JP2011223376A - 固体撮像装置および電子カメラ - Google Patents

固体撮像装置および電子カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2011223376A
JP2011223376A JP2010091303A JP2010091303A JP2011223376A JP 2011223376 A JP2011223376 A JP 2011223376A JP 2010091303 A JP2010091303 A JP 2010091303A JP 2010091303 A JP2010091303 A JP 2010091303A JP 2011223376 A JP2011223376 A JP 2011223376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state imaging
unit
digital data
solid
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010091303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5728821B2 (ja
Inventor
Hirofumi Arima
洋文 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2010091303A priority Critical patent/JP5728821B2/ja
Publication of JP2011223376A publication Critical patent/JP2011223376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5728821B2 publication Critical patent/JP5728821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】 A/D変換処理における負荷を抑えつつ、固体撮像装置の高画素化や高分解化に対応すること。
【解決手段】 光電変換により光をアナログ電気信号に変換して出力する複数の画素と、任意の画素に基づく信号と、その画素と隣接する同色の画素に基づく信号との差分信号を演算する演算部と、差分信号をデジタルデータに変換する変換部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像装置および電子カメラに関する。
近年、固体撮像装置の高画素化や高分解化に伴って、読み出しの高速化への要望が高まっている。そのため、固体撮像装置からの高速読み出しに関する様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1の発明では、固体撮像装置にA/D(アナログ/デジタル)変換器を搭載し、固体撮像装置からデジタル信号を出力する技術を提案している。
特開2005−303648号公報
しかし、特許文献1の発明において、固体撮像装置の高画素化や高分解化に応じてA/D変換器を高分解能化(多bit化)すると、A/D変換処理に時間を要するという問題がある。また、A/D変換器における変換処理を高速化するためには、動作クロックを高速化しなければならず、発熱や誤作動などの問題も生じる。さらに、A/D変換器により出力されるデジタルデータの高速転送においても、固体撮像装置の高画素化や高分解化に応じて転送路を広げると、ノイズが増大したり、固体撮像装置のコストが上昇したりするという問題があった。
本発明は、上記諸問題に鑑みてなされたものであり、A/D変換処理における負荷を抑えつつ、固体撮像装置の高画素化や高分解化に対応することを目的とする。
本発明の固体撮像装置は、光電変換により生じた信号を出力する複数の画素と、任意の画素に基づく信号と、その画素と近接する同色の画素に基づく信号との差分信号を演算する演算部と、前記差分信号をデジタルデータに変換する変換部とを備える。
なお、前記演算部は、前記複数の画素から出力された信号に対してノイズ処理を行う処理部を備え、前記ノイズ処理と同時に前記差分信号の演算を行っても良い。
また、前記デジタルデータを可変長符号データに符号化する符号化部をさらに備えても良い。
また、前記符号化部は、前記デジタルデータに対して、発生頻度が高いほど短いデータコードを割り当てて、1つ以上の前記可変長符号データに符号化しても良い。
また、前記符号化部は、ハフマン符号化とランレングス符号化との少なくとも一方の符号化によって、前記デジタルデータを前記可変長符号データに符号化しても良い。
また、前記変換部は、前記差分信号を、前記差分信号が取り得る値の幅に応じたダイナミックレンジにおいて、前記デジタルデータに変換しても良い。
また、上述したいずれかの固体撮像装置と、撮影光学系と、撮影制御部と、画像記録部とを備えた電子カメラも本発明の具体的態様として有効である。
本発明によればA/D変換処理における負荷を抑えつつ、固体撮像装置の高画素化や高分解化に対応することができる。
第1実施形態における固体撮像装置1の構成を示すブロック図である。 画素11の詳細を示す図である。 信号切り替え部17および差分演算部18の詳細を示す図である。 差分演算部18の詳細を示す図である。 差分演算部18から出力されるデジタルデータについて説明する図である。 符号化部19の動作を示すフローチャートである。 符号化部19における符号化について説明する図である。 符号化部19における符号化について説明する別の図である。 第2実施形態における固体撮像装置30の構成を示すブロック図である。 CDSおよび差分演算部31の詳細を示す図である。 信号切り替え部32の詳細を示す図である。 A/D変換部33の詳細を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態における固体撮像装置1の構成を示すブロック図である。固体撮像装置1は、複数の画素11からなる受光面12と、それぞれの画素に接続される水平信号線13、垂直信号線14、行リセット線15と、各垂直信号線14に接続されるCDS(相関二重サンプリング回路)16と、信号切り替え部17と、差分演算部18と、符号化部19とを備える。
画素11は、固体撮像装置1の受光面12においてマトリックス状に配列されている。各画素11は、被写体の結像を光電変換し、入射光量に対応する電気信号(アナログ画像信号)を出力する。また、水平信号線13、垂直信号線14、行リセット線15は、受光面12において、各々の画素11に応じてマトリックス状に配線されている。なお、説明の便宜上、図1の例では画素11を受光面に8×4個のみ示すが、実際の受光面12にはさらに多数の画素が配列されている。
各々の画素11の前面には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に対応するカラーフィルタが配置されている。そのため、各々の画素11はカラーフィルタの色に対応する画像信号を出力する。図1では、各々の画素11にカラーフィルタの色も併せて表記する。
本実施形態では、受光面12のカラーフィルタは公知のベイヤー配列に従って配列されている。すなわち、画素11の配列の奇数行にはR,Gのフィルタが交互に並ぶとともに、偶数行にはG,Bのフィルタが交互に並んでいる。そして、受光面12全体ではGのフィルタが市松模様をなしている。図1では水平方向にRと交互に並ぶGのフィルタをGrで示すとともに、水平方向にBと交互に並ぶGのフィルタをGbで示す。
また、Rの画素およびBの画素については、画素番号NM(ただし、Nは行番号、Mは列番号を示す。)を併せて表記する。Gの画素(Gr,Gb)については画素番号を表記しないが、Gの画素についても同様である。
水平信号線13、行リセット線15は、不図示の水平走査回路によって制御され、垂直信号線14は、不図示の垂直走査回路によって制御される。
図2は、図1におけるR11の画素11の詳細を示す図である。R11の画素11は、図2に示すように、フォトダイオード(PD)21、フローテイングディフュージョン(FD)22、画素アンプ23、リセットトランジスタ24、行選択スイッチ25の各部を備える。そして、PD21において受光した光の強度に応じてFD22に蓄積された電荷は、画素アンプ23において電流増幅される。行リセット線15によってリセットトランジスタ24をONすることにより、FD22の光信号電荷をリセットし暗黒レベルへ戻すことができる。また、FD22に蓄積された光信号電荷を読み出す場合には、水平信号線13によって行選択スイッチ25をONとして、FD22に蓄積された光信号電荷の電荷量に応じた電圧を、垂直信号線14に出力する。図1の受光面12におけるすべての画素11は同様の構成を有する。そして、各々の画素11から出力された電圧は、それぞれ接続された垂直信号線14を介してCDS16に入力される。
CDS16は、相関二重サンプリングによって入力信号のノイズ成分を低減する回路である。CDS16には、各々の画素11から出力された電圧が、暗黒時と光信号入力時のそれぞれの電圧をCdark、Csigのコンデンサに時分割で入力される。CDS16は、CdarkおよびCsigの差電圧を輝度電圧として信号切り替え部17に出力する。なお、各々の画素11から出力された電圧は、不図示のゲインアンプなどで任意に増幅されても良い。
図3は、図1における信号切り替え部17および差分演算部18の詳細を示す図である。図3において、V(R11)は、R11の画素の出力に基づく電圧を示す。2行目以降の画素11についても同様である。信号切り替え部17は、複数のスイッチ回路を有し、隣接する同色の画素11からの出力のいずれかを選択的に差分演算部18に入力する。差分演算部18は、図3に示すように、Rの画素数より1少ない数のΔn回路を有する。Δ1回路には、R11の画素11およびR12の画素11からの出力に基づく電圧V(R11)またはV(R12)が入力される。n≧2の各回路についても同様である。
図3Aは、CDS16から基準電圧が入力される場合の例を示し、図3Bは、CDS16から差電圧が入力される場合の例を示す。Δ1回路においては、図3Aの状態においてR11画素からの出力に基づく電圧V(R11)が入力され、図3Bの状態においてR12画素からの出力に基づく電圧V(R12)が入力される。
図4は、図3における差分演算部18のΔ1回路の詳細を示す図である。そのほかの回路(Δ2回路からΔn回路)についても同様の構成を有する。Δ1回路は、図4に示すように、スイッチSW1およびSW2、コンデンサC1およびC2、オペレーショナルアンプ(OPアンプ)、A/D部の各部を備える。
図4Aは、図3Aの状態に対応し、R11画素からの出力に基づく電圧V(R11)が信号切り替え部17からΔ1回路に入力されている状態である。Δ1回路は、電圧V(R11)をコンデンサC1にチャージして、輝度値を記録するために、スイッチSW1をオープンし、スイッチSW2をクローズする。OPアンプからの出力は+端子の電位と同じ出力となるので、0VがA/D部に出力される。A/D部は、この0Vをデジタルデータに変換し、符号化部19へ出力する。
図4Bは、図3Bの状態に対応し、R12画素からの出力に基づく電圧V(R12)が信号切り替え部17からΔ1回路に入力されている状態である。Δ1回路は、スイッチ
SW1をクローズした状態でスイッチSW2をオープンにする。この結果、コンデンサC1には電圧V(R11)と電圧V(R12)との差電圧に相当する分の電流が流れて、その電流はコンデンサC2にチャージされる。その結果として、OPアンプからは、−(V(R12)−V(R11))が出力される。この−(V(R12)−V(R11))は、隣接する2つの画素(R11画素およびR12画素)の輝度値の差電圧である。A/D部は、この−(V(R12)−V(R11))Vをデジタルデータに変換し、符号化部19へ出力する。
図4Cは、次の隣接画素との差分演算を行う為のリセット状態である。Δ1回路は、スイッチSW1およびスイッチSW2をともにクローズすることで、コンデンサC1およびコンデンサC2にチャージした電荷を放出する。なお、図4Cの状態において、OPアンプからはV(R12)が出力されるので、V(R12)そのものの値をA/D部においてデジタルデータに変換する場合には、この状態を利用することができる。
信号切り替え部17および差分演算部18は、図4A〜図4Cの状態を繰り返すことにより、隣接する同色の画素の差電圧を、アナログ電気信号のままで、次々に演算することができる。
なお、上述した構成の差分演算部18においては、算出される差電圧は、0Vを中心に差電圧が正負反転してOPアンプから出力される。しかし、A/D部によってデジタルデータに変換された後の後段で、デジタル的に正負の符号を反転して演算することで、差電圧からそれぞれの画素11の絶対的な輝度値を容易に復元することができる。
図4の例では、コンデンサC1およびコンデンサC2の容量は等しいものとして、OPアンプの出力を例示した。しかし、A/D部のダイナミックレンジに合わせて、コンデンサC1およびコンデンサC2の容量をチューニングすれば、S/Nをより向上させることができる。
符号化部19は、差分演算部18から出力されたデジタルデータに対して、ハフマン符号化(可変長符号化)を行う。ハフマン符号化は、差分演算部18から出力さるデジタルデータの発生頻度に応じて予め定められた符号を割り当てることにより行われる。ここでは、発生頻度の高い値にbit長の短い符号を割り当て、発生頻度の低い値にbit長の長い符号を割り当てる方式でハフマン符号化を行う。
図5は、8bitでA/D変換した場合のデジタルデータの分布を示すヒストグラムである。図5Aは、従来のように、各々の画素から出力される電圧に基づくデジタルデータのヒストグラムを示し、図5Bは、上述した差分演算部18により算出された差電圧に基づくデジタルデータのヒストグラムを示す。図5Aに示すように、8bitでA/D変換処理を行うと、各々の画素から出力される電圧に基づくデジタルデータは、0〜255の間に広く分布する。そのため、デジタルデータの取り得る値として、常に8bitが必要となる。
一方、図5Bに示すように、上述した差分演算部18により算出された差電圧に基づくデジタルデータは、0近傍に集中し、狭い分布となる。そのため、デジタルデータの取り得る値として、8bitは不要であり、発生頻度の高い値にbit長の短い符号を割り当て、発生頻度の低い値にbit長の長い符号を割り当てると、符号化後の全体のbit数を大幅に減らすことができる。符号化後の全体のbit数を大幅に減らすことができると、結果として、固体撮像装置1から出力するデータのデータ量も減らすことができる。
上記の例では、8bitでA/D変換処理を行う場合を例にしたが、10bit、12bit、14bit・・・とより高分解能化すればする場合には、このようなメリットがさらに大きくなる。
以下では、デジタルデータの発生頻度が最も高い値を「0」としてbit長の最も短い符号を割り当て、以下、発生頻度が高い方から「1」→「−1」→「2」→「−2」→「3」→「−3」→「4」→「−4」→「5」→「−5」→「other」の順に徐々にbit長の長い符号を割り当てるものとする。また、上述した−5〜5以外の値については、「other(その他)」を示す信号を出力する構成とする。
図6は、図1および図3における符号化部19の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、符号化部19は、入力されたデジタルデータの値が0であるか否かを判定し、0である場合には後述するステップS22に進み、0でない場合には、ステップS2に進む。
ステップS2において、符号化部19は、0を出力してステップS3に進む。
ステップS3,S5,S7,S9,S11,S13,S15,S17,S19,S21において、符号化部19は、入力されたデジタルデータの値が「1であるか否か」、「−1であるか否か」、「2であるか否か」、「−2であるか否か」、「3であるか否か」、「−3であるか否か」、「4であるか否か」、「−4であるか否か」、「5であるか否か」、「−5であるか否か」を同様に判定し、判定がYESである場合には後述するステップS22に進み、0でない場合には、それぞれ次のステップにおいて、0を出力する。
ステップS22において、符号化部19は、1を出力して一連の処理を終了する。
入力されたデジタルデータの値が−5,−4,−3,−2,−1,0,1,2,3,4,5のいずれでもない場合、ステップS23において、符号化部19は、「other」を示す信号を出力する。
「other」を示す信号について、この信号を検出した場合には、差分演算部18により算出された差電圧に基づくデジタルデータではなく、差電圧を求める対象となった画素そのものの電圧(図4の例ではV(R11)およびV(R12))に基づくデジタルデータを出力する構成としても良い。また、非連続的なノイズ成分の重畳されたあり得ない値として、この値を無効とし、隣接する一つ前の値、または後の値を代わりに出力する構成としてもよい。
以上説明した一連の処理によって、「0」→「1」→「―1」→「2」→「−2」→「3」→「−3」→「4」→「−4」→「5」→「−5」→「other」の順に検知が行われることになる。早く検知された場合には、処理フローが早く終了するとともに、出力されるデータのbit長も短くなる。
図7および図8を用いて具体例を例示する。m個の画素を有する固体撮像装置において、内部でA/D変換処理を行い、そのデジタルデータを、可変長符号化の代表的手法であるハフマン符号化を行って、出力する場合を想定する。
図7は、図5Bのヒストグラムの0近傍を拡大し、それぞれのデータの出現率を仮定した図である。
デジタルデータの値が「0」である場合は、出現率が38%である。つまり0.38m個の画素に基づくデジタルデータの値が「0」の値である。同様に、画素に基づくデジタルデータの値が「1」または「−1」である画素の数は、それぞれ0.16m個であり、画素に基づくデジタルデータの値が「2」または「−2」である画素の数は、それぞれ0.08m個である。さらに、画素に基づくデジタルデータの値が「3」または「−3」である画素の数は、それぞれ0.04m個であり、画素に基づくデジタルデータの値が「4」または「−4」である画素の数は、それぞれ0.02m個であり、画素に基づくデジタルデータの値が「5」または「−5」である画素の数は、それぞれ0.01m個である。
ここで、ハフマン符号化を行うために、出現率の高い各デジタルデータにbit長の短い符号を、出現確率の低いデータに長い符号を割り付ける方針に基づいて、以下のような割り付けを行う。
デジタルデータ「0」については、bit長=1bit、具体的には[1]とする。
デジタルデータ「1」については、bit長=2bit、具体的には[01]とする。
デジタルデータ「−1」については、bit長=3bit、具体的には[001]とする。
デジタルデータ「2」については、bit長=4bit、具体的には[0001]とする。
デジタルデータ「−2」については、bit長=5bit、具体的には[00001]とする。
デジタルデータ「3」については、bit長=6bit、具体的には[000001]とする。
デジタルデータ「−3」については、bit長=7bit、具体的には[0000001]とする。
デジタルデータ「4」については、bit長=8bit、具体的には[00000001]とする。
デジタルデータ「−4」については、bit長=9bit、具体的には[000000001]とする。
デジタルデータ「5」については、bit長=10bit、具体的には[0000000001]とする。
デジタルデータ「−5」については、bit長=11bit、具体的には[00000000001]とする。
この総画素数m個のデジタルデータを符号化した平均転送bit数Tは、次式により算出できる。
T=(1bit×0.38m+2bit×0.16m+3bit×0.16m+4bit×0.08m+5bit×0.08m+6bit×0.04m+7bit×0.04m+8bit×0.02m+9bit×0.02m+10bit×0.01m+11bit×0.01m)÷m=2.97bit・・・(式1)
図5Aにおいて説明したように、8bitでA/D変換処理を行うと、各々の画素から出力される電圧に基づくデジタルデータは、常に8bitが必要となる。そこで、この場合を基準とした圧縮率Cは、次式により求められる。
C=2.97÷8×100=37.125%・・・(式2)
すなわち、ハフマン符号化により37.125%のデータ圧縮を実現することができる。
図8は、ハフマン符号化の有無を比較した具体例である。図8に示すように、符号化の対象となる元データが、例えば、「0」,「−1」,「3」,「0」,「−2」,「1」,「0」である場合には、符号化により明らかに、データを圧縮することができる。
なお、符号化部19の出力は、固体撮像装置1の外部に出力される。例えば、固体撮像装置1が電子カメラに搭載されている場合には、符号化部19の出力は、電子カメラの画像処理部などに出力される。
以上説明したように、第1実施形態によれば、複数の画素を備え、任意の画素に基づく信号と、その画素と隣接する同色の画素に基づく信号との差分信号を演算し、差分信号をデジタルデータに変換する。より具体的には、近隣の同色画素からは、近い値の信号が出直されるという相関性を有するので、この特性を利用し、とり得る値の範囲が狭い差分信号を生成し、この差分信号に対してA/D変換処理を行ってデジタルデータを生成する。したがって、A/D変換処理の対象となる信号のデータ量を少なくすることができる。そのため、A/D変換処理における負荷を抑えつつ、固体撮像装置の高画素化や高分解能化に対応することができる。さらに、差電圧に基づくデジタルデータのみを固体撮像装置から外部に転送することができるので、全体のデータ出力量を減らすことができ、後段の画像処理部などへの転送路の簡略化も期待できる。
また、第1実施形態によれば、デジタルデータを可変長符号データに符号化する。したがって、固体撮像素子の外部に出力するデジタルデータのデータ量を大幅に減らすことができる。
また、第1実施形態によれば、デジタルデータに対して、発生頻度が高いほどbit長が短いデータコードを割り当てて、1つ以上の可変長符号データに符号化する。したがって、符号化を効率的に行うことができるとともに、符号化による圧縮率をさらに上げることができる。そのため、A/D変換処理により生成されるデジタルデータの高分解能化(多bit化)および高いフレームレートを実現することができる。
また、第1実施形態によれば、差分信号を、差分信号が取り得る値の幅に応じたダイナミックレンジにおいて、デジタルデータに変換する。したがって、A/D変換処理におけるスキャンの幅を好適に制御し、精度を落とすことなくA/D変換処理に要する処理時間を短縮することができる。
なお、第1実施形態では、隣接画素を重ね合わせて設定する(R11画素とR12画素、R12画素とR13画素。以下同様)場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、重ね合わせを持たない隣接画素(R11画素とR12画素、R13画素とR14画素。以下同様)間の差電圧を求めて、同様の処理を行っても良い。この場合、連続性は低下するが、CDS16、信号切り替え部17、差分演算部18、符号化部19の各部における構成を減らすことができる。特に、差分演算部18に設けるA/D部の数を略半減することができる。
また、第1実施形態では、差分演算部18による演算後にA/D変換処理を行う場合を例に挙げたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、差分演算前の適当なタイミングでA/D変換処理を行い、デジタルデータに対して差分演算を行う構成としても良い。この場合であっても、データ量の少ない差分データを利用することにより、全体のデータ量を減らすことができる。
<第2実施形態>
以下、図面を用いて本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の変形例であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、第1実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
図9は、第2実施形態における固体撮像装置30の構成を示すブロック図である。固体撮像装置30は、第1実施形態の固体撮像装置1と同様の複数の画素11からなる受光面12と、それぞれの画素に接続される水平信号線13、垂直信号線14、行リセット線15とを備える。また、固体撮像装置30は、第1実施形態の固体撮像装置1のCDS16、信号切り替え部17、差分演算部18、符号化部19の各部に代えて、CDSおよび差分演算部31、信号切り替え部32、A/D変換部33、符号化部34の各部を備える。
図10は、図9におけるCDSおよび差分演算部31の詳細を示す図である。CDSおよび差分演算部31は、図10に示すように、スイッチSW1a〜SWna、SW1b〜SWnb、SW1c〜SWnc、SW2d〜SWnd、SW2e〜SWpe(ただし、p=n/2)、SW2f〜SWpf(ただし、p=n/2)の各スイッチと、コンデンサC1a〜Cna、C1b〜Cnb、C2c〜Cpc(ただし、p=n/2)の各コンデンサと、オペレーショナルアンプ(OPアンプ)OP1〜OPnの各部を備える。
CDSおよび差分演算部31は、図10に示す構成を、2組有する。1つは、Rの画素およびGbの画素用であり、もう1つは、Bの画素およびGrの画素用である。そして、CDSおよび差分演算部31は、各々の画素11の出力に基づく電圧に対して、差電圧の算出と、相関二重サンプリングとを同時に行う。
以下では、1行目のRの画素11の出力に基づく電圧に対して、差電圧の算出と、相関二重サンプリングとを同時に行う場合を例に挙げて説明する。そのほかの色の画素11および2行目以降の画素11についても同様である。また、以下では、各OPにおける演算の基準を0V(GND)として説明を行うが、任意の規定値電圧を基準としてもよい。
以下、CDSおよび差分演算部31の動作について説明する。
まず、リセット動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、まず、スイッチSW1a〜SWnaをオープンし、さらに、スイッチSW1b〜SWnbおよびスイッチSW1c〜SWncをクローズする。また、スイッチSW2f〜SWpf(ただし、p=n/2)をGND側に接続する。この結果、コンデンサC1a〜CnaおよびコンデンサC1b〜Cnbにチャージされている電荷を放出して、リセットすることができる。なお、OPアンプOP1〜OPnの出力電圧は、すべて0V(GND)となる。
次に、dark電圧のチャージ動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、スイッチSW1a〜SWnaをクローズし、さらに、スイッチSW1b〜SWnbをオープンする。この結果、Rの各画素11のdark電圧(V(R11−D)〜V(R1n−D)を入力し、コンデンサC1a〜Cnaに、GNDとdark電圧との差電圧の電荷をチャージすることができる。この時点でも、OPアンプOP1〜OPnの出力電圧は、すべて0V(GND)となる。
次に、bright電圧(各々の画素11が露光して発生した電荷による電圧、V(R11−B)〜V(R1n−B))と、dark電圧とのCDS(相関二重サンプリング)動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、スイッチSW1c〜SWncをオープンする。この結果、Rの各画素11のbright電圧を入力し、上述したdark電圧のチャージ動作時の状態で既にコンデンサC1a〜Cnaにチャージされていたdark電圧と入力したbright電圧との差電圧の電荷を、コンデンサC1b〜Cnbチャージすることができる。この時点において、OPアンプOP1の出力電圧は、コンデンサC1bの端子間の電圧を示し、次式で求められる。
V(R11−D)−V(R11−B)=V(R11−S)・・・(式3)
式3により、R11の画素11の露光による信号電圧だけを取り出すことができる。その他のOPアンプについても同様である。
上記の例では、dark電圧(V(R11−D)〜V(R1n−D))=0であるため、式3を次式で表すことができる。
0−V(R11−B)=V(R11−S)・・・(式4)
式4は、CDS動作そのものを示す。
次に、入力リセット動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、まず、スイッチSW1a〜SWnaをオープンし、さらに、スイッチSW1b〜SWnbをクローズする。この結果、コンデンサC1a〜Cnaにチャージされている電荷を放出して、リセットすることができる。なお、また、OPアンプOP1〜OPnの出力電圧は、コンデンサC1b〜Cnbに電荷をチャージしたままになっているため、それぞれ、V(R11−S)〜V(R1n−S)となる。このようなリセット動作は、次に行う画素間の差電圧を抽出する動作の前準備として必要な動作である。
次に、隣接画素の差電圧演算の動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、まず、スイッチSW1b〜SWnbをオープンし、偶数行のスイッチSW2d〜SWndおよびSW2e〜SWneをクローズする。この結果、奇数行のOPアンプOP1〜OPnの出力電圧であるV(R11−S)〜V(R1n−S)が、同色の隣接する画素に対応する列に伝達される。そのため、偶数行のコンデンサC2aからCnaおよびコンデンサC2b〜Cnbに、GNDと伝達された隣接する画素の電圧との差電圧の電荷をチャージすることができる。つまり、偶数行のOPアンプOP2〜OPnは、以下の式に示す演算を行う。
V(R1n−S)−V(R1(n−1)−S)・・・(式5)
例えば、OPアンプOP2は、V(R12−S)−V(R11−S)の演算を行うことになる。そのほかの偶数行のOPアンプOP4〜OPnについても同様である。式5は、隣接画素の差電圧の演算動作そのものを示す。詳細は、後述するが、この時点で、CDSおよび差分演算部31は、演算結果を、信号切り替え部32を介してA/D変換部33に出力する。
次に、隣接画素の差電圧演算の2段階目の動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、まず、偶数行のスイッチSW2d〜SWndおよびSW2e〜SWneをオープンする。そして、偶数行のスイッチSW2f〜SWnp(ただし、p=n/2)をGND側からC2c〜Cpc(ただし、p=n/2)側に切り替える。偶数行のコンデンサC2c〜Cpcには、上述した差電圧演算の動作によって、同色の隣接する画素に対応する列の電圧であるV(R11−S)〜V(R1n−S)がチャージされている。例えば、C2cには、V(R11−S)がチャージされ、C4cには、V(R13−S)がチャージされている。このような偶数行のコンデンサC2c〜Cpcを、偶数行のOPアンプOP2〜OPnの+端子に接続すると、偶数行のOPアンプOP2〜OPnは、以下の式に示す演算を行うことになる。
V(R1n−S)−V(R1(n−1)−S)+V(R1(n−1)−S)=V(R1n−S)・・・(式6)
例えば、OPアンプOP2は、V(R12−S)−V(R11−S)+V(R11−S)=V(R12−S)の演算を行うことになる。そのほかの偶数行のOPアンプOP4〜OPnについても同様である。すなわち、偶数行のOPアンプOP2〜OPnの出力は、上述した入力リセット動作時の状態に戻る。
次に、隣接画素の差電圧演算の3段階目の動作について説明する。CDSおよび差分演算部31は、まず、奇数行のスイッチSW3d〜SWndをクローズする。この結果、偶数行のOPアンプOP2〜OPnの出力電圧であるV(R12−S)〜V(R1n−S)が、同色の隣接する画素に対応する列に伝達される。そのため、奇数行のコンデンサC1a〜CnaおよびコンデンサC1c〜Cncに、GNDと伝達された隣接する画素の電圧との差電圧の電荷をチャージすることができる。つまり、奇数行のOPアンプOP3〜OPnは、以下の式に示す演算を行う。
V(R1n−S)−V(R1(n−1)−S)・・・(式7)
例えば、OPアンプOP3は、V(R13−S)−V(R12−S)の演算を行うことになる。そのほかの奇数行のOPアンプOP5〜OPnについても同様である。式7は、式5と同様に、隣接画素の差電圧の演算動作そのものを示す。詳細は、後述するが、この時点で、CDSおよび差分演算部31は、演算結果を、信号切り替え部32を介してA/D変換部33に出力する。
CDSおよび差分演算部31は、上述した一連の動作を繰り返すことで、すべての画素11について、差電圧の算出と、相関二重サンプリングとを同時に行うことができる。
図11は、図9における信号切り替え部32の詳細を示す図である。図11Aは、上述した隣接画素の差電圧演算の動作時の信号切り替え部32を示し、図11Bは、上述した隣接画素の差電圧演算の第3段階目の動作時の信号切り替え部32を示す。信号切り替え部32は、複数のスイッチ回路を有し、CDSおよび差分演算部31における動作に応じて、CDSおよび差分演算部31からの出力電圧を、A/D変換部33に伝達する。
本実施形態では、信号切り替え部32により時分割で切り替えてA/D変換部33と接続するので、A/D変換部33におけるA/D部の個数を、受光面12における列数nの1/2の個数に減らすことができる。
従来は、列数nに応じた数だけA/D部を設けなければならなかったのに比べ、固体撮像装置の半導体チップ面積を大幅に縮小することができる。そのため、製造時において、半導体ウエハ1枚に露光可能なチップの数を増やすことができるので、コストダウンも期待することができる。
図12は、図9におけるA/D変換部33内のA/D部の詳細を示す図である。図12では、一般的に広く使われている逐次比較型A/D変換処理を例にあげて説明する。A/D部は、図12に示すように、サンプル−ホールド(S/H)部41、ランプDAC部42、コンパレータ43、カウンタ部44、発振器45の各部を備える。
S/H部41は、CDSおよび差分演算部31の出力電圧を、信号切り替え部32を介して入力し、一時記録する。S/H部41によりA/D変換処理対象の電圧が記録された後は、CDSおよび差分演算部31や信号切り替え部32の状態が変化しても、問題は生じない。S/H部41の出力は、コンパレータ43の+端子に接続される。
ランプDAC部42は、コンパレータ43における比較の対象となるランプ電圧を発生する回路である。ランプDAC部42は、初めの電圧(Vbottom)と、終わりの電圧(Vtop)とで与えられる範囲において、発振器45からクロックCLKが入力される度に徐々に発生する電圧を上げていく。ランプDAC部42の出力は、コンパレータ43の−端子に接続される。
本実施形態においては、CDSおよび差分演算部31によって求めた差電圧に対してA/D変換処理を行う。そのため、第1実施形態の図5において説明したのと同様に、CDSおよび差分演算部31により算出された差電圧は、0近傍に集中し、狭い分布となる。したがって、従来のように差電圧を求めずにA/D変換処理を行う場合に比べて、(Vbottom)および(Vtop)により定められる電圧の幅(レンジ)を狭くすることができる。電圧の幅(レンジ)を狭くすると、ランプDAC部42により発生する電圧の幅が小さくなるため、ランプDAC部42の負荷を抑えることができる。さらに、コンパレータ43における比較の対象となるランプ電圧の幅(レンジ)を狭くすることにより、従来のように差電圧を求めずにフルレンジでA/D変換処理を行う場合に比べて、A/D変換処理に要する処理時間を大幅に短縮することができる。
コンパレータ43は、S/H部41で保持された電圧と、ランプDAC部42により発生したランプ電圧とを比較してその大小を判別する回路である。本実施形態では、コンパレータ43の+端子にS/H部41で保持された電圧を入力し、−端子にランプ電圧を入力しているので、ランプ電圧が初めの電圧(Vbottom)から電圧上昇し、+端子の電圧を下回っている間はHを出力し、逆転した瞬間にLを出力する。このコンパレータ43の出力は、カウンタ部44のCE(チップイネーブル)に接続される。
カウンタ部44は、CEがHの間は、発振器45から入力されるCLKに同期してカウントアップしていく。そして、CEがLになった瞬間に、CLKが入力されているか否かにもかかわらず、カウントアップせずに、その時点でのカウンタ値を保持する。このようなシーケンスで、VbottomからVtopまでA/Dスキャンが終わると、カウンタの値がデジタルコード値となる。
第1実施形態の図5でも説明したのと同様に、本実施形態においても、CDSおよび差分演算部31により算出された差電圧に基づくデジタルデータは、0近傍に集中し、狭い分布となる。そのため、A/Dスキャンの範囲を限定することができるので、A/D変換処理に要する時間を短縮することができる。また、A/Dスキャンの範囲を狭くすることにより、全体のbit数を減らすことができる。全体のbit数を減らすことができると、結果として、固体撮像装置30から出力するデータのデータ量も減らすことができる。
従来、このような逐次比較型A/D変換処理において、処理時間を短縮するためには、発振器45のCLK周波数を上げる必要があった。しかし、CLK周波数を上げると、消費電力が増えて、発熱の原因になっていた。さらに、ランプDAC部42、コンパレータ43、カウンタ部44の高速化も同時に行わなければならず、それぞれの基本構成(プリミティブ)の面積を大きくするなど、最終的にはコスト上昇の要因となっていた。これに対して、本実施形態の構成によれば、このような問題が発生することなく、逐次比較型A/D変換処理における処理時間を短縮することができる。
符号化部34における符号化は、第1実施形態の符号化部19と同様におこなわれる。その結果、符号化については、第1実施形態と同様に、データの圧縮を実現することができる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、複数の画素から出力されたアナログ電気信号に対して、相関二重サンプリング処理と同時に差分信号の演算を行う。したがって、第1実施形態の効果に加えて、A/D変換部33に必要なA/D部の数を減らすことができる。また、相関二重サンプリング処理と同時に差分信号の演算を行うことにより、処理の高速化も期待できる。
なお、第2実施形態では、逐次比較型A/D変換処理を例にあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、サブレンジA/D変換方式、巡回型A/D変換方式、△Σ型A/D変換方式などにおいても、同様の処理を行うことができる。いずれの場合においても、高S/NによるA/D変換処理が可能となり、A/D変換処理における負荷を抑えつつ、固体撮像装置の高画素化や高分解化に対応することができる。
また、上記した各実施形態において、A/D変換部におけるレンジを変更可能な場合には、差分信号が取り得る値の幅に応じて、A/Dスキャンの範囲を適宜変更する構成としても良い。A/Dスキャンの範囲を適宜調整することにより、さらなる処理の高速化が可能である。
また、上記した各実施形態において、受光面12に含まれる複数の画素11に欠陥がそが含まれる場合、公知の欠陥画素に関する技術と同様に対処すればよい。例えば、予め位置が分かっている欠陥画素については、隣接画素の値に置き換える構成や、所定の固定値に置き換える構成としても良い。
また、上記した各実施形態において、受光面12に含まれる複数の画素11のうち、各列の先頭の画素については、所定の初期基準電圧を用いて差電圧を求める構成としても良いし、他の同色の画素が取り得る任意の電圧を初期基準電圧としても良い。
また、上記した各実施形態においては、水平方向(同じ行内)において隣接する同色の画素について差分信号を求める場合を例にあげて説明したが、本発明はこの例に限定されず、近接あるいは隣接する同色の画素信号について差分信号を求めることにより、同様の効果を得ることができる。例えば、垂直方向(同じ列内)や、斜め方向において隣接する同色の画素について差分信号を求める構成としても良い。この場合、適宜ラインバッファなどを設けて、差分信号を求めれば良い。このような構成は、所定の複数画素の出力をまとめてブロックごとに読み出す方式などにおいても、ランダムアクセスなどにより同様の処理を行うことができる。
また、上記した各実施形態において、固体撮像装置内の各部は単一チップ上に形成されても良いし、複数のチップ上に分割して形成されても良い。
また、上記した各実施形態において、固体撮像装置は、CMOS方式が基本であるが、本発明の概念をCCD方式の固体撮像装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
また、上記した各実施形態においては、ハフマン符号化を例に挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、隣接する同色の画素において近い値が連続することが推測される場合には、ランレングス符号化によって可変長符号データに符号化しても良い。また、ハフマン符号化とランレングス符号化とを併用して可変長符号データに符号化しても良い。
また、上記した各実施形態の一部を省略しても良いし、上記した各実施形態の構成を組み合わせて実行しても良い。例えば、第1実施形態および第2実施形態で説明した符号化を省略しても良い。この場合であっても、差分信号を用いてA/D変換処理を行うことにより、処理の高速化も期待できる。
また、上記した各実施形態で説明した固体撮像装置を搭載した各種電子機器も、本発明の具体的態様として有効である。例えば、電子カメラ、ビデオカメラ、携帯電話などにも有用である。
1・30…固体撮像装置、11…画素、16…CDS、17・32…信号切り替え部、18…差分演算部、19・34…符号化部、31…CDSおよび差分演算部、33…A/D部

Claims (7)

  1. 光電変換により生じた信号を出力する複数の画素と、
    任意の画素に基づく信号と、その画素と近接する同色の画素に基づく信号との差分信号を演算する演算部と、
    前記差分信号をデジタルデータに変換する変換部と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置において、
    前記演算部は、前記複数の画素から出力された信号に対してノイズ処理を行う処理部を備え、前記ノイズ処理と同時に前記差分信号の演算を行う
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項1に記載の固体撮像装置において、
    前記デジタルデータを可変長符号データに符号化する符号化部をさらに備える
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項3に記載の固体撮像装置において、
    前記符号化部は、前記デジタルデータに対して、発生頻度が高いほど短いデータコードを割り当てて、1つ以上の前記可変長符号データに符号化する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項3に記載の固体撮像装置において、
    前記符号化部は、ハフマン符号化とランレングス符号化との少なくとも一方の符号化によって、前記デジタルデータを前記可変長符号データに符号化する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、
    前記変換部は、前記差分信号を、前記差分信号が取り得る値の幅に応じたダイナミックレンジにおいて、前記デジタルデータに変換する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の固体撮像装置と、撮影光学系と、撮影制御部と、画像記録部とを備えることを特徴とする電子カメラ。
JP2010091303A 2010-04-12 2010-04-12 撮像装置および電子カメラ Active JP5728821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091303A JP5728821B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 撮像装置および電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091303A JP5728821B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 撮像装置および電子カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011223376A true JP2011223376A (ja) 2011-11-04
JP5728821B2 JP5728821B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=45039740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010091303A Active JP5728821B2 (ja) 2010-04-12 2010-04-12 撮像装置および電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5728821B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101631622B1 (ko) * 2015-01-30 2016-06-27 한국과학기술원 Cis 시스템에 있어서, 이미지를 센싱하는 방법 및 장치
JP2020537456A (ja) * 2018-01-26 2020-12-17 北京靈汐科技有限公司Lynxi Technologies Co., Ltd. 撮像素子、撮像機器及び画像情報処理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114378A (ja) * 1989-09-28 1991-05-15 Canon Inc 撮像装置
JP2008118379A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮影装置
JP2010062764A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Sony Corp 撮像素子、その信号変換方法およびカメラ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114378A (ja) * 1989-09-28 1991-05-15 Canon Inc 撮像装置
JP2008118379A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮影装置
JP2010062764A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Sony Corp 撮像素子、その信号変換方法およびカメラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101631622B1 (ko) * 2015-01-30 2016-06-27 한국과학기술원 Cis 시스템에 있어서, 이미지를 센싱하는 방법 및 장치
JP2020537456A (ja) * 2018-01-26 2020-12-17 北京靈汐科技有限公司Lynxi Technologies Co., Ltd. 撮像素子、撮像機器及び画像情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5728821B2 (ja) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10397506B2 (en) Imaging device and electronic apparatus with upper and lower substrates
US7786921B2 (en) Data processing method, data processing apparatus, semiconductor device, and electronic apparatus
US10104326B2 (en) Imaging apparatus including analog-to-digital conversion circuits to convert analog signals into digital signals, imaging system including analog-to-digital conversion circuits to convert analog signals into digital signals, and imaging apparatus driving method
CN110753192B (zh) 一种集成电路图像传感器
TWI418152B (zh) Solid state camera device, camera device, electronic machine, analog digital conversion device, analog digital conversion method
CN109328457B (zh) 摄像装置及摄像装置的控制方法
CN108391066B (zh) 集成电路图像传感器以及在其中操作的方法
US7800526B2 (en) Data processing method, semiconductor device for detecting physical quantity distribution, and electronic apparatus
KR100737916B1 (ko) 이미지 센서 그리고 그것을 위한 테스트 시스템 및 테스트방법
US8736717B2 (en) Image pickup apparatus and control method therefor
JP2006197393A (ja) 固体撮像装置、カメラ、及び固体撮像装置の駆動方法
US9544518B2 (en) Image pickup apparatus and image pickup system with ad converter outputting image data at first resolution in a case where pixel signals are not higher than threshold level and at second resolution in a case where pixel signals are higher than threshold level
JP2005347932A (ja) 固体撮像装置および撮像システム
JP6164867B2 (ja) 固体撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2015023391A (ja) 固体撮像装置
US10110797B2 (en) Imaging device and imaging system
JP5728821B2 (ja) 撮像装置および電子カメラ
JP2005347931A (ja) 撮像素子および撮像システム
JP4928068B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP4403402B2 (ja) Ad変換方法およびad変換装置並びに物理情報取得方法および物理情報取得装置
JP2012244379A (ja) 固体撮像装置
US9113101B2 (en) Image sensor and image capturing system
WO2020070994A1 (ja) イメージセンサ
KR20120015876A (ko) 이미지 센서
JP2013141144A (ja) A/d変換回路、撮像素子、および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5728821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250