JP2011227764A - 電子機器及び電子システム並びに電子機器でのプログラムの実行方法 - Google Patents

電子機器及び電子システム並びに電子機器でのプログラムの実行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記憶部に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが失敗した場合であっても、その後、プログラムを確実に実行することが可能な技術を提供する。
【解決手段】制御部15は、ネットワーク通信部11が新たに実行すべきプログラムを受信すると、当該プログラムを、本体記憶部13の第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む。CPU12b,15aから成るプログラム実行部は、第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが成功した場合には、その後、当該一方が記憶するプログラムを実行する。一方で、プログラム実行部は、第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが失敗した場合には、その後、第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムを実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器においてプログラムを実行する際の技術に関する。
従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、印刷装置でのファームウェアのアップデートに関する技術が開示されている。また、非特許文献1には、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)と呼ばれる、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う無線通信技術が開示されている。
さて、プログラムを記憶する、フラッシュROM(Read Only Memory)等のEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)に対して、更新後のプログラムを書き込む際には、EEPROMに記憶されている古いプログラムを一旦消去した上で、更新後のプログラムを当該EEPROMに書き込む必要がある。したがって、EEPROMに対する更新後のプログラムの書き込みに失敗した場合には、更新前のプログラムも更新後のプログラムも実行することができなくなる。
また、プログラムを記憶するハードディスクに対して更新後のプログラムを上書きする際には、ハードディスクに対する更新後のプログラムの書き込みが失敗すると、更新後のプログラムがハードディスクに保存されないだけではなく、当該ハードディスクがもともと記憶していた更新前の古いプログラムも破壊されてしまう可能性がある。したがって、更新後のプログラムも更新前のプログラムも実行できなくなる可能性がある。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、記憶部に対する更新後のプログラムの書き込み、つまり記憶部に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが失敗した場合であっても、その後にプログラムを確実に実行することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、プログラムを記憶する第1及び第2プログラム領域を有する記憶部と、前記記憶部が記憶するプログラムを実行するプログラム実行部と、前記電子機器の外部から、新たに実行すべきプログラムを受信する受信部と、前記受信部が受信する、新たに実行すべきプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む書き込み部とを備え、前記プログラム実行部は、前記書き込み部が、新たに実行すべきプログラムについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに成功した場合には、その後、当該一方が記憶するプログラムを実行し、前記書き込み部が、新たに実行すべきプログラムについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムを実行する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1及び第2プログラム領域のそれぞれには、複数種類のプログラムが記憶され、前記受信部は、1つのファイルにまとめられた、新たに実行すべき複数種類のプログラムを受信し、前記書き込み部は、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記プログラム実行部は、前記書き込み部が、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムのすべてについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに成功した場合には、その後、当該一方が記憶する複数種類のプログラムを実行し、前記書き込み部が、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムの少なくとも1つについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶する複数種類のプログラムを実行する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1及び第2プログラム領域の一方は、それが記憶するプログラムを前記プログラム実行部が実行する実行対象領域として使用され、前記第1及び第2プログラム領域の他方は、前記書き込み部が新たに実行すべきプログラムを書き込む書き込み対象領域として使用され、前記記憶部は、前記第1及び第2プログラム領域において、前記実行対象領域のプログラム領域及び前記書き込み対象領域のプログラム領域を特定するための特定情報を記憶する第1及び第2記憶領域を有し、前記特定情報を書き換える書き換え部と、前記記憶部から前記特定情報を読み出して、前記実行対象領域のプログラム領域及び前記書き込み対象領域のプログラム領域を特定する特定部とをさらに備え、前記書き込み部は、前記特定部で特定される、前記書き込み対象領域のプログラム領域に対して新たに実行すべきプログラムを書き込み、前記プログラム実行部は、前記特定部で特定される、前記実行対象領域のプログラム領域のプログラムを実行し、前記書き換え部は、前記書き込み部が前記書き込み対象領域のプログラム領域に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みに成功すると、前記書き込み対象領域のプログラム領域と前記実行対象領域のプログラム領域とが入れ替わるように前記特定情報を書き換え、前記特定部は、前記第1及び第2記憶領域の一方から前記特定情報が読み出せない場合には、前記第1及び第2記憶領域の他方の前記特定情報を使用して前記実行対象領域のプログラム領域を特定する。
また、本発明に係る電子システムは、上記の電子機器と、1つのファイルにまとめられた、新たに実行すべき複数種類のプログラムを、前記電子機器の前記受信部に送信するサーバ装置とを備える。
また、本発明に係る電子機器でのプログラムの実行方法は、プログラムを記憶する第1及び第2プログラム領域を有する記憶部を備える電子機器でのプログラムの実行方法であって、(a)新たに実行すべきプログラムを受信する工程と、(b)前記工程(a)で受信した新たに実行すべきプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む工程と、(c)前記工程(b)において、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが成功した場合には、その後、当該一方が記憶するプログラムを実行し、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムを実行する工程とを備える。
本発明によれば、書き込み部が、新たに実行すべきプログラムについて、第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムが実行されるため、記憶部に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みに失敗した場合であっても、プログラムを確実に実行できる。
また、本発明の一態様によれば、新たに実行すべき複数種類のプログラムが1つのファイルにまとめられた状態で電子機器に入力されるため、バージョンの組み合わせが不適切な複数種類のプログラムが電子機器で使用されることを抑制できる。
また、本発明の一態様によれば、新たに実行すべき複数種類のプログラムの少なくとも1つについて、第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、第1及び第2プログラム領域の他方が記憶する複数種類のプログラムが実行されるため、記憶部に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みに失敗した場合であっても、使用される複数種類のプログラムについて、適切なバージョンの組み合わせを維持することができる。
また、本発明の一態様によれば、特定部は、第1及び第2記憶領域の一方から特定情報が読み出せない場合には、第1及び第2記憶領域の他方が記憶する特定情報を使用して実行対象領域のプログラム領域を特定するため、現在の実行対象領域のプログラム領域を確実に特定することができる。よって、実行対象領域の最新のプログラムを確実に実行することができる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基地局の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る本体記憶部の記憶領域の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基地局の起動動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る基地局でのファイルのダウンロード動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る基地局での本体−FWの書き込み処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る基地局でのGPS−FWの書き込み処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係る本体記憶部の記憶領域の構成を示す図である。
図1は本発明の実施の形態に係る電子システム100の構成を示す図である。本実施の形態に係る電子システム100は、例えば、WiMAXに準拠した無線通信システムである。以後、電子システム100を「無線通信システム100」と呼ぶ。
図1に示されるように、無線通信システム100は、それぞれが通信端末2とOFDMA方式で通信する複数の基地局1と、「ASN(Access Service Network)ゲートウェイ」と呼ばれるゲートウェイ装置3と、サーバ装置4とを備えている。ゲートウェイ装置3は、複数の基地局1を制御する。またゲートウェイ装置3は、ネットワーク150を通じてサーバ装置4と接続されている。各基地局1は、ゲートウェイ装置3を通じて、他の基地局1及びサーバ装置4と通信することができる。また各基地局1には、基地局1を保守する際に使用される保守端末5が接続される。サーバ装置4は、各基地局1がダウンロードするダウンロードファイル200を記憶している。このダウンロードファイル200については後で詳細に説明する。
図2は各基地局1の構成を示す図である。図2に示されるように、基地局1は、通信端末2と無線通信する無線通信部10と、ゲートウェイ装置3と通信するネットワーク通信部11と、GPS(Global Positioning System)受信機として機能するGPSモジュール12と、本体記憶部13と、保守端末5と通信する保守端末通信部14と、制御部15とを備えている。
無線通信部10は、アンテナ10aで受信する、通信端末2からのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号に対して、増幅処理及びダウンコンバート等を行って、ベースバンドのOFDM信号を制御部15に出力する。また、無線通信部10は、制御部15で生成される、ベースバンドの送信用のOFDM信号に対して、アップコンバート及び増幅処理などを行い、搬送帯域のOFDM信号を生成してアンテナ10aに入力する。これにより、アンテナ10aからはOFDM信号が無線送信される。
本体記憶部13は、例えばフラッシュROMであって、複数種類のプログラム等、様々なデータを記憶する。本体記憶部13が記憶する複数種類のプログラムには、制御部15が実行するファームウェア(以後、「本体−FW」と呼ぶ)と、GPSモジュール12が実行するファームウェア(以後、「GPS−FW」と呼ぶ)とが含まれている。
ネットワーク通信部11はゲートウェイ装置3と通信を行う。ネットワーク通信部11は、ゲートウェイ装置3から受信したデータを制御部15に出力するとともに、制御部15からのデータをゲートウェイ装置3に送信する。
GPSモジュール12は、GPS衛星からの信号をアンテナ12aで受信する。GPSモジュール12は、アンテナ12aでの受信信号に基づいて、自身の位置と現在時刻を算出する。そして、GPSモジュール12は、算出した現在時刻に基づいて、自身が属する基地局1が他の基地局1と同期を取るための同期信号(タイミング信号)を生成して制御部15に出力する。各基地局1において、制御部15がこの同期信号に基づいて動作することによって、複数の基地局1は互いに同期して動作することができる。
さらに、GPSモジュール12は、GPS衛星からの信号が受信できず、自身で同期信号を生成できない場合には、ネットワーク150に接続されたGPSモジュール(図1では図示せず)に対して同期信号を送信することを要求する送信要求信号を制御部15を通じてネットワーク通信部11に出力する。この送信要求信号は、ネットワーク通信部11から、ゲートウェイ装置3を通じて、ネットワーク150に接続されたGPSモジュールに入力される。送信要求信号を受信したGPSモジュールは、自装置内で生成する同期信号を、ゲートウェイ装置3を通じて、当該送信要求信号を送信した基地局1のネットワーク通信部11に出力する。ネットワーク通信部11は、受信した同期信号を制御部15に出力する。これにより、基地局1では、自装置のGPSモジュール12において同期信号が生成されない場合でも、ネットワーク150に接続された他のGPSモジュールから同期信号を取得することができる。
このようなGPSモジュール12の機能は、当該GPSモジュール12が有するCPU12bが、当該GPSモジュール12が有するGPS記憶部12c内のGPS−FWを実行することによって実現される。つまり、GPS−FWは、GPSモジュール12の機能を実現するためのプログラムである。GPS記憶部12cは例えばフラッシュROMである。なお後述するように、基地局1の起動時に、本体記憶部13内のGPS−FWが、GPS記憶部12c内に書き込まれる。
保守端末通信部14は、自身が属する基地局1に保守端末5が接続されると、当該保守端末5と通信する。保守端末通信部14は、保守端末5からのデータを制御部15に出力するとともに、制御部15からのデータを保守端末5に出力する。
制御部15は、無線通信部10、ネットワーク通信部11、GPSモジュール12及び保守端末通信部14を制御して、基地局1全体の動作を統括的に管理する。制御部15は、無線通信部10から出力されるOFDM信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)処理等を行って、当該OFDM信号に含まれるデータを取得する。そして、制御部15は、取得したデータのうち、ゲートウェイ装置3向けのデータをネットワーク通信部11に出力する。また、制御部15は、ネットワーク通信部11からのデータ等に基づいて、通信端末2に向けたベースバンドのOFDM信号を生成し、それを無線通信部10に出力する。さらに、制御部15は、保守端末5向けのデータを生成して保守端末通信部14に出力する。
このような制御部15の機能は、当該制御部15が有するCPU15aが、本体記憶部13内の本体−FWを実行することによって実現される。つまり、本体−FWは、基地局1がWiMAXに基づいて通信端末2及びゲートウェイ装置3と通信する機能、基地局1が保守端末5と通信する機能及びGPSモジュール12を制御する機能を実現するためのプログラムである。以後、GPS−FWを実行する、GPSモジュール12のCPU12bと、本体−FWを実行する、制御部15のCPU15aとをまとめて「プログラム実行部」と呼ぶことがある。
本実施の形態では、本体記憶部13の記憶領域130が、記憶するデータの種類に応じて複数の領域に区分されている。図3はその様子を示す図である。図3に示されるように、記憶領域130は、プログラムを記憶する第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132と、ブート領域133と、ブートローダ領域134とに区分されている。このように、本実施の形態に係る記憶領域130では、プログラムを記憶するプログラム領域が2面化されている。
第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132のそれぞれには、本体−FW300及びGPS−FW301が記憶されている。第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132の一方は、それが記憶するファームウェア(プログラム)が実行される実行対象領域として使用される。そして、第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132の他方は、更新後のファームウェアを基地局1が受信した場合に、その更新後のファームウェアが書き込まれる書き込み対象領域として使用される。実行対象領域のプログラム領域には、最新バージョンの本体−FW300及びGPS−FW301が記憶されており、書き込み対象領域のプログラム領域には、1つ前のバージョンの本体−FW300及びGPS−FW301が記憶されている。
ここで、本実施の形態では、本体−FW300及びGPS−FW301の少なくとも一方のファームウェアが更新(バージョンアップ)されると、更新後の当該少なくとも一方のファームウェアを含むダウンロードファイル200が生成されてサーバ装置4に記憶される。
具体的には、本体−FW300及びGPS−FW301の両方が更新された場合には、更新後の本体−FW300が記述されたプログラムファイルと、更新後の本体−FW300のチェックサムが記述されたチェックサムファイルと、更新後のGPS−FW301が記述されたプログラムファイルと、更新後のGPS−FW301のチェックサムが記述されたチェックサムファイルとが1つのファイルにまとめられつつ圧縮されて、1つの圧縮ファイルが生成される。そして、この1つの圧縮ファイルがダウンロードファイル200としてサーバ装置4に記憶される。
本体−FW300及びGPS−FW301のうち本体−FW300だけが更新された場合には、更新後の本体−FW300が記述されたプログラムファイルと、更新後の本体−FW300のチェックサムが記述されたチェックサムファイルとが1つのファイルにまとめられつつ圧縮され、1つの圧縮ファイルが生成される。そして、この1つの圧縮ファイルがダウンロードファイル200としてサーバ装置4に記憶される。
本体−FW300及びGPS−FW301のうちGPS−FW301だけが更新された場合には、更新後のGPS−FW301が記述されたプログラムファイルと、更新後のGPS−FW301のチェックサムが記述されたチェックサムファイルとが1つのファイルにまとめられつつ圧縮され、1つの圧縮ファイルが生成される。そして、この圧縮ファイルがダウンロードファイル200としてサーバ装置4に記憶される。
このように、サーバ装置4が記憶するダウンロードファイル200に含まれるプログラムファイルは、本体−FW300及びGPS−FW301のうちのどのファームウェアが更新されるかによって異なるようになっている。基地局1は、ゲートウェイ装置3を通じてサーバ装置4からダウンロードファイル200をダウンロードすることによって、更新後のファームウェアを受信する。以後、本体−FW300が記述されたプログラムファイルを「本体−FWファイル」と呼び、本体−FW300のチェックサムが記述されたチェックサムファイルを「本体−チェックサムファイル」と呼ぶことがある。また、GPS−FW301が記述されたプログラムファイルを「GPS−FWファイル」と呼び、GPS−FW301のチェックサムが記述されたチェックサムファイルを「GPS−チェックサムファイル」と呼ぶことがある。
なお、本実施の形態では、ダウンロードファイル200を圧縮ファイルとしているが、圧縮ファイルとしなくても良い。つまり、本体−FWファイル、本体−チェックサムファイル、GPS−FWファイル及びGPS−チェックサムファイルを単に1つのファイルにまとめたものをダウンロードファイル200としても良い。また、本体−FWファイル及び本体−チェックサムファイルを単に1つのファイルにまとめたものをダウンロードファイル200としても良い。また、GPS−FWファイル及びGPS−チェックサムファイルを単に1つのファイルにまとめたものをダウンロードファイル200としても良い。
ブート領域133は、特定情報400及びバージョン情報401を記憶している。特定情報400は、実行対象領域として使用されるプログラム領域と書き込み対象領域として使用されるプログラム領域とを特定するための情報である。本実施の形態では、特定情報400には、実行対象領域のプログラム領域を示す情報と、書き込み対象領域のプログラム領域を示す情報とが別々に含まれている。
なお、特定情報400には、実行対象領域のプログラム領域を示す情報と、書き込み対象領域のプログラム領域を示す情報とのどちらか一方だけを含めても良い。第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132において、実行対象領域のプログラム領域が特定できれば、残りのプログラム領域が書き込み対象領域となる。また、第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132において、書き込み対象領域のプログラム領域が特定できれば、残りのプログラム領域が実行対象領域となる。したがって、特定情報400には、実行対象領域のプログラム領域を示す情報と、書き込み対象領域のプログラム領域を示す情報とのどちらか一方が含まれていれば、特定情報400から、実行対象領域のプログラム領域と書き込み対象領域のプログラム領域とを特定することができる。
バージョン情報401は、実行対象領域に記憶されている本体−FW300のプログラムバージョンと、実行対象領域に記憶されているGPS−FW301のプログラムバージョンとを示している。つまり、バージョン情報401は、基地局1が現在実行している本体−FW300及びGPS−FW301のプログラムバージョンを示している。
ブートローダ領域134はブートローダ500を記憶している。このブートローダ500は、基地局1が起動した際に最初に実行されるプログラムである。
<基地局の起動時における動作>
次に基地局1における起動時の動作について説明する。図4は当該動作を示すフローチャートである。基地局1に対して電源が投入されて基地局1が起動すると、あるいは、電源が供給されている基地局1の動作が初期化されて当該基地局1が再起動すると、図4に示されるように、ステップs1において、制御部15は、CPU15aによってブートローダ領域134のブートローダ500を実行する。ブートローダ500には、ブート領域133のアドレス等が記述されていることから、次にステップs2において、制御部15は、ブート領域133にアクセスして、ブート領域133から特定情報400を読み出す。そして、制御部15は、特定情報400から、実行対象領域のプログラム領域と、書き込み対象領域のプログラム領域とを特定する。このように、制御部15は、実行対象領域のプログラム領域と、書き込み対象領域のプログラム領域とを特定する特定部として機能する。
次にステップs3において、制御部15は、CPU15aによって、実行対象領域のプログラム領域に記憶されている本体−FW300を実行する。そしてステップs4において、制御部15は、GPSモジュール12の動作モードを、通常操作モードからモニタモードに変更する。ここで、通常操作モードとは、GPSモジュール12の位置及び現在時刻の算出、同期信号の生成など、GPSモジュール12の本来の機能の実行する動作モードである。一方で、モニタモードとは、GPSモジュール12の本来の機能を停止して、GPSモジュール12のGPS記憶部12cに対して本体記憶部13内のGPS−FW301を書き込むための動作モードである。
次にステップs5において、制御部15はGPSモジュール12を制御して、GPSモジュール12に、GPS記憶部12c内のGPS−FW301を消去させる。そしてステップs6において、制御部15は、本体記憶部13の実行対象領域のプログラム領域からGPS−FW301を読み出して、読み出したGPS−FW301をGPSモジュール12にGPS記憶部12c内に書き込ませる。
次にステップs7において、制御部15は、GPSモジュール12の動作モードを、モニタモードから通常操作モードに戻す。そうすると、GPSモジュール12は再起動を行い、ステップs8において、CPU12bがGPS記憶部12c内のGPS−FW301を実行する。以後、基地局1は通信端末2との無線通信を開始する。
<基地局における、サーバ装置内のダウンロードファイルのダウンロード>
次に、サーバ装置4において本体−FW300及びGPS−FW301の少なくとも一方が更新(バージョンアップ)された場合、基地局1が、更新後のファームウェアを含むダウンロードファイル200をサーバ装置4からダウンロードする際の当該基地局1の動作について説明する。図5は基地局1の当該動作を示すフローチャートである。
基地局1にサーバ装置4内のダウンロードファイル200をダウンロードさせるためには、まず、基地局1に対して保守端末5が接続される。この保守端末5は、作業員によって基地局1に接続される。作業員が保守端末5に対して所定の操作を行うと、保守端末5はOOS(out of service)コマンドを基地局1に送信する。基地局1では、保守端末通信部14がOOSコマンドを受信すると、制御部15は、送信用のOFDM信号の生成を停止する。これにより、基地局1は、アンテナ10aから電波が送信することを停止し、停波状態となる。
その後、作業員が保守端末5に対して所定の操作を行うと、保守端末5はFWダウンロードコマンドを基地局1に送信する。このFWダウンロードコマンドには、サーバ装置4のIP(Internet Protocol)アドレス、サーバ装置4にアクセスする際に必要なID(identification)及びパスワード、ダウンロードファイル200が存在するディレクトリの名称、ダウンロードファイル200のファイル名などが含まれている。
図5に示されるように、基地局1では、ステップs11において、保守端末通信部14がFWダウンロードコマンドを受信すると、ステップs12において、ネットワーク通信部11は、制御部15による制御によって、FWダウンロードコマンドに基づいて、ゲートウェイ装置3を通じてサーバ装置4内のダウンロードファイル200にアクセスし、当該ダウンロードファイル200をダウンロードする。ネットワーク通信部11が受信したダウンロードファイル200は制御部15に入力される。
次にステップs13において、制御部15は、圧縮ファイルであるダウンロードファイル200を解凍する。そしてステップs14において、制御部15は、ダウンロードファイル200に本体−FWファイルが含まれているか否かを確認する。制御部15は、ダウンロードファイル200に本体−FWファイルが含まれていると、ステップs15において、本体−FWファイルに係る本体−FW300のチェックサムを算出し、当該チェックサムと、本体−FWファイルと一緒に受信した本体−チェックサムファイルに係るチェックサムとを比較する。制御部15は、両チェックサムが一致するとステップs16を実行し、両チェックサムが一致しない場合にはステップs17を実行する。
ステップs16において、制御部15は、本体−FWファイルに記述されている本体−FW300を、本体記憶部13の記憶領域130における書き込み対象領域のプログラム領域に書き込む。制御部15は、ブート領域133の特定情報400を参照することによって、第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132のどちらが書き込み対象領域となっているかを特定できる。その後、制御部15はステップs17を実行する。制御部15は、ステップs14において、ダウンロードファイル200に本体−FWファイルが含まれていないと判断した場合には、ステップs17を実行する。
ステップs17では、制御部15は、ダウンロードファイル200にGPS−FWファイルが含まれているか否かを確認する。制御部15は、ダウンロードファイル200にGPS−FWファイルが含まれていると、ステップs18において、GPS−FWファイルに係るGPS−FW301のチェックサムを算出し、当該チェックサムと、GPS−FWファイルと一緒に受信したGPS−チェックサムファイルに係るチェックサムとを比較する。制御部15は、両チェックサムが一致するとステップs19を実行し、両チェックサムが一致しない場合にはステップs20を実行する。
ステップs19において、制御部15は、GPS−FWファイルに記述されているGPS−FW301を書き込み対象領域のプログラム領域に書き込む。その後、制御部15はステップs20を実行する。制御部15は、ステップs17において、ダウンロードファイル200にGPS−FWファイルが含まれていないと判断した場合には、ステップs20を実行する。
ステップs20において、制御部15は、受信したダウンロードファイル200に含まれている更新後のファームウェアのすべてについての書き込み対象領域のプログラム領域に対する書き込みが成功しているかを判断する。制御部15は、ステップs16を実行する際には、ステップs16においてベリファイ処理を行うことによって、更新後の本体−FW300の書き込みが成功したかを確認している。また、制御部15は、ステップs19を実行する際には、ステップs19においてベリファイ処理を行うことによって、更新後のGPS−FW301の書き込みが成功しているかを確認している。なお、ステップs15において、2つのチェックサムが一致しない場合は、本体−FW300の書き込みが失敗したものとして扱う。また、ステップs18において、2つのチェックサムが一致しない場合は、GPS−FW301の書き込みが失敗したものとして扱う。
制御部15は、ダウンロードファイル200に含まれている更新後のファームウェアのすべてについての書き込みが成功していると判断すると、ステップs21において、書き込み対象領域のプログラム領域と、実行対象領域のプログラム領域とを入れ替えるように特定情報400を書き換える。このように、制御部15は、特定情報400を書き換える書き換え部として機能する。これにより、実行対象領域のプログラム領域には更新後のファームウェアが記憶されていることになり、書き込み対象領域のプログラム領域には更新前の古いファームウェアが記憶されていることなる。よって、基地局1では、記憶領域130内のファームウェアがあらためて実行される際には、更新後のファームウェアが実行されるようになる。また、基地局1では、更新後のファームウェアをあらためて受信すると、古いバージョンのファームウェアが記憶されているプログラム領域に対して更新後のファームウェアが書き込まれることになる。
またステップs21では、ブート領域133のバージョン情報401が最新の情報に書き換えられる。これにより、バージョン情報401が更新後のファームウェアのプログラムバージョンを示すようにする。なお、後述するように、ステップs16が実行される際には、当該ステップs16において更新後の本体−FW300のプログラムバージョンが取得され、ステップs19が実行される際には、当該ステップs19において更新後のGPS−FW301のプログラムバージョンが取得される。
ステップs21が実行されると、ステップs22において、制御部15は、保守端末通信部14から保守端末5に対してダウンロード成功通知を行う。保守端末5は、ダウンロード成功通知を受け取ると、その表示画面に、基地局1でのダウンロードファイル200のダウンロードが成功した旨を表示する。
なお、ダウンロードファイル200に本体−FW300及びGPS−FW301の両方が含まれている場合には、当該両方についての書き込みが成功していればステップs21,s22が実行される。また、ダウンロードファイル200に本体−FW300及びGPS−FW301の一方だけしか含まれていない場合には、当該一方についての書き込みが成功していればステップs21,s22が実行される。
ステップs20において、制御部15は、受信したダウンロードファイル200に含まれている更新後のファームウェアの少なくとも1つについて、書き込み対象領域のプログラム領域に対する書き込みが失敗したと判断すると、特定情報400は書き換えずに、ステップs23を実行する。ステップs23では、制御部15は、保守端末通信部14から保守端末5に対してダウンロード失敗通知を行う。保守端末5は、ダウンロード失敗通知を受け取ると、その表示画面に、基地局1でのダウンロードファイル200のダウンロードが失敗した旨を表示する。
なお、ダウンロードファイル200に本体−FW300及びGPS−FW301の両方が含まれている場合には、それらの少なくとも一方の書き込みが失敗していればステップs23が実行される。また、ダウンロードファイル200に本体−FW300及びGPS−FW301の一方だけしか含まれていない場合には、当該一方についての書き込みが失敗していればステップs23が実行される。
ステップs22あるいはステップs23の後に、保守端末通信部14がステップs24において保守端末5からサービス再開コマンドを受信すると、基地局1は、ステップs25おいて再起動を行う。以後、基地局1では上述の図4に示されるステップs1〜s8が実行される。
以上のように基地局1が動作することによって、基地局1では、サーバ装置4から更新後のファームウェアを受信し、当該更新後のファームウェアについての一方のプログラム領域に対する書き込みが成功すると、当該更新後のファームウェアがプログラム実行部によって実行される。一方で、基地局1では、一方のプログラム領域に対する更新後のファームウェアの書き込みが失敗した場合には、特定情報400が書き換えられないことから、他方のプログラム領域に記憶されている更新前のファームウェアがプログラム実行部によって実行される。
<更新後のファーウェアの書き込み処理>
次にステップs16の本体−FW300の書き込み処理及びステップs19のGPS−FW301の書き込み処理について詳細に説明する。図6はステップs16の本体−FW300の書き込み処理を示すフローチャートであって、図7はステップs19のGPS−FW301の書き込み処理を示すフローチャートである。
図6に示されるように、本体−FW300の書き込み処理では、まずステップs161において、制御部15は、受信した本体−FWファイルのファイルフォーマットを確認する。具体的には、制御部15は、本体−FWファイルの拡張子、本体−FW300に記述されている当該本体−FW300のプログラムバージョン、本体−FW300に記述されているベースアドレスを確認する。
次にステップs162において、制御部15は、ステップs161で確認した拡張子に基づいて、本体−FWファイルのファイルフォーマットがバイナリ形式かを判断する。制御部15は、本体−FWファイルのファイルフォーマットがバイナリ形式で無い場合、例えばS−Record形式の場合には、本体−FWファイルのファイルフォーマットをバイナリ形式に変換する。
次にステップs163において、制御部15は、ブート領域133のバージョン情報401を参照して、現在実行されている本体−FW300のプログラムバージョンを取得する。そして、制御部15は、現在実行されている本体−FW300のプログラムバージョンと、ステップs161で確認した、更新後の本体−FW300のプログラムバージョンとを保守端末通信部14を通じて保守端末5に通知する。保守端末5は、通知された2つのプログラムバージョンを表示する。
次にステップs164において、制御部15は、書き込み領域のプログラム領域に記憶されている本体−FW300を消去する。その後、ステップs165において、制御部15は、書き込み対象領域のプログラム領域に対して、受信した更新後の本体−FW300、つまり新バージョンの本体−FW300を書き込む。具体的には、制御部15は、受信した更新後の本体−FW300において、ステップs161で確認したベースアドレス以降のプログラムを書き込み対象領域のプログラム領域に書き込む。このとき、ベリファイ処理を行って、本体−FW300の書き込みが成功した否かを判断する。これにより、本体−FW300の書き込み処理が終了する。
次にGPS−FW301の書き込み処理について説明する。図7に示されるように、GPS−FWの書き込み処理では、まずステップs191において、制御部15は、受信したGPS−FWファイルのファイルフォーマットを確認する。具体的には、制御部15は、GPS−FWファイルの拡張子、GPS−FW301に記述されている当該GPS−FW301のプログラムバージョン、GPS−FW301に記述されているベースアドレスを確認する。
次にステップs192において、制御部15は、ステップs191で確認した拡張子に基づいて、GPS−FWファイルのファイルフォーマットがバイナリ形式かを判断する。制御部15は、GPS−FWファイルのファイルフォーマットがバイナリ形式で無い場合には、GPS−FWファイルのファイルフォーマットをバイナリ形式に変換する。
次にステップs193において、制御部15は、ブート領域133のバージョン情報401を参照して、現在実行されているGPS−FW301のプログラムバージョンを取得する。そして、制御部15は、現在実行されているGPS−FW301のプログラムバージョンと、ステップs191で確認した、更新後のGPS−FW301のプログラムバージョンとを保守端末通信部14を通じて保守端末5に通知する。保守端末5は、通知された2つのプログラムバージョンを表示する。
次にステップs194において、制御部15は、書き込み領域のプログラム領域に記憶されているGPS−FW301を消去する。その後、ステップs195において、制御部15は、書き込み対象領域のプログラム領域に対して、受信した更新後のGPS−FW301、つまり新バージョンのGPS−FW301を書き込む。具体的には、制御部15は、受信した更新後のGPS−FW301において、ステップs191で確認したベースアドレス以降のプログラムを書き込み対象領域のプログラム領域に書き込む。このとき、ベリファイ処理を行って、GPS−FW301の書き込みが成功した否かを判断する。これにより、GPS−FW301の書き込み処理が終了する。
以上のように、本実施の形態では、本体記憶部13にプログラムを書き込む書き込み部として機能する制御部15が、更新後の本体−FWや更新後のGPS−FWなどの更新後のプログラムについて、一方のプログラム領域に対する書き込みに失敗した場合には、プログラム実行部によって、他方のプログラム領域が記憶する更新前のプログラムが実行される。言い換えれば、制御部15が、新たに実行すべきプログラムについて、一方のプログラム領域に対する書き込みに失敗した場合には、プログラム実行部によって、他方のプログラム領域が記憶するプログラムが実行される。そのため、本体記憶部13に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みに失敗した場合であっても、プログラムを確実に実行できる。
また、本実施の形態では、更新後の本体−FW300及びGPS−FW301、つまり新たに実行すべき本体−FW300及びGPS−FW301が1つのダウンロードファイル200にまとめられ、そのダウンロードファイル200が基地局1に入力される。
これに対して、本体−FW300とGPS−FW301とを別々に基地局1に入力する場合には、保守端末5を操作する作業員のミスによって、一方のファーウェアは更新後のものが基地局1に入力され、他方のファームウェアは更新前の古いものが基地局1に入力される可能性が高くなる。つまり、バージョンの組み合わせが不適切な複数種類のプログラムが基地局1に入力される可能性が高くなる。
本実施の形態のように、更新後の本体−FW300及びGPS−FW301を1つのファイルにまとめた状態で基地局1に入力することによって、バージョンの組み合わせが不適切な本体−FW300及びGPS−FW301が基地局1に入力されることを抑制することができる。よって、使用される複数種類のプログラムのバージョンの組み合わせが不適切であるために、基地局1が誤動作したり、十分な性能を発揮できなくなることを抑制できる。
また、本実施の形態では、更新後の本体−FW300及びGPS−FW301の少なくとも1つについて、書き込み対象領域のプログラム領域に対する書き込みに失敗した場合には、実行対象領域のプログラム領域が記憶する更新前の本体−FW300及びGPS−FW301が実行される。
これに対して、更新後の本体−FW300及びGPS−FW301のどちらか一方について、書き込み対象領域のプログラム領域に対する書き込みに成功した場合に、書き込み対象領域のプログラム領域に記憶されている、書き込みが成功した更新後の一方のファームウェアと、実行対象領域のプログラム領域に記憶されている、更新前の他方のファームウェアとを実行すると、バージョンの組み合わせが不適切な本体−FW300及びGPS−FW301が実行されることになる。その結果、基地局1が誤動作したり、十分な性能を発揮できなくなる。
本実施の形態のように、更新後の本体−FW300及びGPS−FW301の少なくとも1つについて、書き込み対象領域のプログラム領域に対する書き込みに失敗した場合には、実行対象領域のプログラム領域が記憶する更新前の本体−FW300及びGPS−FW301を実行することによって、使用される本体−FW300及びGPS−FW301について、適切なバージョンの組み合わせを維持することができる。よって、使用される複数種類のプログラムのバージョンの組み合わせが不適切であるために、基地局1が誤動作したり、十分な性能を発揮できなくなることを抑制できる。
<変形例:特定情報のバックアップ>
上記の実施の形態では、本体−FW300やGPS−FW301などのファームウェアがプログラム実行部で実行される場合には、まず制御部15が、ブート領域133から特定情報400を読み出し、読み出した特定情報400によって実行対象領域のプログラム領域を特定する(図4のステップs2)。その後、プログラム実行部が、制御部15が特定した実行対象領域のプログラム領域に記憶されているファームウェアを実行する(図4のステップs3,s8)。したがって、制御部15がブート領域133から特定情報400を読み出せない場合には、プログラム実行部は、第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132のどちらの領域のファームウェアを実行して良いのか判断できない。ここで、ブート領域133から特定情報400が読み出せないことには、何らかの原因で特定情報400が破壊されているためにブート領域133から正しい特定情報400が読み出せない場合と、ブート領域133が物理的に破壊されているために当該ブート領域133から特定情報400が全く読み出せない場合の両方が含まれる。
制御部15がブート領域133から特定情報400が読み出せずに、プログラム実行部が第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132のどちらの領域のファームウェアを実行して良いのか判断できない場合には、実行対象領域ではないプログラム領域、つまり書き込み対象領域のプログラム領域内のファームウェアをプログラム実行部が実行する可能性がある。書き込み対象領域のプログラム領域には、古いバージョンのファームウェアが記憶されていることから、プログラム実行部が、書き込み対象領域のプログラム領域のファームウェアを実行すると、基地局1は十分な性能を発揮できなくなる。
そこで、本変形例では、ブート領域133の特定情報400をバックアップするためのバックアップブート領域を設けて、このバックアップブート領域にも特定情報400を記憶する。これにより、ブート領域133から特定情報400が読み出せない場合であっても、バックアップブート領域の特定情報400を使用して、実行対象領域のプログラム領域を特定することができる。よって、プログラム実行部は最新のファームウェアを確実に実行できる。以下に、本変形例に係る基地局1について詳細に説明する。
図8は本変形例に係る基地局1が有する本体記憶部13の記憶領域130の構成を示す図である。図8に示されるように、記憶領域130には、ブート領域133が記憶する特定情報400及びバージョン情報401を記憶するバックアップブート領域135が設けられている。
制御部15は、上述のステップs2やステップs16などにおいて、特定情報400を取得する場合には、まずブート領域133に対して特定情報400を読み出す処理を行う。制御部15は、破壊されている特定情報400をブート領域133から読み出した場合には、ブート領域133内の破壊されている特定情報400を消去する。そして、制御部15は、バックアップブート領域135から特定情報400を読み出して、それをブート領域133に書き込む。その後、制御部15は、ブート領域133からあらためて特定情報400を読み出して、実行対象領域のプログラム領域及び書き込み対象領域のプログラム領域を特定する。一方で、制御部15は、ブート領域133から特定情報400が全く読み出せない場合には、バックアップブート領域135から特定情報400を読み出して、実行対象領域のプログラム領域及び書き込み対象領域のプログラム領域を特定する。
なお、制御部15がバージョン情報401を取得する場合の当該制御部15の動作についても同様である。
また、制御部15は、上述のステップs21において、ブート領域133中の特定情報400及びバージョン情報401を書き換えると、書き換え後の特定情報400及びバージョン情報401でバックアップブート領域135内の特定情報400及びバージョン情報401を更新する。これにより、ブート領域133内の情報が書き換えられると、書き換え後の当該情報がバックアップブート領域135にバックアップされる。
このように、本変形例に係る基地局1では、ブート領域133から特定情報400が読み出せない場合には、バックアップブート領域135が記憶する特定情報400を使用して実行対象領域のプログラム領域を特定するため、第1プログラム領域131及び第2プログラム領域132のうち現在の実行対象領域を確実に特定することができる。よって、最新のファームウェアを確実に実行することができる。
<その他の変形例>
上述の例では、本体−FW300及びGPS−FW301のどちらか一方だけが更新された場合には、本体−FW300及びGPS−FW301のうち更新後の一方のファームウェアだけを含むダウンロードファイル200が形成されていたが、更新後の一方のファームウェアと、更新されていない他方のファームウェア、つまり基地局1で現在実行されているバージョンの他方のファームウェアとを含むダウンロードファイル200を生成しても良い。
また、上記の例では、本発明に係る電子システムの実施の形態として図1のような無線通信システム100を説明し、本発明に係る電子機器の実施の形態として図2のような基地局1を説明したが、本発明に係る電子システム及び電子機器の実施の形態としては、他の電子システム及び電子機器であっても良い。
また、上記の例では、本発明に係る電子機器の実施の形態として、本体−FW300及びGPS−FW301の2種類のプログラムを実行する電子機器について説明したが、本発明に係る電子機器の実施の形態としては、3種類以上のプログラムを実行する電子機器であっても良い。
1 基地局
4 サーバ装置
11 ネットワーク通信部
12b,15a CPU
13 本体記憶部
15 制御部
131 第1プログラム領域
132 第2プログラム領域
133 ブート領域
135 バックアップブート領域
200 ダウンロードファイル
300 本体−FW
301 GPS−FW
400 特定情報

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    プログラムを記憶する第1及び第2プログラム領域を有する記憶部と、
    前記記憶部が記憶するプログラムを実行するプログラム実行部と、
    前記電子機器の外部から、新たに実行すべきプログラムを受信する受信部と、
    前記受信部が受信する、新たに実行すべきプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む書き込み部と
    を備え、
    前記プログラム実行部は、
    前記書き込み部が、新たに実行すべきプログラムについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに成功した場合には、その後、当該一方が記憶するプログラムを実行し、
    前記書き込み部が、新たに実行すべきプログラムについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムを実行する、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1及び第2プログラム領域のそれぞれには、複数種類のプログラムが記憶され、
    前記受信部は、1つのファイルにまとめられた、新たに実行すべき複数種類のプログラムを受信し、
    前記書き込み部は、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む、電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記プログラム実行部は、
    前記書き込み部が、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムのすべてについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに成功した場合には、その後、当該一方が記憶する複数種類のプログラムを実行し、
    前記書き込み部が、前記受信部が受信する、新たに実行すべき複数種類のプログラムの少なくとも1つについて、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する書き込みに失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶する複数種類のプログラムを実行する、電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1及び第2プログラム領域の一方は、それが記憶するプログラムを前記プログラム実行部が実行する実行対象領域として使用され、前記第1及び第2プログラム領域の他方は、前記書き込み部が新たに実行すべきプログラムを書き込む書き込み対象領域として使用され、
    前記記憶部は、前記第1及び第2プログラム領域において、前記実行対象領域のプログラム領域及び前記書き込み対象領域のプログラム領域を特定するための特定情報を記憶する第1及び第2記憶領域を有し、
    前記特定情報を書き換える書き換え部と、
    前記記憶部から前記特定情報を読み出して、前記実行対象領域のプログラム領域及び前記書き込み対象領域のプログラム領域を特定する特定部と
    をさらに備え、
    前記書き込み部は、前記特定部で特定される、前記書き込み対象領域のプログラム領域に対して新たに実行すべきプログラムを書き込み、
    前記プログラム実行部は、前記特定部で特定される、前記実行対象領域のプログラム領域のプログラムを実行し、
    前記書き換え部は、前記書き込み部が前記書き込み対象領域のプログラム領域に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みに成功すると、前記書き込み対象領域のプログラム領域と前記実行対象領域のプログラム領域とが入れ替わるように前記特定情報を書き換え、
    前記特定部は、前記第1及び第2記憶領域の一方から前記特定情報が読み出せない場合には、前記第1及び第2記憶領域の他方の前記特定情報を使用して前記実行対象領域のプログラム領域を特定する、電子機器。
  5. 請求項2に記載の電子機器と、
    1つのファイルにまとめられた、新たに実行すべき複数種類のプログラムを、前記電子機器の前記受信部に送信するサーバ装置と
    を備える、電子システム。
  6. プログラムを記憶する第1及び第2プログラム領域を有する記憶部を備える電子機器でのプログラムの実行方法であって、
    (a)新たに実行すべきプログラムを受信する工程と、
    (b)前記工程(a)で受信した新たに実行すべきプログラムを、前記第1及び第2プログラム領域の一方に書き込む工程と、
    (c)前記工程(b)において、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが成功した場合には、その後、当該一方が記憶するプログラムを実行し、前記第1及び第2プログラム領域の一方に対する、新たに実行すべきプログラムの書き込みが失敗した場合には、その後、前記第1及び第2プログラム領域の他方が記憶するプログラムを実行する工程と
    を備える、電子機器でのプログラムの実行方法。
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