JP2011227887A - 情報通信システム、情報処理装置および情報通信方法ならびにプログラム - Google Patents

情報通信システム、情報処理装置および情報通信方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複合コンテンツとしての所定の構造を維持しつつ、簡易な処理で各コンテンツを配信することが可能な情報通信システムを提供する。
【解決手段】投入サーバSVと、複数のノードNnと、から構成され、配信対象のコンテンツが分散して保存される各ノードNnがネットワーク8を介して接続されてなるオーバーレイネットワーク9を含む配信システムSにおいて、投入サーバSVは、複合コンテンツを取得し、コンテンツIDを各コンテンツに付与する。その後複合コンテンツにおける各コンテンツの位置を示す位置情報と、各位置情報により示される位置にあるコンテンツのコンテンツIDと、が対応付けられたインデックスファイルを生成する。その生成されたインデックスファイルに対してコンテンツIDを付与する。その後、各コンテンツと、インデックスファイルと、をオーバーレイネットワーク9に投入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに通信可能な複数のノード装置と、情報処理装置と、を含む情報通信システムの技術分野に関する。なお以下の説明では、上記「ノード装置」を適宜「ノード」と称する。
近年、映画や動画等のコンテンツを、インターネット等のネットワークを介してそのネットワークに参加しているノードに配信するコンテンツ配信システムが開発されている。このようなコンテンツ配信システムでは、コンテンツとしての質の向上や映画等以外のデータを配信する等、更なるサービスの向上を図るため、配信対象たるコンテンツのデータ量が増大する傾向にある。このため、いわゆるクライアント−サーバ方式で全てのノードが特定のサーバ装置へとデータの配信を要求すると、そのサーバ装置への負担が過度となる。
そこで、配信対象たるコンテンツを、いわゆるピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型のネットワークシステムを介して配信する技術が開発されている。このP2P型のネットワークスシステムでは、ネットワークシステム内に存在するノードそれぞれにコンテンツが分散保存される。そして各ノードは、ノード間でコンテンツを共有しつつ、互いに送受信する。このP2P型ネットワークシステムにおいて分散保存されたコンテンツの所在は、分散ハッシュテーブルを利用して、クエリにより効率良く検索可能になっている。クエリは、コンテンツ毎に固有のコンテンツIDをキーとして含む。この分散ハッシュテーブルを、以下、DHT(Distributed Hash Table)と称する。このDHTについては、例えば下記特許文献1に詳細に開示されている。また、以下の説明では、P2P型ネットワークシステムを、単にP2Pシステムと称する。
特開2006−197400公報
P2Pシステムに対してコンテンツを投入して配信するためには、大量のコンテンツの中からでも所望のコンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDを各コンテンツに付与する必要がある。これは、例えばそのコンテンツのコンテンツ名だけでは、同一のコンテンツ名で別のコンテンツが投入される可能性があるからである。このためP2Pシステムでは、大量のコンテンツを識別可能にするために、予め付与可能なコンテンツIDを準備しておく必要がある。
このようなP2Pシステムを用いて、付与されたコンテンツIDの中から所望のコンテンツIDを選択させて、複合コンテンツを配信したいという要求がある。この要求は複合コンテンツの配信者や製作者から寄せられるものである。このような複合コンテンツでは、各コンテンツの再生順序や再生態様がその複合コンテンツの配信者や製作者により予め決められている。
しかしながら例えば上記特許文献1に記載されたP2Pシステムでは、複合コンテンツの配信における配信者等の負担が増大するという問題があった。具体的には、複合コンテンツの配信に当たり、先ず複合コンテンツを構成する複数のコンテンツの全てを一旦P2Pシステムに投入してコンテンツIDをそれぞれ付与してもらう必要があった。さらにその付与されたコンテンツIDを手動で、例えばウェブページに埋め込む等の処理が各コンテンツ毎に必要となっていた。
そこで、本発明は上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、複合コンテンツとしての所定の構造を維持しつつ、簡易な処理で各コンテンツを配信することが可能な情報通信システムおよびそれに含まれる情報処理装置ならびに情報処理装置において実行されるプログラムおよび情報通信方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、投入サーバ等の情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムにおいて、前記情報処理装置は、所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得する制御部等の取得手段と、前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して付与する制御部等の第1付与手段と、前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成する制御部等の生成手段と、前記生成手段により生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与する制御部等の第2付与手段と、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと、前記生成手段により生成された前記第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入する制御部等の投入手段と、を備える。
請求項9に記載の発明において、前記情報処理装置が、前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置のいずれかであるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、投入サーバ等の情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムにおいて実行される情報通信方法において、所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを前記情報処理装置において取得する取得ステップと、前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して前記情報処理装置において付与する第1付与ステップと、前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を前記情報処理装置において生成する生成ステップと、前記生成ステップにより生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を前記情報処理装置において付与する第2付与ステップと、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツと、前記生成ステップにより生成された前記第1情報と、を前記情報処理装置において前記オーバーレイネットワークに投入する投入ステップと、を含む。
請求項1、請求項9または請求項12に記載の発明によれば、所定の構造内の各コンテンツの位置をそれぞれ示す位置情報と、各コンテンツの識別情報と、を含む第1情報を生成し、各コンテンツと共にオーバーレイネットワークに投入する。よって、第1情報を取得したノード装置において各コンテンツの構造内の位置およびその識別情報を認識することができる。従って、元の所定の構造を維持しつつ、簡易な処理でオーバーレイネットワークを介して各コンテンツをノード装置に取得させることができる。
請求項2に記載の発明において、前記ノード装置は、前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、当該識別情報により識別される前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する制御部等の第2取得手段と、前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む前記識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する通信部等の送信手段と、備える。
請求項2に記載の発明によれば、第1情報を識別する識別情報に基づいてオーバーレイネットワークから第1情報を取得する。その第1情報に基づいて、第1情報が含む識別情報により識別されるコンテンツを要求するための要求メッセージを送信する。よって、元の構造を正確に認識しつつ、オーバーレイネットワークを介して各コンテンツを取得することができる。
請求項3に記載の発明において、前記取得手段は、前記複数のコンテンツの少なくとも一部のコンテンツを取得するために用いられるメインコンテンツであって、前記位置情報に基づいて前記メインコンテンツと関連付けられた前記一部のコンテンツの前記識別情報を取得するための情報を含むメインコンテンツを取得し、前記第1付与手段は、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと前記メインコンテンツとに対して前記識別情報をそれぞれ付与し、前記生成手段は、前記メインコンテンツの前記識別情報を含む前記第1情報を生成するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、メインコンテンツと関連付けられた一部のコンテンツの識別情報を取得するための情報を含むメインコンテンツを取得する。また複数のコンテンツとメインコンテンツとに対して識別情報をそれぞれ付与する。さらにメインコンテンツの識別情報を含む第1情報を生成する。よって、投入対象のコンテンツが複数である場合でも所定の構造を維持しつつ第1情報を生成することができる。
請求項4に記載の発明において、前記生成手段は、前記複数のコンテンツの中から前記メインコンテンツを示すメインコンテンツ指示情報を含む前記第1情報を生成するように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、メインコンテンツ指示情報が第1情報に含まれる。よって、各ノード装置において所定の構造に正確に対応して各コンテンツを取得することができる。
請求項5に記載の発明において、前記情報処理装置は、前記オーバーレイネットワーク内における前記コンテンツおよび前記第1情報の検索に用いられるカタログ情報であって、各前記コンテンツを識別するための前記識別情報、または、前記第1情報を識別する前記識別情報のいずれかを含むカタログ情報を生成する制御部等のカタログ情報生成手段をさらに備え、前記情報処理装置の前記投入手段は、前記カタログ情報生成手段により生成され且つ前記第1情報を識別するための前記識別情報を含む前記カタログ情報を前記オーバーレイネットワークにさらに投入するように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、第1情報を識別するための識別情報が含まれたカタログ情報がさらに投入される。よって、そのカタログ情報を取得したノード装置において、他のコンテンツと識別して第1情報を認識することができる。
請求項6に記載の発明において、前記ノード装置は、前記ネットワークを介して取得可能なページ情報であって前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報を含むページ情報を取得する制御部等のページ情報取得手段を備え、前記第2取得手段は、前記ページ情報取得手段により取得された前記ページ情報に含まれる前記識別情報により識別される前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得するように構成される。
請求項6に記載の発明によれば、ページ情報に含まれる識別情報に基づいてオーバーレイネットワークから第1情報を取得する。よって、簡易な処理で第1情報を識別するための識別情報を取得して対応する各コンテンツを取得することができる。
請求項7に記載の発明において、前記ノード装置は、前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する制御部等の第2取得手段と、前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む前記識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する通信部等の送信手段と、を備え、前記カタログ情報または前記ページ情報には、前記所定の構造において、前記ノード装置において他の前記コンテンツを取得するために用いられるメインコンテンツを示すメインコンテンツ指示情報が含まれており、前記メインコンテンツ指示情報と、前記第2取得手段により取得された前記第1情報と、に基づいて、前記送信手段は、前記メインコンテンツ指示情報により示される前記メインコンテンツを要求するための前記要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信するように構成される。
請求項7に記載の発明によれば、メインコンテンツ指示情報がカタログ情報またはページ情報に含まれており、そのメインコンテンツ指示情報により示されるメインコンテンツを要求するための要求メッセージを送信する。よって、メインコンテンツをノード装置において容易に認識することができる。
請求項8に記載の発明において、前記ノード装置は、前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する制御部等の第2取得手段と、前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する通信部等の送信手段と、を備え、前記送信手段は、前記第1情報に含まれる前記メインコンテンツ指示情報に基づいて前記メインコンテンツを要求するための前記要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信するように構成される。
請求項8に記載の発明によれば、メインコンテンツ指示情報が第1情報に含まれる。よって、所定の構造に正確に対応して各コンテンツを取得することができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、投入サーバ等の情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムの前記情報処理装置において、所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得する制御部等の取得手段と、前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して付与する制御部等の第1付与手段と、前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成する制御部等の生成手段と、前記生成手段により生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与する制御部等の第2付与手段と、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと、前記生成手段により生成された前記第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入する制御部等の投入手段と、を備える。
請求項10に記載の発明によれば、所定の構造内の各コンテンツの位置をそれぞれ示す位置情報と、各コンテンツの識別情報と、を含む第1情報を生成し、各コンテンツと共にオーバーレイネットワークに投入する。よって、第1情報を取得したノード装置において各コンテンツの構造内の位置およびその識別情報を認識することができる。従って、元の所定の構造を維持しつつ、簡易な処理でオーバーレイネットワークを介して各コンテンツをノード装置に取得させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、投入サーバ等の情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムの前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得するステップと、前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得された複数のコンテンツそれぞれに対して付与するステップと、前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成するステップと、前記生成された第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与するステップと、前記取得された複数のコンテンツと、前記生成された第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入するステップと、を実行させる。
請求項11に記載の発明によれば、所定の構造内の各コンテンツの位置をそれぞれ示す位置情報と、各コンテンツの識別情報と、を含む第1情報を生成し、各コンテンツと共にオーバーレイネットワークに投入するようにコンピュータが機能する。よって、第1情報を取得したノード装置において各コンテンツの構造内の位置およびその識別情報を認識することができる。従って、元の所定の構造を維持しつつ、簡易な処理でオーバーレイネットワークを介して各コンテンツをノード装置に取得させることができる。
本発明によれば、ノード装置において各コンテンツの所定の構造内の位置およびその識別情報を認識することができるので、元の所定の構造を維持しつつ、簡易な処理でオーバーレイネットワークを介して各コンテンツをノード装置に取得させることができる。
第1実施形態の配信システムにおける各ノードの接続態様の一例を示す図である。 第1実施形態のコンテンツ構成等を例示する図である。(a)は複合コンテンツの構造を例示する図である。(b)は複合コンテンツとインデックスコンテンツとの関係を例示する図である。(c)は複合コンテンツの構造の他の例を示す図である。 第1実施形態の投入サーバ等の概要構成を示すブロック図である。(a)は投入サーバの概要構成を示すブロック図である。(b)はノードの概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態のコンテンツ配信動作を示すフローチャートである。(a)は指示者サーバの動作を示すフローチャートである。(b)は投入サーバの動作を示すフローチャートである。(c)はノードの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の複合コンテンツの配信動作等を例示する図である。(a)は第1実施形態の複合コンテンツの配信動作に用いられるウェブページの記述例を示す図である。(b)は第1実施形態のコンテンツ配信動作におけるコンテンツ取得動作を例示する図である。(c)は第2実施形態のコンテンツ配信動作に用いられるウェブページの記述例を示す図である。(d)は第2実施形態のインデックスファイルを例示する図である。 第2実施形態のコンテンツ配信動作を示すフローチャートである。(a)は指示者サーバの動作を示すフローチャートである。(b)は投入サーバの動作を示すフローチャートである。(c)はノードの動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。以下に説明する各実施形態は、P2Pシステムを用いた配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。各実施形態の配信システムでは、複合コンテンツが各ノードに配信される。
(I)第1実施形態
本発明の第1実施形態について、図1から図5を用いて説明する。
(A)配信システムの全体構成および動作
初めに、第1実施形態の配信システムの全体構成および動作概要について、図1を用いて説明する。図1は、コンテンツ分散保存システムSの具体的構成図101と、概念的構成図100とから構成される。図1の具体的構成図101内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)装置4、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者装置5、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者装置6および通信回線7等によって、インターネット等のネットワーク8が構築されている。このネットワーク8は現実世界の物理的な通信ネットワークである。通信回線7は具体的には電話回線や光ケーブル等により構成されている。なお図1の例におけるネットワーク8には、パケット化されたデータを転送するためのルータが適宜挿入されているが、図1ではその図示を省略している。
実施形態のネットワーク8には、複数のノードNn(n=1、2、3、…)が接続されている。以下、ノードNnを「ノード」と呼ぶ。各ノードには、固有の製造番号およびIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。このノードは「ノード装置」の一例に相当する。
実施形態の配信システムSは、上述したようにP2Pシステムである。配信システムSには、複数のノードと、投入サーバSVが含まれている。投入サーバSVは、各ノードからネットワーク8を介してアクセス可能である。この投入サーバSVは「情報処理装置」の一例に相当する。投入サーバSVは、配信システムS内にコンテンツを投入するサーバである。言い換えれば、投入サーバSVは、後述するオーバーレイネットワーク9にコンテンツを投入するサーバである。ここでコンテンツの投入は、オーバーレイネットワーク9に参加している一つ以上のノードに、新たなコンテンツが保存されることを意味する。なお、投入サーバSVの機能は、オーバーレイネットワークを構成するノード装置が備えても良い。
図1の概念的構成図100内に示すネットワークは、既存のネットワーク8を用いて形成された、仮想的なリンクを構成するオーバーレイネットワーク9である。このオーバーレイネットワーク9は論理的なネットワークである。オーバーレイネットワーク9は、特定のアルゴリズム、例えば上記DHTを利用したアルゴリズムにより実現される。オーバーレイネットワーク9に参加している各ノードには、ノードIDが割り当てられる。ノードIDは、所定の桁数からなる固有の識別データである。ノードIDは、オーバーレイネットワーク9に参加しているノード装置を識別する識別情報である。また各ノードは、DHTを用いたルーティングテーブルを記憶している。このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、US2007/283043A1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また配信システムSにおいては、コンテンツが、所定のファイル形式で複数のノードに分散して保存されている。コンテンツは、例えば、動画データ、音楽データ、文字データ、画像データ等である。コンテンツには、それぞれ、コンテンツ名およびコンテンツID等の情報が付与されている。コンテンツに付与されるコンテンツIDは、コンテンツ毎に固有の識別データである。コンテンツIDは、コンテンツを識別する識別情報である。またコンテンツIDは、ノードの所在を配信システムS内において検索するための検索情報でもある。コンテンツIDに対応するコンテンツが保存されているノードの所在情報を検索する際に、コンテンツIDが用いられる。
一方、配信システムSでは、インデックス情報が用いられる。インデックス情報は、コンテンツの所在を示す情報と、コンテンツのコンテンツID等と、の組を含む。コンテンツの所在を示す情報は、例えばそのコンテンツの保持ノードであるノードのノード情報である。ノード情報には、ノードのノードID、IPアドレスおよびポート番号等が含まれる。インデックス情報は、コンテンツの所在を管理しているノード等により、そのインデックスキャッシュに記憶または管理される。このコンテンツの所在を管理しているノードを以下「ルートノード」と称する。ルートノードとして、例えばコンテンツIDと最も近いノードIDを有するノードが決定される。例えば、コンテンツIDと最も近いか否かは、上位桁がより多く一致するか否かにより判断される。
配信システムSでは、配信システムSに参加している所定のノードのユーザがコンテンツの取得を所望する。コンテンツの取得を所望するユーザにより操作されるノードを、以下「ユーザノード」と称する。ユーザがコンテンツの取得を所望する場合、所望するユーザのユーザノードは、コンテンツIDを、所定のサーバから取得したコンテンツ配信ページまたはカタログ情報を参照して取得する。このときに取得されるコンテンツIDは、ユーザにより取得を要求されたコンテンツのコンテンツIDである。コンテンツ配信ページは、コンテンツIDが記述されたウェブページである。コンテンツ配信ページを配信するサーバとしては、指示サーバがある。指示サーバは、例えば、コンテンツの投入指示を行う投入指示者により操作される。一方、カタログ情報は、コンテンツのレコードが記述された情報である。コンテンツのレコードには、コンテンツのコンテンツID、コンテンツ名およびキーワード等が記述されている。コンテンツが配信システムS内に投入される際、コンテンツのレコードは生成される。そして、生成されたレコードを含むカタログ情報は、たとえば、コンテンツ管理サーバから各ノードに配信される。
所望するコンテンツのコンテンツIDを取得したことに応じて、ユーザノードは、取得したコンテンツIDに基づいて、コンテンツをオーバーレイネットワーク9から取得する。具体的には、ユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。コンテンツ所在問合せメッセージは、取得を望むコンテンツのコンテンツIDおよびユーザノード自身のIPアドレス等を含む。コンテンツ所在問合せメッセージは、DHTを用いたルーティングテーブルに従って他のノードへ送信される。DHTを用いたルーティングテーブルは、ユーザノードに記憶されている。すなわちユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージをルートノード宛に送信する。これによりコンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTを用いたルーティングによって、最終的にルートノードに到着する。このようなDHTルーティングについてもUS2007/283043A1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
コンテンツ所在問合せメッセージを受信したことに応じて、ルートノードは、インデックス情報をインデックスキャッシュから取得する。このとき、取得されるインデックス情報は、コンテンツ所在問い合わせメッセージが含むコンテンツIDに対応するインデックス情報である。そして、コンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードへ、ルートノードはインデックス情報を返信する。インデックス情報を取得したことに応じて、ユーザノードは、取得したインデックス情報に含まれる保持ノードのIPアドレス等に基づいて、保持ノードにアクセスする。これにより、ユーザノードは、アクセスした保持ノードからコンテンツを取得することが可能になる。
なお、ルートノードが保持ノードへ、コンテンツ送信要求メッセージを送信しても良い。コンテンツ送信要求メッセージは、保持ノードからユーザノードへコンテンツを送信させることを指示するメッセージである。この場合、保持ノードは、インデックス情報に含まれるIPアドレス等により示された保持ノードである。このとき、コンテンツ送信要求メッセージに基づき、保持ノードはユーザノードへアクセスしてコンテンツを送信する。
以上のように、ユーザノードが、単体で利用可能なコンテンツを一般コンテンツという。更に、ユーザノードは、複合コンテンツを利用可能になっている。複合コンテンツは、所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツから構成される。複合コンテンツを構成する各コンテンツは、一般コンテンツと同様、配信システムSに分散保存されている。ユーザノードは、複合コンテンツを構成する各コンテンツを、各コンテンツの保持ノードから、オーバーレイネットワーク9を介して取得する。上述した方法で取得された各コンテンツにより、複合コンテンツがユーザノードにおいて纏まって再生可能となる。
複合コンテンツを構成する各コンテンツのコンテンツIDは、複合コンテンツのインデックスファイルに記述されている。複合コンテンツのインデックスファイルとは、複合コンテンツを構成する各コンテンツを検索するためのファイルである。このインデックスファイルが、「第1情報」の一例に相当する。また、複合コンテンツのインデックスファイルには、位置情報が記述されている。位置情報は、複合コンテンツが有する所定の構造における各コンテンツの位置を示す。インデックスファイルには、各コンテンツの位置情報が、コンテンツIDと対応付けられて記述されている。更に、複合コンテンツのインデックスファイルには、コンテンツIDが付与される。複合コンテンツに付与されるコンテンツIDは、複合コンテンツのインデックスファイルを識別する固有のコンテンツIDである。そして、複合コンテンツのインデックスファイルは、一つのコンテンツとして配信システムSに投入される。これにより、投入されたインデックスファイルのコンテンツIDに基づいて、各ノードは、インデックスファイルを、オーバーレイネットワーク9から取得することができる。「オーバーレイネットワーク9から取得」とは、オーバーレイネットワーク9を介して保持ノードからダウンロードすることを意味する。
(B)複合コンテンツの構造
次に、第1実施形態の複合コンテンツの構造について、図2を用いて具体的に説明する。図2に示すように、第1実施形態の複合コンテンツが有する所定の構造は、たとえば図2(a)に例示する階層構造SRである。なおここでは、複合コンテンツの一例として、ウェブページを用いて説明する。ウェブページは、HTML文書ファイルおよび画像ファイル等から構成される。一般的に、Webページは、所定の階層構造を用いて表示される。例えば、Webページを提供するWebサーバにおける相対パスにより、表示する各コンテンツが示される。階層構造SRは、複合コンテンツとしてのウェブページをユーザノードに表示させるための情報である。図2(a)に示す階層構造SRは、例えば、Webページとして表示されるコンテンツが管理されるファイル構造である。
階層構造SRには、図2に示すように、メインコンテンツMと、サブコンテンツS1およびS2とが含まれる。メインコンテンツMは、図2(a)に示す名称が「index.html」であるコンテンツである。サブコンテンツS1及びS2は、図2(a)に示す名称がそれぞれ「image1.gif」および「image2.gif」である二つのコンテンツである。階層構造SRには、メインコンテンツMと、サブコンテンツS1およびS2と、が階層的に含まれている。メインコンテンツMは、各サブコンテンツS1およびS2を、ユーザノードに取得させるためのコンテンツである。例えば、メインコンテンツMは、各サブコンテンツS1及びS2の相対パスを含む。
例えば、ユーザノードの使用者は、最初にメインコンテンツMを所定の表示部に表示する。そして、メインコンテンツMが含む相対パスにより、ユーザノードの使用者は、サブコンテンツS1またはサブコンテンツS2を指定する。そして、ユーザノードの使用者は、サブコンテンツS1またはサブコンテンツS2を取得することができる。
以下、具体例を用いて説明する。まず、メインコンテンツMにより、メインコンテンツMに対応するウェブページが表示される。このため、図2(a)に実線矢印で示すように、メインコンテンツMには、各サブコンテンツS1およびS2の名称が記述される。また、図2(a)に実線矢印で示すように、サブコンテンツS1およびS2の階層構造SRにおける位置を示す位置情報も記述されている。例えば、図2(a)に示すメインコンテンツの相対パス<img src="pie/image1.gif">が指示されると、図2(a)に示すサブコンテンツS1が取得される。取得されたサブコンテンツS1が表示部に表示される。また、例えば、図2(a)に示すメインコンテンツの相対パス<img src="bar/image2.gif">が指示されると、図2(a)に示すサブコンテンツS2が取得される。取得されたサブコンテンツS2が表示部に表示される。サブコンテンツS1またはサブコンテンツS2を取得する詳細な方法は、後述する。
図2(b)には、圧縮ファイルPが例示されている。圧縮ファイルPは、図2(a)に例示する複合コンテンツを構成するメインコンテンツMとサブコンテンツS1とS2とが纏められた一つの圧縮ファイルである。ここで、図2(b)の圧縮ファイルPは、メインコンテンツMとサブコンテンツS1とS2とが一つに纏められていることを例示するイメージ図である。また、「一つの圧縮ファイルPに纏める」とは、複合コンテンツとしての構造を維持した状態で、メインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を一つのファイルとして処理可能とすることを意味する。圧縮後の圧縮ファイルPにおいては、元の構造を示す情報は、たとえばそのヘッダ情報として記述される。
そして、図2(b)に示すように、インデックスファイルIFには、図2(a)で示した階層構造SRを示す位置情報が、名称情報と共に記述されている。名称情報は、例えば、メインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2それぞれの名称を示す。
インデックスファイルIFは、複合コンテンツとしてのウェブページを取得するためのファイルである。すなわち図2(b)に例示するインデックスファイルIFでは、メインコンテンツMについては、階層構造SRに対応した位置情報「/」および名称情報が「index.html」と記述されている。メインコンテンツM「/index.html」において、「/」は、階層構造SRにおいてメインコンテンツMが最上位に位置していることを示す位置情報であることを示す。さらに「index.html」が、メインコンテンツMの名称を示す名称情報である。
またサブコンテンツS1については、階層構造SRに対応した位置情報および名称情報が「/pie/image1.gif」と記述されている。サブコンテンツS1「/pie/image1.gif」において、「/pie/」は、階層構造SRにおいてサブコンテンツS1がメインコンテンツMの下位に位置していることを示す位置情報である。具体的には、「/pie/」は、メインコンテンツMの下位に位置する「pie」に位置することを示す。さらに「image1.gif」が名称情報である。これらサブコンテンツS1の位置情報および名称情報は、ユーザノードがコンテンツIDを取得するための情報である。具体的には、取得されるコンテンツIDは、サブコンテンツS1を識別するためのコンテンツIDである。
またサブコンテンツS2については、階層構造SRに対応した位置情報および名称情報が「/bar/image2.gif」と記述されている。サブコンテンツS2「/bar/image2.gif」において、「/bar/」は、階層構造SRにおいてサブコンテンツS2がメインコンテンツMの下位に位置していることを示す位置情報である。具体的には、「/bar/」は、メインコンテンツMの下位に位置する「bar」に位置することを示す。さらに「image2.gif」が名称情報である。これらサブコンテンツS2の位置情報および名称情報は、ユーザノードがコンテンツIDを取得するための情報である。具体的には、取得されるコンテンツIDは、サブコンテンツS2を識別するためのコンテンツIDである。
さらに以下に説明する第1実施形態では、これらの位置情報に対応する階層構造SRにおいて、サブコンテンツS1およびS2が、メインコンテンツMを用いて取得される。なお位置情報は、階層構造SRにおけるコンテンツM、サブコンテンツS1およびS2の位置関係を示すものである。以下に説明する第1実施形態では、メインコンテンツMを用いてサブコンテンツS1およびS2が取得される。これに対して、図2(a)に例示する階層構造SRの複合コンテンツであっても、たとえばサブコンテンツS1またはS2を用いてメインコンテンツMが取得される場合もある。なおインデックスファイルIFには、位置情報及び名称情報に加え、コンテンツIDが記述される。具体的には、図2(b)に例示するようにメインコンテンツMに対して、「AAAAA」のコンテンツIDが記述される。また、サブコンテンツS1に対して、「BBBBB」のコンテンツIDが記述される。また、サブコンテンツS2に対して、「CCCCC」のコンテンツIDが記述される。インデックスファイルIFに記述されるコンテンツIDに基づいて、夫々メインコンテンツM、サブコンテンツS1及びサブコンテンツS2が取得される。詳細な取得方法は後述する。なお、複合コンテンツの階層構造SR等の構造に対応した位置情報は、「/」や「/pie/」等には限定されない。複合コンテンツの構造における位置を示すものであれば、どのようなものであってもよい。インデックスファイルIFが取得されることで、各階層構造に位置するコンテンツのコンテンツIDが取得される。そして、ユーザノードは、取得したコンテンツIDに基づいて、コンテンツを取得することができる。
また、第1実施形態の複合コンテンツの階層構造の他の例として、複数のフォルダにより構成される階層構造が挙げられる。たとえば図2(c)に例示する階層構造SR2では、第1フォルダFD1を最上位として、第2フォルダFD2と第3フォルダFD3とが、第1フォルダFD1の下位の階層に位置した構造となっている。
また第3フォルダFD3の下位には、第4フォルダFD4、第6フォルダFD6および第7フォルダFD7が位置した構造となっている。さらに第4フォルダFD4の下位には、第5フォルダFD5が位置した構造となっている。
この階層構造SR2において、複合コンテンツを構成するコンテンツが第1コンテンツC1、第2コンテンツC2、第3コンテンツC3および第4コンテンツC4であるとする。このとき第1コンテンツC1は第2フォルダFD2内に格納されている。また、第2コンテンツC2は第4フォルダFD4に格納されている。また第3コンテンツC3は第5フォルダFD5に格納されている。また、第4コンテンツC4は第6フォルダFD6に格納されている。このような階層構造SR2を有する複合コンテンツに対するインデックスファイルは、図2(c)に例示するインデックスファイルIF2となる。なお図2(c)に示すインデックスファイルIF2においては、各コンテンツCに付与されているコンテンツIDは記載が省略されている。
具体的に図2(c)では、インデックスファイルIF2は、Webページを構成するコンテンツが記憶される位置を示す位置情報から構成される。例えば、「/第1フォルダ/第2フォルダ/第1コンテンツ」は、第1フォルダの下位に位置する第2フォルダに、第1コンテンツが位置することを示している。また、「/第1フォルダ/第3フォルダ/第4フォルダ/第2コンテンツ」は、以下のことを示している。第3フォルダは、第1フォルダの下位に位置し、第4フォルダは、第3フォルダの下位に位置し、第4フォルダに第2コンテンツが位置すること示している。
(C)投入サーバ等の具体的構成および動作
次に、第1実施形態の配信システムSに含まれる投入サーバSV等の具体的な構成および動作について、図3から図5を用いて説明する。
(a)投入サーバの具体的構成および動作
先ず、第1実施形態の投入サーバSVの具体的構成および動作を、図3(a)を用いて説明する。図3(a)に示すように、実施形態の投入サーバSVは、制御部35、記憶部36、通信部37および入力部39を備えている。これらの構成要素は、バス38を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。
制御部35は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)等から構成されている。CPUは、演算機能を有する。RAMは、各種データを記憶する。ROMは、各種データおよびプログラムを記憶する。この各種データおよびプログラムには、オペレーティングシステムおよび各種アプリケーションが含まれている。記憶部36は各種データおよび各種プログラム等を記憶保存するためのハードディスク等から構成される。通信部37は、ネットワーク8を介してノードとの間の各種メッセージの通信制御を行う。さらに入力部39は、使用者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部35に対して与える。この入力部39は、例えばキーボードまたはマウス等により実現されるものである。
以上の構成において制御部35は、CPUが記憶部36またはROM等に記憶されたプログラムを実行する。プログラムが実行されることにより、制御部35は、投入サーバSV全体を統括制御する。さらに制御部35は、後述する第1実施形態のコンテンツ配信動作における投入サーバSVとしての各動作を実行する。
(b)ノードの具体的構成および動作
次に、第1実施形態のノードの具体的構成および動作を、図3(b)を用いて説明する。図3(b)に示すように、実施形態のノードは、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、通信部24、デコーダ部25、入力部26、映像処理部27、表示部28、音声処理部29およびスピーカ30を備えている。制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、通信部24、デコーダ部25および入力部26は、バス31を介してデータの授受が可能に相互接続されている。
この構成において制御部21は、CPUと、RAMと、ROM等から構成される。CPUは、演算機能を有する。RAMは、各種データを記憶する。ROMは、各種データおよびプログラムを記憶する。記憶部22は各種データおよび各種プログラム等を記憶保存するためのハードディスク等から構成される。バッファメモリ23は通信部24を介して受信されたコンテンツを一時的に蓄積する。デコーダ部25は、コンテンツに含まれるエンコードされたビデオデータおよびオーディオデータ等をデコードする。映像処理部27はデコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する。液晶ディスプレイ等からなる表示部28は、映像処理部27から出力されたビデオ信号に相当する映像を表示する。音声処理部29はデコードされたオーディオデータをアナログのオーディオ信号にD/A変換した後、これを増幅してスピーカ30に出力する。スピーカ30は音声処理部29から出力されたオーディオ信号を音波として出力する。通信部24はネットワーク8を介した他のノードや投入サーバSV等との間のデータ授受についての通信制御を行う。入力部26はユーザからの指示を受け付け、その指示に応じた指示信号を制御部21に出力する。この入力部26は、例えばキーボード、マウス、或いは操作パネル等により実現されるものである。
なおノードは、実際にはいわゆるパーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)またはテレビジョン受信機等として実現可能である。記憶部22には、実施形態のノード処理プログラム、コンテンツとしてのファイル、DHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。以上の構成において制御部21は、CPUが記憶部22またはROM等に記憶されたノード処理プログラムを読み出して実行する。プログラムが実行されることにより、制御部21は、ノード全体を統括制御する。具体的には、ノードが配信システムSへ参加したのちに制御部21がノード処理プログラムを実行する。そして、ノードは、上述したユーザノード、ルートノードまたは保持ノード等の、少なくともいずれか一つのノードとして機能する。
(D)コンテンツ配信動作
次に、第1実施形態の配信システムSにおけるコンテンツ配信動作について、図2から図5(a)および図5(b)を用いて具体的に説明する。
初めに、第1実施形態の配信システムSに含まれる図示しない指示サーバにおける動作について、図2、図4(a)ならびに図5(a)および図5(b)を用いて説明する。
図4(a)に示すように、第1実施形態の指示サーバは、その図示しない電源スイッチがオンにされる。そして、投入指示者からの複合コンテンツの投入指示を指示サーバが受け取ると、指示サーバの制御部が図4(a)のフローチャートの動作を開始する。指示サーバは、先ず複合コンテンツを構成する複数のコンテンツを、その構造を維持したまま一つの圧縮ファイルPに纏める(ステップS1)。図2(b)には、圧縮ファイルPが例示されている。圧縮ファイルPは、図2(a)に例示する複合コンテンツを構成するメインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2が纏められた一つのファイルである。ここで、図2(b)の圧縮ファイルPは、メインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2が一つに纏められていることを例示するイメージ図である。また、「一つの圧縮ファイルPに纏める」とは、複合コンテンツを構成する各コンテンツのデータ量自体を小さくするのではない。「一つの圧縮ファイルPに纏める」とは、複合コンテンツとしての構造を維持したまま、メインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を一つのファイルとして扱えるようにすることを意味する。圧縮後の圧縮ファイルPにおいて、元の構造を示す情報は、たとえばそのヘッダ情報として記述される。
図4(a)に戻って、次に指示サーバは、ステップS1の動作で纏められた圧縮ファイルPを、投入指示と共に投入サーバSVに送信する(ステップS2)。投入指示は、配信システムSへコンテンツを投入する指示である。その後指示サーバは、完了通知が投入サーバSVから送信されてきたか否かを監視する(ステップS3)。完了通知は、圧縮ファイルPに対応する複合コンテンツの配信システムSへの投入が完了したことを示す。ステップS3において受信を監視する完了通知には、インデックスファイルIFのコンテンツIDが含まれている。
ステップS3で、完了通知が受信されない場合(ステップS3;NO)、指示サーバはステップS8の動作に移行する。一方ステップS3で、完了通知が受信された場合(ステップS3;YES)、指示サーバは、受信した完了通知からインデックスファイルIFのコンテンツIDを取得する(ステップS4)。その後指示サーバは、ステップS4の動作で取得したコンテンツIDを用いて、コンテンツ配信ページを生成して記憶する(ステップS5)。コンテンツ配信ページは、複合コンテンツを構成するコンテンツの配信に用いられるウェブページである。コンテンツ配信ページは、後述するように、複合コンテンツの配信を所望するユーザノードにおいて閲覧されるウェブページである。図5(a)は、コンテンツ配信ページに対応するページデータWPの例である。指示サーバは、インデックスファイルIFのコンテンツIDと、ファイルパスと、をページデータWPに含ませる。ファイルパスは、複合コンテンツにおけるメインコンテンツMの位置を示す情報である。つまり、ファイルパスは、実施形態の位置情報の一例である。図5(a)には、インデックスファイルIFのコンテンツIDが「XXXXX」であり、メインコンテンツMの位置を示すファイルパスが「/index.html」である場合が例示されている。また図5(a)に例示するページデータWPには、「p2p-multi」も含まれている。「p2p-multi」は、取得されるのが複合コンテンツであることを示す情報である。
次に指示サーバは、ステップS5の動作により記憶したコンテンツ配信ページの要求がノードから送信されてきたか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6で、要求が送信されてこない場合(ステップS6;NO)、指示サーバは後述するステップS8の動作に移行する。ステップS6で、要求が送信されてきた場合(ステップS6;YES)、指示サーバは要求されたコンテンツ配信ページをその要求元のノードに対して送信する(ステップS7)。
その後指示サーバは、その電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8では、電源スイッチがオフとされていない場合(ステップS8;NO)、指示サーバは、ステップS3の動作に移行する。ステップS8で、電源スイッチがオフとされている場合(ステップS8;YES)、指示サーバは、第1実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。
次に、第1実施形態の投入サーバSVにおける動作について、図2、図4(b)ならびに図5(a)および図5(b)を用いて説明する。
図4(b)に示すように、投入サーバSVの図示しない電源スイッチがオンとされると、投入サーバSVの制御部35は、図4(b)に示すフローチャートの処理を開始する。先ず制御部35は、コンテンツ投入指示および圧縮ファイルPを指示サーバから受信したか否かを監視する(ステップS10。図4(a)ステップS2参照)。ステップS10でコンテンツ投入指示等が受信されない場合(ステップS10;NO)、制御部35はステップS17の動作に移行する。一方ステップS10でコンテンツ投入指示等が受信された場合(ステップS10;YES)、制御部35は、コンテンツ投入指示と共に受信した圧縮ファイルPを展開する。そして制御部35は、メインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を取得する(ステップS11)。このステップS11の動作は、具体的には、制御部35は、圧縮ファイルPに含まれているメインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を取得する。そして、制御部35は、階層構造SRを示す情報を取得する。階層構造SRを示す情報は、圧縮ファイルPのヘッダ情報に記述されている。次に制御部35は、インデックスファイルIFを生成する(ステップS12)。生成されるインデックスファイルIFは、展開された圧縮ファイルPの階層構造SRに対応する位置情報および名称情報が記述される。図2(b)に例示する内容の圧縮ファイルPを展開した場合、制御部35は、図2(b)に例示する内容のインデックスファイルIFから、コンテンツIDの記述を除いたものを生成する。
次に制御部35は、圧縮ファイルPに含まれていた各コンテンツの配信システムSへの投入処理を実行する。そして、制御部35は、それぞれのコンテンツに対してコンテンツIDを付与する(ステップS13)。このコンテンツIDの付与方法は上記特許文献1に開示されている方法と同様の方法を用いることができる。ステップS13の動作により、圧縮ファイルPに含まれていた各コンテンツが各ノードにおいて取得可能となる。次に制御部35は、付与されたコンテンツIDを、コンテンツに対応するようにインデックスファイルIF内に追記する(ステップS14)。具体的に、付与されたコンテンツIDは、そのコンテンツIDにより識別されるコンテンツと対応付けられる。そして、インデックスファイルIF内に、対応付けられたコンテンツIDが追記される。コンテンツIDが追記されたインデックスファイルIFが、図2(b)および図5(b)に例示されている。図5(b)では、メインコンテンツMに対して、コンテンツID「AAAAA」、が付与された場合が例示されている。また、図5(b)では、サブコンテンツS1に対して、コンテンツID「BBBBB」、が付与された場合が例示されている。また、図5(b)では、サブコンテンツS2に対して、コンテンツID「CCCCC」、が付与された場合が例示されている。この場合制御部35は、インデックスファイルIFのメインコンテンツMの位置にコンテンツID「AAAAA」を追記する(図5(b)実線矢印参照)。また同様に制御部35は、サブコンテンツS1の位置にコンテンツID「BBBBB」を追記する。制御部35は、サブコンテンツS2の位置にコンテンツID「CCCCC」を追記する(図5(b)実線矢印参照)。
次に制御部35は、追記されたインデックスファイルIFの配信システムSへの投入処理を上記ステップS13と同様に実行する。そして、制御部35は、インデックスファイルIF自体に対してコンテンツIDを付与する(ステップS15)。ステップS15の動作により、インデックスファイルIFがコンテンツとして各ノードにおいて取得可能となる。そして、制御部35は、完了通知を指示サーバに送信する(ステップS16)。完了通知は、圧縮ファイルPに含まれていた各コンテンツおよびインデックスファイルIFの配信システムSへの投入処理が完了したことを示す。次に制御部35は、投入サーバSVの電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17で電源スイッチがオフとされていない場合(ステップS17;NO)、制御部35は上記ステップS10の動作に移行する。ステップS17で電源スイッチがオフとされている場合(ステップS17;YES)、制御部35はそのまま第1実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。
第1実施形態のノードにおける動作について、図2、図4(c)ならびに図5(a)および図5(b)を用いて説明する。なお図4(c)に示す動作は、ユーザノードとしてのノードの動作である。
図4(c)に示すように、第1実施形態のノードの制御部21は、ノードの図示しない電源スイッチがオンとされると、図4(c)に示すフローチャートの処理を開始する。まず制御部21は、ステップS20で、複合コンテンツの取得を要求するユーザの操作が入力部26において実行されたか否かを監視する(ステップS20)。ステップS20の監視においてユーザの操作が実行されない場合(ステップS20;NO)、制御部21はステップS27の動作に移行する。一方ステップS20で、ユーザの操作が実行された場合(ステップS20;YES)、制御部21は、その操作に対応したページデータWPを取得する。そして、制御部21は、コンテンツ配信ページを表示部28に表示する(ステップS21)。このコンテンツ配信ページは、図3(a)ステップS5の動作により指示サーバにより生成されたものである。図5(a)には対応するページデータWPが例示されている。
次に制御部21は、表示されているコンテンツ配信ページに含まれているインデックスファイルIFのコンテンツIDを取得する。そして、制御部21は、それに基づいてクエリを送信してインデックスファイルIFを取得する(ステップS22)。すなわち制御部21は、表示されているコンテンツ配信ページに含まれているインデックスファイルIFのコンテンツIDに基づいてインデックスファイルIFを取得する。ステップS22の動作の一例として制御部21は、取得したインデックスファイルIFのコンテンツIDを含むクエリを送信する。その後制御部21は、送信したクエリに対応するインデックス情報をインデックスファイルIFのルートノードから取得する。これにより制御部21は、取得したインデックス情報に基づいてインデックスファイルIFの保持ノードにアクセスする。そして、制御部21は、インデックスファイルIFを取得する。そして制御部21は、インデックスファイルIFの中から、コンテンツIDを、検索する(ステップS23)。ステップS23では、コンテンツ配信ページに記述されていたファイルパスと一致する位置情報および名称情報に対応するコンテンツIDが検索される。図2および図5(a)に例示する場合、コンテンツ配信ページに記述されていたファイルパスは、「/index.html」である。制御部21は、「/index.html」と一致する位置情報および名称情報「/index.html」に対応するコンテンツIDを、インデックスファイルIFにおいて検索する。これにより制御部21は、「/index.html」なる位置情報および名称情報に対応するコンテンツIDとして、コンテンツID「AAAAA」を検索する。次に制御部21は、検索したコンテンツID「AAAAA」に基づいてクエリを送信する。そして、制御部21は、対応するメインコンテンツMを取得する(ステップS24)。ステップS24で制御部21は、コンテンツID「AAAAA」を用いてメインコンテンツMの保持ノードにアクセスしてメインコンテンツMを取得する。
そして、制御部21は、取得したメインコンテンツM内に、他のサブコンテンツS1等の名称および位置情報が記述されており、それらの取得要求がされているか否かを判定する(ステップS25)。ステップS25で他のサブコンテンツS1等の取得が要求されている場合(ステップS25;YES)、制御部21はステップS23を実行する。この時、ステップS23で制御部21は、インデックスファイルIFを参照して、取得要求されているサブコンテンツS1等の位置情報に対応するコンテンツIDを検索する。たとえば図2(a)のサブコンテンツS1の場合、メインコンテンツMには、以下の2つの情報が記述されている。2つの情報は、サブコンテンツS1の名称「image1.gif」と、その階層構造SRにおける位置を示す位置情報「pie/」である。そして、制御部21は、この位置情報に対応するコンテンツID「BBBBB」を、インデックスファイルIFにおいて検索する。このように、ステップS23からS25の動作が繰り返されることにより、制御部21はメインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を取得する。制御部21は、サブコンテンツS1およびS2の全てについて、ステップS23の動作を繰り返す。一方ステップS25の判定において、他のサブコンテンツ等の取得が要求されていない場合(ステップS25;NO)、制御部21は、ウェブページを表示部28に表示する(ステップS26)。ステップS26で表示されるウェブページは、ステップS23からS25の動作により取得されたメインコンテンツMならびにサブコンテンツS1およびS2を用いて表示される。
そして、御部21は、ノードの電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27で電源スイッチがオフとされていない場合(ステップS27;NO)、制御部21はステップS20の動作に移行する。ステップS27で電源スイッチがオフとされている場合(ステップS27;YES)、制御部21はそのまま第1実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。
以上説明したように、第1実施形態のコンテンツ配信動作によれば、投入サーバSVの制御部35は、インデックスファイルを生成する。そして、制御部35は、インデックスファイルを配信システムSに投入する。よって、インデックスファイルIFを取得したノードにおいて各コンテンツの構造内の位置およびそのコンテンツIDを認識することができる。従って、元の所定の構造を維持しつつ、簡易な処理で配信システムSを介して各コンテンツをノードに取得させることができる。
また、投入サーバSVの制御部35は、圧縮ファイルPを取得する。そして制御部35はその圧縮ファイルPに含まれている各コンテンツに対してコンテンツIDをそれぞれ付与する。さらに制御部35は、圧縮ファイルPに含まれているメインコンテンツMを参照して位置情報を含むインデックスファイルIFを生成する。よって、投入対象の複合コンテンツが多数のコンテンツにより構成される場合でも、所定の構造を維持しつつインデックスファイルIFを生成することができる。
さらにノードの制御部21は、インデックスファイルIFを識別するコンテンツIDに基づいて配信システムSからインデックスファイルIFを取得する。そして制御部21は、インデックスファイルIFが含むコンテンツIDに基づいて、必要なコンテンツを取得する。よって、元の所定の構造を正確に認識しつつ、配信システムSを介して各コンテンツを取得することができる。
さらに、制御部21は、コンテンツ配信ページに含まれるコンテンツIDに基づいて配信システムSからインデックスファイルIFを取得する。よって、簡易な処理でインデックスファイルIFを識別するためのコンテンツIDを取得して対応する各コンテンツを取得することができる。
また、メインコンテンツMの位置を示す位置情報がコンテンツ配信ページに含まれている場合、制御部21はその位置情報に対応付けられたコンテンツIDを決定する。よって、メインコンテンツMをノードにおいて容易に認識することができる。
なお、第1実施形態のメインコンテンツMの位置を示すファイルパス「/index.html」は、カタログ情報におけるメインコンテンツMのレコードに記述されても良い。たとえば、ファイルパスは、カタログ情報の特殊キーワードの部分に記述されていてもよい。このカタログ情報は、配信システムS内においてたとえばマルチキャスト方式により各ノードに配信されても良い。ユーザノードの制御部21は、配信されたカタログ情報に記述されているファイルパスに基づいてメインコンテンツMの階層構造SRにおける位置を認識する。これにより制御部21はメインコンテンツMを取得することができる。
(II)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態のコンテンツ配信動作について、図5(c)および図5(d)ならびに図6を用いて説明する。
第1実施形態においては、複合コンテンツであることを示す複合コンテンツ情報と、インデックスファイルIFのコンテンツIDと、およびメインコンテンツMのファイルパスが、コンテンツ配信ページ内に記述されていた。第2実施形態では、コンテンツ配信ページ内に、複合コンテンツ情報およびメインコンテンツMのファイルパスの記述が省略されても良い。これに代えて第2実施形態では、インデックスファイル内に、メインコンテンツMを示すフラグが記述される。さらにカタログ情報のキーワード内には、インデックスファイルであることを示すインデックスファイル記号が記述されている。
なお、第2実施形態の配信システムの電気的構成は、基本的に第1実施形態の配信システムSと同様である。よって以下の説明では、第1実施形態の配信システムSの部材番号を引用して動作を説明する。さらに図6に示すフローチャートの中で、図4の第1実施形態のコンテンツ配信動作と同様の動作については、同一のステップ番号が付されている。また、図4の第1実施形態のコンテンツ配信動作と同様の動作については、細部の説明は省略する。
次に、第2実施形態の配信システムSにおけるコンテンツ配信動作について具体的に説明する。初めに、第2実施形態の配信システムSに含まれる図示しない指示サーバにおける動作について、図5(c)および図6(a)を用いて説明する。図6(a)に示すように、第2実施形態の指示サーバは、その図示しない電源スイッチがオンとされると、図6(a)に示すフローチャートの処理を開始する。先ず制御部35は、図4(a)に示すステップS1と同様の動作を実行する。ここで、第2実施形態のコンテンツ配信動作によって配信される複合コンテンツの構造は第1実施形態の階層構造SRと同様であるとする(図2(a)または図2(b)参照)。
次に指示サーバは、ステップS1の動作で纏められた圧縮ファイルPを、配信システムSへ送信する(ステップS30)。ステップS30では、圧縮ファイルPは、コンテンツ投入指示と共に投入サーバSVへ送信される。さらにステップS30では、指示サーバは、圧縮ファイルPが複合コンテンツであることを示す情報を、コンテンツ投入指示に付加して送信する。また、指示サーバは、メインコンテンツMを指定するための情報を、コンテンツ投入指示に付加して送信する。
そして、指示サーバは、図4(a)に示すステップS3およびS4と同様の動作をそれぞれ実行する。次に指示サーバは、ステップS4の動作で取得したインデックスファイルIFのコンテンツIDを用いて、第2実施形態のコンテンツ配信ページを生成する(ステップS31)。第2実施形態のコンテンツ配信ページのページデータWPには、図5(c)に例示するようにインデックスファイルIFのコンテンツIDのみが含まれている。その後指示サーバは、図4(a)に示すステップS6からS8と同様の動作を実行して、第2実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。
次に、第2実施形態の投入サーバSVにおける動作について、図5(d)および図6(b)を用いて説明する。図6(b)に示すように、投入サーバSVの図示しない電源スイッチがオンとされると、第2実施形態の投入サーバSVの制御部35は、図6(b)に示すフローチャートの処理を開始する。先ず制御部35は、図4(b)に示すステップS10およびS11と同様の動作をそれぞれ実行する。第2実施形態のステップS10の動作で受信されるコンテンツ投入指示には、以下の2つの情報が付加される。2つの情報は、送信される圧縮ファイルPが複合コンテンツであることを示す情報と、メインコンテンツMを指定するための情報とである。
次に制御部35は、第2実施形態のインデックスファイルIFを生成する(ステップS40)。第2の実施形態のインデックスファイルIFは、位置情報及び名称情報が記述される。位置情報は、展開された圧縮ファイルPの階層構造SRに対応する位置情報である。ステップS40で制御部35は、先ず圧縮ファイルPに含まれるコンテンツの一つを決定する。そして、制御部35は、決定されたコンテンツの位置情報および名称情報をインデックスファイルIF内に記述する。次に制御部35は、位置情報および名称情報をインデックスファイルIF内に記述していないコンテンツが圧縮ファイルP内にまだあるか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41で、位置情報および名称情報をインデックスファイルIF内に記述していないコンテンツがない場合(ステップS41;NO)、制御部35はステップS13の動作を実行する。一方ステップS41で、位置情報および名称情報をインデックスファイルIF内に記述していないコンテンツがある場合(ステップS41;YES)、制御部35は、記述していないコンテンツがメインコンテンツMであるか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42で制御部35は、メインコンテンツであるか否かを判定する。ステップS42では、ステップS10で受信したコンテンツ投入指示に含まれていたメインコンテンツMを指定するための情報に基づいて、制御部35が判定する。ステップS42で、制御部35がメインコンテンツMでないと判定した場合(ステップS42;NO)、制御部35はステップS40を実行する。一方ステップS42では、制御部35がメインコンテンツMであると判定した場合(ステップS42;YES)、制御部35は、メインコンテンツであることを示すフラグをインデックスファイルIFに追記する(ステップS43)。このフラグは、「メインコンテンツ指示情報」の一例に相当する。このフラグは、例えば「*」マークである。そして、制御部35はステップS40を実行する。以上のステップS40からS43の動作が、図2(a)および図2(b)に例示する複合コンテンツに対して実行された場合、制御部35は、図5(d)に例示する内容のインデックスファイルIF2を生成する。生成されたインデックスファイルIF2には、メインコンテンツMに対応する位置に、メインコンテンツMであることを示す*マークが記述される。
そして、制御部35は、図4(b)に示すステップS13およびS14と同様の動作をそれぞれ実行する。次に制御部35は、生成されたインデックスファイルIF2の配信システムSへの投入処理を実行する。そして、制御部35は、インデックスファイルIF2に対してコンテンツIDの付与を受ける(ステップS44)。更に制御部35は、コンテンツIDが付与されたインデックスファイルIF2に対応するカタログ情報の配信システムSへの投入処理を実行する(ステップS44)。この時投入されるカタログ情報のキーワードには、インデックスファイルIF2であることを示すインデックスファイル記号が付加されている。このステップS44の動作により、インデックスファイルIF2および対応するカタログ情報が各ノードにおいて取得可能となる。
その後制御部35は、図3に示すステップS16およびS17と同様の動作をそれぞれ実行して、第2実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。
第2実施形態のノードにおける動作について、図6(c)を用いて説明する。なお図6(c)に示す動作は、第1実施形態の場合と同様にユーザノードとしてのノードの動作である。
図6(c)に示すように、ノードの図示しない電源スイッチがオンとされると、ノードの制御部21は、図6(c)に示すフローチャートの処理を開始する。先ず制御部21は、図4(c)に示すステップS20およびS21と同様の動作をそれぞれ実行する。このステップS21で表示されるコンテンツ配信ページには、複合コンテンツである旨およびメインコンテンツMを指定するための情報は含まれていない。
次に制御部21は、表示されているコンテンツ配信ページに含まれているインデックスファイルIF2のコンテンツIDを取得する。そして、制御部21は、取得したコンテンツIDに基づいて、ステップS44取得されたカタログ情報内を検索する(ステップS50)。そして、ステップS50の検索結果を用いて、制御部21はクエリを送信してインデックスファイルIF2を取得する(ステップS22)。次に制御部21は、取得したインデックスファイルIF2に対応するカタログキーワードをカタログ情報内において確認する。そして、制御部21は、ステップS22の動作により取得したコンテンツがインデックスファイルIF2であることを判定する(ステップS51)。ステップS51は、第2実施形態のカタログ情報に、インデックスファイルIF2のインデックスファイル記号が付加されていることにより実行可能となる。次に制御部21は、取得したインデックスファイルIF2内で、*マークを検索する(ステップS52)。*マークは、メインコンテンツMであることを示す。
そして、制御部21は、図4(c)に示すステップS23からS27までと同様の動作をそれぞれ実行する。そして、制御部21は、第2実施形態のコンテンツ配信動作を終了する。このときの最初のステップS23の動作においては、ステップS52で検索されている*マークに基づいて、先ずメインコンテンツMのコンテンツIDが検索される。その後制御部21は、上記ステップS23からS25の動作を繰り返すことにより、メインコンテンツMに続いてサブコンテンツS1およびS2を取得する。
以上説明したように、第2実施形態では、第1実施形態のコンテンツ配信動作と同様に、元の所定の構造が持される。そして、配信システムSにより、簡易な処理で各コンテンツがノードにより取得される。また、投入対象の複合コンテンツが多数のコンテンツにより構成される場合でも、所定の構造を維持しつつインデックスファイルIF2を生成することができる。
これらに加えて第2実施形態のコンテンツ配信動作によれば、メインコンテンツMを示す*マークがインデックスファイルIF2に含まれる。よって、各ノードにおいて所定の構造に正確に対応して各コンテンツを取得することができる。
さらに、インデックスファイルIF2を識別するためのインデックスファイル記号が含まれたカタログ情報が配信システムSに投入される。よって、そのカタログ情報を取得したノードにおいて、他のコンテンツと識別してインデックスファイルIF2を認識することができる。
なお、図4(b)または図6(b)に示した動作に対応するプログラムは、例えばネットワーク8に接続された所定のサーバから投入サーバSVにダウンロードされるようにしても良い。またこのプログラムは、例えば記録媒体に記録されても良い。この場合、記録媒体のドライブを介して、投入サーバSVの制御部35に読み込まれて実行されるようにしても良い。
また同様に、図4(c)または図6(c)に示した動作に対応するプログラムは、例えばネットワーク8に接続された所定のサーバから各ノードにダウンロードされるようにしても良い。またこのプログラムは、例えば記録媒体に記録されても良い。この場合、記録媒体のドライブを介して、ノードの制御部21に読み込まれて実行されるようにしても良い。
なお、複合コンテンツの構造の中で、メインコンテンツMの位置を示す位置情報が、本発明の「メインコンテンツ指示情報」に含まれていても良い。例えば実施形態では、メインコンテンツMの位置情報は、図2(b)に例示するように「/」である。この場合、メインコンテンツMの位置を示す位置情報と、インデックスファイルIFと、に基づいて、メインコンテンツMのコンテンツIDが決定される。そして、決定されたコンテンツIDに基づいて、ユーザノードから、メインコンテンツMを要求するためのクエリがオーバーレイネットワーク9に送信される。
本発明はコンテンツを配信する配信システムの分野に利用することが可能である。特にP2P型のネットワークシステムにおいて複合コンテンツを配信する場合に適用すれば特に顕著な効果が得られる。

Claims (12)

  1. 情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得する取得手段と、
    前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して付与する第1付与手段と、
    前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与する第2付与手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと、前記生成手段により生成された前記第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入する投入手段と、
    を備えることを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記ノード装置は、
    前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、当該識別情報により識別される前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む前記識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する送信手段と、
    備えることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記取得手段は、前記複数のコンテンツの少なくとも一部のコンテンツを取得するために用いられるメインコンテンツであって、
    前記位置情報に基づいて前記メインコンテンツと関連付けられた前記一部のコンテンツの前記識別情報を取得するための情報を含むメインコンテンツを取得し、
    前記第1付与手段は、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと前記メインコンテンツとに対して前記識別情報をそれぞれ付与し、
    前記生成手段は、前記メインコンテンツの前記識別情報を含む前記第1情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  4. 前記生成手段は、前記複数のコンテンツの中から前記メインコンテンツを示すメインコンテンツ指示情報を含む前記第1情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報通信システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記オーバーレイネットワーク内における前記コンテンツおよび前記第1情報の検索に用いられるカタログ情報であって、各前記コンテンツを識別するための前記識別情報、または、前記第1情報を識別する前記識別情報のいずれかを含むカタログ情報を生成するカタログ情報生成手段をさらに備え、
    前記情報処理装置の前記投入手段は、前記カタログ情報生成手段により生成され且つ前記第1情報を識別するための前記識別情報を含む前記カタログ情報を前記オーバーレイネットワークにさらに投入することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  6. 前記ノード装置は、前記ネットワークを介して取得可能なページ情報であって前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報を含むページ情報を取得するページ情報取得手段を備え、
    前記第2取得手段は、前記ページ情報取得手段により取得された前記ページ情報に含まれる前記識別情報により識別される前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得することを特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。
  7. 前記ノード装置は、
    前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む前記識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記カタログ情報または前記ページ情報には、前記所定の構造において、前記ノード装置において他の前記コンテンツを取得するために用いられるメインコンテンツを示すメインコンテンツ指示情報が含まれており、
    前記メインコンテンツ指示情報と、前記第2取得手段により取得された前記第1情報と、に基づいて、前記送信手段は、前記メインコンテンツ指示情報により示される前記メインコンテンツを要求するための前記要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信することを特徴とする請求項5に記載の情報通信システム。
  8. 前記ノード装置は、
    前記投入手段により投入される前記第1情報を識別する前記識別情報に基づいて、前記第1情報を前記オーバーレイネットワークから取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記第1情報が含む識別情報により識別される前記コンテンツを要求するための要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記第1情報に含まれる前記メインコンテンツ指示情報に基づいて前記メインコンテンツを要求するための前記要求メッセージを前記オーバーレイネットワークに送信することを特徴とする請求項4に記載の情報通信システム。
  9. 前記情報処理装置が、前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  10. 情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムの前記情報処理装置において、
    所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得する取得手段と、
    前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して付与する第1付与手段と、
    前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与する第2付与手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数のコンテンツと、前記生成手段により生成された前記第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入する投入手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムの前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、
    所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを取得するステップと、
    前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得された複数のコンテンツそれぞれに対して付与するステップと、
    前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を生成するステップと、
    前記生成された第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を付与するステップと、
    前記取得された複数のコンテンツと、前記生成された第1情報と、を前記オーバーレイネットワークに投入するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 情報処理装置と、複数のノード装置と、から構成される情報通信システムであって、前記複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークにより、前記情報通信システム内で配信されるコンテンツが分散して保存される情報通信システムにおいて実行される情報通信方法において、
    所定の構造で関連付けられた複数のコンテンツを前記情報処理装置において取得する取得ステップと、
    前記オーバーレイネットワークにおいて前記コンテンツを識別するための識別情報を、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツそれぞれに対して前記情報処理装置において付与する第1付与ステップと、
    前記所定の構造における前記複数のコンテンツの位置を示す位置情報と、前記所定の構造で関連付けられた前記複数のコンテンツを識別するための前記識別情報と、が対応付けられた第1情報を前記情報処理装置において生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された前記第1情報に対して、前記オーバーレイネットワークにおいて当該第1情報を識別するための識別情報を前記情報処理装置において付与する第2付与ステップと、
    前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツと、前記生成ステップにより生成された前記第1情報と、を前記情報処理装置において前記オーバーレイネットワークに投入する投入ステップと、
    を含むことを特徴とする情報通信方法。
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