JP2011226928A - 物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサー - Google Patents

物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサー Download PDF

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Abstract

【課題】低駆動電圧化を図りつつ、物理量(例えば速度、加速度等)を高精度に検出することができる物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサーを提供すること。
【解決手段】物理量センサー素子片2は、電圧の印加により捩り振動する4つの駆動用振動腕22、23と、駆動用振動腕22、23とは別体として設けられ、駆動用振動腕22、23が屈曲振動したときにその屈曲振動に伴って屈曲振動し、その屈曲振動の状態に応じた電荷を生じさせる2つの検出用振動腕100とを有し、検出用振動腕100で生じた電荷に基づいて、所定の物理量を検出し得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサーに関するものである。
物理量センサーとしては、例えば、加速度センサーが実用に供されている。従来、加速度センサーとしては、互いに平行となるように延出した2つの振動腕を備える水晶振動子片を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に係る加速度センサーでは、横断面が矩形をなす各振動腕の厚さ向に互いに対向する1対の面に2対の駆動電極が配置され、幅方向に対向する1対の面に1対の検出電極が配置されている。そして、2対の駆動電極のうち、互いに対向する一方の1対の駆動電極と、互いに対向する他方の1対の駆動電極とに極性が逆となるように電圧を印加することにより、各振動腕を捩り振動させる。
また、各振動腕は、上述したように捩り振動した状態で加速度を受けると、その加速度に応じて屈曲振動する。この屈曲振動によって各振動腕から生じた電荷を1対の検出電極で検出し、その検出結果に基づいて加速度を検出する。
しかしながら、特許文献1に係る加速度センサーでは、駆動電極および検出電極が同一の振動腕上に設けられているので、振動腕を捩り振動に適した構造とすると、振動腕を屈曲振動に適した構造とすることができず、検出精度を高めることが困難である。特に、振動腕の捩り振動の周波数と屈曲振動の周波数とを近づけることが困難であり、その結果、検出精度の低下を招いてしまう。
また、振動腕を屈曲振動に適した構造とすると、振動腕を捩り振動に適したものとすることができず、振動腕を効率的に捩り振動することができない。そのため、駆動電圧の上昇を招いてしまう。
特開2008−281455号公報
本発明の目的は、低駆動電圧化を図りつつ、物理量(例えば速度、加速度等)を高精度に検出することができる物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサーを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の物理量センサー素子片は、電圧の印加により捩り振動する少なくとも1つの駆動用振動腕と、
前記駆動用振動腕とは別体として設けられ、前記駆動用振動腕が屈曲振動したときにその屈曲振動に伴って屈曲振動し、その屈曲振動の状態に応じた電荷を生じさせる少なくとも1つの検出用振動腕とを有し、
前記検出用振動腕で生じた電荷に基づいて、物理量を検出し得ることを特徴とする。
このような本発明によれば、検出用振動腕が駆動用振動腕とは別体として設けられているので、駆動用振動腕が検出用振動腕を兼ねている従来の構成に比べて、駆動用振動腕を効率的に捩り振動させることができる。そのため、このような物理量センサー素子片の駆動電圧を低電圧化することができる。
また、検出用振動腕が駆動用振動腕とは別体として設けられているので、駆動用振動腕の捩り振動の周波数と検出用振動腕の屈曲振動の周波数とを容易に近づけることができる。そのため、このような物理量センサー素子片は、優れた検出精度を有する。
[適用例2]
本発明の物理量センサー素子片では、前記駆動用振動腕には、その長手方向に沿って溝が設けられていることが好ましい。
これにより、駆動用振動腕の捩り剛性を低めることができる。そのため、物理量センサー素子片の小型化を図りつつ、駆動用振動腕の捩り振動の周波数を低めることができる(低周波数駆動が可能となる)。
[適用例3]
本発明の物理量センサー素子片では、前記駆動用振動腕は、横断面で見たときに、第1の方向に沿って設けられた第1の部分と、前記第1の部分の重心に対して前記第1の方向およびこれに直交する第2の方向にそれぞれ重心がずれるようにして前記第1の部分に接続された第2の部分とで構成された構造部を含み、
前記第1の部分は、電圧の印加により、前記振動腕の長手方向に伸縮振動し、
前記第2の部分は、前記電圧の印加により、前記振動腕の前記長手方向に実質的に伸縮振動しないかまたは前記第1の部分の位相とはずれた位相で伸縮振動し、
前記構造部が前記第1の部分および前記第2の部分の協働により捩り振動し、これにより、前記駆動用振動腕が捩り振動するように構成されていることが好ましい。
これにより、伸縮振動を用いて駆動用振動腕に捩り振動を励振させることができる。そのため、駆動用振動腕に効率的に捩り振動を励振させることができる。その結果、物理量センサー素子片の低駆動電圧化を図ることができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサー素子片では、互いに平行となるように設けられ、互いに同方向に捩り振動する1対の前記駆動用振動腕を有することが好ましい。
これにより、各駆動用振動腕に作用するコリオリ力が同じ方向となる。そのため、駆動用振動腕のコリオリ力による屈曲振動に伴って検出用振動腕を効率的に屈曲振動させることができる。その結果、物理量センサー素子片の物理量(速度)の検出精度を高めることができる。
[適用例5]
本発明の物理量センサー素子片では、長手形状をなし、その中央部または両端部が支持され、前記1対の駆動用振動板の基端部同士を連結する連結部を有し、
前記1対の駆動用振動腕の間には、1つの前記検出用振動腕が前記連結部から延出して設けられていることが好ましい。
これにより、駆動用振動腕のコリオリ力による屈曲振動に伴って検出用振動腕をより効率的に屈曲振動させることができる。
[適用例6]
本発明の物理量センサー素子片では、前記1対の駆動用振動腕および前記1つの検出用振動腕の組が前記連結部に対して一方側とそれと反対側とにそれぞれ設けられていることが好ましい。
これにより、駆動用振動腕のコリオリ力による屈曲振動に伴って検出用振動腕をさらに効率的に屈曲振動させることができる。
[適用例7]
本発明の物理量センサー素子片では、前記連結部に対して前記一方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕と、前記連結部に対して前記他方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕とは、互いに逆方向に捩り振動するように構成されていることが好ましい。
これにより、前記一方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕と、前記他方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕との互いに不要な振動を相殺させることができる。そのため、物理量センサー素子片からの振動漏れを防止または抑制することができる。
[適用例8]
本発明の物理量センサー素子片では、前記駆動用振動腕および前記検出用振動腕は、それぞれ、圧電体材料で構成されていることが好ましい。
これにより、駆動用振動腕および検出用振動腕の表面にそれぞれ電極を形成すると言う比較的簡単な構成で、駆動用振動腕の捩り振動の駆動および検出用振動腕の屈曲振動の検出が可能となる。そのため、物理量センサー素子片の小型化および低コスト化を図ることができる。
[適用例9]
本発明の物理量センサー素子片では、前記駆動用振動腕および前記検出用振動腕は、それぞれ、非圧電体材料で構成され、前記駆動用振動腕上および前記検出用振動腕上には、それぞれ、圧電薄膜を備える圧電素子が設けられていることが好ましい。
例えば、非圧電性材料としてシリコンを用いた場合、エッチングにより高精度な寸法精度で駆動用振動腕および検出用振動腕を形成することができる。そのため、所望の振動特性および検出特性を有する物理量センサー素子片を比較的簡単に得ることができる。
[適用例10]
本発明の物理量センサー素子片では、前記物理量は、速度および加速度のうちの少なくとも一方であることが好ましい。
これにより、速度および加速度のうちの少なくとも一方を検出することができる。
[適用例11]
本発明の物理量センサー素子は、本発明の物理量センサー素子片と、
前記物理量センサー素子片を収納するパッケージとを有することを特徴とする。
これにより、駆動電圧の低電圧化を図りつつ、高精度に物理量を検出することができる物理量センサー素子を提供することができる。
[適用例12]
本発明の物理量センサーは、本発明の物理量センサー素子と、
前記物理量センサー素子を駆動する電子部品とを有することを特徴とする。
これにより、駆動電圧の低電圧化を図りつつ、高精度に物理量を検出することができる物理量センサーを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す上面図である。 図1に示す物理量センサーの断面図である。 図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図(電極の図示を省略した図)である。 図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す下面図である。 図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片の駆動用振動腕および検出用振動腕の断面図((a)は、図1中のA−A線断面図、(b)は、図1中のB−B線断面図)である。 図5に示す駆動用振動腕の動作を説明するための部分拡大斜視図である。 駆動用振動腕の変形例(変形例1〜3)を示す断面図(横断面図)である。 検出用振動腕の変形例(変形例1〜4)を示す断面図(横断面図)である。 本発明の第2実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。 図9に示す物理量センサー素子片の断面図(図9中のA−A線断面図)である。 本発明の第3実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。 図11に示す物理量センサー素子片の断面図(図11中のA−A線断面図)である。 本発明の第4実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。 本発明の第5実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。 本発明の第6実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。
以下、本発明の物理量センサー素子片、物理量センサー素子および物理量センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る物理量センサーを示す上面図、図2は、図1に示す物理量センサーの断面図、図3は、図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図(電極の図示を省略した図)、図4は、図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す下面図、図5は、図1に示す物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片の駆動用振動腕および検出用振動腕の断面図((a)は、図1中のA−A線断面図、(b)は、図1中のB−B線断面図)、図6は、図5に示す駆動用振動腕の動作を説明するための部分拡大斜視図、図7は、駆動用振動腕の変形例(変形例1〜3)を示す断面図(横断面図)、図8は、検出用振動腕の変形例(変形例1〜4)を示す断面図(横断面図)である。なお、各図では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向(第1の方向)をY軸方向、Z軸に平行な方向(第2の方向)をZ軸方向と言う。また、説明の便宜上、図2中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1に示す物理量センサー1は、物理量として速度および加速度のうちの少なくとも一方を検出するもの(速度センサー、加速度センサー)である。
この物理量センサー1は、物理量センサー素子片2と、この物理量センサー素子片2を駆動する機能を有する電子部品3と、物理量センサー素子片2および電子部品3を収納するパッケージ4とを有する。ここで、物理量センサー素子片2およびパッケージ4は、物理量センサー素子を構成している。なお、電子部品3は、パッケージ4の外部に設けられていてもよい。
以下、物理量センサー1を構成する各部を順次詳細に説明する。
(物理量センサー素子片)
まず、物理量センサー素子片2について説明する。
本実施形態では、物理量センサー素子片2は、捩り物理量として速度および加速度のうちの少なくとも一方を検出するもの(速度センサー、加速度センサー)である。
この物理量センサー素子片2は、圧電体24と、この圧電体24上に設けられた励振電極群25、26、検出電極群110および接続電極群27、28、29とを有している。
圧電体24は、1対の駆動用振動腕22、23および1つの検出用振動腕100からなる組を2組有している。すなわち、4本(2対)の駆動用振動腕22、23と、2本(1対)の検出用振動腕100とを有している。
この圧電体24は、圧電材料で構成されており、かかる圧電材料としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、チタン酸バリウム等が挙げられる。特に、圧電材料としては水晶が好ましい。このような圧電体材料を用いて圧電体24(駆動用振動腕22、23および検出用振動腕100)を構成することにより、駆動用振動腕22、23の表面に電極(励振電極群25、26、検出電極群110等)を形成すると言う比較的簡単な構成で、駆動用振動腕22、23の捩り振動の駆動および検出用振動腕100の屈曲振動の検出が可能となる。そのため、物理量センサー素子片2の小型化および低コスト化を図ることができる。
このような圧電体24の基部21は、長手形状をなす連結部211を有している。この連結部211は、その両端部が支持(後述するベース基板41に固定)されている。
そして、この連結部211には、1対の駆動用振動腕22、23および1つの検出用振動腕100の組が連結部211に対して一方側とそれと反対側とにそれぞれ延出して設けられている。これにより、4本(2対)の駆動用振動腕22、23および2本(1対)の検出用振動腕100の基端部同士が連結部211により連結されている。
このような連結部210は、所定の弾性を有していて、各駆動用振動腕22、23の屈曲振動を各検出用振動腕100に伝達する機能を有する。なお、基部21(連結部210)の形状は、図示のものに限定されず、任意である。
各駆動用振動腕22は、電圧の印加により、その長手方向(Y軸方向)に沿った中心軸(軸線y1)まわりに捩り振動(駆動)するものである。また、各駆動用振動腕23は、電圧の印加により、その長手方向(Y軸方向)に沿った中心軸(軸線y2)まわりに捩り振動(駆動)するものである。ここで、駆動用振動腕22、23は、それぞれ、その連結部210側の端部(基端部)が固定端となり、連結部210と反対側の端部(先端部)が自由端となる。
また、駆動用振動腕22、23は、後に詳述するが、それぞれ、捩り振動した状態で、物理量センサー素子片2の速度や加速度に応じたコリオリ力により屈曲振動する。
各組の1対の駆動用振動腕22、23は、互いに平行となるように設けられ、互いに同方向に捩り振動するものである。これにより、各駆動用振動腕22、23に作用するコリオリ力が同じ方向となる。そのため、駆動用振動腕22、23のコリオリ力による屈曲振動が同方向となり、その屈曲振動に伴って検出用振動腕100を効率的に屈曲振動させることができる。その結果、物理量センサー素子片2の物理量(速度)の検出精度を高めることができる。
一方、各検出用振動腕100は、駆動用振動腕22、23とは別体として設けられ、前述した駆動用振動腕22、23の屈曲振動に伴って屈曲振動するものである。また、各検出用振動腕100は、その屈曲振動の状態に応じた電荷を生じさせる。したがって、各検出用振動腕100で生じた電荷に基づいて、所定の物理量を検出し得る。ここで、各検出用振動腕100は、その連結部210側の端部(基端部)が固定端となり、連結部210と反対側の端部(先端部)が自由端となる。
また、各組の1対の駆動用振動腕22、23の間に、1つの検出用振動腕100が連結部210から駆動用振動腕22、23に平行となるように延出して設けられている。1対の駆動用振動腕22、23の間に1つの検出用振動腕100を設けることにより、駆動用振動腕22、23のコリオリ力による屈曲振動に伴って検出用振動腕100をより効率的に屈曲振動させることができる。
特に、本実施形態では、前述したように、1対の駆動用振動腕22、23および1つの検出用振動腕100の組が連結部210に対して一方側とそれと反対の他方側とにそれぞれ設けられているので、駆動用振動腕22、23のコリオリ力による屈曲振動に伴って検出用振動腕100をさらに効率的に屈曲振動させることができる。
また、連結部210に対して前記一方側に設けられた1対の駆動用振動腕22、23と、連結部210に対して前記他方側に設けられた1対の駆動用振動腕22、23とは、互いに逆方向に捩り振動するものである。すなわち、同一方向から見たときに、2つの質量部224が互いに逆方向に回動するとともに、2つの質量部234が互いに逆方向に回動する。
これにより、前記一方側に設けられた1対の駆動用振動腕22、23と、前記他方側に設けられた1対の駆動用振動腕22、23との互いに不要な振動を相殺させることができる。そのため、物理量センサー素子片2からの振動漏れを防止または抑制することができる。
また、図3に示すように、駆動用振動腕22には、その延出方向(長手方向)に沿って、溝221が設けられている。本実施形態では、駆動用振動腕22は、横断面が略L字状をなすように溝221が形成されている(図5参照)。
言い換えると、このような駆動用振動腕22は、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿った部分(第1の部分)222と、X軸方向に沿って部分222の下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分(第2の部分)223とで構成されている。
同様に、駆動用振動腕23には、その延出方向(長手方向)に沿って、溝231が設けられている。本実施形態では、駆動用振動腕23は、横断面が駆動用振動腕22と同じ向きで略L字状をなすように溝231が形成されている(図5参照)。
言い換えると、このような駆動用振動腕23は、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿った部分(第1の部分)232と、X軸方向に沿って部分232の下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分(第2の部分)233とで構成されている。
このように駆動用振動腕22、23の延出方向(長手方向)に沿って溝221、231を設けることにより、駆動用振動腕22、22の捩り剛性低めることができる。そのため、物理量センサー素子片2の小型化を図りつつ、駆動用振動腕22、23の捩り振動の周波数を低めることができる(低周波数駆動が可能となる)。
本実施形態では、連結部210に対して一方側(図1にて上側)に設けられた1対の駆動用振動腕22、23では、溝221、231が上側(+Z軸方向側)および右側(+X軸方向側)に開放され、連結部210に対して他方側(図1にて下側)に設けられた1対の駆動用振動腕22、23では、溝221、231が下側(−Z軸方向側)および左側(−X軸方向側)に開放されている。これにより、各駆動用振動腕22、23で生じた不要な振動を互いに相殺して、振動漏れを防止または抑制することができる。
また、駆動用振動腕22の先端部には、溝221が形成された部分(構造部)よりも横断面積が大きい質量部(ハンマーヘッド)224が設けられている。同様に、駆動用振動腕23の先端部には、溝231が形成された部分(構造部)よりも横断面積が大きい質量部(ハンマーヘッド)234が設けられている。これにより、物理量センサー素子片2をより小型なものとしたり、駆動用振動腕22、23の捩り振動の周波数をより低めたりすることができる。なお、この質量部224、234は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。また、質量部224、234の形状は、図示のものに限定されず、例えば、横断面積が漸減または漸増する部分を有していてもよい。
このような駆動用振動腕22上には、駆動用振動腕22に電圧(電界)を印加するための励振電極群25が設けられ、一方、駆動用振動腕23上には、駆動用振動腕23に電圧(電界)を印加するための励振電極群26が設けられている。
図5に示すように、励振電極群25は、前述した部分222の部分223と反対側の面上に設けられた励振電極251と、溝221の壁面上(部分222の部分223側の面上および部分223の部分222側の面上)に設けられた励振電極252とで構成されている。
励振電極251、252は、溝221の長手方向のほぼ全域に亘って設けられている。なお、静電容量を小さく抑えたい場合は、励振電極251、252は、溝221の長手方向のほぼ全域に亘って設ける必要は無く、一部領域に設ければよい。
同様に、励振電極群26は、前述した部分232の部分233と反対側の面上に設けられた励振電極261と、溝231の壁面上(部分232の部分233側の面上および部分233の部分232側の面上)に設けられた励振電極262とで構成されている。
また、励振電極261、262は、溝231の長手方向のほぼ全域に亘って設けられている。なお、静電容量を小さく抑えたい場合は、励振電極261、262は、溝231の長手方向のほぼ全域に亘って設ける必要は無く、一部領域に設ければよい。
このような励振電極251は、接続電極群27の接続電極27aに電気的に接続され、励振電極252は、接続電極群27の接続電極27bに電気的に接続され、励振電極261は、接続電極群28の接続電極28aに電気的に接続され、励振電極262は、接続電極群28の接続電極28bに電気的に接続されている。
接続電極27aと接続電極27bとの間、接続電極28aと接続電極28bとの間には、接続電極27a、28aが同極性(接続電極27b、28bが同極性)となるようにして、それぞれ電圧が印加される。これにより、圧電材料の逆圧電効果により、ある一定の周波数(共鳴周波数)で各駆動用振動腕22、23を捩り振動させることができる。また、各駆動用振動腕22、23が捩り振動すると、接続電極27a、27b間および接続電極28a、28b間には、それぞれ、圧電材料の圧電効果により、ある一定の周波数で電圧が発生する。これらの性質を利用して、物理量センサー素子片2は、共鳴周波数で振動する電気信号を発生させることもできる。
一方、検出用振動腕100には、その延出方向(長手方向)に沿って、横断面が矩形をなす2本の溝101、102が設けられている。溝101は、検出用振動腕100の上面の幅方向での中央部に形成され、一方、溝102は、検出用振動腕100の下面の幅方向での中央部に形成されている。また、溝101および溝102は、互いに連結しないように(検出用駆動腕100に貫通孔を形成しないように)深さが設定されている。このようにして、検出用振動腕100の横断面は、略H字状をなしている(図5参照)。
言い換えると、このような検出用振動腕100は、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿って互いに平行な2つ部分103、105と、X軸方向に沿って部分103と部分103の中間部(Z軸方向での中央部)同士を連結する部分104とで構成されている。
また、検出用振動腕100の先端部には、溝101、102が形成された部分(構造部)よりも横断面積が大きい質量部(ハンマーヘッド)106が設けられている。これにより、検出用振動腕100をより小型なものとしたり、検出用振動腕100の屈曲振動の周波数をより低めたりすることができる。なお、この質量部106は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
このような検出用振動腕100上には、その屈曲振動に伴って生じる電荷を検出するための検出電極群110が設けられている。
図5に示すように、検出電極群110は、前述した検出用振動腕100の部分103の部分104とは反対側の面上に設けられた検出電極111と、溝101の壁面上に設けられた検出電極112と、溝102の壁面上に設けられた検出電極113と、部分105の部分104とは反対側の面上に設けられた検出電極114とで構成されている。
また、検出電極111、112、113、114は、それぞれ、溝101、102の長手方向でのほぼ全域に亘って設けられている。
このような検出電極111、112、113、114においては、前記一方の検出用振動腕100の検出電極112、113および前記他方の検出用振動腕100の検出電極111、114は、それぞれ、接続電極群29の接続電極29aに電気的に接続され、前記一方の検出用振動腕100の検出電極111、114および前記他方の検出用振動腕100の検出電極112、113は、それぞれ、接続電極群29の接続電極29bに電気的に接続されている。
これにより、各検出用振動腕100が屈曲振動すると、接続電極29a、29b間には、圧電材料の圧電効果により、その屈曲振動に応じた周波数で電圧が発生する。
このような励振電極群25、26、検出電極群110および接続電極群27、28、29は、それぞれ、アルミニウム、アルミニウム合金、銀、銀合金、クロム、クロム合金、金等の導電性に優れた金属材料により形成することができる。
また、これらの電極の形成方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法等の物理成膜法、CVD等の化学蒸着法、インクジェット法等の各種塗布法等が挙げられる。
ここで、物理量センサー素子片2の作用を詳細に説明する。
まず、駆動用振動腕22の動作を説明する。なお、駆動用振動腕23の動作は、駆動用振動腕22と同様であるので、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、励振電極251は、前述したように、駆動用振動腕22の部分222の部分223とは反対の面上に設けられ、励振電極252は、溝221の壁面上に設けられている。
これにより、励振電極251と励振電極252との間に電圧を印加すると、駆動用振動腕22の部分222にX軸方向の電界が生じる。この電界により、かかる部分222は、Y軸方向に伸張または収縮する。
一方、上述したように電圧を印加しても、駆動用振動腕22の部分223は、Y軸方向での伸張または収縮を実質的に生じない。
このような駆動用振動腕22は、その先端側部を横断面で見たときに、Z軸方向(第1の方向)に沿って設けられた部分222(第1の部分)と、部分222の重心に対してZ軸方向およびこれに直交するX軸方向(第2の方向)にそれぞれ重心がずれるようにして部分222に接続された部分223(第2の部分)とで構成された構造部を含んでいる。
ここで、図6に基づいて、部分222(第1の部分)と部分223(第2の部分)との間の作用(構造部の作用)を説明する。
前述したように、部分222(第1の部分)は、電圧(例えば交番電圧)の印加により、駆動用振動腕22の長手方向(Y軸方向)に伸縮振動する。
また、部分223(第2の部分)は、前記電圧の印加により、駆動用振動腕22の長手方向に実質的に伸縮振動しない。
したがって、図6に示すように、部分222がY軸方向に伸張しようとしたとき、その伸張が、実質的に伸張しない部分223により部分的に規制(阻止)される。そのため、部分222の部分223とは反対側の伸張量a1が、部分222の部分223側の伸張量a2よりも大きくなる。そのため、部分222がZ軸方向に屈曲するような力tが生じる。
そして、このような力tは、部分223の幅方向(X軸方向)での一端部(すなわち重心からずれた部分)に作用する。そのため、このような力を受けた部分223は、単にZ軸方向に屈曲するのではなく、捩れるように変形する。
そして、駆動用振動腕22の基端側部分においては、基部21(連結部210)に固定された側(基端側)の剛性が先端側よりも高いので、先端側が傾くようにして捩り変形して、回転トルクTを生じさせる。
以上のようにして、部分223は、部分223のY軸方向に伸縮振動を捩り振動に変換する。これにより、部分222および部分223の協働により、これらで構成された構造部(すなわち駆動用振動腕22)が捩り振動する。
このような部分222および部分223は、それぞれ、駆動用振動腕22の長手方向に沿った長尺板状をなし、互いの板面が直交するように、互いの短手方向での端部同士が接続されている。そのため、矩形の横断面をなす振動腕に矩形の溝を設ける等の簡単な加工で、部分222および部分223を有する駆動用振動腕22を形成することができる。
このような駆動用振動腕22によれば、伸縮振動を用いて捩り振動を励振させることができる。そのため、効率的に捩り振動を励振させることができる。その結果、物理量センサー素子片2の低駆動電圧化を図ることができる。
また、振動腕の横断面が矩形をなす場合よりも駆動用振動腕22、23の捩り剛性をそれぞれ抑えることができる。そのため、物理量センサー素子片2の小型化を図りつつ、捩り振動の周波数を十分に低めることができる。
このようにして、4つの駆動用振動腕22、23が捩り振動する。
このとき、各駆動用振動腕22、23には、図3に示すように、それぞれ、その長手方向に沿った中心軸(軸線y1、y2)まわりに、実線矢印で示す方向と、破線矢印で示す方向とに交互に向きを変化させる回転角速度Ωが生じる。
このような回転角速度Ωが生じた状態で、駆動用振動腕22、23に対して速度vが与えられると、各駆動用振動腕22、23に対してコリオリ力Fcが生じる。なお、図3では、−Z軸方向に速度を与えた場合を図示している。
このコリオリ力Fcは、
Fc=2ρv×Ω
なる関係式で表わされる。ここで、ρは、駆動用振動腕22、23の密度である。
このようなコリオリ力Fcは、各駆動用振動腕22、23に対してその中心軸に垂直な方向に生じる。また、このコリオリ力Fcの向きは、上述したような回転角速度Ωの方向の変化によって、図3に示すように、実線矢印で示す方向と、破線矢印で示す方向とに交互に変化する。
これにより、各駆動用振動腕22、23に屈曲振動が生じる。このとき、各駆動用振動腕22、23には、図3に示すような方向でコリオリ力Fcが働くので、4本の駆動用振動腕22、23全体が回転する力を生じる。すなわち、4本の駆動用振動腕22、23全体がこれらの中心を通るZ軸方向の軸線まわりに往復回動するような回動振動を生じる。
そのため、各検出用振動腕100は、この回動振動とバランスをとるように、その回動振動とは反対方向に振動する。これにより、各検出用振動腕100は、X軸方向に屈曲(面内屈曲)振動する。
このような各検出用振動腕100の屈曲振動により生じた電荷は、前述した速度vに応じたものとなる。したがって、かかる電荷を検出することにより、速度vを検出することができる。
ここで、図7、8に基づいて、駆動用振動腕22、23および検出用振動腕100の変形例について説明する。
(変形例1)
まず、駆動用振動腕22、23の第1の変形例を説明する。
図7(a)に示す変形例1にかかる駆動用振動腕1022Aは、横断面で見たときに、Z軸方向に沿って互いに平行な2つの部分1222A、1223Aと、X軸方向に沿って部分1222A、1223Aの中間部(Z軸方向での中央部)同士を連結する部分1224Aとで構成され、略H字状をなしている。
このような駆動用振動腕1022Aは、その捩り剛性を低くすることができるので、捩り振動の低周波数化を図ることができる。
そして、駆動用振動腕1022Aの部分1222AのZ軸方向での両端面上には、1対の圧電素子1225A、1226Aが設けられている。同様に、駆動用振動腕1022Aの部分1223AのZ軸方向での両端面上には、1対の圧電素子1227A、1228Aが設けられている。
各圧電素子1225A〜1228Aは、それぞれ、駆動用振動腕1022Aの表面上に、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
このような駆動用振動腕1022Aは、圧電素子1225A、1228Aと圧電素子1226A、1227Aとを反対方向(逆相)で駆動用振動腕1022Aの長手方向(Y軸方向)に伸縮振動させることにより、捩り振動する。
また、このような圧電素子1225A〜1228Aを用いることにより、駆動用振動腕1022Aが圧電性を有していなくても、駆動用振動腕1022Aに捩り振動を励振させることができる。また、駆動用振動腕1022Aが圧電性を有する場合、駆動用振動腕1022Aの分極方向や結晶軸の方向によらず、駆動用振動腕1022Aに捩り振動を励振させることができる。
また、例えば、駆動用振動腕1022Aの構成材料として非圧電性材料であるシリコンを用いた場合、エッチングにより高精度な寸法精度で駆動用振動腕を形成することができる。そのため、所望の振動特性を有する物理量センサー素子片を比較的簡単に得ることができる。
(変形例2)
次に、駆動用振動腕22、23の第2の変形例を説明する。
図7(b)に示す変形例2にかかる駆動用振動腕1022Bは、横断面で見たときに、Z軸方向に沿った部分1222Bと、X軸方向に沿って部分1222Bの下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分1223Bとで構成され、前述した駆動用振動腕22、23と同様、略L字状をなしている。
そして、駆動用振動腕1022Bの部分1223Bの下面上には、圧電素子1224Bが設けられている。
圧電素子1224Bは、駆動用振動腕1023Bの表面上に、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
このような駆動用振動腕1022Bは、圧電素子1224Bを駆動用振動腕1022Bの長手方向(Y軸方向)に伸縮振動させることにより、前述した駆動用振動腕22、23と同様に回転トルクを生じさせて、捩り振動する。
また、このような圧電素子1224Bを用いることにより、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、駆動用振動腕1022Bが圧電性を有していなくても、駆動用振動腕1022Bに捩り振動を励振させることができる。また、駆動用振動腕1022Bが圧電性を有する場合、駆動用振動腕1022Bの分極方向や結晶軸の方向によらず、駆動用振動腕1022Bに捩り振動を励振させることができる。
(変形例3)
次に、駆動用振動腕22、23の第3の変形例を説明する。
図7(c)に示す変形例3にかかる駆動用振動腕1022Cは、横断面で見たときに、Z軸方向に沿った部分1222Cと、X軸方向に沿って部分1222Cの下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分1223Cとで構成され、前述した駆動用振動腕22、23と同様(前述した変形例2の駆動用振動腕1022Bと同様)、略L字状をなしている。
そして、駆動用振動腕1022Cの部分1222Cの部分1223Cと反対側の面上には、駆動電極1224Cが設けられ、部分1222Cの部分1223C側の面上には、駆動電極1225Cが設けられている。また、駆動用振動腕1022Cの部分1223Cの下面上には、圧電素子1226Cが設けられている。
圧電素子1226Cは、駆動用振動腕1023Cの表面上に、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
このような駆動用振動腕1022Cは、圧電体材料で構成し、駆動電極1224C、1225C間に電圧を印加することにより、部分1222Cを駆動用振動腕1022Cの長手方向(Y軸方向)に伸縮振動させる。また、圧電素子1226Cは、部分1222Cとは反対方向(逆相)で駆動用振動腕1022Cの長手方向(Y軸方向)に伸縮振動させる。これらの伸縮振動により、前述した駆動用振動腕22、23と同様に回転トルクを生じさせて、捩り振動する。
また、このような1対の駆動電極1224C、1225Cおよび圧電素子1224Bを用いることにより、駆動用振動腕1022Bの分極方向や結晶軸の方向がY軸方向の伸縮振動に適した部分には1対の駆動電極1224C、1225Cを設け、そうでない部分には圧電素子1226Cを設けることで、部分1222C、1223Cの双方を逆方向に伸縮振動させて、駆動用振動腕1022Bに効率的に捩り振動を励振させることができる。
(変形例4)
次に、検出用振動腕100の第1の変形例を説明する。
図8(a)に示す変形例4にかかる検出用振動腕2100Aは、横断面で見たときに、Z軸方向に沿って互いに平行な2つの部分2101A、2102Aと、X軸方向に沿って部分2101A、2102Aの中間部(Z軸方向での中央部)同士を連結する部分2103Aとで構成され、前述した検出用振動腕100と同様、略H字状をなしている。
そして、検出用振動腕2100Aの部分2101Aの部分2103Aと反対側の面上には、上側に検出電極2104A、下側に検出電極2105Aが設けられている。また、検出用振動腕2100Aの部分2101Aの部分2103A側の面上には、上側に検出電極2106A、下側に検出電極2107Aが設けられている。
また、検出用振動腕2100Aの部分2102Aの部分2103Aと反対側の面上には、上側に検出電極2110A、下側に検出電極2111Aが設けられている。また、検出用振動腕2100Aの部分2102Aの部分2103A側の面上には、上側に検出電極2108A、下側に検出電極2109Aが設けられている。
このような検出電極2104A〜2111Aを設けることにより、検出用振動腕2100AがZ軸方向に屈曲振動したとき、その屈曲振動に応じた電荷を効率的に取出すことができる。したがって、このような検出用振動腕2100Aを用いた場合、X軸方向での速度を効率的(高精度)に検出することができる。また、このような検出用振動腕2100Aと前述した検出用振動腕100とを組み合わせて用いることにより、X軸方向およびZ軸方向の速度をそれぞれ検出することができる(2軸速度検出が可能となる)。
また、例えば、検出用振動腕2100Aの構成材料として非圧電性材料であるシリコンを用いた場合、エッチングにより高精度な寸法精度で検出用振動腕を形成することができる。そのため、所望の振動特性および検出特性を有する物理量センサー素子片を比較的簡単に得ることができる。
(変形例5)
次に、検出用振動腕100の第2の変形例を説明する。
図8(b)に示す変形例5にかかる検出用振動腕2100Bは、横断面で見たときに、X軸方向に沿った部分2101Bで構成され、略I字状をなしている。
そして、検出用振動腕2100Bの部分2101Bの上面上には、圧電素子2102Bが設けられている。なお、この圧電素子2102Bは、検出用振動腕2100Bの部分2101Bの下面上にも設けられていてもよい。
この圧電素子2102Bは、検出用振動腕2100Bの表面上に、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
そして、この圧電素子2102Bは、その圧電体層が厚さ方向に分極している。したがって、この圧電素子2102Bは、検出用振動腕2100BのZ軸方向の屈曲に伴って厚さ方向に変位したとき、その変位を検出することができる。このような検出用振動腕2100Bを用いた場合、X軸方向での速度を効率的(高精度)に検出することができる。
また、このような圧電素子2102Bを設けることにより、検出用振動腕2100Bが圧電性を有していなくても、検出用振動腕2100Bの屈曲振動を検出することができる。また、検出用振動腕2100Bが圧電性を有する場合、検出用振動腕2100Bの分極や結晶軸の方向によらず、検出用振動腕2100Bの屈曲振動を検出することができる。
(変形例6)
次に、検出用振動腕100の第3の変形例を説明する。
図8(c)に示す変形例6にかかる検出用振動腕2100Cは、横断面で見たときに、X軸方向に沿った部分2101Cで構成され、前述した変形例5の検出用振動腕2100Bと同様、略I字状をなしている。
そして、検出用振動腕2100Cの部分2101Cの上面上には、圧電素子2102Cが設けられている。また、検出用振動腕2100Cの部分2101Cの下面上には、圧電素子2103Cが設けられている。
この圧電素子2102C、2102Cは、検出用振動腕2100Cの表面上に、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
そして、この圧電素子2102C、2102Cは、それぞれ、検出用振動腕2100Cの長手方向に分極している。したがって、圧電素子2102C、2102Cは、検出用振動腕2100CのZ軸方向の屈曲に伴って検出用振動腕2100Cの長手方向(Y軸方向)に変位し、その変位を検出することができる。このような検出用振動腕2100Cを用いた場合、X軸方向での速度を効率的(高精度)に検出することができる。
また、このような圧電素子2102C、2103Cを設けることにより、検出用振動腕2100Cが圧電性を有していなくても、検出用振動腕2100Cの屈曲振動を検出することができる。また、検出用振動腕2100Cが圧電性を有する場合、検出用振動腕2100Cの分極や結晶軸の方向によらず、検出用振動腕2100Cの屈曲振動を検出することができる。
(変形例7)
次に、検出用振動腕100の第4の変形例を説明する。
図8(d)に示す変形例7にかかる検出用振動腕2100Dは、横断面で見たときに、X軸方向に沿った部分2101Dで構成され、前述した変形例5の検出用振動腕2100Bと同様、略I字状をなしている。
そして、検出用振動腕2100Dの部分2101Dの上面上には、左側に圧電素子2102D、右側に2103Dが設けられている。また、検出用振動腕2100Cの部分2101Dの下面上には、左側に圧電素子2104D、右側に圧電素子2105Dが設けられている。
この圧電素子2102D〜2105Dは、検出用振動腕2100Dの表面上に、前述した変形例1の圧電素子1225A〜1228Aと同様、電極層、圧電体層、電極層をこの順で積層して構成されている。
そして、この圧電素子2102D〜2105Dは、それぞれ、検出用振動腕2100Dの長手方向に分極している。したがって、圧電素子2102D〜2105Dは、検出用振動腕2100DのX軸方向の屈曲に伴って検出用振動腕2100Dの長手方向(Y軸方向)に変位し、その変位を検出することができる。このような検出用振動腕2100Dを用いた場合、X軸方向での速度を効率的(高精度)に検出することができる。
また、このような圧電素子2102D〜2105Dを設けることにより、検出用振動腕2100Dが圧電性を有していなくても、検出用振動腕2100Dの屈曲振動を検出することができる。また、検出用振動腕2100Dが圧電性を有する場合、検出用振動腕2100Dの分極や結晶軸の方向によらず、検出用振動腕2100Dの屈曲振動を検出することができる。
(パッケージ)
次に、物理量センサー素子片2を収容・固定するパッケージ4について説明する。
パッケージ4は、その平面視にて略長方形状をなしている。このようなパッケージ4は、図2に示すように、板状のベース基板41と、枠状の枠部材42と、板状の蓋部材43とを有している。ベース基板41、枠部材42および蓋部材43は、下側から上側へこの順で積層されており、ベース基板41と枠部材42、および、枠部材42と蓋部材43は、それぞれ、接着剤あるいはろう材等により接合されている。そして、パッケージ4は、ベース基板41、枠部材42および蓋部材43で画成された内部空間Sに、物理量センサー素子片2および電子部品3を収納している。なお、図1では、蓋部材43の図示を省略している。
ベース基板41の構成材料としては、絶縁性(非導電性)を有しているものが好ましく、例えば、各種ガラス、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックス材料、ポリイミド等の各種樹脂材料などを用いることができる。
また、枠部材42および蓋部材43の構成材料としては、例えば、ベース基板41と同様の構成材料、Al、Cuのような各種金属材料、各種ガラス材料等を用いることができる。特に、蓋部材43の構成材料として、ガラス材料等の光透過性を有するものを用いた場合、物理量センサー素子片2に予め金属被覆部(図示せず)を形成しておくと、物理量センサー素子片2をパッケージ4内に収容した後であっても、蓋部材43を介して前記金属被覆部にレーザーを照射し、前記金属被覆部を除去して物理量センサー素子片2の質量を減少させることにより(質量削減方式により)、物理量センサー素子片2の周波数調整を行うことができる。
図1および図2に示すように、ベース基板41の上面には、エポキシ系、ポリイミド系等の接着剤48a、48bが塗布されて(盛られて)おり、さらに、この接着剤48a、48b上に、前述した物理量センサー素子片2(基部21の両端部)が載置されている。そして、接着剤48a、48bを硬化することにより、物理量センサー素子片2がベース基板41に確実に固定される。
なお、ベース基板41の上面に電極を設けるとともに、接着剤48a、48bとして導電性粒子を含有するエポキシ系、ポリイミド系等の導電性接着剤を用いて物理量センサー素子片2の固定を行ってもよい。この場合、物理量センサー素子片2の表裏を反転させた状態で固定を行うことにより、接着剤48a、48bを介して、上記電極と接続電極群27、28、29を電気的に接続することができる。
図1または図2に示すように、ベース基板41の上面には、絶縁性(非導電性)の接着剤や、接着シート等の接着部材31を介して、電子部品3が接合されている。
また、ベース基板41の上面には、図示しない電極が設けられており、この電極は、例えばワイヤーボンディング技術により形成された金属ワイヤー(ボンディングワイヤー)を介して電子部品3の電極部(図示せず)に電気的に接続されている。
なお、接着部材31および金属ワイヤーに代えて、いわゆるフェイスダウンボンディングにより電子部品3をベース基板41上に固定するとともに上記電極に電気的に接続するようにしてもよい。
さらに、ベース基板41の上面には、電極46a〜46fが設けられており、これらの電極46a〜46fは、上記と同様にして形成された金属ワイヤーを介して物理量センサー素子片2の接続電極群27、28、29に電気的に接続されている。
また、電極46a〜46fは、図示しない配線を介して、前述した電子部品3が接続された電極に電気的に接続されている。
一方、図2に示すように、ベース基板41の下面には、その四隅に位置するように4つの外部端子47a、47b、47c、47dが設けられている。
これら4つの外部端子47a〜47dのうち、外部端子47a、47bは、それぞれ、ベース基板41に貫通形成されたビアホールに設けられた導体ポストを介して、前述した電子部品3が接続された電極に電気的に接続されたホット端子である。また、他の2つの外部端子47c、47dは、それぞれ、パッケージ4を実装用基板に実装するときに、接合強度を高めたり、パッケージ4と実装用基板との間の距離を均一化するためのダミー端子である。
このようなベース基板41上の電極や配線等は、それぞれ、例えば、タングステンおよびニッケルメッキの下地層に、金メッキを施すことで形成することができる。
なお、ベース基板41の下面には、必要に応じて、後述する電子部品3の特性検査や、電子部品3内の各種情報(例えば、物理量センサーの温度補償情報)の書き換え(調整)を行うための書込端子が形成されていてもよい。
(電子部品)
電子部品3は、例えば集積回路素子(IC)であり、物理量センサー素子片2を駆動する機能を有する。この電子部品3に角速度検出回路や速度検出回路を形成することにより物理量センサー1を圧電ジャイロとして構成することができる。
以上説明したような第1実施形態によれば、検出用振動腕100が駆動用振動腕22、23とは別体として設けられているので、駆動用振動腕が検出用振動腕を兼ねている従来の構成に比べて、駆動用振動腕22、23を効率的に捩り振動させることができる。そのため、このような物理量センサー素子片2(物理量センサー1)の駆動電圧を低電圧化することができる。
また、検出用振動腕100が駆動用振動腕22、23とは別体として設けられているので、駆動用振動腕22、23の捩り振動の周波数と検出用振動腕100の屈曲振動の周波数とを容易に近づけることができる。そのため、このような物理量センサー素子片2(物理量センサー1)は、優れた検出精度を有する。
<第2実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第2実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図、図10は、図9に示す物理量センサー素子片の断面図(図9中のA−A線断面図)である。
以下、第2実施形態の物理量センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の物理量センサーは、連結部の一方側の駆動用振動腕の横断面の形状が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図9、10では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。また、図9では、励振電極に通電するための配線および接続電極の図示を省略している。
本実施形態の物理量センサーの物理量センサー素子片2Aは、図9に示すように、圧電体24Aを備えている。
この圧電体24Aでは、4本の駆動用振動腕22、23、22A、23Aおよび2本の検出用振動腕100がそれぞれ基部21から延出している。
4本の駆動用振動腕22、23、22A、23Aの振動方向は、前述した第1実施形態の4本の駆動用振動腕22、23と同じである。
この圧電体24Aは、その中心(重心)を通りZ軸に平行な線分に対して回転対称となるように、4本の駆動用振動腕22、23、22A、23Aおよび検出用振動腕100が形成されている。これにより、物理量センサー素子片2Aは、不要な振動の発生や振動漏れを防止または抑制することができる。
図10に示すように、1対の駆動用振動腕22A、23Aの横断面は、それぞれ、L字状をなしている。
この駆動用振動腕22Aは、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿った部分(第1の部分)222Aと、X軸方向に沿って部分222Aの下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分(第2の部分)223Aとで構成されている。
同様に、駆動用振動腕23Aは、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿った部分(第1の部分)232Aと、X軸方向に沿って部分232Aの下端部(Z軸方向での一端部)に接続された部分(第2の部分)233Aとで構成されている。
駆動用振動腕22Aの部分222Aの部分223Aと反対側の面上には、励振電極251Aが設けられ、部分222Aの部分223A側の面上および部分223Aの上側の面上には、励振電極252Aが設けられている。
同様に、駆動用振動腕23Aの部分232Aの部分233Aと反対側の面上には、励振電極261Aが設けられ、部分232Aの部分233A側の面上および部分233Aの上側の面上には、励振電極262Aが設けられている。
このような部分222A、223Aで構成された構造部、および、部分232A、233Aで構成された構造部は、それぞれ、前述した実施形態の構造部と同様に、回転モーメントを生じさせる。これにより、駆動用振動腕22A、23Aを捩り振動させることができる。
以上説明したような第2実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第3実施形態について説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図、図12は、図11に示す物理量センサー素子片の断面図(図11中のA−A線断面図)である。
以下、第3実施形態の物理量センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の物理量センサーは、駆動用振動腕の横断面形状および励振電極の配置が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図11、12では、前述した実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。また、図11では、励振電極に通電するための配線および接続電極の図示を省略している。
本実施形態の物理量センサーの物理量センサー素子片2Bは、図11に示すように、圧電体24Bを備えている。
この圧電体24Bでは、4本の駆動用振動腕22B、23Bおよび2本の検出用振動腕100がそれぞれ基部21から延出している。
4本の駆動用振動腕22B、23Bの振動方向は、前述した第1実施形態の4本の駆動用振動腕22、23と同じである。
この圧電体24Bは、その中心(重心)を通りZ軸に平行な線分に対して回転対称となるように、4本の駆動用振動腕22B、23B、22B、23Bおよび検出用振動腕100が形成されている。また、各駆動用振動腕22B、23Bは、その中心軸に対して回転対称となっている。これらのようなことから、物理量センサー素子片2Bは、不要な振動の発生や振動漏れをより効果的に防止または抑制することができる。
図12に示すように、駆動用振動腕22Bは、長手方向に1対ずつ並んで設けられた4つ溝221Bを有し、駆動用振動腕22Bの横断面は、略H字状をなしている。
この駆動用振動腕22Bは、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿って互いに平行な2つの(第1の部分)222B、224Bと、X軸方向に沿って部分222B、224Bの中間部(Z軸方向での中央部)同士を連結する部分(第2の部分)223Bで構成されている。
駆動用振動腕22Bの部分222Bの部分223Bと反対側の面上には、上側に励振電極251A、下側に励振電極252Aが設けられ、上側の溝221Bの壁面上には、励振電極253Bが設けられ、下側の溝221Bの壁面上には、励振電極254Bが設けられ、部分224Bの部分223Bと反対側の面上には、上側に励振電極255A、下側に励振電極256Aが設けられている。
同様に、駆動用振動腕23Bは、長手方向に1対ずつ並んで設けられた4つ溝231Bを有し、駆動用振動腕23Bの横断面は、略H字状をなしている。
この駆動用振動腕23Bは、その横断面(XZ断面)で見たときに、Z軸方向に沿って互いに平行な2つの(第1の部分)232B、234Bと、X軸方向に沿って部分232B、234Bの中間部(Z軸方向での中央部)同士を連結する部分(第2の部分)233Bで構成されている。
駆動用振動腕23Bの部分232Bの部分233Bと反対側の面上には、上側に励振電極261A、下側に励振電極262Aが設けられ、上側の溝231Bの壁面上には、励振電極263Bが設けられ、下側の溝231Bの壁面上には、励振電極264Bが設けられ、部分234Bの部分233Bと反対側の面上には、上側に励振電極265A、下側に励振電極266Aが設けられている。
このような励振電極251B、254B、255Bと励振電極252B、253B、256Bとの間に電圧を印加すると、駆動用振動腕22Bの部分222Bの上側部分と部分224Bの下側部分とが互いに同方向に伸張または収縮するとともに、これと反対方向に、駆動用振動腕22Bの部分222Bの下側部分と部分224Bの上側部分とが互いに同方向に伸張または収縮する。
これにより、駆動用振動腕22Bを捩り振動させることができる。このとき、駆動用振動腕22Bの長手方向での基端側の励振電極と先端側の励振電極とは、互いに逆極性となるように電圧が印加される。また、駆動用振動腕23Bは、駆動用振動腕22Bと同様に捩り振動する。
以上説明したような第3実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の第4実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。
以下、第4実施形態の物理量センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の物理量センサーは、駆動用振動腕、検出用振動腕の配置(位置関係)および支持部の形状が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図13では、各振動腕の断面形状、励振電極、励振電極に通電するための配線および接続電極の図示を省略している。
本実施形態の物理量センサーの物理量センサー素子片2Cは、図13に示すように、圧電体24Cを備えている。
この圧電体24Cでは、両端が固定された長手形状の連結部211Cを備える基部21Cと、4つの駆動用振動腕22C、23Cと、2つの検出用振動腕100Cとを有している。
連結部211Cは、その両端部が固定(ベース基板に固定)され、Y軸方向に沿って設けられている。
2つの検出用振動腕100Cは、連結部211Cに対して一方側とそれと反対側にX軸方向に延出するように設けられている。
2つの駆動用振動腕22Cは、連結部211Cに対して一方側(図13にて左側)に同軸的に設けられ、互いに反対方向に延出している。また、2つの駆動用振動腕23Cは、連結部211Cに対して他方側(図13にて右側)に同軸的に設けられ、互いに反対方向に延出している。
これら4つの駆動用振動腕22C、23Cおよび2つの検出用振動腕100Cは、連結部211Cの長手方向の中間部付近で互いに連結されている。
このような物理量センサー素子片2Cにおいては、上側の1対の駆動用振動腕22C、23Cを互いに反対方向に捩り振動させるとともに、下側の駆動用振動腕22C、23Cを上側の1対の駆動用振動腕22C、23Cとは反対方向で互いに反対方向に捩り振動させる。すると、上側の1対の駆動用振動腕22C、23Cが互い反対方向にコリオリ力が作用するとともに、下側の1対の駆動用振動腕22C、23Cが上側の1対の駆動用振動腕22C、23Cと反対方向で互い反対方向にコリオリ力が作用する。それに伴って、2つの検出用振動腕100CがY軸方向に互いに同方向に屈曲振動する。これにより、物理量センサー素子片2Cは、速度を検出することができる。
ここで、各駆動用振動腕22C、23Cおよび各検出用振動腕100Cは、前述した実施形態と同様の構成(横断面形状および励振電極配置)のものを用いることができる。
また、各検出用電極100Cは、前述した第1実施形態の変形例7に係る検出用振動腕2100Dと同様の構成のものを用いるのが好ましい。これにより、Z軸方向での速度を効率的(高精度)に検出することができる。
以上説明したような第4実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第5実施形態について説明する。
図14は、本発明の第5実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。
以下、第5実施形態の物理量センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態の物理量センサーは、駆動用振動腕、検出用振動腕の配置(位置関係)および支持部の形状が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図14では、各振動腕の断面形状、励振電極、励振電極に通電するための配線および接続電極の図示を省略している。
本実施形態の物理量センサーの物理量センサー素子片2Dは、図14に示すように、圧電体24Dを備えている。
この圧電体24Dでは、両端が固定された長手形状の連結部211Dを備える基部21Dと、4つの駆動用振動腕22D、23Dと、2つの検出用振動腕100Dとを有している。
連結部211Dは、その両端部が固定(ベース基板に固定)され、X軸方向に沿って設けられている。本実施形態では、連結部211Dの両端部には、それぞれ、ベース基板との固定部への振動を緩和する緩和部212Dが設けられている。
2つの検出用振動腕100Dは、連結部211Dに対して一方側とそれと反対側にY軸方向に連結部211Dから延出するように設けられている。
4つの駆動用振動腕22D、23Dのうち、一方の1対の駆動用振動腕22D、23Dは、前記一方側の検出用振動腕100Dの連結部211Dとは反対側の端部からY軸方向に延出して設けられ、他方の1対の駆動用振動腕22D、23Dは、前記他方側の検出用振動腕100Dの連結部211Dとは反対側の端部からY軸方向に延出して設けられている。
このような物理量センサー素子片2Dにおいては、4つの駆動用振動腕22D、23Dを互いに同方向に捩り振動させる。すると、4つの駆動用振動腕22D、23Dが互い同方向にコリオリ力が作用する。それに伴って、2つの検出用振動腕100DがX軸方向に互いに同方向に屈曲振動する。これにより、物理量センサー素子片2Dは、速度を検出することができる。
ここで、各駆動用振動腕22D、23Dおよび各検出用振動腕100Dは、前述した実施形態と同様の構成(横断面形状および励振電極配置)のものを用いることができる。
以上説明したような第5実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの第6実施形態について説明する。
図15は、本発明の第6実施形態に係る物理量センサーに備えられた物理量センサー素子片を示す上面図である。
以下、第6実施形態の画像表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態の物理量センサーは、駆動用振動腕、検出用振動腕の配置(位置関係)および支持部の形状が異なる以外は、第1実施形態とほぼ同様である。なお、図15では、各振動腕の断面形状、励振電極、励振電極に通電するための配線および接続電極の図示を省略している。
本実施形態の物理量センサーの物理量センサー素子片2Eは、図15に示すように、圧電体24Eを備えている。
この圧電体24Eでは、長手形状の連結部211Eを備える基部21Eと、4つの駆動用振動腕22E、23Eと、2つの検出用振動腕100Eとを有している。
連結部211Eは、X軸方向に沿って設けられている。
2つの検出用振動腕100Eは、連結部211Eの両端部から互いに同じ側にY軸方向に延出するように設けられている。
2つの検出用振動腕100Eの連結部211Eとは反対側の端部からは、それぞれ、互いに平行となるように1対の駆動用振動腕22E、23EがY軸方向に延出している。
このような物理量センサー素子片2Eにおいては、一方の検出用振動腕100Eに連結された一方の1対の駆動用振動腕22E、23Eを互いに同方向に捩り振動させとともに、他方の検出用振動腕100Eに連結された他方の1対の駆動用振動腕22E、23Eを上記一方の1対の駆動用振動腕22E、23Eとは反対方向で互いに同方向に捩り振動させる。すると、上記一方の1対の駆動用振動腕22E、23Eと上記他方の1対の駆動用振動腕22E、23Eとに互いに反対方向にコリオリ力が作用し、それに伴って、2つの検出用振動腕100EがX軸方向に互いに反対方向に屈曲振動する。これにより、物理量センサー素子片2Eは、速度を検出することができる。
ここで、各駆動用振動腕22E、23Eおよび各検出用振動腕100Eは、前述した実施形態と同様の構成(横断面形状および励振電極配置)のものを用いることができる。
以上説明したような第6実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上説明したような各実施形態の物理量センサーは、各種の電子機器に適用することができ、得られる電子機器は、信頼性の高いものとなる。
本発明の物理量センサーを備える電子機器としては、特に限定されないが、例えば、パーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、携帯電話機、ディジタルスチルカメラ、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレータ等が挙げられる。
以上、本発明の物理量センサー素子片、振動子および物理量センサーを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
例えば、駆動用振動腕の構成は、捩り振動を励振させることができるものであれば、前述した実施形態のものに限定されない。また、検出用振動腕の構成は、屈曲振動を検出することができるものであれば、前述した実施形態のものに限定されない。
また、前述した実施形態では、物理量センサー素子片が4つの駆動用振動腕と2つの検出用振動腕を備える場合を例に説明したが、これに限定されず、駆動用振動腕および検出用振動腕は、それぞれ、少なくとも1つあればよい。
1‥‥物理量センサー 2‥‥物理量センサー素子片 2A‥‥物理量センサー素子片 2B‥‥物理量センサー素子片 2C‥‥物理量センサー素子片 2D‥‥物理量センサー素子片 2E‥‥物理量センサー素子片 3‥‥電子部品 4‥‥パッケージ 21‥‥基部 21C‥‥基部 21D‥‥基部 21E‥‥基部 22‥‥駆動用振動腕 22A‥‥駆動用振動腕 22B‥‥駆動用振動腕 22C‥‥駆動用振動腕 22D‥‥駆動用振動腕 22E‥‥駆動用振動腕 23‥‥駆動用振動腕 23A‥‥駆動用振動腕 23B‥‥駆動用振動腕 23C‥‥駆動用振動腕 24‥‥圧電体 24A‥‥圧電体 24B‥‥圧電体 24C‥‥圧電体 24D‥‥圧電体 24E‥‥圧電体 25‥‥励振電極群 26‥‥励振電極群 27‥‥接続電極群 27a‥‥接続電極 27b‥‥接続電極 28‥‥接続電極群 28a‥‥接続電極 28b‥‥接続電極 29‥‥接続電極群 29a‥‥接続電極 29b‥‥接続電極 31‥‥接着部材 41‥‥ベース基板 42‥‥枠部材 43‥‥蓋部材 47a‥‥外部端子 47c‥‥外部端子 48a‥‥接着剤 100‥‥検出用振動腕 100C‥‥検出用振動腕 100D‥‥検出用振動腕 100E‥‥検出用振動腕 101‥‥溝 102‥‥溝 103‥‥部分 104‥‥部分 105‥‥部分 106‥‥質量部 110‥‥検出電極群 111‥‥検出電極 112‥‥検出電極 113‥‥検出電極 114‥‥検出電極 210‥‥連結部 211‥‥連結部 211C‥‥連結部 211D‥‥連結部 211E‥‥連結部 212D‥‥緩和部 221‥‥溝 221B‥‥溝 222‥‥部分 222A‥‥部分 222B‥‥部分 223‥‥部分 223A‥‥部分 223B‥‥部分 224‥‥質量部 224B‥‥部分 231‥‥溝 231B‥‥溝 232‥‥部分 232A‥‥部分 232B‥‥部分 233‥‥部分 233A‥‥部分 233B‥‥部分 234‥‥質量部 234B‥‥部分 251‥‥励振電極 251A‥‥励振電極 251B‥‥励振電極 252‥‥励振電極 252A‥‥励振電極 252B‥‥励振電極 253B‥‥励振電極 254B‥‥励振電極 255A‥‥励振電極 256A‥‥励振電極 261‥‥励振電極 261A‥‥励振電極 262‥‥励振電極 262A‥‥励振電極 263B‥‥励振電極 264B‥‥励振電極 265A‥‥励振電極 266A‥‥励振電極 1022A‥‥駆動用振動腕 1022B‥‥駆動用振動腕 1022C‥‥駆動用振動腕 1023B‥‥駆動用振動腕 1023C‥‥駆動用振動腕 1222A‥‥部分 1222B‥‥部分 1222C‥‥部分 1223A‥‥部分 1223B‥‥部分 1223C‥‥部分 1224A‥‥部分 1224B‥‥圧電素子 1224C‥‥駆動電極 1225A‥‥圧電素子 1225C‥‥駆動電極 1226A‥‥圧電素子 1226C‥‥圧電素子 1227A‥‥圧電素子 1228A‥‥圧電素子 2100A‥‥検出用振動腕 2100B‥‥検出用振動腕 2100C‥‥検出用振動腕 2100D‥‥検出用振動腕 2101A‥‥部分 2101B‥‥部分 2101C‥‥部分 2101D‥‥部分 2102A‥‥部分 2102B‥‥圧電素子 2102C‥‥圧電素子 2102D‥‥圧電素子 2103A‥‥部分 2103C‥‥圧電素子 2104A‥‥検出電極 2104D‥‥圧電素子 2105A‥‥検出電極 2105D‥‥圧電素子 2106A‥‥検出電極 2107A‥‥検出電極 2108A‥‥検出電極 2109A‥‥検出電極 2110A‥‥検出電極 2111A‥‥検出電極 a1‥‥伸張量 a2‥‥伸張量 Fc‥‥コリオリ力 S‥‥内部空間 T‥‥回転トルク t‥‥力 v‥‥速度 y1‥‥軸線 y2‥‥軸線 Ω‥‥回転角速度

Claims (12)

  1. 電圧の印加により捩り振動する少なくとも1つの駆動用振動腕と、
    前記駆動用振動腕とは別体として設けられ、前記駆動用振動腕が屈曲振動したときにその屈曲振動に伴って屈曲振動し、その屈曲振動の状態に応じた電荷を生じさせる少なくとも1つの検出用振動腕とを有し、
    前記検出用振動腕で生じた電荷に基づいて、物理量を検出し得ることを特徴とする物理量センサー素子片。
  2. 前記駆動用振動腕には、その長手方向に沿って溝が設けられている請求項1に記載の物理量センサー素子片。
  3. 前記駆動用振動腕は、横断面で見たときに、第1の方向に沿って設けられた第1の部分と、前記第1の部分の重心に対して前記第1の方向およびこれに直交する第2の方向にそれぞれ重心がずれるようにして前記第1の部分に接続された第2の部分とで構成された構造部を含み、
    前記第1の部分は、電圧の印加により、前記振動腕の長手方向に伸縮振動し、
    前記第2の部分は、前記電圧の印加により、前記振動腕の前記長手方向に実質的に伸縮振動しないかまたは前記第1の部分の位相とはずれた位相で伸縮振動し、
    前記構造部が前記第1の部分および前記第2の部分の協働により捩り振動し、これにより、前記駆動用振動腕が捩り振動するように構成されている請求項2に記載の物理量センサー素子片。
  4. 互いに平行となるように設けられ、互いに同方向に捩り振動する1対の前記駆動用振動腕を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の物理量センサー素子片。
  5. 長手形状をなし、その中央部または両端部が支持され、前記1対の駆動用振動板の基端部同士を連結する連結部を有し、
    前記1対の駆動用振動腕の間には、1つの前記検出用振動腕が前記連結部から延出して設けられている請求項4に記載の物理量センサー素子片。
  6. 前記1対の駆動用振動腕および前記1つの検出用振動腕の組が前記連結部に対して一方側とそれと反対の他方側とにそれぞれ設けられている請求項5に記載の物理量センサー素子片。
  7. 前記連結部に対して前記一方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕と、前記連結部に対して前記他方側に設けられた前記1対の駆動用振動腕とは、互いに逆方向に捩り振動するように構成されている請求項6に記載の物理量センサー素子片。
  8. 前記駆動用振動腕および前記検出用振動腕は、それぞれ、圧電体材料で構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の物理量センサー素子片。
  9. 前記駆動用振動腕および前記検出用振動腕は、それぞれ、非圧電体材料で構成され、前記駆動用振動腕上および前記検出用振動腕上には、それぞれ、圧電薄膜を備える圧電素子が設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の物理量センサー素子片。
  10. 前記物理量は、速度および加速度のうちの少なくとも一方である請求項1ないし9のいずれかに記載の物理量センサー素子片。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の物理量センサー素子片と、
    前記物理量センサー素子片を収納するパッケージとを有することを特徴とする物理量センサー素子。
  12. 請求項11に記載の物理量センサー素子と、
    前記物理量センサー素子を駆動する電子部品とを有することを特徴とする物理量センサー。
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