JP2011224417A - 塗布装置および表示シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロカプセルのカプセル強度や大きさによらず、塗布液中のマイクロカプセルの凝集、沈降を防止または抑制することができ、マイクロカプセルの均一度が高い表示層を形成することのできる塗布装置および表示シートの製造方法を提供する。
【解決手段】基板12の表面に、正または負に帯電した粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセル40を分散させた塗布液100を塗布する塗布装置8であって、塗布液100を基板12に向けて送出する送出部(ダイコーター)81と、送出部81に形成され、塗布液100が流通する流路813と、流路813に交番電界を作用させる交番電界発生手段82とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、塗布装置および表示シートの製造方法に関するものである。
例えば、電子ペーパーの画像表示部を構成するものとして、粒子の電気泳動を利用した電気泳動表示装置が知られている。電気泳動表示装置は、優れた可搬性および省電力性を有しており、電子ペーパーの画像表示部として特に適している。
このような電気泳動表示装置は、例えば次のようにして製造されている。すなわち、まず、電極層が形成されたシート部材の表面(電極層の表面)に、電気泳動粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセルを分散させた塗布液を塗布することにより表示層を形成する。次いで、マトリックス状に分割された電極層(複数の電極)および各電極に接続されたTFT等が形成されたバックプレーンを、表示層の表面(シート部材と反対側の表面)に接合することにより、電気泳動表示装置を製造することができる。また、表示層を形成する工程では、塗布液をダイコーター等のノズルからシート部材上に供給し塗布する方法が用いられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。このような方法によれば、比較的簡単に表示層を形成することができる。
しかしながら、塗布液中ではマイクロカプセルの凝集や沈降が発生しているため、ダイコーター等のノズルを用いて塗布液を塗布する方法で表示層を形成した場合、シート部材上に、均一にマイクロカプセルを配置させることができない。すなわち、シート部材上(表示層中)のある部分では、マイクロカプセルが欠損した(例えば、単位面積あたりにマイクロカプセルが1つもない)マイクロカプセル欠損部が発生する。マイクロカプセル欠損部が発生すると、その部分では画像の表示を行うことができないため、製造される電気泳動表示装置の表示特性が所望特性よりも低下する。近年では、電気泳動表示装置の大型化(大画面化)が進んでいるが、上記問題は、シート部材が大型化するに連れて顕著となる。
そこで、上記のようなマイクロカプセルの凝集、沈降を抑制し、シート部材上にマイクロカプセルを均一に塗布するための方法として、ノズル(ダイコーター)に形成された塗布液の流路内に超音波を発生させる超音波振動子を設け、超音波振動子から発生する超音波をマイクロカプセルに作用させる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、別の方法として、ダイコーター全体を均一電位にする方法も知られている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、前者の方法では、カプセル強度の弱いマイクロカプセルが破壊する問題があり、後者の方法では、サイズの比較的大きい(例えば、10μm以上の)マイクロカプセルの凝集、沈降を防止することができない問題がある。
特開2006−145615号公報 特開2002−079162号公報 特開2006−279355号公報
本発明の目的は、マイクロカプセルのカプセル強度や大きさによらず、塗布液中のマイクロカプセルの凝集、沈降を防止または抑制することができ、マイクロカプセルの均一度が高い表示層を形成することのできる塗布装置および表示シートの製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の塗布装置は、基材の表面に、正または負に帯電した粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセルを分散させた塗布液を塗布する塗布装置であって、
前記塗布液を貯留する貯留部と、
前記塗布液を前記基材に向けて送出する送出部と、
前記送出部に形成され、前記塗布液が流通する流路と、
前記流路に交番電界を作用させる交番電界発生手段とを有することを特徴とする。
これにより、マイクロカプセルのカプセル強度や大きさによらず、塗布液中のマイクロカプセルの凝集、沈降を防止または抑制することができ、マイクロカプセルの均一度が高い表示層を形成することのできる塗布装置を提供することができる。
本発明の塗布装置では、前記交番電界発生手段は、前記基材の表面へ前記塗布液を塗布している間、連続して前記流路に交番電界を作用させることが好ましい。
これにより、より確実に、基材上に塗布された塗布液中にて、複数のマイクロカプセルを、粗密なく均一に配列させることがでる。
本発明の塗布装置では、前記送出部は、前記流路を形成する対向配置された一対の壁面を備えるヘッドを有し、
前記交番電界発生手段は、前記一対の壁面の一方および他方に、それぞれ形成された一対の電極と、前記一対の電極間に交番電圧を印加する電圧印加手段とを有していることが好ましい。
これにより、簡単な構成で確実に、流路内の塗布液に交番電界を作用させることができる。
本発明の塗布装置では、前記送出部は、前記流路を形成する対向配置された一対の壁面を備えるヘッドを有し、
前記交番電界発生手段は、前記一対の壁面のうちの少なくとも一方の壁面に設けられた一対の電極と、前記一対の電極間に交番電圧を印加する電圧印加手段とを有していることが好ましい。
これにより、簡単な構成で確実に、流路内の塗布液に交番電界を作用させることができる。
本発明の塗布装置では、前記一対の電極は、櫛歯電極であることが好ましい。
これにより、簡単な構成で確実に、流路内の塗布液に交番電界を作用させることができる。
本発明の塗布装置では、前記一対の壁面に、それぞれ、前記一対の電極が形成されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成で確実に、流路内の塗布液に交番電界を作用させることができる。特に、このような構成によれば流路内の塗布液中のマイクロカプセルを2次元的または3次元的に振動させることができるため、より効率的に、マイクロカプセルの凝集状態を解消することができる。
本発明の塗布装置では、前記交番電界の大きさは、1V/cm以上、1×10V/cm以下であることが好ましい。
これにより、省電力化を図りつつ、流路内の塗布液中のマイクロカプセルを確実に振動させることができる。
本発明の塗布装置では、前記交番電界の周波数は、1Hz以上、1MHz以下であることが好ましい。
これにより、マイクロカプセルの振動数と振動幅の調和を図ることができ、マイクロカプセルの凝集状態を、より確実に、解消することができる。
本発明の表示シートの製造方法は、正または負に帯電した粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセルを有する表示層を備える表示シートの製造方法であって、
前記複数のマイクロカプセルを分散させた塗布液を該塗布液が流通する流路を備える送出部から送出し、基材の表面に塗布することにより前記表示層を形成する表示層形成工程を有し、
前記表示層形成工程では、前記流路に交番電界を作用させることを特徴とする。
これにより、マイクロカプセルのカプセル強度や大きさによらず、塗布液中のマイクロカプセルの凝集、沈降を防止または抑制することができ、マイクロカプセルの均一度が高い表示層を形成することのできる表示シートの製造方法を提供することができる。
第1実施形態の本発明の塗布装置を用いて製造された表示シートを組み込んだ表示装置の断面図である。 図1に示す表示装置の作動を示す断面図である。 第1実施形態の本発明の塗布装置を示す断面図である。 図3に示すダイコーターの部分断面斜視図である。 第2実施形態の本発明の塗布装置を示す部分断面斜視図である。 第3実施形態の本発明の塗布装置を示す分解図である。 電子機器を電子ペーパーに適用した場合の斜視図である。 電子機器をディスプレイに適用した場合の図である。
以下、本発明の塗布装置および表示シートの製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
1.表示装置
まず、本発明の表示シートの製造方法で製造された(本発明の塗布装置を用いて製造された)表示シートを適用した表示装置について説明する。
図1は、第1実施形態の本発明の塗布装置を用いて製造された表示シートを組み込んだ表示装置の断面図、図2は、図1に示す表示装置の作動を示す断面図、図3は、第1実施形態の本発明の塗布装置を示す断面図、図4は、図3に示すダイコーターの部分断面斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図4中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
図1に示す表示装置(電気泳動表示装置)20は、表示シート(フロントプレーン)21と、回路基板(バックプレーン)22とを有している。
表示シート21は、平板状の基部2と基部2の下面に設けられた第2の電極4とを備える基板(基材)12と、基板12上に設けられ、マイクロカプセル40とバインダー41とで構成された表示層400と、基板12と回路基板22との間の間隙を気密的に封止する封止部7とを有している。
一方、回路基板22は、平板状の基部1と基部1の上面に設けられた複数の第1の電極3とを備える対向基板11と、この対向基板11(基部1)に設けられた、例えばTFT等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)とを有している。
以下、各部の構成について順次説明する。
基部1および基部2は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配置される各部材を支持および保護する機能を有する。各基部1、2は、それぞれ、可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する基部1、2を用いることにより、可撓性を有する表示装置20、すなわち、例えば電子ペーパーを構築する上で有用な表示装置20を得ることができる。
各基部(基材層)1、2を可撓性を有するものとする場合、その構成材料としては、それぞれ、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等のポリエステル、ポリエチレン等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリウレタン系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
このような基部1、2の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、可撓性を有するものとする場合、20μm以上、500μm以下程度であるのが好ましく、25μm以上、250μm以下程度であるのがより好ましい。これにより、表示装置20の柔軟性と強度との調和を図りつつ、表示装置20の小型化(特に、薄型化)を図ることができる。
これらの基部1、2のマイクロカプセル40側の面、すなわち、基部1の上面および基部2の下面に、それぞれ、層状(膜状)をなす第1の電極3および第2の電極4が設けられている。
第1の電極3と第2の電極4との間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じ、この電界がマイクロカプセル40内の後述する電気泳動粒子5に作用する。本実施形態では、第2の電極4が共通電極とされ、第1の電極3がマトリックス状(行列状)に分割された個別電極(スイッチング素子に接続された画素電極)とされており、第2の電極4と1つの第1の電極3とが重なる部分が1画素を構成する。なお、第2の電極4も、第1の電極3と同様に複数に分割するようにしてもよい。また、第1の電極3がストライプ状に分割され、第2の電極も同様にストライプ状に分割され、これらが交差するように配置された形態であってもよい。
各電極3、4の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金、銀、銅、アルミニウムまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリフルオレンまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート等のマトリックス樹脂中に、NaCl、Cu(CFSO等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム酸化物(IO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このような電極3、4の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、0.01μm以上、10μm以下程度であるのが好ましく、0.02μm以上、5μm以下程度であるのがより好ましい。
ここで、各基部1、2および各電極3、4のうち、表示面側に配置される基部および電極(本実施形態では、基部2および第2の電極4)は、それぞれ、光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。これにより、後述する電気泳動分散液10中における電気泳動粒子5の状態、すなわち表示装置20に表示された情報(画像)を目視により容易に認識することができる。
表示シート21では、第2の電極4の下面に接触して、表示層400が設けられている。表示層400は、電気泳動分散液10をカプセル本体(殻体)401内に封入した複数のマイクロカプセル40がバインダー41により保持された構成をなしている。
図1に示すように、マイクロカプセル40は、対向基板11と基板12との間に、縦横に並列するように単層で(厚さ方向に重なることなく1個ずつ)、かつ、表示層400の厚さ方向全体に配設されている。すなわち、マイクロカプセル40は、表示層400において、その面方向に隣接するもの同士が互いに接触し、かつ、厚さ方向に積層することなく配列している。
また、本実施形態では、1つのマイクロカプセル40が、隣り合う2つの第1の電極3にまたがるように配置されている。マイクロカプセル40がこのように配置されることにより、1つの第1の電極3で、それに重なる2つのマイクロカプセル40内の電気泳動粒子5を作動することができる。その結果、1つのマイクロカプセル40内で異なる色が表示されることとなる。
そして、以上のように配置されたマイクロカプセル40は、対向基板11と基板12とで挟持されても、上下方向に圧縮(圧迫)されることなく、ほぼ球状(球形状)をなしている。
マイクロカプセル40の粒子径(平均粒子径)は、特に限定されないが、5μm以上、300μm以下程度であるのが好ましく、10μm以上、200μm以下程度であるのがより好ましく、10μm以上、100μm以下程度であるのがさらに好ましい。マイクロカプセル40の粒子径が5μm未満であると、マイクロカプセル40内に収容された電気泳動粒子5の色相、粒径および量(数)等にもよるが、充分な表示濃度が得られないおそれがある。逆に、マイクロカプセルの粒子径が300μmを超えると、マイクロカプセル40の構成(構成材料等)にもよるが、マイクロカプセル40のカプセル強度が低下することがあり、また、マイクロカプセル40に封入した電気泳動分散液10中における電気泳動粒子5の電気泳動特性が充分に発揮されず、表示のための起動電圧も高くなるおそれがある。
また、マイクロカプセル40の粒子径の変動係数(すなわち、粒度分布の狭さ)は、特に限定されないが、30%以下であるのが好ましく、25%以下であるのがより好ましく、20%以下であるのがさらに好ましい。マイクロカプセル40の粒子径の変動係数が30%を超えると、有効な粒子径を有するマイクロカプセル40が少なく、多数のマイクロカプセルを用いる必要が生じることがある。また、第1の電極3および第2の電極4の間に、同一の電圧を印加した場合でも、作用する電界の大きさが複数のマイクロカプセル40間でそれぞれ異なってしまい、表示特性が低下するおそれがある。
なお、上述したようなマイクロカプセル40の粒子径やその変動係数は、マイクロカプセル40を製造する際に水系媒体に分散させた分散液の粒子径や粒度分布に大きく依存する。それゆえ、分散液の分散条件を適宜調整することにより、所望の粒子径やその変動係数を有するマイクロカプセル40を得ることができる。
カプセル本体401の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ゼラチン、アラビアゴムとゼラチンとの複合材料、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、尿素樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアミド、ポリエーテルのような各種樹脂材料が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、カプセル本体401は、メラミン系樹脂を主材料して構成されているのが好ましい。メラミン系樹脂は3次元網目構造を形成することから、かかる樹脂を用いて形成されたカプセル本体401は、優れた硬度を有し球形を維持できる。
カプセル本体401内に封入された電気泳動分散液10は、少なくとも1種の電気泳動粒子5(本実施形態では、着色粒子5bと白色粒子5aとの2種)を液相分散媒6に分散(懸濁)してなるものである。
電気泳動粒子5の液相分散媒6への分散は、例えば、ペイントシェーカー法、ボールミル法、メディアミル法、超音波分散法、撹拌分散法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて行うことができる。
液相分散媒6としては、カプセル本体401に対する溶解性が低く、かつ比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。かかる液相分散媒6としては、例えば、各種水(例えば、蒸留水、純水等)、メタノール等のアルコール類、メチルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸メチル等のエステル類、アセトン等のケトン類、ペンタン等の脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン等の芳香族復素環類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、カルボン酸塩またはその他の各種油類等が挙げられ、これらを単独または混合物として用いることができる。
中でも、液相分散媒6としては、脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、またはシリコーンオイルを主成分とするものが好ましい。流動パラフィン、またはシリコーンオイルを主成分とする液相分散媒6は、電気泳動粒子5の凝集抑制効果が高く、かつカプセル本体401の構成材料との親和性が低い(溶解性が低い)ことから好ましい。これにより、表示装置20の表示性能が経時的に劣化するのをより確実に防止または抑制することができる。また、流動パラフィン、またはシリコーンオイルは、不飽和結合を有しないため耐候性に優れ、および安全性も高いという点からも好ましい。
また、液相分散媒6(電気泳動分散液10)中には、必要に応じて、例えば、電解質、アルケニルコハク酸エステルのような界面活性剤(アニオン性またはカチオン性)、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。また、液相分散媒6を着色する場合には、液相分散媒6に、必要に応じて、アントラキノン系染料、アゾ系染料、インジゴイド系染料等の各種染料を溶解するようにしてもよい。
電気泳動粒子5は、荷電を有し、電界が作用することにより、液相分散媒6中を電気泳動し得る粒子である。かかる電気泳動粒子5には、荷電を有するものであれば、いかなるものをも用いることができ、特に限定はされないが、顔料粒子、樹脂粒子またはこれらの複合粒子のうちの少なくとも1種が好適に使用される。これらの粒子は、製造が容易であるとともに、荷電の制御を比較的容易に行うことができるという利点を有している。
顔料粒子を構成する顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料、酸化チタン、酸化アンチモン等の白色顔料、モノアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛等の黄色顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、樹脂粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料や他の顔料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
顔料粒子の表面を他の顔料で被覆した粒子としては、例えば、酸化チタン粒子の表面を、酸化珪素や酸化アルミニウムで被覆したものを例示することができ、かかる粒子は、白色粒子5aとして好適に用いられる。また、カーボンブラック粒子またはその表面を被覆した粒子は、着色粒子(黒色粒子)5bとして好適に用いられる。
また、電気泳動粒子5の形状は、特に限定されないが、球形状であるのが好ましい。
電気泳動粒子5は、液相分散媒6中での分散性を考慮した場合、より小さいものが好適に用いられ、具体的には、その平均粒径が、10nm以上、500nm以下程度であるのが好ましく、20nm以上、300nm以下程度であるのがより好ましい。電気泳動粒子5の平均粒径を前記範囲とすることにより、電気泳動粒子5同士の凝集や、液相分散媒6中における沈降を確実に防止して、液相分散媒6中に分散させることができ、その結果、表示装置20の表示品質の劣化を好適に防止することができる。
なお、本実施形態のように、2種の異なる粒子を用いる場合、2種の粒子の平均粒径を異ならせること、特に、白色粒子5aの平均粒径を着色粒子5bの平均粒径より大きく設定するのが好ましい。これにより、表示装置20の表示コントラストをより向上させることや、保持特性を向上させることができる。具体的には、着色粒子5bの平均粒径を20nm以上、100nm以下程度、白色粒子5aの平均粒径を150nm以上、300nm以下程度とするのが好ましい。
また、電気泳動粒子5の比重は、液相分散媒6の比重とほぼ等しくなるように設定されているのが好ましい。これにより、電気泳動粒子5は、電極3、4間への電圧の印加を停止した後においても、液相分散媒6中において一定の位置に長時間滞留することができる。すなわち、表示装置20にメモリー性を付与することができ、表示された情報が長時間保持されることとなる。
表示層400に含まれるバインダー41は、例えば、対向基板11と基板12とを接合する目的、対向基板11と基板12との間にマイクロカプセル40を固定する目的、マイクロカプセル40同士を固定する目的、第1の電極3および第2の電極4同士間の絶縁性を確保する目的等により供給される。これにより、表示装置20の耐久性および信頼性をより向上させることができる。
バインダー41には、対向基板11、第2の電極4およびカプセル本体401(マイクロカプセル40)との親和性(密着性)に優れ、かつ、絶縁性に優れる樹脂材料(絶縁性または微小電流のみが流れる樹脂材料)が好適に使用される。
このようなバインダー41としては、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリルウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、メラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、アルキド系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、(メタ)アクリルシリコーン系樹脂、アルキルポリシロキサン系樹脂、シリコーン系樹脂、シリコーンアルキド系樹脂、シリコーンウレタン系樹脂、シリコーンポリエステル系樹脂、ポリアルキレングリコール系樹脂のような合成樹脂バインダー、エチレン−プロピレン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタンジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムのような合成ゴムまたは天然ゴムバインダー、硝酸セルロース、セルロースアセテートブチレート、酢酸セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースのような熱可塑性または熱硬化性高分子バインダー等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらのバインダー41のうち、マイクロカプセル40の分散性が比較的良好であり、さらに、対向基板11、基板12およびマイクロカプセル40との密着性に優れる点で、(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアルキレングリコール系樹脂が好ましく用いられ、さらに、(メタ)アクリル系樹脂が特に好ましく用いられる。
さらに、基板12と対向基板11との間であって、それらの縁部に沿って、封止部7が設けられている。この封止部7により、第2の電極4および表示層400が気密的に封止されている。これにより、表示装置20(表示シート21)内への水分の浸入を防止して、表示装置20(表示シート21)の表示性能の劣化をより確実に防止することができる。
封止部7の構成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、封止部7は、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
2.表示装置の動作方法
このような表示装置20は、次のようにして作動する。
表示装置20の第1の電極3と第2の電極4との間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じる。この電界にしたがって、電気泳動粒子5(着色粒子5b、白色粒子5a)は、電極3、4のいずれかに向かって移動(電気泳動)する。
例えば、白色粒子5aとして正荷電を有するものを用い、着色粒子(黒色粒子)5bとして負荷電のものを用いた場合、図2(A)に示すように、第1の電極3を正電位とすると、白色粒子5aは、第2の電極4側に移動して、第2の電極4に集まる。一方、着色粒子5bは、第1の電極3側に移動して、第1の電極3に集まる。このため、表示装置20を上方(表示面側)から見ると、白色粒子5aの色が見えること、すなわち、白色が見えることになる。
これとは逆に、図2(B)に示すように、第1の電極3を負電位とすると、白色粒子5aは、第1の電極3側に移動して、第1の電極3に集まる。一方、着色粒子5bは、第2の電極4側に移動して、第2の電極4に集まる。このため、表示装置20を上方(表示面側)から見ると、着色粒子5bの色が見えること、すなわち、黒色が見えることになる。
このような構成において、電気泳動粒子5(白色粒子5a、着色粒子5b)の帯電量や、電極3または4の極性、電極3、4間の電位差等を画素ごとに適宜設定することにより、表示装置20の表示面には、白色粒子5aおよび着色粒子5bの色の組み合わせや、電極3、4に集合する粒子の数等に応じた所望の画像が表示される。
ここで、この表示装置20では、表示層400中において、マイクロカプセル40が、その面方向に隣接するもの同士が互いに接触し、かつ、厚さ方向に積層することなく配列しているので、かかる表示層400を備える表示装置20は、高いコントラストを発揮することができる。
また、表示装置20では、表示層400に含有されるマイクロカプセル40が球状をなして存在していることにより、耐圧性および耐ブリード性に優れている。したがって、このように表示装置20を作動させているとき、もしくは、表示装置20を保存している間に、表示装置20に衝撃が加わったり、表示面が押圧されたりした場合でも、マイクロカプセル40の破壊や電気泳動分散液10の散逸が防止され、長期間安定に動作することができる。
3.表示装置の製造方法(本発明の表示シートの製造方法)
表示装置20は、次のようにして製造することができる。
表示装置20の製造方法は、基板12の第2の電極4側に表示層400を形成する表示層形成工程[A1]と、表示層400の第2の電極4と反対の面に回路基板22を接合する接合工程[A2]と、基部2と対向基板11との間の端部に封止部7を形成する封止工程[A3]とを有している。
以下、工程[A1]〜「A3」について順次説明するが、それに先立って、工程[A1]で用いられる塗布装置(本発明の塗布装置)8について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸を、x軸、y軸およびz軸とする。x軸、y軸およびz軸は、それぞれ、流路813の厚さ方向、幅方向、長さ方向と一致する。
図3に示すように、塗布装置8は、溶媒(例えば、エタノール等のアルコール)に、バインダー41およびマイクロカプセル40を加えて(分散して)なる塗布液100を送出する送出部81と、塗布液100に交番電界を作用させる交番電界発生手段82と、塗布液100を貯留する貯留タンク(貯留部)83とを有している。このような塗布装置8は、基板12を送出部81の下方に位置させた状態で、送出部81と基板12とを相対的にx軸方向に移動させながら、交番電界発生手段82が発生する交番電界の作用を受けた塗布液100を送出部81から送出し、基板12上に塗布する装置である。
図4に示すように、送出部81は、ダイコーターである(以下、「ダイコーター81」とも言う)。ダイコーター81は、一対のダイボディ811、812を有しており、これら一対のダイボディ811、812は、隙間を隔てて対向配置されている。また、各ダイボディ811、812の前記隙間に臨む壁面811a、812aは、それぞれ、平坦面で構成されている。このような壁面811aには、電極821が設けられており、壁面812aには、電極822が設けられている。
一対のダイボディ811、812(電極821、822)により形成された隙間は、後述する塗布液100の流路813を形成する。このような流路813は、貯留タンク83と接続されており、貯留タンク83に貯留された塗布液100が流路813に送り込まれる。流路813の下端は、塗布液100を送出する送出口813aを構成し、貯留タンク83から送り込まれた塗布液100を送出する。
流路813は、スリット状(薄板状)をなしており、流路813の幅は、塗布液100を塗布する基板12の幅(y軸方向の長さ)と等しいか、若干長く設定される。これにより、送出口813aから送出される塗布液100を基板12の幅方向の全域に塗布することができる。そのため、ダイコーター81と基板12とをx軸方向に相対的に移動させるだけで、基板12上の全面に塗布液100を塗布することができる。
流路813の厚さは、形成したい表示層400の厚さや、塗布液100中に分散させたマイクロカプセル40の粒径(平均粒径)等に応じて適宜設定することができる。流路813の好ましい厚さについては後述する。
流路813の長さは、特に限定されないが、20mm以上であるのが好ましい。これにより、後述する電極821、822の長さ(z軸方向の長さ)を比較的長くすることができ、流路813を流通する塗布液100に、電極821、822間に発生する交番電界を、比較的長い時間(後述するように、マイクロカプセルの凝集状態を解消するのに十分な時間)作用させることができる。なお、流路813の長さの上限としては、特に限定されないが、ダイコーター81の大型化を招くという観点から300mm以下であるのが好ましい。
交番電界発生手段82は、一対の電極821、822と、これら電極821、822間に交番電圧を印加する電圧印加手段(電源)823とを有している。このような交番電界発生手段82は、電圧印加手段823によって一対の電極821、822間に交番電圧を印加することにより、一対の電極821、822間に交番電界を発生させ、この交番電界を流路813(流路813内の塗布液100)に作用させる機能を有している。
ここで、貯留タンク83内に貯留されている塗布液100中では、マイクロカプセル40の凝集や沈降が発生しているため、このような状態の塗布液100をそのまま基板12上に塗布し表示層400を形成すると、表示層400中でマイクロカプセル40の粗密が発生し、さらにはマイクロカプセル40が欠損する部分が発生する(表示層400中でマイクロカプセル40の粗密が発生する)。表示層400中のマイクロカプセル40が欠損する部分では、色を表示することができないため、このような部分が存在する表示層400を備える表示装置20は、表示特性が所望の表示特性から低下する。
そこで、塗布装置8では、交番電界発生手段82によって、基板12上に塗布される直前の塗布液100に交番電界を作用させ、塗布液100中でマイクロカプセル40を振動させることにより、マイクロカプセル40凝集状態を解消する。これにより、基板12に塗布される直前の塗布液100中では、マイクロカプセル40が均一に分散した状態となるため、基板12上に塗布された塗布液100中では、その全域にマイクロカプセル40が均一に配置される。その結果、マイクロカプセル40が欠損した部分を生じさせることなく、また、マイクロカプセル40が全域にわたって均一に配置された表示層400を形成することができる。このように、塗布装置8によれば、優れた表示特性を発揮することのできる表示装置20を製造することができる。
なお、マイクロカプセル40の振動は、マイクロカプセル40がその内部に収容された電気泳動粒子5の影響等により分極しており、これにより、交番電界の向きによって、電極821側に引き付けられたり、逆に電極822側に引き付けられたりすることにより起こると推察される。
電極821は、ダイボディ811の壁面811aに設けられており、電極822は、ダイボディ812の壁面812aに設けられている。すなわち、電極821、822は、流路813を介して対向配置されている。電極821、822をこのような配置とすることにより、簡単な構成で確実に、流路813内の塗布液100に交番電界を作用させることができる。
本実施形態では、電極821、822が、それぞれ、流路813に臨んでいるため、電極821、822間に発生する交番電界を効率的に流路813内の塗布液100(マイクロカプセル40)に作用させることができる。
なお、電極821、822は、ダイボディ811、812が絶縁性を有する場合(例えば樹脂材料で構成されている場合等)には、ダイボディ811、812に直接固定すればよく、ダイボディ811、812が導電性を有する場合(例えば金属材料で構成されている場合)には、絶縁層を介してダイボディ811、812に固定すればよい。また、電極821、822は、流路813に臨んでいる必要はなく、例えば、電極821、822の表面に塗布液100との接触を防止するための保護膜等が形成されていてもよい。
電極821、822は、ともに板状(薄膜状)をなしており、流路813の幅方向のほぼ全域にわたって形成されている。これにより、流路813の幅方向の全域に交番電界を作用させることができるため、すなわち、塗布液100にムラなく交番電界を作用させることができるため、流路813内の塗布液100中のマイクロカプセル40の凝集状態を確実に解消することができる。
また、電極821、822は、流路813の長さ方向のほぼ全域にわたって形成されている。これにより、流路813内を流れる塗布液100に、より長時間、交番電界を作用させることができるため、流路813内の塗布液100中のマイクロカプセル40の凝集状態をより確実に解消することができる。
各電極821、822の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金、銀、銅、アルミニウムまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリフルオレンまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート等のマトリックス樹脂中に、NaCl、Cu(CFSO等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム酸化物(IO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
一対の電極821、822間に発生する交番電界の大きさは、特に限定されないが、1V/cm以上、1×10V/cm以下であるのが好ましく、1×10V/cm以上、1×10V/cm以下であるのがより好ましい。交番電界をこのような大きさとすることにより、省電力化を図りつつ、流路813内の塗布液100中のマイクロカプセル40を確実に振動させることができる。
また、一対の電極821、822間に発生する交番電界の周波数(すなわち、電圧印加手段823が一対の電極821、822間に印加する交番電圧の周波数)は、特に限定されないが、1Hz以上、1MHz以下であるのが好ましく、10Hz以上、100kHz以下であるのがより好ましい。交番電界の周波数のこのような範囲とすることにより、マイクロカプセル40(マイクロカプセル40の凝集体)の振動数と振動幅の調和を図ることができるため、マイクロカプセル40の凝集状態を、より確実に、解消することができる。
ここで、一対の電極821、822間に印加される交番電圧の強さをV(V)とし、周波数をf(Hz)とし、塗布液100中のマイクロカプセル40の移動度(1V/mでの単位時間当たりの移動距離)をμ(μm/V・s)としたとき、流路813の厚さdは、d>(μ/f)×(V/d)を満たすこと、すなわち、d>μ・V/fを満たすことが好ましい。流路813の幅を、上記式を満たす数値とすることにより、流路813内で、電極821、822との接触を防止しつつ、マイクロカプセル40を効率的に振動させることができる。そのため、マイクロカプセル40の凝集状態をより確実に解消することができる。
以上、塗布装置8について説明した。
[A1]表示層形成工程
表示層形成工程は、基板12上に塗布液100を塗布し、塗布した塗布液100を乾燥することにより表示層400を形成する工程である。
まず、貯留部83に貯留した塗布液100をダイコーター81の流路813に送り込むとともに、交番電界発生手段82によって流路813内の塗布液100(マイクロカプセル40)に交番電界を作用させる。次いで、ダイコーター81の下方に位置する基板12とダイコーター81とをx軸方向に相対的に移動させながら、送出口813aから交番電界を作用させた塗布液100を送出し、基板12上に塗布する。これにより、基板12の上面のほぼ全域に塗布液100が塗布される。次いで、この塗布液100を乾燥することにより、表示層400が形成される。これにより、表示シート21が製造される。
本工程では、基板12上に塗布液100が塗布されている間、連続して交番電界発生手段82により交番電界を発生させていることが好ましい。これにより、より確実に、基板12上に塗布された塗布液100中にて、複数のマイクロカプセル40を、粗密なく均一に配列させることがでる。
また、貯留部83に基板12複数枚分の塗布液100を予め貯留しておき、複数の基板12上に連続して塗布液100を塗布する場合には、1枚目の基板12上に塗布液100を塗布する前(直前)から、最後の基板12上に塗布液100を塗布し終えるまでの間、連続して交番電界発生手段82により交番電界を発生させていることが好ましい。これにより、各基板12上に、マイクロカプセル40が粗密なく均一に配列させた表示層400を形成することができ(すなわち、各基板12上に形成された表示層400を均質化することができ)、製造される複数の表示装置20の表示特性を高いレベルで均質化することができる。
このような塗布装置8によれば、マイクロカプセル40が粗密なく均一に配列させた表示層400を、再現性よく形成することができるため、例えば、一度に大量(例えば、100枚分の基板12に相当する量)の塗布液100を貯留部83に貯留し、連続して大量の基板12上に塗布液100を塗布し表示層400を形成することができる。通常、貯留部83内の塗布液100を使い果たした後は、貯留部83やダイコーター81の洗浄を行ってから、再び貯留部83に塗布液100を貯留し、基板12への塗布液100の塗布を開始(再開)するが、上記のような塗布装置8によれば、このような洗浄の回数を減らすことができる。そのため、製造時間の短縮や製造コストの低減を図ることができる。
また、塗布液100を基板12上に塗布している最中に塗布液100が切れてしまい、新しい塗布液100を貯留部83に補充し、補充した塗布液100を、既に基板12上に塗布された塗布液100の端から塗布しようとする場合には、その接続部にいわゆる「フィードマーク」なる痕が残ってしまう場合があるが、塗布装置8によれば、一度に大量の塗布液100を貯留することができるため、このようなフィードマークの発生を少なくすることができる。
[A2]回路基板22の接合工程
次に、回路基板22と、前記工程[A1]で得られた表示シート21とを、基板12の反対側の面と第1の電極3とを接合することにより、表示シート21と回路基板22とが接合される。
[A3]封止部7の形成による封止工程
次に、基部2および対向基板11の縁部に沿って、封止部7を形成する。これは、基部2と対向基板11との間であって、これらの縁部に沿って封止部7を形成するための材料を、例えば、ディスペンサ等により供給し、固化または硬化させることにより形成することができる。
以上の工程を経て、図1に示す表示装置20が得られる。
このようにして得られた表示装置20では、表示層400中において、マイクロカプセル40が、表示層400の面方向に対して互いに接触した状態で配列し、かつ、その厚さ方向に対して重なることなく1列に配列している。その結果、表示層400中のマイクロカプセル40の均質度が優れたものとなり、表示装置20は、優れたコントラストを発揮する。
<第2実施形態>
次に、本発明の塗布装置の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態にかかる塗布装置の部分断面斜視図である。
以下、第2実施形態の塗布装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる塗布装置は、交番電界発生手段の構成が異なる以外は、第1実施形態の塗布装置と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図5に示すように、交番電界発生手段82Aは、ダイボディ811の壁面811aに設けられた一対の電極821A、822Aと、一対の電極821A、822A間に交番電圧を印加する電圧印加手段(電源)823Aを有している。一対の電極821A、822Aは、櫛場電極(IDT)であり、互いの電極指821A’、822A’が噛み合うように配置されている。電圧印加手段823Aによって、一対の電極821A、822A間に交番電圧を印加すると、一対の電極821A、822A間に交番電界が発生し、発生した交番電界が流路813内の塗布液100(マイクロカプセル40)に作用する。電極821A、822Aをこのような配置および構成とすることにより、簡単な構成で確実に、流路813内の塗布液100に交番電界を作用させることができる。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の塗布装置の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態にかかる塗布装置の分解図である。
以下、第3実施形態の塗布装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる塗布装置は、交番電界発生手段の構成が異なる以外は、第1実施形態の塗布装置と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図6に示すように、交番電界発生手段82Bは、ダイボディ811の壁面811aに設けられた一対の電極821B、822Bと、一対の電極821B、822B間に交番電圧を印加する電圧印加手段(電源)823Bと、ダイボディ812の壁面812aに設けられた一対の電極824B、825Bと、一対の電極824B、825B間に交番電圧を印加する電圧印加手段(電源)826Bとを有している。
一対の電極821B、822Bは、櫛場電極(IDT)であり、互いの電極指821B’、822B’が噛み合うように配置されている。電圧印加手段823Bによって、一対の電極821B、822B間に交番電圧を印加すると、一対の電極821B、822B間に交番電界が発生し、発生した交番電界が流路813内の塗布液100(マイクロカプセル40)に作用する。
一方、一対の電極824B、825Bも、櫛場電極(IDT)であり、互いの電極指824B’、825B’が噛み合うように配置されている。電圧印加手段826Bによって、一対の電極824B、825B間に交番電圧を印加すると、一対の電極824B、825B間に交番電界が発生し、発生した交番電界が流路813内の塗布液100(マイクロカプセル40)に作用する。
電極821B、822B、824B、825Bをこのような配置および構成とすることにより、簡単な構成で確実に、流路813内の塗布液100に交番電界を作用させることができる。特に、このような電極構成によれば、(1)一対の電極821B、822B間で発生する交番電界と、(2)一対の電極824B、825B間で発生する交番電界と、(3)電極821B、822Bのうちの負電位の電極と電極824B、825Bのうちの正電位の電極との間に発生する電界と、(4)電極821B、822Bのうちの正電位の電極と電極824B、825Bのうちの負電位の電極との間に発生する電界とを流路813中の塗布液100に作用させることできる。そのため、マイクロカプセル40を流路813内で2次元的または3次元的に振動させることができ、より確実に、マイクロカプセル40の凝集状態を解消することができる。
このような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<電子機器>
以上のような表示装置20は、各種電子機器に組み込むことができる。以下、表示装置20を備える電子機器について説明する。
<<電子ペーパー>>
まず、電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態について説明する。
図7は、電子機器を電子ペーパーに適用した場合の斜視図である。
図7に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような表示装置20で構成されている。
<<ディスプレイ>>
次に、電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図8は、電子機器をディスプレイに適用した場合の図である。このうち、図8中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図8に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図7に示す構成と同様のものである。
本体部801は、その側部(図8(a)中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図8(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図8中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
また、このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600が、前述したような表示装置20で構成されている。
なお、電子機器は、以上のようなものへの適用に限定されず、例えば、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、これらの各種電子機器の表示部に、表示装置20を適用することが可能である。
以上、本発明の塗布装置および表示シートの製造方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明の表示シートの製造方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、塗布液を貯留する貯留部がダイコーターと別体として構成されていたが、貯留部は、例えば、ダイコーターと一体として(ダイコーター81の内部に)設けられていてもよい。
1‥‥基部 2‥‥基部 3‥‥第1の電極 4‥‥第2の電極 5‥‥電気泳動粒子(表示粒子) 5a‥‥白色粒子 5b‥‥着色粒子(黒色粒子) 6‥‥液相分散媒 7‥‥封止部 10‥‥電気泳動分散液 100‥‥塗布液 11‥‥対向基板 12‥‥基板 20‥‥表示装置 21‥‥表示シート 22‥‥回路基板 40‥‥マイクロカプセル 41‥‥バインダー 400‥‥表示層 401‥‥カプセル本体 600‥‥電子ペーパー 601‥‥本体 602‥‥表示ユニット 8‥‥塗布装置 81‥‥ダイコーター(送出部) 811、812‥‥ダイボディ 811a、812a‥‥壁面 813‥‥流路 813a‥‥送出口 82、82A、82B……交番電界発生手段 821、821A、821B、822、822A、822B、824B、825B‥‥電極 821A’、821B’、822A’、822B’、824B’、825B’‥‥電極指 823、823A、823B、826B‥‥電圧印加手段 83‥‥貯留部 800‥‥ディスプレイ 801‥‥本体部 802a、802b‥‥搬送ローラ対 803‥‥孔部 804‥‥透明ガラス板 805‥‥挿入口 806‥‥端子部 807‥‥ソケット 808‥‥コントローラー 809‥‥操作部

Claims (9)

  1. 基材の表面に、正または負に帯電した粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセルを分散させた塗布液を塗布する塗布装置であって、
    前記塗布液を貯留する貯留部と、
    前記塗布液を前記基材に向けて送出する送出部と、
    前記送出部に形成され、前記塗布液が流通する流路と、
    前記流路に交番電界を作用させる交番電界発生手段とを有することを特徴とする塗布装置。
  2. 前記交番電界発生手段は、前記基材の表面へ前記塗布液を塗布している間、連続して前記流路に交番電界を作用させる請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記送出部は、前記流路を形成する対向配置された一対の壁面を備えるヘッドを有し、
    前記交番電界発生手段は、前記一対の壁面の一方および他方に、それぞれ形成された一対の電極と、前記一対の電極間に交番電圧を印加する電圧印加手段とを有している請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 前記送出部は、前記流路を形成する対向配置された一対の壁面を備えるヘッドを有し、
    前記交番電界発生手段は、前記一対の壁面のうちの少なくとも一方の壁面に設けられた一対の電極と、前記一対の電極間に交番電圧を印加する電圧印加手段とを有している請求項1または2に記載の塗布装置。
  5. 前記一対の電極は、櫛歯電極である請求項4に記載の塗布装置。
  6. 前記一対の壁面に、それぞれ、前記一対の電極が形成されている請求項4または5に記載の塗布装置。
  7. 前記交番電界の大きさは、1V/cm以上、1×10V/cm以下である請求項1ないし6のいずれかに記載の塗布装置。
  8. 前記交番電界の周波数は、1Hz以上、1MHz以下である請求項1ないし7のいずれかに記載の塗布装置。
  9. 正または負に帯電した粒子を移動可能に収容した複数のマイクロカプセルを有する表示層を備える表示シートの製造方法であって、
    前記複数のマイクロカプセルを分散させた塗布液を該塗布液が流通する流路を備える送出部から送出し、基材の表面に塗布することにより前記表示層を形成する表示層形成工程を有し、
    前記表示層形成工程では、前記流路に交番電界を作用させることを特徴とする表示シートの製造方法。
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