JP2011218449A - 突起物のケレン工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルトやナットなどの突起物のケレンを簡易に行え、コンパクトで低コストの工具を提供する。
【解決手段】突起物のケレン工具1は、電動ドリルやディスクグラインダと脱着可能に連結する連結部10と、この連結部10に連設され連結部10と一体となって回転する筒状の本体20と、この本体の内側に一端を固装され、他端が本体の中心軸方向に延びる金属線材30とを備えている。この本体20を突起物に被せ回転させると、金属線材30の先端が突起物の周囲に接して回転し、簡易にケレンを行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】突起物のケレン工具1は、電動ドリルやディスクグラインダと脱着可能に連結する連結部10と、この連結部10に連設され連結部10と一体となって回転する筒状の本体20と、この本体の内側に一端を固装され、他端が本体の中心軸方向に延びる金属線材30とを備えている。この本体20を突起物に被せ回転させると、金属線材30の先端が突起物の周囲に接して回転し、簡易にケレンを行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ボルトやナットなどの突起物をケレン(塗装前のさび落とし)するための工具に関するものである。
工場の屋根や橋梁などにはボルトやナットが突出している。これらを塗装するには、ケレンを行わなければならない。しかし、平面であれば電動工具にカップブラシを取り付け比較的容易にケレンをすることができるが、ボルトやナットのような突起物は、カップブラシの角度を何度も変えてケレンをするか、ワイヤブラシを用いて手作業でケレンを行わなければならなかった。
このため、突起物のケレンを簡易に行えるよう、特許文献1記載の研磨装置が提案されている。この装置は、研磨体を複数設け、研磨体を自転させるとともに研磨する突起物を中心として公転させるものである。
しかし、特許文献1記載の装置では、研磨体を自転させるため外形が大きくなり、ボルトやナットが近接している箇所では装置が使えないという問題があった。また、重量がかさむため、長時間横向きに作業することは困難であるという問題もあった。さらに、カップブラシに比較して極めて高コストであるという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ボルトやナットなどの突起物のケレンを簡易に行え、コンパクトで低コストの工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明では、
電動ドリルやディスクグラインダなどのように回転駆動する機械の駆動軸と脱着可能に連結する連結部と、この連結部に後方で連設され、前方が開口している筒状の本体と、この本体の内側に一端を固装され、他端が本体の中心軸方向に延びる金属線材と、を備えている。
電動ドリルやディスクグラインダなどのように回転駆動する機械の駆動軸と脱着可能に連結する連結部と、この連結部に後方で連設され、前方が開口している筒状の本体と、この本体の内側に一端を固装され、他端が本体の中心軸方向に延びる金属線材と、を備えている。
請求項2に係る発明では、請求項1において、本体の前方端部付近に一端が固装された金属線材は、他端が本体の中心軸と垂直な方向より前方に傾斜して延びている。
請求項3に係る発明では、請求項1または2において、金属線材が複数の列状に配設されており、この列は、本体の中心軸に対して平行または螺旋状になっている。
請求項4に係る発明では、請求項3において、本体の前方端部の内側で、金属線材の隣り合う列同士の間に、回転時、本体の中心軸を突起物の中心軸と一致させる方向に本体を誘導するガイド部をさらに備えている。
請求項1の発明によれば、ボルトやナットなどの突起物に筒状の本体を被せて回転させると、金属線材の本体に固装されていない側の先端が、突起物の側面に接しながら突起物の周りを回転する。これにより、非常に簡易に突起物のケレンを行うことができる。
請求項2の発明によれば、金属線材の本体に固装されていない側の先端が、最もケレンを行いにくい突起物の付け根周辺に当たりやすくなっている。これにより、短時間でよりきれいに突起物の付け根周辺のケレンを行うことができる。
請求項3の発明によれば、ケレン中の摩擦抵抗が少ないため、低トルクの電動ドリル等、すなわち軽量の電動ドリル等を使用することができる。また、ケレン中に作業者が受ける反力も少ない。これらにより、作業者の疲労を軽減することができる。
請求項4の発明によれば、本体が回転すると、ガイド部が本体の中心軸を突起物の中心軸と一致させる方向に本体を誘導する。このため、作業者は本体の中心軸を突起物の中心軸と一致させるために余分な力を入れる必要がなく楽に作業ができる。また、金属線材が降伏点を超えて曲がり、本発明に係る工具が使用不能に陥ることを防止することができる。
以下、本発明である突起物のケレン工具を具体化した実施例について図面を参照しつつ説明する。
まず、実施例1の突起物のケレン工具1の構成について、主に図1を参照して説明する。突起物のケレン工具1は連結部10、本体20、金属線材30で構成される。
連結部10は、図2に示すように電動ドリル100に脱着可能に連結される。連結部10は、高トルクを伝達できるよう軸方向断面が六角形になっている。
本体20は前方が開口し、後方が閉じた円筒形状をしている。そして、連結部10と中心軸が同軸となるように後方で連結部10に連設されている。すなわち、本体20は連結部10と一体となって回転する。本体20の後方側は、連結部10に連設していれば必ずしも閉じている必要はないが、ケレン時に金属線材30が折れて飛散し、作業者が怪我をしないために閉じているのが望ましい。本実施例では本体20の材料は、アルミニウム合金であるが、材料はこれに限られるものではない。
金属線材30は、一端が本体20の内側に固装され、他端が本体20の中心軸に向かって半径方向に真っすぐ延びている。金属線材30の固装される側の一端は、本体20の中心軸と平行に6列に配設されている。この列は、本体20の内周を内周方向に均等に6分割している。金属線材30は、一端を直接本体20の内側に固装してもよいが、本実施例では部材22を介して固装している。金属線材30の材料は、金属ばね用材料が望ましく、本実施例では、ばね用ステンレス鋼線を用いているが、材料はこれに限られるものではない。また、金属線材30の線径は、通常のカップブラシやワイヤブラシに用いられる金属線材よりも太いものを用いている。
つぎに、突起物のケレン工具1の使用方法を、工場の屋根に上向きに突出するナットとボルトねじをケレンする場合を具体例として説明する。
前提として、突起物のケレン工具1は、ナットのサイズに合ったものを使用する。また、電動ドリル100の回転方向は、ナットの緩みを防止するため、右回転が望ましい。
まず、本体20の前方端部21側をナットとボルトねじに上から被せて電動ドリルを回転させる。そうすると、金属線材30の自由端側の先端(以下、単に先端という。)がナットの側面に接しながらナットの周りを回転する。これをそのまましばらく保持するとナットの側面をケレンすることができる。つぎに、本体20を少し上に引き上げ、前方端部21に最も近い金属線材30の先端がちょうどナットとボルトねじの境目あたりになるように突起物のケレン工具1を保持するとともに、金属線材30の先端全体がボルトねじの外周にまんべんなく当たるように、図3に示すとおり、本体20をボルトネジの中心軸を中心として右回りに回転させる。こうすることにより、ボルトねじの外周をケレンすることができる。
突起物のケレン工具1は、突起物のサイズに合ったものを使用するのが望ましいが、サイズが合わない場合であっても、突起物に対して突起物のケレン工具1のサイズが大きい場合は上記の要領にて使用することができる。
実施例2の突起物のケレン工具2は、実施例1の突起物のケレン工具1とほぼ同様の構成となっている。このため、突起物のケレン工具1と異なる点についてのみ説明する。なお、同様の構成については突起物のケレン工具1と同一の符号を付している。
図4に示すとおり、突起物のケレン工具2の金属線材31は、本体20を側方から見たときに、固装された側よりも先端側が前方になるように傾斜している。本実施例では、全ての金属線材31を傾斜させているが、本体20の前方端部21付近の金属線材31のみを傾斜させてもよい。
これにより、図5に示すとおり、ナットの付け根周辺、すなわち、ナットの側面で板と接する付近を短時間できれいにケレンできる。突起物のケレン工具2の使用方法は、突起物のケレン工具1の使用方法と同じである。
実施例3の突起物のケレン工具3は、実施例1の突起物のケレン工具1とほぼ同様の構成となっている。このため、突起物のケレン工具1と異なる点についてのみ説明する。なお、同様の構成については突起物のケレン工具1と同一の符号を付している。
図6に示すとおり、突起物のケレン工具3には、ガイド部40が設けられている。ガイド部40は、金属線材30を固装する部材22に形成されており、具体的には、本体20の前方端部21の内側で、金属線材30の隣り合う列同士の間に、本体20の中心軸方向に山型状に形成されている。ガイド部40は、本体20が回転すると、本体20の中心軸を突起物の中心軸と一致させる方向に本体20を誘導する。ガイド部40は、図7に示すガイド部41のような形状としてもよい。本実施例ではガイド部40を含む部材22の材料は、アルミニウム合金であるが、材料はこれに限られるものではない。
これにより、作業者は、本体20の中心軸をナットの中心軸と合わせるために不必要な力を入れる必要がなく楽に作業ができる。また、金属線材30が降伏点を超えて曲がり、突起物のケレン工具3が使用不能に陥ることを防止することができる。なお、突起物のケレン工具3の使用方法は、突起物のケレン工具1の使用方法と同じである。
1:突起物のケレン工具1(実施例1)、 2:突起物のケレン工具2(実施例2)
3:突起物のケレン工具3(実施例3)
10:連結部、
20:本体、 21:前方端部、 22:部材
30:金属線材、 31:金属線材
40:ガイド部、 41:ガイド部
100:電動ドリル
3:突起物のケレン工具3(実施例3)
10:連結部、
20:本体、 21:前方端部、 22:部材
30:金属線材、 31:金属線材
40:ガイド部、 41:ガイド部
100:電動ドリル
Claims (4)
- 電動ドリルやディスクグラインダなどのように回転駆動する機械の駆動軸と脱着可能に連結する連結部と、
この連結部に後方で連設され、前方が開口している筒状の本体と、
この本体の内側に一端を固装され、他端が前記本体の中心軸方向に延びる金属線材と、
を備えたことを特徴とする突起物のケレン工具。 - 請求項1において、
前記本体の前方端部付近に一端が固装された前記金属線材は、他端が前記本体の中心軸と垂直な方向より前方に傾斜して延びていることを特徴とする突起物のケレン工具。 - 請求項1または2において、
前記金属線材は、複数の列状に配設されており、この列は、前記本体の中心軸に対して平行または螺旋状になっていることを特徴とする突起物のケレン工具。 - 請求項3において、
前記本体の前方端部の内側で、前記金属線材の隣り合う前記列同士の間に、回転時、前記本体の中心軸を突起物の中心軸と一致させる方向に前記本体を誘導するガイド部をさらに備えたことを特徴とする突起物のケレン工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010086616A JP2011218449A (ja) | 2010-04-03 | 2010-04-03 | 突起物のケレン工具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013043237A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Sakata Seisakusho:Kk | ボルト及びナットの錆取り具 |
JP2013111660A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Sakata Seisakusho:Kk | ボルト及び鉄筋の錆取り磨き具 |
JP2014136190A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Nsp Ks Corp | 回転装置によって回転駆動されるケレン器 |
CN110142677A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-08-20 | 国网河北省电力有限公司衡水供电分公司 | 一种清理螺栓异物的工具及方法 |
CN112027575A (zh) * | 2020-10-13 | 2020-12-04 | 重庆中烟工业有限责任公司涪陵卷烟厂 | 耙钉烟垢清理工具 |
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- 2010-04-03 JP JP2010086616A patent/JP2011218449A/ja active Pending
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