JP2011226008A - 帯結補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴衣などに使用する半帯の蝶結びのように、襞をつくった折りたたみ部の中央を帯で巻く帯結びの場合であっても、長い帯の帯結び以外の部分を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、帯締めが短時間でできるようにし、帯が補助具と擦れて傷んでしまうこともない帯結補助具を提供する
【解決手段】帯結補助具は、帯の内側に挿入する身体装着部(1)と、身体装着部(1)の挿入方向と反対側に一体に設けられ帯の帯結びを装着する帯結び取着部(2)と、帯結びを帯結び取着部(2)に結び付ける結び紐(3)を備えている。身体装着部(1)と帯結び取着部(2)はそれぞれ貫通して形成された開口部(10,20)を有している。帯結び取着部(2)には、帯の帯結び以外の部分を適当な位置で開口部(20)に出し入れすることができる帯入れ部(22)が設けられ、身体装着部(1)には、同じく帯入れ部(13)が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、着物の帯を締めるときに使用する帯結補助具に関するものである。更に詳しくは、帯結びが美しく緩みのない帯締めが特に熟練を要せず容易にできるようにしたものにおいて、帯結びの襞の折り方や大きさ、形状の自由度を高めることによって、帯結びを繊細かつ多様に表現することができる帯結補助具に関する。
着物用の帯を締めるときに形成される帯結びは、従来から多種多様なものが考案されており、美しく結ばれた帯結びは着物の華やかさの一端を担うものである。しかし、帯結びが美しく緩みのない帯締めを行うには、何本もの結び紐を駆使した高度な技術と熟練を必要としていた。 本発明者は、着物用の帯締めが特に熟練を要せず容易にできるものとして、特許文献1記載の帯締補助具を提案している。
この帯締補助具は、先端に向けて徐々に幅狭に形成され元部側に挿通孔が設けてある板状の挿入部と、挿入部の元部から略直角方向に一体に設けられ挿通孔が設けてある板状の帯装着部と、帯結びを帯装着部に固定する固定手段とを備えており、帯の一部をあらかじめ結んで帯結びとし、この帯結びを帯装着部に固定した後、帯を被着者に巻き、帯を巻き終ったとき挿入部を帯の間或いは帯と身体の間に挿入して帯を結ぶというものである。
実公昭63−50261
特許文献1記載の帯締補助具は、着物用の帯結びが美しく緩みのない帯締めが特に熟練を要せず容易にできるという点においては十分に有用である。しかしながら、次の点において改善の余地があることが分かってきた。
すなわち、浴衣などに使用する半帯(半巾帯)の蝶結びのように、帯結びの形によっては、襞をつくった折りたたみ部の中央を帯で巻くものがある。この場合、帯締補助具を使用して帯び締めを行うと、挿入部の挿通孔に長い帯を先部から基部方向へ何度も通す必要があるため、帯締めに時間がかかりすぎるだけでなく、帯が補助具と擦れて傷んでしまうという問題が生じ、帯締補助具は、実際上使用できなかった。
また、帯結びを帯締補助具に固定する際、帯締補助具は帯装着部が帯結びの上に被さるようにして弾性紐(結び紐)で固定される(特許文献1の図2、図3参照)。このため、帯装着部が見えないように帯結びで隠すため、帯結びを大きくつくる必要があり、帯結びを繊細かつ多様に表現することが難しかった。
(本発明の目的)
本発明は、浴衣などに使用する半帯の蝶結びのように、襞をつくった折りたたみ部の中央を帯で巻く帯結びの場合であっても、長い帯の帯結び以外の部分(帯胴)を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、帯締めが短時間でできるようにし、帯が補助具と擦れて傷んでしまうこともない帯結補助具を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記目的に加えて、帯を締めたときに、帯結びが小さくても帯結補助具の一部が外部から見えないようにし、帯結びの襞の折り方や大きさ、形状の自由度を高めることによって、帯結びを繊細かつ多様に表現することができる帯結補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
帯を結ぶときに使用する帯結補助具であって、
可撓性又は弾性を有する素材で形成された身体装着部と帯結び装着部を備え、
前記身体装着部は、枠部と該枠部で囲まれており帯を入れる開口部を備え、
前記帯結び装着部は、枠部と該枠部で囲まれており帯を入れる開口部を備え、
少なくとも前記身体装着部の枠部は、帯胴を開口部内に導入する切離部を有している、
帯結補助具である。
(2)本発明は、
帯結び取着部は、身体装着部に対して所要角度をもって形成され、前記帯結び装着部の枠部は、帯胴を開口部内に導入する切離部を有している、
前記(1)の帯結補助具である。
(3)本発明は、
切離部で切り離された枠部を繋ぐ接続手段を備え、該接続手段は帯胴を開口部内に導入するときは枠部の繋ぎを解除できるようにしている、
前記(1)又は(2)の帯結補助具である。
(4)本発明は、
接続手段が接続管であり、該接続管の一方は切り離されている枠部の一方に固定され、他方は切り離されている枠部の他方が抜き差しできるように開放されている、
前記(3)の帯結補助具である。
(5)本発明は、
身体装着部の帯結び取着部側に、枠部の一部を構成する横架部を有し、該横架部に紐の一端部が取り付けられている、
前記(1)、(2)、(3)又は(4)の帯結補助具である。
接続手段は、例えば帯入れ部となる部分が枠部の切離部であり、(a)部材に管体をスライド自在に装着し、管体をスライドさせて切離部を露出させたり被覆することにより開閉するもの、(b)切離部を挟む部材の一方に回動自在に閉塞部材を接続し、閉塞部材を回動させることにより切離部を開放したりつないだりして開閉するもの、あるいは(c)切離部を挟む部材の一方を管状に形成して、他方を部材の弾性又は可撓性を利用して抜き差しできるようにしたもの等があげられるが、これらに限定されるものではない。
(作用)
本発明に係る帯結補助具の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
帯結補助具は、身体装着部(1)に帯(6)の帯胴(61)を適当な位置で開口部(10)に出し入れすることができる切離部(130)が設けられている。これにより、浴衣などに使用する半帯(6)の蝶結び(60)のように、襞をつくった折りたたみ部(600)の中央を帯(6,61)で巻く帯結びの場合であっても、長い帯(6)の帯胴(61)を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で切離部(130)から入れるだけで、帯(6,61)を身体装着部(1)の開口部(10)に通した状態にすることができる。
したがって、帯(6)が開口部(10)の縁と擦れて傷んでしまうおそれがなく、帯(6)を身体装着部(1)の開口部(10)に簡単に、かつ手早く通すことができるので、帯(6)を傷めることなく、蝶結び(60)のような帯結びを有する帯締めが短時間でできるようになる。
また、帯結び取着部(2)に、帯(4)の帯胴(41)を適当な位置で開口部(20)に出し入れすることができる切離部(220)が設けられている帯結補助具は、帯(4)の帯胴(41)を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で外側から内側へ入れるだけで、帯(4,41)を帯結び取着部(2)の開口部(20)に通した状態にすることができる。
これによれば、帯(4)の帯結び(40)を帯結び取着部(2)に装着する際に、従来のように帯結び取着部(2)の開口部(20)に帯(4)を通さずに済むように帯結び取着部(2)を帯結び(40)の上に被せて帯結び(40)が帯結び取着部(2)の下に位置するようにして装着する必要はなく、開口部(20)に帯(4)を通した状態で帯結び(40)を帯結び取着部(2)の上に位置させて装着することができる。
したがって、帯結補助具を使用して帯(4)を締める際に、従来のように帯結び(40)の上に位置する帯結び取着部(2)を隠すために帯結び(40)を必要以上に大きくつくる必要はなく、帯結び(40)の襞の折り方や大きさ、形状の自由度を高めることによって、帯結び(40)を繊細かつ多様に表現することができる。
切離部(130)で切り離された枠部(11)を繋ぐ接続手段(131)を備え、該接続手段(131)は帯胴を開口部(10)内に導入するときは枠部(11)の繋ぎを解除できるようにしているものは、開口部(10)に帯(4,6)を通した後、接続手段(131)を閉じておけば、通した帯(4,6)が緩んでも、緩んだ部分が切離部(220)を通って外れることを防止できると共に、帯を入れる部分の強度及び補助具全体の強度を高めることができる。
身体装着部(1)の帯結び取着部(2)側に、枠部(11)の一部を構成する横架部(12)を有し、該横架部(12)に紐(3)の一端部が取り付けられているものは、結び紐を別に用意しておかなくても、帯結び取着部(2)に対する帯結び(40,60)の結び付けを行うことができるので、帯締めを効率的に行うことができる。
(a)本発明は、身体装着部に帯の帯胴を適当な位置で開口部に出し入れすることができる切離部が設けられている。これにより、浴衣などに使用する半帯の蝶結びのように、襞をつくった折りたたみ部の中央を帯で巻く帯結びの場合であっても、長い帯の帯胴部分を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で切離部から入れるだけで、帯を身体装着部の開口部に通した状態にすることができる。
したがって、帯が開口部の縁と擦れて傷んでしまうおそれがなく、帯を身体装着部の開口部に簡単に、かつ手早く通すことができるので、帯を傷めることなく、蝶結びのような帯結びを有する帯締めが短時間でできるようになる。
(b)帯結び取着部に、帯の帯胴部分を適当な位置で開口部に出し入れすることができる切離部が設けられている帯結補助具は、帯胴部分を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で外側から内側へ入れるだけで、帯を帯結び取着部の開口部に通した状態にすることができる。
これによれば、帯の帯結びを帯結び取着部に装着する際に、従来のように帯結び取着部の開口部に帯を通さずに済むように帯結び取着部を帯結びの上に被せて帯結びが帯結び取着部の下に位置するようにして装着する必要はなく、開口部に帯を通した状態で帯結びを帯結び取着部の上に位置させて装着することができる。
したがって、帯結補助具を使用して帯を締める際に、従来のように帯結びの上に位置する帯結び取着部を隠すために帯結びを必要以上に大きくつくる必要はなく、帯結びの襞の折り方や大きさ、形状の自由度を高めることによって、帯結びを繊細かつ多様に表現することができる。
本発明に係る帯結補助具の一実施の形態を示す斜視図。 身体装着部の帯入れ部(図1のP部)の構造を示す断面説明図。 帯の帯結びを帯結び取着部に装着する手順を示し、(a)は帯を帯結び取着部の帯入れ部から開口部に入れている状態を示す説明図、(b)は帯結びを帯結び取着部に装着した状態を示す説明図。 帯結補助具を使用して帯を締めた状態を示す説明図。 半帯の帯結びを帯結び取着部に装着する手順を示し、(a)は帯を帯結び取着部の帯入れ部から開口部に入れている状態を示す説明図、(b)は帯を身体装着部の帯入れ部から開口部に入れながら折りたたみ部の中央を巻く蝶結びを形成している状態を示す説明図。 帯結補助具を使用して半帯を締めた状態を示す説明図。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1乃至図6を参照する。
帯結補助具Aは、着物の帯を締める際に補助的に使用するものである。
帯結補助具Aは、図1に示すように、締めた帯の内側に挿入する身体装着部1と、身体装着部1の挿入方向と反対側に一体に設けられ、帯の帯結びを装着する帯結び取着部2を備えており、可撓性又は弾性を有する合成樹脂で形成されている。
身体装着部1は、帯の内側に挿入する際に挿入しやすいように、外形がいわば半楕円形状に形成されており、先端側が先細りした円弧状である。
身体装着部1には、表裏を貫通するように身体装着部1の外形よりやや小さくほぼ相似形状の開口部10が形成されている。
身体装着部1内側に開口部10を横架部材12と共に形成している半円弧状で細板状の枠部材11の基部のやや細くなった片側(図1で手前側)の部分には、開口部10の外側から内側に通じ、帯胴の中間部を開口部10に出し入れすることができる帯入れ部13が設けられている。
帯入れ部13の構造を図2を参照して説明する。
帯入れ部13において帯が出入りする部分として、枠部材11に切離部130が形成されている。切離部130を挟む枠部材11の一方111には、所要長さの接続管131が約半分の長さまで差し込んで固定されている。
切離部130を挟む枠部材11の他方112は、その可撓性又は弾性を利用して接続管131の枠部材11の一方111から突出した部分に抜き差しできるようにしてあり、帯入れ部13を開放状態と閉塞状態で切り替えることができる。なお、外力が作用しないときの切離部130の間隔は特に限定せず、図2に示すように間隔がやや開いていてもよいし、枠部材11の一方111と他方112先端がほぼ接触した状態でもよい。
身体装着部1には、前記したように挿入方向と反対側に、帯結びを装着する帯結び取着部2が一体に設けられている。帯結び取着部2は、身体装着部1の挿入時、被着者と反対となる側へ張り出すようにして設けられている。身体装着部1と帯結び取着部2の角度は、本実施の形態では直角(90°)に設定されているが、この角度に限定せず、ほぼ直角又は適宜角度に設定することができる。
帯結び取着部2の外形は、ほぼ四角形状で先部両側の角部が円弧状となるように形成されている。帯結び取着部2には、表裏を貫通するように、帯結び取着部2の外形よりやや小さく、縁部がほぼ相似形状の開口部20が形成されている。
帯結び取着部2の内側には、横架部材12と共に開口部20を形成しているほぼコ字状で細板状の枠部材21の一方の短手部には、開口部20の外側から内側に通じ、帯の所要位置を開口部20に出し入れすることができる帯入れ部22が設けられている。
帯入れ部22において帯が出入りする部分として、枠部材21に切離部220が形成されている。切離部220を挟む枠部材21の一方211と他方212は、各先端が半円形状に形成されている。枠部材21の可撓性又は弾性を利用して枠部材21の一方211と他方212を変形させることで、切離部220の間隔を拡縮して帯入れ部22を開放状態と閉塞状態で切り替えることができる。
枠部材21に外力が作用しないときの切離部220は、図1に示すように枠部材21の一方211と他方212先端がほぼ接触した状態としてもよいし、間隔がやや開いていてもよい。なお、帯入れ部22の構造は、前記構造に限定されるものではなく、帯入れ部13と同様に接続管を使用した構造としてもよい。また、帯入れ部13についても、素材の性質によっては、帯入れ部22と同様に接続管を省略できる場合がある。さらには、強度が十分であれば、横架部材12を省略して開口部10、20をつなげた構造とすることができる。この場合も身体装着部1と帯結び取着部2には、それぞれ開口部が設けられた構造となる。
前記横架部材12と枠部材21の長手部との間には、二組の結び紐3が両端部を各部材に固定して取り付けられている。各結び紐3は弾性紐(ゴム紐)であり、それぞれの中間部は面ファスナ30を使用して接続と分離が自在にできるようになっている。なお、紐3の組数は前記に限定するものではなく、他の組数に適宜設定することができる。また、紐は中間部で接続する構造に限定されず、一本ものでもよい。
(作用)
主に図3乃至図6を参照して帯結補助具Aの使用方法及び作用を説明する。
まず、図3及び図4を参照し、通常巾の帯を締める場合で説明する。
(1)帯4の一端側で、帯4を適宜折り込んで折りたたみ部400をつくり、折りたたみ部400に適当に襞をつくってクリップ5を使用して止めておく。
(2)帯結び取着部2の帯入れ部22を開き、帯結び取着部2を折りたたみ部400の下側に位置させる。そして、帯4の折りたたみ部400以外の部分の帯胴部41帯胴部41を適当な位置で拡がった切離部220から開口部20に入れる(図3(a)参照)。その後、帯入れ部22を閉じる。
(3)二組の結び紐3を使用して折りたたみ部400を帯結び取着部2の上に結び紐3を交差させるように結び付けて固定し(図3(b)参照)、クリップ5を外す。そして、身体装着部1を伊達巻き(着くずれ防止のために帯の下に締める幅のせまい単帯:図示省略)の結びの内側に挿入し、仮止めをする。
(4)帯4の帯胴部41を伊達巻きと身体装着部1を押さえるように被着者の胴部に巻き付け、さらに帯枕(図示省略)を装着して、最後に帯胴部41の先端部を折りたたみ部400と共に形を整えて紐等で固定して帯結び40を形成し、帯締めが完了する(図4参照)。このように、帯結び40を手結びのように簡単につくることができ、帯結び40がぐらつかず安定し、被着者が紐などで必要以上に締め付けられて苦しくなることもない。
前記したように、帯4は帯胴部41を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で帯入れ部22の切離部220から入れるだけで、帯4を帯結び取着部2の開口部20に通した状態にすることができるので、帯4が開口部20の縁と擦れて傷んでしまうようなことはなく、帯4を開口部20に簡単に、かつ手早く通すことができる。
これによれば、帯4の折りたたみ部400を帯結び取着部2に装着する際に、帯結び取着部2の開口部20に帯胴部41を通さずに済むように帯結び取着部2を折りたたみ部400の上に被せて折りたたみ部400が帯結び取着部2の下に位置するようにして装着する必要はなく、開口部20に帯胴部41を通した状態で折りたたみ部400を帯結び取着部2の上に位置させて装着することができる。
したがって、帯結補助具Aを使用して帯4を締める際に、従来のように帯結びの上に位置する帯結び取着部を隠すために帯結び40を形成する折りたたみ部400を必要以上に大きくつくる必要はなく、帯結び40の襞の折り方や大きさ、形状の自由度を高めることによって、帯結び40を繊細かつ多様に表現することができる。
次に、図5及び図6を参照し、浴衣などに使用する半帯の蝶結びのように、折りたたみ部の中央を帯で巻く帯結びをつくって帯を締める場合の方法及び作用を説明する。
(1)半帯6の一端側で、半帯6を適宜折り込んで折りたたみ部600をつくり、折りたたみ部600に適当に襞をつくってクリップ5を使用して止めておく。
(2)帯結び取着部2の帯入れ部22を開き、帯結び取着部2を折りたたみ部600の下側に位置させる。そして、半帯6の折りたたみ部600以外の帯胴部61を適当な位置で拡がった切離部220から開口部20に入れる(図5(a)参照)。その後、帯入れ部22を閉じる。
(3)二組の結び紐3を使用して折りたたみ部600を帯結び取着部2の上に結び紐3を交差させるように結び付けて固定し、クリップ5を外す。そして、身体装着部1を伊達巻き(図示省略)の結びの内側に挿入し、仮止めをする。
(4)半帯6の帯胴部61を伊達巻きと身体装着部1を押さえるように被着者の胴部に巻き付け、身体装着部1の帯入れ部13を開いて、帯胴部61の先部側を適当な位置で拡がった切離部130を通すように下から上へ入れる(図5(b)参照)。
(5)帯入れ部13から開口部10に入った帯胴部61の先部側を回して折りたたみ部600の中央を巻き、再度切離部130を通すように下から上へ入れて帯入れ部13を閉じる。そして、身体装着部1を更に奥まで挿し込み、帯胴部61の先部側の残った部分を巻き締めて緩まないようにした後、折りたたみ部600に添えて下に垂らして形を整えることにより帯結びである蝶結び60を形成する(図6参照)。
このように、浴衣などに使用する半帯6の蝶結び60のような折りたたみ部600の中央を帯で巻く帯結びの場合であっても、長い半帯6の帯胴部61を先部側から差し込んで長手方向に通すことなく、適当な位置で帯入れ部13から入れるだけで、半帯6を身体装着部1の開口部10に通した状態にすることができる。これにより、半帯6を傷めることなく、蝶結び60のような帯結びを有する帯締めが短時間でできるようになる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
A 帯結補助具
1 身体装着部
10 開口部
11 枠部材
111 部材の一方
112 部材の他方
12 横架部材
13 帯入れ部
130 切離部
131 接続管
2 帯結び取着部
20 開口部
21 枠部材
211 部材の一方
212 部材の他方
22 帯入れ部
220 切離部
3 結び紐
30 面ファスナ
4 帯
40 帯結び
400 折りたたみ部
41 帯胴部
5 クリップ
6 半帯
60 蝶結び
600 折りたたみ部
61 帯胴部

Claims (5)

  1. 帯を結ぶときに使用する帯結補助具であって、
    可撓性又は弾性を有する素材で形成された身体装着部(1)と帯結び装着部(2)を備え、
    前記身体装着部(1)は、枠部(11)と該枠部(11)で囲まれており帯を入れる開口部(10)を備え、
    前記帯結び装着部(2)は、枠部(21)と該枠部(21)で囲まれており帯を入れる開口部(20)を備え、
    少なくとも前記身体装着部(1)の枠部(11)は、帯胴を開口部(10)内に導入する切離部(130)を有している、
    帯結補助具。
  2. 帯結び取着部(2)は、身体装着部(1)に対して所要角度をもって形成され、前記帯結び装着部(2)の枠部(21)は、帯胴を開口部(20)内に導入する切離部(220)を有している、
    請求項1記載の帯結補助具。
  3. 切離部(130)で切り離された枠部(11)を繋ぐ接続手段(131)を備え、該接続手段(131)は帯胴を開口部(10)内に導入するときは枠部(11)の繋ぎを解除できるようにしている、
    請求項1又は2記載の帯結補助具。
  4. 接続手段が接続管(131)であり、該接続管(131)の一方は切り離されている枠部(11)の一方に固定され、他方は切り離されている枠部(11)の他方が抜き差しできるように開放されている、
    請求項3記載の帯結補助具。
  5. 身体装着部(1)の帯結び取着部(2)側に、枠部(11)の一部を構成する横架部(12)を有し、該横架部(12)に紐(3)の一端部が取り付けられている、
    請求項1、2、3又は4記載の帯結補助具。
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