JP2011228241A - 光束制御部材、発光装置、及び照明装置 - Google Patents

光束制御部材、発光装置、及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光装置及びこれを備えた照明装置の部品点数を削減することができ、発光装置
及びこれを備えた照明装置の構造を簡単化・小型化することが可能になる光束制御部材を
提供する。
【解決手段】光束制御部材4は、全反射面12が反射部材のように機能し、入射面13か
ら入射して全反射面12に到達した発光素子(LED等)3からの光を全反射面12によ
って出射面11(第1出射面11a及び第2出射面11b)側へ向けて全反射すると共に
、第1出射面11aからの照明光に第2出射面11bからの照明光を重ね合わせるように
して、発光素子(LED等)3からの光を効率的に利用でき、且つ、被照射面6を広範囲
に照明できるようになっている。したがって、本発明の光束制御部材4は、反射部材を設
置する必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、発光素子(例えば、LED)からの光を光束制御部材を介して出射する発
光装置や、この発光装置で被照明部材の被照射面(広告パネル、壁面、天井、床面等)を
照明する外照式の照明装置、及びこれら発光装置と照明装置を構成する光束制御部材に関
するものである。
従来から、例えば、図27に示すように、看板100の前方斜め下方に発光装置101
を配置し、この発光装置101から出射した光で看板100の被照射面(表面)102を
照明する外照式の照明装置103が知られている。この外照式の照明装置103に使用さ
れる発光装置101は、ハロゲンランプや放電ランプ等の光源104をケース105内に
収容し、光源104からの光をケース105の内部に取り付けた反射部材106で反射す
ると共に、光源104から直接到達する光及び反射部材106によって反射された後に到
達する光をレンズ107で屈折させて出射し、このレンズ107から出射する光で被照射
面102を照明するようになっている。なお、このような照明装置103の技術と同様の
技術が特許文献1及び2に開示されている。
特開2001−307508号公報 特開2008−216613号公報
しかしながら、図27に示したような従来の照明装置103は、発光装置101の構造
が複雑で且つ部品点数が多いため、発光装置101を含めた製品価格の低廉化の要望に応
えられず、また、設置スペースの小スペース化の要望にも応えることができなかった。さ
らに、図27に示したような従来の照明装置103は、光源104としてハロゲンランプ
や放電ランプを使用しているため、省電力化の要請にも応えることができなかった。
そこで、本発明は、従来の照明装置の問題点を解決し得る光束制御部材、この光束制御
部材を備えた発光装置、及びこの発光装置を備えた照明装置を提供する。
請求項1の発明は、発光素子3からの光を、被照射面6,62aの斜め前方側の位置か
ら前記被照射面6,62aに斜めに照射する光束制御部材4に関するものである(図1〜
3,図12〜13,図16〜図19,図23〜図24参照)。この発明の光束制御部材4
は、その中心軸14が前記発光素子3の光軸8に合致するように配置されている。そして
、この発明の光束制御部材4は、前記発光素子3からの光を入射させる入射面13と、前
記入射面13から入射した光の一部を全反射して集光する全反射面12と、前記全反射面
12で反射された光及び前記入射面13から直接到達した光を出射する出射面11と、を
有している。前記入射面13は、前記発光素子3に対向するように裏面15側に形成され
た凹み16の内面であり、前記凹み16の底部に位置する第1入射面13aと、この第1
入射面13aから前記凹み16の開口縁の間に位置する第2入射面13bとを有している
。また、前記全反射面12は、前記裏面15側と前記出射面11側の間に形成され、且つ
、前記光軸8を取り囲むように形成されて、前記入射面13のうちの主に第2入射面13
bから入射した光を前記出射面11側へ向けて全反射するようになっている。また、前記
出射面11は、前記裏面15と反対側の位置で、且つ、前記光軸8の周りに形成され、前
記光軸8よりも前記被照射面6,62a側に配置される第1出射面11aと、前記第1出
射面11aよりも前記被照射面6,62aから離れた位置側に配置される第2出射面11
bと、を有している。そして、前記第2出射面11bは、前記発光素子3の光軸8を回転
軸として前記第1出射面11aを180度回転させた面からの出射光の配光特性と比較し
て、前記第2出射面11bからの出射光の方が、前記被照射面6,62aへ向かう光束が
多くなるように形成されている。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る光束制御部材4の出射面11の形状に特徴を
有するものである。すなわち、前記第1出射面11aは、前記被照射面6,62aに直交
し、前記中心軸14を含む断面と前記第1出射面11aとの交線を母線とし、この母線を
前記中心軸14を回転軸として±90°の角度範囲で回転させて形成された半錐形状の面
である。また、前記第2出射面11bは、前記出射面11を平面視した場合、前記中心軸
14に直交する中心線18に沿って前記第1出射面11aと区分けされ、前記中心線18
に沿って前記第1出射面11aの頂点17と同一高さの頂辺(上端縁20)が形成される
傾斜面であって、且つ、前記頂辺から遠ざかるにしたがって高さが漸減するように形成さ
れた傾斜面である。そして、前記第1出射面11aと前記第2出射面11bは、前記中心
軸14を中心とする線対称の一対の起立壁22,22で接続されている(図2〜図3参照
)。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る光束制御部材において、前記起立壁22が粗
面化されたことを特徴とするものである(図2〜図3参照)。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る光束制御部材4の全反射面12に特徴を有す
るものである。すなわち、請求項1の発明において、前記全反射面12は、前記光軸8よ
りも前記被照射面6側に配置される第1全反射面12aと、前記第1全反射面12aより
も前記被照射面6から離れた位置側に配置される第2全反射面12bと、を有している(
図1,図14〜15参照)。そして、前記第2全反射面12bは、反射光が前記第1全反
射面12aにおける反射光よりも光軸8に近づくように形成されている。
請求項5の発明は、請求項1の発明に係る光束制御部材4において、前記発光素子3の
発光中心7から延びる光軸8が前記発光中心7から離れるに従って前記被照射面6に近づ
くように前記被照射面6に対して配置されるようになっている、ことを特徴としている(
図1参照)。
請求項6の発明は、発光素子3と、前記請求項1乃至5のいずれかの発明に係る光束制
御部材4と、を備えたことを特徴とする発光装置1に関するものである(図1,図23〜
図24参照)。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る発光装置1と、この発光装置1からの出射光
で照明される被照射面6,62aと、を備えた照明装置2,60に関するものである。そ
して、この照明装置2,60における前記発光装置1は、前記出射光のうちで前記被照射
面6,62a上の前記発光装置1から近い位置へ照射する光を光軸から遠い光とし、前記
出射光のうちで前記光軸から遠い光よりも前記光軸8とのなす角が小さい光を光軸に近い
光とすると、前記光軸に近い光の方が前記光軸から遠い光よりも前記被照射面6,62a
への入射角が大きくなるように配置されたことを特徴としている(図1,図23〜図24
参照)。
本発明の光束制御部材は、全反射面が反射部材のように機能し、入射面から入射して全
反射面に到達した発光素子(LED等)からの光を全反射面によって出射面(第1出射面
及び第2出射面)側へ向けて全反射すると共に、第1出射面からの照明光に第2出射面か
らの照明光を重ね合わせるようにして、発光素子(LED等)からの光を効率的に利用で
き、且つ、被照射面を広範囲に照明できる。したがって、本発明の光束制御部材は、反射
部材が不要となる。その結果、本発明の光束制御部材を使用した発光装置及び照明装置は
、部品点数の削減が可能になり、構造を簡単化することができると共に、全体構造を小型
化することができ、設置スペースの小スペース化の要望及び製品価格の低廉化の要望に応
えることができる。また、本発明の光束制御部材を使用した発光装置及び照明装置は、発
光素子(LED等)を光源としているため、ハロゲンランプや放電ランプを光源とする従
来技術に比較して、省電力化することができる。
本実施形態に係る発光装置及びこの発光装置を使用した照明装置を示す側面図である。 光束制御部材の第1実施形態を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図3(a)が光束制御部材の第1実施形態を示す平面図、図3(b)が光束制御部材の第1実施形態を示す左側面図、図3(c)が図3(a)の光束制御部材をA1−A1線に沿って切断して示す断面図、図3(d)が光束制御部材の第1実施形態を示す正面図、図3(e)が光束制御部材の第1実施形態を示す裏面図である。 光束制御部材の比較例を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図5(a)が光束制御部材の比較例を示す平面図、図5(b)が光束制御部材の比較例を示す左側面図、図5(c)が図5(a)の光束制御部材をA2−A2線に沿って切断して示す断面図、図5(d)が光束制御部材の比較例を示す正面図、図5(e)が光束制御部材の比較例を示す裏面図である。 比較例に係る光束制御部材を第1実施形態の光束制御部材に代えて使用した照明装置で被照射面を照明した場合において、被照射面に照射された照明光を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る光束制御部材を使用した照明装置で被照射面を照明した場合において、被照射面に照射された照明光を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る光束制御部材の第1出射面のみで被照射面を照明した場合において、被照射面に照射された照明光を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る光束制御部材の第2出射面のみで被照射面を照明した場合において、被照射面に照射された照明光を模式的に示した図である。 図10(a)は、比較例に係る光束制御部材を使用した場合の光路を側面側から見て模式的に示す図である。図10(b)は、第1実施形態に係る光束制御部材を使用した場合の光路を側面側から見て模式的に示す図である。 図11(a)は、比較例に係る光束制御部材を使用した場合の光路を上方から見て模式的に示す平面図である。図11(b)は、第1実施形態に係る光束制御部材を使用した場合の光路を上方から見て模式的に示す平面図である。 光束制御部材の第2実施形態を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図13(a)が光束制御部材の第2実施形態を示す平面図、図13(b)が光束制御部材の第2実施形態を示す左側面図、図13(c)が図13(a)の光束制御部材をA3−A3線に沿って切断して示す断面図、図13(d)が光束制御部材の第2実施形態を示す正面図、図13(e)が光束制御部材の第2実施形態を示す裏面図である。 光束制御部材の第3実施形態を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図15(a)が光束制御部材の第3実施形態を示す平面図、図15(b)が光束制御部材の第3実施形態を示す左側面図、図15(c)が図15(a)の光束制御部材をA4−A4線に沿って切断して示す断面図、図15(d)が光束制御部材の第3実施形態を示す正面図、図15(e)が光束制御部材の第3実施形態を示す裏面図である。 光束制御部材の第4実施形態を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図17(a)が光束制御部材の第4実施形態を示す平面図、図17(b)が光束制御部材の第4実施形態を示す左側面図、図17(c)が図17(a)の光束制御部材をA5−A5線に沿って切断して示す断面図、図17(d)が光束制御部材の第4実施形態を示す正面図、図17(e)が光束制御部材の第4実施形態を示す裏面図である。 光束制御部材の第5実施形態を示す外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。 図19(a)が光束制御部材の第5実施形態を示す平面図、図19(b)が光束制御部材の第5実施形態を示す左側面図、図19(c)が図19(a)の光束制御部材をA6−A6線に沿って切断して示す断面図、図19(d)が光束制御部材の第5実施形態を示す正面図、図19(e)が光束制御部材の第5実施形態を示す裏面図、図19(f)が光束制御部材の第5実施形態を示す背面図である。 基板上の発光素子とホルダとの係合状態を示すと共に、光束制御部材とホルダとの係合状態を示す断面図である。 図21(a)はホルダの平面図であり、図21(b)は図21(a)のA7−A7線に沿って切断して示すホルダの断面図であり、図21(c)はホルダの裏面図である。 ホルダの第2の光束制御部材としての機能を説明するための図であり、図20の一部を拡大して示す断面図である。 図23(a)は、本発明に係る光束制御部材の他の使用例である内照式の照明装置を斜め上方から見て示す外観斜視図である。図23(b)は、内照式の照明装置を構成する筐体の左側面側を取り除いて示す内照式の照明装置の側面図である。 図24(a)は、本発明に係る内照式の照明装置の内部構造を示す平面図であり、筐体を構成する天板を取り除いて示す照明装置の平面図である。図24(b)は、図23(b)のA8−A8線に沿って切断して示す照明装置の正面図である。 図25(a)は、本発明に係る内照式の照明装置における被照射面の照明状態を示す図である。図25(b)は、比較例に係る内照式の照明装置における被照射面の照明状態を示す図である。 比較例に係る光束制御部材(図26(a))、本発明に係る第1群の光束制御部材(図26(b))、同第2群の光束制御部材(図26(c))の出射特性の違いを説明するための図であり、シミュレーション実験によって求めた各光束制御部材の出射特性の違いを説明するための図である。 従来技術に係る照明装置の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
(発光装置及び照明装置)
図1は、本実施形態に係る発光装置1及びこの発光装置1を使用した照明装置2を示す
側面図である。
この図1に示すように、発光装置1は、発光素子3(例えば、LED及び封止部材によ
って封止されたLED)からの光を光束制御部材4を介して出射するようになっており、
発光素子3と光束制御部材4とが一対一で対応している。なお、発光素子3は、出射光の
光度半値角をαで表してある。
この発光装置1を使用した照明装置2は、発光装置1から出射した光で被照射部材5(
例えば、広告パネル)の被照射面6(例えば、広告パネルの広告面)を下方の斜め前方か
ら照明するようになっている。すなわち、発光素子3は、発光中心7が被照射面6に正対
する領域(被照射面6の下端縁6a)から下方にH1だけ外れた位置で、且つ、発光中心
7が被照射面6から前方にL1だけ離れた位置に配置されている。また、発光素子3は、
光軸8が被照射面6の上端縁6bに向かって延びるように、光軸8を被照射面6に対して
θだけ傾けて配置されている。ここで、光軸8とは、発光素子3からの立体的な出射光束
の中心における光の進行方向をいう。そして、図1において、紙面に直交する方向で、且
つ、光軸8に直交する方向の軸をX軸とする。また、図1において、紙面に平行の方向で
、且つ、光軸8に直交する方向の軸をY軸とする。また、図1において、発光素子3の光
軸8に沿った方向で、且つ、X軸とY軸の交点でX軸及びY軸に直交する軸をZ軸とする
。また、X軸,Y軸,Z軸の交点が発光素子3の発光中心7である。なお、本実施形態に
係る照明装置2は、光軸8が被照射面6の上端縁6bに向かうように発光装置1を配置す
るようになっているが、これに限られず、発光素子3の発光中心7から延びる光軸8が発
光中心7から+Z軸方向に沿って離れるに従って被照射面6に近づくようになっていれば
よく、被照射面6の形状等に応じ、光軸8が被照射面6の上端縁6bから外れた位置に向
かうようにしてもよい。
(光束制御部材の第1実施形態)
図2乃至図3は、光束制御部材4の第1実施形態を示すものである。なお、図2は、光
束制御部材4の外観斜視図(斜め上方から見た外観図)である。また、図3(a)が光束
制御部材4の平面図、図3(b)が光束制御部材4の左側面図、図3(c)が図3(a)
の光束制御部材4をA1−A1線に沿って切断して示す断面図、図3(d)が光束制御部
材4の正面図、図3(e)が光束制御部材4の裏面図である。
光束制御部材4は、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PC(ポリカーボ
ネート)、EP(エポキシ樹脂)等の透明樹脂材料や透明なガラスで形成されている。こ
の光束制御部材4は、リング状のフランジ部10の上面側に出射面11が形成され、フラ
ンジ部10の下面側に全反射面12及び入射面13が形成されている。そして、この光束
制御部材4は、中心軸14が発光素子3の光軸8と同軸上に位置するように、発光素子3
が固定された基板(図示せず)上に取り付けられるようになっている。
光束制御部材4の入射面13は、光束制御部材4の裏面15側に形成された凹み16の
内面であり、断面形状が等脚台形形状であって、中心軸14の回りに回転対称となるよう
に形成されている。この光束制御部材4の入射面13は、凹み16の底面である第1入射
面13aと、この第1入射面13aから凹み16の開口縁まで延びるテーパ状円筒面であ
る第2入射面13bとを有している。ここで、第2入射面13bは、第1入射面13a側
の端縁の内径寸法よりも開口縁側の内径寸法の方が大径となるように、第1入射面13a
側から開口縁側へ向かうにしたがって内径が漸増している。なお、光束制御部材4の裏面
15は、凹み16の開口縁の周囲に形成されたリング状の平面であり、中心軸14に直交
する仮想平面上に位置する平面である。
光束制御部材4の全反射面12は、裏面15の外周縁からフランジ部10の下面まで延
びる外表面であり、中心軸14を取り囲むように形成された回転対称面(略円錐台形状の
外表面)である。この光束制御部材4の全反射面12は、裏面15からフランジ部10に
向かうに従って外径が漸増しており、その母線が外側(中心軸14から離れる側)へ凸の
円弧状曲線である(図3(b)〜(d)参照)。
光束制御部材4の出射面11は、中心軸14(光軸8)よりも被照射面6寄りに位置す
るように配置される第1出射面11aと、この第1出射面11aよりも被照射面6から離
れた位置に配置される第2出射面11bとを有している(図1参照)。光束制御部材4の
第1出射面11aは、中心軸14の回りに180°の角度範囲で形成された略半円錐形状
の非球面であり、被照射面6に直交し、中心軸14を含む断面と第1出射面11aとの交
線を母線とし、中心軸14を回転軸として±90°の角度範囲で回転させて形成された半
錐面である。頂点17が中心軸14上に位置するように形成され、且つ、下端縁(フラン
ジ部10上の端縁)の最大径が全反射面12の最大径と同径となるように形成されている
。また、光束制御部材4の第2出射面11bは、中心線18に沿った上端縁(頂辺)20
が第1出射面11aの頂点17と同一高さになるように形成され、且つ、中心線18に直
交する方向へ向かうにしたがって高さ(フランジ部10の上面からの中心軸14に沿った
方向の高さ)を漸減させるように形成された傾斜面であって、中心軸の回りに180°の
角度範囲で形成されている。ここで、第2出射面11bと中心軸14に直交する仮想平面
21とのなす角β2は、第1出射面11aの母線と中心軸14に直交する仮想平面21と
のなす角β1よりも大きく(β2>β1)なっている。また、第2出射面11bは、出射
面11を平面視した場合、中心軸14に直交する中心線18によって第1出射面11aと
区分けされている。なお、第1出射面11aと第2出射面11bは、中心軸14を中心と
する線対称の一対の起立壁22,22で接続されている。この起立壁22は、図3(c)
,(d)に示すように、正面側の形状が三角形状であり、第1出射面11aから第2出射
面11bまで中心軸14に沿って立ち上がっており、第1出射面11a及び第2出射面1
1bから出射できなかった光のうちの一部が出射するようになっている。
以上のように構成された光束制御部材4は、発光素子3からの光のうちで第1入射面1
3aから入射した光が第1出射面11a及び第2出射面11bに直接到達し、第2入射面
13bから入射した光が全反射面12で全反射されて集光された後に第1出射面11a及
び第2出射面11bに到達する。そして、光束制御部材4からの出射光のうちで被照射面
6上の光束制御部材4から近い位置へ照射する光を「光軸から遠い光」とし、光束制御部
材4からの出射光のうちで「光軸から遠い光」よりも光軸8とのなす角が小さい光を「光
軸に近い光」とすると、「光軸に近い光」の方が「光軸から遠い光」よりも被照射面6へ
の入射角が大きくなるように光束制御部材4が使用されることにより(光束制御部材4が
図1に示すように使用されると)、光束制御部材4の第1出射面11aからは、被照射面
6の下端縁6aから上端縁6bまでを照明するような光が出射される。また、光束制御部
材4の第2出射面11bからは、被照射面6に向かう光であって、且つ、第1出射面11
aから出射した光よりも±X方向(幅方向であって、光軸8に直交する方向)に拡げて被
照射面6を照明できる光が出射される。また、光束制御部材4の起立壁22からは、被照
射面6のうちの特に下端縁6a側(光束制御部材4に近い部分)を照明できる光が出射さ
れる。なお、この起立壁22を粗面化することにより、光を起立壁22から拡散出射する
ことが可能となり、被照射面6の下端縁6a側を起立壁22から出射される光によって均
等に且つ広範囲に照明することが可能になる。
なお、第2出射面11bと中心軸14に直交する仮想平面21とのなす角β2は、第1
出射面11aの母線と中心軸14に直交する仮想平面21とのなす角β1に等しく(β2
=β1)してもよく、また、第1出射面11aの母線と中心軸14に直交する仮想平面2
1とのなす角β1よりも僅かに小さく(β2<β1)してもよい。
また、このような光束制御部材4は、全反射面12を図示しない支持プレートの位置決
め穴に係合し、フランジ部10を図示しない支持プレートの上面に引っ掛けることにより
、発光素子3に対して位置決めすると共に、発光素子3及び被照射面6に対する姿勢を正
確に保持することができる。
(第1実施形態の効果)
以下、本実施形態に係る光束制御部材4に基づく効果を、図4乃至図5に示す比較例と
対比して説明する。なお、図4乃至図5に示す比較例の光束制御部材4は、出射面11の
全範囲が本実施形態の第1出射面11aの形状と同一形状に形成されている点を除き、他
の構成が本実施形態の光束制御部材4と同一である。したがって、比較例に係る光束制御
部材4は、本実施形態の光束制御部材4と同様の構成部分に同一符号を付し、本実施形態
の光束制御部材4の説明と重複する説明を省略する。
図6は、比較例に係る光束制御部材4を本実施形態の光束制御部材4に代えて使用した
照明装置2における被照射面6の照明光を模式的に示す図である(図1参照)。なお、図
6において複数の楕円状の線は、被照射面6に照射された照明光の照度の等高線を示して
いる。そして、照度の等高線に囲まれる領域は、中央部から離れるにしたがって照度が低
下している。
図7は、本実施形態の光束制御部材4を使用した照明装置2における被照射面6の照明
光を模式的に示す図である。なお、この図においても、複数の楕円状の線は、被照射面6
に照射された照明光の照度の等高線を示している。
図6と図7を比較して明らかなように、本実施形態に係る光束制御部材4は、比較例に
係る光束制御部材4よりも被照射面6の照明領域をX方向に拡げることができる(照明幅
を拡げることができる)。
この本実施形態に係る光束制御部材4は、第2出射面11bを覆い、第1出射面11a
のみで被照射面6を照明した場合、図8に示すように、図7の照明領域よりもX方向の幅
が狭く且つ低照度の照明光となる。また、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1出射
面11aを覆い、第2出射面11bのみで被照射面6を照明した場合、図8に示す照明領
域よりもZ方向の幅が狭い一方、図8に示す照明領域よりもX方向の幅が広い照明光とな
る(図9参照)。そして、本実施形態の光束制御部材4は、図8と図9の照明光を重ね合
わせたものが、図7に示した被照射面6の照明光となる。なお、図6〜9は、被照射面6
の下端縁6aに到達する低照度の光の等高線を省略してある。
図10乃至図11は、本実施形態に係る光束制御部材4の第2出射面11bの出射特性
と比較例に係る光束制御部材4の出射面11(第2出射面11bに対応する領域)の出射
特性の違いを説明するための図であり、シミュレーション実験によって求めた出射特性の
結果を模式的に示す図である。なお、図10(a)及び図11(a)が比較例に係る光束
制御部材4に関するシミュレーション実験結果を模式的に示す図であり、図10(b)及
び図11(b)が本実施形態に係る光束制御部材4に関するシミュレーション実験結果を
模式的に示す図である。また、図10におけるX軸,Y軸,Z軸は、図1のX軸,Y軸,
Z軸のそれぞれに対応する。また、図10において、光束制御部材4からの出射光が到達
する測定面23は、X−Y平面に平行で且つX−Y平面からZ軸方向に沿って1000m
m離れて位置する仮想平面である。また、図11は、測定面23,光束制御部材4及びX
−Y平面をZ軸方向から見た平面図である。そして、図11におけるX軸,Y軸は図10
のX軸,Y軸に対応しており、図11におけるZ軸は紙面の法線方向へ延びている。
これらの図において、発光素子の発光面上における発光中心7は、X軸,Y軸,Z軸の
交点である。そして、シミュレーション実験は、発光面上の点であって、且つ、Y軸方向
へのみ0.5mm離れた点であるa点から出射した光に着目し、その光が光束制御部材4
の内部をどのように伝播し、測定面23上のどの位置に到達するのかを求めるものである
。そして、このシミュレーション実験の結果を数値化して示したものが表1及び表2であ
る。なお、表1は、比較例に係る光束制御部材4に関するシミュレーション実験の結果を
示す表である。また、表2は、本実施形態に係る光束制御部材4に関するシミュレーショ
ン実験の結果を示す表である。
Figure 2011228241
Figure 2011228241
ここで、図10及び図11のb点は、a点から出射した光が光束制御部材4の第2入射
面13bに入射する位置を示している。また、図10及び図11のc点は、b点から光束
制御部材4の内部に入射した光が全反射面12で反射される位置を示している。また、図
10及び図11のd点は、全反射面12のc点で反射された光が出射面11(11b)に
到達した位置(出射面11(11b)から出射する位置)を示すものである。また、図1
0及び図11のe点は、光束制御部材4の出射面11(11b)上の点dから出射した光
が測定面23に到達した位置を示すものである。
以上のシミュレーション実験結果に示すとおり、比較例に係る光束制御部材4及び本実
施形態に係る光束制御部材4は、入射面13の形状及び全反射面12の形状が同一である
ため、a点からc点までは同一位置となる。しかし、比較例に係る光束制御部材4の出射
面11の形状と本実施形態に係る光束制御部材4の出射面11(第2出射面11b)の形
状が異なるため、d点及びe点が比較例に係る光束制御部材4と本実施形態に係る光束制
御部材4とで異なっている。特に、e点は、比較例に係る光束制御部材4と本実施形態に
係る光束制御部材4とで大きく異なっている。すなわち、本実施形態に係る光束制御部材
4の第2出射面11bから出射した光は、比較例に係る光束制御部材4の出射面11から
出射した光に比較し、Z軸から−X方向に大きく(約1.8倍)離れた測定面23上の位
置(e点)まで到達し、且つ、−Y方向の測定面23上の位置(e点)にまで到達してい
る。ここで、図10及び図11の−Y方向は、図1における光軸8よりも被照射面6寄り
の位置である。したがって、本実施形態に係る光束制御部材4の第2出射面11bは、比
較例に係る光束制御部材4の出射面11では被照射面6に到達し得なかった光を被照射面
6側に向かうように制御して、被照射面6を照明するための光利用効率を高めることが可
能であり、また、被照射面6の幅方向(±X方向)の広い範囲に向けて光を照射すること
が可能になる。
以上のような本実施形態に係る光束制御部材4を使用した発光装置1及び照明装置2は
、従来技術で使用されたような反射部材を必要としないため、少なくとも反射部材が不要
となった分だけ、構造が小型化・簡単化すると共に部品点数が減少するため、製品価格を
低廉化することができる。
また、本実施形態に係る光束制御部材4を使用した発光装置1及び照明装置2は、構造
が小型化・簡単化するため、設置スペースを従来技術に比較して小さくすることができる
また、本実施形態に係る光束制御部材4を使用した発光装置1及び照明装置2は、光源
として発光素子(LED等)3を使用しているため、ハロゲンランプや放電ランプを光源
とする従来技術に比較し、省電力化することが可能となる。
(光束制御部材の第2実施形態)
図12乃至図13は、本発明に係る光束制御部材4の第2実施形態を示す図である。こ
れらの図に示す本実施形態の光束制御部材4は、第2出射面11bの形状が第1実施形態
の光束制御部材4と異なるが、他の構成が第1実施形態の光束制御部材4と同一である。
したがって、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施形態の光束制御部材4と同様
の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態の光束制御部材4の説明と重複する説明を
省略する。
図12乃至図13に示すように、本実施形態の光束制御部材4は、第2出射面11bの
中央部に急傾斜面部11b1が形成されている。この急傾斜面部11b1は、図13(a)
の平面図において、中心線26に対して線対称となるように形成され、第2出射面11b
の他部との境界線25と中心線26とのなす角が所定の角δ(本実施形態においては45
°)となるように、第1出射面11aの頂点17から略扇状に形成されている。なお、第
2出射面11bにおける急傾斜面部11b1の面積比率は、求められている出射光特性に
応じてδの角度を変えることにより、最適の数値となるように設定される。
このような構成の本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施形態の光束制御部材4
と同様な効果を得ることができることはもちろんのこと、第1実施形態の光束制御部材4
による照明光の照度分布とは異なる照度分布の照明が可能になる。
(光束制御部材の第3実施形態)
図14乃至図15は、本発明に係る光束制御部材4の第3実施形態を示す図である。こ
れらの図に示す本実施形態の光束制御部材4は、第1実施形態に係る光束制御部材4の第
2出射面11bと同様の部分が出射面11に形成されない点と、全反射面12の略半分の
形状が第1実施形態に係る光束制御部材4と異なる点を除き、他の構成が第1実施形態の
光束制御部材4と同一である。したがって、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実
施形態の光束制御部材4と同様の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態の光束制御
部材4の説明と重複する説明を省略する。
図14乃至図15に示すように、本実施形態に係る光束制御部材4は、全反射面12が
第1全反射面12aと第2全反射面12bとからなっている。このうち、第1全反射面1
2aは、第1実施形態の光束制御部材4を中心軸14に沿って2分したと仮定した場合に
おけるいずれか一方の全反射面12と同一形状である。また、第2全反射面12bは、第
1実施形態の光束制御部材4を中心軸14に沿って2分したと仮定した場合におけるいず
れか他方の全反射面12を小径化し、第1全反射面12a側よりも反射光が光軸に近づく
ように形成されている。すなわち、第2全反射面12bは、その出射面側端縁(上端縁)
27の半径R2が出射面11a(11)の周縁(フランジ部に接続される端縁)28の半
径R1よりも小径(R2<R1)となるように形成され、その下端縁30が凹み16の開
口端近傍に位置するように形成されている(図15(a),(c)参照)。その結果、第
2全反射面12bは、第1全反射面12aに比較し、裏面15側から出射面11側へ向か
って急激に立ち上がっている。
このような本実施形態に係る光束制御部材4は、図1における第1実施形態の光束制御
部材4に代えて照明装置2を構成する場合、第1全反射面12aが光軸8よりも被照射面
6側に配置され、第2全反射面12bが被照射面6から離れた側に配置された状態で使用
される。
このような本実施形態に係る光束制御部材4によれば、第1実施形態の光束制御部材4
と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態に係る光束制御部材4の第2全反射面12bを第1及び第2実施形態
の光束制御部材4に適用し、第2全反射面12bでの反射光が被照射面6を照明する光と
なるように面形状を調整することにより、被照射面6を照明するための光利用効率をより
一層高めることが可能になる。
(光束制御部材の第4実施形態)
図16乃至図17は、本発明に係る光束制御部材4の第4実施形態を示す図である。こ
れらの図に示す本実施形態の光束制御部材4は、第1出射面11aの形状及び第2出射面
11bの形状が第1実施形態の光束制御部材4と異なるが、他の構成が第1実施形態の光
束制御部材4と同一である。したがって、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施
形態の光束制御部材4と同様の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態の光束制御部
材4の説明と重複する説明を省略する。
図16乃至図17に示すように、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1出射面11
aの形状が非球面形状であり、第1出射面11aの形状が略半円錐面形状であった第1実
施形態の光束制御部材4と異なる。また、本実施形態の光束制御部材4は、第2出射面1
1bの外周面31がフランジ部10の外周面32と一致する大きさに形成されており、第
2出射面11bの面積が第1実施形態に係る光束制御部材4の第2出射面11bの面積よ
りも大きくなっている。
このような構成の本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施形態の光束制御部材4
と同様な効果を得ることができることはもちろんのこと、必要に応じてフランジ部10を
光学面として利用することにより、第1実施形態の光束制御部材4よりも広い範囲を照明
することが可能になる。
なお、第3実施形態に係る光束制御部材4の第2全反射面12bを本実施形態の光束制
御部材4に適用し、第2全反射面12bでの反射光が被照射面6を照明する光となるよう
に面形状を調整することにより、被照射面6を照明するための光利用効率をより一層高め
ることが可能になる。
また、本実施形態の光束制御部材4は、第1出射面11aの形状が非球面形状であるた
め、第1出射面11aの形状が半円錐面形状である第1実施形態の光束制御部材4とは異
なる照度分布の照明が可能になる。
(光束制御部材の第5実施形態)
図18乃至図19は、本発明に係る光束制御部材4の第5実施形態を示す図である。こ
れらの図に示す本実施形態の光束制御部材4は、第2出射面11bの形状が第1実施形態
の光束制御部材4と異なるが、他の構成が第1実施形態の光束制御部材4と同一である。
したがって、本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施形態の光束制御部材4と同様
の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態の光束制御部材4の説明と重複する説明を
省略する。
図18乃至図19に示すように、本実施形態の光束制御部材4は、第1実施形態に係る
光束制御部材4の第2出射面11bの一部が第1出射面11aの形状と同一形状(略円錐
形状)に形成されたものである。すなわち、図19(a)の平面図において、光束制御部
材4の第2出射面11bは、中心線18から所定寸法幅の帯状部分11b’が第1実施形
態に係る光束制御部材4の第2出射面11bと同様に形成され、残部11b”が第1出射
面11aと同一形状に形成されている。
このような構成の本実施形態に係る光束制御部材4は、第1実施形態の光束制御部材4
と同様な効果を得ることができることはもちろんのこと、第1実施形態の光束制御部材4
による照明光の照度分布とは異なる照度分布の照明が可能になる。
なお、第3実施形態に係る光束制御部材4の第2全反射面12bを本実施形態の光束制
御部材4に適用し、第2全反射面12bでの反射光が被照射面6を照明する光となるよう
に面形状を調整することにより、被照射面6を照明するための光利用効率をより一層高め
ることが可能になる。
(上記各実施形態の変形例)
上述の各実施形態に係る光束制御部材4は、第1出射面11aの形状が円錐面を中心軸
14に沿って半分にした形状や、第1出射面11aの形状が非球面を中心軸14に沿って
半分にした形状のものを例示したが、これに限られず、第1出射面11aの形状が半球面
形状のものや、第1出射面11aの形状が裏面15と平行の平面でもよい。
また、上述の各実施形態に係る光束制御部材4のいずれかを使用した発光装置1は、被
照射面6の大きさに応じ、複数個が適当な間隔で使用される。
また、上述の実施形態に係る照明装置2は、発光装置1を被照射面6に対して下方の斜
め前方に配置する態様を例示したが、これに限られず、上下を逆転し(180°回転させ
)、発光装置1を被照射面6に対して上方の斜め前方に配置し、その発光装置1によって
被照射面6を上方の斜め前方から照明するようにしてもよい。また、上述の実施形態に係
る発光装置1を被照射面6の略中心にたてた被照射面6に対する法線を回転軸として90
°回転させるとともに、発光装置1をX軸と被照射面6とに平行方向に移動させて、被照
射面6に対する発光装置1の位置を調整し、発光装置1を被照射面6に対して左側方また
は右側方の斜め前方に配置し、その発光装置1によって被照射面6を左側方または右側方
の斜め前方から照明するようにしてもよい。また、上述の実施形態に係る発光装置1を被
照射面6の大きさに応じて所定角度回転させるとともに、発光装置1を被照射面6と平行
方向に移動させて、被照射面6に対する発光装置1の位置を調整して、発光装置1を被照
射面6のコーナー部に対応させて配置し、その発光装置1によって被照射面6をコーナー
部側から照明するようにしてもよい。なお、被照射面6に対する発光装置1の位置に応じ
て発光装置1の仰角を調整することが好ましい。
(光束制御部材のホルダ)
図20乃至図21は、光束制御部材4を発光素子(例えば、LED)3に対して位置決
めした状態で保持するために使用されるホルダ40に関する図である。このうち、図20
は、基板41上の発光素子3とホルダ40との係合状態を示すと共に、光束制御部材4と
ホルダ40との係合状態を示す断面図である。また、図21(a)はホルダ40の平面図
であり、図21(b)は図21(a)のA7−A7線に沿って切断して示すホルダ40の
断面図であり、図21(c)はホルダ40の裏面図である。
これらの図に示すように、ホルダ40は、有底筒状体であり、中心軸42に直交する円
板形状の底部43と、この底部43から離れるにしたがって内径寸法が漸増するテーパ状
の筒状部44と、を有している。
ホルダ40の底部43には、発光素子3の角柱状のケース45を微小な隙間をもって収
容する四角形状の貫通穴46が形成されている。そして、このホルダ40は、底部43の
貫通穴46を発光素子3のケース45に係合し、底部43を基板41上に載置することに
より、発光素子3に対して位置決めされた状態(光軸8と中心軸42とを合致させた状態
)で保持される。
ホルダ40の筒状部44は、内周面47が光束制御部材4の全反射面12に隙間48を
もって係合するように形成されている。そして、筒状部44の開口端側には、光束制御部
材4のリング状のフランジ部10を収容して支持するフランジ部収容凹所50がリング状
に形成されている(図21(a)参照)。このフランジ部収容凹所50は、光束制御部材
4のフランジ部10の下面に当接するフランジ部支持面51と、光束制御部材4のフラン
ジ部10の外周面に接するように係合するフランジ部位置決め面52とを備えている。フ
ランジ部支持面51は、底部43の内面からの高さ寸法(中心軸42に沿った寸法)が光
束制御部材4のフランジ部10の下面から裏面15までの中心軸14に沿った寸法と等し
いか又は僅かに大きくなるように形成され、光束制御部材4の裏面15が発光素子3に接
触しないようにフランジ部10を支持するようになっている。
そして、ホルダ40の底部43を基板41上に接着剤等で固定し、光束制御部材4のフ
ランジ部10をホルダ40のフランジ部収容凹所50内に接着剤等で固定することにより
、光束制御部材4がホルダ40によって発光素子3に対して位置決めされた状態で保持さ
れることになる。これにより、発光素子3の光軸8、ホルダ40の中心軸42、及び光束
制御部材4の中心軸14が同軸上に合致するように、発光素子3,ホルダ40及び光束制
御部材4が位置決めされた状態で基板41上に組み立てられる。
また、本実施形態のホルダ40は、光束制御部材4と同様に、PMMA(ポリメタクリ
ル酸メチル)、PC(ポリカーボネート)、EP(エポキシ樹脂)等の透明樹脂材料や透
明なガラスで形成されているため、第2の光束制御部材としても機能させることができる
ようになっている。
すなわち、図22に示すように、本実施形態のホルダ40は、光束制御部材4の裏面1
5側と発光素子3との隙間53から漏れ出た発光素子3からの光を底部43の貫通穴46
のエッジ54や貫通穴46の内壁面から入射させ、その入射光を底部43で筒状部44側
へ向けて導光し、筒状部44に到達した光を筒状部44の外表面から屈折させて出射させ
、被照射面6の発光素子3に近い領域(被照射面6の下端縁6a側)の照明光として利用
することができる(図1参照)。ここで、ホルダ40の底部43及び筒状部44の形状は
、光束制御部材4から出射して被照射面6を照明する光に比較し、発光素子3に近い被照
射面6を照明できる光を出射できるように形成されている(図1参照)。また、ホルダ4
0を介して被照射面6側へ向けて出射される光は、発光素子3の光軸8からの角度が大き
くて光束制御部材4に入射できなかった光であり、光束制御部材4に入射する光に比較し
て低光度の光であるが、被照射面6上における光の到達位置が発光素子3に近く、被照射
面6への入射角度が小さいため、光の減衰が抑えられ、照明光として効率的に利用される
(図1参照)。
このような本実施形態のホルダ40を第2の光束制御部材として使用すれば、発光素子
3から遠い被照射面6を光束制御部材4から出射される高光度の光(光軸8近傍の光)で
照明し、発光素子3から近い被照射面6をホルダ40から出射される低光度の光で照明す
ることができるため、高効率且つ高品位の照明が可能になる(図1参照)。
なお、本実施形態のホルダ40は、光束制御部材4とは別に形成される態様を例示した
が、一部又は全体を光束制御部材4と一体に形成するようにしてもよい。また、低光度の
光を制御する部分をホルダ40及び光束制御部材4とは別体として形成するようにしても
よい。
また、本実施形態のホルダ40は、光束制御部材4の裏面15と発光素子3との間の隙
間53から漏れ出た光に限られず、発光素子3から出射される光のうちの低光度(光度半
値角を大きく越える程度の光度であり、例えば、最大光度の30%以下の光を指す)の光
を被照射面6に向けて出射させるようにしてもよい(図1参照)。
また、ホルダ40の形状は、上述の実施形態の形状(図20〜22参照)に限定される
ものではなく、低光度の光を被照射面6の発光素子3に近い領域に出射できるように、光
を屈折させて出射させることができる形状であればよい。
また、ホルダ40は、底部43以外の筒状部44等で低光度の光を被照射面6の発光素
子3に近い領域に出射できるようになっていれば、底部43を省略してもよい。
(光束制御部材の他の使用例)
図23乃至図24は、本発明の光束制御部材4(第1実施形態に係る光束制御部材4)
を内照式の照明装置60に使用した例を示すものである。なお、図23(a)は、本発明
に係る内照式の照明装置60を斜め上方から見て示す外観斜視図である。また、図23(
b)は、本発明に係る内照式の照明装置60を構成する筐体61の左側面側を取り除いて
示す側面図である。また、図24(a)は、本発明に係る内照式の照明装置60の内部構
造を示す平面図であり、筐体61を構成する天板を取り除いて示す照明装置60の平面図
である。また、図24(b)は、図23(b)のA8−A8線に沿って切断して示す照明
装置60の正面図である。
これらの図に示すように、内照式の照明装置60は、光透過性を有する平板状の被照明
部材(例えば、広告パネル)62を対向するように且つ平行に一対配置し、これら被照明
部材62,62の下端を底板63で支持し、これら被照明部材62,62の左側端間の隙
間と右側端間の隙間をそれぞれ側板64で塞ぎ、これら被照明部材62,62の上端を天
板65で塞いで、内部に空間66を有する筐体61が形成されている。そして、この照明
装置60は、筐体61を構成する底板63の上面63aに複数の発光装置1を一列に取り
付けることにより、筐体61の内部に複数の発光装置1を収容し、一対の被照明部材62
,62の裏面側(内部空間側)の斜め前方で且つ下端側から被照明部材62の被照射面(
内面)62aを複数の発光装置1で照明するようになっている。
発光装置1は、光軸8が被照明部材62,62の被照射面62a,62aに対して平行
になるように底板63上に配置され、且つ、光軸8がZ軸方向に沿って延びるように底板
63上に配置されている。
発光装置1を構成する光束制御部材4は、平面視した場合(天板65側からZ軸に沿っ
て底板63側を見た場合)、隣り合う他の光束制御部材4と180°向きが異なるように
配置されている。すなわち、一対の被照射面62a,62aの一方の被照射面62aを主
として照明する光束制御部材4(第1群の光束制御部材41)と他方の被照射面62aを
主として照明する光束制御部材4(第2群の光束制御部材42)とが交互に配置され、各
光束制御部材41,42の第1出射面11aが主たる照明対象である被照射面62a側に配
置されている。
図25(a)は、本発明に係る照明装置60において、一対の被照射面62a,62a
のうちの一方の被照射面62aにおける照明状態を示すものである。なお、図25(a)
の被照射面62aは、光束制御部材41,42からの光が十分に照射される部分を白抜き部
分で示している。
この図25(a)に示すように、一方の被照射面62aは、第1群の光束制御部材41
によって±X方向に幅広く照明され、且つ、下端縁62bまで照明されている。また、一
方の被照射面62aは、第1群の光束制御部材41からの光が到達し難い領域であって、
第1群の光束制御部材41,41間のX軸方向中間領域が第2群の光束制御部材42からの
光で照明されるようになっている。その結果、本発明に係る内照式の照明装置60におい
て、一方の被照射面62aは、第1群の光束制御部材41からの光の照射範囲67が第2
群の光束制御部材42からの光の照射範囲68で補完され、下端縁62b側の僅かな領域
(白抜きされていない部分)70を除き、全体が均一の照度分布となるように第1群及び
第2群の光束制御部材4(41,42)によって照明される。
また、他方の被照射面62aは、第2群の光束制御部材42によって±X方向に幅広く
照明され、且つ下端縁62bまで照明される。また、他方の被照射面62aは、第2群の
光束制御部材42からの光が到達し難い領域であって、第2群の光束制御部材42,42
のX軸方向中間領域が第1群の光束制御部材41からの光で照明されるようになっている
。その結果、本発明に係る内照式の照明装置60において、他方の被照射面62aは、第
2群の光束制御部材42からの光の照射範囲が第1群の光束制御部材41からの光の照射範
囲で補完され、下端縁62bの僅かな領域を除き、全体が均一の照度分布となるように第
1群及び第2群の光束制御部材4(41,42)によって照明される。
すなわち、本発明に係る内照式の照明装置60において、一対の被照明部材62,62
の被照射面62a,62aは、下端縁62bの僅かな領域を除き、全体が均一の照度分布
となるように第1群及び第2群の光束制御部材4(41,42)によって照明される。
図25(b)は、本発明の光束制御部材4(第1実施形態の光束制御部材4)に代えて
比較例(図4及び図5参照)の光束制御部材4を使用した照明装置60における一方の被
照射面62aの照明状態を示すものである。なお、図25(b)の被照射面62aは、光
束制御部材4からの光による照射範囲を破線で囲んで示し、被照射面62aの上で特異的
に明るい範囲を実線で囲み(明部71)、白抜き部分で示している。
この図25(b)に示すように、一方の被照射面62aは、隣り合う光束制御部材4,
4の中間部分が暗部として認識される。これは、光束制御部材4からの光が狭い範囲に集
中して照射されるため、図25(a)の被照射面62aと比較し、破線で示す照射範囲の
中で明部71が際立って明るく視認される。なお、比較例に係る光束制御部材4を使用し
た照明装置60は、他方の被照射面62aが一方の被照射面62aと同様の照度分布にな
っている。
このように、本発明に係る光束制御部材4(41,42)を使用した照明装置60は、比
較例に係る光束制御部材4を使用した照明装置60と比較し、照明品質を格段に向上させ
ることが可能になる。
図26は、本発明に係る第1群の光束制御部材41(4)、同第2群の光束制御部材42
(4)、及び比較例に係る光束制御部材4の出射特性の違いを説明するための図であり、
シミュレーション実験によって求めた各光束制御部材41,42,4の出射特性の違いを説
明するための図である。なお、図26(a)が比較例に係る光束制御部材4のシミュレー
ション実験結果を模式的に示す図である。また、図26(b)が本発明に係る第1群の光
束制御部材41のシミュレーション実験結果を模式的に示す図である。また、図26(c
)が本発明に係る第2群の光束制御部材42のシミュレーション実験結果を模式的に示す
図である。また、図26におけるX軸,Y軸,Z軸は、図23のX軸,Y軸,Z軸のそれ
ぞれに対応する。また、図26において、光束制御部材41,42,4からの出射光が到達
する測定面73は、X−Y平面に平行で且つX−Y平面からZ軸方向に沿って200mm
離れて位置する仮想平面である。
図26において、発光素子の発光面上における発光中心7は、X軸,Y軸,Z軸の交点
である。そして、シミュレーション実験は、発光中心7であるa点から出射した光に着目
し、その光が光束制御部材4の内部をどのように伝播し、測定面73上のどの位置に到達
するのかを求めるものである。そして、このシミュレーション実験の結果を数値化して示
したものが表3〜表5である。なお、表3は、比較例に係る光束制御部材4に関するシミ
ュレーション実験の結果を示すものである。また、表4は、本発明に係る第1群の光束制
御部材41に関するシミュレーション実験の結果を示すものである。また、表5は、本発
明に係る第2群の光束制御部材42に関するシミュレーション実験の結果を示すものであ
る。また、これら表3〜5における数値の単位は、ミリメートル(mm)である。
Figure 2011228241
Figure 2011228241
Figure 2011228241
ここで、図26(a)〜(c)のb点は、a点から出射した光が光束制御部材4の第2
入射面13bに入射する位置を示している。また、図26(a)〜(c)のc点は、b点
から光束制御部材4の内部に入射した光が全反射面12で反射される位置を示している。
また、図26(a)のd点が全反射面12で反射された光が出射面11に到達した位置(
出射面11から出射する位置)であり、図26(b)のd点が全反射面12で反射された
光が第2出射面11bに到達した位置(第2出射面11bから出射する位置)であり、図
26(c)のd点が全反射面12で反射された光が第1出射面11aに到達した位置(第
1出射面11aから出射する位置)を示している。また、図26のe点は、光束制御部材
4の出射面11(11a,11b)から出射した光が測定面73に到達した位置を示して
いる。
以上のシミュレーション実験結果に示すとおり、比較例に係る光束制御部材4,本発明
に係る第1群の光束制御部材41,及び本発明に係る第2群の光束制御部材42は、入射面
13の形状及び全反射面12の形状が同一であるため、a点からc点までは同一位置とな
る。しかし、比較例に係る光束制御部材4の出射面11の形状と、本発明に係る光束制御
部材(第1群の光束制御部材41)の第2出射面11bの形状と、本発明に係る光束制御
部材(第2群の光束制御部材42)の第1出射面11aの形状が異なるため、d点及びe
点が比較例に係る光束制御部材4,本発明に係る第1群の光束制御部材41,及び第2群
の光束制御部材42で異なっている。特に、本発明の第1群の光束制御部材41におけるe
点は、比較例に係る光束制御部材4及び本発明の第2群の光束制御部材42におけるe点
と大きく異なっている。なお、本発明に係る光束制御部材4の第1出射面11aの形状と
比較例に係る光束制御部材4の出射面11の形状が似ているため、本発明の第2群の光束
制御部材42のd点,e点と比較例の光束制御部材4のd点,e点の差は極僅かである。
すなわち、本発明に係る光束制御部材41の第2出射面11bから出射した光は、比較
例に係る光束制御部材4の出射面11や本発明の光束制御部材42の第1出射面11aか
ら出射した光に比較し、Z軸から−X方向に大きく(約13〜15倍)離れた測定面73
上の位置(e点)まで到達し、且つ、Z軸から−Y方向に大きく(−X方向の寸法と同程
度)離れた測定面73上の位置(e点)にまで到達している。ここで、図26の−Y方向
は、図23における光軸8よりも一方(図23(b)の右側)の被照射面62a寄りの位
置である。したがって、本発明の第1群に係る光束制御部材41の第2出射面11bは、
比較例に係る光束制御部材4の出射面11や本発明の第2群に係る光束制御部材42の第
1出射面11aでは天板65に到達する光(図25(b)の明部71a)や明部71を生
じさせる光の一部を一方の被照射面62a側に向かうように制御して、一方の被照射面6
2a上の光束制御部材41の照射範囲における明るさの均一化を高めることが可能であり
、また、被照射面62aの幅方向(±X方向)の広い範囲に向けて光を照射することが可
能になる。
以上のような本発明に係る光束制御部材4を使用した発光装置1及び内照式の照明装置
60は、従来技術で使用されたような反射部材を必要としないため、少なくとも反射部材
が不要となった分だけ、構造が小型化・簡単化すると共に部品点数が減少するため、製品
価格を低廉化することができる。或いは、反射部材を使用して、従来と同様の製品価格で
明るく高品位な照明装置60とすることもできる。
なお、本発明に係る内照式の照明装置60は、図20乃至図21に示したホルダ40に
よって本発明に係る光束制御部材4を保持するようにしてもよい。このようにすれば、図
20乃至図21に示したホルダ40の光束制御部材としての機能を利用し、ホルダ40か
ら出射する光で被照射面62aの下端縁62b側(発光素子3寄りの端部)を照明するこ
とができるため、本発明に係る光束制御部材4の起立壁22からの出射光と相俟って、被
照射面62aの下端縁62b側(発光素子3寄りの端部)を効率的に照明することができ
、被照射面62aの下端縁62b側の低照度領域を少なくすることができる。その結果、
例えば、本発明に係る照明装置60の被照明部材62が広告板である場合、広告に有効利
用できない低照度領域(額縁領域)を狭くすることができ、広告板の有効利用領域を拡げ
ることができる。
また、本発明の内照式の照明装置60は、一対の被照明部材62,62の被照射面62
a,62aを均一に照明するため、第1群の光束制御部材41と第2群の光束制御部材42
を交互に配置する態様を例示したが、一方の被照明部材62の被照射面62aのみを照明
するために第1群の光束制御部材41のみを一列に複数配置するか、又は他方の被照明部
材62の被照射面62aのみを照明するために第2群の光束制御部材42のみを一列に複
数配置するようにしてもよい。
また、本発明の内照式の照明装置60は、発光装置1の光軸8に対して一対の被照明部
材62,62が平行に配置される態様を例示したが、これに限られず、発光装置1で被照
明部材62を照明できる範囲内で且つ一定条件下において、被照射面62aの上端(+Z
方向の端部)をZ軸に近づけるか又はZ軸から遠ざけるようにして、被照射面62aを発
光装置1の光軸8に対して傾けるようにしてもよい。ここで、一定条件とは、発光装置1
からの出射光のうちで被照射面62a,62a上の発光装置1から近い位置へ照射する光
を「光軸から遠い光」とし、発光装置1からの出射光のうちで「光軸から遠い光」よりも
光軸8とのなす角が小さい光を「光軸に近い光」とすると、「光軸に近い光」の方が「光
軸から遠い光」よりも被照射面62a,62aへの入射角が大きくなるように発光装置1
が使用されることをいう。
また、本発明の内照式の照明装置60は、第1実施形態に係る光束制御部材4を使用す
る例を示したが、他の実施形態に係る光束制御部材4やその光束制御部材4の変形例を適
用することができる。
本発明に係る発光装置5は、外照式や内照式の広告板の照明装置に適用できることはも
ちろんのこと、天井、床面、壁面等を照明する外照式の照明装置や間接照明、樹木、草花
等のライトアップ用の照明装置に適用できる。
1……発光装置、2,60……照明装置、3……発光素子(例えばLED)、4……光
束制御部材、6,62a……被照射面、7……発光中心、8……光軸、11……出射面、
11a……第1出射面、11b……第2出射面、12……全反射面、12a……第1全反
射面、12b……第2全反射面、13……入射面、13a……第1入射面、13b……第
2入射面、14……中心軸、15……裏面、16……凹み、20……上端縁(頂辺)

Claims (7)

  1. 発光素子からの光を、被照射面の斜め前方側の位置から前記被照射面に斜めに照射する
    光束制御部材であって、
    前記光束制御部材の中心軸が前記発光素子の光軸に合致するように配置されており、
    前記発光素子からの光を入射させる入射面と、前記入射面から入射した光の一部を全反
    射して集光する全反射面と、前記全反射面で反射された光及び前記入射面から直接到達し
    た光を出射する出射面と、を有し、
    前記入射面は、前記発光素子に対向するように裏面側に形成された凹みの内面であり、
    前記凹みの底部に位置する第1入射面と、この第1入射面から前記凹みの開口縁の間に位
    置する第2入射面とを有し、
    前記全反射面は、前記裏面側と前記出射面側の間に形成され、且つ、前記光軸を取り囲
    むように形成されて、前記入射面のうちの主に第2入射面から入射した光を前記出射面側
    へ向けて全反射するようになっており、
    前記出射面は、前記裏面と反対側の位置で、且つ、前記光軸の周りに形成され、前記光
    軸よりも前記被照射面側に配置される第1出射面と、前記第1出射面よりも前記被照射面
    から離れた位置側に配置される第2出射面と、を有し、
    前記第2出射面は、前記発光素子の光軸を回転軸として前記第1出射面を180度回転
    させた面からの出射光の配光特性と比較して、前記第2出射面からの出射光の方が、前記
    被照射面へ向かう光束が多くなるように形成されている、
    ことを特徴とする光束制御部材。
  2. 前記第1出射面は、前記被照射面に直交し、前記中心軸を含む断面と前記第1出射面と
    の交線を母線とし、この母線を前記中心軸を回転軸として±90°の角度範囲で回転させ
    て形成された半錐形状の面であり、
    前記第2出射面は、前記出射面を平面視した場合、前記中心軸に直交する中心線に沿っ
    て前記第1出射面と区分けされ、前記中心線に沿って前記第1出射面の頂点と同一高さの
    頂辺が形成される傾斜面であって、且つ、前記頂辺から遠ざかるにしたがって高さが漸減
    するように形成された傾斜面であり、
    前記第1出射面と前記第2出射面は、前記中心軸を中心とする線対称の一対の起立壁で
    接続された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光束制御部材。
  3. 前記起立壁が粗面化されたことを特徴とする請求項2に記載の光束制御部材。
  4. 前記全反射面は、前記光軸よりも前記被照射面側に配置される第1全反射面と、前記第
    1全反射面よりも前記被照射面から離れた位置側に配置される第2全反射面と、を有し、
    前記第2全反射面は、反射光が前記第1全反射面における反射光よりも光軸に近づくよ
    うに形成された、
    ことを特徴とする請求項1記載の光束制御部材。
  5. 前記発光素子の発光中心から延びる光軸が前記発光中心から離れるに従って前記被照射
    面に近づくように前記被照射面に対して配置されるようになっている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光束制御部材。
  6. 発光素子と、前記請求項1乃至5のいずれかに記載の光束制御部材と、を備えたことを
    特徴とする発光装置。
  7. 請求項6に記載の発光装置と、この発光装置からの出射光で照明される被照射面とを備
    え、
    前記発光装置は、
    前記出射光のうちで前記被照射面上の前記発光装置から近い位置へ照射する光を光軸か
    ら遠い光とし、前記出射光のうちで前記光軸から遠い光よりも前記光軸とのなす角が小さ
    い光を光軸に近い光とすると、前記光軸に近い光の方が前記光軸から遠い光よりも前記被
    照射面への入射角が大きくなるように配置された、
    ことを特徴とする照明装置。
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