JP2011222407A - キースイッチ - Google Patents

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禎 柳舘
Hitoshi Matsuzaki
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Abstract

【課題】操作キーの復動時に懸念される衝突音を長期に亘って効果的に軽減できる「キースイッチ」を提供すること。
【解決手段】キースイッチは、操作キー1の駆動部11に設けた窓状の開口11b内に、操作部10とオーバーラップする位置にあって操作キー1の往復動方向へ蛇行しながら延びる弾性片12が突設してあり、この弾性片12の先端に一体的に設けられたストッパ部13がフレーム3の規制部31に係止されて操作キー1の非操作時の高さ位置が規定される。操作キー1を往動させるプッシュ操作が行われると駆動部11がスイッチ素子2を押圧駆動するが、操作力が除去されるとドーム状ラバー21の弾性付勢力で操作キー1は復動し、その際、ストッパ部13が規制部31に衝突して弾性片12が撓みを生じる。
【選択図】図3

Description

本発明は、往復動可能に保持された操作キーをプッシュ操作することによってスイッチ素子をオン動作させるキースイッチに係り、特に、プッシュ操作後の復動時に操作キーが支持体に当接して発生する衝突音を軽減させるための消音対策に関するものである。
各種入力装置に用いられるキースイッチとして、従来より、スイッチ素子上に搭載されて上下動(往復動)可能な操作キーを常時上向き(復動方向)へ弾性付勢しつつ、操作キーの一部(ストッパ部)をフレーム等の支持部材の一部(規制部)に係止させることによって、操作キーの非操作時の高さ位置が規定されるように構成したものが広く知られている。この種のキースイッチにおいては、通常、スイッチ素子にドーム状ラバーやコイルばね等の弾性部材が配設されており、その弾性力によって操作キーが上方へ付勢されるようになっている。また、操作キーにはキートップ(操作部)の裏面側に棒状あるいは筒状の駆動部が垂設されており、弾性部材の弾性力に抗して操作キーを下動(往動)させるプッシュ操作が行われると、スイッチ素子が駆動部に押圧駆動されてオン動作し、その際にクリック感が生起されるようになっている。したがって、ユーザは手指に伝わるクリック感によってプッシュ操作が確実に行われたことを感得できる。また、プッシュ操作後に操作キーに対する操作力が取り除かれると、弾性部材の弾性復帰に伴って操作キーは押し上げられていくが、ストッパ部が規制部に当接することで操作キーの上動(復動)が規制されるため、かかる規制状態での高さ位置が操作キーの非操作時の高さ位置となる。なお、操作キーの駆動部が筒状に形成されている場合、この駆動部に設けた開口の下縁部をストッパ部となすことができると共に、この駆動部の略全周を支持部材でガイドすることによって操作キーを円滑に往復動させることができる。
ところで、この種のキースイッチを車載用の入力装置などに用いる場合、クリック感を明瞭にして操作感触を高めることが望まれているが、明瞭なクリック感を得ようとするとプッシュ操作後に操作キーを押し上げる弾性付勢力が強くなるため、操作キーのストッパ部が支持部材の規制部に当接する際に発生する衝突音が大きくなってしまう。それゆえ、このようなキースイッチが自動車のインパネなどに配設されていると、プッシュ操作後の操作キーが元の高さ位置へ復帰するたびに耳障りな衝突音が搭乗者に聞こえてしまう虞があった。
操作キーの復動時に懸念される衝突音を軽減するための消音対策としては、従来、復動時の操作キーに摺動抵抗を付与して減速させるという手法が種々提案されている。例えば、特許文献1に開示されているキースイッチでは、支持部材に規制部と滑らかに連続する傾斜制動面が設けられており、復動時に操作キーのストッパ部がこの傾斜制動面を摺動するように構成されているため、傾斜制動面で発生する摺動抵抗によってストッパ部が制動されながら規制部に当接することで、操作キーの復動時に懸念される衝突音が軽減されるようになっている。また、特許文献2に開示されているキースイッチでは、操作キーにキートップの鍔部から裏面側へ片持ち梁状に延びる弾性脚を垂設し、この弾性脚の先端部にフック状のストッパ部を一体的に設けることによって、操作キーのストッパ部が支持部材の規制部に衝突したときの衝撃を弾性脚の撓みによって吸収するように構成されている。
特開2008−251195号公報 特開2007−123193号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているキースイッチのように、操作キーと支持部材とを擦り合わせる摺動抵抗によって衝突音を軽減するという手法を採用した場合、プッシュ操作が何度も繰り返されると、操作キーと支持部材の摺動部分が摩耗して次第に摺動抵抗が小さくなっていくため、衝突音を軽減する消音効果を長期に亘って維持することが困難であった。
これに対して、特許文献2に開示されているキースイッチのように、操作キーの裏面側に片持ち梁状に垂設した弾性脚の撓みによって衝突音を吸収するという手法を採用した場合、この弾性脚は操作キーが往復動する方向(上下方向)に撓むわけではないので、ストッパ部が規制部に衝突したときの衝撃を弾性脚の撓みのみで効果的に吸収することは困難である。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、操作キーの復動時に懸念される衝突音を長期に亘って効果的に軽減できるキースイッチを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、操作部(キートップ)の裏面側に駆動部とストッパ部を有する操作キーと、この操作キーを往復動可能に支持する支持部材と、前記操作キーを復動方向へ付勢する弾性部材と、前記操作キーのプッシュ操作時に前記駆動部によって押圧駆動されるスイッチ素子とを備え、前記支持部材に設けられた規制部に前記ストッパ部が係止することにより、前記操作キーの非操作時の高さ位置が規定されるようになっているキースイッチにおいて、前記操作キーと前記支持部材のいずれか一方に、前記操作部とオーバーラップする位置で該操作キーの往復動方向へ蛇行しながら延びる弾性片を突設し、この弾性片の先端に前記ストッパ部または前記規制部を一体的に設けるという構成にした。
このように構成されたキースイッチでは、静止状態で変形しにくい弾性片が動的な衝突エネルギーを得ることで操作キーの往復動方向へ撓みやすくなっているため、プッシュ操作後に元の高さ位置まで押し戻された操作キーのストッパ部が支持部材の規制部に衝突したときに、弾性片に撓みを生じさせて衝撃を効果的に吸収することができ、よって摺動抵抗に依存することなく所望の消音効果が得られるようになる。また、この弾性片は操作キーの操作部(キートップ)とオーバーラップする位置に設ければよいため、弾性片によってキースイッチが大型化する虞はない。また、この弾性片は操作キーや支持部材の一部としてストッパ部または規制部と一体的に設けられているため、部品点数や組立工数の増加も回避できる。
上記の構成において、弾性片が第1のUターン部と第2のUターン部とを連続させた略点対称な形状に形成されていると、比較的短寸な弾性片を設けるだけで所望の消音効果を期待できるため、操作キーや支持部材の高さ寸法が小さい場合でも、弾性片を無理なく形成することができて好ましい。
また、上記の構成において、操作キーの駆動部が操作部の裏面側から往動方向へ筒状に突設されており、この駆動部に窓状に開設された開口の周縁部から該開口内へ弾性片が突設されていると、操作キーの大きさを変更することなく弾性片を付設できると共に、この駆動部の略全周を支持部材でガイドすることによって操作キーを円滑に往復動させることができる。
本発明のキースイッチによれば、静止状態で変形しにくい弾性片が動的な衝突エネルギーを得ることで操作キーの往復動方向へ撓みすくなっているため、プッシュ操作後に元の高さ位置まで押し戻された操作キーのストッパ部が支持部材の規制部に衝突したときに、弾性片に撓みを生じさせて衝撃を効果的に吸収することができ、よって摺動抵抗に依存しなくても所望の消音効果が得られるようになる。それゆえ、操作キーの復動時に懸念される衝突音を長期に亘って効果的に軽減することが可能となり、静音環境下においても耳障りな衝突音を発生しない高品位なキースイッチを実現できる。また、この弾性片は操作キーの操作部(キートップ)とオーバーラップする位置に設ければよいため、弾性片によってキースイッチが大型化する虞はない。また、この弾性片は操作キーや支持部材の一部としてストッパ部または規制部と一体的に設けられているため、部品点数や組立工数が増加することはなく、それゆえキースイッチの高コスト化も回避できる。
本発明の第1実施形態例に係るキースイッチの断面図である。 第1実施形態例に係るキースイッチの操作キーを斜め上方から見た外観図である。 図2に示す操作キーを斜め下方から見た外観図である。 図2,3に示す操作キーの側面図である。 本発明の第2実施形態例に係るキースイッチの操作キーを示す側面図である。 本発明の第3実施形態例に係るキースイッチの断面図である。 第3実施形態例に係るキースイッチの操作キーおよび支持部材を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態例を図面を参照して説明する。まず、第1実施形態例に係るキースイッチについて、図1〜図4を参照しつつ説明する。これらの図に示すキースイッチは、ストッパ部13を有する操作キー1と、この操作キー1が搭載されたスイッチ素子2と、操作キー1を上下動(往復動)可能に保持するフレーム(支持部材)3とによって主に構成されており、フレーム3がストッパ部13を係止することで操作キー1の非操作時の高さ位置が規定されている。操作キー1の操作部であるキートップ10は、パネル4の開口部4a内に露出しており、このキートップ10がユーザによって下方へ押し込まれるようになっている。また、スイッチ素子2は基板5上に実装されており、この基板5上に立設されたフレーム3にパネル4が固定されている。
操作キー1は合成樹脂の一体成形品であり、キートップ10の裏面側に中空構造とした筒状の駆動部11が垂設されている。駆動部11の相対向する一対の側壁11aにはそれぞれ開口11bが窓状(矩形状)に開設されており、各開口11b内に延在するように弾性片12およびストッパ部13が設けられている。弾性片12は対応する開口11bの上縁部から下方へ蛇行して延びており、図2〜図4に示すように、第1のUターン部12aと第2のUターン部12bとを連続させた略点対称な形状に形成されている。すなわち、この弾性片12は全長の途中に開口11bの上縁部と平行に延びる水平部分を有しており、第1のUターン部12aと第2のUターン部12bの形状は側方から見てこの水平部分の中心を原点とする180度回転対称になっている。このように、2ターンを経由する長路で蛇行形状となっている弾性片12は、静止状態では変形しにくい機械的強度を有しているが、動的な衝突エネルギーを得ることではじめて弾性が発生して上下方向に引っ張りばねのように動作させることができる。また、ストッパ部13は弾性片12の先端(下端)に一体的に設けられており、ストッパ部13の一部は弾性片12よりも外側へ若干せり出している(図1参照)。なお、図1と図3に示すように、相対向する一方の開口11b内の弾性片12と他方の開口11b内の弾性片12は、キートップ10の往復動方向へ延びる中心線を挟んで略対向する位置にあり、かつ両弾性片12は略同一形状に形成されている。
スイッチ素子2は、底面に可動接点21aを設けたドーム状ラバー21と、基板5上に設けられて可動接点21aに接離可能に対向する固定接点20とを備えており、ドーム状ラバー21と一体のシートが基板5上に載置されている。このドーム状ラバー21は操作キー1に若干押し込まれた与圧状態で組み込まれており、操作キー1にはドーム状ラバー21から上向き(復動方向)の弾性付勢力が常時付与されている。そして、ドーム状ラバー21の弾性付勢力に抗して操作キー1を下動(往動)させるプッシュ操作が行われると、操作キー1の駆動部11に所定量押し込まれたドーム状ラバー21が座屈して可動接点21aが固定接点20に接触するため、スイッチ素子1がオン動作すると共に、ドーム状ラバー21の座屈によってクリック感が生起されるようになっている。また、プッシュ操作後に操作キー1に対する操作力が除去されると、ドーム状ラバー21が自身の弾性力によって初期形状に自動復帰することで操作キー1は上動(復動)するが、ストッパ部13がフレーム3の後述する規制部31に当接することにより、操作キー1はそれ以上の上動が規制されるため、かかる規制状態での高さ位置が操作キー1の非操作時の高さ位置となる。なお、図1に示す非操作状態において、操作キー1にはドーム状ラバー21から与圧に対応する反力(プリテンション)が作用しているが、この反力は弾性片12に撓みを生じさせるほど強い力ではない。
フレーム3は、操作キー1の駆動部11を包囲するように筒状に立設されたガイド壁30と、このガイド壁30の内壁面から内側へフック状に突設された一対の規制部31とを有している(図1参照)。ガイド壁30によって駆動部11の略全周がガイドされているため、操作キー1は円滑に上下動(往復動)させることができるようになっている。また、各規制部31は操作キー1の相異なる開口11b内に挿入されており、操作キー1の非操作時には、各ストッパ部13がそれぞれ開口11b内で規制部31に係止されているため、操作キー1は上動が規制されて所定の高さ位置に保持されている。
このように構成されたキースイッチにおいて、ドーム状ラバー21の弾性付勢力に抗して操作キー1を下動(往動)させるプッシュ操作が行われると、ドーム状ラバー21が操作キー1の駆動部11に所定量押し込まれた時点で弾性的に座屈するため、可動接点21aが固定接点20に接触してスイッチ素子2からオン信号が出力される。つまり、操作キー1のプッシュ操作時には、スイッチ素子2が駆動部11に押し込まれてクリック感を生起した直後にオン動作するため、ユーザは手指に伝わるクリック感によってプッシュ操作が確実に行われたことを感得できる。また、プッシュ操作後に操作キー1に対する操作力が取り除かれると、ドーム状ラバー21が弾性復帰するのに伴って操作キー1は押し上げられていくが、ストッパ部13の上辺がフレーム3の規制部31に当接することにより、操作キー1は上方への移動が規制されて元の高さ位置へ復帰する。かかる操作キー1の復動時に、上動するストッパ部13の上辺が規制部31に衝突すると、その衝撃によって弾性片12に瞬間的に上下方向の強い引っ張り力が作用するが、弾性片12の第1および第2のUターン部12a,12bが撓んで衝撃を吸収するため、衝撃の振動が減衰されて衝突音はほとんど発生しない。すなわち、2ターン(第1および第2のUターン部12a,12b)を経由する長路で蛇行形状となっている弾性片12は、衝撃力の作用しない静止状態では変形しにくい機械的強度を有し、動的な衝撃エネルギーを得てはじめて弾性が発生するようになっているため、操作キー1の非操作時にはストッパ部13を所定の高さ位置で規制部31に係止させることができると共に、操作キー1の復動時に引っ張りばねのように撓んで衝突音を効果的に軽減することができる。
以上説明したように本実施形態例に係るキースイッチでは、操作キー1に設けた弾性片12を動的な衝突エネルギーを得たときに操作キー1の往復動方向(上下方向)へ撓ませやすくなっているため、プッシュ操作後に元の高さ位置まで押し戻された操作キー1のストッパ部13がフレーム3の規制部31に衝突したときに、弾性片12に撓みを生じさせて衝撃を効果的に吸収することができ、よって摺動抵抗に依存しなくても所望の消音効果が得られるようになっている。それゆえ、操作キー1の復動時に懸念される衝突音を長期に亘って効果的に軽減することができて静音環境下においても耳障りな衝突音を発生しない高品位なキースイッチを実現することができる。また、弾性片12はキートップ10とオーバーラップする位置に設ければよいため、弾性片12によって操作キー1が大径化することはない。しかも、本実施形態例では、弾性片12が駆動部11の開口11b内に突設されているので、操作キー1の大きさを変更することなく弾性片12を付設できる。また、弾性片12は操作キー1の一部としてストッパ部13と一体的に設けられているため、部品点数や組立工数が増加することはなく、それゆえキースイッチの高コスト化も回避できる。
また、本実施形態例では、弾性片12が第1のUターン部12aと第2のUターン部12bとを連続させた略点対称な形状に形成されているため、操作キー1の往復動方向に沿う弾性片12の高さ寸法を短く設定しつつ所望の消音効果が得られる。したがって、操作キー1の高さ寸法が小さい場合でも、弾性片12を無理なく形成することができる。ただし、弾性片12の蛇行形状は第1および第2のUターン部12a,12bの2ターンに限定されず、操作キー1の大きさや動作荷重などに応じて3ターン以上にしてもよい。
また、弾性片12の形状も上記第1実施形態例に限定されるものではなく、図5に示す第2実施形態例のように、クランク状に蛇行して延びる弾性片12であってもよい。さらに、図示していないが、操作キー1のキートップ10から中実構造とした棒状の駆動部が垂設されている場合には、キートップ10から該駆動部に沿うように弾性片を垂設してもよい。
また、図6と図7に示す第3実施形態例のように、衝突音を軽減するための弾性片を操作キー1の代わりにフレーム3に設けることも可能である。すなわち、この第3実施形態例では、フレーム3のガイド壁30の開口30a内に弾性片32と規制部33が設けられており、操作キー1の復動時に開口11bの下縁部(ストッパ部)11cが規制部33に衝突したときに、弾性片32が撓んで衝撃を吸収できるように構成されている。
第3実施形態例について詳しく説明すると、操作キー1は、駆動部11の相対向する位置に窓状に開設されている一対の開口11bの各下縁部11cを、フレーム3の対応する規制部33に係止させることによって、非操作時の高さ位置が規定されるようになっている。すなわち、フレーム3のガイド壁30には窓状の開口30aが相対向する位置に一対開設されており、各開口30aの下縁部から弾性片32が上方へ蛇行して延びている。そして、これら弾性片32の先端(上端)に規制部33が一体的に設けられていると共に、規制部33の一部が操作キー1の開口11b内に挿入されている(図6参照)。したがって、操作キー1の復動時に開口11bの下縁部11cが規制部33に衝突して弾性片32に上向きの強い引っ張り力が作用すると、弾性片32が撓んで衝撃を効果的に吸収することができる。そのため、この第3実施形態例においても、操作キー1の復動時に懸念される衝突音を長期に亘って効果的に軽減することができる。なお、図6に示すラバーシート6はドーム状ラバー21と一体に形成されており、このラバーシート6が基板5上に載置されている。
また、この第3実施形態例において、フレーム3の弾性片32は操作キー1のキートップ10とオーバーラップする位置に設ければよいため、弾性片32によってキースイッチが大型化する虞はない。また、弾性片32はフレーム3の一部として規制部33と一体的に設けられているため、部品点数や組立工数が増加することはなく、それゆえキースイッチの高コスト化も回避できる。
なお、上記した各実施形態例では、操作キー1に押圧駆動されるスイッチ素子2がドーム状ラバー21を有している場合について説明したが、スイッチ素子2の構造は適宜選択可能であり、例えばスイッチ素子2として復帰用コイルばねを内蔵した公知のプッシュスイッチを採用することも可能である。
また、図示していないが、ストッパ部と連続する第1の弾性片を操作キーに設けると共に、規制部と連続する第2の弾性片をフレーム等の支持部材に設け、これら第1および第2の弾性片の撓みの相乗効果によって衝突音を軽減するようにしてもよい。
1 操作キー
2 スイッチ素子
3 フレーム(支持部材)
4 パネル
10 キートップ(操作部)
11 駆動部
11b 開口
11c 下縁部(ストッパ部)
12 弾性片
12a 第1のUターン部
12b 第2のUターン部
13 ストッパ部
20 固定接点
21 ドーム状ラバー
31,33 規制部
32 弾性片

Claims (3)

  1. 操作部の裏面側に駆動部とストッパ部を有する操作キーと、この操作キーを往復動可能に支持する支持部材と、前記操作キーを復動方向へ付勢する弾性部材と、前記操作キーのプッシュ操作時に前記駆動部によって押圧駆動されるスイッチ素子とを備え、前記支持部材に設けられた規制部に前記ストッパ部が係止することにより、前記操作キーの非操作時の高さ位置が規定されるようになっているキースイッチにおいて、
    前記操作キーと前記支持部材のいずれか一方に、前記操作部とオーバーラップする位置で該操作キーの往復動方向へ蛇行しながら延びる弾性片を突設し、この弾性片の先端に前記ストッパ部または前記規制部を一体的に設けたことを特徴とするキースイッチ。
  2. 請求項1の記載において、前記弾性片が第1のUターン部と第2のUターン部とを連続させた略点対称な形状に形成されていることを特徴とするキースイッチ。
  3. 請求項1または2の記載において、前記駆動部が前記操作部の裏面側から往動方向へ筒状に突設されており、この駆動部に窓状に開設された開口の周縁部から該開口内へ前記弾性片が突設されていることを特徴とするキースイッチ。
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