JP2011222644A - 電子回路ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成にて、接続端子の幅及び間隔を縮小せずとも、且つ、スルーホールの孔径を縮小せずとも、シールド性能が向上した電子回路ユニットを提供する。
【解決手段】電子回路ユニットの回路基板12は、絶縁基板36の面上に設けられ、絶縁層32の開口34にて表出する複数の外側接続ランド28及び内側接続ランド30を含む。外側接続ランド28は、複数の内側接続ランド30を囲むように配置され、外側接続ランド28同士は、外側接続ランド28と一体に設けられた連結ランド38によって相互に接続され、連結ランド38は絶縁層32によって覆われている。
【選択図】図4

Description

本発明は電子回路ユニットに係わり、より詳しくは、金属製のシールドカバーを有する電子回路ユニットに関する。
電子回路ユニットには、基板の一方の面上に搭載された電子部品が、金属製のシールドカバーによって覆われているものがある。シールドカバーは、基板に半田を用いて固定され、外部からのノイズの侵入を防ぐとともに、外部への電磁波の放射を防止する。
例えば特許文献1が開示する電子回路ユニットでは、電子部品及びシールドカバーは、基板に設けられたスルーホールを通じて、基板の他方の面に設けられたBGA(ボールグリッドアレイ)のハンダボールに電気的に接続される。より詳しくは、シールド性能を高めるために、シールドカバーは、基板の外周側のスルーホールを通じて、同じく基板の外周側に位置するBGAのハンダボールに電気的に接続される。
特開平8−64983号公報
特許文献1が開示するシールドカバー付き電子回路ユニットにおいて、シールド性能を向上するには、ハンダボールの直径を小さくするとともに、ハンダボール同士の間隔を狭くすることが考えられる。また、LGA(ランドグリッドアレイ)の場合には、ランドの幅を小さくするとともに、ランド同士の間隔を狭くすることが考えられる。つまり、BGA及びLGAの場合、シールド性能を向上するために、接続端子の幅及び間隔を縮小することが考えられる。
しかしながら、接続端子の幅及び間隔を縮小する場合、新たに設計をし、製造方法を確立し、そして、動作を検証する必要がある。このため、接続端子の幅及び間隔を縮小することは、煩雑であるとともにコストがかかる。
また、接続端子の幅及び間隔を縮小すると、接続端子の各々に対応して設けられたスルーホールの孔径も小さくする必要がある。スルーホールは、銅張基板にドリルを用いて形成されるが、ドリルを用いる場合、スルーホールの孔径を更に縮小することは困難である。
このため、スルーホールの孔径を更に縮小するには、銅張基板を用いるのではなく、ビルドアップ工法によって基板を製造し、エッチング技術を用いてスルーホールを形成することが必要になる。しかしながら、ビルドアップ工法の工程数は多く、ビルドアップ工法を採用した場合、銅張基板を用いる場合に比べて、製造コストが増加してしまう。
本発明は上記した事情に鑑みてなされ、その目的とするところは、簡単な構成にて、接続端子の幅及び間隔を縮小せずとも、且つ、スルーホールの孔径を縮小せずとも、シールド性能が向上した電子回路ユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
解決手段1:本発明の一態様によれば、外部基板に半田を用いて実装される電子回路ユニットにおいて、実装面及びグリッド面を有する回路基板と、前記回路基板の実装面上に配置された電子部品と、前記回路基板の実装面上に前記電子部品を覆うように配置された金属製のシールドカバーとを備え、前記回路基板は、前記実装面側に位置する第1の面、前記グリッド面側に位置する第2の面、及び、前記第1の面と前記第2の面との間を延びる複数のスルーホールを有する絶縁基板と、前記絶縁基板のスルーホールの壁面に形成されたビア導体層と、前記第2の面上に設けられ、複数の開口を有する絶縁層と、前記第2の面上に設けられ、前記絶縁層の開口にて表出するとともに前記ビア導体層を介して前記シールドカバーと電気的に接続される複数の外側接続ランドと、前記第2の面上に設けられ、前記絶縁層の開口にて表出するとともに前記ビア導体層を介して前記電子部品と電気的に接続された複数の内側接続ランドとを含み、前記外側接続ランドは、複数の前記内側接続ランドを囲むように配置され、前記外側接続ランド同士は、前記外側接続ランドと一体に設けられた連結ランドによって相互に接続され、前記連結ランドは前記絶縁層によって覆われていることを特徴とする電子回路ユニットが提供される。
解決手段1の電子回路ユニットでは、外側接続ランドの間に連結ランドを配置することによって、外側接続ランド及び連結ランドが一連の導体からなるシールドを構成する。シールドは内側接続ランドを囲んでおり、外側接続ランドの幅及び間隔を縮小せずとも、且つ、スルーホールの孔径を縮小せずとも、シールドによってシールド性能が向上する。
一方、連結ランドを絶縁層によって覆うことによって、外部基板に電子回路ユニットを半田付けするときに、連結ランドに半田が付着することはない。このため、連結ランドを設けたとしても、外側接続ランドに常に所定量の半田が付与され、外側接続ランドが外部基板に強固に接続される。
解決手段2:好ましくは、前記連結ランドによって接続される前記外側接続ランド同士が離間する方向と直交する方向でみて、前記連結ランドの長さは前記外側接続ランドの長さよりも短い。
解決手段2の電子回路ユニットでは、外側接続ランド同士が離間する方向と直交する方向でみて、連結ランドの長さを、外側接続ランドの長さよりも短くしたことにより、外部基板に外側接続ランドを半田付けするとき、外側接続ランドから連結ランドに逃げる熱の量が抑制される。このため、連結ランドを設けたとしても、外側接続ランドが外部基板に強固に接続される。
解決手段3:好ましくは、前記スルーホールは、前記外側接続ランド及び前記連結ランドの一つ一つに対応して設けられ、前記外側接続ランド及び前記連結ランドの各々は、前記スルーホールのうち対応する一つのスルーホールの壁面に設けられた前記ビア導体層に電気的に接続されている。
解決手段3の電子回路ユニットでは、外側接続ランド及び連結ランドの1つ1つに対応してスルーホールが設けられ、連結ランドに対応する分だけ、スルーホールの数が増えている。スルーホールの壁面にはビア導体層が設けられており、連結ランドに対応してスルーホールの個数が増えた分だけ、シールド性能が更に向上する。
解決手段4:好ましくは、前記外側接続ランド及び前記連結ランドのうち一方に電気的に接続されたビア導体層が設けられたスルーホールは、前記絶縁基板の外縁に沿って一列に配置されている。
解決手段4の電子回路ユニットでは、外側接続ランド及び連結ランドに電気的に接続されるビア導体層が設けられたスルーホールが一列に配列されることで、ビア導体層同士が近接して配置され、シールド性能が一層高くなる。
解決手段5:好ましくは、前記ビア導体層の内側に充填材が充填され、前記外側接続ランド及び前記連結ランドの各々は、前記スルーホールのうち対応する一つのスルーホールの開口を覆っている。
解決手段5の電子回路ユニットでは、スルーホールのビア導体層の内側には充填材が充填され、外側接続ランド及び連結ランドがスルーホールの開口上に形成されることで、スルーホールの密度を高めることができる。
このため、この電子回路ユニットにおいては、シールド性能がより一層向上する。
一方、スルーホールのビア導体層の内側に充填材が充填されたことで、外側接続ランドを外部基板に半田付けするときに、スルーホールのビア導体層の内側に半田が逃げることもない。
このため、この電子回路ユニットは、外部基板に確実に強固に固定される。
解決手段6:電子回路ユニットは、好ましくは、前記第1の面上に設けられたカバー用接続パターンを備え、前記カバー用接続パターンは、前記スルーホールのうち、前記グリッド面側の開口が前記外側接続ランド及び前記連結ランドのうち一方によって覆われたスルーホールの前記実装面側の開口を覆い、前記カバーは前記カバー用接続パターンに電気的に接続されている。
解決手段6の電子回路ユニットでは、シールドカバーがカバー用接続パターンに電気的に接続されることで、シールド性能が確実に向上する。
本発明によれば、簡単な構成にて、接続端子の幅及び間隔を縮小せずとも、且つ、スルーホールの孔径を縮小せずとも、シールド性能が向上した電子回路ユニットが提供される。
本発明の一実施形態に係る電子回路ユニットを概略的に示す斜視図である。 図1の電子回路ユニットをシールドカバーを外した状態で示す斜視図である。 図1の電子回路ユニットのグリッド面側を概略的に示す斜視図である。 図3の領域IVを概略的に拡大して示す部分拡大図である。 図1の電子回路ユニットに適用された回路基板の製造方法の概略的な手順を説明するためのフローチャートである。 ドリル加工処理が施された両面銅張基板を概略的に示す斜視図である。 図6中の線VIIに沿う部分断面図である。 スルーホールメッキ処理が施された両面銅張基板の図7に相当する部分断面図である。 スルーホール樹脂充填処理が施された両面銅張基板の図7に相当する部分断面図である。 全面メッキ処理が施された両面銅張基板を概略的に示す斜視図である。 図10中の線XIに沿う部分断面図である。 導体パターン形成処理が施された両面銅張基板を概略的に示す斜視図である。 ソルダーレジスト層形成処理が施された両面銅張基板を概略的に示す斜視図である。 図13中の線XIVに沿う部分断面図である。 図1の電子回路ユニットに適用された回路基板をソルダーレジスト層を除いて概略的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子回路ユニット10を概略的に示す斜視図である。
電子回路ユニット10は、高周波信号を処理するのに適し、或いは、高周波信号が処理される環境での使用に適する電子機器である。電子回路ユニット10は、例えば、テレビ放送又はケーブルテレビ放送の信号を復調する機能を有するテレビチューナであり、テレビ又はSTB(セットトップボックス)に内蔵される。
電子回路ユニット10は回路基板12を有し、回路基板12の一方の面である実装面14には、金属製のシールドカバー16が取り付けられている。シールドカバー16は、回路基板12の厚さ方向にて薄い扁平な直方体形状を有し、実装面14に向けて開口している。シールドカバー16は、実装面14側の四隅に一体に形成された突起18を有し、突起18は、回路基板12の四隅に形成された貫通孔20に挿入されている。
突起18が回路基板12の貫通孔20に挿入された状態にて、シールドカバー16の四角形の開口縁は、回路基板12の実装面14に殆ど隙間なく対向するか、若しくは、当接している。なおシールドカバー16は、例えば金属板をプレス加工することによって製造することができる。
図2は、シールドカバー16が取り外された状態の電子回路ユニット10を概略的に示す斜視図である。回路基板12の実装面14には、電子部品として半導体部品(集積回路部品)22やコンデンサ等が配置されている。半導体部品22を含め、電子部品は表面実装部品(SMD)であり、表面実装技術(SMT)を用いて実装されている。
具体的には、半導体部品22としては、ベアチップや、半導体チップを樹脂でモールドして形成されたパッケージを用いることができる。このような半導体部品22として、QFP(Quad Flat Package)、BGA(ボールグリッドアレイ)パッケージ、及び、LGA(ランドグリッドアレイ)パッケージ等を用いることができる。
なお、実装面14に配置された電子部品は、実装面14に設けられた図示しない接続端子に、例えばリフロー処理によって半田付けされている。
一方、回路基板12の実装面14には、実装面14の四角形の外縁に沿って、所定の幅を有する環状のシールドパターン24が設けられている。シールドパターン24は導体からなり、例えば、銅箔等をエッチングして形成される。シールドパターン24は、平面でみたときに、実装面14上の電子部品を囲んでいる。
シールドカバー16の開口縁は、シールドパターン24に当接若しくは殆ど隙間無く対向しており、シールドカバー16の開口縁は、シールドパターン24に対し、複数箇所半田付けされている。なお、シールドカバー16の開口縁の全域が、シールドパターン24に対し半田付けされていてもよい。
図3は、図1の電子回路ユニット10を裏側からみたときの概略的な斜視図である。回路基板12の実装面14とは逆の面であるグリッド面26には、テレビ又はSTBのマザーボード(外部基板)に電気的にそれぞれ接続される複数の外部接続端子が設けられている。
外部接続端子は、所定厚さの層状をなし、平面でみたとき、いずれも長方形形状を有し、所定の間隔を存して配列されている。外部接続端子のうち、グリッド面26の4つの外縁に沿って環状に配列された外側接続ランド28は、シールドパターン24を介してシールドカバー16に電気的に接続されている。そして、外部接続端子のうち、外側接続ランド28の内側に位置する内側接続ランド30は、実装面14上の半導体部品22等の電子部品に電気的に接続されている。
一方、外側接続ランド28は、外部基板のグランド端子に半田を用いて接続される。また、内側接続ランド30は、外部基板の信号端子に半田を用いて接続される。半田を用いた電子回路ユニット10と外部基板との接続は、例えばリフロー処理によって行われる。
なお、グリッド面26において、外側接続ランド28及び内側接続ランド30以外の領域は、ソルダーレジスト層32によって形成されている。
図4は、図3中の領域IVを拡大して、グリッド面26の微細な構造を概略的に示す部分拡大図である。図4に示したように、ソルダーレジスト層32は複数の長方形の開口34を有し、開口34は、外側接続ランド28及び内側接続ランド30の一つ一つに対応して設けられている。
そして、外側接続ランド28及び内側接続ランド30は、ソルダーレジスト層32の開口34内に位置し、表出している。
ここで、回路基板12は、絶縁基板36を有し、絶縁基板36のグリッド面26側の面上に、外側接続ランド28及び内側接続ランド30は形成されている。そして、外側接続ランド28同士は、外側接続ランド28と一体の連結ランド38によって相互に接続されている。連結ランド38は、外側接続ランド28と同一層内に設けられ、外側接続ランド28と同じ厚さを有する。
外側接続ランド28は、長辺が互いに平行になるように間隔を存して配列されている。連結ランド38は、外側接続ランド28の長辺間を延び、平面でみて、四角形状を有する。好ましくは、外側接続ランド28の長辺の長さは、外側接続ランド28の長辺の方向での連結ランド38の長さよりも長い。
連結ランド38は、ソルダーレジスト層32によって覆われており、換言すれば、ソルダーレジスト層32によって、一連の導体が外側接続ランド28と連結ランド38とに区画されている。
一方、絶縁基板36には、複数のスルーホール40が形成され、各スルーホール40は絶縁基板36を厚さ方向に真っ直ぐに貫通している。スルーホールの直径(孔径)は、例えば0.3mm以上である。
スルーホール40は、外側接続ランド28、内側接続ランド30及び連結ランド38の一つ一つに対応して設けられている。好ましくは、グリッド面26側のスルーホール40の開口は、外側接続ランド28、内側接続ランド30及び連結ランド38によってそれぞれ覆われている。そのために、外側接続ランド28、内側接続ランド30及び連結ランド38の各々の短辺は、スルーホール40の直径よりも僅かに大きい。
また、外側接続ランド28及び連結ランド38に対応するスルーホール40は、グリッド面26の外縁に沿うように、例えば0.5mm以上の間隔を存して一列に配列されている。
そして、外側接続ランド28及び連結ランド38に対応するスルーホール40の実装面14側の開口は、シールドパターン24によって覆われている。従って、外側接続ランド28及び連結ランド38は、ビア導体層54を介して、シールドパターン24及びシールドカバー16に電気的に接続されている。
以下、上述した回路基板12の製造方法について図5乃至図14を参照して説明する。図5は、回路基板12の製造方法の手順を概略的に示すフローチャートであり、図6乃至図14は、図5のフローチャートの各ステップを説明するための斜視図又は部分断面図である。
ステップS10:材料として、例えば両面銅張基板50を用意し、用意した両面銅張基板50に、図6及び図7に示したように、ドリル加工処理を施して貫通孔20及びスルーホール40を形成する。なお、両面銅張基板50は、絶縁基板36、及び、絶縁基板36の両面に張られた銅箔52からなる。
ステップS12:ステップS10の後、スルーホールめっき処理として、両面銅張基板50に無電解めっき及び電解めっきを順次施す。図8に示したように、スルーホールめっき処理によって、スルーホール40の壁面を覆うビア導体層54が形成される。
ステップS14:ステップS12の後、スルーホール樹脂充填処理として、図9に示したように、ビア導体層54の内側に樹脂を充填し、樹脂プラグ56を形成する。
ステップS16:ステップS14の後、全面めっき処理として、両面銅張基板50の全面にめっき処理を施す。これにより、図10及び図11に示したように、スルーホール40及び樹脂プラグ56がめっき層58によって覆われる。
ステップS18:ステップS16の後、導体パターン形成処理として、所定パターンのエッチングレジスト膜を形成し、エッチングレジスト膜で覆われていない絶縁基板36の両面上のめっき層58及び銅箔52等の導体をエッチングによって除去する。そしてエッチング後、エッチングレジスト膜を除去する。
これにより、図12に示したように、外側接続ランド28、内側接続ランド30及び連結ランド38が形成される。つまり、外側接続ランド28、内側接続ランド30及び連結ランド38の各々は、めっき層58及び銅箔52等の導体からなる。なお、導体としては、例えば銅等を用いることができる。
ステップS20:ステップS18の後、グリッド面26側の絶縁基板36の面に、ソルダーレジストパターン形成処理として、図13及び図14に示したように、ソルダーレジスト層32が形成される。ソルダーレジスト層32は、フォトリソグラフィ、印刷又はスプレーを用いて形成することができる。
ステップS22:ステップS20の後、ダイシング処理によって両面銅張基板50が、複数の回路基板12に分割され、回路基板12が製造される。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、外側接続ランド28の間に連結ランド38を配置することによって、図15に示したように、外側接続ランド28及び連結ランド38が、一連の導体からなるシールド60を構成する。シールド60は内側接続ランド30を囲んでおり、外側接続ランド28の幅及び間隔を縮小せずとも、且つ、スルーホール40の孔径を縮小せずとも、シールド60によってシールド性能が向上する。
なお、図15は、ソルダーレジスト層32を除いた状態で、回路基板12のグリッド面26側を示す斜視図である。図15では、説明のため、シールド60が黒塗りにて示されている。
一方、連結ランド38をソルダーレジスト層32によって覆うことによって、外部基板に電子回路ユニット10を半田付けするときに、連結ランド38に半田が付着することはない。このため、連結ランド38を設けたとしても、外側接続ランド28に常に所定量の半田が付与され、外側接続ランド28が外部基板に強固に接続される。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、外側接続ランド28の長辺に沿う方向での連結ランド38の長さを、外側接続ランド28の一の辺及び他の辺よりも短くしたことにより、外部基板に外側接続ランド28を半田付けするとき、外側接続ランド28から連結ランド38に逃げる熱の量が抑制される。このため、連結ランド38を設けたとしても、外側接続ランド28が外部基板に強固に接続される。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、外側接続ランド28及び連結ランド38の1つ1つに対応してスルーホール40が設けられ、連結ランド38に対応する分だけ、スルーホール40の個数が増えている。スルーホール40の壁面にはビア導体層54が設けられており、連結ランド38に対応してスルーホール40の個数が増えた分だけ、シールド性能が更に向上する。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、スルーホール40のビア導体層54の内側には樹脂プラグ56が充填され、外側接続ランド28及び連結ランド38がスルーホール40の開口上に形成されることで、スルーホール40の密度を高めることができる。
このため、この電子回路ユニット10においては、シールド性能がより一層向上する。
一方、スルーホール40のビア導体層54の内側に樹脂プラグ56が充填されたことで、外側接続ランド28を外部基板に半田付けするときに、スルーホール40のビア導体層54の内側に半田が逃げることもない。
このため、この電子回路ユニット10は、外部基板に確実に強固に固定される。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、外側接続ランド28及び連結ランド38に電気的に接続されるビア導体層54が設けられたスルーホール40が一列に配列されることで、ビア導体層54同士が近接して配置され、シールド性能が一層高くなる。
上述した一実施形態の電子回路ユニット10では、シールドカバー16が実装面14に設けられたシールドパターン24に電気的に接続されることで、シールド性能が確実に向上する。
本発明は、上述した一実施形態に限定されることはなく、上述した一実施形態に変更を加えた形態も含む。特に、図示とともに示した構成や製造方法は、いずれも好ましい例であり、本発明の実施に際してこれらを適宜変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した一実施形態において、外側接続ランド28及び内側接続ランド30の形状は長方形に限定されることはない。また、内側接続ランド30は、外側接続ランド28によって囲まれていればよく、内側接続ランド30の数や配置は、特に限定されることはない。
また、上述した一実施形態において、ビア導体層54の内側に樹脂プラグ56が充填されていたが、導電性の樹脂又は金属が充填されていてもよい。
更に、外側接続ランド28及び内側接続ランド30上に半田ボールを設け、半田ボールを介して、電子回路ユニット10を外部基板に接続可能にしてもよい。
最後に本発明は、テレビチューナ以外の電子回路ユニットにも適用可能であるのは勿論である。
10 電子回路ユニット
12 回路基板
14 実装面
16 シールドカバー
22 半導体部品(電子部品)
24 シールドパターン(シールドカバー用接続パターン)
26 グリッド面
28 外側接続ランド(接続端子)
30 内側接続ランド(接続端子)
32 ソルダーレジスト層(絶縁層)
34 開口
36 絶縁基板
38 連結ランド
40 スルーホール
50 両面銅張基板
52 銅箔
54 ビア導体層
56 樹脂プラグ(充填材)
58 めっき層

Claims (6)

  1. 外部基板に半田を用いて実装される電子回路ユニットにおいて、
    実装面及びグリッド面を有する回路基板と、
    前記回路基板の実装面上に配置された電子部品と、
    前記回路基板の実装面上に前記電子部品を覆うように配置された金属製のシールドカバーとを備え、
    前記回路基板は、
    前記実装面側に位置する第1の面、前記グリッド面側に位置する第2の面、及び、前記第1の面と前記第2の面との間を延びる複数のスルーホールを有する絶縁基板と、
    前記絶縁基板のスルーホールの壁面に形成されたビア導体層と、
    前記第2の面上に設けられ、複数の開口を有する絶縁層と、
    前記第2の面上に設けられ、前記絶縁層の開口にて表出するとともに前記ビア導体層を介して前記シールドカバーと電気的に接続される複数の外側接続ランドと、
    前記第2の面上に設けられ、前記絶縁層の開口にて表出するとともに前記ビア導体層を介して前記電子部品と電気的に接続された複数の内側接続ランドとを含み、
    前記外側接続ランドは、複数の前記内側接続ランドを囲むように配置され、
    前記外側接続ランド同士は、前記外側接続ランドと一体に設けられた連結ランドによって相互に接続され、
    前記連結ランドは前記絶縁層によって覆われている
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
  2. 請求項1に記載の電子回路ユニットにおいて、
    前記連結ランドによって接続される前記外側接続ランド同士が離間する方向と直交する方向でみて、前記連結ランドの長さは前記外側接続ランドの長さよりも短い
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の電子回路ユニットにおいて、
    前記スルーホールは、前記外側接続ランド及び前記連結ランドの一つ一つに対応して設けられ、
    前記外側接続ランド及び前記連結ランドの各々は、前記スルーホールのうち対応する一つのスルーホールの壁面に設けられた前記ビア導体層に電気的に接続されている
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
  4. 請求項3に記載の電子回路ユニットにおいて、
    前記外側接続ランド及び前記連結ランドのうち一方に電気的に接続されたビア導体層が設けられたスルーホールは、前記絶縁基板の外縁に沿って一列に配置されている
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
  5. 請求項4に記載の電子回路ユニットにおいて、
    前記ビア導体層の内側に充填材が充填され、
    前記外側接続ランド及び前記連結ランドの各々は、前記スルーホールのうち対応する一つのスルーホールの開口を覆っている
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
  6. 請求項5に記載の電子回路ユニットにおいて、
    前記第1の面上に設けられたカバー用接続パターンを備え、
    前記カバー用接続パターンは、前記スルーホールのうち、前記グリッド面側の開口が前記外側接続ランド及び前記連結ランドのうち一方によって覆われたスルーホールの前記実装面側の開口を覆い、
    前記カバーは前記カバー用接続パターンに電気的に接続されている
    ことを特徴とする電子回路ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023214654A1 (ko) * 2022-05-03 2023-11-09 삼성전자 주식회사 인터포져를 포함하는 전자 장치

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