにしている。しかし、このMOCVD装置では、サセプタ保持材の中心部から原料ガスを流すという構造上、サセプタ保持材の外周部分にしかサセプタを載置することができない。このため、ウエハの処理枚数が増えるとサセプタ及びサセプタ保持材の径が大きくなり、装置自体が大型化する。また、反応空間が大きくなるため、不必要な場所での化合物半導体の結晶化が増加する。さらに、原料ガスをウエハの結晶成長面に対して平行に導入すると、原料ガスを層状に流した場合と同様に、加熱されたウエハからの熱によってウエハ付近でガスの流れが乱され易いという問題もある。
特開平1-278497号公報 特表2001-506803号公報 WO2008/088743 特開2009-212531号公報 特開2002-212735号公報 特開2008-172083号公報
本発明が解決しようとする課題は、多数のウエハを同時に成膜処理しても、ウエハ内及びウエハ間で膜厚がばらつくことのない有機金属気相成長装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る有機金属気相成長装置は、
a)上面にウエハが載置されるサセプタを複数収容する反応容器、
b)前記複数のサセプタを互いに隔離する隔離部材、
c)前記隔離部材で隔離された各サセプタの上方から原料ガスを導入するガス導入部
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、サセプタ毎に原料ガスを導入するため、各サセプタに対する原料ガスの供給量を均一にすることができ、各ウエハの結晶成長の均等性(成長速度及び結晶膜の厚さの均一性)を高めることができる。また、隔離部材によって複数のサセプタを互いに隔離することで、サセプタ上方にのみ原料ガスが導入されるようにした。つまり、サセプタ上方の原料ガスが導入される空間の容積を小さくした。従って、導入された原料ガスの多くをウエハ表面に到達させることができる。このため、原料ガスのうち結晶成長に寄与することなく排出される原料ガスの量を低減することができる。さらに、ウエハの表面以外の不必要な場所での結晶成長を抑えることができるため、反応容器内の汚染やウエハの汚染低減を図ることができる。また、各サセプタの上方にガス導入部を配置することができるため、装置の小型化を図ることができる。
本発明の実施例1に係るMOCVD装置の縦断面図。 反応容器内を上方から見て示す概略図。 1個の反応空間を拡大して示す図。 本発明の実施例2に係るMOCVD装置の縦断面図。 シャワープレートの縦断面図。 シャワープレートの変形例を示す縦断面図。 シャワープレートの別の変形例を示す縦断面図。 本発明の実施例3に係るMOCVD装置の縦断面図。 反応容器内を上方から見て示す概略図。 本発明のサセプタ保持台及びサセプタの変形例を示す図。 本発明の原料ガスの導入部分の変形例を示す図。
以下、本発明のいくつかの実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る有機金属気相成長装置(以下、「MOCVD装置」という)の概略図である。このMOCVD装置は、図示しないグローブボックス内に配置された反応容器1、この反応容器1内に収容された円板状のサセプタ保持台3、サセプタ保持台3に保持された複数のサセプタ4、前記サセプタ保持台3の下部に配置された抵抗発熱体5、反応容器1内に原料ガスである金属含有ガス(例えばトリメチルガリウム)を導入する第1ガス導入部11及び原料ガスである窒素含有ガス(例えばアンモニア)を導入する第2ガス導入部15、反応容器1内の結晶成長後のガスを排気するための排気路20を備えている。サセプタ4の上にウエハ100が載置される。ウエハ100上の結晶成長がより均一になる点でサセプタ4は回転(自転)することが好ましい。図1ではサセプタ4の上にウエハ100を一枚載置した例を示したが、サセプタ4上に複数の小径ウエハを載置してもよい。例えば直径6インチのサセプタ4の上に直径2インチのウエハ100を7枚載置することができる。
反応容器1は下部反応容器2aとこの下部反応容器2aの上部開口を塞ぐ蓋2bから成る。蓋2bには隔離部材9が設けられており、隔離部材9によって6個のサセプタ4が互いに隔離されるようになっている。蓋2bと隔離部材9は一体の構造でもよいが、隔離部材9にパーティクル等が付着した際に洗浄等の目的で交換容易な点で、隔離部材9は蓋2bから取り外し可能な構造であることが好ましい。隔離部材9のうち後述する円錐台状の凹部9a以外の下面はサセプタ保持台3の上面よりもやや上方に位置し、且つサセプタ保持台3の上面とはほぼ平行になっている。前記サセプタ保持台3は軸6を介して下部反応容器2a内に回転可能に配置されている。軸6は中空状部材から成り、内部の空間は排気路21を構成する。サセプタ保持台3の中央には排気路21に連通する孔3aが設けられており、結晶成長後の残留ガスは排気路20の他、孔3aを経由して排気路21からも排気される。
図1〜図3に示すように、サセプタ保持台3の上面には複数、例えば6個の円形状の凹部7が前記サセプタ保持台3の外周に沿って形成されており、これらの凹部7内にそれぞれ1個ずつサセプタ4が保持されている。隔離部材9のうち前記凹部7の上方には円錐台状の凹部9aがそれぞれ設けられており、6個のサセプタ4が互いに隔離されるようになっている。サセプタ4及び隔離部材9の凹部9aから構成される円錐台状の空間を以下では「反応空間10」と呼び、隔離部材9とサセプタ4との間の空間を以下では「通気部9b」と呼ぶこととする。
反応容器1に隣接して設けられたロードロック室30にはロボットアーム31が設置されている。隔離部材9を蓋2bと共に上昇させた後、サセプタ保持台3を順次回転させつつロボットアーム31でウエハ100と共にサセプタ4を保持し、反応容器1から出し入れさせる。
前記第1ガス導入部11及び第2ガス導入部15は、それぞれ蓋2bに接続されている。前記第1ガス導入部11は、金属含有ガス供給源(図示せず)に接続された主導入管12、この主導入管12から分岐した6個の分岐導入管13、各分岐導入管に設けられたマスフローコントローラ14を備えている。また、第2ガス導入部15は、窒素含有ガス供給源(図示せず)に接続された主導入管16、この主導入管16から分岐した6個の分岐導入管17、各分岐導入管17に設けられたマスフローコントローラ18を備えている。なお、図1では第1ガス導入部11及び第2ガス導入部15共に各2個の分岐導入管を示しているが、実際は、反応空間10と同じ数(本実施例では6個)の分岐導入管を各ガス導入部11,15は有している。金属含有ガスおよび窒素含有ガスは、各反応空間10に正確に均等に分配される必要がある。そのため、結晶成長中は、各分岐導入管に設けられたマスフローコントローラ14、18は、常にコンピュータによって流量が制御されるようになっている。
各分岐導入管13,17は蓋2bを貫通しており、その先端は各反応空間10に開口している。各分岐導入管13,17の開口部13a,17aはサセプタ4の中央付近の上部に位置している。図1に示すように、蓋2bの下面に対して各分岐導入管13,17はほぼ垂直に貫通しており、このため、各分岐導入管13,17の開口部から吐出されるガスは、サセプタ4(即ち、サセプタ4に載置されたウエハ100)の表面に対してほぼ垂直に導入される。
上記構成のMOCVD装置において、ウエハ100の表面に成膜する工程では、金属含有ガス及び窒素含有ガスは、それぞれ、図示しないガス供給源から主導入管12,16、分岐導入管13,17を経由して開口部13a,17aから反応空間10に導入される。
反応空間10に導入された金属含有ガス及び窒素含有ガスは、抵抗発熱体5によって加熱されたウエハ100の表面でGaNの結晶成長に消費された後、通気部9bを経由して排気路20及び21から反応容器1の外部に排出される。排気路20は、結晶成長後のガスをサセプタ4の外周から均等に排気できる点で、サセプタ4の外周に均等に設けられていることが好ましい。
このように、本実施例では、反応容器1内に配置された複数個のサセプタ4と各サセプタ4を互いに隔離する隔離部材9によって各サセプタ4の上方の反応空間10の容積を小さくした。そして、反応空間10の上方から当該反応空間10内に原料ガスを導入するようにした。このため、ウエハ100の熱によって原料ガスが上昇することを防止できる。特に、本実施例では、隔離部材9によって円錐台状の反応空間10が形成されるようにしたため、ウエハ10の上方の反応空間10の容積をより小さくすることができる。従って、反応空間10内に導入された原料ガスの上昇を一層防止でき、ウエハ100の表面以外の不必要な場所で結晶成長が起きることを防止できる。また、原料ガスの多くがウエハ100の表面付近に導入されてGaNの結晶成長に利用されるため、未反応のまま排出される原料ガスの量を少なく抑えることができる。
また、各反応空間10中の各サセプタ4に1枚のウエハ100を配置してGaNの結晶成長を行わせた。各反応空間10に配置されたウエハ100はサセプタ保持台3の下部に配置された1個の抵抗発熱体5によって加熱される。従って、全てのウエハ100を一定に温度制御することができる。
さらに、原料ガスをマスフローコントローラ14、18及び分岐導入管13,17を介して各反応空間10に導入するようにしたため、各反応空間10に対する原料ガスの供給量が均一になるようにするための調節を容易に行うことができる。
図4は本発明の実施例2に係るMOCVD装置の反応容器周辺部分を示す概略図である。実施例2のMOCVD装置は、隔離部材9の凹部9aが円筒状である点、及び凹部9aにシャワープレート19が設けられている点が実施例2と異なる。従って、本実施例では反応空間10は円筒状となる。円筒状の反応空間10は、円錐台状の反応空間10に比べると容積が大きいが、本実施例では反応空間10の上部にシャワープレート19が位置するため、その分、反応空間10の容積は小さくなる。
図5に示すように、シャワープレート19の下部には、分岐導入管13の開口部13aと分岐導入管17の開口部17aが全体にわたって交互に配置されている。このような構成により、有機金属ガスと窒素含有ガスは反応空間10全体に分散して導入される。従って、ウエハ100の上面全体にわたって均一に成膜することができる。また、シャワープレート19を設けたことにより、ウエハ100の上面近くに有機金属ガスと窒素含有ガスを供給することができ、ウエハ100以外の場所でのパーティクルの発生を抑えることができる。
図6及び図7は、シャワープレート19の他の構造の例を示す。図6では、開口部13aが、下方に向かって(ウエハ100側に向かって)拡開するテーパ状に形成されている。また、図7では、開口部13aのテーパ面が球面状に形成されている。このような構成により、各ガスが開口部13a、17a付近で滞留することなく反応空間10に導入するので開口部13a、17a付近でパーティクルが発生し難くなる。
なお、図6及び図7では金属含有ガスの開口部13aをテーパ状に形成したが、窒素含有ガスの開口部17aをテーパ状に形成してもよい。
図8及び図9は本発明の実施例3に係るMOCVD装置の反応容器周辺部分の概略図である。実施例3では、下部反応容器2aに上述の隔離部材9が載置されている。即ち、下部反応容器2aにはサセプタ4を載置するサセプタ保持台3が複数形成されており、各サセプタ保持台3には発熱抵抗体5が配置されている。隔離部材9はサセプタ保持台3の位置に対応した凹部41が形成されており、下部反応容器2aの上部開口を蓋2bで塞いだとき当該蓋2bの下面は下部反応容器2aの上面および隔離部材9の上面に当接する。
実施例3では、凹部41の内周面と蓋2bの下面との間が反応空間10となる。本実施例の反応空間10は円筒状であり、実施例1や実施例2の反応空間10に比べると容積は大きいが、原料ガスが導入される空間がサセプタ4上方の空間に限定されるという点では、従来のMOCVD装置に比べて反応空間の容積が小さいといえる。
凹部41内に配置されたサセプタ4の外周面と凹部41の内周面とは離間しており、この空間と、凹部41の底部に形成された複数の通気孔とが排気路42を構成する。結晶成長後、反応空間10に残った原料ガスは排気路42から反応容器1の外部に排出される。
凹部41内に配置されたサセプタ4は上下可動機構(図示せず)を備えることが好ましい。すなわち、蓋2bを上昇させた後にサセプタ4を上昇させ、反応容器1に隣接するロードロック室30に設けられたロボットアーム31でウエハ100と共にサセプタ4を順次保持し反応容器1から出し入れさせる。あるいは、蓋2bを上昇させた後に隔離部材9を下部反応容器2aから離接させ、反応容器1に隣接するロードロック室30に設けられたロボットアーム31でウエハ100と共にサセプタ4を順次保持し反応容器1から出し入れさせる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
サセプタ保持台3は円板状に限らず、図10に示すような矩形板状でも良い。また、結晶成長後のガスを均一に排気するために適宜所望の位置に通気孔43を設けることが好ましい。
さらに、図11に示すように、反応空間10の上部にシャワーノズル45を設けても良い。図11に示した構成によれば、分岐導入管13,17からの原料ガスを反応空間10全体に均一に導入することができる。
上記実施例では、1個のサセプタに1枚のウエハを載置し、各反応空間に1枚のウエハが配置されるようにしたが、1個のサセプタに複数枚のウエハを載置し、各反応空間に複数枚のウエハが配置されるようにしても良い。
上記実施例では、原料ガスがウエハの表面に対してほぼ垂直に導入されることとしたが、ウエハの表面に対して多少傾いた状態で導入されても良い。
各サセプタの下部に抵抗発熱体を設けても良い。この場合は、全ての抵抗発熱体の温度が一定に成るように温度制御する必要があるが、反応容器内の一部のサセプタの上にウエハを載置して処理する場合に、ウエハが載置されていないサセプタを無駄に加熱しなくても済む。
隔離部材は、サセプタの上方の空間にのみ原料ガスが導入されるように、つまり、サセプタ上方の原料ガスが導入される部分(反応空間)の容積が小さくなるように反応容器内を小さい区画に分けることができれば、どのような形状の隔離部材でも良い。
1…反応容器
2a…下部反応容器
2b…蓋
3…サセプタ保持台
4…サセプタ
5…抵抗発熱体
9…隔離部材
9a…凹部
9b…通気部
10…反応空間
11…第1ガス導入部
12…主導入管
13…分岐導入管
13a…開口部
15…第2ガス導入部
16…主導入管
17…分岐導入管
19…シャワープレート
20…排気路
21…排気路
45…シャワーノズル
100…ウエハ

Claims (6)

  1. a)上面にウエハが載置されるサセプタを複数収容する反応容器、
    b)前記複数のサセプタを互いに隔離する隔離部材、
    c)前記隔離部材で隔離された各サセプタの上方から原料ガスを導入するガス導入部
    を備えることを特徴とする有機金属気相成長装置。
  2. 前記隔離部材は、各サセプタを取り囲むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機金属気相成長装置。
  3. 前記サセプタを保持するサセプタ保持台を備え、
    前記反応容器が、前記サセプタ保持台を収容する下部反応容器と当該下部反応容器の上部開口を開閉する蓋部材とからなり、
    前記隔離部材が前記蓋部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機金属気相成長装置。
  4. 前記反応容器が、複数のサセプタを収容する下部反応容器と当該下部反応容器の上部開口を開閉する蓋部材とからなり、
    前記隔離部材が下部反応容器に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機金属気相成長装置。
  5. 前記反応容器内に収容された全てのサセプタを保持するサセプタ保持台と、
    前記サセプタ保持台を加熱する加熱手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機金属気相成長装置。
  6. 前記反応容器内のガスを排出する排気路と、
    前記隔離部材で取り囲まれた空間と前記排気路を連通させる通気部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の有機金属気相成長装置。
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