JP2011226646A - 鞍乗型車両用のベルト式無段変速機及び鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両用のベルト式無段変速機及び鞍乗型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】プライマリ軸(11)のクランクウエブ(42)の側面と、ケース(14)との近接部位(S)の磨耗対策
【解決手段】クランクウエブ(42)とケース(14)が近接する部位(S)において、Vベルト(17)に作用する張力によりプライマリシーブ(12)に作用する軸方向荷重によって、ケース(14)がプライマリ軸(11)に対して動く移動量よりも、Vベルト(17)に張力が作用していない状態でのクランクウエブ(42)とケース(14)との隙間(S)が広いことを特徴としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗型車両(例えば、自動二輪車)用のベルト式無段変速機、及び、ベルト式無段変速機が搭載された鞍乗型車両に関する。
スクータ型の自動二輪車等の鞍乗型車両には、広くVベルト式無段変速機が使われている。このVベルト式無段変速機は、エンジン等の動力源の出力が入力されるプライマリ軸と、駆動輪への出力を取り出すセカンダリ軸とにそれぞれ配された溝幅可変の一対のプライマリシーブ及びセカンダリシーブで構成され、両シーブにVベルトを巻掛し、溝幅調節機構により各シーブの溝幅を変えることで、Vベルトの各シーブに対する巻掛け径を調節し、それにより両シーブ間で変速比を無段階的に調節するというものである。
通常、プライマリシーブ及びセカンダリシーブは、相互間にV溝を形成する固定フランジ及び可動フランジとから構成され、各可動フランジがプライマリ軸又はセカンダリ軸の軸線方向に移動自在に設けられている。そして、溝幅調節機構により可動フランジを移動させることによって、変速比を無段階に調節できるようになっている。
従来、この種のVベルト式無段変速機として、溝幅調節のためのプライマリシーブの可動フランジの移動を電動モータで行うようにしたものがある。斯かるベルト式無段変速機は、電動モータの移動推力により、プライマリシーブの溝幅を狭める方向(Top側)、及び溝幅を広げる方向(Low側)のいずれの方向にも可動フランジを移動させることができるので、プライマリシーブの溝幅を自由に調節することができる(例えば、特許文献1等参照)。
特許第3043061号公報 特許第2950957号公報 特開昭62−175228号公報
本発明者は、鞍乗型車両用のベルト式無段変速機について、今までにない新規な鞍乗型車両用のベルト式無段変速機を開発している。
当該開発中の新規な鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1000に関し、プライマリシーブ周辺部を図1に示す。図1中の11はプライマリ軸を、12はプライマリシーブを、13は溝幅調節機構を、17はVベルトを、30はクランク部を、42はクランクウエブを、51は固定フランジを、52は可動フランジをそれぞれ示している。また、プライマリ軸11のクランクジャーナル41とケース14との間には、すべり軸受41aを介在させており、ケース14の一部は、プライマリ軸11のクランクウエブ42の側面に近接している。
本発明者は、このような構造のベルト式無段変速機1000について、耐久試験を行った。その結果、プライマリ軸11のクランクウエブ42の側面と、ケース14との近接部位Sに磨耗が生じる場合があることが分かった。斯かる磨耗は、斯かるベルト式無段変速機1000を搭載した鞍乗型車両の安全性を直ちに損なわせるものではないが、異音が生じたり、磨耗粉等により潤滑部等の性能が低下したりするなどの不具合を生じさせる可能性があることがわかった。
本発明に係るベルト式無段変速機は、上述した磨耗を抑えるために考えられたものである。
本発明の実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機は、プライマリシーブ及びセカンダリシーブのV溝にVベルトが巻掛けられており、プライマリシーブ及びセカンダリシーブの溝幅を変えることによって、変速比を無段階に制御する鞍乗型車両用のベルト式無段変速機であって、クランクウエブを備えたクランク部と、クランク部より片側に延在し、プライマリシーブが装着された延在部とを備えたプライマリ軸と、延在部の先端側に固定的に配設された固定フランジと、延在部の基端側にプライマリ軸に対して軸方向に移動可能に配設された可動フランジとからなるプライマリシーブと、可動フランジを軸方向に移動させることによってプライマリシーブの溝幅を調節する溝幅調節機構と、プライマリシーブと溝幅調節機構を覆い、一部が前記クランクウエブに近接したケースとを備え、ケースは、プライマリシーブの固定フランジ側においてプライマリ軸を回転可能に支持するとともに、プライマリシーブの可動フランジ側において溝幅調節機構を支持し、クランクウエブとケースが近接する部位において、前記Vベルトに作用する張力によりプライマリシーブに作用する軸方向荷重によって、ケースがプライマリ軸に対して動く移動量(移動距離)よりも、前記Vベルトに張力が作用していない状態でのクランクウエブとケースとの隙間の方が広いことを特徴としている。
この場合、鞍乗型車両用のベルト式無段変速機は、プライマリ軸に装着され、プライマリシーブの固定フランジに当接したスリーブと、スリーブとケースとの間に装着され、外輪がケースに固定された軸受とを備えていてもよい。
また、プライマリシーブが装着された側とは反対側にクランク部から延在した延在部に、プライマリ軸が、ケースに対してプライマリシーブが装着された側に移動するのを規制する移動規制手段を備えていてもよい。
また、移動規制手段は、プライマリシーブが装着された側とは反対側にクランク部から延在した延在部において、プライマリ軸とケースとの間に装着した軸受と、軸受をプライマリ軸及びケースに係合させる係合部材とを備えていてもよい。
係合部材には、例えば、サークリップを用いることができる。
また、本発明の実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機は、クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブにケースが接触して磨耗することを防止する磨耗防止手段を備えている。
磨耗防止手段は、クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースとの間に取り付けられたスラストワッシャでもよい。
また、磨耗防止手段は、クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースとの間に取り付けたスラスト軸受でもよい。
また、磨耗防止手段は、クランクウエブとケースが近接する部位において、プライマリ軸とケースとの間に取り付けたラジアル軸受でもよい。
この鞍乗型車両用のベルト式無段変速機によれば、クランクウエブとケースが近接する部位において、ベルトに作用する張力によりプライマリシーブに作用する軸方向荷重によって、ケースがプライマリ軸に対して動く移動量よりも、ケースとクランクウエブとの隙間が広いので、クランクウエブとケースとの近接部位に生じる磨耗を抑えることができる。
また、磨耗防止手段を設けた鞍乗型車両用のベルト式無段変速機によれば、クランクウエブとケースが近接する部位において、磨耗防止手段によってクランクウエブとケースとの磨耗を防止することができる。
本発明者が検討中の新規な鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機のプライマリ軸側の構造を示す横断側面図。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機のセカンダリ軸側の構造を示す横断側面図。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機についてプライマリシーブの溝幅が広い状態でのプライマリ軸側の構造を示す横断側面図。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機についてプライマリシーブの溝幅が広い状態でのセカンダリ軸側の構造を示す横断側面図。 本発明の第2実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。 本発明の第3実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。 本発明の第4実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。 本発明の第5実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に関し、プライマリシーブが装着された部分を示す横断側面図。
以下、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機を図面に基づいて説明する。なお、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。
本発明者は上述した磨耗の原因を以下のように考えた。
図1に示すように、プライマリシーブ12の固定フランジ51と可動フランジ52との間に形成されるV溝には、Vベルト17が巻き掛けられている。Vベルト17に張力が作用すると、V溝の内側面に分力が作用し、固定フランジ51と可動フランジ52をそれぞれ軸方向に離す方向に力が作用する。図1に示すベルト式無段変速機1000において、固定フランジ51に作用する軸方向荷重Aは、スリーブ73、抜け止めナット74(ロックナット)を介してプライマリ軸11を図中左側に移動させる方向に作用する。他方、可動フランジ52に作用する軸方向荷重Bは、溝幅調節機構13を介して、クランクウエブ42に近接する部分においてケース14を図中右側に移動させる方向に作用する。プライマリ軸11を図中左側に移動させる方向に力が作用し、かつ、クランクウエブ42に近接する部分においてケース14を図中右側に移動させる方向に力が作用した場合には、プライマリ軸11のクランクウエブ42の側面とケース14の近接部位Sが接触し磨耗が生じる可能性があり、斯かる事象が磨耗の原因と考えるに至った。
そこで、本発明者は上記の検討を基に、鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1000についてクランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおける磨耗を抑える種々の改変を考えた。
まず、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1001を説明する。
第1実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1001は、図2及び図3に示すように、プライマリ軸11と、プライマリシーブ12と、溝幅調節機構13と、ケース14と、セカンダリ軸15と、セカンダリシーブ16と、Vベルト17を備えている。
この鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1001は、プライマリシーブ12及びセカンダリシーブ16のV溝にVベルト17が巻掛けられており、プライマリシーブ12及びセカンダリシーブ16の溝幅を変えることによって、変速比を無段階に制御する。
詳しくは、プライマリ軸11は、図2に示すように、クランク部30と、クランク部30より片側に延在し、プライマリシーブ12が装着された延在部32を備えている。この実施形態では、プライマリ軸11は、エンジン33に取り付けられたクランクシャフトであり、略中央部にクランク部30が設けられている。クランク部30は、クランクジャーナル41と、クランクウエブ42と、クランクピン43と、コンロッド44と、ピストン45を構成する各部材が連結されている。このプライマリ軸11は、クランク部30から両側に延在している。両側の延在部32、34はそれぞれケース14に回転可能に支持されている。
プライマリシーブ12及び溝幅調節機構13は、プライマリ軸11の図2中の左側に延在した延在部32にそれぞれ装着されている。当該延在部32にはスプライン32aが形成されており、端部には後述するロックナット74を取り付けるための雄ねじ32bが形成されている。
プライマリシーブ12は、図4に拡大して示すように、固定フランジ51と、可動フランジ52で構成されている。固定フランジ51は延在部32の先端側に固定的に配設されており、可動フランジ52は延在部32の基端側にプライマリ軸11に対して軸方向に移動可能に配設されている。この実施形態では、プライマリシーブ12の固定フランジ51と可動フランジ52は、それぞれ略円盤状の部材であり、軸方向で対向する面がそれぞれ円錐面51a、52aで形成されている。固定フランジ51と可動フランジ52とは、互いの円錐面51a、52aを対向させることにより、相互間にVベルト17が巻き掛けられるV溝を形成している。
固定フランジ51の中央部には、プライマリ軸11に挿通される挿通穴55が形成されており、斯かる挿通穴55の内周面にはプライマリ軸11のスプラインに応じたスプラインが形成されている。また、可動フランジ52の中央部には、後述する溝幅調節機構13に取り付けるための取付部56が形成されている。
溝幅調節機構13は、図4に示すように、可動フランジ52を軸方向に移動させることによってプライマリシーブ12の溝幅を調節する機構である。この実施形態では、溝幅調節機構13は、スライダ61と、送り部材62と、ガイド部材63と、歯車64と、固定側支持部材65とで構成されている。
このベルト式無段変速機1001は、プライマリシーブ12及び溝幅調節機構13をプライマリ軸11に取り付ける部材として、回転側支持部材71と、第1スリーブ72と、第2スリーブ73と、ロックナット74を備えている。
ケース14は、図2に示すように、プライマリシーブ12と溝幅調節機構13を覆い、一部がクランクウエブ42に近接している。また、ケース14は、プライマリシーブ12の固定フランジ51側においてプライマリ軸11を回転可能に支持するとともに、プライマリシーブ12の可動フランジ52側において溝幅調節機構13を支持している。この実施形態では、ケース14は、複数の部材を接合したものであり、全体としてプライマリ軸11、プライマリシーブ12、溝幅調節機構13を覆っている。そして、ケース14の一部は、上述したプライマリ軸11のクランクウエブ42に近接した位置に延在している。
この実施形態に係るベルト式無段変速機1001では、固定フランジ51は、図4に示すように、回転側支持部材71、第1スリーブ72、固定フランジ51、第2スリーブ73、ロックナット74の順でプライマリ軸11に装着されている。第1スリーブ72と固定フランジ51は、それぞれプライマリ軸11のスプライン32aに噛み合った状態で装着されており、プライマリ軸11と一緒に回転する。第2スリーブ73は、プライマリ軸11に装着した部材であり、一端を固定フランジ51に当接させており、プライマリ軸11の端部に形成された雄ねじ32bに螺合させたロックナット74によってプライマリ軸11から抜けないようになっている。プライマリ軸11の端部は、第2スリーブ73とケース14との間に装着した軸受75によって、回転可能に支持されている。
第1スリーブ72は軸方向に沿って配設されたガイド機構76を備えている。溝幅調節機構13のスライダ61はガイド機構76によって軸方向に沿って移動するように第1スリーブ72に装着されている。可動フランジ52はスライダ61に取り付けられている。スライダ61には、軸受77を介して送り部材62と歯車64が取り付けられている。歯車64にはモータ81の出力が入力される。また、送り部材62の外周面には雄ねじ62aが形成されており、ケース14に固定的に配設されたガイド部材63の内周面に形成された雌ねじ63aに噛み合わせている。
溝幅調節機構13のガイド部材63は、プライマリ軸11に装着された回転側支持部材71に軸受78を介して取り付けられ、かつ、ケース14に固定的に配設された固定側支持部材65に取り付けられている。これにより、ガイド部材63は、プライマリ軸11の回転にかかわらず、ケース14に対して固定的に配設されている。なお、この実施形態では、軸受78は、固定側支持部材65と回転側支持部材71との間に、軸方向に摺動可能に装着されている。回転側支持部材71はプライマリ軸11に固定されており、固定側支持部材65はケース14に対して固定されている。プライマリ軸11がケース14に対して軸方向に相対的に移動すると、これに応じて回転側支持部材71が固定側支持部材65に対して軸方向に相対移動する。
この溝幅調節機構13によって、可動フランジ52は、モータ81の回転、及び、送り部材62とガイド部材63との噛み合いに応じて、スライダ61とともに軸方向に移動する。
プライマリシーブ12の固定フランジ51と可動フランジ52により形成されるV溝には、Vベルト17が巻き掛けられている。Vベルト17は、図3に示すように、セカンダリ軸15に装着されたセカンダリシーブ16に巻き掛けられている。セカンダリシーブ16の溝幅は、可動フランジ52に装着されたばねによって、プライマリシーブ12の溝幅の変化に応じた溝幅に調整される。すなわち、プライマリシーブ12の溝幅は、制御装置82によって制御されるモータ81の回転に応じて変化し、図2、図3に示すように、プライマリシーブ12の溝幅が狭い場合には、セカンダリシーブ16の溝幅が広くなる。反対に、図5、図6に示すように、プライマリシーブ12の溝幅が広くなるとセカンダリシーブ16の溝幅が狭くなる。
この実施形態では、図4に示すように、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、Vベルト17に作用する張力によりプライマリシーブ12に作用する軸方向荷重によって、ケース14がプライマリ軸11に対して動く移動量(移動距離)よりも、Vベルト17に張力が作用していない状態でのクランクウエブ42とケース14との隙間の方を広くしている。
このベルト式無段変速機1001は、Vベルト17の張力を受けて、プライマリシーブ12の固定フランジ51と可動フランジ52を軸方向に離す方向に力が作用する。この実施形態では、固定フランジ51に作用する軸方向荷重Aは、第2スリーブ73とロックナット74を介してプライマリ軸11を、図4中の左へ移動させるように作用する。これに対し、可動フランジ52に作用する軸方向荷重Bは、スライダ61、軸受77、送り部材62、ガイド部材63、固定側支持部材65を介して、ケース14のクランクウエブ42に近接する部分に伝わり、クランクウエブ42に近接する部分において、ケース14を図4中の右へ移動させるように作用する。
このためVベルト17の張力を受けて、プライマリシーブ12の固定フランジ51と可動フランジ52を軸方向に離す方向に力が作用すると、プライマリ軸11のクランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42が左に移動し、ケース14が右に移動して、両者の距離が近くなる。
この実施形態では、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、Vベルト17に作用する張力によりプライマリシーブ12に作用する軸方向荷重によって、ケース14がプライマリ軸11に対して動く移動量よりも、ケース14とクランクウエブ42との隙間Sを広くしているので、ケース14とクランクウエブ42とが接触せず、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに磨耗が生じるのを防止することができる。
これにより、ベルト式無段変速機1001において、斯かる部位Sの磨耗に起因する不具合の発生を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
本発明の第2実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1002は、図7に示すように、プライマリ軸11に装着され、プライマリシーブ12の固定フランジ51に当接した第2スリーブ73と、第2スリーブ73とケース14との間に装着され、外輪がケース14に固定された軸受75とを備えている。
第2スリーブ73は、プライマリ軸11に装着され、プライマリシーブ12の固定フランジ51に当接している。軸受75は、内輪を第2スリーブ73に装着し、外輪をケース14に装着し、ケース14の内周面にサークリップ91を取り付けてケース14に固定している。
詳しくは、図7に示す例では、第2スリーブ73の外周面には図7中の右端部にフランジ73aが形成されており、軸受75を第2スリーブ73に装着するとともに、このフランジ73aに当接させている。さらに、ケース14の軸受75を装着する部分には、軸受75を装着する方向の奥側に、軸受75を着座させる受け部92を備えている。そして、ケース14に軸受75を装着した状態で、サークリップ91で軸受75をケース14に固定している。
この実施形態によれば、図7に示すように、プライマリシーブ12の固定フランジ51に作用した力Aは、第2スリーブ73のフランジ部73a、軸受75、サークリップ91を介してケース14に力が伝わる。これに対して、可動フランジ52に作用した力Bは、スライダ61、軸受77、送り部材62、ガイド部材63、固定側支持部材65を介して、ケース14に伝わる。このように、固定フランジ51に作用した力Aと、可動フランジ52に作用した力Bは、いずれもケース14に伝わり、ケース14によって支持される。この際、ケース14には微小な弾性変形が生じることも考えられる。この実施形態では、斯かる弾性変形によってケース14がクランクウエブ42に近づく距離よりも、ケース14とクランクウエブ42との隙間Sを広くしている。このため、ケース14とクランクウエブ42とが接触せず、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに磨耗が生じるのを防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
本発明の第3実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1003は、図8に示すように、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側にクランク部30から延在した延在部34に、プライマリ軸11がケース14に対してプライマリシーブ12が装着された側に移動するのを規制する移動規制手段100を備えたものである。
この場合、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側にクランク部30から延在した延在部34に、プライマリ軸11がケース14に対してプライマリシーブ12が装着された側に移動するのを規制する移動規制手段100によって、プライマリ軸11が左へ動く移動量を小さく抑えることができる。これにより、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、ケース14とクランクウエブ42とが接触し難くなり、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに磨耗が生じるのをより確実に防止することができる。なお、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sについては図2参照。
図8に示す実施形態では、移動規制手段100は、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側にクランク部30から延在した延在部34において、プライマリ軸11とケース14との間に装着した軸受101を備え、軸受101をプライマリ軸11及びケース14に係合させた構造を採用している。
詳しくは、プライマリ軸11には、スリーブ104が装着されており、軸受101は、このスリーブ104とケース14との間に装着されている。プライマリ軸11の軸端には、ロックナット105が装着されてスリーブ104の抜け止めが施されている。そして、ケース14の内周面によって、軸受101の外輪がケース14に対して図8中の左へ移動するのを規制している。さらに、スリーブ104に取り付けられたサークリップ103によって、軸受101の内輪がスリーブ104に対して図8中の右へ移動するのを規制している。なお、この実施形態では、ケース14は、プライマリ軸11にスリーブ104、軸受101、ロックナット105等を取り付けることができるように、ケース14の図8中の右側面を別部材106で構成し、当該別部材106をボルト107で取り付けている。
この実施形態によれば、図8に示すように、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側に延在した延在部34において、サークリップ103によって、軸受101がプライマリ軸11及びケース14に係合し、プライマリ軸11がケース14に対してプライマリシーブ12が装着された側(図8中の左側)に移動するのが規制されている。これにより、プライマリ軸11が左へ動く移動量を小さく抑えることができ、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、ケース14とクランクウエブ42とが接触し難くなり、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに磨耗が生じるのをより確実に防止することができる。クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sについては図2参照。
以上、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側にクランク部30から延在した延在部34に、プライマリ軸11がケース14に対してプライマリシーブ12が装着された側に移動するのを規制する移動規制手段100を例示したが、移動規制手段100は、上記の実施形態に限定されるものではない。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
本発明の第4実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1004は、図9に示すように、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42にケース14が接触して磨耗することを防止する磨耗防止手段200を備えている。
磨耗防止手段200として、この実施形態では、クランクウエブ42とケース14との間にスラストワッシャ201を取り付けている。
この実施形態によれば、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、ケース14とクランクウエブ42とが直接接触することなく、スラストワッシャ201が介在していることにより、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに生じる磨耗を不具合が生じない程度に緩和させることができる。
スラストワッシャ201としては、クランクウエブ42とケース14との間にワッシャを介在させるとよいが、ワッシャは、1枚だけでなく、複数枚取り付けてもよい。
なお、磨耗防止手段200としては、スラストワッシャ201に代えて、クランクウエブ42とケース14との間にスラスト軸受を取り付けてもよい。この場合、クランクウエブ42とケース14との間に軸方向に作用する力をスラスト軸受で受けることができるから、クランクウエブ42とケース14が接触することがなく、クランクウエブ42とケース14に近接する部位Sに磨耗が生じるのを確実に防止することができる。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。
本発明の第5実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機1005は、図10に示すように、上述した磨耗防止手段200として、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、プライマリ軸11とケース14との間に軸受202を取り付けたものである。
この実施形態によれば、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、プライマリ軸11とケース14との間に軸受202を取り付けており、ケース14とプライマリ軸11との相対的な位置関係を軸受202によって規制することができる。このため、クランクウエブ42とケース14との接触を確実に防止でき、クランクウエブ42とケース14に近接する部位Sに磨耗が生じるのを確実に防止することができる。斯かる軸受202には、例えば、ボールベアリングを採用するとよく、さらに好ましくはスラスト方向に作用する力に対応できるアンギュラコンタクトラジアル軸受を用いるとよい。
以上、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42にケース14が接触して磨耗することを防止する磨耗防止手段200を例示したが、磨耗防止手段200は上述した実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機を説明したが、本発明に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機は上記の実施形態に限定されるものではない。
本発明は、上述した実施形態に係る鞍乗型車両用のベルト式無段変速機に限らず、種々の構成部材が異なるものであっても、同様に、ケースと、プライマリ軸のクランクウエブの側面との近接部位に接触や、磨耗が生じることに起因する課題を有する場合において、広く適応できる。
例えば、図7に示す、第2スリーブ73を、プライマリ軸11に装着し、プライマリシーブ12の固定フランジ51に当接させ、第2スリーブ73とケース14との間に装着した軸受75の外輪がケース14に固定した構造と、図8に示す、プライマリシーブ12が装着された側とは反対側にクランク部30から延在した延在部34に、プライマリ軸11がケース14に対してプライマリシーブ12が装着された側に移動するのを規制する移動規制手段100を備えた構造とは、組み合わせることができる。
これにより両構造は、ともに、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42がケース14に近づくように、プライマリ軸11が動くのを小さく抑える構造である。両構造を組み合わせると、両構造は協働してクランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42がケース14に近づくように、プライマリ軸11が動くのをより確実に小さく抑えることができる。
さらに、斯かる図7、図8に示す両構造は、それぞれ上述した磨耗防止手段を組み合わせることができる。この場合、図7、図8に示す両構造が、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sにおいて、クランクウエブ42がケース14に近づくように、プライマリ軸11が動くのを小さく抑える構造であるから、クランクウエブ42とケース14が近接する部位Sに配設される磨耗防止手段200(例えば、スラストワッシャ、スラスト軸受、ラジアル軸受)をより適切に機能させることができ、クランクウエブ42とケース14に近接する部位Sに磨耗が生じるのを確実に防止するだけでなく、ベルト式無段変速機の動作がよりスムーズになり、異音などの発生もより効果的に低減する。
また、プライマリ軸とケースとの間に装着した軸受を、スリーブやサークリップによって、プライマリ軸やケースに係合させた構造を例示したが、軸受をプライマリ軸やケースに係合させる構造なども、他の構造を採用することができる。
以上のとおり、本発明に係るベルト式無段変速機は、鞍乗型車両用のベルト式無段変速機として広く利用可能である。
11 プライマリ軸
12 プライマリシーブ
13 溝幅調節機構
14 ケース
15 セカンダリ軸
16 セカンダリシーブ
17 Vベルト
30 クランク部
32 延在部
32a スプライン
33 エンジン
34 延在部
41 クランクジャーナル
41a すべり軸受
42 クランクウエブ
43 クランクピン
44 コンロッド
45 ピストン
51 固定フランジ
52 可動フランジ
55 挿通穴
56 取付部
61 スライダ
62 送り部材
63 ガイド部材
64 歯車
65 固定側支持部材
71 回転側支持部材
72 第1スリーブ
73 第2スリーブ
73a フランジ
74 ロックナット
75 軸受
76 ガイド機構
77 軸受
78 軸受
81 モータ
82 制御装置
91 サークリップ
92 受け部
100 移動規制手段
101 軸受
103 係合部材(サークリップ)
200 磨耗防止手段
201 スラストワッシャ
202 軸受
1000 ベルト式無段変速機
1001 第1実施形態に係るベルト式無段変速機
1002 第2実施形態に係るベルト式無段変速機
1003 第3実施形態に係るベルト式無段変速機
1004 第4実施形態に係るベルト式無段変速機
1005 第5実施形態に係るベルト式無段変速機
A 軸方向荷重
B 軸方向荷重
S クランクウエブとケースが近接する部位

Claims (8)

  1. プライマリシーブ及びセカンダリシーブのV溝にVベルトが巻掛けられており、前記プライマリシーブ及びセカンダリシーブの溝幅を変えることによって、変速比を無段階に制御する鞍乗型車両用のベルト式無段変速機であって、
    クランクウエブを備えたクランク部と、前記クランク部より片側に延在し、前記プライマリシーブが装着された延在部とを備えたプライマリ軸と、
    前記延在部の先端側に固定的に配設された固定フランジと、前記延在部の基端側にプライマリ軸に対して軸方向に移動可能に配設された可動フランジとからなるプライマリシーブと、
    前記可動フランジを軸方向に移動させることによってプライマリシーブの溝幅を調節する溝幅調節機構と、
    前記プライマリシーブと溝幅調節機構を覆い、一部が前記クランクウエブに近接したケースとを備え、
    前記ケースは、プライマリシーブの固定フランジ側においてプライマリ軸を回転可能に支持するとともに、前記プライマリシーブの可動フランジ側において溝幅調節機構のプライマリ軸の軸方向への移動を規制し、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、前記クランクウエブにケースが接触することを防止する磨耗防止手段を備えたことを特徴とする鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  2. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースが直接接触することを防止することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  3. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースの摩耗を緩和することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  4. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースとの間に取り付けられたスラストワッシャであることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  5. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースとの間に作用する軸方向の力を受けることができることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  6. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、クランクウエブとケースとの間に取り付けたスラスト軸受であることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  7. 前記磨耗防止手段は、前記クランクウエブとケースが近接する部位において、プライマリ軸とケースとの間に取り付けたラジアル軸受であることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機。
  8. 請求項1から請求項の何れか一つに記載の鞍乗型車両用のベルト式無段変速機を搭載した鞍乗型車両。
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