JP2011221010A - 紫外線センサ付時計 - Google Patents

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聡 酒井
Akira Takakura
昭 高倉
Keisuke Tsubata
佳介 津端
Hisao Nakamura
久夫 中村
Yoshinori Sugai
吉則 菅井
Eriko Noguchi
江利子 野口
Kazuo Kato
一雄 加藤
Tomohiro Ihashi
朋寛 井橋
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Abstract

【課題】紫外線センサの劣化を抑制でき、かつデンザイン性を向上させることができると共に、商品コストの低減化を図ることができる紫外線センサ付時計を提供する。
【解決手段】外装ケースと、この外装ケースの外表面に設けられた文字板3と、外装ケース内に設けられ、この外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサ10とを備え、文字板3よりも背面側に紫外線センサ10を配置すると共に、この紫外線センサ10の検出面10a側と文字板3との間に配置される日車9に、紫外線センサ10への紫外線の照射を可能にする開口部19を形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、紫外線量を検出することができる紫外線センサ付時計に関するものである。
近年、紫外線量を検出可能な紫外線センサを備えたさまざま携帯型装置が提案されている。例えば、腕時計本体の外表面に紫外線量を検出可能な紫外線センサを設けると共に、時刻等を表示する時刻表示部とは別に紫外線センサによる検出結果を表示可能な紫外線量表示部を設けた腕時計がある(例えば、特許文献1参照)。
また、紫外線受光素子(紫外線センサ)を有する紫外線測定装置本体と、遮蔽カバーとを備え、遮蔽カバーを紫外線測定装置本体の側端部に遮蔽位置、および開放位置の間で回動可能に連結して、遮蔽位置で液晶ディスプレイ(表示手段)を覆うと供に、開放位置で液晶ディスプレイを露出させる構成とした携帯型の紫外線測定装置がある(例えば、特許文献2参照)。
実開平7−12995号公報 特開2004−109091号公報
しかしながら、上述の特許文献1にあっては、紫外線センサが腕時計本体の外表面に晒されているので、常に紫外線センサに紫外線が照射された状態になっている。このため、紫外線による紫外線センサの劣化を防止できないという課題がある。
また、腕時計本体の同一表面に、紫外線センサと紫外線量表示部とが配置されているので、紫外線センサが常にユーザの目に触れることになり、デザイン性が損なわれるという課題がある。
さらに、上述の特許文献2にあっては、遮蔽カバーを開閉させることにより、紫外線による紫外線センサの劣化を抑制できるという点では優れているが、遮蔽カバーを設ける分、部品点数が増大し、商品コストが増大するという課題がある。
また、例えば、腕時計に遮蔽カバーを設けると、腕時計が重くなるばかりかデザイン性が損なわれるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、紫外線センサの劣化を抑制でき、かつデザイン性を向上させることができると共に、商品コストの低減化を図ることができる紫外線センサ付時計を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る紫外線センサ付時計は、外装ケースと、この外装ケースの外表面に設けられた文字板と、前記外装ケース内に設けられ、この外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサと、この紫外線センサによる検出結果を表示する表示手段とを有する紫外線センサ付時計であって、前記文字板よりも背面側に前記紫外線センサを配置すると共に、前記紫外線センサの検出面側と前記文字板との間に、前記紫外線センサへの照射光を遮蔽する遮蔽プレートを前記検出面を開放・閉塞可能なように設けたことを特徴とする。
このように構成することで、紫外線量を検出するときだけ、紫外線センサの検出面を遮蔽プレートにより開放させるようにすることができる。このため、紫外線センサの検出面が常時紫外線に晒されることなく、紫外線センサの劣化を抑制することが可能になる。
また、文字板よりも背面側に紫外線センサを配置すると共に、紫外線センサと文字板との間に遮蔽プレートを設けるので、紫外線センサや遮蔽プレートが外部に露出することなく、紫外線センサ付時計のデザイン性を損なうことがない。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記遮蔽プレートは、前記外装ケース内に設けられた日車であって、前記文字板に前記日車を表示可能な開口窓を形成すると共に、この開口窓に対応する位置に前記紫外線センサを配置し、前記日車の一部に、前記検出面に紫外線を照射可能な開口部を形成したことを特徴とする。
このように構成することで、部品点数を増加させることなく、紫外線センサの劣化を抑制することができる。このため、商品コストの低減化を図ることが可能になる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記外装ケースに、少なくとも前記日車を操作可能な操作部を設け、この操作部の操作に基づいて、前記開口部を前記紫外線センサの検出面側に移動させることを特徴とする。
このように構成することで、単純な操作で日車を操作することにより、紫外線センサの検出面を開放したり閉塞したりすることができる。このため、使い勝手のよい紫外線センサ付時計を提供することができる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記操作部は、少なくとも前記日車を操作可能な竜頭であることを特徴とする。
このように構成することで、別途操作部を設けることなく、日車を操作することができ、商品コストの低減化を図ることができる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記操作部は、前記外装ケースの周囲に設けられたベゼルであることを特徴とする。
このように構成することで、ベゼルを備えた紫外線センサ付時計において、日車を容易に操作することが可能で、かつ商品コストを低減化できる紫外線センサ付時計を提供することが可能になる。また、紫外線センサ付時計のタイプに応じて日車の操作方法のバリエーションを増大させることができる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記操作部は、前記外装ケースに設けられた操作スイッチであって、前記外装ケースに、前記操作スイッチの操作に基づいて少なくとも前記日車を操作するモータを内装したことを特徴とする。
このように構成することで、さらに、容易に日車を操作することが可能になる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記外装ケースに、少なくとも前記日車を駆動するモータを内装すると共に、前記日車に前記モータの駆動力を伝達する駆動する輪列の一部に、前記開口部の位置を検出する検出部を設け、前記検出部によって、前記開口部が前記紫外線センサの検出面側に位置していることを検出したとき、前記検出部からの出力信号に基づいて、前記日車が日付表示位置に移動することを特徴とする。
このように構成することで、日車の開口部が紫外線センサの検出面側に位置しているか否かを確実に検出することができ、紫外線量の検出動作を開始してから検出開始への移行が完了したか否かをユーザが容易に認識することができる。
また、紫外線量の検出終了後、モータを駆動させて日車を通常の日付表示位置に移動させることができる。このため、煩わしい操作が減少し、さらに使い勝手のよい紫外線センサ付時計を提供することができる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、外装ケース内に設けられ、この外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサと、この紫外線センサによる検出結果を表示する表示手段とを有する紫外線センサ付時計であって、前記紫外線センサの検出面側に、前記紫外線センサへの照射光を減衰可能な日車を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、日車を利用して紫外線センサに照射される紫外線量を減少させることができるので、紫外線センサの劣化を抑制することが可能になる。
また、日車を利用することで、従来のように、外装ケースに別途遮蔽カバー等を設ける必要がなく、紫外線センサ付時計のデザイン性を損なう虞がないと共に、商品コストを低減することが可能になる。
さらに、紫外線量の検出時に日車を操作する必要がなくなるので、さらに使い勝手のよい紫外線センサ付時計を提供することができる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記表示手段は、少なくとも前記文字板と、時刻を示す指針とを含んでおり、これら文字板と指針とにより、前記紫外線センサによる検出結果を表示することを特徴とする。
このように構成することで、紫外線センサによる検出結果を表示する表示手段を別途設けることなく、検出結果を表示することが可能になる。このため、さらにデザイン性のよい紫外線センサ付時計を提供することが可能になる。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、外装ケースと、この外装ケースの外表面に設けられた時刻データおよび、非時刻データを表示する液晶パネルと、前記外装ケース内で、且つ前記液晶パネルの背面側に設けられ、前記外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサとを備え、前記非時刻データは、少なくとも前記紫外線センサによる検出結果のデータである紫外線センサ付時計であって、前記液晶パネルは、前記紫外線センサに対応する領域の液晶層に電界を印加する電極を有し、前記電極は、前記電界の印加に基づいて前記外装ケースの外表面に照射される紫外線の入光/遮蔽を切り替えるようになっていることを特徴とする。
このように構成することで、液晶パネルを用いた紫外線センサ付時計であっても、紫外線量を検出するときだけ、紫外線センサに紫外線を照射させることができる。このため、紫外線センサが常時紫外線に晒されることなく、紫外線センサの劣化を抑制することが可能になる。
また、液晶パネルの背面側に紫外線センサを設け、液晶パネルの電極によって紫外線センサを紫外線から保護するので、紫外線センサが外部に露出することなく、紫外線センサ付時計のデザイン性を損なうことがない。
本発明に係る紫外線センサ付時計は、前記液晶パネルは、外表面側に配置された上偏光板と、背面側に配置された下偏光板とを備え、前記上偏光板、および前記下偏光板の表面には、前記紫外線センサに対応する領域を避けるように、紫外線の透過を阻害するフィルタ部材が配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、上偏光板、および下偏光板として、例えば、比較的紫外線に弱い有機偏光板を採用することができる。このため、各偏光板の材料選定の幅が広がり、設計性、デザイン性を向上させることが可能になる。
本発明によれば、紫外線量を検出するときだけ、紫外線センサの検出面を遮蔽プレートにより開放させるようにすることができる。このため、紫外線センサの検出面が常時紫外線に晒されることなく、紫外線センサの劣化を抑制することが可能になる。
また、文字板よりも背面側に紫外線センサを配置すると共に、紫外線センサと文字板との間に遮蔽プレートを設けるので、紫外線センサや遮蔽プレートが外部に露出することなく、紫外線センサ付時計のデザイン性を損なうことがない。
さらに、部品点数を増加させることなく、紫外線センサの劣化を抑制することができるので、商品コストの低減化を図ることが可能になる。
そして、日車を利用して紫外線センサに照射される紫外線量を減少させることができるので、紫外線センサの劣化を抑制することが可能になる。
また、日車を利用することで、従来のように、外装ケースに別途遮蔽カバー等を設ける必要がなく、紫外線センサ付時計のデザイン性を損なうことがないと共に、商品コストを低減することが可能になる。
本発明の第一実施形態における紫外線センサ付腕時計の平面図である。 本発明の第一実施形態における紫外線センサ付腕時計の日付を表示した状態を示す説明図であって、(a)は簡略平面図、(b)は簡略側面図である。 本発明の第一実施形態における紫外線センサ付時計の文字板を取り外した状態を示す簡略平面図である。 本発明の第一実施形態における紫外線量を検出する場合の紫外線センサ付腕時計の状態を示す説明図であって、(a)は簡略平面図、(b)は簡略側面図である。 本発明の第一実施形態の変形例における接点機構の平面図である。 本発明の第二実施形態における紫外線センサ付腕時計の平面図である。 本発明の第二実施形態における紫外線センサ付腕時計の構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態における紫外線センサ付腕時計の平面図である。 本発明の第四実施形態における紫外線センサ付腕時計の平面図である。 本発明の第四実施形態における液晶パネルの概略構成図である。 本発明の第四実施形態における紫外線センサ付腕時計の平面図である。 本発明の第四実施形態における液晶パネルの概略構成図である。
(第一実施形態)
(紫外線センサ付腕時計)
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、紫外線センサ付腕時計1の平面図である。図2は、紫外線センサ付腕時計1の日付を表示した状態を示す説明図であって、(a)は簡略平面図、(b)は簡略側面図である。
なお、以下の説明において、ユーザが紫外線センサ付腕時計1を装着した状態で、ユーザの腕に接する面を背面側、この背面側とは反対側であって、かつ外方に向く側の面を外表面側などと表現して説明する場合がある。
図1、図2に示すように、紫外線センサ付腕時計1は、外装ケース2と、外装ケース2の外表面側に設けられた文字板3と、文字板3上に配置されムーブメント4を構成する秒針5、分針6、および時針7と、文字板3の3時側に形成された平面視略四角形状の開口窓8を介して露出し、カレンダーとして機能する日車9と、この日車9の背面側に配置された紫外線センサ10とを備えている。
外装ケース2の外表面には、中央の大部分に開口部11が形成されており、ここに文字板3が嵌め込まれている。また、外装ケース2の外表面には、開口部11を閉塞するように、カバーガラス12が設けられている。
外装ケース2の側面には、6時側と12時側とにそれぞれ時計バンド(不図示)を取り付けるためのバンド取り付け部13a,13bが形成されている。さらに、外装ケース2の側面には、3時側に竜頭14が設けられている。
竜頭14は、外装ケース2の外部からムーブメント4の操作を行うためのものであって、外装ケース2の3時側の側面から外装ケース2内に挿通された巻真15と一体化されている。
巻真15は、外装ケース2対して軸心回りに回転可能に設けられている。巻真15の竜頭14とは反対側にはつづみ車16が設けられており、このつづみ車16がムーブメント4に連係されている。これにより、巻真15(竜頭14)を回転させると、例えば、秒針5、分針6、時針7等が回転する。すなわち、ユーザの手指で竜頭14を回転させることにより、現在時刻を変更することができる。
また、巻真15は、外装ケース2の側面に対して竜頭14を離反する方向(図1における矢印A方向)、および近接する方向(図1における矢印B方向)に向かってスライド移動可能に設けられている。すなわち、竜頭14は、ムーブメント4を操作不能な通常位置P1と、ムーブメント4を操作可能な時刻調整位置P2(図1における一点鎖線部参照)と、日車9を操作可能な日付調整位置P3(図1における二点鎖線部参照)とに切換え可能に構成されている。そして、時刻調整位置P2において、巻真15のつづみ車16がムーブメント4と連係するようになっている。
(日車)
図3は、紫外線センサ付腕時計1の文字板3を取り外した状態を示す簡略平面図である。
図1〜図3に示すように、竜頭14を日付調整位置P3に切換えると、巻真15のつづみ車16が複数の歯車17aにより構成される輪列17を介して日車9と連係するように構成されている。
日車9は、平面視略円環に形成されたプレート状のものであって、文字板3の背面側に、外装ケース2に対して回転可能に設けられている。日車9の内周縁には、歯部18が形成されており、この歯部18が輪列17と噛合わされている。
また、日車9の表面9a、つまり、文字板3と対向する側の面には、「日」を表す数字が印字、または刻印されている。そして、これらの数字が文字板3の3時側に形成されている開口窓8を介して外部から視認できるようになっている。
ここで、日車9には、隣り合う数字の間、つまり、例えばこの第一実施形態では1日を表す数字の「1」と31日を表す数字の「31」との間に、開口部19が形成されている。開口部19は平面視略四角形状に形成されており、その開口面積は、文字板3に形成されている開口窓8よりもやや小さくなる程度に設定されている。
このような構成もと、竜頭14が日付調整位置P3に位置しているとき、ユーザの手指で竜頭14を回転させると日車9が回転し、日付を調整することができるようになっている。また、文字板3の開口窓8の位置に、日車9の開口部19の位置を合わせることにより、この開口部19を介して日車9の背面側を露出させることができる(図4(a)、図4(b)参照)。
日車9の背面側には、文字板3の開口窓8に対応する位置に、紫外線センサ10が設けられている。この紫外線センサ10は、外装ケース2の外表面に照射される紫外線量を検出するためのものであって、その検出面10aを文字板3の開口窓8側に向けた状態で配置されている。すなわち、紫外線センサ10の検出面10aには、文字板3の開口窓8と、日車9の開口部19とが重ね合わさったときのみ、紫外線が照射される。紫外線センサ10は、この検出面10aに紫外線が照射されることにより、紫外線量に応じたアナログ信号を制御回路(不図示)に出力する。
(紫外線量検出方法)
次に、図1、図2、図4に基づいて、紫外線センサ10を用いた紫外線量の検出方法について、より詳しく説明する。
まず、図1、図2に示すように、紫外線センサ付腕時計1を通常動作させる場合、竜頭14を通常位置P1(図1参照)に合わせる。この場合、文字板3の開口窓8には、日車9に印字、または刻印されている数字が表示され、ユーザは日付を認識することができる。
また、この場合、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線は、文字板3の開口窓8を介して外装ケース2の背面側に向かって入光するが、日車9によって遮蔽される。このため、紫外線センサ10の検出面10aには、紫外線が照射されず、紫外線センサ10は、紫外線量を検出することができない(図2(b)における矢印参照)。
図4は、紫外線量を検出する場合の紫外線センサ付腕時計1の状態を示す説明図であって、(a)は簡略平面図、(b)は簡略側面図である。
図1、図4(a)、図4(b)に示すように、紫外線センサ付腕時計1を用いて、紫外線量を検出する場合、竜頭14を日付調整位置P3(図1参照)に合わせる。そして、竜頭14をユーザの手指で回転して日車9を回転させ、この日車9の開口部19を文字板3の開口窓8に合わせる。
すると、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線は、文字板3の開口窓8、および日車9の開口部19を介して外装ケース2の背面側に向かって入光し、紫外線センサ10の検出面10aに紫外線が照射される(図4(b)における矢印参照)。
すなわち、日車9は、紫外線センサ10の検出面10aを外装ケース2の外部に向かって開放(露出)、閉塞可能な遮蔽プレートとして機能する。つまり、紫外線センサ10の検出面10aを日車9によって閉塞しているときは、紫外線センサ10への紫外線の照射が阻害される一方、紫外線センサ10の検出面10aを日車9が開放しているときは、紫外線センサ10へ紫外線が照射される。このため、竜頭14の日付調整位置P3は、紫外線量検出位置としても機能する。
紫外線センサ10による紫外線量の検出結果は、外装ケース2内に設けられている制御回路(不図示)に出力される。この制御回路は、紫外線センサ10からの出力信号に基づいて、ムーブメント4に信号を出力する。ムーブメント4は、制御回路からの出力信号によって秒針5を回動させ、文字板3上の所望の位置を指し示す。
ここで、文字板3には、時刻を示す数字が印字、または刻印されている他、紫外線量を示す情報(例えば、UV値)が印字、または刻印されている。このため、ユーザは、秒針5の指し示す位置を視認することにより、紫外線量検出時の紫外線量を認識することができる。すなわち、秒針5、および文字板3は、紫外線センサ10の検出結果を表示する表示手段としての役割を有している。
紫外線量の検出が終了すると、ユーザは、竜頭14を日付調整位置P3(紫外線量検出位置)に位置させたままの状態で回転させ、現在の日付に合わせる。この後、竜頭14を通常位置P1に押し込み、紫外線量の検出作業が終了する。
したがって、上述の第一実施形態によれば、紫外線センサ付腕時計1に設けられている日車9に開口部19を形成し、日車9を紫外線センサ10の検出面10aを外部に向かって開放(露出)、閉塞する遮蔽プレートとして機能させているので、紫外線センサ10の検出面10aが常時紫外線に晒されることなく、紫外線センサ10の劣化を抑制することが可能になる。
また、文字板3の背面側に紫外線センサ10を配置すると共に、文字板3の背面側に配置される日車9を遮蔽プレートとして機能させている。このため、従来のように外装ケース2に紫外線センサ10を保護するためのカバー等を設ける必要がなく、紫外線センサ付腕時計1のデザイン性を損なうことがない。
さらに、部品点数を増加させることなく紫外線センサ10の劣化を抑制することができるので、商品コストの低減化を図ることが可能になる。
そして、日車9を操作する竜頭14を利用して紫外線量を検出することができるので、外装ケース2に紫外線量を検出するための操作部を設ける必要がない。このため、この分商品コストを低減できると共に、使い勝手のよい紫外線センサ付腕時計1を提供することが可能になる。
また、秒針5、および文字板3は、紫外線センサ10の検出結果を表示する表示手段としての役割を有しているので、外装ケース2の外表面に別途紫外線センサ10の検出結果を表示する表示部を設ける必要がなく、さらにデザイン性のよい紫外線センサ付腕時計1を提供できる。
なお、上述の第一実施形態では、紫外線センサ10の検出結果を表示する表示手段の役割を秒針5、および文字板3にもたせた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、秒針5に代わって分針6や時針7を用いて紫外線センサ10の検出結果を表示するように構成してもよい。
(第一実施形態の変形例)
ここで、上述の第一実施形態では、紫外線量の検出を終了した後、ユーザの手指で竜頭14を回転させることにより現在の日付に合わせ、紫外線量の検出作業が終了する場合について説明した。しかしながら、自動で日車9を回転させて現在の日付に合わせ、紫外線量の検出作業を終了させるように構成してもよい。
この場合、外装ケース2内に、少なくとも日車9を回転駆動させるモータ(不図示)を設けると共に、日車9の歯部18に噛合う輪列17に、日車9の回転位置を検出する後述の接点機構20を設けるようにする。
(接点機構)
より詳しく、図5に基づいて説明する。
図5は、第一実施形態の変形例における接点機構20の平面図である。
図3、図5に示すように、輪列17を構成する複数の歯車17aのうちの1つには、背面側に接点機構20の一方を構成する接点バネ21が設けられている。このため、接点バネ21は、歯車17aと一体となって回転するようになっている。
接点バネ21は、導電性を有するバネ材により形成され、または表面に金メッキ等が施されたものにより形成されたものであって、3つの接点バネ端子21a,21b,21cを有している。
一方、外装ケース2内には、接点バネ21に摺接可能な回路基板22が設けられている。回路基板22には、接点バネ端子21a,21b,21cの先端部の回転する軌跡に沿った円周部分の一部に対応して、接点バネ端子用パターン23が設けられている。接点バネ21は、回路基板22の接点バネ端子用パターン23と接触可能に配置されている。
接点バネ端子用パターン23は、Aパターン24、Bパターン25、VDDパターン26の3つのパターンにより構成されている。
Aパターン24、およびBパターン25は、日車9に形成されている開口部19が文字板3の開口窓8に重なる箇所に位置している状態において、3つの接点バネ端子21a,21b,21cのうち、2つの接点バネ端子21a,21bに対応する位置にそれぞれ形成されている。また、Aパターン24、およびBパターン25は、不図示の日車位置検出回路に接続されている。
また、VDDパターン26は、接点バネ端子21a,21b,21cの先端部の回転する軌跡に沿った円周部分であって、かつAパターン24、およびBパターン25を避けた箇所に形成されている。さらに、VDDパターン26は、電源のプラス(VDD)に接続されている。
(日車位置検出方法)
次に、接点機構20を用いた日車9の位置検出方法について説明する。
まず、紫外線量を検出するにあたって、ユーザの手指で竜頭14を回転させ、日車9の開口部19を文字板3の開口窓8に合わせると、3つの接点バネ端子21a,21b,21cのうち、接点バネ端子21aがAパターン24に摺接し、接点バネ端子21bがBパターン25に摺接すると共に、接点バネ端子21cがVDDパターン26に摺接する。
すると、Aパターン24、およびBパターン25が、接点バネ21を介して電源に接続されているVDDパターン26と電気的に接続される。これにより、Aパターン24、およびBパターン25に接続されている日車位置検出回路(不図示)に信号が入力される。
ここで、日車検出回路は、例えばタイマ等を有していると共に、少なくとも日車9を回転駆動させる不図示のモータを駆動させるモータ駆動回路(不図示)に接続されている。
そして、日車検出回路は、Aパターン24、およびBパターン25から信号が入力されてから所定時間経過後にモータ駆動回路に信号を出力する。モータ駆動回路は、日車位置検出回路からの信号が入力されると、モータを駆動させる。モータが駆動することにより、日車9が回転し、この後現在の日付位置で停止する。日車9が現在の日付位置で停止することにより、紫外線量の検出作業が終了する。
したがって、上述の第一実施形態の変形例によれば、輪列17に接点機構20を設けることにより、日車9が現在の日付位置にあるか、この状態から日車9の開口部8が紫外線センサ10の検出面10a上にあり、紫外線量を検出可能な状態に移行しているかをユーザが容易に認識できる。
また、ユーザの手指で竜頭14を回転させることにより現在の日付に合わせ、紫外線量の検出作業を終了させる必要がなく、ユーザの煩わしい操作が減少する。このため、さらに使い勝手のよい紫外線センサ付腕時計1を提供することができる。
なお、この第一実施形態の変形例では、日車9の位置を検出する手段として、接点機構20を用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、日車9の回転位置を検出できる装置であればよい。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図2を援用し、図6、図7に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
図6は、紫外線センサ付腕時計101の平面図、図7は、紫外線センサ付腕時計101の構成を示すブロック図である。
この第二実施形態において、紫外線センサ付腕時計101は、外装ケース2と、外装ケース2の外表面側に設けられた文字板3と、文字板3上に配置されムーブメント4を構成する秒針5、分針6、および時針7と、文字板3の3時側に形成された平面視略四角形状の開口窓8を介して露出し、カレンダーとして機能する日車9と、この日車9の背面側に配置された紫外線センサ10とを備えている点、日車9には、「日」を表す数字と数字との間、例えば「1」と「31」との間に、紫外線センサ10に紫外線を照射するための開口部19が形成されている点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である(以下の第三実施形態についてまで同様)。
ここで、図6、図7に示すように、第二実施形態と第一実施形態との相違点は、紫外線量を検出する際、第一実施形態では、ユーザが竜頭14を回転させることによって日車9を操作するのに対し、第二実施形態では、外装ケース2内に設けられた紫外線検出装置30によって日車9を操作する点にある。
(紫外線検出装置)
紫外線検出装置30は、発振回路31と、分周回路32と、スイッチ33と、紫外線センサ10と、センサ検出回路35と、モータ駆動回路36と、モータ37と、ROM(Read Only Memory)38と、RAM(Random Access Memory)39と、これらの制御を司る制御回路40とを備えている。
発振回路31は、所定周波数の信号を出力するものである。分周回路32は、発振回路31の出力信号を所定分周比で分周して制御回路40に規準クロック信号や時計用の時計信号を出力するものである。
スイッチ33は、紫外線量の検出を開始するためのものであって、外部から操作可能なように、外装ケース2の側面の例えば2時側に設けられている(図6参照)。
センサ検出回路35は、紫外線センサ10から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御回路40に出力するためのものである。ここで、制御回路40は、前述の第一実施形態における不図示の制御回路に相当している。
ROM38には、制御回路40が実行するプログラムが予め記憶されている。RAM39は、スイッチの33の操作に基づいて制御回路40を介して紫外線センサ10からの出力信号を読み込むようになっている。
モータ駆動回路36は、モータ37を駆動するためのものであって、前述の第一実施形態の変形例における不図示のモータ駆動回路に相当する。モータ駆動回路36は、スイッチ33の操作に基づいてモータ37に電力を供給する。
モータ37は、日車9の歯部18(図3参照)に輪列17を介して連係されている。すなわち、モータ37は、前述の第一実施形態の変形例における不図示のモータに相当するものである。そして、モータ37が駆動することによって、日車9が回転するようになっている。
(紫外線量検出方法)
次に、この第二実施形態の紫外線量の検出方法について説明する。
まず、紫外線量を検出する際、ユーザが外装ケース2に設けられているスイッチ33を押下し、信号を出力する。制御回路40は、スイッチ33からの信号出力に基づいてモータ駆動回路36に信号を出力する。すると、モータ駆動回路36は、モータ37に電力を供給し、日車9を回転させる。そして、日車9に形成されている開口部19が文字板3の開口窓8に対応する位置に到達すると、制御回路40は、モータ37の駆動を停止する。
日車9の開口部19と文字板3の開口窓8とが重なり合うことにより、紫外線センサ10の検出面10aに紫外線が照射される。すると、紫外線センサ10から紫外線量に応じた信号が出力される。この出力信号がセンサ検出回路35を介して制御回路40に入力される。ここで、制御回路40は、紫外線センサ10による検出結果を信号としてムーブメント4に出力するようになっている。これにより、ムーブメント4が秒針5を回動させ、文字板3上の所望の位置を指し示す。
ムーブメント4により紫外線量を表示した後、制御回路40は、再びモータ駆動回路36に信号を出力し、モータ37を駆動させる。そして、日車9を回転させ、文字板3の開口窓8を介して現在の日付を表示させ、紫外線量の検出作業が終了する。
ここで、制御回路40は、タイマ41を備えており、日車9の開口部19と文字板3の開口窓8とが重なり合ってからの時間をカウントするようになっている。ROM38には、カウント値の閾値が設定されており、この閾値を超えると制御回路40により日車9が現在の日付表示に戻るようになっている。
なお、タイマ41を前述の第一実施形態の変形例におけるタイマとして機能させ、前述の第一実施形態の変形例における接点機構20と併せて日車9を現在の日付表示に戻すように構成してもよい。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述の第一実施形態と同様の効果に加え、ユーザの煩わしい作業を削減することができる。このため、さらに容易に日車9を操作することが可能になり、より使い勝手のよい紫外線センサ付腕時計101を提供することが可能になる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図3を援用し、図8に基づいて説明する。
図8は、本発明の第三実施形態における紫外線センサ付腕時計201の平面図である。
ここで、図8に示すように、前述の第一実施形態と第三実施形態との相違点は、第一実施形態の外装ケース2にベゼルが設けられていないのに対し、第三実施形態の外装ケース2には、ベゼル51が設けられている点にある。
ベゼル51は、外装ケース2の外周部に対応するように略円環状に形成されており、外装ケース2に対して周方向に回転自在になっている。
ベゼル51の背面側には、不図示の歯部が形成されており、この歯部が輪列17(図3参照)を介して日車9の歯部18に連係されている。すなわち、ベゼル51を回転させることにより、日車9を回転させることができるようになっている。
このような構成のもと、紫外線量を検出する場合、ベゼル51を回転させて日車9を回転させる。そして、日車9に形成されている開口部19(図3参照)を文字板3の開口窓8に合わせ、紫外線センサ10の検出面10aに紫外線を照射させる。
したがって、上述の第三実施形態によれば、前述の第一実施形態と同様の効果に加え、ベゼル51を備えた紫外線センサ付腕時計201において、日車9を容易に操作することが可能で、かつ商品コストを低減化できる。また、紫外線センサ付腕時計のタイプに応じて日車9の操作方法のバリエーションを増大させることができる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図9〜図12に基づいて説明する。
図9は、本発明の第四実施形態における紫外線センサ付腕時計301の平面図である。
ここで同図に示すように、前述の第一実施形態と第四実施形態との相違点は、第一実施形態の紫外線センサ付腕時計1は、時刻データ、および紫外線センサ10の検出結果を、秒針5、および文字板3を用いて、所謂アナログ表示するのに対し、第四実施形態の紫外線センサ付腕時計301は、時刻データ、および紫外線センサ10の検出結果を、所謂デジタル表示する点にある。
より詳しくは、紫外線センサ付腕時計301は、外装ケース2内に、液晶表示装置60が設けられているものである。外装ケース2の3時側には、例えば、液晶表示装置60を駆動させて時刻データなどを調整するスイッチ61が設けられている。また、外装ケース2の1時側には、紫外線量の検出を開始するときなどに用いるスイッチ62が設けられている。
液晶表示装置60は、液晶パネル63と、液晶パネル63の背面側(図9(a)における紙面奥側)に配置された反射板、及び反射板の周囲に配置されたバックライト(何れも不図示)とを備えており、液晶パネル63が外装ケース2の外表面に露出された状態になっている。
図10は、液晶パネル63の概略構成図である。
図9、図10に示すように、液晶パネル63の中央部には、時刻データ、および紫外線センサ10の検出結果を数字のセグメントで表示する表示部68が設けられている。
液晶パネル63は、一対のガラス基板64,65と、これら一対のガラス基板64,65のうち、外表面側(図10における上側)のガラス基板64の外側に配置された上偏光板66と、一対のガラス基板64,65のうち、背面側(図10における下側)のガラス基板65の外側に配置された下偏光板67とを有している。そして、この下偏光板67の背面側であって、かつ液晶パネル63の12時側に紫外線センサ10が設けられている。
一対のガラス基板64,65の内側には、それぞれ表示部68に対応する部位に透明導電性材料からなる不図示の電極が形成されている。これら不図示の電極のうち、少なくとも一方は、上述したセグメントの形状に形成されている。
また、一対のガラス基板64,65の内側には、それぞれ紫外線センサ10に対応する領域に、それぞれ透明導電性材料からなる電極71,72が形成されている。これら電極71,72は、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線を、液晶パネル63を透過させて液晶パネル63の背面側に向かって入光させたり、液晶パネル63で紫外線を遮蔽したりするためのものである(詳細は後述する)。
また、一対のガラス基板64,65の内側には、不図示の電極や、電極71,72を覆うように不図示の配向膜が形成されており、さらにこれら配向膜の間に、液晶層69が配置されている。
各ガラス基板64,65の外側に配置された上偏光板66、および下偏光板67としては、例えば、有機偏光板が用いられる。有機偏光板を用いる場合、上偏光板66、および下偏光板67の表面には、それぞれ紫外線フィルタ73,74が配置されている。紫外線フィルタ73,74は、紫外線が入光することにより、液晶層69が劣化してしまうのを防止する機能を有している。
また、各紫外線フィルタ73,74には、紫外線センサ10に対応する領域、つまり、電極71,72に対応する箇所に、それぞれ開口部75,76が形成されている。これにより、液晶パネル63の紫外線センサ10に対応する領域に、紫外線を透過させることが可能になる。
なお、上偏光板66、および下偏光板67の表面に、紫外線フィルタ73,74を配置した場合について説明したが、これに限られるものではなく、紫外線フィルタ73,74に代わって、紫外線が透過するのを阻害可能な膜を、上偏光板66、および下偏光板67の表面に形成してもよい。この場合、上偏光板66、および下偏光板67の表面の電極71,72に対応する箇所を避けるように、膜を形成する。
また、上偏光板66、および下偏光板67として、有機偏光板を用いた場合にいて説明したが、これに限られるものではなく、有機偏光板に代わって無機偏光板を採用することも可能である。この場合、上偏光板66、および下偏光板67の表面に、紫外線フィルタ73,74を配置したり、これら紫外線フィルタ73,74に代わる膜を形成したりする必要がない。
このような構成のもと、液晶パネル63は、ノーマリーホワイトモードに設定されており、一対の電極71,72の間に電界を印加しない状態で、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線を透過させるようになっている。
図11は、紫外線センサ付腕時計301の平面図、図12は、液晶パネル63の概略構成図であって、それぞれ一対の電極71,72の間に電界を印加しない状態を示す。
図11、図12に示すように、紫外線センサ付腕時計301を用いて、紫外線量を検出する場合、ユーザが外装ケース2に設けられているスイッチ62を押下し、信号を出力する。
この場合、液晶パネル63の一対の電極71,72の間に電界が印加されず、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線が液晶パネル63を透過して液晶パネル63の背面側に向かって入光される。すると、紫外線センサ10の検出面10aに紫外線が照射され、紫外線量が検出される。この紫外線量の検出結果は、外装ケース2内に設けられている制御回路(不図示)に出力される。この制御回路は、紫外線センサ10からの出力信号に基づいて、液晶パネル63の表示部68に対応する部位に形成されている不図示の電極に電界を印加し、表示部68に紫外線量を数字で表示させる。
一方、図9、図10に示すように、紫外線量を検出しない通常の状態にあっては、液晶パネル63の一対の電極71,72の間に電界が印加された状態になっている。このため、電極71,72が黒く表示され、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線が電極71,72によって遮蔽される。このため、紫外線センサ10の検出面10aに紫外線が照射されず、紫外線量を検出することができない。
したがって、上述の第三実施形態によれば、液晶パネル63の紫外線センサ10に対応する領域に、外装ケース2の外表面に照射されている紫外線を入光/遮蔽切り替え可能な一対の電極71,72が形成されているので、時刻データ、および紫外線センサ10の検出結果を所謂デジタル表示する紫外線センサ付腕時計301であっても、紫外線センサ10の検出面10aが常時紫外線に晒されることなく、紫外線センサ10の劣化を抑制することが可能になる。
また、液晶パネル63の背面側に紫外線センサ10を配置し、液晶パネル63の電極71,72によって紫外線センサ10を紫外線から保護するので、従来のように外装ケース2に紫外線センサ10を保護するためのカバー等を設ける必要がなく、紫外線センサ付腕時計301のデザイン性を損なうことがない。
さらに、部品点数を増加させることなく紫外線センサ10の劣化を抑制することができるので、商品コストの低減化を図ることが可能になる。
そして、上偏光板66、および下偏光板67の表面に、紫外線フィルタ73,74を配置し、これら紫外線フィルタ73,74の電極71,72に対応する箇所に、それぞれ開口部75,76を形成している。このため、紫外線フィルタ73,74を配置した状態であっても、液晶パネル63の紫外線センサ10に対応する領域に、紫外線を透過させることが可能になる。よって、紫外線センサ10の機能を阻害することなく、上偏光板66、および下偏光板67に有機偏光板を採用することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、紫外線センサ10を備えた紫外線センサ付腕時計1,101,201について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、紫外線センサ10を備えると共に、カレンダーとして機能する日車9を備えるさまざまな時計に本発明を適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、日車9には、例えば、1日を表す数字の「1」と31日を表す数字の「31」との間に、開口部19が形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、隣り合う数字の間に開口部19が形成されていればよい。さらに、日車9に形成される開口部19は1つに限らず、複数の個所に開口部19を形成してよい。このように構成することで、紫外線量を検出する際、現在の日付によって日車9の回転量が大幅に変化することなく、より使い勝手のよい紫外線センサ付腕時計1,101,201を提供することが可能になる。
そして、上述の実施形態では、日車9に開口部19を形成し、この開口部19を文字板3の開口窓8に合わせたりずらしたりすることにより、紫外線センサ10の検出面10aを開放(露出)、閉塞させるように構成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、日車9を少なくとも紫外線量を減衰させて透過可能な半透明な材料を用いて形成してもよい。
この場合、日車9に開口部19を形成する必要がなくなる。すなわち、日車9を紫外線が透過するので、日車9に開口部19を形成することなく、紫外線センサ10によって紫外線量を検出することができる。
したがって、紫外線量を検出する際、日車9を操作する必要がなく、さらに使い勝手のよい紫外線センサ付腕時計を提供することが可能になる。また、紫外線センサ10の検出面10aが常に紫外線に晒されることになるが、日車9を透過する紫外線が減衰されるので紫外線センサ10の劣化を抑制することができる。
なお、日車9に紫外線を透過させることにより紫外線量を検出する場合、紫外線の減衰量に応じて紫外線センサ10による検出結果を補正することが望ましい。
より具体的には、日車9の数字が印字、または刻印されている部分を透過した紫外線を検出する場合と、数字が印字、または刻印されていない部分を透過した紫外線を検出する場合とのそれぞれに、予め補正値を設定しておくとよい。そして、日車9の位置に応じて紫外線センサ10による検出結果を補正する。これにより、紫外線量の検出結果の精度を高めることができる。
また、日車9上の数字の印字面積、または刻印面積を全て同一面積に設定することが望ましい。このように構成することで、より紫外線量の検出結果の精度のばらつきを低減することが可能になる。
さらに、上述の実施形態では、秒針5や文字板3を、紫外線センサ10の検出結果を表示する表示手段として構成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、文字板3上に、紫外線センサ10の検出結果を表示する表示部を別途設けるように構成してもよい。
そして、上述の実施形態では、日車9を、紫外線センサ10の検出面10aを開放(露出)、閉塞可能な遮蔽プレートとして機能させた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、文字板3と紫外線センサ10の検出面10aとの間に、別途検出面10aを開放、閉塞可能な遮蔽プレートを設けるように構成してもよい。
このように構成した場合であっても、紫外線センサ10の検出面10aが常時紫外線に晒されることを防止でき、紫外線センサ10の劣化を抑制することが可能になる。また、紫外線センサ10と文字板3との間に遮蔽プレートを設けるので、遮蔽プレートが外部に露出することなく、紫外線センサ付腕時計のデザイン性を損なうことがない。
1,101,201,301 紫外線センサ付腕時計
2 外装ケース
3 文字板
4 ムーブメント
5 秒針(指針)
6 分針(指針)
7 時針(指針)
8 開口窓
9 日車
10 紫外線センサ
10a 検出面
14 竜頭
17 輪列
19 開口部
20 接点機構(検出部)
21 接点バネ
21a,21b,21c 接点バネ端子
22 回路基板
23 接点バネ端子用パターン
24 Aパターン
25 Bパターン
26 VDDパターン
30 紫外線検出装置
33 スイッチ(操作スイッチ)
37 モータ
60 液晶表示装置
63 液晶パネル
66 上偏光板
67 下偏光板
69 液晶層
71,72 電極
73,74 紫外線フィルタ(フィルタ部材)

Claims (11)

  1. 外装ケースと、
    この外装ケースの外表面に設けられた文字板と、
    前記外装ケース内に設けられ、この外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサと、
    この紫外線センサによる検出結果を表示する表示手段とを有する紫外線センサ付時計であって、
    前記文字板よりも背面側に前記紫外線センサを配置すると共に、
    前記紫外線センサの検出面側と前記文字板との間に、前記紫外線センサへの照射光を遮蔽する遮蔽プレートを前記検出面を開放・閉塞可能なように設けたことを特徴とする紫外線センサ付時計。
  2. 前記遮蔽プレートは、前記外装ケース内に設けられた日車であって、
    前記文字板に前記日車を表示可能な開口窓を形成すると共に、この開口窓に対応する位置に前記紫外線センサを配置し、
    前記日車の一部に、前記検出面に紫外線を照射可能な開口部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の紫外線センサ付時計。
  3. 前記外装ケースに、少なくとも前記日車を操作可能な操作部を設け、この操作部の操作に基づいて、前記開口部を前記紫外線センサの検出面側に移動させることを特徴とする請求項2に記載の紫外線センサ付時計。
  4. 前記操作部は、少なくとも前記日車を操作可能な竜頭であることを特徴とする請求項3に記載の紫外線センサ付時計。
  5. 前記操作部は、前記外装ケースの周囲に設けられたベゼルであることを特徴とする請求項3に記載の紫外線センサ付時計。
  6. 前記操作部は、前記外装ケースに設けられた操作スイッチであって、
    前記外装ケースに、前記操作スイッチの操作に基づいて少なくとも前記日車を操作するモータを内装したことを特徴とする請求項3に記載の紫外線センサ付時計。
  7. 前記外装ケースに、少なくとも前記日車を駆動するモータを内装すると共に、前記日車に前記モータの駆動力を伝達する駆動する輪列の一部に、前記開口部の位置を検出する検出部を設け、
    前記検出部によって、前記開口部が前記紫外線センサの検出面側に位置していることを検出したとき、前記検出部からの出力信号に基づいて、前記日車が日付表示位置に移動することを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載の紫外線センサ付時計。
  8. 外装ケース内に設けられ、この外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサと、
    この紫外線センサによる検出結果を表示する表示手段とを有する紫外線センサ付時計であって、
    前記紫外線センサの検出面側に、前記紫外線センサへの照射光を減衰可能な日車を設けたことを特徴とする紫外線センサ付時計。
  9. 前記表示手段は、少なくとも前記文字板と、時刻を示す指針とを含んでおり、
    これら文字板と指針とにより、前記紫外線センサによる検出結果を表示することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の紫外線センサ付時計。
  10. 外装ケースと、
    この外装ケースの外表面に設けられた時刻データおよび、非時刻データを表示する液晶パネルと、
    前記外装ケース内で、且つ前記液晶パネルの背面側に設けられ、前記外装ケースの外表面に照射される紫外線量を検出する紫外線センサとを備え、
    前記非時刻データは、少なくとも前記紫外線センサによる検出結果のデータである紫外線センサ付時計であって、
    前記液晶パネルは、前記紫外線センサに対応する領域の液晶層に電界を印加する電極を有し、
    前記電極は、前記電界の印加に基づいて前記外装ケースの外表面に照射される紫外線の入光/遮蔽を切り替えるようになっていることを特徴とする紫外線センサ付時計。
  11. 前記液晶パネルは、外表面側に配置された上偏光板と、背面側に配置された下偏光板とを備え、
    前記上偏光板、および前記下偏光板の表面には、前記紫外線センサに対応する領域を避けるように、紫外線の透過を阻害するフィルタ部材が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の紫外線センサ付時計。
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