JP2011223426A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連写における利便性を向上させた撮像装置を提供する。
【解決手段】連写速度を設定する連写速度設定手段と複数の画素を有し、すべての画素の画像信号を出力して記録画像情報とする全画素読み出しモードと、所定の画素の画像信号とその周辺画素の画像信号とを混合して出力してスルー画像情報とする混合読み出しモードとを有する撮像素子と、読み出しモードを設定する読み出しモード設定手段と、画像情報を表示する表示手段と、連写速度に応じて撮像素子が記録画像情報の撮像動作以外の期間に混合読み出しモードにて撮像したスルー画像情報をスルー画像として表示手段に表示させる第1の連写処理、および撮像素子が撮像した画像情報および画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方を、当該画像情報および画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方が得られるまで表示手段に継続して表示させる第2の連写処理、のいずれかを選択して実行する制御手段。
【選択図】図4

Description

本発明は、スルー画像を表示するための表示部を備え、静止画の連続撮影(以下「連写」と称す。)が可能な撮像装置に関する。
連写を行うことができるデジタルカメラが知られている。連写とは、使用者による単一の操作に対し、デジタルカメラが連続して複数の撮像動作を行うことにより複数の画像情報を得る動作である。連写により、使用者は撮影された複数の画像情報間の変化を楽しむことや、複数の画像情報から好みの画像情報を選択することができる。
また、デジタルカメラは、例えば1/60秒等、所定時間毎の撮像動作により得られた画像情報を動画としてリアルタイムに液晶モニタ等の表示部に表示することができる。このとき表示される画像をスルー画像、スルー画像を表示する動作をスルー画像表示と呼ぶ。また、デジタル一眼レフカメラにおいては、光学系と撮像素子との間の光路上から可動ミラーを退避させることにより被写体像を撮像素子に結像させ、得られた画像情報をリアルタイムに表示部に表示する、ライブビューの機能を備えたものがある(以下ではスルー画像と記載した場合にライブビューの概念も含むものとする。)。
連写における撮像動作の間の期間にスルー画像表示を行う従来のデジタルカメラ等の撮像装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来の撮像装置は、使用者の設定に応じて、撮像動作の間の期間にスルー画像を表示すること、および、高速連写時において何も表示しないこと、のいずれかの動作を選択することにより、連写操作性の優れた撮像装置を提供することができるとしている。
特開2001−128036号公報
しかしながらこのような従来の撮像装置は、連写速度が速くなる、すなわち連写における撮像動作の間隔が短くなると、スルー画像を表示部に表示している期間が相対的に短くなるか、もしくはまったく表示されなくなる。このため、連写中に使用者が表示部に表示されたスルー画像を視認して構図を確認することや、被写体の動きに追従することが困難になるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、連写における利便性を向上させた撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の撮像装置は、外部からの単一の撮影指示に対して複数の撮像動作により複数の記録画像情報を生成する連写の機能を有する撮像装置であって、連写速度を設定する連写速度設定手段と、複数の画素を有し、読み出しモードとして、すべての画素の画像信号を出力して記録画像情報とする全画素読み出しモードと、所定の画素の画像信号とその周辺画素の画像信号とを混合して出力してスルー画像情報とする混合読み出しモードとを有する撮像素子と、撮像素子の読み出しモードを設定する読み出しモード設定手段と、画像情報を表示する表示手段と、連写速度に応じて、撮像素子が記録画像情報の撮像動作以外の期間に混合読み出しモードにて撮像したスルー画像情報をスルー画像として表示手段に表示させる第1の連写処理、および、撮像素子が撮像した画像情報および画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方を、次に当該画像情報および画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方が得られるまで表示手段に継続して表示させる第2の連写処理、のうちいずれかを選択して実行する制御手段と、を備える。
本発明によれば、連写における利便性を向上させた撮像装置を提供することが出来る。
実施の形態1に係るデジタルカメラ100の前面構成図 実施の形態1に係るデジタルカメラ100の背面構成図 実施の形態1に係るデジタルカメラ100の電気的構成図 実施の形態1に係るデジタルカメラ100の撮影モードにおける処理の流れを示すフローチャート 実施の形態1に係るデジタルカメラ100の連写時の動作タイミングを示す図 実施の形態1に係るデジタルカメラ100の連写時の動作タイミングを示す図
〔実施の形態1〕
実施の形態1のデジタルカメラ100は、撮影モードにおいて連写を行う際、あらかじめ設定された連写速度に応じ、連写における記録画像情報の撮像動作の間の期間にスルー画像を表示するか、撮像動作中にそれ以前に撮像した画像情報を静止画として表示するかを切り替える。以下、デジタルカメラ100の構成および動作を説明する。
〔1.デジタルカメラ100の構成〕
以下、図面を用いてデジタルカメラ100の構成を説明する。
図1は、デジタルカメラ100の前面構成図である。デジタルカメラ100は前面に光学系110を納める鏡筒や、フラッシュ160を備える。また、デジタルカメラ100は上面に静止画レリーズ釦201、ズームレバー202、および電源釦203等の操作釦を備える。
図2は、デジタルカメラ100の背面構成図である。デジタルカメラ100は背面に液晶モニタ123、中央釦204、十字釦205、動画レリーズ釦206およびモード切替スイッチ207等の操作釦を備える。
図3は、デジタルカメラ100の電気的構成図である。デジタルカメラ100は、光学系110を介して形成された被写体像をCCDイメージセンサ120で撮像する。CCDイメージセンサ120は撮像した被写体像に基づく画像情報を生成する。撮像により生成された画像情報は、AFE(アナログ・フロント・エンド)121や画像処理部122において各種処理が施される。生成された画像情報はフラッシュメモリ142やメモリカード140に記録される。フラッシュメモリ142やメモリカード140に記録された画像情報は、使用者による操作部150の操作を受け付けて液晶モニタ123上に表示される。以下、図1から図3に示す各構成の詳細を説明する。
光学系110は、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113、およびシャッタ114等により構成される。図示していないが、光学系110は、光学式手ぶれ補正レンズOIS(Optical Image Stabilizer)を含んでいてもよい。なお、光学系110を構成する各種レンズは何枚から構成されるものでも、何群から構成されるものでもよい。
フォーカスレンズ111は被写体のフォーカス状態の調節に用いられる。ズームレンズ112は被写体の画角の調節に用いられる。絞り113は、CCDイメージセンサ120に入射する光量の調節に用いられる。シャッタ114は、CCDイメージセンサ120に入射する光の露出時間を調節する。フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113、シャッタ114は、それぞれに対応したDCモータやステッピングモータ等の駆動手段により、コントローラ130から通知された制御信号に従って駆動される。
CCDイメージセンサ120は複数の画素を含み、光学系110を通して形成された被写体像を撮像して画像情報を生成する。CCDイメージセンサ120は、デジタルカメラ100が撮影モードにあるとき、一定時間毎に新しいフレームの画像情報を生成することができる。
CCDイメージセンサ120は、複数の読み出しモードを有する。CCDイメージセンサ120が備える画素毎に画像信号が読み出される読み出しモードを「全画素読み出しモード」という。すなわち、「全画素読み出しモード」においては、CCDイメージセンサ120は、センサが持つ全画素数と同じ画素数の画像情報(以下、記録画像情報と称す。)を出力する。本実施の形態のCCDイメージセンサ120は、この全画素読み出しモードに加えて、複数の画素の画像信号を混合して読み出す「混合読み出しモード」をさらに有する。「混合読み出しモード」においては、複数の画素の画像信号を混合して読み出すことによって、画像情報の画素数が「全画素読み出しモード」において出力される記録画像情報よりも少なくなるため、その分読み出し期間を短縮することができる。また、「混合読み出しモード」にて読み出された画像情報を液晶モニタ123で表示可能な画素数とすれば、読み出した画像情報の画素数を変更することなしに液晶モニタ123に表示することができる。したがって本実施の形態では、スルー画像表示のための画像情報としては、「混合読み出しモード」にて読み出した画像情報(以下、スルー画像情報と称す。)を使用する。一方、メモリカード140等に記録するための画像情報としては、「全画素読み出しモード」にて読み出した記録画像情報を使用する。コントローラ130は、CCDイメージセンサ120に対して読み出しモードの変更を指示する。
AFE121では、CCDイメージセンサ120から読み出された画像情報に対して相関二重サンプリングによる雑音抑圧、アナログゲインコントローラによるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換が施される。その後、AFE121は画像情報を画像処理部122に出力する。
画像処理部122は、AFE121から出力された画像情報に対して各種の処理を施す。各種処理としては、スミア補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、縮小処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。画像処理部122は、各種処理を施した画像情報をバッファメモリ124に記憶する。画像処理部122は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータがプログラムを実行することにより実現してもよい。またコントローラ130等と共に1つの半導体チップで構成してもよい。
液晶モニタ123は、デジタルカメラ100の背面に備わる。液晶モニタ123は、画像処理部122にて処理された画像情報に基づく画像を表示する。液晶モニタ123が表示する画像には、スルー画像や記録画像がある。スルー画像は、液晶モニタ123に表示される、CCDイメージセンサ120により一定時間ごとに生成される新しいフレームの画像である。通常は、デジタルカメラ100が撮影モードにあるときに、CCDイメージセンサ120が「混合読み出しモード」にてスルー画像情報を生成する。生成されたスルー画像情報に対して画像処理部122が所定の処理を行い、さらにその画像情報に基づいて、液晶モニタ123がスルー画像を表示する。使用者は、液晶モニタ123に表示されるスルー画像を参照することにより、被写体の構図を確認しながら撮影できる。記録画像は、デジタルカメラ100が再生モードにあるときに、メモリカード140等に記録された高画素の画像情報を液晶モニタ123に表示するために画像処理部122にて低画素に縮小した画像情報に基づいて表示される画像である。また、メモリカード140等に記録するために生成した「全画素読み出しモード」の記録画像情報を、(一旦メモリカード140等に記録することなく)画像処理部122にて縮小した画像情報に基づいて表示される画像も記録画像に含まれる。なお、メモリカード140等に記録される高画素の記録画像情報は、使用者による静止画レリーズ釦201の操作を受け付けた後に、CCDイメージセンサ120が生成した記録画像情報に基づいて画像処理部122により生成される。
コントローラ130は、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御する。また、コントローラ130は、画像処理部122で処理された後バッファメモリ124に記憶された画像情報を、メモリカード140等の記録媒体へ記録する。コントローラ130は、プログラム等の情報を格納するROMや、プログラムを実行することにより各種情報を処理するCPU等により構成される。ROMは、ファイル制御、オートフォーカス制御(AF制御)や自動露出制御(AE制御)、フラッシュ160の発光制御に関するプログラムの他、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御するためのプログラムを格納している。
コントローラ130は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部122などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。また、ROMはコントローラ130の内部構成である必要はなく、コントローラ130の外部に備わったものでもよい。
バッファメモリ124は、画像処理部122やコントローラ130のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ124はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。また、フラッシュメモリ142は、画像情報等を記録するための内部メモリとして機能する。
カードスロット141は、メモリカード140を着脱可能な接続手段である。カードスロット141は、メモリカード140を電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット141は、メモリカード140を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード140は、内部にフラッシュメモリ等の記録部を備えた外部メモリである。メモリカード140は、画像処理部122で処理される画像情報等のデータを記録可能である。
操作部150は、デジタルカメラ100の外装に備わっている操作釦や操作ダイヤルの総称であり、使用者による操作を受け付ける。例えば図1や図2に示した静止画レリーズ釦201や、動画レリーズ釦206、ズームレバー202、電源釦203、中央釦204、十字釦205、モード切替スイッチ207などがこれにあたる。操作部150は使用者による操作を受け付けると、コントローラ130に種々の動作指示信号を通知する。
静止画レリーズ釦201は、半押し状態と全押し状態の二段階押下式釦である。静止画レリーズ釦201が使用者により半押しされると、コントローラ130は、AF(Auto Focus)制御や、AE(Auto Exposure)制御を実行し撮影条件を決定する。続いて、静止画レリーズ釦201が、使用者により全押しされると、コントローラ130は、全押しのタイミングに撮像された画像情報を静止画像としてメモリカード140等に記録する。以下、単に静止画レリーズ釦201を押下すると記載する場合は、全押しを示すものとする。
動画レリーズ釦206は、動画記録の開始/終了を指示するための押下式釦である。動画レリーズ釦206が使用者によって押下されると、コントローラ130は、CCDイメージセンサ120が生成した画像情報に基づいて画像処理部122により生成された画像情報を動画像として順次、メモリカード140等の記録媒体に記録する。再度、動画レリーズ釦206を押下すると、動画像の記録が終了する。
ズームレバー202は画角を広角端と望遠端との間で調節するための中央位置自己復帰式のレバーである。ズームレバー202は、使用者により操作されるとコントローラ130にズームレンズ112を駆動するための動作指示信号を通知する。すわなち、ズームレバー202が広角端側に操作されると、コントローラ130は、被写体を広角で捉えられるようにズームレンズ112を駆動する。同様に、ズームレバー202が望遠端側に操作されると、コントローラ130は、被写体を望遠で捉えられるようにズームレンズ112を駆動する。
電源釦203は、デジタルカメラ100を構成する各部への電力供給をON/OFFするための押下式釦である。電源OFF時に電源釦203が使用者により押下されると、コントローラ130はデジタルカメラ100を構成する各部に電力を供給し、起動させる。また、電源ON時に電源釦203が使用者により押下されると、コントローラ130は各部への電力供給を停止する。
中央釦204は、押下式釦である。デジタルカメラ100が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、中央釦204が使用者により押下されると、コントローラ130は液晶モニタ123にメニュー画面を表示する。メニュー画面は、撮影/再生のための各種条件を設定するための画面である。各種条件の設定項目が選択されているときに押下されると、中央釦204は決定釦としても機能する。
十字釦205は、上下左右方向に設けられた押下式釦である。使用者は、十字釦205のいずれかの方向を押下することにより、液晶モニタ123に表示される各種条件項目を選択することができる。
モード切替スイッチ207は、上下方向に設けられた押下式釦である。使用者はモード切替スイッチ207のいずれかの方向を押下することにより、デジタルカメラ100の状態を、撮影モード、再生モードに切り替えることができる。
なお、CCDイメージセンサ120は、撮像手段の一例である。コントローラ130は、制御部の一例である。液晶モニタ123は、表示手段の一例である。
〔2.動作〕
デジタルカメラ100の撮影モードにおける連写動作およびそのときの液晶モニタ123への表示制御について説明する。
〔2−1.撮影モードの設定〕
撮影モードにおける連写の設定動作について説明する。使用者は、操作部150を操作することにより、撮影時の動作を「単写」および「連写」のうちから選択して設定する。「単写」では、デジタルカメラ100の静止画レリーズ釦201を1回押下したときに1回の撮像動作を行うことにより1つの記録画像情報を得る。「連写」では、静止画レリーズ釦201を1回押下したときに複数回の撮像動作を行うことにより複数の記録画像情報を得る。また、「連写」においてはさらに、連写速度を設定可能であるものとする。連写速度とは、連写を行ったときの1秒当たりの撮像枚数を示すものとする。連写速度が速いときは、連写における記録画像情報の撮像動作の間隔が短くなり、連写速度が遅いときは、記録画像情報の撮像動作の間隔が長くなる。本実施の形態では、連写速度として3段階、低速、中速および高速の中から選択可能であるものとする。
「連写」および「単写」の切り替えと連写速度の設定は、使用者が操作部150を操作することにより液晶モニタ123にメニュー画面を表示させ、メニュー画面上で設定するようにしてもよいし、例えば操作部150の中に、「単写」、「連写(低速)」、「連写(中速)」、「連写(高速)」のうちからいずれかを選択可能な専用の釦またはスイッチを設けるようにしてもよい。以下の説明では上記のような構成により、連写の設定として「単写」、「連写(低速)」、「連写(中速)」、「連写(高速)」のうちからいずれかを選択するものとして説明する。
〔2−2.連写における動作〕
デジタルカメラ100の電源が入った状態から、使用者がモード切替スイッチ207のうち撮影モードの方向を押下すると、コントローラ130は各部を制御し、デジタルカメラ100の状態を撮影モードに切り替える。具体的には、コントローラ130は、デジタルカメラ100の各部を制御して撮影モードに切り替えると共に、CCDイメージセンサ120を「混合読み出しモード」に設定する。撮影モードにおいてCCDイメージセンサ120は、所定時間毎に撮像動作を行い、スルー画像情報を出力する。そしてAFE121および画像処理部122は、CCDイメージセンサ120から出力されるスルー画像情報に対して順次処理を行う。液晶モニタ123は、画像処理部122から出力されるスルー画像情報をスルー画像として表示する。なお、撮影モードにおいて、スルー画像を表示しつつ使用者の操作を受付可能な状態を待機状態と呼ぶ。
また、使用者は操作部150を操作して連写に関する設定を行う。コントローラ130は、この設定内容(「単写」、「連写(低速)」、「連写(中速)」および「連写(高速)」のうちのいずれか)をバッファメモリ124に記憶させる。撮影前の設定を済ませてから、使用者はスルー画像を見ながら構図を決定する。
デジタルカメラ100の撮影モードにおける連写の動作について説明する。図4は、デジタルカメラ100の撮影モード時の撮影動作の流れを示すフローチャートである。
撮影モードにおいてCCDイメージセンサ120は「混合読み出しモード」にて撮像動作を行ってスルー画像情報を出力する。このスルー画像情報は各種処理を経て液晶モニタ123にスルー画像として表示される(S601)。次にコントローラ130は、静止画レリーズ釦201が押下されたかどうかを判定する(S602)。静止画レリーズ釦201が押下されていない、すなわち使用者がシャッタを切っていない場合(S602において“No”)、次にコントローラ130は、モード切替スイッチ207が操作される、電源釦203が押下される等により撮影モードを終了するかどうかを判定する(S603)。撮影モードを終了すると判定した場合(S603において“Yes”)には撮影モードにおける動作を終了する。一方、終了せず撮影モードを継続すると判定した場合(S603において“No”)には、ステップS601に戻る。このように、撮影モードでは一定時間毎に撮像動作が行われ、その結果得られた画像情報がスルー画像として表示される。
使用者が構図を決定して静止画レリーズ釦201を押下すると、コントローラ130は、静止画レリーズ釦201が押下されたと判定する(S602において“Yes”)。そしてコントローラ130はバッファメモリ124に記憶されている連写の設定を読み出し、設定内容を判定する(S604)。
連写の設定が「単写」である場合(S604において“単写”)、コントローラ130は各部を制御して単写の動作を行う(S605)。具体的には、コントローラ130はまずCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替える。CCDイメージセンサ120は、撮像動作により記録画像情報を出力する。コントローラ130は、各種処理が施された記録画像情報をメモリカード140等に記録する。単写の処理が完了すると、コントローラ130はCCDイメージセンサ120を再び「混合読み出しモード」に切り替える。以下、ステップS601に戻り、デジタルカメラ100はスルー画像表示を再開する。
一方、連写の設定が「連写(低速)」、「連写(中速)」および「連写(高速)」のうちのいずれか、すなわち連写を行う設定であると判定した場合(S604において“連写”)、次にコントローラ130は連写速度を判定し(S606)、連写速度が所定の閾値以上であるかどうかにより異なる処理を行う。本実施の形態においては、連写速度として「連写(低速)」、「連写(中速)」および「連写(高速)」の3種類から選択する構成であるが、このうち「連写(高速)」であるときは閾値以上として、そしてそれ以外、すなわち「連写(低速)」および「連写(中速)」のいずれかであるときは閾値未満として、各々異なる処理を行うものとする。連写速度が閾値未満、すなわち設定が「連写(低速)」および「連写(中速)」のいずれかである場合(S606において“No”)、スルー画像の断続表示を伴った連写処理を行い(S607)、ステップS601に戻る。一方、連写速度が閾値以上、すなわち設定が「連写(高速)」である場合(S606において“Yes”)、静止画表示を伴った連写処理を行い(S608)、ステップS601に戻る。
以下、スルー画像断続表示を伴った連写処理および静止画表示を伴った連写処理の各々について順に説明する。なお、以下の説明では、連写において、メモリカード140等に記録するための記録画像情報を得るためのCCDイメージセンサ120の撮像動作を、「記録画像情報の撮像動作」と呼ぶことがある。また、スルー画像を表示するためのスルー画像情報を得るためのCCDイメージセンサ120の撮像動作を「スルー画像情報の撮像動作」と呼ぶことがある。また撮像動作を、露光と、露光により得られた画像信号の読み出しとの2段階に分けて説明する。
まず、スルー画像断続表示を伴った連写処理について説明する。この連写処理において、コントローラ130は静止画レリーズ釦201が押下されている間、設定された連写速度にて連写処理を行う。また、連写中の記録画像情報の撮像動作の間にはスルー画像表示を行う。記録画像情報の撮像処理中には表示を行わない。その結果、液晶モニタ123にはスルー画像が断続表示されることになる。断続表示であるものの、液晶モニタ123にはリアルタイムにスルー画像が表示されるため、使用者は被写体を視認しやすく、また動きのある被写体へ追従しやすくなる。
図5は、デジタルカメラ100の連写時の動作タイミングを模式的に示す図である。横軸は時間の経過を示している。便宜上、時刻としては離散的な時刻T0、T1、…を用いて説明する。図は、スルー画像表示の状態から時刻T0において使用者が静止画レリーズ釦201を押下することにより連写動作を開始し、押下が継続される時刻T23までは連写動作を継続し、その後再びスルー画像表示の状態となるときの動作タイミングを示している。なお、撮像した記録画像情報は別途メモリカード140等に記録されるが、ここではそのタイミング等の説明については省略する。図5(a)〜(c)の各々において、「露光/駆動切替」の欄は、CCDイメージセンサ120の撮像動作のうち露光の期間、および、「全画素読み出しモード」と「混合読み出しモード」との間の切替期間(斜線を付した期間)を示している。「読み出し」の欄は、CCDイメージセンサ120の撮像動作のうち画像信号を読み出して出力する期間を示している。「表示」の欄は、画像情報が液晶モニタ123に表示される期間を示している。記録画像情報の撮像動作については網掛けを施している。また、各欄の間に描かれた矢印は、露光、読み出し、表示の一連の処理の流れに対応している。
図5(a)は、連写の設定が「連写(低速)」であるときの連写の動作タイミングを示している。時刻T0において静止画レリーズ釦201が押下されるまでは、デジタルカメラ100はスルー画像表示を行っている。すなわち、CCDイメージセンサ120が露光を行い、露光が完了するとCCDイメージセンサ120から画像信号の読み出しが行われる。スルー画像表示においてCCDイメージセンサ120は「混合読み出しモード」に設定されているので、画像信号の読み出しに要する時間は相対的に短い。読み出しにより得られたスルー画像情報は、AFE121および画像処理部122において所定の処理が行われた後に液晶モニタ123にスルー画像として表示される。この処理が所定時間毎に行われる。
時刻T0において静止画レリーズ釦201の押下が開始されると、デジタルカメラ100は連写の動作を開始する。連写の設定が「低速」であるとき、図5(a)においては時刻T1、時刻T14のタイミングが記録画像情報の露光タイミングとなる。
コントローラ130はまず時刻T0においてCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替える。切り替えが完了すると、次に時刻T1においてCCDイメージセンサ120は記録画像を得るための露光を行い、露光が完了すると時刻T2において画像信号の読み出しが開始される。CCDイメージセンサ120は「全画素読み出しモード」に設定されているので、画像信号の読み出しに要する時間は「混合読み出しモード」のときよりも長くなる。画像信号の読み出しは時刻T8まで継続される。なお、時刻T0から時刻T8まではスルー画像情報のための露光は行われないため、これに対応する時刻T2から時刻T10まではスルー画像表示は行われない。
一方、時刻T2においてCCDイメージセンサ120は、画像信号の読み出しと並行して「混合読み出しモード」に設定される。
時刻T8においてCCDイメージセンサ120からの読み出しが完了すると、時刻T8からは「混合読み出しモード」にてスルー画像表示のための処理が行われる。設定された連写速度により、次に記録画像を得るための露光タイミングは時刻T14である。したがって、時刻T13までは順次スルー画像表示のためのスルー画像情報を得るための露光を行う。図5(a)においては、この間に5回の露光が行われ、時刻T10から時刻T15までスルー画像表示が行われる。そして時刻T13において、コントローラ130は再びCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替え、時刻T14においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行う。以下同様に処理が行われる。
時刻T23に静止画レリーズ釦201の押下が終了した時点において、デジタルカメラ100はスルー画像表示を行っているため、連写の処理は終了してこのままスルー画像表示を継続する。なお、静止画レリーズ釦201の押下が終了した時点においてデジタルカメラ100が記録画像の撮像動作を行っている場合には、撮像動作の終了後にスルー画像表示(待機状態)に移行する。
図5(b)は、連写の設定が「連写(中速)」であるときの連写の動作タイミングを示している。連写速度が中速である点以外は図5(a)と同様であるので、詳細な説明は省略する。時刻T0において静止画レリーズ釦201の押下が開始されると、デジタルカメラ100は連写の動作を開始する。連写の設定が「中速」であるとき、図5(b)においては時刻T1、時刻T12のタイミングが記録画像情報の露光タイミングとなり、「低速」のときよりも記録画像情報の撮像動作の間隔が短くなっている。
連写速度が「低速」よりも速くなる分、記録画像情報の撮像動作の間におけるスルー画像表示の期間は短くなる。例えば、時刻T10から時刻T13までスルー画像表示が行われている。一方、時刻T0から時刻T8まではスルー画像情報のための露光は行われないため、これに対応する時刻T2から時刻T10まではスルー画像表示は行われない。
以上のように、連写の設定が「連写(低速)」および「連写(中速)」のいずれかであるときには、設定された連写速度にて連写が実行され、記録画像情報の撮像動作の間にはスルー画像表示のための撮像動作が行われる結果、液晶モニタ123にはスルー画像が断続的に表示されることになる。そして、連写速度が速くなるほど、スルー画像が表示される期間が相対的に短くなっていく。
次に、静止画表示を伴った連写処理について説明する。この連写処理において、コントローラ130は静止画レリーズ釦201が押下されている間、設定された連写速度にて連写を行う。また、記録画像情報の撮像動作の間に撮像したスルー画像情報を、次にスルー画像情報が得られるまで静止画として表示する。その結果、液晶モニタ123にはスルー画像が静止画として所定時間ずつ表示されることになる。この静止画の更新間隔は、記録画像情報の撮像間隔と同じである。スルー画像断続表示を伴った連写処理では、連写速度が速くなるほどスルー画像の表示期間が短くなるため、次第に被写体の視認性や動きのある被写体への追従性が悪化するが、連写速度が所定の閾値以上である場合に静止画表示を伴った連写処理、すなわちスルー画像を静止画として所定時間ずつ表示することにより、更新頻度は低下するものの液晶モニタ123には継続的に画像が表示される。このため、連写速度が所定の閾値以上である場合にスルー画像断続表示を伴った連写処理を行うときよりも被写体の視認性や動きのある被写体への追従性を確保することができる。
図5(c)は、連写の設定が「連写(高速)」であるときの連写の動作タイミングを示している。時刻T0において静止画レリーズ釦201が押下されるまでは、デジタルカメラ100はスルー画像表示を行っている。
時刻T0において静止画レリーズ釦201の押下が開始されると、デジタルカメラ100は連写の動作を開始する。連写の設定が「高速」であるとき、図5(c)においては時刻T1、時刻T10、時刻T19のタイミングが記録画像情報の露光タイミングとなり、「中速」のときよりもさらに記録画像情報の撮像動作の間隔が短くなっている。
コントローラ130はまず時刻T0においてCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替える。切り替えが完了すると、次に時刻T1においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行い、露光が完了すると時刻T2において画像信号の読み出しが開始される。画像信号の読み出しは時刻T8まで継続される。なお、連写開始直後の時刻T0から時刻T8まではスルー画像のための露光は行われないため、これに対応する時刻T2から時刻T10まではスルー画像表示は行われない。
一方、時刻T2においてCCDイメージセンサ120は、画像信号の読み出しと並行して「混合読み出しモード」に設定される。
時刻T8においてCCDイメージセンサ120からの読み出しが完了すると、時刻T8からは「混合読み出しモード」にてスルー画像表示のための処理が行われる。このとき得られたスルー画像情報は時刻T10から静止画として液晶モニタ123に表示される。この表示は、次にスルー画像情報のための露光を行い、これが各種処理を経て表示可能となる時刻T19まで継続される。
設定された連写速度により、次に記録画像情報を得るための露光タイミングは時刻T10である。したがって、時刻T9までにスルー画像情報のための露光を1回行うことができる。
そして時刻T9において、コントローラ130は再びCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替え、時刻T10においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行い、時刻T11から時刻T17にかけて読み出しを行う。この間、それ以前(時刻T8)に露光したスルー画像情報が静止画として継続して表示されている。以下同様に処理が行われる。
時刻T23において静止画レリーズ釦201の押下が終了した時点において、デジタルカメラ100は記録画像のCCDイメージセンサ120からの読み出しを行っている。したがって、読み出し中の画像情報を最後の1枚として連写を終了し、読み出しが終了する時刻T26以降に待機状態に移行する。
以上のように、連写の設定が「連写(高速)」であるときには、設定された連写速度にて連写が実行され、記録画像の撮像動作の間に得たスルー画像情報を、次にスルー画像情報が得られるまでの間液晶モニタ123に表示する。この結果、液晶モニタ123にはスルー画像が静止画として表示されることになる。このとき、表示される静止画の更新頻度は連写速度と同等となる(例えば連写速度が3枚/秒であれば、液晶モニタに表示される静止画の更新頻度は3枚/秒)。
連写速度が高速になることによってスルー画像の表示期間が所定値より短くなるときに、このようにスルー画像を静止画として継続的に表示させることにより、被写体像の液晶モニタ上での視認性や動きへの追従性を確保することができる。
〔3.他の実施の形態〕
本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の実施形態が考えられる。以下、本発明の他の実施の形態についてまとめて記載する。
〔3−1.静止画表示を伴った連写処理における他の実施の形態〕
上記実施の形態において、静止画表示を伴った連写処理では、記録画像情報の撮像動作の間に撮像したスルー画像情報を、次にスルー画像情報が得られるまでスルー画像の静止画として表示するものとしたが、表示する静止画としてはこれに限らず、連写速度に応じて所定時間毎に撮像したなんらかの画像情報を、次に当該画像情報を撮像して表示可能となるまで静止画として継続表示する構成であればよい。例えば、スルー画像情報の代わりに記録画像情報を縮小処理して液晶モニタ123に表示するようにしてもよい。この場合、記録画像情報を読み出すのに時間がかかるため、液晶モニタ123に表示するまでの遅延が大きくなるが、連写中は「混合読み出しモード」に切り替える必要がないため、その分連写速度を速くすることができる。
図6は、デジタルカメラ100の連写時の動作タイミングの他の例を模式的に示す図である。図は、スルー画像表示の状態から時刻T0において使用者が静止画レリーズ釦201を押下することにより連写動作を開始し、押下が継続される時刻T19までは連写動作を継続し、その後再びスルー画像表示の待機状態となるときの動作タイミングを示している。
図6(a)は、連写の設定が「連写(高速)」であるときの連写の動作タイミングを示している。時刻T0において静止画レリーズ釦201が押下されるまでは、デジタルカメラ100はスルー画像表示を行っている。
時刻T0において静止画レリーズ釦201の押下が開始されると、デジタルカメラ100は連写の動作を開始する。連写の設定が「高速」であるとき、図6(a)においては時刻T1、時刻T10のタイミングが記録画像情報の露光タイミングとなる。
コントローラ130はまず時刻T0においてCCDイメージセンサ120を「全画素読み出しモード」に切り替える。切り替えが完了すると、次に時刻T1においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行い、露光が完了すると時刻T2において画像信号の読み出しが開始される。画像信号の読み出しは時刻T8まで継続される。
時刻T8においてCCDイメージセンサ120からの読み出しが完了すると、読み出した記録画像情報はメモリカード140等に記録するための処理と並行して画像処理部122にて縮小処理が行われる。縮小された記録画像情報は、時刻T9から静止画として液晶モニタ123に表示される。この表示は、次に表示すべき縮小された記録画像情報が表示可能となる時刻T18まで継続される。
設定された連写速度により、次に記録する静止画を得るための露光タイミングは時刻T10である。時刻T10においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行い、時刻T11から時刻T17にかけて読み出しを行う。この間、それ以前(時刻T1)に露光し、縮小された記録画像情報が静止画として継続して表示されている。以下同様に処理が行われる。
時刻T19において静止画レリーズ釦201の押下が終了した時点において、デジタルカメラ100は縮小された記録画像情報を静止画として表示しつつ、次に記録画像情報を露光するタイミングまで待機している状態である。そこで、表示中の記録画像情報を最後の1枚として連写を終了し、時刻T19においてCCDイメージセンサ120を「混合読み出しモード」に切り替える。そして縮小された記録画像情報の表示が終了する時刻T27以降にスルー画像表示を開始する(スルー画像のための露光は時刻T25に開始する)。
以上説明したように構成すれば、連写速度が高速になることによってスルー画像の表示期間が所定値より短くなるときに、このように記録画像情報を静止画として継続的に表示させることにより、上記実施の形態と同様に被写体像の液晶モニタ上での視認性や動きへの追従性を確保することができる。
なお、ここでは画像処理部122が記録画像情報を縮小し、縮小された記録画像情報を液晶モニタ123に表示するものとしたが、液晶モニタ123が、表示すべき画像情報を表示可能な画素数に縮小して表示する機能を備え、画像処理部122で縮小処理をする代わりに液晶モニタ123で縮小して表示するようにしてもよい。
また、連写中に液晶モニタに表示する画像情報を、上記のように記録画像情報に基づいて生成する場合、CCDイメージセンサ120の読み出しモードの切り替えが不要となるため、さらに連写速度を向上させることができる。
図6(b)は、連写速度を図6(a)に示した「連写(高速)」よりもさらに高速にしたときの連写の動作タイミングを示している。時刻T2から時刻T8までにおいて画像信号の読み出しが行われるまでの動作は同様である。
時刻T8においてCCDイメージセンサ120からの読み出しが完了すると、読み出した記録画像情報はメモリカード140等に記録するための処理と並行して縮小処理が行われる。縮小された記録画像情報は、時刻T9から静止画として液晶モニタ123に表示される。この表示は、次に表示すべき縮小された記録画像情報が表示可能となる時刻T15まで継続される。
図6に示す動作では、上記実施の形態と異なりCCDイメージセンサ120の読み出しモードの切り替えが不要である。したがって図6(b)に示すように、次に記録画像情報を得るための露光タイミングは時刻T7まで早めることができる。時刻T7においてCCDイメージセンサ120は記録画像情報を得るための露光を行い、時刻T8から時刻T14にかけて読み出しを行う。この間、それ以前(時刻T1)に露光し、縮小された記録画像情報が静止画として継続して表示されている。以下同様に処理が行われる。
以上説明したように構成すれば、連写速度が高速になることによってスルー画像の表示期間が所定値より短くなるときに、このように記録画像情報を静止画として継続的に表示させることにより、被写体像の液晶モニタ上での視認性や動きへの追従性を確保することができる。
〔3−2.その他〕
上記実施の形態において、画像処理部122およびコントローラ130は、各々上記のような機能および構成を有するものとして説明したが、各々の持つ機能および構成の一部が他方に含まれるような構成としてもよい。
上記実施の形態において、撮像素子としてCCDイメージセンサ120を用いるものとして説明したが、撮像素子はこれに限定されない。例えば、本発明においては、CCDイメージセンサ120に代えて、例えばCMOSイメージセンサやNMOSイメージセンサ等、他の撮像素子を用いても良い。また、静止画レリーズ釦201は、液晶モニタ123上に設けられたタッチパネルによる操作等、他の手段を用いても良い。
上記実施の形態において、連写としては絞り、露出補正、ホワイトバランス、ズーム等についての設定は変更せず、連続して複数回、記録画像情報の撮像動作を行うものとして説明したが、使用者による1回の操作に対し、連続して複数回、記録画像情報の撮像動作を行いさえすればよく、例えば、連写中の撮像動作をこれらの設定を変えながら行ういわゆるブラケット撮影に適用してもよい。ブラケット撮影ではあらかじめ連写において撮影する枚数が決まっているため、静止画レリーズ釦201の押下が開始された時点で連写を開始し、静止画レリーズ釦201の押下状態に関わらず、所定枚数分の記録画像情報が得られた時点で連写を終了するようにすればよい。
上記実施の形態において、連写速度の設定として「低速」、「中速」、「高速」のうちからいずれかを使用者が選択するものとして説明したが、コントローラ130が選択基準にしたがって連写速度を選択するようにしてもよい。選択基準としては例えば、撮像されるスルー画像情報間の変化量が大きい(被写体の動きが激しい)ほど連写速度を速くするようにしてもよい。
上記実施の形態において、連写速度の設定が「連写(低速)」および「連写(中速)」のいずれかである場合、スルー画像の断続表示を伴った連写処理を行い、連写速度の設定が「連写(高速)」である場合、静止画表示を伴った連写処理を行うものとして説明したが、例えば連写速度の設定を具体的に1秒あたりの撮像枚数として設定し、設定された撮像枚数が閾値以上であればスルー画像の断続表示を伴った連写処理を行い、閾値未満であれば静止画表示を伴った連写処理を行うようにしてもよい。
上記実施の形態において、「全画素読み出しモード」では、CCDイメージセンサ120が、センサが持つ全画素数と同じ画素数の画像情報を記録画像情報として出力するものとして説明したが、このモードにおいて必ずしも全画素数と同じ画素数の画像情報を出力する必要はなく、スルー画像情報よりも画素数が多い画像情報であればよい。
本発明は、連写における利便性を向上させることが出来るため、スルー画像を表示するための表示部を備え、連写が可能なデジタルスチルカメラ、ムービーカメラ、携帯電話などに対して適用できる。
100 デジタルカメラ
111 フォーカスレンズ
112 ズームレンズ
113 絞り
114 シャッタ
120 CCDイメージセンサ
121 AFE(アナログ・フロント・エンド)
122 画像処理部
123 液晶モニタ
124 バッファメモリ
130 コントローラ
140 メモリカード
141 カードスロット
142 フラッシュメモリ
150 操作部
160 フラッシュ
201 静止画レリーズ釦
202 ズームレバー
203 電源釦
204 中央釦
205 十字釦
206 動画レリーズ釦
207 モード切替スイッチ

Claims (3)

  1. 外部からの単一の撮影指示に対して複数の撮像動作により複数の記録画像情報を生成する連写の機能を有する撮像装置であって、
    連写速度を設定する連写速度設定手段と、
    複数の画素を有し、読み出しモードとして、すべての画素の画像信号を出力して記録画像情報とする全画素読み出しモードと、所定の画素の画像信号とその周辺画素の画像信号とを混合して出力してスルー画像情報とする混合読み出しモードとを有する撮像素子と、
    前記撮像素子の前記読み出しモードを設定する読み出しモード設定手段と、
    画像情報を表示する表示手段と、
    前記連写速度に応じて、前記撮像素子が記録画像情報の撮像動作以外の期間に混合読み出しモードにて撮像したスルー画像情報をスルー画像として前記表示手段に表示させる第1の連写処理、および、前記撮像素子が撮像した画像情報および前記画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方を、次に当該画像情報および前記画像情報に基づく画像情報のうちいずれか一方が得られるまで前記表示手段に継続して表示させる第2の連写処理、のうちいずれかを選択して実行する制御手段と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記連写速度が所定の閾値未満のときは前記第1の連写処理を実行し、前記連写速度が所定の閾値以上のときは前記第2の連写処理を実行する、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の連写処理において、前記撮像素子が前記全画素読み出しモードにて撮像した記録画像情報に基づく画像情報を、次に当該画像情報が得られるまで前記表示手段に継続して表示させる、請求項1記載の撮像装置。
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